ぐだ男「病んでるカルデア」

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 : ◆/S77t7529g :2020/02/25(火) 02:07:16.82 ID:nmXm87Ox0
暇つぶしです
個人的解釈でサーヴァント病ませます
解釈違いによる批判は受け付けません

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1582564036
2 : ◆/S77t7529g :2020/02/25(火) 02:11:00.20 ID:nmXm87Ox0
マシュ・キリエライト
絆レベル1


 先輩はすごい人です。
 あの状況で私を助けようとしてくれたけではなく、世界の運命すらも背負う決意をしました。
 この人を守りたいと、強くそう願いました。
 それでも先輩の背中は遠くて、遠くて、ずっと先にあって。
 でもふとした時、先輩は目の前にいてくれました。
 振り返って、私に手を差し出して、待っていてくれました。
 先輩はすごい人です。
 私は何度も先輩に守られました。
 だから、私は絶対に先輩を守らなければいけません。
 この命に代えても。
3 : ◆/S77t7529g :2020/02/25(火) 02:16:59.78 ID:nmXm87Ox0
絆レベル3

 最近、先輩とよくお話しします。
 先輩のことをもっともっと知りたいと、知識欲が湧いてくるのです。
 今まで強くそう思った事はあまりありませんでした。
 似た感情を知っています。
『外の世界を見てみたい』。
 ドクターに微妙な表情をさせてしまったその感情に似ているな、と思って、もしかしたらこの感情は間違っているのではないか? と悩んだこともありました。
 それでも自分の内から溢れ出る感情は止めることはできなくて。
 この感情を制御する術を知らなくて。
 私は今日も先輩にいろんな話を聞きます。
 何度も何度も質問して、先輩はいつまでも付き合ってくれて。
 楽しい。嬉しい。もっともっと。

立夏「あ、ごめんマシュ。今日は用事があるんだ」

 先輩は私だけのものじゃない。
 それはよく理解しています。
4 : ◆/S77t7529g :2020/02/25(火) 02:28:31.21 ID:nmXm87Ox0
絆レベル5

 ついにここまで来ました。あと一歩。
 緊張する私の横で、いつものように笑顔です。
 頼りになるその姿に、私も自然と笑顔になってしまいます。
 今日もたくさんお話ししたい。そう思っていました。

 でもいつの間にか、先輩はどこにもいなくて。
 先輩は最近、色んなサーヴァントの方たちと交流しているようです。
 呼べばいつでも返事をしてくれる距離に、もういてくれません。
 先輩。先輩。私の大事な先輩。大切なマスター。何よりも守りたいあなた。
 先輩にとっても、私はそんな存在ですか?
 もしそうでないのなら。私は、マシュ・キリエライトは。
 荷物。
 優しくて、強くて、誰とでも仲良しで、どんな時にも物怖じしない、世界を救う為に戦う……英雄。
 私はそんな先輩のお役に、本当に立てていますか?
 私は。私は……? 私は先輩の。なんなのでしょう?
 初めて契約したサーヴァント。ただそれだけなのでは。
 守られて、守られて、守られて。
 ――守らなければ。先輩を守らなければならない。
 私の存在理由はただそれだけなのだから。
 報いなければならない。
 お別れすることになろうと、あの人の優しさに報いなければ。

立夏「マシュ? どうしたの? 顔が怖いよ?」

マシュ「いえ。先輩の事は、私が守ります! 絶対に!」

立夏「アハハ、いつもマシュに守ってもらってるからなぁ。たまには僕もマシュを守りたいな」

 先輩は、自分の価値を、まだ理解していない。
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/25(火) 02:45:41.00 ID:UZaRPS3aO
支援
6 : ◆/S77t7529g :2020/02/25(火) 04:10:45.19 ID:IrsGg5Gr0
絆レベル???

 先輩。先輩。先輩を守りたい。
 守れた。先輩を守れた。ずっとこうしたかった。

立夏「……マ、マシュ……」

 座り込んでいる先輩は、私を見て私の名を呼んだ。
 怯えた瞳で見られると少しだけ心が痛むが、私の名を呼んでくれた事に対する高翌揚感もあった。

マシュ「先輩は私が守ります。先輩を否定する人間は誰であろうと許しません。それがたとえ、誰であってもです」

立夏「だからって! [ピーーー]ことは!」

マシュ「先輩の事を物のように扱おうとしました。先輩の命を否定しました。そんなの許せるはずがありません。先輩の敵は排除しなければいけないんです」

立夏「マシュ、何を言って」

マシュ「だから」

 私は盾で地面を鳴らす。ぐちゃっ、と潰れた。
 私は笑う。心の底から嬉しくて嬉しくて笑った。
 先輩を守れたから。

マシュ「私は先輩を守ります。こんな人たちでも守ろうとした先輩を、私は守ります。守る理由が無い人たちでも守ろうとする先輩を、私は」

立夏「守る理由なんて……僕が我慢すればいいなら……」

マシュ「いいえ。これ以上先輩を消費しようというなら、誰が相手であっても私は戦います」

立夏「マシュ! 待っ」

マシュ「待っててくださいね、先輩。この世界に、先輩を害する人は誰もいませんから」

 扉を閉める。
 ここにいれば、誰も先輩に手出しはできない。
 次に先輩に会うときは……安全になってからだ。
 先輩を守らなければ。守るんだ。守らなければいけない。

 誰にも邪魔はさせない。
 私は先輩の盾だ。
 先輩を認めない人間は、全員排除する。
 先輩を認めない世界は、是正する。
 私の中に今ある感情はただ一つだけ。
 いらないものを捨てる、それだけ。
7 : ◆/S77t7529g :2020/02/25(火) 04:12:42.70 ID:IrsGg5Gr0
こっちで好きなキャラ選んじゃおうかと思ったけど、キャラがすごく偏りそうなので安価取ります

↓1で、サーヴァント名どぞ
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/25(火) 04:28:30.34 ID:cwFMF5Dwo
キルケー
9 : ◆/S77t7529g :2020/02/26(水) 05:19:00.23 ID:J1GQ90nM0
キルケー
絆レベル1


 召喚に応じてカルデアに来た訳だが、どうにも息苦しさを覚える。
 マスターは平凡。世界は終わっている。人間たちは誰も彼もが張り付いたような笑顔を浮かべて、目の前の絶望に挑もうとしていた。
 呼ばれた以上はやることはやるつもりではいたが、こうも陰気臭いといくら私といえども気が滅入るというものだ。

 しかし一つ嬉しい誤算があった。
 最初こそ平凡で何の特徴も無いマスターだと思っていたのだが、この状況下にあってもマスターはまったくこれっぽっちも絶望していなかったのだ。
 強大な敵に立ち向かうことを恐れてはいたが、震える足を前へ動かし、心の底から楽しみ、悲しみ、怒り、笑っていた。
 それは今もっとも必要だと言えるものだ。
 とても人間らしい。非常に好ましい。
 弱い人間が勇気を振り絞って抗う姿は、とても眩しいものだ。
 だから私は彼をこう呼んだ。

 愛しい愛しい。

キルケー「ピグレット」
10 : ◆/S77t7529g [saga]:2020/02/26(水) 05:19:44.03 ID:J1GQ90nM0
キルケー
絆レベル1


 召喚に応じてカルデアに来た訳だが、どうにも息苦しさを覚える。
 マスターは平凡。世界は終わっている。人間たちは誰も彼もが張り付いたような笑顔を浮かべて、目の前の絶望に挑もうとしていた。
 呼ばれた以上はやることはやるつもりではいたが、こうも陰気臭いといくら私といえども気が滅入るというものだ。

 しかし一つ嬉しい誤算があった。
 最初こそ平凡で何の特徴も無いマスターだと思っていたのだが、この状況下にあってもマスターはまったくこれっぽっちも絶望していなかったのだ。
 強大な敵に立ち向かうことを恐れてはいたが、震える足を前へ動かし、心の底から楽しみ、悲しみ、怒り、笑っていた。
 それは今もっとも必要だと言えるものだ。
 とても人間らしい。非常に好ましい。
 弱い人間が勇気を振り絞って抗う姿は、とても眩しいものだ。
 だから私は彼をこう呼んだ。

 愛しい愛しい。

キルケー「ピグレット」
11 : ◆/S77t7529g [saga]:2020/02/26(水) 05:29:31.29 ID:J1GQ90nM0
(なぜか二重投稿になった)

絆レベル3

 いやいや、待て待て。
 こんなことありえないだろう。
 このカルデアにどんどん人が集まってきている。
 それもただの人間じゃない、どれもこれもが名だたる英雄達だ。
 全員がピグレットの為に集まってきていた。
 くっ、私が思うことは他の奴らも思ってるってことか……。
 だが甘い! なにせ私は記念すべきピグレットの二人目のサーヴァントだからね!
 思い出補正も一入というやつだとも。

 だいじょうぶだよな? 私、いらなくなってないよな?
 色んなキャスターのサーヴァントも増えている。
 私に勝てるようなのはいない(と思う)が、それでも心配なものは心配だ。
 私を捨てたりしないよな? ピグレット。

立夏「ん? ええと……僕にとってはキルケーも大事な仲間だよ? どうしたの?」

 君はいつだってそうだ。
 何の気なしに私を喜ばせる。
 そうやって他のサーヴァントもその気にさせてきたんだろう悪い子め。

 うん、これはもう仕方ない。私は悪くないな。悪いのは愛しい愛しいピグレットだ。
 必要な時だけ元に戻せば問題は無いな、うん。
12 : ◆/S77t7529g [saga]:2020/02/26(水) 05:38:16.54 ID:J1GQ90nM0
絆レベル5

 今日もピグレットは豚にならなかった。なぜだ。
 もう何度も何度も食べさせたのに、美味しそうに頬張るだけ。かわいい。
 いや違うそうじゃない、私のピグレット。豚にしてずっと可愛がる私の完璧な計画が……。

 そうやって楽しく日々を過ごしているうちに、平凡な私の可愛いピグレットは大偉業を成し遂げた。
 ここまで来れるとは思っていなかった。なんて嘘だ。私には確信があった。
 彼ならきっとやり遂げる。彼はそういう星の下にいると。魔女の勘だが、出会った頃からそう確信していた。
 ああ、すごい。やっぱり君は凄い。みんなが喜んでいる。

 だけど、私は素直に喜べなかった。
 だって、これは、そうだ、もう、これ以上、この先が無い。
 そんなの嫌だ。離れたくない。まだ彼とは何もできていない。
 彼を脅かすものの無い世界で、穏やかに二人で過ごしたい。
 嫌だ。離れるものか。そんなことさせるものか。
 たとえ誰が敵になったとしても、私の想いを邪魔させないよ。
13 : ◆/S77t7529g [saga]:2020/02/26(水) 05:49:35.34 ID:J1GQ90nM0
絆レベル???

 私が間違えていた。人間はもともとこういうものだった。
 彼が特別だから、間違えていた。
 許さない。まだピグレットを利用する気なのか。
 わかってるとも、私は魔女だからね。
 ピグレットは渡さない。お前らみたいな汚い人間には。

立夏「キルケー! もうやめろ!」

 どこかで声が聞こえた気がした。
 私は耳をふさいだ。今はこの声を聴いていたくない。
 なんで君はそんなに優しいんだ。
 その優しさは誰かにとっての痛みになるんだ。

 もう止まれない。全員豚にするまで止まるもんか。
 善人を食い殺すことしか考えてない連中は豚になるべきだ。
 少しは可愛くなるだろうさ。
14 : ◆/S77t7529g [saga]:2020/02/26(水) 05:50:06.60 ID:J1GQ90nM0
キルケーって難しくない?

次のサーヴァント↓1で
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/26(水) 06:25:37.96 ID:kP7uBVezO
ブーディカ
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/26(水) 11:12:47.53 ID:PlAKG+5bO
みんな原作からして病み要素がありまくりだなw
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/27(木) 00:08:42.71 ID:z6gZ16860
立香では?
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/27(木) 17:55:51.76 ID:7dLUzzohO
まぁヤンデレじゃないサーヴァント探した方が早いし
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/27(木) 18:02:12.50 ID:tP3JGZ120
英雄なんて暗い部分あってナンボみたいなもんだしな
赤兎馬くらいじゃねえの
17.20 KB Speed:0   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)