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【安価SS】元帝国軍人「元帝国軍人でも恋がしたい」
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33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/23(月) 17:01:56.70 ID:gCxU5GFdo
おつ
家族かあ……あまりいい予感がしない……
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/23(月) 18:08:28.89 ID:dwRAoaB2O
おつおつ
これからどうなるか期待
35 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/25(水) 19:50:58.94 ID:I5vDJHIp0
【目覚めて10ヵ月後】
日本人研究者「早い物ですね、もうすぐ一年がたちます」
源四郎「ええ、あっと言う間でした」
源四郎「それで先生。そろそろ家族との面会を…」
日本人研究者「その話ですが」
日本人研究者「ようやく許可を頂きました」
源四郎「本当ですか!!」
日本人研究者「ええ。ここまで話を長引かせて申し訳ありません」
日本人研究者「何せ大日本帝国が開発した人体強化薬も、アメリカが始めたコールドスリープも」
日本人研究者「一般的に世間には公開せず、秘匿されてきました」
源四郎「よく研究機関と、米国政府から許可を得られましたね」
日本人研究者「理由は…恐らく近年、コールドスリープ被験者が、続々と寝覚めている事と」
日本人研究者「どこから情報が漏れたのか、ネットで『コールドスリープ』の件も、『人体強化実験』の件が、徐々にバレてきてしまっていて…」
源四郎「ネット?」
日本人研究者「インターネットの事です。近いうちに何なのか教えます」
源四郎「??」
36 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/25(水) 19:52:08.00 ID:I5vDJHIp0
日本人研究者「では改めて、あなたの名前と生年月日、地元を、この用紙に書いてください」
日本人研究者「研究機関と米国政府、日本政府に提出します」
源四郎「うむ…」カキカキ
安価下1(コンマです)
※ 源四郎の地元
@東京(00〜50)
A広島(51〜99)
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/25(水) 19:52:45.70 ID:L4wpH8Uio
ふん
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/25(水) 19:54:01.31 ID:i5+N13ft0
(アカン)
39 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/25(水) 20:36:19.22 ID:I5vDJHIp0
源四郎「はい」
日本人研究者「確かに受け取りました」
源四郎「先生」
日本人研究者「はい?」
源四郎「以前より気になっていたのですが」
源四郎「長崎と広島に投下された新兵器って一体何なのでしょうか。普通の空襲とどう違うのですか?」
日本人研究者「……私からお答えはできません」
日本人研究者「日本へ帰郷し、心を落ち着かせ覚悟ができたら…原爆ドームと平和記念資料館に行って見てください」
源四郎「……原爆、ドーム??」
40 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/25(水) 20:38:14.42 ID:I5vDJHIp0
【一ヵ月後(11ヶ月目)】
日本人研究者「源四郎さん、ご家族が当研究施設に訪問に来られました」
源四郎「おおついに…!」
日本人研究者「では、どうぞ」
ガチャッ
コンマ安価(下1)
@ 車椅子に乗った自分の弟と、その家族。 弟の両手には、両親と兄の遺影を持っている
(00〜50)
A 日本政府職員から、家族および親族の遺影を渡される
(51〜99)
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/25(水) 20:38:48.26 ID:0nMBQywVo
。
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/25(水) 20:41:44.58 ID:9jQV8DuI0
よかった、のかな?あとは当人がどう思っているか
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/25(水) 20:47:09.90 ID:i5+N13ft0
まぁ天涯孤独よりはマシなのかな‥
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/25(水) 21:36:23.05 ID:+7WaHfndo
弟にかかっている…
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/25(水) 21:59:07.17 ID:/q00bz8oO
姪孫ヒロインの登場もありうる…
46 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/26(木) 08:09:30.69 ID:ENvKIsqQ0
カラカラ…カラカラカラ…
車椅子のタイヤが回転する音が近づいてくる
源五郎(弟86歳)「……」
五郎(甥62歳)「初めましておじさん。おいの五郎です」
源四郎「はじめまして」
初老を迎えた甥の五郎は、車椅子の動きを止め、頭を下げる。
伸五(又甥37歳)「初めまして、又甥の伸五です」
伸五(又甥37歳)「脇にいるのは嫁です。その隣にいるのは息子たちです」
又甥の嫁「はじめまして。ほら挨拶」
伸一(12歳)「伸一です」ペコッ
伸二(11歳)「伸二でーす」ペコッ
伸一は爽やかで心優しそうな印象。どことなく昔の弟に似ている。
一方で信二は女の様に髪が長い。顔立ちは女顔だった兄に似ている。
47 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/26(木) 08:10:48.08 ID:ENvKIsqQ0
源四郎「弟よ…会いたかった」グスッ
源四郎の瞳から水滴が溢れる。
源五郎(弟86歳)「……」
源五郎(弟86歳)「シュコー…シュコー…」
鼻穴に透明な管を通し、酸素を送る音が静かに響く
うっすらと目を明けて、手を弱々しく伸ばす
源四郎「……」ギュッ
源四郎は優しく、その手を握る
源四郎「なんだよお前、髪の毛ひとつも残って無いじゃないか」
源四郎「それにどうしたその管は?呼吸が上手くできないのか」
源五郎(弟86歳)「シュコー…シュコー…」
虚ろな眼差しで、源四郎を見つめる弟。
源五郎(弟86歳)「……ァ…ァァ…」ツーッ
その弟も、目を薄っすらと明け、頬に水滴が静かに流れる
源四郎「……」
源四郎「お前も苦労したんだな」
五郎(甥62歳)「父はずっと、後遺症と闘っていました」
源四郎「後遺症?なんの話だ」
全員「……」
源四郎(…? なぜ黙り込む)
48 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/26(木) 08:11:49.94 ID:ENvKIsqQ0
源四郎(いったい、おれが眠っている間に何が)
ガチャッ
扉が開かれると、ゾロゾロと沢山の人間がこちらに寄ってくる
親族1「親父の体調はどうだ?」
親族2「親父も大事だけど、まずは源四郎さんに挨拶だ」
親族3「源四郎さん!会えて光栄です!」
親族4「すっごーい!とても90歳に見えないわ!」
親族5「っていうか結構カッコよくない?」ヒソヒソ
親族6「確かに」ヒソヒソ
親族7「コールドスリープが本当に実在するなんて…」
源四郎「」
源四郎「えっと…息子の五郎を含めると…」
源四郎「弟よ、お前8人も子供を育てたのか……!?」
五郎(甥62歳)「父は本当に苦労人です。私の母…つまり父の嫁は」
五郎(甥62歳)「さらに後遺症が酷くて。俺が二十歳になる前に…」
源四郎「……」
49 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/26(木) 08:12:29.81 ID:ENvKIsqQ0
源四郎「手に持ってる遺影は、親父とお袋の写真か」
源五郎(弟86歳)「シュコー…シュコー…」コクンッ
うっすらと目を明けながら、首を縦に振り答える
そしてゆっくりとした動きでもう一枚の遺影を見せる
源四郎「兄貴…」
源四郎「親父とお袋はさすがに覚悟していた」
源四郎「だが兄貴まで…」
源五郎(弟86歳)「シュコー…シュコー…」
源四郎「それにしても、よくもまあ8人も子供を…」
五郎(甥62歳)「親父とお袋は、本当は10人の兄弟を作る予定だったみたいです」
五郎(甥62歳)「ただ二人とも後遺症が酷く…特にお袋が。だから8人目で諦めたんです」
源四郎(弟はもっと大人しい感じの奴だったんだがな)
源四郎(子孫繁栄に躍起になる大きな理由でもあったのか? それとも単に若さゆえの勢いか)
50 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/26(木) 08:13:18.42 ID:ENvKIsqQ0
【1ヵ月後(目覚めて丁度1年後)】
日本人研究者「本日は、コールドスリープ被験者の退所日でございます」
日本人研究者「あなた方は退所組、1期生となります」
源四郎「まだ目覚めてない者もいるのか…」
日本人研究者「でも源四郎さんが目覚める前後あたりから、続々と覚醒者が増えてきました」
日本人研究者「いずれ日米の両政府が、強化人間の存在、そしてコールドスリープの存在も公表する日も近いでしょう」
源四郎「ふむ」
源四郎「それじゃそろそろいきますか」
源四郎「『浦島会』のみなさん」
そういうと、ぞろぞろとコールドスリープ被験者が源四郎の背後に現る。
日本人研究者「浦島会?」
源四郎「我々は浦島太郎の様な体験をしてしまっている」
日本人研究者「だから浦島会」
51 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/26(木) 08:14:40.29 ID:ENvKIsqQ0
源四郎「ところで浦島会のリーダーはおれで良いんですか?おれは90歳で、一番の年下ですが」
鷹飛(98歳)「かまわんよ。若いのが一番だ」
源四郎(鷹飛さんは、元海軍の神風特攻隊。空母に突撃し、爆死したハズなのに、なぜか生き延びた元帝国軍人)
海原(97歳)「んだんだ」コクッ
源四郎(海原さん。元海軍出身で、爆薬を積んだ潜水艇『人間魚雷』を操縦。軍艦に突撃した。が、やはり何故か生きていた)
鷹飛(98歳)「俺達は、年齢も組織もバラバラだ。でも同じ『強化人間』しての実験体であり、コールドスリープの被験者仲間だ」
海原(97歳)「我らは同士だ。これからも、互いに支えあっていこう」
源四郎「……互いに生活が落ち着いたら、同窓会を開きましょう」
海原(97歳)「いいねそれ!やろうぜ!ガンガン酒のんでよ!」
鷹飛(98歳)「決まりだな…みんなはいつ頃がいい?」
元軍人1「一週間後でどうだ?」
元軍人2「ばか、早すぎだろ!」
ワイワイ、ガヤガヤ
源四郎(総勢30名を越える『強化人間コールドスリープ被験者』…卒業1期生)
52 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/26(木) 08:16:49.83 ID:ENvKIsqQ0
源四郎「みんな退所したら何がしたい?」
鷹飛(98歳)「決まっている。女遊びだ」
鷹飛(98歳)「遊郭は廃止になったと親戚から聞いた。正直がっかりだ」
鷹飛(98歳)「その代わり、親戚の曾孫達が今度…キャバクラ? という良い所に連れてってくれる約束をした。ああ楽しみだ!」
海原(97歳)「オレは親戚の曾孫に、ソープランド?っていう場所に連れてってもらうぜ!すっげ楽しみだ!」
軍人1「オレは曾孫に合コン?っていうお楽しみ会に参加させてもらうことになっている!早くいきたいぜ!」
〜〜〜
源四郎(『浦島会』の全員が女遊びを考えていた)
源四郎(皆だらしなく、鼻の下を伸ばしてるが)
源四郎(ここにいる全員…自ら『喜んで特攻兵器の道を志願』した)
源四郎(誰よりも強烈な愛国心を胸に抱いた、筋金入りの帝国軍人たちだ)
源四郎(その全員が戦時中は、オレと同様、国と陛下に身を捧げる事のみを胸に誓い)
源四郎(女など目もくれなかったと語っている)
源四郎(半分以上が女の味を知らない者達だ)
53 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/26(木) 08:17:59.58 ID:ENvKIsqQ0
日本人研究者「最後に二つほど」
日本人研究者「今後も医学会に協力して頂きたい。日誌を定期的に提出願います」
源四郎「勿論です」
全員「うんうん」
全員がうなづく
日本人研究者「では最後に、昭和天皇が生前撮っていた、強化人間コールドスループ被験者へのビデオレターを拝聴いたします」
全員「!!?」
源四郎「そんなものがあったのか!?」
全員、その場で床の上で正座する
日本人研究者「みなさん、そんな冷たくて硬い床に正座は膝を痛めます。どうか椅子の上で」
源四郎「陛下は勿体無くも、我らにメッセージを賜ったのだ!」
鷹飛(98歳)「椅子に座るなんてとんでもない!!」
海原(97歳)「陛下のお言葉を聞けると思えば、膝の痛みなど屁でもないわい!」
54 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/26(木) 08:19:10.41 ID:ENvKIsqQ0
長くも無く、短くもない、そのビデオレターは締めくくりに
『朕は戦後にその存在を聞かされた、君たち強化人間を忘れた事は無い』
『どうか余生を穏やかに、幸せに暮らして頂きたい』
『真にご苦労であった。 朕は勇敢な国民に支えられて幸せであります』
全員「……」ボロボロ
浦島会の全員、声を震わせ、大粒の涙を流していた
鷹飛(98歳)「くっ…ぅぅ…なんと勿体ないお言葉…」ボロボロ
海原(97歳)「うおおおお!!!うおおおおお!!!!」ボロボロ
源四郎「天皇陛下!!!バンザァァァイ!!!!」ボロボロ
全員「バンザァァァイ!!!!バンザァァァイ!!!!バンザァァァイ!!!!」
研究者全員「」アゼン
研究者1(すっげ、やっぱこいつら本物なんだ)
研究者2(本物の軍人。いや、日本のサムライたち)
研究者3(さっきまでスケベ話をしていた、同じ連中とは思えん。筋金入りのチーム・カミカゼ)
日本人研究者(……)
日本人研究者(さて、日本人は戦後、民主主義に順応していったが)
日本人研究者(誰よりも愛国心が強い、彼らは果たして…)
55 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/26(木) 08:20:23.53 ID:ENvKIsqQ0
病院いってくるので、続きは数時間後に再開します。いったん中断
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/26(木) 08:29:40.10 ID:YNhETuis0
乙です!……子孫繁栄に躍起になる後遺症、広島…まぁそういうことだよなぁ
次はヒロイン安価だろうけど英国籍と米国籍で各1人ずつ書きてぇのができちまった…どうしよう
57 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/26(木) 08:38:06.19 ID:mziTpusSO
おつおつ。お大事にー
58 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/27(金) 05:53:12.78 ID:ALmR3qFt0
『強化人間コールドスループ被験者』通称『浦島会』は、日本まで飛行機で移動
全員空港にくるまでの道中、その圧倒的な文明力に、ただただ開いた口が塞がらなかった
元軍人1(こりゃアメリカに勝てないわけだ…)
元軍人2(圧倒的な開発力…)
源四郎「……」
源四郎「アメリカの文明力は圧倒的だ。見た事も無い建物、機械、音楽、食べ物…」
源四郎「故に皆、黙ってはいるが、口にしたくない事を思っているはずだ」
源四郎「だが文明力なら日本とて、成長しているハズだ」
元軍人1「っ!!そうだ、我ら日本とて負けちゃいない!」
元軍人2「そうだそうだ!日本は凄い国になっているぞ!間違いない!」
―――その後、空港へ到着。
日本の様変わりした圧倒的な文明力に、皆が歓喜した。
だが同時に、あまりに発展し開発されすぎた祖国日本に、何ともいえない寂しさもあった。
バスで移動し、靖国の前に立ち寄り、その後は国会議事堂で政府と挨拶。締めくくりに皇居の前にて敬礼・御辞儀をした。
59 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/27(金) 05:54:52.45 ID:ALmR3qFt0
【東京平和祈念展示資料館】
館内は特別に貸切となっていた
浦島会の全員が、食い入る様に眺めている
東京都出身元軍人1「よくも家族をこんなエライ目に…!」
東京都出身元軍人2「やはりは米英は鬼畜生だ」
東京都出身でなくても、全員怒りが込み上げていた。
それでも館内自体は空調がしっかりした施設で、東京自体も圧倒的な文明力を誇っていた。
ひとまず今の日本は平和なのだと再認識され、次第に怒りは治まっていった。
が、しかし
【沖縄平和祈念展示資料館】
戦友1(90歳)「友よ」
源四郎「なんだ」
戦友1(90歳)「お前たしか、広島の人間だったな」
源四郎「ああ。だがお前と共に過ごした日々は忘れた事も無い」
源四郎「お前の胸に抱いている怒りの気持ちはよくわかる」
源四郎「今すぐにでもアメリカ人に復讐がしたい…!!」
戦友1(90歳)「チクショウ!!!なんなんだよ…なんなんだよ!!」
貸切となった館内に、すすり泣く声、怒りの叫びが響く
そして日本政府職員に連れられ、最後の目的地広島へ向かう
60 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/27(金) 05:57:28.05 ID:ALmR3qFt0
【広島平和祈念展示資料館】
源四郎「」
源四郎「」
戦友1「お、おい、大丈夫かよ。源ちゃん」
源四郎は顔面、真っ青になっていた
海原(97歳)「こ、こんな事が…!」
鷹飛(98歳)「惨い…!」
全員、顔を青くし、唖然としながらその資料館を回っていた
源四郎「」フラッ
戦友1「源ちゃん!?どこへ!?」
―――フラフラとした足取りで、原爆ドームの前に立ち寄る
源四郎「」ガクッ
源四郎「ぅ…ぉぉ…ろろ…」
四つん這いになり、胃液を吐く
戦友1「源ちゃん……」
源四郎「お前、沖縄出身だろ? いいのかよ、あのまま留まってれば良かったのに。 どうせ沖縄帰るのに、二度手間だぜ?」
戦友1「源ちゃんが心配だったんだよ。広島と長崎はとくに酷い目に合ったって言うし。どんなえげつない物が展示されてるか…」
源四郎「……」
源四郎「何なんだアレは。人間の皮膚がめくれて、全身血だらけ、毛髪は抜け落ち、ドロドロになっていって…」
源四郎「生き残った者にも、後遺症というあらゆる苦しみが待っていて…」
源四郎「ぅぅ…くっ…」ボロボロ
源四郎「あああああああああああ!!!!!!」
観光客達「ッ!?」ビクッ
源四郎「許さん!!!絶対に許さんぞぉぉぉぉ!!!!」
源四郎「親戚を!ダチを!!地元の仲間を!!!」
源四郎「親父を、お袋を…兄貴を!!!オレの可愛い弟をよくも!!!よくも!!!」
源四郎「あああああああああああ!!!!!!」
61 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/27(金) 05:58:21.55 ID:ALmR3qFt0
とある旅館
源四郎「……さっきは、取り乱してすまない」
戦友1「気にするな」
海原「あんなの見せられて冷静でいられるハズも無い」
鷹飛「まして地元なら尚更だ」
源四郎「今日で日本政府による案内も終わりだ」
源四郎「明日から俺達は、この時代の社会を生きてかなければならない」
源四郎「陛下の遺言は…俺達の『余生の幸福』だ」
源四郎「みな、幸せになることだけを考えよう」
戦友1「んで、同窓会はいつやる?」
源四郎「連絡網は貰ったし、全員が落ち着いてからにしよう」
源四郎「みな明日の栄光を願って…乾杯」
全員「乾杯」
おちょこに入った日本酒を軽く飲み干す
皆がご馳走を頂いてる最中
源四郎は一口もご馳走を頂くことなく、外を眺めていた
62 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/27(金) 06:01:23.68 ID:ALmR3qFt0
【翌日・広島・弟の実家】
源四郎「」
源四郎「なんだお前の家…随分とデカイじゃないか!」
源四郎「数世帯は余裕で暮らせる広さじゃないか」
源五郎(弟・86歳)「シュコー…」コクン
言葉を発せず、車椅子に乗った弟。
心なしか、以前よりも顔色が良くなっている
源四郎「この家は種類的にいうと」
安価下1
※ 家のタイプを選択肢3つから選んでください。
(後々、ヒロインの好感度に繋がってきます)
@2階建ての武家屋敷(完全和風の家。現代的な要素もアリ)
A2階建ての洋館(9割洋風。和室は1部屋のみ。現代的な要素アリ)
B2階建ての和洋折衷な豪邸。(現代的な要素と、大正ロマン風の要素が、バランスよく絡まっている)
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/27(金) 06:11:29.61 ID:hnOvEZS5O
3
64 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/27(金) 08:03:36.67 ID:ALmR3qFt0
源四郎「2階建ての和洋折衷な豪邸といったところか」
源四郎「昨今の建築物な要素と、大正ロマンの要素が、バランスよく絡まっている」
伸五(又甥37歳)「僕たちも一緒です」
又甥の妻「よろしくお願いします」ペコッ
伸一(12歳)&伸二(11歳)「よろしくね、叔父さん」
源四郎「こちらこそ、ご迷惑をお掛けします」
源四郎(基本的には皆は家を出て行って、広すぎる家に、孫の一家が残ったと行った所か)
五郎(甥62歳)「私もいます。妻と共に、親父の介護をしています」
源四郎「大変だなあんたらも。どれ、おれも手伝うとしよう」
五郎「いえ、週に何回かヘルパーさんも来てもらってます。そこまで負担はありません」
五郎「源四郎さんは天皇陛下の遺言通り、余生の幸福だけを願ってください」
源五郎(弟)「シュコォォ……」コクコク
源四郎「お気遣いありがとう。だが可愛い弟にずっと苦労をかけてきた」
源四郎「介護の勉強はさせていただく」
65 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/27(金) 08:04:37.91 ID:ALmR3qFt0
源四郎「しかし、よくもまあこんな豪邸を」
源四郎「弟は一体何の仕事を」
五郎「親父はまず地元で新聞配達。その後、自衛隊の前身組織、警察予備隊に入隊」
五郎「そこであらゆる経験を得て、私のお袋と結婚」
五郎「その後自衛隊を退職し、普通のサラリーマン。退職後は穏やかに日々を送っています」
源四郎「後遺症が酷いハズなのに、よう頑張った」
源四郎「ただ疑問がある。おれの実家は元々貧乏だったし」
源四郎「いまの話を聞く限りじゃ、弟の収入では、ここまでの豪邸は建てられないのでは」
五郎「あー…非情に申し上げにくいのですが」
五郎「叔父さんが医学会で、色々と貢献したという話は伺ってますね?」
源四郎「ああ、そうだけど。まさか収入がちゃんとあったのか?」
五郎「すいません。親父の本音を代弁させてもらいます。勝手ながらお金は使わせて頂きました…」
源四郎「構わん構わん!どうせ寝たきりだったんだ。下手すりゃあの世に行ってた可能性もある」
源四郎「三年寝太郎に報酬はいらん。好きに使ってくれ」
源四郎「で、いま家の資産はどれくらいなんだ」ボソッ
五郎「これが預金通帳です」
源四郎「いち、じゅう、ひゃく、せん、まん…じゅうまん、ひゃくまん、せんまん…億…」
源四郎「はぁぁ!?なんじゃごりゃ!!」
五郎「医学会での貢献は凄かったようですね叔父さん」
源四郎「お、おう。こりゃ研究機関から渡された日誌も真剣に書かないとな」
66 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/27(金) 08:06:24.00 ID:ALmR3qFt0
【1年後】
源四郎(あれから一年)
源四郎(この家に来て、外でも家でも、美味しい料理を沢山食べた)
源四郎(弟の曾孫たちと、遊んだり、買い物したり)
源四郎(図書館に行って本を読んだり、新聞読んだり)
源四郎(弟の曾孫たちと、テレビゲームという摩訶不思議な物で遊んだり)
源四郎(映画館で適当な作品をボーッと、観にいってたり)
源四郎(それらの日々は、楽しいといえば楽しい。充分、幸せな余生と言えるだろう)
源四郎(だが時代に取り残された感は否めず)
源四郎(ニュースや新聞を見ても、首を傾げる事が多く。概要ではない。心で理解ができない)
源四郎(おれはまだこの時代に順応できていない)
源四郎(何より、女の味を知りたい)
源四郎(でも、どう味わえば良い?)
源四郎(おれはある時、浦島会の面子を何人かよんだ)
67 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/27(金) 08:08:17.14 ID:ALmR3qFt0
ある懐石料理店にて
源四郎「ひさしぶりだな」
海原「おうよ!元気だったか」
鷹飛「互いに肥えたな」
源四郎「何を言ってる。おれもあんた等も、まだデブってほどじゃないだろ」
〜〜〜
談笑をしていく中に、源四郎は本題を切り出した
源四郎「なあみんな…女の味は知れたかい?」
海原「おうよ、おれはソープランドやデリヘルで豪遊してるぜよ!」
源四郎「あんた、性欲旺盛そうだもんな」
海原「でも時々、孫や曾孫のような連中を相手に…オレは何やってるんだって気持ちにもなる」
海原「オレは、祖国を守る誇り高き帝国軍人・サムライの化身だったハズなのに」
全員「……」
鷹飛「おれは、まだ女との交わりはしてないが」
鷹飛「キャバクラいくたびに、ジェネレーションギャップって奴に悩まされる」
鷹飛「何よりもオレは、誇り高き神風特攻隊の一員だったのに…おれはあんなチャラチャラした空気で、一体何をやってるんだってな」
鷹飛「まあ曾孫がキャバクラ好きだからよ、おれも現代社会勉強の一環として、かつ女遊び兼ねて、毎週通ってはいるんだが…」
海原「はぁぁ…なにやってんだろな俺達」
鷹飛「全くだ。源ちゃんはどうなんだ?」
源四郎「おれは女遊び以外なら、大体、何でもやってきた」
鷹飛「女遊びは?」
源四郎「おれもソープランドやキャバクラの、目の前までは行った」
源四郎「でも何故か、心の中の大切な何かが、傷つきそうで…やめた」
鷹飛「わかる!おれも大切な何かが傷ついた!悲鳴を上げている…」
海原「なのに一度手を出したら止められない…悲しいぜよ」
鷹飛「オレの場合、辞めよう思えば辞められるが…女と交わっちまったんじゃ、その快楽に病み付きだわな…」
源四郎「……」
源四郎「わからん。おれはどうやって、女の味を知れば良いのだ」
68 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/27(金) 08:10:07.89 ID:ALmR3qFt0
源四郎は浦島会の同窓会から帰宅した
源四郎「ん?なんだ伸一、勉強してたのか」
源四郎「エライじゃないか」ナデナデ
伸一「ありがとう」
源四郎「そういやお前は、まだ13歳なのに、進学塾にも通ってるんだって?」
伸一「うん、将来は海外でお仕事したいし」
源四郎「……………………………………」
源四郎「そ、そう、そうか」
源四郎「んで、目指してる学校とかあるのか」
伸一「東京都にある高校なんだけど」
伸一「私立・インターナショナル学園って所なんだ」
伸一「そこには日本人だけでなく」
伸一「あらゆる国籍の人間」
伸一「日本人と外国人の、ハーフや、クォーターの人も沢山いるって話なんだ」
69 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/27(金) 08:13:25.31 ID:ALmR3qFt0
源四郎「国際的な高校なんだな」
伸一「うん」
源四郎「……………………………………」
源四郎(浦島会の皆、現代社会の適応に苦しんでる)
源四郎(小野田さんは1974年にフィリピンから帰還後、現代日本が好きになれず、ブラジルでの暮らしを選んだ。それも一つの決断だ)
源四郎(正直、おれもドコか遠いところへ行きたいと考えた事がある)
源四郎(でも弟の変わり果てた姿を見て、オレは思う)
源四郎(弟が、かつて滅んだ広島のために、沢山の子孫を残した)
源四郎(おれもまた、たくさんの子孫を残したい)
源四郎(何よりオレの中にはまだ、強烈な愛国心が残っている)
源四郎(おれは)
源四郎「お国の役に立ちたい」
伸一「うん?」
70 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/27(金) 08:16:22.03 ID:ALmR3qFt0
源四郎「何ができるか分からん。何をしたいのかも分からん」
源四郎「ただ今のままじゃ駄目だ。」
源四郎「オレは米英が憎い。その連合軍も然り。憎くて仕方が無い。今すぐぶっ殺してやりたい」
源四郎「でもこのままじゃ駄目だ。おれも時代に順応したい」
源四郎「伸一よ、力を貸して欲しい」
伸一「えっと…なんの?」
源四郎「おれも学校に通う。お前と同じ学校を受験する」
源四郎「そこで学問を身につけ」
源四郎「運命の相手も、そこで見つける」
71 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/27(金) 08:17:08.97 ID:ALmR3qFt0
今日はここまで
もし余裕があったら夜も少し投下します
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/27(金) 08:20:24.21 ID:my4YCo0qo
おつおつ
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/27(金) 08:25:21.15 ID:irwrBHQxO
乙ー、ヒロインって既に名前とか決まってるの?それ選択安価なのか
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/27(金) 11:19:32.15 ID:nEunnniS0
乙です
75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/27(金) 12:01:07.95 ID:JAGpI348o
乙
東南アジア系の子とかハーレム要員でいそう
76 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/28(土) 07:03:54.03 ID:UIRS/tLL0
投下します。
※主人公・源四郎の、戦友(沖縄出身)の名前表記を『戦友1』としてきたが、これからは『島袋』と表記します。
源四郎の無二の親友。
場合によっては、登場回数が多くなる事もありうるので、名前をつけることにした。
戦友たちの名前はサラッと付けたししますが、ヒロインの名前・設定は安価で決めてもらう予定です。
そこから選択式にするか否かは、まだ考え中。
77 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/28(土) 07:05:06.51 ID:UIRS/tLL0
数日後、源四郎は電話にて、沖縄出身の戦友に連絡を取り合っていた
島袋(91歳)「え、高校受験!?」
源四郎「ああ」
島袋「また学生に戻るのか。大丈夫か?」
源四郎「わからん。まあ成る様になれだ」
島袋「…源ちゃんらしいな」
源四郎「おう、お前とオレは戦友であり兄弟だ」
源四郎「どうだ、お前もいっしょにこないか?」
島袋「……」
島袋「気持ちは嬉しいが、オレは別な道を選ぶ」
島袋「源ちゃんは尋常小を卒業した後も、進学したんだろ?」
島袋「少なくとも教養がある。知識の土台が整っている」
島袋「おれはただの百姓」
島袋「帰郷したら沖縄決戦で…親兄弟、親戚、ダチ…みんな米軍に殺されていた」
78 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/28(土) 07:07:06.94 ID:UIRS/tLL0
源四郎「兄弟!だったら尚更、オレと…」
島袋「いや。尚更、親の意志を受けつがないかん」
島袋「コールドスリープで、いつの間にか貯まってた貯金で、土地を買うことにした」
島袋「農業やってる奴、昔と比べて減ってるって話だろ?」
島袋「サトウキビやトウモロコシ…他にも、色んな野菜を作りたい」
島袋「農作の発展こそオレの使命だ」
源四郎「兄弟…でもお前、天涯孤独に」
島袋「なーに。人との繋がりは、また新しく築けば良いだけだ」
島袋「……原爆ドーム前で、泣き叫んだ源ちゃんの苦しみに比べれば、大した事はない」
源四郎「おれには弟がいる。でもお前は」
島袋「考えようによっちゃ、オレを縛る物は何もない」
島袋「自由に気ままにやるさ」
源四郎「兄弟…」
島袋「いつか野菜が出来上がったら、そっちに送るよ」
源四郎「……わかった、楽しみにしてる」
〜〜〜
電話をきった後、沖縄の元兵隊、島袋は綺麗な海を眺める
島袋「……」
島袋「ま、本当は寂しくて仕方ないんだけどな」
島袋「戦争から帰ってきたのに、知り合いが1人残らず亡くなってるって…そりゃねぇよ」
島袋「はぁぁ…農業が軌道に乗ったら」
島袋「お見合いでもするかな。それとも…」
79 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/28(土) 07:07:58.18 ID:UIRS/tLL0
【進学塾にて】
友「よお伸一」
伸一「やあ」
友「あれ、隣にいるのは?」
伸一「親戚のおじ…じゃなくて、おにいさん」
友「ふーん、どうも」
源四郎「はじめまして、衣旗源四郎です」
友「……」
友(全身、カーキ色の服…黒いブーツ…)ジーッ
伸一「おじさ…いや、兄さん。やっぱ見られてるよ」
源四郎「ワークマンで買った。結構高かったぞ」
伸一「いやまあ、ワークマンは確かに最近、職人向けの物だけじゃなくて、ファッション性も評価されてきてるけどさ」
伸一「着こなしが…軍人じゃないんだから」
源四郎「こっちのほうが落ち着くんだよ。それに黒のブーツだって高かったんだぞ」
伸一「いや、そういう意味じゃなくて」
80 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/28(土) 07:09:30.38 ID:UIRS/tLL0
―――そして数年後・受験を終えて
【広島駅】
伸一「じゃあ、いってきます」
伸五(弟の孫)「おう。東京行ってもガンバレよ」
伸一「ああ、おじさんもいるから心配ないよ」
源四郎「弟よ、すまんな。せっかく介護のコツを掴んだ所だというのに」
源四郎「……寂しいぜ。また離ればなれだ」
源五郎(弟)「シュコー…シュコー…」
酸素が送り込まれる音が響く
源五郎(弟)「ぅぅ…ぉぉ…」ガタッ
身内一同「ッ!?」
五郎(弟の息子)「親父が立った!?」
源五郎(弟)「ひまご…しん…いち…」
源五郎(弟)「あ…あに…き…げんしろうあにき…」
源五郎(弟)「バンザイ…バンザイ…バンザーイ…」
源五郎(弟)「ゴホォ!ゴホォ!ゴボォォ!」
無理に立ち上がったせいで、激しく咳き込む
さらに後遺症の影響からか、ドバッと血を吐く
五郎(弟の息子)「親父!?無理すんな!」
伸一「ひいじいちゃん大丈夫!?」
源五郎(弟)「ゼーヒュー、ゼーヒュー…」
親戚一同は、やや困惑した表情で源五郎を見つめる。
だが1人だけ、涙ぐむ者がいた
源四郎「……泣かせてくれるじゃねぇか。弟よ」グスッ
源四郎は敬礼をする。
源四郎「己の幸福と、国の発展の為に、必死に勉学に励む決意であります!」
五郎(弟の息子)「やれやれ、まるで出征の儀だ」
源五郎(弟)「シュコー…シュコー…」
81 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/28(土) 07:10:10.39 ID:UIRS/tLL0
寮に入る。それぞれ個室が用意されている。
そして支給された制服を試着している
伸一「おお、なかなか良いブレザー!」
源四郎「最近は学ランが随分と減ったな」
伸一「割合的に、ブレザーの方が多いかもね」
源四郎「おれらの時代は、マントや学帽もあったんだがな」
源四郎「これも時代の変化ってやつなのか」
伸一「あ、そういえば靴は自由で良いって話だけど」
伸一「初日位は革靴で。二日めからスニーカーで行こうと思うんだけど」
伸一「おじさんは?」
源四郎「初日はお前と同様で革靴で行く。二日目からは…すでに新しい靴は買ってある」
源四郎「かなり高かった。上等な物だぜ」
伸一「そっか!じゃあ安心だね」
伸一(広島にいた時に散々、忠告してきたし…まさかね)
82 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/28(土) 07:11:36.57 ID:UIRS/tLL0
【入学式当日】
学園長「この度は、我が栄光ある私立・インターナショナル学園にご入学、おめでとうございます!」
伸一「…」
源四郎「…」
入学式はあっと言う間に終わり、それぞれのクラスに移動する
〜〜〜〜
伸一「僕とおじさんは…」
源四郎「同じクラスだと良いな」
コンマ安価下1
※ 弟の曾孫、信一とは
・一緒のクラス(00〜50)
・違うクラス(51〜99)
83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/28(土) 07:12:01.84 ID:H/YfkFrP0
そい
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/28(土) 07:12:03.00 ID:KtZfSkkCo
ふん
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/28(土) 07:42:08.65 ID:Ya2CE/BY0
違うクラスになっちゃったか、あと差し支えなければ
>>1
にご質問がありますヒロイン設定って一人幾つまで書けるとかありますかね?
86 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/28(土) 08:02:05.26 ID:UIRS/tLL0
源四郎「おれは1年A組、伸一はB組か」
伸一「離ればなれ…残念だ」
源四郎「まあ仕方ない。来年もあるから、その時を期待しよう」
伸一「えっと大丈夫おじさん?うまくやれる?」
源四郎「成るようになれだ。後の事など知らん」
伸一「おじさん、その言葉好きだね…」
〜〜〜
教室に入ると日本人のみならず、外国人、日本と外国のハーフ、クォーターの生徒がゾロゾロいた。
源四郎(まるで異国に来たようだな)
源四郎(まあ初日位は少し様子見るか。下手に自己主張せず)
87 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/28(土) 08:03:13.98 ID:UIRS/tLL0
(次の日)
カラコン…カラコン…
伸一「おじさん」
源四郎「ん?」
伸一「2日目からは、とっておきの靴で登校って言ってたよね?」
源四郎「ああ」
伸一「なんでまた下駄を履いてるの…」
源四郎「好きな靴を履いて良いんだろ?なにが悪い」
伸一「あのね…祭りじゃないんだから。スニーカーとかにしなよ」
源四郎「コッチのほうが落ち着くんだよ」
カラコン…カラコン…
伸一「先が思いやられる」
カラコン…カラコン…
源四郎「いざゆけ〜つわもの〜日本!男児!」
伸一「朝から軍歌も止めろって…」
源四郎「うるさい!何が悪い!」
88 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/28(土) 08:04:18.39 ID:UIRS/tLL0
【1年A組の教室にて】
ワイワイ、ガヤガヤ
源四郎(それにしても…)
源四郎(最近の女子はみんな、身長も大きく、胸やら尻やらも、なかなかデカイい)ゴクリ
思わず視線が釘付けになる
源四郎(小柄と呼ばれた日本人も時代の流れで、だんだん外国人に近い体型になってきたな)
源四郎(おれなんか、身長は昔、大きい方だったのに…いまじゃ、平均より小さい方に入ってしまってる)
ワイワイ、ガヤガヤ
源四郎「……」
89 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/28(土) 08:08:15.10 ID:UIRS/tLL0
源四郎(朝から伸一に叱られた。いい加減に時代に順応しろと)
源四郎(順応とは難しい物だ)
源四郎(まずは仲の良い友人を…)
源四郎(でも、最近の若者は、どんな風に声を掛け合ってるんだ?)
源四郎「むむむ、うーん」
??「どうしたの?難しい顔して」
源四郎「む?」
ヒロインキャラ設定(安価下1〜3まで候補を取ります。その後、アンケートとります)
・名前
・人種(アメリカ人かイギリス人。それは日本と米英の、ハーフかクォーターで)
・容姿(髪色など二次元キャラ基準でもOK。例えば緑髪やピンク髪など)
・性格
・特技
・趣味
・その他
90 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/28(土) 08:08:58.96 ID:UIRS/tLL0
今日はここまで
安価は下1〜3まで
あとでアンケとります
91 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/28(土) 08:10:58.22 ID:UIRS/tLL0
やっぱ1〜3まで候補ができたら
そのままアンケの流れで
締め切りは次回の投下まで
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/28(土) 08:13:08.29 ID:Ya2CE/BY0
名前 エリザ・ベレスフォード
・人種 イギリス人クォーター
・容姿 肩に少し掛かるくらいの長さの金髪縦ロール…要はISのセシリアをちょっと短髪にした感じ
・性格 常に自信に満ちたですわ口調でプライド高くて
傍から見れば如何にもな自信過剰でよく高笑いする高慢で嫌なお嬢様、と思うだろうけどノブレス・オブリージュ気質
…強きを挫き弱き者に手を差し伸べる精神、普通に勉強できない奴が居たら教えたり面倒見がいいんだが第一印象で誤解されるタイプ
一言二言話した程度の浅い付き合いじゃ根は良い奴という本質に気づけない、あとポンコツお嬢様であることも
・特技・趣味 後述のその他に詳しく書きますが読書と学術全般
・その他
欧州5月祭りと同じ5月1日に生まれた女性、3年間の留学で日本へ来たそれ以降は親との通話で留まるか帰るかで口論になっている
短所・長所↓
短所@【お化けが怖い】
長所@『天才』
子供の頃は絵本のターザンが好きだったけど、成長するにつれて名探偵ホームズ、SF物の小説をよく読むようになった
幽霊や怪談が心底苦手でよくある戦時中に焼夷弾で焼かれた子供の亡霊が旧校舎に出る的な七不思議なんか特に苦手
『全ての物事は科学的に推理して解き明かせるロジック』で幽霊だと思った物は木の枝に引っ掛かったビニール袋を見間違えたり
欧州の伝承で底なし沼に人を引き摺り込む悪霊ウィル・オ・ウィスプなんかも実は沼から発生したメタンガスの自然発火が原因と科学で照明できたり
ちゃんと科学的に分析・推理すれば幽霊なんて非科学的な存在居るはずないと証明できますわ!と豪語(震え声)している
つまり怖いからこその裏返しで科学や探偵力で死んだ人間が現世で蘇って悪さするとか言うオカルト話はありえないと否定したい
…そんなこんなで科学論文なんかも趣味の延長で読み漁った結果、天才と呼ばれる程に開花した
短所A【料理(英国人級)】
「なっ、馬鹿にしてますの!料理位できますわ、ちゃんと白米だって洗剤で洗ってから天日干しにして炊きますしカップラーメンだってできましてよ!」
留学理由
自分が知らないことを知りたい、書物で学べる事には限界がある
例えば出版社が出した観光雑誌や旅行記は所詮自分ではない第三者の見聞であって自身の感性とは異なる場合がある
自分の脚で大地に立って、自分の目で見て、自分の耳で聞いて、自分の肌で感じてそうやって考えてこそ意味があるからというのが信条
日本史や技術を見たくて来た、あと英国より評判が良い食事
親と口論の末、大喧嘩してでも意地を通して海外の見知らぬ地に行くクソ度胸の持ち主
93 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/28(土) 08:13:49.67 ID:UIRS/tLL0
>>85
二人までなら良いよ複数書いても
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/28(土) 08:17:25.44 ID:ug9yruCO0
・名前アリサ・クロウリー
・人種日米のハーフ
・容姿金髪のロングストレートを後ろで三つ編み風に縛ってる
・性格かなり内気で引っ込み思案
・特技料理・裁縫など家庭的なこと全般
・趣味読書や動物と戯れること
・その他彼女の父は現在米軍の高官であり、母と二人暮らしである。父のことは個人的には好きであるが「軍人」という肩書には複雑な思いがある
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/28(土) 08:22:48.12 ID:Ya2CE/BY0
>>93
ありがとうございます!
名前 アニー・A(アンダーソン)・雪村
・人種 アメリカ人クォーター
・容姿 ブロンドの三つ編みハーフアップの髪型、誰にでもフレンドリーな明るい元気っ子の童顔でにへら笑いが多い所為か子供っぽく見えるけど
まさにアメリカな体でデカい、普通に男の源四郎よりデカいのが並ぶとすごく目立つ、日本男児涙目である
・性格 『基本的には』誰にでもフレンドリーな明るい元気っ子……それは間違いないけど後述のその他で詳しく書きます
・特技・趣味 野球部で活躍すること、両親の経営するカフェレストランの手伝いをすることが好き
・その他
短所・長所↓
長所@『料理上手』
今の両親が自宅で営業してる喫茶店、頼まれればがっつりしたハンバーグ定食や御膳も出すカフェレストラン寄りの店で
好き好んで手伝うから自ずと料理も上手い、こじんまりした自営業ゆえあんまり知名度は無いけど知る人ぞ知る穴場の味
長所A『基本的には人と仲良くできる』
誰とでもフレンドリーに話せる性格で、人付き合い自体は嫌いじゃない…ただ例外的に何かを盲目的に信じる人が少し苦手
短所@『飛行機が怖い』
飛行機に乗るのが怖い、別に高所恐怖症ではない
短所A『盲目的に何かを信じる人が少し怖い』
盲信的な人は正直に言って何考えてるのか理解できない所があって恐ろしいと思ってる
歴史の授業なんかで「天皇陛下バンザイ」とか言いながら大戦中に神風特攻した人間の話なんかも
初めて聞いた時は困惑した、命をそんなに粗末にできるのか何でそんな行為ができるのか…何故なら彼女にとっては
短所にして最大の欠点&そもそも日本に居る理由
アニー・アンダーソンは米国で暮らしてた、でも今のご両親の雪村家は血のつながりが無い
本当の親はもういない、二人共亡くなった
米国で高収益の裕福層の家に生まれた、でも幼少時代のある年
母親が家にアニーを置いて父親の勤め先に向かった、理由は早く仕事を終える父と共に娘のプレゼントを買う為
その為に職場の貿易センタービルに向かった、そして両親ともに亡くなった
短所B『弱音を悪い意味で誰にも見せない』
明るい元気っ子だけど、その実は闇が深い
飛行機事故のニュースや中東なんかでテロが起きる話題を聞くと一瞬だけ顔が曇る
今お世話になってるご両親や野球部の友達、親しい人に心配かけたくないから頑なに隠そうとする
死んだ親の分まで今生きてる自分はせめて笑って生きようと努めるからこそ泣きたい時に泣かない
胸の内に溜め込む事が多くて、野球部の活動前に胃を痛めたまま出たり
普通に精神科医に診て貰った方がいいのに心配かけたくないからと無理に笑って隠し通そうとする
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/28(土) 08:26:00.00 ID:KpiwF+wDO
名前 ウィル・ライナッツ
人種 アメリカ人
容姿 銀髪ショートで身長も胸もかなり大きい
性格 寡黙で何を考えているかわかりにくい
特技 日本武道全般
趣味 トレーニング
その他 幼少時にテレビで見た日本武道に衝撃を受けて単身アメリカから留学してきた変わり者
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/28(土) 08:31:13.81 ID:PRHiHjHBo
白人以外はダメですか?
98 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/28(土) 08:36:01.95 ID:Gm1m6fdQO
おっふ、考えてたらもう安価範囲外…
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/28(土) 08:37:39.57 ID:JW0FbV13o
>>97
というかもう範囲埋まってるな
乙でした
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/28(土) 08:39:34.18 ID:Gm1m6fdQO
まあアメリカ・イギリス系ヒロインは諦めて他国籍ヒロインの募集がある事を祈りつつ書くとしよう…
101 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/28(土) 09:15:22.31 ID:JW0FbV13o
ん?もうアンケ始まってるのか
それっぽすぎないのが好きだからアリサで
102 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/28(土) 09:20:10.64 ID:vkc+yFTdO
何票とかそういうのじゃなくて反応によるアンケってこと?
103 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/28(土) 09:23:32.74 ID:5vpJSf9DO
一応アリサに一票
104 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/28(土) 09:31:57.30 ID:10/BArKp0
候補になりうるのが3人来たらアンケ開始するってことかと思ったけど
とりあえず変わり種を入れてみる
・名前 ミアリ・ランゼン
・人種 アメリカ人(インディアン)
・容姿 緑がかった黒髪の長髪でデコ出し、褐色がかった肌。身長は源四郎と同じくらいで低くも高くもない。童顔系なのでさらに子供っぽさを強調するような服を好む
・性格 強気な闘争心の塊だが、陰気な面もあり精神が不安定でナイーブでセンチメンタル
・特技 何でも平均以上に出来るが、長く続けることは苦手だし勝てない相手も多く器用貧乏感もある。自分という人間を確立したがってる
・趣味 日本やインディアンの伝統文化を調べること、多様なアルバイト
・その他 インディアンの出自、先祖代々インディアンであるが、同化政策により伝統等はそこまで受け継いでいない。
家族からはアメリカという国家や歴史への反感を伝えられて育った。
白人は嫌いだが、それに奴隷として従ったり白人社会の中で権利を主張し生きようとする黒人のことも嫌い。
とはいっても現代社会の体制に迎合しないと生きていけないというわだかまりを抱えこんでおり、それを闘争心に向けている。
日本人に同じ黄色人種でアメリカの支配主義と最後まで戦ったことから勝手にシンパシーを感じている。
第二次世界大戦時代そのままの源四郎ならその精神を色濃く持ってるのではないかと期待している。
105 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/28(土) 09:36:49.47 ID:JW0FbV13o
おっと確かにそうともとれるかも…
一応さっきの書き込みは取り消しで願います
106 :
>>1です。携帯から
[saga]:2020/03/28(土) 11:47:12.16 ID:URfKaUJuO
仕事の休憩時間なので少し書き込みを。安価ありがとう
色々と言葉足らずで申し訳ない。
混乱を避ける為、改めて書き直します。
@アンケートは票数がきめます。
A予定ではメインヒロインは4人。
※指定…白人か、白人日本人のハーフ&クォーターが基本。
純粋日本人も欲しいと意見あるので増やすか考えます。
Bメインヒロインの他、サブヒロインも考えてます。(安価で)
C96レスまで上がった、ヒロイン安価を候補に入れます。
※前レスにも触れたけど、1レス(1人)につき、ヒロイン2人まで候補あげてもOKなので。
帰宅して、余力が有れば、今夜またやります。
107 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/28(土) 12:11:43.22 ID:ulGYhZYo0
職場から乙です
アンケートは
>>95
で願います
サブヒロイン枠なら
>>104
みたいなのもありですか?
サブだと設定が多すぎて扱いきれない感もあるけど
108 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/28(土) 12:17:45.16 ID:JW0FbV13o
了解です
じゃあ変えて96のウィルで
109 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/28(土) 12:51:31.34 ID:KpiwF+wDO
アンケートはアリサにお願いします
110 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/28(土) 13:00:29.08 ID:vkc+yFTdO
じゃあアンケは
>>95
のアニーで
111 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/28(土) 13:07:07.43 ID:D+b0XTiTo
>>94
アリサに一票
112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/28(土) 13:13:12.07 ID:ZdlVjT3d0
おなじく
>>94
に一票で
113 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/28(土) 14:01:18.66 ID:JoCGRIt90
乙
アンケートはアリサに投票します
114 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/03/28(土) 15:02:30.86 ID:fcZdRg1X0
アリサちゃんに一票
115 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/28(土) 16:30:29.67 ID:56lO4foN0
アニーちゃんに一票
116 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/28(土) 17:06:11.54 ID:Ya2CE/BY0
あっ、じゃあ自分はウィルちゃんに1票を
117 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/28(土) 17:38:44.30 ID:YEvgkICSO
設定過多は好きじゃないのでアリサちゃんで
118 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/28(土) 20:55:36.02 ID:q/T68RMoO
折角だから誰も入れないエリザにするぜ!
119 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/28(土) 21:51:08.40 ID:SaAZ8z98O
アリサがいいや
作者が動かせる余地がある方が楽しめそうだし
120 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/28(土) 22:01:31.61 ID:HUnWJwYNo
設定がガチガチに練ってあるとキャラが引っ張られすぎて設定ありきの話になりそう
アリサに一票
121 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/28(土) 22:57:38.67 ID:M/CXu+rnO
中々面白い良いキャラではあるかもしれないけど他の人が言うように詳細に設定されてると
>>1
が自由に動かしきれない可能性があるのよな
もう少し自由度(?)高ければ良かったが俺もアリサちゃんで
122 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/29(日) 07:11:37.55 ID:LhlEXVVv0
アンケありがとう
それぞれのヒロインとの話の流れを、休憩中に考えてた。
特に個人的にアニーちゃんはツボだったが、アンケ結果はアリサちゃん
>>94
で決定。
またいずれ、メインヒロインを安価もしくはアンケで決めます。
(予定ではあと3人だが、もしかしたら増えるかも)
その時に新キャラを候補に乗せるか、今回の落選キャラを再び挙げるのもアリなので。
>>107
アリだよ
123 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/29(日) 07:14:13.94 ID:LhlEXVVv0
アリサ「どうしたの?難しい顔して」
源四郎「む?」
金髪のロングストレート、後ろで三つ編み風に縛ってる少女が話をかけて来る
源四郎「ちょっと緊張してな」
アリサ「分かる。やっぱりそうだよね」
源四郎(あまり社交的には見えないが、オレがガチガチになってる姿に親近感を覚えたか)
源四郎(割とあっけなく声をかけられしまった)
源四郎(…っていうか)
源四郎「むむむむ……」ジトッ
アリサ「え、ど、どうしたの?」オドオド
源四郎「別に」
アリサ「わ、私もあまり人と話するの得意じゃないから…緊張しなくても大丈夫だよ?」オドオド
源四郎「オレは人と話するのが苦手な訳じゃない」
アリサ「あ、ごご、ごめんなさい…」シュンッ
源四郎「……」ジトッ
源四郎(雪の様に透き通るような白い肌。 綺麗な金髪。 茶色と青が混じった瞳。整った顔立ち…そして整った体つき…)
源四郎(なんじゃごりゃ。 超がつく、べっぺんさんじゃ)ドキドキ
源四郎(くそっ!目が離せない!)ジトッ
そのままガン見してしまう
アリサ「ひっ……」ビクビク
124 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/29(日) 07:15:26.45 ID:LhlEXVVv0
担任「ホームルームを始める」
担任「しってると思うが、この学校が様々な人種が集っている」
担任「半分が日本人、残り半分が外国から来たものたちだ」
担任「ハーフやクォーターも多い」
担任「改めて自己紹介をしようと思う。ではひとりずつ」
〜〜〜
担任「では、つづいて…衣旗源四郎さん」
源四郎(……?なんでオレだけ『さん』付け呼びなんだ)
源四郎(おれの素性を知ってるのか?)
源四郎(まあ入学届けには、生年月日も経歴も、正直に書いた訳だし…知ってても不思議ではないが)
125 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/29(日) 07:16:35.94 ID:LhlEXVVv0
担任「衣旗さん?」
源四郎「あ、すいません」ガタッ
源四郎「フーッ…」
源四郎(さて、どんなノリで行けば良いんだ)
安価下1
@大東亜戦争の時と同じノリ。気合マックス
A無難に済ませる
(声と台詞が、緊張でガチガチ)
126 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/29(日) 07:17:26.05 ID:3mO1sb3L0
2
127 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/29(日) 07:37:35.34 ID:LhlEXVVv0
源四郎「キ、衣旗源四郎デゴザイマス。ヒ、広島県出身デス」
源四郎「趣味ハ、浅ク広ク、何デモゴザレ」
源四郎「長所ハ仁義ヲ重ンジル。短所ハ…多分、気ガ、短イ、カナ?」
源四郎「イ、以後オ見知リオキクダサイ」
プ、ハハハハハハ!
固い固い!
ロボットみたいな口調!
源四郎「……」カァァ
源四郎(やっぱり、いつものノリで行けば良かったか?)
アリサ「クスクス」
源四郎「ん?」
アリサ「あ、ご、ごめんなさい」
源四郎「大丈夫だ。気にしてない」
アリサ「ほっ……」
アリサ(やっぱり緊張してるだけなのね…ジッと見つめられた時は、ビクビクしちゃったけど)
128 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/29(日) 07:38:39.82 ID:LhlEXVVv0
担任「つづいて、アリサ・クロウリー」
アリサ「はい」ペコッ
源四郎(綺麗なお辞儀だ)
アリサ「アリサ・クロウリーです」
シュバッ
源四郎(ん?)
無意識に源四郎は、両方の耳を、手で塞いでいた。
源四郎(な、なんだ?何故オレは両耳を塞いでいるのだ)
アリサ「出身国は―――」
源四郎(早く、早く手を!)
安価下1
@両手が、耳から離れてくれなかった
A両手を、耳から離す
129 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/29(日) 07:42:28.14 ID:Hip8IdSxO
2
130 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/29(日) 07:58:56.55 ID:LhlEXVVv0
源四郎「おら……ッ」バッ
アリサ「アメリカ出身で、日本人とアメリカ人のハーフです」
源四郎「」
アリサ「昔から、日本とアメリカを行き来してるので、私にとってどちらも母国です」
アリサ「趣味は読書と動物と遊ぶこと。特技は裁縫で…料理も…」モジモジ
アリサ「あまり話のは得意じゃありませんが、こんな私で良ければ、仲良くしてください」ペコッ
パチパチパチパチ!
男子1(今の子、結構可愛かったな)
男子2(普段目立たないけど、隠れファンが沢山いそう)
源四郎「」
源四郎「」
131 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/29(日) 07:59:40.71 ID:LhlEXVVv0
アリサ「ふぅぅ」
アリサ「な、なんとか、切り抜けられたよ」ボソッ
アリサはそっと、源四郎に呟く
しかし
源四郎「……」
アリサ「あの衣旗君?」
源四郎「……」
アリサ(なんだろう。 まだ緊張が解かれてなくて聞こえてないのかな?)
源四郎「……」
源四郎(正直、聞きたくなかった。知りたくなかった)
源四郎(鬼畜米英…)ギリッ
源四郎(汚らわしい血筋)
132 :
◆qNkBYurbBs
[saga]:2020/03/29(日) 08:24:03.22 ID:LhlEXVVv0
休み時間
アリサ「……」
アリサ(いきなり男の子と一緒に、ごはん食べるのはさすがに…)
アリサ(でも友達なんていきなり作れないし)
アリサ「あれ?衣旗君がいない…」キョロキョロ
〜〜〜
(食堂にて)
伸一「どうだった2日めは?」
源四郎「よく分からん」
伸一「同じく。まあこれからだよ」
源四郎「……」
源四郎「この学校はアレだ、やたらと美人が多いな」
伸一「うん、分かる。僕のクラスにも可愛い子が沢山いた」
源四郎「近年の日本人は発育も良いな」
源四郎「ハーフや異国の連中も美人ぞろいだ」
伸一「確かに。まあハーフとかクォーターってどういう訳か、綺麗な人多いんだよね」
源四郎「ムカつく話だぜ」
源四郎「さっきもよ、思わず見惚れちまった女子(おなご)がいた」
源四郎「ハーフだったよ。日本とアメリカの」
伸一「あー…えと、つまり」
源四郎「どうしようもない、怒りと憎しみが込み上げてきた」
伸一「あのさ、別に彼女が何かした訳じゃ…」
源四郎「んなこたぁ、言われなくても分かってる」
源四郎「分かってるんだよ。そんな事。言われなくても…」
伸一「おじさん」
源四郎「もうどうしようもねぇんだよ。こればっかりは…」
源四郎(時代に順応するために、この学校を選んだと言うのに…)
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