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【FE】エクラのバスタイム【安価】
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75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/21(火) 12:01:34.15 ID:5X/oBHWo0
テクテクテクテク・・・
エクラ「今日は休みだ!さて、また風呂にでも・・・」
「エクラ〜♪」ユッサユッサユッサユッサ
ドインッッ!!
「うわっ!」
カミラ「お疲れ様、エクラ」プルン
エクラ「カミラ・・・驚かさないでよ」
エクラ「(弾力が・・・)」ドキドキ
カミラ「今日はいつも頑張ってるエクラにプレゼントがあるの。ええと・・・」ガサゴソ
エクラ「谷間ポケット初めて見た・・・」
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/21(火) 12:04:54.50 ID:5X/oBHWo0
カミラ「はい♪どうぞ」ボヨン
エクラ「これは・・・アスクの地図?印が付いてるみたいだけど」
カミラ「戦いの間に私が見つけた温泉よ。今度はカムイ達も連れて、一緒に入りに行きましょ・・・?」ウッフーン
エクラ「か、考えとくよ・・・」
スタスタスタスタ・・・
リーフ「それで、そうなると・・・」
ナンナ「でしたら、このように・・・」
エクラ「?あれはリーフとナンナ。何か相談してるのかな」
エクラ「おーい2人とも!どうかしたのか?」
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/21(火) 12:07:32.74 ID:5X/oBHWo0
リーフ「あぁ、エクラか。実はちょっとね」
ナンナ「リーフ様。ここはご相談してみては?」
リーフ「そうだな・・・頼んでみよう」
リーフ「実は、少し頼みたいことがあるんだが・・・」
エクラ「そういうことなら、もちろん協力するよ」
リーフ「ありがとう。それで・・・」
リーフ「エクラはこのアスク王国で、寛げる場所を知らないか?」
エクラ「寛げる場所?」
リーフ「一人でのんびりできるような」
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/21(火) 12:11:16.66 ID:5X/oBHWo0
エクラ「休みを使って旅行にでも?それに、一人って」
リーフ「実は・・・フィンのことなんだ。慰安旅行に行かせてあげたいと思っているんだよ」
ナンナ「元の世界ではお世話になりっぱなしだから、少しでもご自分のために休んでいただきたいの」
リーフ「父上も母上も、それに姉上も少しは羽を伸ばしてきて欲しいと言っているし。旅行なんて言っても断るだろうから、偵察とか適当な理由をつけてさ」
エクラ「成る程。それで・・・でも俺もアスク王国の地理にはそんなに詳しく・・・」
エクラ「!そうか、あれがあった」
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/21(火) 23:05:07.94 ID:5X/oBHWo0
〜アスクのどこか〜
リーフ「エクラも休みだったんだろう?付き合わせて申し訳ないな」
エクラ「いいのいいの。元々風呂入る予定だったから、こういう秘湯に来れて嬉しいよ」
エクラ「でここは、疲れとか、あと傷の回復にいい温泉だって。フィンはいつも前線の方を駆けて怪我をすることもあるから、ちょうどいいんじゃないかな」
リーフ「落ち着いたいいところだ。静かな方がフィンにもいいだろう」
エクラ「俺達も入ってみよう、ささ」
エクラ「ふぃー・・・でも、フィンってやっぱり自分から休みを取ったりはしないんだ?」
リーフ「ああ・・・いや、一度だけ」
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/04/26(日) 02:10:37.88 ID:vRjLJRrN0
カチュアとかリンとイチャイチャしたい
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/30(木) 23:51:51.36 ID:uyuAX2WR0
リーフ「僕達の戦いが終わり、大陸に平和が戻ってきたばかりの時だ。これから国の再建で忙しくなるという時に、フィンは突然暇が欲しいと言い出した」
リーフ「どうやら・・・イード砂漠に行っていたようなんだ」
エクラ「確かそこは・・・キュアンとエスリンが・・・」
リーフ「父上と母上に、色々報告をしに行ったのかと思った。あるいはラケシス・・・ナンナの母君を探しに行ったのではないかと」
リーフ「フィンが戻ってきたのは、それから3年ほど後だった」
エクラ「・・・」
リーフ「しかし今なら少しだけ分かる。フィンが旅をした本当の理由が・・・」
リーフ「フィンは・・・一人になりたかったんだ」
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/05/04(月) 22:40:13.96 ID:VKkm/iWuO
リーフ「レンスターを失って以来・・・フィンはずっと僕の側に在って、僕を守り、共に進んでくれた」
リーフ「自惚れかもしれないが・・・僕は彼の行く道標のようなものだったのかもしれない」
リーフ「そして辛く長い戦いが終わり・・・僕は前の世界を取り戻すのではなく、新しい世界を作るために働き始めた」
リーフ「・・・もしそれが、フィンが自分の在り方を考え直す理由なのだとしたら・・・」
エクラ「寂しい?」
リーフ「ああ。でも、同時に嬉しくも思う。フィンが"僕の腹心"としてだけではない、自分を見つけるきっかけを手に入れてくれるのなら」
リーフ「だから、フィンには一人で休める時間をあげたいと考えたんだ」
83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/05/15(金) 00:00:39.66 ID:Cw0hcDZ20
エクラ「それってリーフにとっては、自分のためでもあったりするの?独り立ちというか・・・」
リーフ「うん、実際それもあると思う。それに・・・」
リーフ「自分のためにもやってるってことが伝わる方が、フィンも気兼ねなく休めると思うんだ」
エクラ「よく考えてるなぁ・・・俺も見習わなきゃ」
エクラ「あ!夕陽だ!綺麗だなぁ」
リーフ「本当だね。真っ赤な・・・美しい空だ」
リーフ「・・・赤い空を穏やかな気持ちで見られる日が来たんだな、ようやく」
リーフ「フィンにも早く見せてあげたい。あの時からついにここまで辿り着いたんだってこと・・・」
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