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【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです
- 584 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/02(木) 01:27:45.14 ID:EV8yLsq+0
- ワイズ「さて」
王城の正門を見る。
しっかりとした鎧を見に包んだ騎士二人が、正門を護っている。
ワイズ「……あそこを、超えれるかぁ?」
ワイズ「いや、全速力で駆けたら抜けれるだろうけど……いや、シャレにならないな」
両手足に手錠をかけられたあの感触を思い出す。
ワイズ「……んー」
どうする?
1 正門から通ってみる
2 裏道を探してみる
3 全速力で! 前しか見ねぇ!
4 諦めとこう
安価下2
- 585 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 01:29:28.48 ID:IDLpjUEs0
- 2
- 586 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 01:32:29.95 ID:uhfTCcvVO
- 1
- 587 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/02(木) 01:34:04.79 ID:EV8yLsq+0
- ワイズ「正面から通るとして……」
1 こう、さり気なく通ってみる! 為せば成る!
2 人間でも異種族でもまずは話し合いだよね!
安価直下
- 588 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 01:34:58.46 ID:IDLpjUEs0
- 2
- 589 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 01:36:49.25 ID:uhfTCcvVO
- 2
- 590 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/02(木) 01:38:25.10 ID:EV8yLsq+0
- ワイズ「あの、すみませーん!」
「むっ、どうしたハーピーよ。この城に何か用か?」
ワイズ「実は――」
話術判定
72以下で成功
コンマ直下
- 591 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 01:38:41.49 ID:JxpHnxYzO
- せいこう
- 592 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/02(木) 01:49:10.00 ID:EV8yLsq+0
- 「成程成程、お姉さんに忘れ物を届けに来たと。ならばさっさと行って渡してくるがいい」
ワイズ「分かりました! ほんと、ありがとうございます!」
そう言い残して、ワイズは小走りに城の中に入っていった。
「……なぁ、あの子供。何も持ってなかったと思うんだが」
「いやぁいい少年だ! わざわざ忘れ物を届けに来るだなんて! 将来は立派な騎士になるだろうな!」
「いやまず、城の関係者にハーピーは居ないと」
「うおぉおおおおお! 俺の妹にも、あんな風に素直だった時期があったと思うと! 涙が溢れて溢れて……! うぉおおおおおお!」
「……もうなんでもいいか」
- 593 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/02(木) 01:51:40.21 ID:EV8yLsq+0
- では、今日はこれで終わりにしたいと思います。
お疲れ様でした。
コンマで0以外を出せば勝ちです。負ければアベルです。頑張りましょう。
- 594 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 01:52:19.48 ID:fkTdB/fo0
- 乙
- 595 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 01:53:11.20 ID:IDLpjUEs0
- 乙でした
アベルもうF.O.Eやんけ
- 596 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 01:55:54.31 ID:VAE3NZrao
- 乙乙お尋ね者カウントダウンが進んでいる気がする
- 597 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/02(木) 02:00:19.04 ID:EV8yLsq+0
- ワイズ『Qアベルにぎゃふんと言わせたいです。どうすればいいですか』
ベルフェ『Aアベルより強い人間になりましょう』
- 598 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 02:03:50.39 ID:IDLpjUEs0
- 組織に所属するだの実力を身に着けるだの、なんかほしいよな
神の身体を集めるという目的に対して頼れるものがないからふわふわしてる
- 599 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/02(木) 21:42:56.31 ID:EV8yLsq+0
- こんばんは、22時半ほどからやっていきたいと思います。
- 600 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/02(木) 22:30:45.06 ID:EV8yLsq+0
- ワイズ「よーっし」
あの騎士がちょろかったのか知らないが、王城の中に入ることが出来た。
ワイズ「……あれ、でもこれ。バレたら普通にアウトじゃ」
ワイズ「…………」
ふと、窓越しに空を見る。
雲一つない青空だった。
ワイズ「まぁ、まぁ、まぁ。バレなきゃセーフ!」
誰に会った?
1〜3 大臣
4〜6 機械
7〜8 王子
9 王様
0 異種族絶対殺すマン
コンマ下3
- 601 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 22:32:09.37 ID:VAE3NZrao
- の
- 602 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 22:39:09.02 ID:tL28OXEnO
- こんま
- 603 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 22:40:21.33 ID:1hzlUzyp0
- a
- 604 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 22:47:59.87 ID:IDLpjUEs0
- コンマは下1でよくないか
- 605 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/02(木) 22:49:52.61 ID:EV8yLsq+0
- コンマ3
「あーもう、なんであいつは毎回毎回――」
ワイズ「ん?」
王城のデカい廊下をすたすた歩いていると、通り過ぎた扉から女性の声が聞こえてきた。
特に何の部屋かは書かれていなかったが、ドアが少し豪華だったので結構なお偉いさんの部屋なのかもしれない。
ワイズ「……もしかしたら」
こう、良い感じに接触出来て。王と謁見とか出来る機会が訪れるかもしれない。
ワイズ「失礼しまーす」
そんな甘い考えの元、ワイズはその部屋を開ける。
「っ!? だ、誰!?」
【好感度】
01 親の仇が如く
02〜10 大っ嫌い
11〜30 良い印象は無し
31〜50 知り合い
51〜70 かなり好印象
71〜99 友人
100 親友
コンマ直下
怪しい-10
- 606 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 22:50:21.58 ID:TligzR8r0
- あ
- 607 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/02(木) 23:03:53.23 ID:EV8yLsq+0
- フレア48「……ああ、昨日の」
ワイズ「あ、すみません! ノックもしないでいきなり入ってきてしまって!」
「……こほん。いや、大丈夫だ……先ほどは少し取り乱してしまったが」
軽く咳払いをして、調子を取り戻したのか。彼女は凛々しい顔をしてこちらをまっすぐと見つめている。
……目の下には、大きなクマがついていた。
「それで、何のようだろうか? 国防大臣直々に訪ねて来るなんてよっぽどのことだと思うが……手短にお願いしたい」
ワイズ「あ、僕ワイズって言います……その、お名前を訊いてもいいですか?」
フレア「…………フレア・フォン・シュレイダー。この王国の国防大臣を受け持っている。まぁ、この国を守ることに対する責任者と覚えていてくれ」
ふむ、それにしてもワイズ。ワイズか……。
フレア「確か、昨日一日だけ牢屋に入っていた少年と同じ名前だな。それ関係か?」
ワイズ「ん、んー……そうですね」
何話す?
安価直下
- 608 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 23:07:59.90 ID:VAE3NZrao
- 疲れているのですか?そのクマ
- 609 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 23:09:16.51 ID:IDLpjUEs0
- ここで働かせてください!
- 610 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/02(木) 23:24:17.29 ID:EV8yLsq+0
- 疲れているのですか?そのクマ
ワイズ「ところでなんですけど……疲れているんですか? そのクマ」
フレア「ん、ああ。これは申し訳ない姿を見られてしまったな」
ははは……と、力なく笑っている。
フレア「いや、ここのところ仕事が続いていてしっかりと眠れていないのだよ。七時間ぐっすりと眠れればすっきりするのだが……」
ワイズ「だが?」
フレア「……提出される書類不備に、他の貴族からの雑言。伸し掛かる重責、ストレス……」
ワイズ「ん?」
国防大臣の眼のハイライトがだんだんとなくなっていく。
フレア「他の国からくる犯罪者たち、七聖剣以外の騎士たちの衰退……そもそも七聖剣の騎士たちも余計な仕事を……」
ワイズ「ふ、フレアさーん! フレアさーん!?」
フレア「はっ! …………失礼、また取り乱してしまった。これじゃあいけないな、本当に」
ワイズ「しっかり休んだ方が良いんじゃ……」
フレア「いや、私は国の為に頑張らないといけないのでな。大臣として、その責務は果たさないといけない」
フレアの好感度が2上がった(50)
- 611 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/02(木) 23:30:56.27 ID:EV8yLsq+0
- フレア「で、結局のところ何故私のところに?」
ワイズ「う」
変なことを言うと何か疑われてしまうのではないかと思い、とっさに目のクマの話をしたが。流石にそこまで楽にはいかなかった。
ワイズ「え、えーっと。ですね」
フレア「……」
疑いの視線を、こちらに向けてくる。
……ちょっと、不味いかもしれない。
コンマ4以上でちょっといいかな
コンマ直下
- 612 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 23:31:51.60 ID:kcvBcXmDO
- はい
- 613 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 23:31:54.14 ID:OxKAOW0Uo
- う
- 614 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/02(木) 23:40:44.82 ID:EV8yLsq+0
- コンマ0 失敗
フレア「そういえばあいつの仕業と言うことで詳しく調べなかったが……ふむ。ええとワイズ君?」
ワイズ「は、はい?」
フレア「身分証を少し貸してくれないかい? 別に盗ったりするわけでもないし、そんな長い時間借りるわけでもないんだが」
ワイズ「み、身分証ですか?」
ポケットの中にあるその小さなカードの存在が、今になっては大きく感じる。
……重くも感じる。
フレア「まさか、失くしたり。そもそも持っていない。なんてことはないだろう?」
ワイズ「そ、そんな訳ないじゃないですか」
フレア「だったら、貸してくれるね?」
ワイズ「……」
どうする?
1 貸す
2 貸さない
安価下2
- 615 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 23:42:04.09 ID:OxKAOW0Uo
- 2
- 616 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 23:43:44.42 ID:IDLpjUEs0
- 1
- 617 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/02(木) 23:55:11.60 ID:EV8yLsq+0
- ワイズ「ど、どうぞ」
ここで渡さないのも疑われると思い、ワイズは恐る恐るフレアに近づいて。ポケットの身分証を手渡す。
フレア「うむ、結構」
そして、フレアは手慣れたようにその身分証を何かの機械にスキャンした。
フレア「……失礼、あまり機械を見られると困るので。離れてくれないか」
ワイズ「あ、はい」
もう変に口答えをするのも怖いので、素直に距離を取る。
フレア「…………」
小さい機械を見て、次に机の上にある箱状の機械に眼をやる。
……はぁ、と。小さくフレアはため息をついた。
フレア「ふむ、成程成程。大変結構」
ワイズ「そ、そうですか?」
フレア「では、身分証を返すからこっちに来てくれないか」
小さく手招きを、している。
やばい七人グループの一員ほどのヤバさは感じないが、ほんのりを恐怖を感じる。
……いや、自分が緊張しているから。そう思うのかもしれない。
どうする?
1 近づいて、身分証を受け取る
2 そっちから来てください
安価下2
- 618 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 23:56:54.34 ID:TligzR8r0
- 1
- 619 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 23:56:57.75 ID:9tWZYXHiO
- 1
- 620 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 23:56:58.32 ID:kcvBcXmDO
- 2
- 621 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/03(金) 00:01:24.97 ID:xUW9kkG60
- ワイズ「わ、分かりました」
ゆっくりとフレアが座る机に近づいていく。
フレア「それじゃあはい、悪かったないきなり借りたりなんてして」
机の上にある身分証をパッとつかみ取る。
そして、そのままポケットの中に身分証を入れて――。
回避判定
コンマ95以下で成功
不意打ち+30
コンマ直下
- 622 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 00:01:49.72 ID:3lPBPTll0
- あ
- 623 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 00:03:17.73 ID:fb7QA45P0
- ほんっま
- 624 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 00:09:31.93 ID:f7AXzM3Z0
- まーたコンマ結果にすぐ煽りだすゴミが湧いてる
つーか>>604だったらこういう結果も予測できずに我儘言ってた馬鹿野郎になるが
- 625 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 00:10:32.80 ID:fb7QA45P0
- えっいやコンマ運相変わらず悪いなおいってニュアンスだったんだけど・・・
- 626 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/03(金) 00:11:57.05 ID:xUW9kkG60
- 72+30=102 失敗
ワイズ「――――ぐぎゃっ!?」
突然、脇腹に何かを押し付けられたと思ったら。そこからバチバチと強い電流のようなものを流される。
崩れるように、倒れてしまう。
フレア「ん、あの悪魔の知り合いだというからこの程度の不意打ちは避けられるものと思っていたが。やってみるものだな」
ワイズ「ぐ、ぐぅ……」
フレアの手を見ると、何かリモコンのようなものが握られていた。
小さな金属の突起物が二つ見える。
フレア「護身用にと雪国から取り寄せたが、中々だな……スタンガン。とか言ったか」
ワイズ「ど、どうして……」
フレア「それはまた後で訊こう。恨むのなら、あの悪魔と知り合いだったことを恨むのだな」
国防大臣はしゃがみ込んで、えいとスタンガンをワイズの首に押し当てる。
ワイズ「――――」
その一撃で、ワイズの意識は暗闇の中に持っていかれた。
フレア「…………」
- 627 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 00:11:58.53 ID:Wdzb9WQjO
- >>624はスレに存在しない非実在青少年と戦っているのです
- 628 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/03(金) 00:13:16.92 ID:xUW9kkG60
- ――――――――――――――――
――――――――
――――
――
―
- 629 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/03(金) 00:17:22.01 ID:xUW9kkG60
- ワイズ「はっ!」
目を覚ます。
ワイズ「いや、ビックリした……てか、まだビリビリするんだけど……」
首筋に違和感を感じ、そこに手を触れようとするが。
上手く触れない。
ワイズ「ん?」
何か、これと同じ流れを昨日もした気がする。
自分の手首を見る。手錠だ。
足首も見る。うーん、手錠だ。
……軽く辺りを見渡してみる。おおう、鉄格子がある。
ワイズ「……………」
牢屋だった。
豚箱だった。
ワイズ「う、うわぁあああああああああああああああああああっ!?」
叫び声が、牢屋に響き渡る。
- 630 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/03(金) 00:19:50.78 ID:xUW9kkG60
- はーい、じゃあ今日はこれで終わりにしたいと思います。皆さんお疲れ様でした!
ぶっちゃけ二回も豚箱に行くと思わなんだ。
一応言っときますが、コンマや安価に文句言ったりしないで下さいね。楽しくやろうぜ、楽しく。
- 631 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 00:19:55.33 ID:FA/GCUeKo
- 籠の中の鳥はいついつでやる
- 632 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 00:21:28.25 ID:fb7QA45P0
- 乙
- 633 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 00:22:21.40 ID:Hv9mjCMko
- これは神の身体怪盗フラグ
- 634 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 00:22:23.26 ID:vt4v/9qr0
- 乙
- 635 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 00:25:02.96 ID:wjJshvEX0
- 乙
イザナミだ
- 636 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 00:32:14.38 ID:xHju443FO
- 誰と知りあいとかまでも出るのか
- 637 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 00:38:29.70 ID:fb7QA45P0
- >>119で『管理』と『秩序』を強調してるあたり、国の大臣に牢屋に放り込まれた以上、場合によってはこの国は後回しにして国外逃亡した方がいいまである
- 638 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 01:02:11.76 ID:4Lp5yFcFo
- おつ
コンマ神様……あのですねちょーっとワイズくんに厳しすぎません…?
- 639 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 01:04:52.21 ID:+TYX4888O
- ?「どうせ死なんしええやろ」
- 640 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 05:20:45.57 ID:Nt6nuF+GO
- 宿屋にさえいまだに泊まれてない件
わあいこんな異世界はじめてだあ!
- 641 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 07:34:41.32 ID:Hv9mjCMko
- 脱獄→神の身体奪取→国外逃亡→お尋ね者これだな
- 642 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/03(金) 19:38:47.63 ID:xUW9kkG60
- こんばんは、今日は21時ほどからやっていきたいと思います。
どうせ死なないからってコンマ神がワイズ君虐めてる……。
宿屋に関しては難易度下げてもよかったなと反省してます。
- 643 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/03(金) 19:42:26.35 ID:CszZNkOXo
- 今から下げてもいいのよ?
- 644 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/03(金) 20:59:58.97 ID:xUW9kkG60
- >>643
もうなんやかんや宿屋には泊まらないんじゃないかとか思ってたり。王国で泊まれるかなこれ。
ワイズ「…………」
暫く叫び続けていたが、別にこの状況を打開する何かが起こるわけでは無かった。
何も起こらなかったし、叫び続けて喉が痛くなった。
結果的にマイナスだ。
ワイズ「あーあー……何だよぅ、何だよぅ。いきなりビリビリとか酷いだろぉ……」
牢屋の隅で蹲りながら、ぶつぶつぼやく。
ワイズ「僕が何をしたっていうんだよぉ――ああ、不法侵入か」
……運が悪いとか文句を言う前に、自業自得なのかもしれないと僕は思いました。まる。
コンマ0でえんじぇう
コンマ直下
- 645 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 21:00:31.00 ID:EZFxmOKp0
- あ
- 646 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 21:00:52.95 ID:fb7QA45P0
- ワイズにも非がないとは言い切れないのがなぁ
- 647 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 21:03:00.94 ID:w0VWrPoPO
- 00か、えんじょうとどうなる?
- 648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 21:03:35.07 ID:wjJshvEX0
- 天使キター!
- 649 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 21:04:21.75 ID:4Lp5yFcFo
- コンマ神「しゃーない、ちょっとサービスや」
- 650 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/03(金) 21:09:56.32 ID:xUW9kkG60
- コンマ0 成功……?
ワイズ「てか、この牢屋には他に誰かいないのかな……」
足の手錠のせいで上手く鉄格子の外の様子を確認することができないが、とりあえず人の気配はなかった。
ワイズ「まさか、僕だけが極悪人ってわけじゃないと思うけど――――」
「一つ、そこにシリアスあれば」
ワイズ「んあっ!?」
なんかいきなり脳みそに声が聞こえてきた。
「二つ、壊して見せよう。天使道……ああいや、ここはショコラ道とかもっと自分の名前を使ってアッピールした方が印象に残るのでは」
ワイズ「っ!?」
脳みそから聞こえてきた声が後ろに移動したので、振り返ると。彼女は当たり前に様にそこに立っていた。
長い金髪に白いワンピース、意思を持つようにぴょこぴょこ動くアホ毛。
そして、
「と、言うわけで! 色々訊きたいことはあると思うけどまずは好感度判定行ってみよう!」
――天使の輪っかが頭に浮かんでいる。そんな少女だった。
【好感度】
01 親の仇が如く
02〜10 大っ嫌い
11〜30 良い印象は無し
31〜50 知り合い
51〜70 かなり好印象
71〜99 友人
100 親友
コンマ直下
- 651 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 21:10:20.30 ID:fb7QA45P0
- こい
- 652 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/03(金) 21:13:20.49 ID:xUW9kkG60
- ショコラ「30、30かぁ……んー。高くもないし低くもない、いや低い数値っていえば低い数値なんだけど」
顎に手を当てて、またぶつぶつと何か言っている。
ワイズ「あ、あの」
ショコラ「いやこれは別に結果に文句を言っているわけじゃなくて。ショコラの好感度にしてはなんか微妙だなぁ、っていうあれなだけで、そんな気にしないでね?」
ショコラ「というわけでもっかい! カモンカモン!」
【好感度】
01 親の仇が如く
02〜10 大っ嫌い
11〜30 良い印象は無し
31〜50 知り合い
51〜70 かなり好印象
71〜99 友人
100 親友
コンマ直下
- 653 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 21:13:50.53 ID:wjJshvEX0
- へい!
- 654 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/03(金) 21:21:48.64 ID:xUW9kkG60
- ショコラ「…………」
微妙だ。と言わんばかりの表情を見せている。
軽くため息をついて。その天使の少女は指をパチンと鳴らした。
- 655 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/03(金) 21:22:24.84 ID:xUW9kkG60
- ショコラ100「仲よくしよーね!」
ショコラ「よぉし、これで良し!」
ワイズ「ん、ん……ん?」
なんか絶対にやっちゃいけないことを目の前の天使はやった気がする。
こう、何だろう。何がとは言えないけど、やらかしやがった気がする。すっごい怒られる気がする。
ショコラ「おっと、ショコラに心を読む力はないんだから自分の中で会話しないでよ! 言葉っていうのは、口にしなきゃ伝わらないんだからねっ!」
ワイズ「は、はぁ……」
ショコラ「と、ここで自己紹介! ショコラはシリアスを破壊し、シリアスを破壊する。そんな天使! あ、ワイズ君のことは大体知ってるから、気にしないでね?」
ワイズ「…………」
ショコラ「可愛くて珍しいハーピーの男の子が二回も豚箱にぶち込まれてしょぼくれてる……そんなちょっぴりシリアスムードをビビビと感じ取り! ショコラは参上した!」
ワイズ「そ、そうなんだ」
もう深く考えるのはやめよう。
ショコラ「さぁ! お話をしよう! ちなみに! 真面目な話を振られて真面目に返すと思うなよ!」
だ、そうだ。
何話す?
安価直下
- 656 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 21:24:06.01 ID:wjJshvEX0
- 天使さん力が欲しいです
- 657 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 21:24:11.77 ID:SKwDrKYDO
- どうすればこの不幸体質治せるかな?
- 658 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/03(金) 21:39:58.51 ID:xUW9kkG60
- 天使さん力が欲しいです
ワイズ「え、えっと。天使さん?」
ショコラ「はい、っはーい! 何でございましょうかワイズ殿!」
ワイズ「ぼ、僕は力が欲しいです……」
ショコラ「ほう? ほうほうほう……くっくっく、そうか。貴様もついに力を求めるようになったか……」
ワイズ「?」
ショコラ「ショコラ様の力を使えばワイズにとんでもないチート能力を授けることも容易い……! さぁ、選ぶがよい!」
ショコラ「フェニックスの羽の効果がなくなる代わりに必ずナデポが成功する力か、睡眠をとらない限り体中から媚薬と同じ成分のフェロモンが発生する力か……」
ワイズ「まてまてまてまて」
ショコラ「……?」
ワイズ「いや、絶対だめだよ! その力は……いや本当にダメだよ!?」
ショコラ「なに!? 男の子とはハーレムを好むものではないのか!? ハーレムのために、世界を滅ぼすこともできる生物じゃないのか!?」
ワイズ「何をどう思ったらそうなるの!? こう、新しいスキルとか! 不幸体質を消すとか!」
ショコラ「それは私の力を大きく超えている……」
ワイズ「嘘でしょ!?」
ショコラ「まじまじ! あ、目からお茶が噴き出す力とか」
ワイズ「いよいよ訳が分からないよ!」
- 659 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 21:44:02.69 ID:Nt6nuF+GO
- 手から唐翌揚げが出せる能力を所望する
- 660 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/03(金) 21:46:18.48 ID:xUW9kkG60
- ショコラ「おっと、そろそろ時間だ。どうだ? シリアスは無くなったか?」
ワイズ「……鉄格子を開けるくらいできないの?」
ショコラ「マジレスすると出来るんだけど。やったらもっと立場が危うくなるぜ」
ワイズ「うぐっ」
そりゃそうだった。
ショコラ「んじゃ、ショコラはこの辺りで。また今度シリアスが来たらお会いしましょう……と言っても、やりすぎるとガチで上に怒られるから暫くは来ないかもねー」
ワイズ「……上?」
ショコラ「ネクストショコラズヒーント! 殺せないなら殺せるようになるまで殺せばいいじゃない!」
ワイズ「んあっ!?」
最後の最後にとても不安になる一言を残して、シリアスブレイカーショコラは居なくなってしまった」
ワイズ「…………え」
……ヒントの内容が怖すぎる。シャレにならない。
- 661 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/03(金) 21:53:56.59 ID:xUW9kkG60
- さて、嵐のような彼女とギャーギャー騒いでしまったからか。妙に静かなのが気になってくる。
ワイズ「……な、なんか寂しいんだけど」
まさかこれが彼女の力なのか!?
……いや、そんなわけない。
ワイズ「……はぁ、僕はいつまでこうしてればいいんだろう」
ベルフェ「死ぬまでじゃねー?」
ワイズ「うわぁああああああああああああああああああっ!?」
音も気配もなく、鉄格子の向こう側にベルフェが居た!
天使の次は悪魔! もうなんかどっちも怖い! 何もかもが怖い!
- 662 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/03(金) 22:03:14.92 ID:xUW9kkG60
- ワイズ「は、は? な、何でここにいるの?」
ベルフェ「んー? 何でここにいると思う?」
鉄格子の向こうから、ベルフェはにやにやとこちらを見つめている。
ワイズ「わ、分かんない」
ベルフェ「お前を笑いに来たって言ったら、泣く?」
ワイズ「……泣く」
ガチ泣きすると思う。
ベルフェ「あーっはっはっは! そうかそうか! まぁこんな状況にもなって笑われたら泣きもするか!」
ワイズ「な、なんだよぉ! 笑ったんならもう帰ってよぉ!」
ベルフェ「あ?」
ワイズ「…………何でもないです」
- 663 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/03(金) 22:10:02.29 ID:xUW9kkG60
- ベルフェ「じゃ、笑ったついでにちょっと質問しちゃおっかなー?」
ワイズ「質問?」
ベルフェ「ん。ワイズって、私のことどう思ってる?」
……。
…………。
………………――――。
ワイズ「へっ!?」
ベルフェ「ほれほれ言ってみ? 私以外誰もいないんだから、ね?」
ワイズ「え、えーっと……」
何だ? この悪魔は何を訊こうとしているんだ?
下手なこと言ったら殺されると思うし、つまらないこと言っても殺されると思うし……! な、なにを言えばいいんだ!
ベルフェ「早く早く! 別に殺さないから! あっ、殺せないから!」
ワイズ「……は、はい」
自分のことを一回殺した悪魔を、どう思いますか。
自由安価下3までの中で気に入ったものを採用。
- 664 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 22:11:43.31 ID:4Lp5yFcFo
- それでも泊めてくれたし優しいと思う
(媚、媚を売るんだ)
- 665 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 22:12:14.40 ID:Hv9mjCMko
- ギザ歯が性癖に刺さる美人なお姉さん
- 666 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 22:12:44.83 ID:Nt6nuF+GO
- 色んなことを知ってる人
- 667 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 22:13:55.42 ID:n0Pf5GnmO
- 最高の賞金首のくせに僕を殺せないんですね(煽り
- 668 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/03(金) 22:15:23.56 ID:xUW9kkG60
- どっちでも面白そうだからコンマ判定しよう。
コンマ7以上で>>665採用。
コンマ直下
- 669 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/03(金) 22:15:58.22 ID:CszZNkOXo
- ほいさ
- 670 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/03(金) 22:27:44.26 ID:xUW9kkG60
- コンマ2 失敗
ワイズ「え、えーっと」
何を言えばいいのか、何を言ったらいいのかを考える。
ベルフェ「…………」
ワイズ「い、色んなことを知ってる人?」
ベルフェ「ほう、他には?」
ワイズ「えっ!?」
つまらない答えだと、言われた気がする。
ワイズ「い、一回は殺されたけど……やっぱり、見ず知らずの僕を二回も泊めてくれたし……や、優しい!」
ベルフェ「お、媚売ってんね」
ワイズ「こ、媚なんて売ってないですけど!?」
一瞬で媚を打ったのがバレた! やっぱり殺される!?
ベルフェ「はーっはっはっは! まぁ私相手だったらそういうわな。うん、うん、うん……」
しかし、ベルフェはそうかそうかといった表情で。小さく頷いている。
……何か違和感を感じる。
ベルフェ「ま、面白そうだし。それで許そう! もっとこう、ギザ歯が性癖に刺さる! くらい言ってくれたらもっと面白かったんだけど」
ワイズ「い、言うかぁ!」
ベルフェ「わーってるわーってるって。んじゃ……私は行くわ。大丈夫、本人にもちゃんと言っとくから」
そう言い残して、ベルフェはスキップで去っていった……。
ワイズ「……?」
やっぱり、なんか違和感を感じる。
…………何かもうよくわからないので、少し横になろう。
- 671 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 22:29:58.37 ID:wjJshvEX0
- スライムか
- 672 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/03(金) 22:38:32.22 ID:xUW9kkG60
- ――――
――
―
「おい、起きろ!」
ワイズ「んっ……?」
怒鳴り声の目覚ましで、ワイズは目を覚ます。
どうやら、知らないうちに眠ってしまっていたようだ。
……あれ、騎士が目の前に? 鉄格子が空いてる?
「処刑の時間だ。さっさと出ろ!」
ワイズ「…………え」
処刑の時間だと、目の前の騎士ははっきりと言った。
「さっさと行くぞ! あの悪魔の仲間め!」
ワイズ「あっ! ま、待って――うぎゃ!」
足首が手錠で繋がれているせいで逃げることも出来ない。
そして、立ち上がる隙もなく。ワイズは手に掛けられた手錠を捕まれ、ずるずると引きずられていった。
- 673 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/03(金) 22:48:59.27 ID:xUW9kkG60
- 〜王城・処刑場〜
ワイズ「……………………」
冷汗がだらだら垂れる。
待て、待ってくれ。本当に待ってくれ。
いや確かに、不法侵入したけど! それだけだよ!?
殺すことないじゃん! 殺せないよ!? まさかここであのヒントは未来予知だったのか!?
「しかし、こんなガキがあの悪魔の仲間だとはな……だとしたらサッサと殺した方がいいだろう」
ワイズ「あ、あの」
「本来ならばアベル殿が処刑をする予定だったが――本当にどこに行ったのだぁ!」
自分の傍にいる騎士が周りにいる騎士たちにそう怒鳴る。
「何でも異種族を城内に見かけたから追いかけて殺す。そう言って国外に行ったようです!」
「はぁあああああああああああ…………!」
……どうやら、まだ処刑はされないらしい。
- 674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 22:51:18.78 ID:wjJshvEX0
- 天使追いかけて行ったか
- 675 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 22:52:27.54 ID:fb7QA45P0
- 天使やエルフもアウトなんだろうかアベルの宗教
- 676 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/03(金) 22:56:09.10 ID:xUW9kkG60
- 「……では、今回は私が代わりにこの犯罪者の処刑を執行しよう」
大きくため息を吐いたすぐ傍の騎士の男が、そう答える。
……一般の騎士よりも、少し位が高いのだろうか? 周りの反応を見るに、そんな感じに思える。
「おい! あの剣を持ってこい!」
ワイズ「?」
そう言うと、一人の騎士が真っ赤な剣をこちらに持ってきた。
……血で染まった。という感じの赤色ではなかった。
「本来はギロチンで首を撥ねる予定だったが、フレア国防大臣様によればこいつは死んでも死なないらしい」
ワイズ「……」
「だとすればどう殺せばいいだろうか……そう我らが悩んでいた時! 我らが王! クラウディア・ロギアス王は神の如く助言を下さったのだ!」
不死だというのなら、封印してしまえばいいのだと!
- 677 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/03(金) 23:05:56.16 ID:xUW9kkG60
- ワイズ「へ?」
あれ、封印?
殺せないなら殺せるようになるまで殺せばいいじゃない! の精神じゃないの? ヒントは嘘だったの?
…………封印?
「この剣はそのクラウディア王の持つ財宝が一つ! 封印の剣!」
どんな者だろうと! この剣で心臓を貫かれたものは世界と世界の狭間に封印されるという代物だ!
ワイズ「ふぁっ!?」
世界と世界の狭間に?
待て、待て待て待て……! それはやばい! 流石に封印されてそんなところに送られたらどうにもできない!
神の身体も集められない! いやそんなことはどうでもいい! 兎に角封印はまずい!
「おい! そことそこの騎士よ! この犯罪者の身体を押さえろ!」
はっ! その掛け声とともに、ワイズは磔にされるように地面に押さえつけられる。
ワイズ「ま、待って!? 本当に待って!?」
黙っていい場面なんかじゃない! マジでまずい!
「では、大人しく封印されるがいい!」
い、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ――――!
ワイズ「か、神様仏様――――!」
封印の剣が、ワイズの心臓に向かって振り下ろされて――――。
- 678 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/03(金) 23:12:49.42 ID:xUW9kkG60
-
ベルフェ「はい、ドォオオオオオオオオオオオン!!!!!」
- 679 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/03(金) 23:14:32.85 ID:4Lp5yFcFo
- ヒューッwww
- 680 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 23:15:45.26 ID:n0Pf5GnmO
- それは紛れもなく奴さ〜
- 681 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/03(金) 23:24:47.07 ID:xUW9kkG60
- ジュッ。
ワイズ「…………へ?」
封印の剣と一緒に、処刑人の騎士が――――溶けた。
ドロリと、マグマのように。人間だったものが、溶けた。
「な、何者――」
ベルフェ「はいドーン!」
炎で作られた玉のようなものが弾丸のように発射されて、ワイズを押さえつけていた騎士二人の頭部が。無くなった。
ワイズ「……へ?」
ベルフェ「おいこら見てんじゃねぇ!」
周りに集まっていた騎士達が、一瞬で燃え上がり。真っ赤な海のようになった。
ベルフェ「はい、消火!」
そして、ベルフェの声とともにその炎は消失し。その地面には、黒い粉のようなものが広がっていた。
ワイズ「…………」
声が出ない。
立派な角と翼がそれの種族を象徴していた。黒のスーツと羽織られたスーツコートが、それの立場を明らかにした。
そして。
ベルフェ「あーあー、なんか火力ミスっちまったわ……本当は骨くらい残すつもりだったのに」
ワイズ「べ、ルフェさん?」
ベルフェ「おう、優しくて綺麗でつよつよな悪魔様が、気まぐれに、その場の勢いで。お前を助けに来たぜ? ワイズ君?」
――――それオーラが、それの炎が、それの口調が。その悪魔の恐ろしさを表していた。
- 682 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/04/03(金) 23:26:11.84 ID:xUW9kkG60
- 休憩。0時前には戻ってきます。
- 683 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 23:27:15.96 ID:Hv9mjCMko
- ベルフェのヒロインワイズ
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