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【安価】オルランドゥ大武術会13【コンマ】
- 149 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/29(日) 23:34:50.71 ID:5akp4UsWO
-
プルルルル
その時、僕の電話が鳴った。サイファーさんからだ。
「もしもし?」
『ああ、本当に着いていたのか。……驚いたな、次元転移補助を使わずに次元間転移するとは。アミールができていたから、もしやとは思っていたが』
「『次元転移補助』?」
「ああ。一族だけが使える装置だ。一族のプレーンウォークは、実は俺やノワールの使うものより強力でね。
そこにマエザキさんの技術を乗せることで、次元間でもプレーンウォークができるようになったという代物だ。
それでも『過去の世界』に単独で飛べるのは、時間遡行が使え、かつヘルラさんの依り代であるリナさんぐらいだが……
まあ『依り代』クラスならそれなしでも理論上はできるんじゃないかと思ってたが、実際にできたのには驚いてる』
興奮した様子でサイファーさんがまくしたてた。そこまで凄いことなんだな。
「ちょっと、いいですか?ベネディクトって、そういう能力が……」
01〜25 ある
26〜75 あるにはあるが
76〜89 聞いたことがない
90〜00 ない
- 150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/29(日) 23:35:42.94 ID:0zDQNcE/O
- ん
- 151 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/29(日) 23:50:03.01 ID:5akp4UsWO
- 『ない。少なくとも、そう聞いている。もし持っていたら、『封印の間』なんて全くの無意味だからな。
サウルが俺たちと同じような『次元転移補助』を作っていた可能性はなくはない。
ただ、俺たちの世界にも、君たちの世界にも奴は現れてない。その可能性は、今のところそう高くはないな』
僕は安堵した。そうなると……
「ちょっとご相談があるんです。実は……」
僕が「門」のことを話すと、サイファーさんは……
01〜30 なるほど、厄介だな
31〜89 ひょっとしたら、だが
90〜00 そういうことなら……
- 152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/29(日) 23:51:02.89 ID:WUhz19TMo
- あ
- 153 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/30(月) 00:05:37.02 ID:femk8qjmO
- 今日はここまで。
- 154 : ◆Try7rHwMFw [saga 志村けんさんのご冥福をお祈りします]:2020/03/30(月) 10:20:07.01 ID:cbHhXgbwO
- 『……ひょっとしたら、だが。何とかなる可能性はある』
「本当ですか!?」
『『門』を作ったのはサウルだろうな。『転移補助』ではなく、そっちを選んだ理由はハッキリとは分からないが。
ただ、仮にそうなら、解体の方法を知っているかもしれない人物がいる。そいつをそっちに向かわせよう』
「誰なんですか?」
『サウルの世界の生き残りだ。アリスさんやマエザキさんも考えたが……同じ文明レベルでないと、解体は厳しい気がした』
※80以上ですぐ来る
- 155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/30(月) 10:23:57.01 ID:NtRbFwqcO
- はい
- 156 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/30(月) 10:28:47.73 ID:cbHhXgbwO
- 『明日には向かわせるつもりだ。上手く行くかは分からないが、助けにはなるだろう。よろしく頼む』
明日、か。ベネディクトが来る可能性が減るのなら、僕らはクリスに専念できる。そうであればいいのだけど。
※90未満でそのまま88日目へ
- 157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/30(月) 10:35:35.82 ID:5teykbPDO
- はい
- 158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/30(月) 10:35:38.21 ID:6VB0ZkuMO
- あ
- 159 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/30(月) 10:46:46.58 ID:cbHhXgbwO
- 【88日目】
「よう」
イーリス王宮を髑髏のシャツの男が訪れた。彼と会うのも久し振りだな。
「すみません、わざわざ」
「いやいや、お前らには助けられっぱなしだからな。このぐらいは当然させてくれ」
ランダムの周りには誰もいない。これはどういうことだろう?
「それで、サウルの世界の生き残りって」
4の倍数 ??
それ以外 物静かな男性
85〜00、ゾロ目 ……あれ?
- 160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/30(月) 10:48:25.28 ID:kysSqgXEo
- ほいさ
- 161 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/30(月) 16:11:31.77 ID:2HK8eZlBO
- 「ここだ」
背後から声がした。……えっ!!?
振り向くと、亜麻色の短髪の女性がいた。……この顔は。
「ケイさん、ですか」
「……そう」
短く彼女は答える。ランダムが肩をすくめた。
「すまねえな、扱いにくい奴で。俺も最近知ったんだが、そいつ『サウルの世界の一族関係者』らしいんだわ。
サイファーとエリス、それとジェラード兄は知ってたらしいんだがな」
「……話す必要はないと思ってた」
「これだよ。ったく、せっかくの別嬪なのに愛想良くならんのかねえ」
いつの間にケイさんは彼の側に戻っていた。どういう魔法を使っているのだろう?
「まあとにかく、だ。向こうの技術を知っていて、かつある程度の魔力もあるということでエリスから推薦があったってわけだ。
ま、とにかく早速『門』壊しに行くとすっかね。あれを壊せれば、ベネディクトを茹でガエルにできるかもしれねえ」
#
僕は彼らをモリブスの鉱脈へと連れてきた。「門」を見上げてランダムが呟く。
「なるほど、こいつは厄介だな。できるか?俺もサポートするが」
「……分からない。とにかく、PC貸して。ハッキングからやってみる」
ケイさんが物凄い勢いで何か作業している。……上手く行くんだろうか。
01〜30 ???(再判定、1回のみファンブル扱い)
31〜84 これは……厄介
85〜00 ……できた、かも
- 162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/30(月) 16:14:12.63 ID:NtRbFwqcO
- ん
- 163 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/30(月) 18:18:22.60 ID:2HK8eZlBO
- 「……これは、厄介」
「……え?」
ケイさんは無表情のままだけど、額には汗が滲んでいる。ランダムが彼女の後ろからモニターを覗いた。
「なるほどな、解除しようとすると自爆するとか……」
「そういうこと。……サウルらしい」
「性格がひん曲がってたってことか。何とかできそうなのか?」
「分からない。でも、自信ない」
1 時間はかかっても続けさせる
2 一度中断する
※2票先取
- 164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/30(月) 18:26:21.92 ID:/Yj2Gwpo0
- 1の場合、クラン達は別の場所に行ったり穴に潜ったりできますかね?
誰かを残す必要がありますか?
- 165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/30(月) 18:30:09.06 ID:NtRbFwqcO
- 選択肢ではないけどクランとミラも手伝いに入るってのはどうかな
クランは過去世界での言語が理解できたしミラも電波傍受の真似事やってたし介入できるだけの知識か技量はあるんじゃないかと見た
だめなら2
- 166 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/30(月) 18:52:04.83 ID:IdHE1CS9O
- >>164
今日この場で続けるという意味になります。クランの行動は不可です。
見張りは置けます。魔素に耐えられるララか(どちらでも)オリヴィアが適任でしょうが、多分交替制になります。
(オリヴィア同士がかち合うなどリスクはあります)
>>165
ミラかララ、第二世界のオリヴィアならワンチャンはありますが、ワンチャン止まりですね。
- 167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/30(月) 19:09:28.05 ID:/Yj2Gwpo0
- 2
クランが門の解体の付き添いに必要なら、先に危険らしい13階層と5の倍数の15階層までクリアして、ラーナ達だけで19階層まで潜れるようにしてからクランは別行動で門の解体ってのがいいかな
- 168 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/30(月) 21:05:18.61 ID:IdHE1CS9O
- 「一度、やめときましょうか」
「それがいいだろうな。ここで変なリスクは犯さない方がいい。
にしても、来ようと思えばこいつを使ってこっちに来れそうなもんだが……」
「何で来ないんですかね?」
ランダムが眉をひそめる。
「……ベネディクトは、俺たちの世界の『ベネディクト』がどうして死んだかを知っている。
人質を取って油断したら噛みつかれ、そこにシデの一撃を食らったんだ。そして、マナキャンセラーを付けられて御陀仏だ。
要は、油断したら死んだ。その轍は踏まないと、やけに慎重になってる気もするな」
「つまり……」
「絶対に勝てる戦じゃないとしねえってこった。終末兵士の2人が仕上がるまでは動かねえだろう。
あと、こっちのクリスとドワーキン。あれも気になってるのかもな」
「……え?」
ランダムが頷いた。
「クリスはオリジナルのケイン並みは、多分ある。ドワーキンは言わずもがなだ。
目先の『世界を滅ぼす』という利害が一致してるから協力しているが、その先にあるものまで同じかは分からねえ。
だから、奴らはこの世界の抑止力なのさ。すげえ皮肉なことだがな」
懐からお酒の瓶を取り出し、ランダムがらっぱ飲みした。
「……もう、世界が滅ぶのはたくさん。それを防ぐなら、何でもする」
ケイさんも僕を見る。
「分かりました。……とりあえず、僕がすべきなのは……」
1 「門」を壊すことですね
2 クリスより先に、大封印に到達することですね
3 その他自由安価
※3票先取
※門の見張りについては定点観測可能ですが、つけることもできます。
ただ、ベネディクトが来た場合クランかミラ以外では厳しいでしょう。
これについては別途多数決します。
- 169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/30(月) 21:13:05.70 ID:HLlhhHoS0
- 2
- 170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/30(月) 21:26:47.11 ID:NtRbFwqcO
- 3
傀儡シデの魂解放、その後封印の間に行ってシデの復活かなあ
シデが復活して味方についてもらえれば今後の戦いがかなり安心できると思う、大封印を目指すにもクリスを追い越す早さでの進行が期待できそうだし
- 171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/30(月) 21:41:22.71 ID:/Yj2Gwpo0
- シデを解放したとして、第二世界の結界ってどうなるのでしょう?
結界が超強化されたということはシデは延命されたと考えて良いのでしょうか?
- 172 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/30(月) 21:45:42.91 ID:Z5IohJzuO
- >>171
結界は当面の猶予はできています。シデについてはコンマ次第ですが、戦力に加わってもらうことは可能です。
(ただ、クランの世界では多少のデチューンがあるかもしれませんが)
- 173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/30(月) 21:59:28.86 ID:/Yj2Gwpo0
- 3
シデ解放しても結界維持したままに出来るなら>>170に賛成だけど、目下は穴の難所の15階層までクリアしてあとはラーナたちに任せてからシデ解放や門の解体に動きたいかな
シデの筋力は前作から42か3だったし、器用さ(技術?)は50超える感じだったと思うからそりゃデチューン入るのは仕方ないね
- 174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/30(月) 22:32:57.71 ID:ceKd1Rop0
- 俺もシデ解放に一票
- 175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/30(月) 22:42:49.77 ID:6VB0ZkuMO
- 仮にシデ解放できたとして、一緒に行動すると全部あいつ1人でいいんじゃないか状態になってクランに経験点入らないようにならね?(前作でΩと取り巻き3体くらいを1人で1ターン撃破した姿を思い浮かべながら)
エメリア化薬あるしクリスと戦うとしても大封印に向かった方がいいんじゃ
- 176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/30(月) 22:46:54.92 ID:ceKd1Rop0
- シデ解放しても一緒に行動するかは別問題じゃね?
確か最終兵士ダナはシデのいるところには行きたがらないらしいからシデを門の防衛につけつつクラン達は大封印を目指す感じで
- 177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/30(月) 22:58:04.00 ID:6VB0ZkuMO
- 次元跨いだ先までダナが感知出来るかわからんが、確かに門の防衛は欲しいが
ちょっと贅沢な配置すぎて盲点だった
- 178 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/30(月) 23:03:44.32 ID:/Z/cDzigO
- シデ解放に決定します。今日はここまで。
なお、89日目から判定が入り始めます。
- 179 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/31(火) 09:00:35.64 ID:QdsblRnuO
- 「……シデさんを解放することかと」
「なるほどな……確かにそれはできるか。俺も付き合うぜ、世界は違ってもシデはシデだ。俺たちの世界を守ってくれた恩もある」
僕は頷いた。向かう先は、ダーレン寺。
#
※10以下で?(1回だけファンブル扱い)
- 180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/31(火) 09:03:30.93 ID:wx9iWXzQO
- おりゃ
- 181 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/31(火) 09:13:58.96 ID:QdsblRnuO
- ※クリティカル(オリヴィアは馴染んでいる)
「お、来たの。……何かまた『気』が強くなっとらんか?」
出迎えたロブソン総師範が目を丸くした。
「ハハハ……色々ありまして」
「まあ、体は仕上がっても技と心が仕上がらねば意味のないことじゃ。そこは努々、忘れんようにな」
「はいっ。で、オリヴィアはどうですか?」
「意外と馴染んでおるよ。フリークにべったりなのは少々困っておるが。
ここの精進料理を気に入ったのか、最近は進んで厨房に立っているようじゃな。なかなかにいい腕じゃ」
そっか、少し安心した。退屈だなんだと言いそうな気はしてたけど。
「で、お主たちが来たのはどういう用件じゃ?」
「ロブソンの爺さん、ちと頼みがある。例の傀儡人形、ちょいと貸しちゃくれねえか?
何、あとで直したものは返す。こっちにはそういう専門家もいるんでね」
「傀儡人形か。例によって、訳ありなんじゃろ?」
「まあ、そういうこった。じゃ、行くぜ」
#
※05以上で破壊イベント省略、第二世界へ
- 182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/31(火) 09:25:12.54 ID:ouO3UVcUo
- ほいさ
- 183 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/31(火) 10:18:53.74 ID:+qtKJ3fRo
- #
傀儡人形は相変わらずそこに立っていた。今の僕なら、これを粉々にするのは容易なはずだ。
ヴォン
「死門」を解放する。そして一気に距離を詰めた。
「…………!!!」
ボゴォッ!!!!
鈍い手応え。胴体が真っ二つに割れる。その中から出てきたのは……珠?
コロンッ…………
「これが、シデさんの?」
「だな。技の部分だけ分割して封じるなんて芸当は、フィオナ姉の仕業か。まあ、目標は達成できた。行くか」
ランダムが「第二世界」に繋がる「ゲート」を開いた。
#
「これが、シデの『半身』?」
ジェラードさんが珠をじっと見た。
「ええ。これをシデさんに触れさせれば、彼は『壊れた世界』との繋がりが切れて復活するはずです」
僕は珠をシデさんの腕に触れさせた。……珠が吸収されていく!!?
…………
……
01〜30 復活したがかなり消耗している
31〜60 復活したが消耗している
61〜84 復活した
85〜00 復活した(クランの世界に行った時の能力減少判定にボーナス)
- 184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/31(火) 10:32:04.81 ID:wx9iWXzQO
- とりゃ
- 185 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/31(火) 13:26:27.29 ID:H6qEyAJFO
-
パァアアアアアッッッ…………!!
石像のように固まっていたシデさんの身体が光っていく。そしてそれが収まると……
「……これは……」
「シデっ!!!!」
ランダムがシデさんに駆け寄り、抱き付いた。目からは涙が溢れている。
「良かったなぁおいっ!!これで……やっと助けに行けるなあっ!!」
ジェラードさんが一歩前に出る。
「……済まなかった。君に辛い役割を押し付けて……」
「いえ、私が望んだことです。それに、私にしかできなかった。
……長い夢を、終わりのない、白い夢を見ていました。彼が現れねば、私はこうして立っていなかったでしょう」
穏やかな表情でシデさんが僕に笑いかける。
「ありがとう、クラン君。君のお蔭だ」
「シデっ、何が起きているのかは……」
「彼と精神世界の中で会って、多少は。ただ、詳しくは知りません。結界は……」
「見ての通りだよ。多少は補強された。ただ、根本的解決にはなってない」
シデさんが「門」を見て頷いた。
「……そのようですね」
「これと似たようなものが、彼らの世界にあるらしい。そうだったね、ランダム」
「ああ。ベネディクトはこっちに直接来るのを諦めて、クランの世界から来ようとしている。
ただ、魔素が薄いからか来るのに慎重になってるようだが」
「……彼に手を貸すことになる、そうですね」
「面目ねえ……。俺らの力じゃ限界がある。乗ってくれねえか」
「勿論です。彼は私の恩人になった。……ここからどう行けば」
ランダムがにやっと笑った。
「俺が連れていく」
#
「……これが、この世界の『門』ですか」
険しい表情でシデさんが言う。
「そうだ。来るならここから来る。壊したいが、そう簡単でもない」
※85以上で?
- 186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/31(火) 13:28:36.88 ID:hiqJEcljO
- あ
- 187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/31(火) 18:03:19.55 ID:BtEHYJTBo
- あわー
- 188 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/31(火) 20:28:20.41 ID:fvgJzNt2O
- ※クリティカル
「……何とかできるかもしれません」
「何っ、本当か!!?」
シデさんが小さく首を縦に振った。
「見たところ、作りは私たちの世界にあったものに近い。違うのは、オルディニウムの力を使っているということ。
つまり、何らかの手段でそこの地脈を断てばいいのです」
「何らかの手段?」
「ええ。それは……」
01〜60 私がもう一度、ここに居残ればいい
61〜84 君の力が必要だ、クラン
85〜00 上+α
- 189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/31(火) 20:33:39.74 ID:hiqJEcljO
- はい
- 190 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/31(火) 20:43:19.58 ID:fvgJzNt2O
- 「君の力が必要だ、クラン」
「僕の力……」
「そうだ。私だけでは鉱山内部の地脈をずらすことはできない。だが、君の力なら……あの、一瞬見せたあの力なら可能だ」
「……あっ!!?」
そうか、「エメリア化」すればいいのか!でも、あの小瓶は2本。希少品だ。ここで使うべきなのか……
1 使う
2 使わない
※3票先取
※ここで「門」を機能不全にした場合、余程のことがない限りベネディクトはクランたちの世界には来ません。
こちらから「第二世界」経由で乗り込むことは可能です。
もちろん、根本的解決にはなりませんが、ずっと放置したままEDに到達もできます。シデが不憫ですが。
- 191 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/31(火) 20:49:50.27 ID:fvgJzNt2O
- なお、ベネディクトたちの世界⇔第二世界は門を機能不全にしてもあまり意味がありません。
次元間の「距離」が近いためです。
似たようなものに見えますが、第二世界の門は封印のためのもので、クランたちの世界の門は移動手段と用途が全く異なります。
- 192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/31(火) 20:53:22.77 ID:rTQgEFnV0
- ミラにエメリア化してやってもらうのはどうでしょう?
- 193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/31(火) 20:54:56.85 ID:hiqJEcljO
- エメリアの力が必要ならクランよりミラの方が適任だと思うんだけどどうなんだろう
明記はないけどクランよりミラの方が覚醒レベルも高そうだし、クランの血だけでエメリア化できるから小瓶温存できると見るが
- 194 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/31(火) 21:03:16.57 ID:fvgJzNt2O
- >>192-193
ミラでも可能です。ただ、確実ではありません。
(物理攻撃能力ではクラン>ミラです)
また、この場合アンプルを1本消費します。
余談ですが、ミラのエメリア化に必要なのはミーシャの血です。
大勢に影響はありませんが、一応。
- 195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/31(火) 21:09:30.36 ID:rTQgEFnV0
- ミラに一票
流石にアンプル消耗して成果無しってことも無いだろう
最低限クリス達をどうにかする時間さえ稼げればいい
- 196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/31(火) 21:12:21.80 ID:hiqJEcljO
- 勘違いして覚えてた、失敬
確かアンプルは3本あるんだっけ?確実性を取るか薬の希少性を取るかだけどベネディクト襲来確率をぐっと下げられるなら小瓶使ってもいいと思う、1で
- 197 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/31(火) 21:50:01.77 ID:fvgJzNt2O
- 上げます。
- 198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/31(火) 22:20:36.97 ID:rTQgEFnV0
- 小瓶は依頼して時間をかければ生産できるものですか?
- 199 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/31(火) 22:27:29.64 ID:fvgJzNt2O
- >>198
アンプル含めかなりかかります。
- 200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/31(火) 22:40:25.80 ID:rTQgEFnV0
- クリス&ドワーキン戦で1本、ベネディクト&終末兵士戦で1本と思ってたが・・・
ここで門を破壊すればベネディクトは強固な結界の第二世界を攻略しようと時間かけるしかなくなるから小瓶の制作時間は稼げる、と信じたい
安価止まっちゃってるし>>195は取り消して、1に変更
- 201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/31(火) 22:41:46.86 ID:l5MitnfZ0
- 1
- 202 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/01(水) 00:08:01.15 ID:qrWaEXMpO
- 僕は心を決めた。動くなら、今だ。
懐から小瓶を取り出して、一気に飲み干す。ひどく甘い味がした。
…………ヴォォォォンッッッ!!!
全身から力が噴き出す!!背中からは羽根が生え、身体がメキメキとあっという間に変容していく!!
紫色の気が全身を纏う。髪も伸びて、まるで自分が自分でなくなるような気がした。
……これは、確かに危ない。気を抜くと、自我が取り込まれる……!!
「……これが、か……」
「き、効き目はあまり、もちませんっ!!」
「……そうだったな。……地面に、浸透勁を同時に放つ。そうすることで、地脈が一気にずれる。
地震が起きるが、この辺りには人家はないようだから心配は要らない。モリブスが多少揺れる程度だ」
「って俺はどうするんだよ!?」
「宙に浮けば大丈夫ですよ。……準備はいいか?」
僕は頷いた。右拳を地面に当てる。……「零勁」を地面に向けて打てばいいのかな。
「行くぞっ!!3、2、1、今だっ!!!!」
ゴスゥッッッッッッッ!!!!!!
ゴゴ
ゴゴゴゴゴ
ゴゴゴゴゴゴゴゴ…………!!!!
洞穴が激しく揺れる!!僕は耐えきれず、羽根を羽ばたかせた。フワッと宙に浮く。
シデさんも、同じようにしていたみたいだった。彼は翼人だけど、ひょっとしたら「エメリア」に近い存在になっているのかもしれない。
振動は1分ぐらい続いた。薬の効き目が切れ、元の姿に戻ったころ、ようやく鳴動は収まった。
- 203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/01(水) 00:22:11.72 ID:FByoOll70
- ランダムにはマエザキへの小瓶の生産依頼をしてもらいたいな
- 204 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/01(水) 00:26:51.93 ID:qrWaEXMpO
- 「……これで、いいんですか?」
「……ああ、流石だ。これで、ベネディクトが普通の手段で来ることはできない」
「普通じゃない手段があるんですか?」
シデさんが黙った。酷く、言いづらそうな表情になっている。
「……まだ何かあるのか?」
ランダムも地面に降りて、心配そうに訊いた。
「はい。……それは……考えたくないことですが、ダナを生け贄にすることです」
「……は??」
呆れたように言うランダムに、シデさんが頷いた。
「終末兵士は、それ自体がオルディニウムの塊みたいなものです。その力を全て注ぎ込めば、次元に『穴』を穿つことすらできます……
そして、それを通ってここに辿り着くことは、不可能ではない」
「……そういうことか!!ただ、ベネディクトが希少な戦力を捨てるとは思えねえがな」
「はい。だから『普通じゃない手段』、です。それをやるなら、きっともっと別の手段を考えるでしょう。彼らの寿命は、無限ですから」
「超耐久戦、か。あっちも次元そのものが崩壊しかかってるのに、耐えられるのかね」
「どうでしょう。ただ、世界そのものがオルドと一体化した今、次元の崩壊はむしろ奴の望みでしょう。
『死なばもろとも』と、他の次元も巻き込んで壊れようとしているだけで」
「……改めて、実に話にならん連中だな。とにかく、流石だったぜクラン。てか、身体大丈夫なのか?」
僕は自分の身体を確認した。ちゃんと男の身体に戻っている。疲れもない。
僕はしっかりと頷いた。
「はい、大丈夫です!」
「おお、そりゃ良かった。で、シデ。こいつらの助けになってもらいてえんだが、どうかい?」
01〜70 ここでは力の7割程度ですが(平均30強)
71〜84 ここでは力の8割程度ですが(平均35)
85〜00 ここでは力の9割程度ですが(平均40弱)
※上の>>186の効果によります
- 205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/01(水) 00:27:44.05 ID:86JhEzODO
- はい
- 206 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/01(水) 00:36:41.75 ID:qrWaEXMpO
- 今日はここまで。シデは大体死門解放時のクランよりやや強いぐらいとお考え下さい。
(基礎ステータスはほぼ互角ですが、技などがかなり高性能です。朦朧確率が5割、クリティカルが80以上になります)
- 207 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/01(水) 09:16:12.75 ID:HBXGbroRO
- 「魔素の薄いここでは力の7割程度ですが、それでも彼の力にはなれます」
「それでも十分だ。とにかく、これでここのクリス、そしてドワーキンに専念できるというわけだな」
「ドワーキン……貴方の世界のではなく、この世界の?」
「そうだ。こっちのはより用意周到、姿すら見せてねえ。誰かに成り代わっている説も考えたが、怪しいのはいねえ。
クリスと一緒に行動していると考えるべきだろうな」
シデさんが険しい顔で黙った。
「Ωは」
「Ω……あり得るな。ブレイズ兄の報告では、アヴァロンに機械兵……恐らくはΔだと思うが。『穴』の局所局所に置いていても不思議じゃねえ」
「『Ω』?」
ランダムが険しい表情で頷く。
「500年前に猛威を振るった機械兵器だ。オルディニウムの同位体、アンバライトを動力源としているが……噂にはオルディニウムを使ったやつもあるらしい。
正直に言って、マトモに相手にしたくはねえな」
「あれには私も苦労させられました。出会わない方がいい」
2人がそこまで言うのか?あの機械兵だって、まともに銃弾を食らったら危ないぐらいだったのに?
体温が一気に下がる思いがした。……気を付けないと。
「で、これからどうするんだ?もう、昼過ぎちまってるが」
1 「穴」に行く
2 シデに稽古をつけてもらう
3 第二世界に行く
4 過去の世界に行く
5 デアドラ、フローラに会いに行く
※3票先取
- 208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/01(水) 10:06:38.28 ID:FByoOll70
- 2
- 209 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/01(水) 10:21:23.31 ID:3pQoMGcbO
- 一応念のためですが、この日の自由行動はあって後2回です。(高確率で1回)
- 210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/01(水) 10:48:30.29 ID:FByoOll70
- >>208で、スナイダ流だしイマーラも一緒にシデに稽古付けてもらえますかね?
スナイダ流は一子相伝だったと思うしその間にラーナたちにはフローラとデアドラに会ってクリスとかの情報も聞いてもらって、大会の延期も相談してもらいたいですが
- 211 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/01(水) 11:46:32.72 ID:aAU7AXv1O
- >>210
イマーラも参加することは可能です。
大会延期は2人がいつ正気に戻るかにもかかってますので、運が絡みますね。
また、クリスらがどこまで潜れているかは不確定要素がありますが、浅いところにはまずいません。
(特定階層において、00からのクリティカルで有利状況で遭遇できる程度)
- 212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/01(水) 12:14:25.31 ID:HMpkJcxo0
- 5
- 213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/01(水) 12:42:30.71 ID:CLyMTUPlO
- 5
- 214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/01(水) 12:45:58.24 ID:mRPXLDcgO
- >>210
- 215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/01(水) 12:50:15.07 ID:e1UYDtkho
- 5
- 216 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/01(水) 22:15:50.86 ID:EoCwg5LSO
- 「『実行委員会』の2人に会いに行こうと思ってます。彼女たちの力も、できれば得たいので」
「デアドラとフローラか。何か、日常的に顔合わせる相手と会うのも、変な感じだな」
「向こうにもいるんですか?」
「当然な。前に会ったノワールは、デアドラの子孫に当たるな」
ああ、道理でやたらと強いわけだ。とにかく、一度会っておこう。シデさんなら、何かできるかもしれない。
#
「……あなたたちですか。その方は?翼人とは珍しい」
トンプソン司教にシデさんが一礼する。
「シデといいます。ただの異邦人ですよ」
「……そういうことにしておきましょうか。『実行委員会』の2人ですね」
「はい。治療中とか」
司教が頷く。
※2人の現状
01〜75 変わらず
76〜84 少し戻っている
85〜00 意志疎通可能
- 217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/01(水) 22:17:13.90 ID:CLyMTUPlO
- あ
- 218 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/01(水) 23:48:49.84 ID:HzshA+SdO
- 「今、少しなら話せます。こちらへ」
部屋に入ると、パーシャさんが金髪の女性の枕元で看病をしていた。黒髪の女性は、ベッドから身体を起こして窓の外を見ている。
美しいけど、どこかやつれた様子だ。年齢は、「3人目」と同じぐらいか。
「……ランダム?」
僕らの姿を見ると、彼女が目を見開いた。
「あー……デアドラ、だな。何て言えばいいんだかな……久し振り、なのかねこれ」
「あなた、結界の守護は?今、どうなっているのか……」
「やっぱ、記憶が混乱してるな。無理もねえか。
俺はお前さんの知るランダムじゃねえんだ。別の世界から来た。
こっちの俺は、今結界の守護……というか、そこに行き着こうとしてる奴の妨害をしに行っている。
大結界に行くまでの道程を塞ぎ、その上でひび割れた結界を修復しようとしているわけだ。単身、な」
「……!!?そんな、無茶なっ!!?」
「ああ、無茶だ。だから、再封印にはお前さんたちの力も要るし、他の連中の力も要る。ここにいる2人は、その適任者とも言えるな」
僕はペコリとお辞儀をした。
「……『蛇』の、コーウィン兄さんの依り代……?それに、あなたっ……シデじゃないの!!?」
「……私もまた、この世界の、貴女の知るシデではありません。この世界の私は、世界を救うため自らを犠牲にしたと聞いています。
私は、世界を救えなかった……だからこそ、救えるものは全て救う。それが今の私の使命です」
ランダムがふうと息をついた。
「まあややこしいんだが、そこはおいおい話すわ。で、動けるか?この2人、かなり腕がいいようだが」
彼がチラリと司教を見る。
「買いかぶり過ぎです」
01〜60 デアドラが話せるようになっただけ
61〜75 フローラもそのうち回復する
76〜84 デアドラは動ける(戦闘は不可)
85〜98 フローラも動ける(戦闘は不可)
88、99 2人とも戦闘まで可能
00偶数 上+ウィルから電話
- 219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/01(水) 23:49:44.95 ID:f8q0P1tE0
- ん
- 220 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/02(木) 17:10:16.60 ID:rr09Fzg6O
- パーシャさんが苦笑した。
「無駄な過小評価は何のためかしら?司教さん」
「過小評価ではありませんよ。すぐに全快はさせられなかったのですから」
「そんなことできる人がいたら教えて欲しいわね?こっちはもう最終段階。今の投薬で目が覚めれば、ほぼ動けるようになるわ。
デアドラさん、だっけ?調子はどう?」
「一応、ある程度は。やはり、相当鈍ってますけど」
パーシャさんが満足そうに頷く。
「まあ、戦闘に連れ出しさえしなければ大丈夫じゃないかしら?
『穴』、だっけ?その道案内ぐらいはできるってエリックが言ってたわよ」
「……本当ですか?」
「ええ」
※道案内の中身
01〜70 強敵遭遇確率の大幅低下(除く特殊階層)
(特殊階層でもある程度のショートカット可能の場合も)
71〜84 上(特殊階層でも強敵遭遇確率低下、クリスとドワーキンがいる場合も回避可能?)
85〜00 再判定
- 221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 17:12:28.31 ID:OvOUxooX0
- えい
- 222 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/02(木) 17:21:26.85 ID:rr09Fzg6O
- 「下に降りる階段がどこにあるか、おおよそは検討が付きます。機械兵を置いていった場合は別でしょうが……それでも、降りる時間はかなり短縮できるはずです」
ランダムが頷いた。
「それに、フローラの『超隠密』は相当有効だからな。シデも一緒なら、クリスたちに追い付くことは十分可能だ。
今日行くなら、デアドラだけが動ける感じか」
「そうですね。……それと、大武術会は、先ほどアミール・シュナイダー氏経由で前倒しの中止を発表しました」
「ナイスだ。ベネディクトも当面は封じられた。後は追うだけだな」
※ここでの行動
1 すぐに「穴」に向かう
(メンバーは5人+シデ+デアドラ)
2 デアドラに質問(質問案を書いてください)
3 イーリスに戻る(ケイとの会話など)
4 シデと稽古
※2〜4の場合、自由行動がなくなる可能性があります。
※3票先取
- 223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 17:42:13.16 ID:hJluRajBo
- フローラはついてこれないの?
- 224 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/02(木) 17:54:26.32 ID:rr09Fzg6O
- >>223
まだ投薬治療中なので今日は無理です。明日から可能ですね。
- 225 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/02(木) 20:41:23.59 ID:uHyuxT8FO
- 上げます。
- 226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 21:11:50.36 ID:PRgGSwGb0
- 4
- 227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 21:35:58.61 ID:MIKaxYZ60
- 4
可能ならイマーラも一緒に
- 228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 21:41:52.31 ID:TligzR8r0
- 4
- 229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 21:58:04.35 ID:hJluRajBo
- フローラは意思疏通可能で動けるかと思ったけど、まだ治療中なのね
- 230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 22:06:46.86 ID:MIKaxYZ60
- ラーナたちにが手持ち無沙汰だろうから、その間にデアドラか誰かに魔法を教えてもらえてたり…しませんかね
- 231 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/02(木) 22:22:37.97 ID:uHyuxT8FO
- >>230
それは可能です。教えるのはあの魔法になります(低確率)。
- 232 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/02(木) 22:26:30.82 ID:uHyuxT8FO
- 「その前に……ちょっといいですか?」
「ん?」
「シデさんに稽古をつけてもらいたいんですが」
「私、か」
僕は頷いた。
「師匠の技の基は、シデさんにあると聞きました。一度、お手合わせしたく」
※40以下で?
- 233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 22:28:30.54 ID:kcvBcXmDO
- はい
- 234 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/02(木) 22:50:15.14 ID:uHyuxT8FO
- ※特になし
「分かった。場所はここの庭でいいか?」
「って主の『アミール』がいねえのにいいのかね」
ランダムがそう言うと、そこに偶然ヘカーテが入ってきた。
「あ、いいですよ。彼も気にしないと思いますし」
「まあ、ならいっか。しかし……色々壊れなきゃいいがなあ」
「え?」
シデさんが苦笑した。
「それは大丈夫です。全力は出しますが、寸止めでやりますので」
……全力で寸土め?矛盾しているような……
シデさんが微笑んだ。
「私の拳は静かに流れる小川のようなものだ。故に、力は本質ではない。
『静流』を知ることが、今の君には大事だ。既に剛の力は得ているからな」
何か難しいことを言ってるな……とにかく、やってみよう。
#
「さあ、来たまえ」
スッと構えたシデさんの姿は、紛れもなくあの傀儡人形のそれだった。
違うのは、身に纏う闘気。外に発散されてはいないけど、それがむしろ凄みにすらなっている。
全力ということなので、僕も「死門」を解放して構えた。……隙がどこにもない。
「来ないのか?」
※50以上で仕掛ける(85以上で一定以上の効果が確定)
- 235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 22:51:24.73 ID:TligzR8r0
- あ
- 236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 22:51:28.85 ID:MIKaxYZ60
- ん
- 237 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/02(木) 22:56:51.29 ID:uHyuxT8FO
- ……そう言われると、行くしかないよね。
ダッ!!!!
「む」
「迅えっ!!?」
※稽古結果
01〜25 あっさり無想転生を食らった(経験点30p)
26〜60 無想転生を交わした後に反撃するがそこでカウンターを取られた(経験点60p、奥義習得ポイント1p)
61〜84 無想転生を交わした後避け合いの展開になる(経験点80p、奥義習得ポイント2p)
85〜00 再判定
- 238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 22:57:50.99 ID:MIKaxYZ60
- ん
- 239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 22:58:02.92 ID:4lopYDRoO
- はい
- 240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 23:00:14.03 ID:MIKaxYZ60
- やったぜ
- 241 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/02(木) 23:02:07.89 ID:uHyuxT8FO
- ※99のため再判定範囲が非常に優遇されます
01〜84 無想転生を交わした後に激しい避け合いに、シデの奥の手???発動もそれも避ける(経験点250p、奥義習得ポイント7p)
85〜00 上+クランが???までコピー(経験点350p、奥義習得ポイント10p、???習得可能)
※どちらにせよこの後経験点の消費機会があります
- 242 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/02(木) 23:02:57.56 ID:uHyuxT8FO
- >>241
01〜84でも???は習得できますが、85〜00だとボーナスが付きます。
- 243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 23:03:44.14 ID:TligzR8r0
- あ
- 244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 23:04:04.85 ID:4lopYDRoO
- ん
- 245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 23:04:23.75 ID:a+lL62ChO
- あ
- 246 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/02(木) 23:44:56.50 ID:uHyuxT8FO
-
スゥ……
シデさんの身体がぶれた。……これは、あれかっ!!?
シュッ
静かに首筋に振り下ろされた手刀を、僕はさらに踏み込むことで無効化する。そして左拳を下から突き上げるっ!
ふおっ
またシデさんが霞のように避けた。そしてそれに合わせて腹に右拳が!?
「ぐっ!?」
すんでの所で腹を凹ませ、皮一枚で避ける。……このどこが寸止めなんだ?
「チイッ!!」
僕は拳を突き上げた勢いを利用して右膝打ちを試みる。……また避けられた。これは織り込み済みだっ!!
避けられた所から、膝を伸ばして反動を使った中段踵蹴りを放つ……「双竜脚」!!
ヴォン
また消えたッ!?しかも、速度が上がっている!!
「背後かっ!!」
身体を捻って回転式の右肘打ち!また手応えがない。かと思うと今度はシデさんが左鉤打ちを放つ。
何とか避けるけど、こんなの……切りがない。
- 247 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/02(木) 23:45:41.05 ID:uHyuxT8FO
-
ザッッ…………
数合避け合うと、シデさんが距離を置いた。
「……これほどとは……君には見せてもいいだろう」
おもむろにシデさんが座った……!!?
「ちょ、待てよ!!?お前っ!!!こんなとこで撃つ馬鹿がいるかよっ!!」
ランダムが慌てた様子で叫んだ。シデさんは、両手に闘気を集約させている!?
「有情破顔掌」
彼の掌から、2筋の光の刃が僕に向けて放たれるっ!!!
見た瞬間、僕は確信した。
これは、ヤバい。食らったら……確実に死ぬ。
本能が、僕を突き動かした。下がるのでも、横に跳ぶのでもなく……低く前進する!!!
コオオオオオッッッ
背中の上を、闘気の塊が走って行くのが分かった。そして…………
ザシュッッ!!!!
「え」
「嘘っ」
「……だよなあ……」
僕の背後にあった、アミールさんの家の壁は真っ二つに割られていた。
- 248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 23:49:57.92 ID:MIKaxYZ60
- >∩(・ω・)∩< テ-レッテ-
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