【安価】魔王「吾輩も勇者が欲しい!」

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/08(日) 03:37:25.26 ID:BUAHveq30
辺境の廃城
吸血鬼
地域の魔物の代表。相当強いが基本的に寝てるおっさん。
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/08(日) 05:53:11.13 ID:QAN3Fm//O
危険な魔物の住処になっている山の頂上

ドラゴン
魔王軍最年長で人間の神話に名を残しているレベルのご高翌齢
強大な力を持つが非常に面倒臭がりで長年山に引きこもっている
住む場所が場所なので普通の人間は姿を見かける機会がなく一般には空想上の生き物だと思われている
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/08(日) 13:07:09.83 ID:nwLnwcs10
魔王「色々いるが、小回りがききそうなのはサキュバス、吸血鬼、ドラゴンだな」

魔勇者「ではサキュバスで」
魔王「即決か」

魔勇者「だって、吸血鬼とかドラゴンってホントに小回りきくんですか?むしろ腰重そうなんですけど」

魔王「吸血鬼はそれ単体だけではなく、地域の魔物も幅広く統率しているからな」
魔王「ドラゴンも、魔王軍最年長で命令できる者もなかなかいないから、あまり任務もなく暇しているだろう」

魔勇者「そうですか、でもサキュバスにします」

魔王「そうか、まあサキュバスも既に人間の社会に溶け込んでいて、人間相手に何かするなら適任だろう」
魔王「サキュバスは、人間の交易の要となっている港町にいる」

魔勇者「そうとなれば、さっそくサキュバスに会いに行きましょう!」


>>34コンマ一桁

1〜5 道中会話>>35

6〜7 >>35に出会う

8〜0 >>35を見つける

ゾロ目で↑最中に勇者と遭遇
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/08(日) 13:09:08.13 ID:/DiX+ZKJO
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/08(日) 13:16:20.87 ID:9c2K+VRyO
勇者の強さについて
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/08(日) 13:28:54.19 ID:nwLnwcs10
魔勇者「そう言えば、魔王様?」

魔王「なんだ?」

魔勇者「勇者ってどのくらい強いんですか?」


勇者の強さ >>37コンマ一桁

1 ザコ
2〜4 序盤級
5〜7 中盤級
8〜9 終盤級
0 最終段階
ゾロ目 裏ボス級
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/08(日) 13:29:10.30 ID:4PiZG0OWo
はい
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/08(日) 13:43:09.86 ID:nwLnwcs10
魔王「もう既に魔王国に乗り込めるくらいの強さはあるだろう」
魔勇者「ええっ!」

魔王「各地のボス達も殆ど倒されていて、後は時間の問題だろうな」

魔勇者「各地のボスって・・・さっき言ったサキュバスとか、吸血鬼とか・・・」
魔王「一週間前の時点では問題なかったが・・・」

魔勇者「急がないとじゃないですかっ!!」

魔王「ああ・・・む、港町が見えてきたぞ」
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/08(日) 15:16:30.24 ID:nwLnwcs10
【港町】

港には各国からの商船が泊まっており、多くの商人の周りに人が溢れ活気に満ちている

魔王「敵ながら凄い発展具合だ」
魔王「しかし、一見平和そうでも既に多くのサキュバスが潜んでいる、奴らが動けば交易も一気に崩壊するだろう」

魔勇者「で、サキュバスってどこにいるんですか?」
魔王「サキュバス達が集まる酒場があるのだ」


そう言って、魔王は町へ入っていき、魔勇者も後を追う


魔勇者「すごい人混み・・・迷子になりそうですよ」


港から少し進んだ所、多くの住民と旅行客で賑わっている大通りの脇に、一際人気が多い酒場があった


魔王「ここに入るぞ」
魔勇者「え、ここですか?」


有無を言わさず、魔王は魔勇者を連れ酒場に入る


店員「いらっしゃいませーっ!二名様ごあんなーい!」


2人は店員に連れられ、ほぼ満席の店内を進む


魔勇者「・・・見たところ普通に人間が集まってますけど、ホントにここにサキュバス集まってるんですか?」ヒソヒソ

魔王「ここには集まってないな」
魔勇者「えっ!じゃあなんで」

店員「こちらの席でお待ちくださいー」


2人は奥の席に着く


魔王「ここの地下に集まっているのだ」ヒソヒソ
魔勇者「地下?」ヒソヒソ

魔王「そしてそこに行くには裏メニューを注文するのだ」

店員「ご注文どうぞー」

魔王「>>40
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/08(日) 15:36:00.41 ID:bir51Dn30
ストロベリーサンデー
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/08(日) 15:36:03.82 ID:ElvoxZB60
ポークリブを手焼きスタイルで。水は自力で冷やす。炭の予備は3本頼む。
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/08(日) 17:16:19.86 ID:9c2K+VRyO
作戦の変更が必要なのでは
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/08(日) 22:40:49.86 ID:nwLnwcs10
魔王「ストロベリーサンデー」

店員「ストロベリーサンデーでよろしいですかー」
魔王「ああ、コイツの分もな」

店員「少々お待ちくださーい」

魔勇者「え、裏メニューって・・・普通じゃないですか!こんなんで・・・」
魔王「まあ待て」

店長「お客様、こちらへ」

魔王「行くぞ」
魔勇者「えぇ・・・これじゃたまたま誰か頼んじゃうんじゃ・・・」


店長は2人を人気のない廊下に連れ、一番奥の扉を開ける
そこには地下へ続く階段があり、さらに下りていく

そして、その先にはまた扉があった

店長「どうぞごゆっくり」

そう言うと、店長は2人を置いて戻っていった


魔勇者「えっ、ちょっと下りただけで浅くないですか?裏メニューといいセキュリティ大丈夫ですか?」

魔王「今こうしてあるのだから、大丈夫だろう」


そうして、魔王は扉を開ける


>>44コンマ 集まっているサキュバスの人数
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/08(日) 22:44:01.98 ID:prBc4tino
たくさん
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/08(日) 22:44:09.98 ID:ctkhHPn0O
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/08(日) 23:48:05.18 ID:nwLnwcs10
そこでは、部屋を埋め尽くす程の大勢のサキュバスが、ストロベリーサンデーを食べていた


魔勇者「す、すごい人数・・・」
魔王「うむ、集まっているな」


すると、入り口近くにいたサキュバス達は魔王の存在に気づき

サキュバス「「「「「「「「「「魔王様!!!!!」」」」」」」」」」
サキュバス「「「「「え!?どこどこーーー!?!?」」」」」
サキュバス「「「「「「「見えなーい!」」」」」」」
サキュバス「「「皆静かに!!魔王様に失礼よ!!」」」
サキュバス「「「「「おもてなしの準備しなきゃっ!!!」」」」」

サキュバス達は色めき立つ


魔王「皆の者!!静まれっっ!!!!」


が、すかさず魔王が一声発すると、サキュバス達は次第に静かになる
それを確認すると、魔王は口を開く


魔王「早速だが、お前達にはとある作戦に協力してもらう」

サキュバス「「「「「「「「「「(魔王様直々の命令・・・)」」」」」」」」」」

魔王「その作戦とは、この魔勇者一行が勇者パーティの仲間になるためのサポートだ!」

サキュバス「「「「魔勇者一行?」」」」ザワザワ
サキュバス「「「「「「勇者の仲間?」」」」」」ザワザワ

魔王「紹介していなかったな、こいつが魔勇者、人間の王を倒すため冒険する魔王軍の勇者的ポジションだ」

魔勇者「はじめまして!魔勇者です!」

魔王「そして吾輩がそのお供だ!」

サキュバス「「「「「「「「「「(えっっっ!!!魔王様がっ!?!?)))」」」」」」」」」」

魔王「この魔勇者一行が疑われず勇者パーティに加わるためにはあちら側からスカウトされる必要がある」
魔王「そのために、お前達が大事件を引き起こし、魔勇者が解決したように見せかけるのだ!!」

魔王「やってくれるな?」

サキュバス「「「「「「「「「「わ、わかりました」」」」」」」」」」

魔王「(ほっ・・・良かった)」


>>47>>49 起こす事件 コンマが多いもの採用
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/08(日) 23:52:27.39 ID:BUAHveq30
子供の大量拉致
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/09(月) 00:05:05.81 ID:EFiVIxGWO
役人を狙った猟奇殺人
狙われる役人はマフィアを追うまともな役人であり、あくまで人(マフィア)の起こした事件として演出しサキュバスに気付かれないようにする
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/09(月) 00:34:13.76 ID:dVTjwXylO
>>47
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/09(月) 02:23:44.98 ID:sJeVUyxU0
バタンッ
サキュバスA「ういーっす」

サキュバス「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「・・・・・・・・・・」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」ジトー

サキュバスA「スースース―ストロベリ・・・のわっ!?」

魔王「・・・」ポカン
魔勇者「・・・・・」キョトン

サキュバスB「しーっ!今魔王様が大事な作戦の説明してるとこっ!」
サキュバスA「す、すみません・・・続けてください・・・」ストンッ

魔王「・・・コホン・・・つまりだ」

魔王「マフィアを追う役人を始末し、よりマフィアを動きやすくするのだ」
魔王「猟奇殺人ならばインパクト抜群で、この事件の噂はたちまち世界に広がるだろう」

魔王「最っ低に治安が悪くなった所をスパアアアンッ!!!・・・っと魔勇者が解決!したように見せる!!」

魔王「すべてマフィアになすりつければサキュバスの存在はバレず、正義の役人はいなくなり治安も悪いまま!交易も滞る!」
魔王「なのに魔勇者は大事件を解決した英雄として有名になり、勇者にもスカウトされる!というわけだぁ!!」

魔勇者「流石です!魔王様!」

サキュバスC「一大プロジェクトね」
サキュバスD「魔王様が直々にお力添えをくださるなんて光栄です♡」

魔王「では、早速準備に取り掛かるのだ!」
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/09(月) 03:01:52.58 ID:sJeVUyxU0
【宿屋『INN♡MA』】

魔勇者「わー、このベッドふっかふかです!」

魔王「とりあえず今はサキュバスの活躍を見守り、機をうかがうのだ」

魔勇者「それじゃ、今は私達やることないってことですか?」

魔王「うむー・・・英雄の振りをする作戦にした以上、今は大々的に人間の王退治も魔物の手助けもするわけにはいかんからな・・・」
魔王「まあ冒険も、ただせわしなく各地を旅するだけではなく、こうして一つの場所でどうこうするのも大事だろう」

魔勇者「じゃあ、魔勇者しばらく休業ですね」

魔王「何故そんなに魔勇者を嫌がるんだ・・・旅費も装備も報酬も吾輩までいて・・・」
魔王「そう言えば、装備を渡し損ねていたな」

魔勇者「魔王様がついてきてくれればそれだけでいいですよ」

魔王「そうはいかんだろう、ほれ、銅の剣なんぞとは比べ物にならん武器だ!防具もあるぞ!ついでに装飾品も」


>>52 武器
>>53 防具
>>54 装飾品

コンマ合計 旅費 ゾロ目の数だけ×10
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/09(月) 03:13:33.77 ID:9Bn9iLHJ0
清流のトライデント(漁に最適)
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/09(月) 03:19:31.46 ID:WAcdaGe3o
意味ない水着
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/09(月) 04:11:47.05 ID:dVTjwXylO
はいよ
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/09(月) 04:13:10.41 ID:dVTjwXylO
ごめん間違えた装飾品なら回避の腕輪
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/09(月) 15:08:00.61 ID:sJeVUyxU0
魔王「まずは清流のトライデント!!三つの穂が、流れるように深く突き刺さるぞ!漁に最適だ!」

魔勇者「トライデント・・・こういうのって普通剣じゃないんですか?」
魔王「なんでもあちら側のマネすればいいわけではない!それに悪魔っぽくていいだろう!」

魔王「お次は意味ない水着!!キャーッッ、こんなんじゃ意味ないぞっ!」

魔勇者「なななな・・・なんですかソレっ!?今着てる服の方がだいぶ意味ありますよ!」
魔王「心配ないぞ、ちゃんと対策はしている」

魔王「回避の腕輪!!これを着ければ動きが俊敏になり、敵の攻撃も視線すらも避けることができるのだ!!」

魔勇者「俊敏で防御力も高ければそれでいいじゃないですかっ!こんな意味ないっ・・・そもそもなんで水着なんですかっ!」
魔勇者「はっ・・・もしかして、魔王様はそういう趣味なんですか・・・?」
魔王「違う!これはれっきとした戦略だ!極限まで体を軽くし、素早い動きで敵に姿を見せず、一突きで仕留める!これが魔勇者の戦い方だ!」
魔勇者「それってアサシンじゃないですか・・・」
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/09(月) 15:24:11.78 ID:sJeVUyxU0
魔勇者「うぅ・・・本当に意味ない・・・」モジモジ
魔勇者「こんな姿見られたからにはもう、一生炊事洗濯がんばるしかないですっ・・・」モジモジ

魔王「うむ、魔勇者のイメージとなるにふさわしい姿だ」
魔勇者「これからの魔勇者全員この格好なんですか・・・」

魔王「さて、作戦の方は大丈夫かな・・・」


>>58コンマ 作戦の具合

偶数 順調に進行
奇数 ハプニング>>59
ゾロ目で港町に勇者来訪
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/09(月) 15:35:27.60 ID:bOkcCtj3O
そい
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/09(月) 16:01:50.04 ID:ivuio5cao
風邪ひいた
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/09(月) 22:51:06.74 ID:sJeVUyxU0
サキュバスに命令した後、宿を紹介された魔王は、そこで魔勇者と今後の準備をし
夕方、作戦の具合を確認するため再び酒場の地下に訪れていた


【隠れ家『ストロベリーサンデー』】


魔王「なにぃ!?風邪だとぉ!?」

サキュバス「はいぃ・・・強めのウイルスが、ウッ・・・持ち込まれたみたいですぅうう゛っ!!ゴホッッ!・・・・・すみません・・・・・」
サキュバス「ですので今はス゛ト゛ロ゛ベ゛リ゛ー゛サ゛ン゛デ゛ー゛は・・・・・お出しできません・・・」


サキュバスは掠れ気味の声で答える
昼時の賑わいが嘘のように店内はがらんとしており、いるのは店員のサキュバスのみだ


魔王「全く・・・免疫力が足らんな」

サキュバス「皆、風邪に良く効く特製アロマで治療を急いでいますぅ・・・」
魔王「それでも風邪を引いた以上、病み上がりもあるし一週間は活動できんだろう」
サキュバス「そ、それでは作戦は・・・」

魔王「むう・・・」
魔王「(この作戦は、サキュバスの隠密性が重要だし・・・かといって治るまで待つにも、勇者がなぁ・・・)」

魔王「(一番波風が立たないのは中止すること・・・しかし事件を起こした時に話が広がるのはやはり港町か、目標地点の王都くらいしかない・・・)」
魔王「(他の魔物に代行させる手もあるが、港の人間との繋がりがないから魔物が大々的に事件を起こすことになる・・・)」
魔王「(邪神官を連れてきてすぐさま治療回復する方法もあるな・・・魔王城の控えダケド・・・)」

魔王「決断の時だ・・・」


>>61

1.作戦中止、他の場所へ

2.他の魔物に代行させる

3.邪神官を連れてくる
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/09(月) 22:52:49.71 ID:qpjhBxo4O
偶数では?
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/09(月) 22:57:41.00 ID:sJeVUyxU0
あー・・・
すみません
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/10(火) 00:16:18.41 ID:mH/UWGG60
サキュバスに命令した後、宿を紹介された魔王は、そこで魔勇者と今後の準備をし
夕方、作戦の具合を確認するため再び酒場の地下に訪れていた


【隠れ家『ストロベリーサンデー』】


魔王「『役人惨殺』・・・」


サキュバスA「どうですか♡魔王様ぁん♡」

サキュバスB「私が暗殺者を仕向け・・・」
サキュバスC「アタシが猟奇的にアートしてー」
サキュバスA「私が新聞屋に取り上げさせたんですぅ♡」

サキュバスD「今も情報網を使い、マフィアを追う役人を探しています!」

魔王「ああ、結構だが・・・犯人は不明と書いてあるぞ?犯人をマフィアに仕立て上げるのはどうした?」

サキュバスC「すぐには分からない方がー、みんな怖がって噂するんですよー」
サキュバスD「犯人捜しに人員を割くこともできますしね!」

サキュバスA「それにぃ新聞屋とマフィアも繋がりがありますからぁ、マフィアの事件は大々的に取り上げられないんですよぉ」
サキュバスB「ですから、私がマフィアでは暗殺者を仕向けたのです」

サキュバスD「もちろん、マフィアが検挙されたら尻尾を切って記事にする手筈になってます!」

魔王「なるほど、いい働きだ・・・(怖ッッ!!サキュバスも裏社会も怖ッッ!!魔王国はこんな事になってなければいいなぁ)」

サキュバスB「・・・と、こちらは大丈夫なのですが・・・」
サキュバスD「あの魔勇者?って娘は大丈夫なんですか?」

魔王「もちろんだ!英雄になるにふさわしい姿だ!」

サキュバスA「姿・・・?」
サキュバスB「そういうことではなく・・・」
サキュバスC「まーいーんじゃなーい?」


一方魔勇者


魔勇者「魔王様行っちゃった・・・こんな格好で放置なんてッ・・・」

魔勇者「はあぁー・・・魔勇者かぁ・・・」


魔勇者は仰向けにベッドに倒れ込む


魔勇者「正直まだ気乗りしないなぁ・・・」


>>64 魔勇者が魔勇者になる前、元々していたこと
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/10(火) 00:19:06.88 ID:B0AqkRVB0
魔王のメイド(魔王は気が付いてない)
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/10(火) 02:59:05.89 ID:mH/UWGG60
側近「はぁ、魔王様の思いつきにはうんざりさせられる・・・」

同僚「ベラベラ」キャッキャ
魔メイド「ベラベラ」ウフフ
先輩「そこ!お喋りしてないでちゃんと仕事しなさい」
同僚「はーい」
魔メイド「はーい」

側近「(はぁ、なんかめんどくなってきたな・・・テキトーにあしらっとけばその内飽きるでしょ)」

側近「あー、お前たち」
先輩「側近様、いかがいたしましたか」
側近「えー、魔王様の命令だ。勇気ある者を知らないか」

先輩「勇気ある者?」
魔メイド「どうしてですか?」

側近「・・・いつもの思いつきだ」
先輩「またですか・・・」

同僚「それなら魔メイドが勇気あります!」
魔メイド「えっ!?」

同僚「この娘、ゴキ〇リ退治できるんですよ!」
先輩「コラッ!同僚!」

側近「・・・そうなのか?黒髪」

魔メイド「え?は、はい」
側近「じゃあついてこい」
魔メイド「ええっ!?いやそれだけでそんな・・・」
側近「大丈夫だ、あっちも思いつきなんだからな」

側近「安心しろ、ちょっと魔王様に付き合うだけだ」
魔メイド「・・・わ、わかりました」

同僚「魔メイドー!魔王様へのアピールチャンスよー!ガンバ!」グッ
魔メイド「ちょっとっ///」
側近「?」

先輩「同僚、あの娘の分あなたが働くのよ」
同僚「えーっ」
魔メイド「あはは・・・」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


魔勇者「あれから魔勇者になれって言われて・・・」

魔勇者「無理だから、私も無理言ってやり過ごそうとしたのに・・・」
魔勇者「ホントについてきてくれるなんて///」
魔勇者「それで舞い上がってそのまま飛び出してここまで・・・何やっちゃってんだ私・・・」

魔勇者「魔王様がいなくなって魔王城の皆も困ってるだろうし、かといってここまでついてきてもらって作戦も始まっちゃったし・・・」

魔勇者「どうしよう・・・」


1.勇気をもって辞表する

2.勇気をもって続行する
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/10(火) 03:00:04.12 ID:mH/UWGG60
ミス

>>67

1.勇気をもって辞表する

2.勇気をもって続行する
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/10(火) 03:28:54.89 ID:rTbRyXjoo
2
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/10(火) 23:45:24.99 ID:mH/UWGG60
魔勇者「途中で投げ出すのが一番良くないよね、城の皆も成果を出せば許してくれるハズ!
魔勇者「なにより魔王様と二人きりの旅だもん!こんな機会、今やめたら二度と無い」

魔王「戻ったぞ」

魔勇者「魔王様!私、魔勇者がんばります!」

魔王「おお!装備で気が引き締まったか!やはり魔勇者は形からだな!」
魔勇者「装備は関係ありませんっっ///」

魔勇者「もうっ・・・私の気も知らないで・・・」ボソッ

魔王「安心しろ、作戦は順調だ」
魔勇者「作戦のことじゃ・・・もういいです」

魔王「サキュバス曰く・・・」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


サキュバスD「港町中、今日の猟奇殺人の話題でもちきりですよ!」
サキュバスA「明日からぁ、もぉっとたくさん死ぬとも知らずにね♡」
サキュバスC「大量死で一気に注目を集めたあとはー、役人を一人ずつ始末するんですー」
サキュバスB「一人・・・また一人と無残に殺されていく役人を見て、民衆の恐怖は最高潮に達します」

サキュバスD「そしたら死体をマフィアのアジトにたくさん置いて、そこに魔勇者様達が乗り込めば作戦完了です!」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


魔王「とのことだ(怖〜いよ〜サキュバス達目がガチだったよ〜あれじゃ淫魔じゃなくて普通の悪魔だよ〜)」

魔勇者「たくさんの魔物が色々手回しして、世界征服も作戦も成り立ってるんですね!」
魔王「ああ、そしてトリを務めるのがお前なのだ、責任重大だぞ」

魔勇者「はい!魔勇者として、作戦は絶対成功させます!」
魔王「頼もしい限りだ!」
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/10(火) 23:57:39.01 ID:mH/UWGG60
魔勇者「・・・で、明日たくさん死んでから一人ずつってことは、少なくとも明後日までは待たないとですよね」
魔王「ああ、民衆の反応しだいではそれ以上かけるかもしれんがな」

魔勇者「その間、私達どうするんですか?」

魔王「それはお前に任せる」
魔勇者「ここでムチャぶりですか!?」

魔王「サキュバスが作戦に協力してくれたのは魔王として命令したからだ、である以上作戦に関しては吾輩は魔王としてお前に命令する」
魔王「しかし今どうするかは魔勇者パーティの問題、パーティとしては吾輩はお供でしかないからな」
魔王「魔王として要求するのは作戦の邪魔にならないことだけ、パーティの行動を決めるのはお前だ」

魔勇者「うー、思いつきで動くのにそういうとこしっかりしちゃってぇ・・・」

魔王「とまあ、堅く言ったが・・・状況で言えば最初の街に来たようなものだ、人間の街ではあるがサキュバスがいるし・・・」

魔王「つまり自由行動です!自由行動!わくわくしますよね!」
魔王「情報集めや特訓と真面目に行っても良し!観光や買い物とお気楽に行っても良し!吾輩もお供いたします!単独行動でもいいですよ!」

魔勇者「か、変わり身の早い・・・んーそうですねー」

魔勇者「>>71
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/10(火) 23:58:11.62 ID:rTbRyXjoo
kskst
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 00:00:28.73 ID:GOahreEw0
情報収集や武器や道具を揃えましょう。
準備はきちんとしないと

場の流れと合わないなら安価↓で
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/11(水) 15:17:37.81 ID:UIg/Fury0
魔勇者「情報収集や武器や道具を揃えましょう、準備はきちんとしないと」

魔王「さすが魔勇者さまぁ〜、頼りになりますぅ〜」
魔勇者「魔勇者をがんばると言ったからには真面目に行きますよ!」

魔勇者「(さすがにこの水着じゃ意味なさすぎるしっ///)」

魔王「ですが魔勇者さま、武器はトライデントと吾輩は大剣がありますし、人間の道具の効果など我々にとっては微々たるものでは?」
魔勇者「パーティの行動は魔勇者である私が決めるんですっ!行きましょう!」

魔王「ああっ!お待ちください!善良なる人間の商人に我々魔族が金を払うのはいかがなものかと」
魔勇者「買い物して良いって言ったじゃないですか!」
魔王「ですからぁ、善良ではない人間の商人に買い求めるのがよろしいカト」

魔勇者「善良ではない人間の商人・・・ですか?」


【闇市】

海からだいぶ離れた所、寂れた街の路地裏は、夕暮れで怪しい雰囲気が漂っていた


魔勇者「うぅ・・・やっぱりこの格好で外を歩くのはキビしい・・・」
魔勇者「それで、なんなんですか?ここ?」

魔王「闇市でございます」
魔王「サキュバスがここの区間の官僚を手の内にしたことで、ヤバい代物や後ろめた〜い方法で入手された物が堂々と取引されているのです」
魔王「そしていくらかの闇商人のバックにもサキュバスがいるため、そこなら安心してショッピングを楽しめます」

魔勇者「そうなんですか、でもどうやって見分けるんですか?」

魔王「サキュバスの艶かしい残り香・・・もとい魔力を探るんですよほらあの人とか!」


魔王が指をさす方には、フードを被った闇商人がいた


闇商人「イヒヒ、いらっしゃい・・・ウチが扱ってるのは、人間どころか魔物も驚くような大物ばかりだよ」
魔勇者「えっ、魔物って」
闇商人「ヒヒヒヒ・・・まあ、見てらっしゃい」


>>73-77商品募集 
コンマ×コンマ一桁 値段

所持金:1280
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 15:26:17.88 ID:QxO0vE0JO
翼のマント
魔翌力を通すと空を飛べる。速度は通す魔翌力に比例する。
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 15:36:34.36 ID:rMAE8Kkyo
魔剣 1度だけ勇者の弱点をつけるが魔翌力を盛大に消耗する
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 15:43:57.00 ID:mSdXsvhlO
天衣無縫の腕輪
露出度と羞恥心が高ければ高いほどに自分の身体能力を強化する腕輪
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 17:42:09.23 ID:QFYtMN+g0
ロイヤルブラッド
飲むと少しの間だけ、体力が消耗しやすくなるが身体能力が上がる。人間が飲むと生命力も消費してしまう。
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/12(木) 07:10:56.61 ID:M8hd801+0
アールヴの鎧
胸・腹・背中・肩を守る銀色の鎧と、ガントレットのセット。下半身パーツはもともと無いらしい
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/14(土) 12:41:43.00 ID:LPq589II0
闇商人は腕輪を取り出した
装飾が全く無いシンプルな形のそれは、まるで自然に出来上がったかのように思える


闇商人「これはウチも自慢の一品で『天衣無縫の腕輪』って言ってね、露出度と羞恥心が高ければ高いほどに自分の身体能力を強化するんだよ」

魔王「おお!まさに今の魔勇者さまにピッタリではないですかっ!」
魔勇者「この格好が前提なんてイヤですっ!!///」

闇商人「その気持ちがコレの効果を引き出すんだけどねぇ・・・まあ身体能力を上げるなら他にも、この『ロイヤルブラッド』ってのもあるよ」


闇商人は小瓶を取り出した
中にはドロッとした赤黒い液体が入っており、強い妖気を放っている


魔勇者「血?」
魔王「・・・これは何の血だ・・・?どうやって手に入れた・・・」
闇商人「さあ?ウチは売ってるだけだからねぇ・・・出元が不安なら無理に勧めたりはしないでおくよ、副作用で体力が消耗しやすくなるし」


魔勇者「えーっと、なにか防具はないんですか?・・・防具らしい防具です」

闇商人「らしい・・・?防具は・・・この『アールヴの鎧』くらいかな、ココで売らなくても大丈夫なモンだけど、買うなら売るよ」
魔勇者「そうです!こういうのが欲しいんですよ!これなら胸も腹も背中も肩も胸もしっかり隠せます!」

闇商人「ああ・・・特殊な効果はないけど超ガッチリ完全ガードしてるよ、ガントレットもあるし・・・」

闇商人「これならアンタも絶対ダイジョウブだね・・・イヒヒヒ・・・」

魔王「そんな・・・意味ない水着の方がいいですよ!露出度が減っちゃダメです!」
魔勇者「・・・こっちの方が魔王さまの趣味ですか・・・?」
魔王「違います!戦略です!回避の腕輪と天衣無縫の腕輪で反射神経も身体能力を兼ね備えた最強の!」

闇商人「あー、戦略の見直しは商品を一通り見てからがいいよ、こんなのもあるからね『翼のマント』」


闇商人はマントを取り出した
マントは二叉になっており、一対の翼のように見える


闇商人「コレに魔力を通すと空を飛べるんだ、速度は通す魔力に比例するよ」

魔王「魔力を通す・・・」
魔勇者「空を飛ぶ・・・」


>>79コンマ一桁 魔王の魔力

1-3 魔法剣士タイプ

4-6 魔力はある

7-9 剣技一筋

0 剣もぶん回す脳筋


>>80コンマ一桁 魔勇者の魔力

1-3 大魔導タイプ

4-6 魔力はある

7-9 手作り手洗い一筋

0 ゴリパワーメイド
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 12:43:29.82 ID:FcFBpiknO
ウホ
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 12:52:02.84 ID:SOEF3RTvO
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/14(土) 14:10:03.33 ID:LPq589II0
魔王「そういえば、魔勇者さまは魔法は使えるのですか?」

魔勇者「え?魔法はあまり知らないですけど・・・魔力はあります」
魔勇者「魔王さまはもともと飛べますよね」

魔王「はい、魔勇者さまもこれを装備すれば移動が格段に楽になります」
魔勇者「抱えて飛んでもらって・・・すみません///」

闇商人「水着にマント・・・そういうのもアリかぁ・・・」

魔勇者「・・・もしかして・・・魔王さま・・・?」
魔王「違います!戦略です!空も飛べれば回避の幅も広がるでしょう!」

闇商人「買ったら水着マント、買わなかったら水着抱っこだね」

魔王「」
魔勇者「魔王さま・・・///」


闇商人「とまぁ、惚気はこのくらいで・・・最後にアンタらだけに見せる商品がある」

魔勇者「私達だけ・・・?」
闇商人「あぁ、『魔王』さまと『魔勇者』さまだけにね・・・」
魔勇者「あ・・・」

闇商人「ウチは待ってたんだよ・・・この商品を売れる大物をね」


そう言って闇商人が取り出したのは、まがまがしい装飾が施された剣
刀身は波打っていて、刃の表面にはギザギザの刻み目が入っており
鍔にはめ込まれた黒い宝玉は光沢もなく、深淵を覗くかのよう


闇商人「これはウチのとっておき・・・『魔剣』だよ」
闇商人「魔力を盛大に消耗して1度だけ勇者の弱点をつけるんだよ」

魔王「・・・なに・・・?」
魔勇者「どうしてそんな物を・・・?」

闇商人「さあ?ウチは売ってるだけだからねぇ・・・で、どれを買うかい?」


どれを買う?

>>83


所持金:1280

翼のマント 704
魔力を通すと空を飛べる、速度は通す魔力に比例する

魔剣 216
1度だけ勇者の弱点をつけるが魔力を盛大に消耗する

天衣無縫の腕輪 1000
露出度と羞恥心が高ければ高いほどに自分の身体能力を強化する

ロイヤルブラッド 一個69 三個まで
飲むと少しの間だけ、体力が消耗しやすくなるが身体能力が上がる。人間が飲むと生命力も消費してしまう

アールヴの鎧 61
胸・腹・背中・肩を守る銀色の鎧と、ガントレットのセット。下半身パーツはもともと無いらしい
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 17:35:27.29 ID:kY/utW19o
魔剣と腕輪
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/14(土) 22:26:00.94 ID:LPq589II0
>>82採用です

=======================================

魔勇者「私達、勇者を倒すんですよね?」
魔王「ええ、そのために作戦も進めています」
魔勇者「でしたら、この魔剣は必要ですよね」

魔勇者「他に何か買おうかな?」
魔王「天衣無縫の腕輪を買うのです魔勇者さま!」
魔勇者「うっ・・・(この腕輪を買ったら、装備が水着で確定してしまう)」

闇商人「水着に腕輪が趣味ならこれでいいんじゃないかい?両腕揃うし」
魔王「お前は一々なんなのだ!これは戦略だと言っているだろうが!!」

魔勇者「戦略・・・そうですよね・・・私、戦わなきゃいけないんだ・・・そのために装備の強さを最大限に引き出す・・・」

魔王「そうです!その通りです!さすが魔勇者さま!」

魔勇者「それに・・・魔王さまの趣味なら、私・・・」

魔王「」

魔勇者「決めた!魔剣と腕輪をください!」
闇商人「イヒヒヒ・・・まいどありぃ」
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/14(土) 23:22:12.26 ID:LPq589II0
闇市で買い物をした後、魔王は水着の魔勇者を抱え、夕暮れの港町を飛んでいく

昼の人間と夜の人間が入れ替わる時間、賑わいが少し落ち着いた港町を眺めて、魔勇者は何故か寂しいような気持ちになった
落ち込んだ気分で、魔勇者はふと自分の言ったことを思い出す


---戦わなきゃいけない---


魔勇者「・・・魔王さま・・・」
魔王「なにか?」
魔勇者「私、勇者に勝てるんでしょうか・・・」

魔王「どうしたのですか?先ほどまでは、魔勇者さまの身体に吾輩が興奮するかどうとか、自分で興奮しながら聞いてきたというのに」
魔勇者「掘り返さなくていいじゃないですかっ///」
魔王「勝てますよ、魔剣だってありますし」
魔勇者「っっ・・・もうっ・・・!」
魔王「・・・」

魔王「・・・我々は魔族です、いくら勇者が神の加護を得ていようとも、所詮人間・・・種族の力の差は歴然・・・」
魔勇者「・・・でも、各地のボス達もほとんど倒されているんですよね・・・?」
魔王「・・・」


魔勇者「・・・その倒されたボス達は、魔族の中でも強い者を集めた魔王軍の中から、さらに選び抜かれた戦士・・・」

魔勇者「でも私は・・・魔王さまの思いつきで、側近さまにテキトーに選ばれただけのメイド・・・」

魔勇者「もちろん魔王軍に入った以上、散っていったボス達の思いを継ぎ、魔勇者として魔族の命運を背負い戦います。私はそう決心しました・・・」

魔勇者「ただ・・・」


魔勇者「・・・ただ・・・」


魔王「・・・」


>>85

1.魔王として慰める

2.お供として慰める
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 23:27:50.38 ID:rXTt5+nK0
1
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/15(日) 03:05:27.82 ID:165pQFn80
魔王「・・・グッフッフッフ・・・」
魔王「ガーッハッハッハッハ!!!」

魔勇者「魔王さま・・・?」

魔王「ああ!その通りだ!魔勇者を設けたのは思いつき!側近もかんっっぜんにテキトーに選んだ!」
魔勇者「っ・・・」
魔王「それが、こんなことになろうとはな」
魔勇者「・・・?」


魔王「貴様・・・今、ボス達は選び抜かれた戦士と言ったな」
魔勇者「は、はい」

魔王「そのボス達はどうして選ばれたと思う・・・?」
魔勇者「え、魔王軍の中でも飛び抜けて強いから、だと・・・」
魔王「そうか・・・ならば言っておこう」

魔王「魔王軍で強いことなど大前提なのだ!飛び抜けてだと?吾輩からすればまったいらだ!そんなこと一々気にしていて魔王が務まるかっ!!」
魔勇者「え、ええぇ・・・??」

魔王「吾輩がボスを任せるのはな・・・」


魔王「背負う決心をした者だ!!!」


魔王「強さなぞ、足りなければ数増やせばいい!!かしこさも、三人寄れば文殊の知恵!!」

魔王「そいつらの全員の生死を背負って戦う!!そう!!」


魔王「それこそがボス!!!」


魔勇者「・・・」
魔王「・・・あ、ボスにならずとも、その思いがあれば強くなれるとかそうとか・・・つまりだっ!!!」

魔王「魔勇者!!!お前は今!!その決心で!!吾輩に選ばれた!!!」

魔勇者「選ばれた・・・?」

魔王「ああ!!!吾輩はテキトーに選ばれた魔勇者を選び直し!!今!!!お前を選んだのだ!!!!」


魔王「さあ!!!!ゆけっ!!!!魔勇者よ!!!!人間の王を打ち倒すのだっ!!!!!」


魔勇者「・・・」


>>87コンマ 魔勇者の反応

1-3 スッキリ納得

4-6 勢いに元気づけられる

7-9 不安ながらも魔勇者は続ける

0 こんな上司ヤダもうやめたい

ゾロ目 覚醒
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 03:30:18.24 ID:TSnKDBFVO
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/15(日) 23:26:50.02 ID:165pQFn80
魔勇者「・・・ふふっ・・・」
魔勇者「あはははっ!」

魔王「・・・」

魔勇者「おまかせください!人間の王は、私が必ず打ち倒してまいります!」


魔勇者「・・・えっと、そして颯爽と旅立つのですが・・・」
魔王「はい、吾輩もお供いたします」
魔勇者「では、いざ出発です!」

魔勇者「なーんて・・・なんですかコレぇ!あー、落ち込んでたのがバカみたいになってきましたよ」
魔勇者「魔王さま、大げさすぎです」

魔王「ああ、吾輩の威厳が感じられたか?」

魔勇者「・・・ほんとうに・・・ありがとうございます」

魔勇者「私、勇者に勝ってみせます!」


港町上空、沈みかけの夕陽に照らされ魔勇者は宣言する

魔王は何も言わず、ふたたび宿屋に向かいだす
しかし、その口角がわずかに上がっているのが、魔勇者にはハッキリと見えた


魔王「で?魔勇者さまの身体に吾輩が興奮するか聞くんじゃないんですか?」
魔勇者「なっ、イイ感じだったのにっ!もう掘り返さないでくださいっ!しつこいですっ!」
魔王「しつこかったのは魔勇者さまの方ではないですか〜」
魔勇者「あ、それとその口調もやめてください、普通の魔王さまでいいです」
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/15(日) 23:44:56.55 ID:165pQFn80
そんなこんなで2人は宿屋につく

魔勇者「もうすっかり夜ですね」

魔王「ああ、サキュバス達も昼時より活発になってきたみたいだ」

魔勇者「魔族の本領発揮ですね!この調子で情報収集がんばりましょう!」
魔勇者「人間の施設とか戦略とか情勢とか、秘密をあれこれ聞き出しちゃいます!」

魔王「と言っても、これから人間の英雄の振りをし勇者の仲間の振りをするのだ」
魔王「昼夜は人間に合わせた方がいいだろうからな、今日はそこまで本格的にはしなくていいんじゃないか?」
魔王「もちろん、夜の人間だけが知りえる情報もあるだろうから、一概には言えんがな」
魔王「なんなら、もう寝るか?」

魔勇者「>>90


1.さっと聞いて終わり

2.徹夜で聞き込み

3.もう寝る
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 23:45:38.96 ID:yX7TQOqio
2
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/16(月) 00:47:49.41 ID:1HfVHFSy0
魔勇者「徹夜で聞き込みです!もうビンビンですよ!この勢いを止めずに!」
魔王「そうか、吾輩も付き合うぞ」

魔勇者「それで・・・情報ってどこにあるんでしょうか・・・?」

魔王「はぁ・・・情報ばっかりはな、どこにあるかはわからん」
魔王「まあ、ここは各地から人間が集まるからな、人が集まるところにいけば誰かしらそういう話を持っているだろう」

魔王「そもそも、既にそういうところでサキュバスも情報収集しているから、わざわざ我々がせずとも隠れ家にいる暇な奴から聞けばいい」
魔王「ただ道行く人間から思わぬ収穫があることもある、勇者もそうやって何度も何度も当たりを引きおって!」

魔勇者「勇者も・・・」

魔王「あと、二手に分かれれば単純に聞き込める量が多くなる」
魔王「一緒の方が、話を掘り下げられる場合もあるが」

魔勇者「うーん・・・」


>>92

1.二手に分かれる

2.一緒に聞き込み


>>93 どこで聞き込みをするか
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/16(月) 01:56:51.99 ID:7FMILoL6O
1
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/16(月) 06:42:39.84 ID:002R1JI9o
酒場
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/16(月) 09:22:56.77 ID:jxGmc1k1O
ファンタジー世界で深夜営業してるの酒場かR18な店ぐらいだから消去法だな
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/16(月) 17:28:36.95 ID:1HfVHFSy0
魔勇者「やっぱり、話は多く聞けた方がいいですよね」
魔勇者「ここは二手に分かれましょう!」

魔王「わかった」

魔勇者「では、私は酒場で聞き込みをしてきます!夜明け頃にここへ戻ってきます!」

魔王「了解だ、吾輩もそこらの人間に聞いてまわって来るとしよう」


そうして、2人はそれぞれ聞き込みに向かった


魔勇者「ええっと、昼に来た酒場はどこに・・・」
魔勇者「というか私、ここのことなんて全然わからないんだった・・・・・どうしよ・・・ん?」


魔勇者は悩みながら歩いていると、昼に来たのとは別の酒場を見つけた


魔勇者「ああ!他にも酒場あったんだ!よしっ、あそこで聞き込みしよう!」


そう言って魔勇者は酒場に入る
店内は薄暗く、明かりはカウンターとテーブルのろうそくのみで
客も集まってはいるが、落ち着いた雰囲気で酒を飲んでいて、昼に来た酒場のような騒がしさは無い


魔勇者「(わぁ、少し緊張するな・・・でもこういう場所なら物知りも多そう)」


魔勇者は意気込んで、カウンターテーブルに座る


バーテンダー「いらっしゃい・・・何か頼まれますか?」

魔勇者「(どうしようかな・・・あまり高い物は頼めないなぁ・・・かと言って飲まないで居座るのもアレだし・・・)」


>>96 頼むもの

コンマゾロ目で隣から奢り
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/16(月) 18:12:51.97 ID:JQMa+5ZgO
ミルク。
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/16(月) 18:33:59.34 ID:1HfVHFSy0
魔勇者「ミルクで・・・」


魔勇者がミルクを頼むと、バーテンダーは顔色一つ変えず棚から牛乳瓶を取り出し、グラスに注ぐ


バーテンダー「どうぞ」

魔勇者「(静かだなぁ、誰もクスリともしない)」


魔勇者は感心しながら、グラスを口につけ、店内を見回す


魔勇者「(さて、情報収集しなくちゃ、それらしい人はいないかな・・・あの人とか何か知ってそうかも)」


>>98 魔勇者が目を付けた人物

コンマ奇数で情報>>99
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/16(月) 19:05:27.19 ID:002R1JI9o
行商人
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/16(月) 19:27:14.21 ID:B6ZvHDT20
認識阻害の結界を張っていると思われる、脳味噌が剥き出しの人型魔物
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/16(月) 19:27:50.54 ID:B6ZvHDT20
ごめん、間違ってレスした安価下
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/16(月) 22:12:49.00 ID:1HfVHFSy0
人間に関する情報>>102
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/16(月) 23:44:17.26 ID:JQMa+5ZgO
現在、王は病床に伏し危篤となっている。
勇者一向はこれを助けるために霊峰の山頂にある希少な薬草を採りに行った。
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/18(水) 20:14:44.79 ID:wXv+49mj0
魔勇者「(あの荷物・・・行商人だよね、色んなところに行ってるだろうから、何かいい話知ってるかも)」


魔勇者は、カウンター席から立ち相席へ向かう


魔勇者「あの・・・席、いいですか?」
行商人「おや!ええ、いいですよ」


魔勇者が声をかけると、行商人は少し驚くが快く受け入れる


魔勇者「ありがとうございます!」
行商人「いえいえ、お酒も人と飲んだ方が楽しいですから」

魔勇者「(と、向かいに座ってみたはいいけど・・・どうしよう)」
魔勇者「(勇者が人から何かを教えてもらってるのは聞くけど、どうやって聞いてるのかな・・・)」


席に座るなり魔勇者は考え始めていたが、行商人は続けて言う


行商人「あなたのような煽情的な方となら、なおさら・・・」
魔勇者「へ?」


酔いが回った薄いその視線は、意味のないラインを下からなぞり、やがて魔勇者の豊満な乳房に向けられる


魔勇者「!!ッッ///」


とっさに身体を腕で覆い隠す
そして思い出す、自分の格好を、その格好で人の溢れる街中を意気込みながら・・・


魔勇者「(う、うわあああああああああああああああああああっっっ////)」


魔勇者は紅潮した顔をうつむけ、悶絶する


行商人「あっ、申し訳ない、気分を害させてしまいましたか」
魔勇者「あっ//い、いや//これは私がっ//」
魔勇者「(うぅ・・・もうこんな格好いやあぁ・・・これじゃ魔王さまの趣味でもみんなに見られちゃうじゃないっ//・・・まさかこれが魔王さまの趣味なの・・・?)」


気まずい雰囲気が漂う中、行商人は場を持ち直すべく話題を変えようとする


行商人「えーっと、お酒は何を飲まれるのですか?」
魔勇者「・・・ミルク・・・」
行商人「は、はい?」
魔勇者「ミルクです・・・」

行商人「ふ、ふむ・・・ウェイター、ミルクを」


そう注文すると、ウェイターはミルクを行商人の前に置く


行商人「どうぞ」
魔勇者「えっ?・・・あ、ありがとうございます・・・」
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/18(水) 20:15:36.38 ID:wXv+49mj0
魔勇者「(っっっっっはああああぁぁぁっっっっっ飲まなきゃやってられないよぉ・・・////)」


魔勇者はミルクで羞恥心を紛らわす
飲み始めは吸うように少しずつ飲んでいたものの、自分の格好を自覚するほどにグラスを傾け、一気に飲み干した


行商人「ミルク・・・ミルクか・・・ミルク、は美味しいですよね、透き通るような甘さと濃厚なくちどけ・・・(・・・ムリあるか)」
魔勇者「あ・・・そ、そこまで考えたことなかったです//飲むと元気でるってだけで・・・」

行商人「!いえ、元気がでる・・・いいことじゃないですか、近頃は病気の人も多いですし、王様も病床に伏し危篤となっていますから」

魔勇者「そうですか・・・・・え?今なんて・・・」
行商人「ですから、元気がでるから飲むのはいいことですと」
魔勇者「いや、王様が病床にって・・・」

行商人「ああ、そちらですか・・・まあ、そうですね、王様の病気は勇者様方が解決していただけるでしょうから、例としてはあまり適切ではなかったですね」

魔勇者「ゆゆゆゆゆ勇者っっ!?」
魔勇者「(そ、そうだ!情報収集するんだったっ!この格好のせいで忘れてたけどっっ//・・・っていうか)」

魔勇者「(あんな恥ずかしい思いして今もこんな格好でっっ!!これで収穫なしなんて魔王さまが許しても私が許さないっ////)」

魔勇者「あ、あのっ!その話・・・詳しく聞かせてもらえませんか?」

行商人「その話?・・・・・ああ、知らなかったのですか」
魔勇者「えっと、私・・・えー、旅・・・じゃ、なくて・・・篭り修行をしていまして!世情に疎いんです!」

行商人「篭り修行・・・?なるほど、えーつい最近のことです、王様が病気にかかったのは」
行商人「病気の進行が早くて症状もとても重いらしく、今にも死んでしまいそうで・・・」

魔勇者「いったいどんな病気なんですか?」


>>104 王の症状
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/18(水) 20:16:04.64 ID:wXv+49mj0
ミス

==================

>>106 王の症状
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/18(水) 21:13:53.02 ID:WX2GO5pa0
異界の魔物に成り代わろうとしている(病気として認識されているが厳密には病ではない)
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/18(水) 21:53:19.05 ID:wXv+49mj0
行商人「身体が異形に変異していく病気です、外見だけでなく内臓にも異形化みられるらしく・・・酒の席では止しておきましょう」

魔勇者「そ、そんなことに・・・(あれ?人間の王が死んだら私の使命無くなっちゃうんじゃ)・・・大丈夫かな・・・」

行商人「大丈夫ですよ、勇者様方がその病を治せるという希少な薬草を採りに霊峰に向かったそうですから」

魔勇者「え?勇者って、霊峰にいるんですか?」
行商人「はい、異界につながると言われている霊峰も、あの勇者様なら平気でしょう」

魔勇者「(勇者の居場所もわかっちゃった・・・)そ、そうなんですかー」

魔勇者「(これ、すぐに魔王さまに言った方がいいんじゃ・・・あーでも、今どこにいるか分からないし、夜明けまではまだあるし・・・)」
魔勇者「(どうしよう)」



>>108

1.情報収集続行

2.魔王を探す
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/18(水) 21:55:10.02 ID:3012UOeIO
2
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/18(水) 23:33:19.80 ID:wXv+49mj0
魔勇者「(これは作戦にも大きく関わることだし、探してでも報告しよう!)」

魔勇者「私そろそろ行きますね」
行商人「え、まだ飲み始めたばかりではないですか」


魔勇者は脇目も振らず酒場から出る


行商人「・・・なんだよ」
ウェイター「ミルクは無料でございます」クスクス


魔勇者「魔王さまどこにいるんだろう・・・魔力も完全に抑えてて探れないし・・・」

魔勇者「でもそこらの人間に聞いてまわるって言ってたから外にはいるかも、人がいるところを探そう」


>>110コンマ

1-4 絡まれる

5-7 サキュバスに会う

8-9 魔王を見つける

0 >>111に会う

ゾロ目 魔力感知の鬼と化す

夜明けまで1/10
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/18(水) 23:39:17.92 ID:BiHwLXTFO
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/19(木) 00:00:49.40 ID:g/hUo0JN0
ごろつき「ねえちゃん大胆だねぇ!」

魔勇者「あっ//もうほっといてっ////」

ごろつき「ほっとけってったって、胸は構ってほしそうに突き出てるぜぇ?」スッ
魔勇者「触らないでっ!!」バシッ
ごろつき「うおっ!?何すん・・・」

ドゴッ

ごろつき「こ、こいつ・・・力強ぇっ・・・」バタッ

魔勇者「もうっ////こんな格好じゃまともに歩けないよっ////そういう意味でも早く魔王さまを見つけないとっ!!」


>>112コンマ

1-4 絡まれる

5-7 サキュバスに会う

8-9 魔王を見つける

0 >>113に会う

ゾロ目 魔力感知の鬼と化す

夜明けまで2/10
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/19(木) 00:02:55.88 ID:1BD+cgyZ0
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/19(木) 00:54:00.67 ID:g/hUo0JN0
その時

魔王に会いたい想い、勇者のことを伝えたい想い

この格好をどうにかして欲しいという魔勇者の強い想いが

魔王への意識を研ぎ澄ませる

研ぎ澄まされた意識は魔勇者の全身の力が送られると

やがて強力なレーダーとなり魔王が発するわずかな魔力を捉える

そしてその魔力を感知した途端

鍵がさしこまれ扉が開いたかのように

魔勇者の意識が一気に解放される


魔勇者「こ・・・これは・・・?」


魔勇者は、世界が透き通るような感覚に、困惑する
しばらく停止していた魔勇者だったが、魔王のことを思い出し再び意識を向けると、
魔王の魔力が感覚に流れ込んでくる


魔勇者「なにこれ・・・分かる・・・魔王さまがどこにいるか、流れ込んでくる・・・」


魔勇者は、魔王のもとへ向かう
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/19(木) 01:55:19.60 ID:g/hUo0JN0
魔王「む?」


魔王は、魔勇者が高速で近づいてくるのを感じる
すると、角から魔勇者が飛び出してくる


魔勇者「あっ!魔お」
魔王「待てっ!」


魔勇者は魔王を見るなり、嬉々として大声で呼ぼうとするがとっさに魔王が静止する


魔王「街中ではその呼び方はやめろ」
魔勇者「あっ、すみません・・・」

魔王「どうした?まだ、夜明けではないぞ」
魔勇者「そ、それが・・・」


・・・・・・・・・・・


魔王「なるほど、勇者は霊峰にいると」
魔勇者「これって今やってることひっくり返っちゃいませんか?」

魔王「場所は分かっても英雄の振り作戦は続行だ、サキュバスに示しがつかんし、勇者の方からスカウトされる方針なんだろう?」

魔王「問題は人間の王の方だな、今死なれては魔勇者が倒せなくなってしまう」

魔勇者「手を下さずとも死んでもらえるならそれでいいんじゃないんですか?」
魔王「ば、ばっかもーん!今死なれたら、人間の王は勇者に想いを託したりして感動話にされる!」
魔王「吾輩がやりたいのは人間の王への皮肉なのだ!勇者を送り出すとはこういうことだぞ!とな!」
魔勇者「ええぇぇ・・・」

魔王「アジト突入まで全然余裕がある!霊峰に向かいその薬草を探すのだ!」
魔勇者「えっ!わざわざ助けるんですか!?」
魔王「行くぞっ!」

魔勇者「・・・はい」


魔勇者は、困惑しながらも承諾する
返事を聞くと、魔王は魔勇者を抱え霊峰へと飛び立った


魔勇者「あ////それと魔王さま!!この装備やっぱムリですっ!///」
魔王「その気持ち大切にするのだぞ」
魔勇者「もーーーーーーーっっっっ//////」
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/19(木) 02:28:04.76 ID:g/hUo0JN0
【霊峰】

天高くそびえるそこは、魂が抜けるような気圧の低さで、その寒さはまさに異界へ繋がっていると言える


>>116コンマ 魔王の冷気耐性

1-2 完全耐性

3-6 強耐性

7-8 弱耐性

9 無耐性

0 弱点

ゾロ目 回復


>>117コンマ 魔勇者の冷気耐性

1 完全耐性

2-4 強耐性

5-7 弱耐性

8-9 無耐性

0 弱点

ゾロ目 回復
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/19(木) 02:30:39.94 ID:yZregwhvO
アマツマガツチ
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/19(木) 02:37:10.96 ID:0Syf1TJzO
ふん
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/19(木) 03:15:53.51 ID:g/hUo0JN0
魔王は、山頂に向かって上昇していく


魔王「少し冷えるな」
魔勇者「さむっ!ちょちょちょっとままおうさむむむいいみずぎでこれはだめですすすすす」
魔王「ああ、すまん」


魔勇者が凍えていることに気づくと、魔王は魔勇者を強く抱きしめ自身のマントで包む


魔勇者「ぁ////」
魔王「どうだ?」
魔勇者「////あ、あったかいで・・・ん?」


魔勇者は魔王に包まれて夢心地でいたが、突如感知した魔力に目が覚める


魔王「どうした?」
魔勇者「魔力を感じるんです」
魔王「魔力だと?・・・む、雲に遮断されていて気づかなかったが、たしかに感じる・・・」

魔王「・・・ん?この聖なる感じ・・・・・まさかっ!」

魔王「勇者!!!」
魔勇者「えっ!?」


>>119コンマ 勇者パーティ

0-1 孤高の勇者

2 5 相棒といっしょ

3 6 王族三人組

4 7 酒場で募った四人衆

8-9 導かれちゃってる

ゾロ目 勇者はもう一人いた
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/19(木) 03:22:55.89 ID:yZregwhvO
もょもと
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/19(木) 03:24:05.92 ID:yZregwhvO
ヤバイやってしまった…
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/19(木) 03:28:01.55 ID:G+8qZNnVO
これ数字が小さい方が強いんじゃ
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/19(木) 03:34:39.69 ID:g/hUo0JN0
勇者の仲間:計7人

中3人募集します

必須項目:職業
詳細は3行で

>>123
>>124
>>124
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/19(木) 06:08:19.06 ID:g/hUo0JN0
ミス

仲間の職業

>>124
>>125
>>126

詳細は3行まで
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/19(木) 14:23:34.58 ID:lZjHtldg0
戦士
動きやすい革鎧に、弓矢を背負い腰に戦斧と2本のナイフを帯びた、手段を問わず戦うプロ。
茶髪で快活な印象を受ける好青年。
勇者の幼馴染で、自由な立場ゆえに他の何物にもとらわれることなく、勇者の味方で在り続ける。
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/19(木) 19:24:07.27 ID:pqBa1bUXo
吟遊詩人
美しい旋律で皆を虜にする
実は魔王の手下で勇者の情報収集をしている
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/19(木) 19:35:49.00 ID:MOCoYmW7O
獣王
巨大な斧を持ち厳つい鎧を着た鰐の獣人
魔王の元部下で獣人軍隊を率いていた軍隊長
勇者に打ち負かされた事でその強さに惚れ込み仲間になった
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/19(木) 19:42:27.26 ID:ojHgz4GCO
神官戦士
回復と支援の魔法が使え、武器の扱いに長ける少女。
女性としては高い身長、波打つ長い金髪やグラマラスな肢体、あどけなさを残しつつ意思の強さが見える顔つきなど容姿にも恵まれている。
真面目で慈悲深い性格だが、自身より優れた者が何人かいるにも関わらず自分が勇者の仲間に選ばれたことに重圧と疑問を感じている。
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/19(木) 20:58:48.42 ID:g/hUo0JN0
魔王は、勇者の聖なる魔力を感じる方へ向かい雲をくぐり抜けると、その姿を捉えた


戦士「なあ勇者、いくら何でもこんな真夜中に登山しなくてもよかったんじゃないか?」

獣王「な・・・にを・・・いて・・・い・・・る・・・おうのいの・・・ち・・・」
吟遊詩人「完全に凍りついちゃってるね獣王」

戦士「なんでついてきたんだ、寒さに弱いのに・・・」

獣王「ここ・・・の・・・まも・・・の・・・いかい・・・つうづる・・・つよ・・・ゆしゃ・・・」
吟遊詩人「わかったから、ちゃんと毛布にくるまっときなよ」


勇者一行がそうこうしているのを、2人は上空から見ていた


魔王「やはり勇者か・・・すでに登山を始めていたとは・・・」
魔勇者「あれが・・・勇者・・・」


戦士「本当に大丈夫か?獣王」
獣王「こ・・・れ・・・のりこえ・・・ゆう・・・ちかづく・・・」
吟遊詩人「情熱の歌にのって踊れば、心も身体も暖まるさ〜」

勇者「>>129
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/19(木) 21:03:11.85 ID:1BD+cgyZ0
(大丈夫なのか?こんなパーティーで?)
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/19(木) 21:55:21.82 ID:g/hUo0JN0
勇者「(大丈夫なのか?こんなパーティで?)」
勇者「(他の仲間を連れてきた方が良かったかもしれない)」


魔勇者「勇者・・・あの雰囲気の中、喋りませんね・・・」

魔王「ああ・・・魔勇者、行ってこい」
魔勇者「・・・へ?」

魔王「旅人を装って、勇者に接近するのだ」
魔勇者「ええぇえっ!?今ですかっ!?」
魔王「薬草探しに協力するのだ、こんなチャンスはないぞ!」

魔勇者「魔王さまも来てくださいよぉ!」
魔王「それはできん、あのワニは吾輩が魔王だと知っているからな」
魔勇者「え?なんで・・・」

魔王「そんなことはいいだろう!さあ行くのだ!吾輩も陰からサポートする!」

魔勇者「うぅ・・・わかりましたよぅ」


魔勇者は、渋々魔王の腕から離れ、勇者のもとへ向かう


戦士「ん?あ!誰かいるぞ!」
獣王「!!!敵かっ!!!」
吟遊詩人「おお、急に元気になったね」

魔勇者「あああの、えー私旅の者ですが、ご一緒できませんか」ブルブル


魔勇者は、寒さと緊張で震えながら話しかける


獣王「な・・・だ・・・たびびと・・・か」
戦士「あ、あなたその格好!?」
吟遊詩人「(コイツ・・・魔族か?)」

魔勇者「////こっこんなかっこうですみません////」


魔勇者は、またも自分の格好を自覚させられ
恥ずかしさと寒さで意識がもうろうとしてくる


戦士「と、とにかく毛布・・・」
吟遊詩人「ああ、僕のに入りなよ」
魔勇者「ぇ・・・ちょ」


そう言って、吟遊詩人は魔勇者を抱き寄せ、自身と一緒に毛布でくるむ


魔勇者「っっっ////」


その時、魔勇者は羞恥心とは違う何か後ろめたいようなものを感じる


戦士「お、おい勇者、流石にこれは下山した方がよさそうだ、この人とついでに獣王をふもとまで連れて行こう!」
獣王「なにっ!?私は大丈夫だっ!!」
魔勇者「あ、あの私も大丈夫ですから!この通りここまで来れましたし!私、薬草探しのお手伝いをしたいんです!」

戦士「え、そのために登ってきたんですか?」
吟遊詩人「・・・」

魔勇者「勇者さま!私もご一緒させてください!」

勇者「>>131
71.71 KB Speed:0   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)