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【シャニマス安価】あさひ「冬優子ちゃん冬優子ちゃん」
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/23(月) 00:07:16.07 ID:L9ttBGEGO
冬優子「なによ」
あさひ「↓1やらないっすか?」
冬優子「は?」
あさひ「↓1っす」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1584889636
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/23(月) 00:10:13.63 ID:25bsr6BWo
虫取り
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/23(月) 00:31:48.25 ID:L9ttBGEGO
冬優子「なんでふゆがそんなことしなきゃいけないのよ。大体今の時期って虫いるの?」
あさひ「もう春っすよ! アリとかダンゴムシとか探せばいると思うっす!」
冬優子「一人でやればいいじゃない」
あさひ「ははーん……冬優子ちゃん、怖いんすね? 虫を取るのが怖いから行きたくないと見たっす!」
冬優子「それもあるしあんたと虫取りに行ったらヤバイことされそうだし、そもそも今ふゆは調べ物をしてる最中だから絶対に無理」
あさひ「むぅーつまんないっすー」
冬優子「そういうことだから、もし誰かと一緒に行きたいなら愛依でも誘いなさい」
あさひ「……あれ? これって」
冬優子(げっ! スマホの画面見られた!?)
あさひ「わたし、このグッズ持ってるっすよ!」
冬優子「えっ?」
あさひ「この前結華ちゃんが持ってたの気になってたら『欲しがってた友達がいらないみたいだから、もしよかったらあげる』って言われたからもらったっす!」
冬優子「……」
あさひ「へー、これって限定のやつなんだ。地方に行かないとゲットできないやつ」
冬優子「あさひ、もしよければ虫取り付き合うわ」
あさひ「!」
あさひ「ホントっすか!? でも虫が怖いしわたしと虫取りに行ったらヤバイことされそうだし、調べ物してるから無理だって」
冬優子「たった今大丈夫になったの。その代わり条件がある」
あさひ「条件?」
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/23(月) 00:41:59.83 ID:L9ttBGEGO
◇◇◇
あさひ「ここなんかどうっすか? そんなに大きくない公園だけど探せばいそうっすよ!」
冬優子「いいんじゃない」
冬優子(グッズ欲しさに話に乗っちゃったけど大丈夫よね。もし捕まえた虫を見せつけてきたりなんかしたら……)
あさひ「冬優子ちゃん、手を出してほしいっす!」
冬優子「は? なんでよ」
あさひ「いいからいいから!」
冬優子「?」スッ
あさひ「ふふふ、早速見つけたっすよ。はいこれ」ポトッ
ダンゴムシ「コンニチハ」モゾモゾ
冬優子「」
◇◇◇
あさひ「なんでそんなに怒ってるんすか……」
冬優子「いきなり手のひらに虫乗っけてきたら怒るに決まってんでしょ!!」
あさひ「やっぱり虫嫌いなんすね」
冬優子「むしろ怖くないのあんた」
あさひ「可愛いじゃないっすか! そうだ、この子の名前は冬y」
冬優子「ふゆの名前をつけるの禁止!!」
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/23(月) 00:56:35.02 ID:L9ttBGEGO
あさひ「冬優子ちゃん冬優子ちゃん、こっち来てほしいっす!」
冬優子「虫を渡してきたりしないなら行ってあげてもいいわ」
あさひ「もうしないっすよ! 一緒にあの虫捕まえてほしいっす!」
冬優子「ったく……どの虫?」
あさひ「はい網持って! あれっすよ、あれ!」
冬優子「どれよ」
あさひ「しっ! 大きな声を出したら逃げちゃうかもしれないっす……!」
冬優子「どこにもいないじゃない……」
あさひ「木の色と似てるから分かんないだけっすよ。わたしもよく見えないんすけど……どんな虫っすかね?」
冬優子「どの木にいるか教えなさい」
あさひ「あっ」
冬優子「え?」
あさひ「逃げちゃった……向こうに飛んで行ったっす……」
冬優子(結局よく分かんなかったわ。遠くで何か動いたような気はしたけど、もしかして20メートルくらい離れてるあの木だったんじゃ……)
あさひ「!!」
あさひ「冬優子ちゃん冬優子ちゃん……! すぐ近くにいたっす……!」
冬優子「えっ、ど、どこ?」
あさひ「冬優子ちゃんに近い木っす……!」
冬優子(近い木って……ああ、この木……)
あさひ「あれ? この虫って」
あさひ「ゴキブリっすか?」
ゴキブリ「ヤッホー」カサカサ
冬優子「」
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/23(月) 01:10:12.15 ID:L9ttBGEGO
ゴキブリ「ナカヨクシヨウヨー」ブーン
あさひ「わあっ! こっちに飛んできたっす!」
冬優子「ぎゃあああああああ!?」ブンブンブンキャッチ
あさひ「おお! 冬優子ちゃんナイス網捌き! 捕まえたっすよ!」
冬優子「いやあああああああ!?」ブンブンブン
あさひ「冬優子ちゃん落ち着いて! もう捕まえたっすから!」
冬優子「無理無理無理!! リリースしたい!!」ブンブンブン
あさひ「すればいいじゃないっすか。網をブンブンするのやめて…」
冬優子「やめたら網から出てこっち向かってくるでしょ!!」ブンブンブン
あさひ「ああ、もしかして網を強く振ることでゴキブリを空気で押さえつけてるんすか?」
冬優子「そうよ!! 長くは持たないわ、何か良いアイディアはない!?」ブンブンブン
あさひ「アイディアも何も、別に向かって来ないと思うんすけどねぇ」
冬優子「あんた分かってないわね!! こいつらはそういう生き物なのよ!!」ブンブンブン
あさひ「あれ? 冬優子ちゃん、ゴキブリいないっすよ?」
冬優子「えっ」
あさひ「心配しなくても勝手に逃げたみたいっす」
冬優子「い、いやぁ! どこ行ったの!? もしかしてふゆの服に……!」ゾゾゾ
あさひ「ぐるって回ってみてくださいっす」
冬優子「大丈夫よね? いないでしょ?」クルクル
あさひ「いないっす」
冬優子「よ、よかった……」
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/23(月) 01:18:08.74 ID:L9ttBGEGO
冬優子「ううん、よくないわ。今すぐここから出るわよ!」
あさひ「えーまだ虫捕りしたいっす」
冬優子「公園はダメ! 奴らが近くにいつかもしれないから……ん?」
ゴキブリ「コワカッター」カサカサ
あさひ「なんすか? ……あっ! わたしの服の上にいたみたいっす」
冬優子「」
◇◇◇
冬優子「はぁ……はぁ……」
冬優子(すっごく疲れた……)
冬優子「ねえあさひ、虫捕りっていつ終わる予定なの」
あさひ「……」
冬優子「あさひ?」
あさひ「あれ何だろう」
タタタタタッ
冬優子「ちょ、あさひ!?」
冬優子(急にどうし……って、そういうことね)
マジシャン「ワン・ツー・スリー!」
パチパチパチ
あさひ「……」ジー
冬優子(助かった。もうあんな目に遭わなくて済むわ)
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/23(月) 01:19:51.08 ID:L9ttBGEGO
(翌日)
あさひ「冬優子ちゃん冬優子ちゃん」
冬優子「なに」
あさひ「↓1しないっすか?」
冬優子「え?」
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/23(月) 01:22:33.23 ID:jVDjYUde0
TRPG
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/23(月) 01:33:18.31 ID:l24zGCaG0
続きは明日に始めます
お付き合いくださると幸いです、ありがとうございます
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/23(月) 01:34:43.68 ID:L9ttBGEGO
ID変わりましたが↑は
>>1
です
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/23(月) 01:56:19.69 ID:aPXGM6aWo
おつ
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/23(月) 23:04:06.12 ID:MFR1JxpiO
あさひ「TRPGっす!」
冬優子「あんたからその言葉が出てくるとは思わなかった」
あさひ「冬優子ちゃん今暇じゃないっすか。一緒にやりたいっす!」
冬優子「確かに暇だけど決めつけられると腹立つわね。なんで急にTRPGなのよ」
あさひ「アンティーカの人たちがやってるの見かけて、面白そうだったからわたしもやってみたくなって!」
あさひ「結華ちゃんからルールブックを貸してもらったんすよ!」
冬優子「ふーん……ふゆはやめとくわ」
あさひ「なんでっすか? 暇してるのに」
冬優子「なんで暇=付き合えるって式が成り立ってるのよ! あと暇暇言うな!」
あさひ「……分かったっす……」シュン
冬優子(うっ)
あさひ「誰か他の人を探してみるっす……といっても、みんな営業に行っちゃっていないっすけど……」
冬優子(な、なによ! なんか悪いことしたみたいじゃない!)
あさひ「やりたかったな、TRPG」
冬優子「……分かった」
あさひ「え?」
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/23(月) 23:21:56.41 ID:MFR1JxpiO
冬優子「分かった! 付き合うわよ! ただしちょっとだけよ」
あさひ「冬優子ちゃん……! 大好きっすー!」ギュッ
冬優子「抱きつくなっ! っていうかTRPGって2人だと物足りなくない?」
あさひ「そうなんすか?」
冬優子「アンティーカみたいに5人もいれば良い感じになると思うわ」
あさひ「分かったっす! 事務所を探し回って誰か見つけてくるっす!」
冬優子「ちょっとあさひ! 仕事してる人の邪魔はしないように……ってもういない! 足はっや!」
◇◇◇
あさひ「見つけてきたっす!」
愛依「マジビビったー! 事務所に入った途端に腕引っ張るんだもん!」
P「一体何なんだ……」
冬優子「あさひ、言ったわよね? 仕事してる人の邪魔はするなって」
あさひ「愛依ちゃんもプロデューサーさんも仕事してなかったっすよ?」
愛依「うん、うち暇ー♪ 事務所には忘れ物とりに来ただけだし」
P「俺もちょうど区切りがついたところだよ」
あさひ「ほら!」
冬優子「……まあそれならいいけど」
P「ところで訳も分からず連れてこられたけど、これから何かするのか?」
あさひ「TRPGっす」
愛依「へーTRPGかー」
冬優子「愛依、知ってるの?」
愛依「学校で休み時間にやってる男子いるし! ちょっとだけ参加させてもらったら結構面白くてさー!」
P「俺はやったことないなぁ。どういうゲームかは知ってるけど」
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/23(月) 23:48:10.28 ID:MFR1JxpiO
あさひ「愛依ちゃん、プロデューサーさん、一緒にやってほしいっす! TRPG!」
愛依「断るわけないじゃん! みんなでやるの超楽しそう!」
P「俺もいいけど、やり方よく分からないからネットで調べてもいいか?」
あさひ「ここにルールブックあるっすよ!」
P「じゃあこれを読みつつネットでも学ぼう」
冬優子(本当にやるんだ。結構時間かかるけど大丈夫? まあその時は途中で中断すればいいわね)
冬優子(そういえばどのシナリオをやるのか聞いてなかったわね。有名なのはクトゥルフとか……)
P「ん? これって手作りなのか?」
あさひ「そうみたいっす。結華ちゃんがアンティーカのみんなと遊ぶため色々考えたうちの一つらしいっす」
P「すごいな結華……」
冬優子(手作り?)
◇◇◇
P「ええっと、じゃあ俺がKP(キーパー)として進行していくよ」
あさひ「いえーい!」
冬優子「ちゃんとできるの?」
P「大丈夫……だと思う」
愛依「ねえねえ始めようよ! まずキャラクターを作んなきゃね!」
冬優子「キャラ作るだけでもかなりかかるわよ」
P「いや、ルールブックを見るとそうでもなさそうだ。このゲームは『ヒーロー争奪戦恋物語』っていうタイトルで、同じ高校のカッコイイ先輩を振り向かせて付き合うのが目的らしい」
冬優子「なにそれ……」
愛依「そんなのもあるんだ!」
あさひ「付き合うのが目的……どうやればいいんだろう」
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/24(火) 00:14:13.62 ID:t2aV4z2zO
P「アピールするんだよ。楽しく会話や、好きな食べ物を手作りで渡したり、時には大胆なアピールで攻めてみる」
あさひ「大胆なアピールってなんすか?」
P「胸を押しつけたり、わざと転んだふりして抱き抱えてもらったりする。上手くいけば好感度が急上昇する」
冬優子「はあ?」
P「か、書いてあるんだよここに! 俺の意思じゃないから!」
愛依「そのアピールってのはどのタイミングでやんの?」
P「朝、昼、放課後の3ターンを繰り返していくだけだよ」
愛依「なるほど」
P「ちなみにどうやれば付き合えるのかというと、アピールし続けて好感度をアップさせていって10になれば告白ができる」
P「15になれば向こうから告白してくる。つまり勝ちが確定する」
愛依「んー……?」
冬優子「やっていくうちに何となく分かるわよ。キャラにはステータスあるんでしょ?」
P「うん、3つある。勉強、運動神経、家事能力の3つ。これは最初から決まってるものがカードになってるから自分で設定しなくていい」
冬優子「どういうこと?」
P「ほら、ここに4つのカードがあるだろ。3つのステータスのバランスがいいものと、それぞれに特化したものの合計4枚」
P「この中から選んでくれ。どれでもいいよ」
あさひ「わたしはこれっ!」
愛依「じゃあうちはこれ〜♪」
冬優子「あっちょっ! よく見ずに決めたわね!?」
あさひ「よく見なきゃいけないんすか?」
愛依「ひょっとしてどれが不利とかある系?」
P「有利でもあるし不利でもある。まあ平等ってことだな」
あさひ「わたしは不利でも全然いいっすけど」
冬優子「自信満々ね」
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/24(火) 00:39:02.13 ID:t2aV4z2zO
冬優子「いいわ、じゃあふゆはこれにする」
P「決まったな。バランスのカードが残って、それぞれ特化したものを選んだか」
あさひ「わたしは運動神経っす!」
冬優子「ふゆは勉強」
愛依「うちが家事能力かぁ」
あさひ「これでもう始められるっすか!?」
P「そうだな、始めよう。まずはプロローグを読むぞ」
P「暖かな陽射しがあなたを照らす。春風が吹き桜の花びらが舞い踊る通学路を歩き、新学期に胸を躍らせる」
P「ふと後ろから声をかけられる。『頭に桜の花が乗ってるぞ』。横に並んだのは憧れの先輩だった。大きな手が髪に触れて優しく花びらをとってくれた」
P「素敵な笑顔を見たあなたたちの心は高鳴り、春の陽気のようにぽかぽかと暖かくなっていく」
あさひ・冬優子・愛依「……」
P「憧れの人の背中が遠ざかっていく。『あの人の隣に並んでずっと歩いていたい』。桜の花びらが舞い散る中、あなたは密かに決意を固めたのだった」
P「以上でプロローグは終わり。ここから順番に行動していくぞ」
あさひ「ちょっと待って欲しいっす」
P「ん?」
あさひ「その先輩、複数の女の子にそんなことしてるんすか? 女の子好きなんすね」
愛依「あー、言われてみれば。うちら3人がプレイヤーでこのプロローグを聞いてるってことは、そういうことだよね」
冬優子「細かいことはどうでもいいでしょ」
冬優子(ふゆも思ったけど)
P「まあまあ、冬優子の言うように細かいところはスルーしてくれ。順番はあさひ、冬優子、愛依のサイクルでいいか?」
愛依「オッケー」
あさひ「はいっす!」
冬優子「それで進めて」
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