武内P「もしも歴代シンデレラの皆さんがレベル5(超能力者)だったら」

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22 : ◆nvrVoonYD. [saga]:2020/02/24(月) 21:31:54.21 ID:Fu8fpxyi0
>>21
別枠と思って頂ければ、大本は同じです。
23 : ◆nvrVoonYD. [saga]:2020/02/24(月) 21:34:16.74 ID:Fu8fpxyi0

凛「笑顔って…私、アンタの前で笑ったことあったっけ?」

武内P「…」

凛(【笑顔】なら適任がいるけど、なぜか嫌な予感がする)

凛「…とにかく、もうこれ以上は」

武内P「…渋谷凛さん」

凛「…え?あぁ…さっきの」

武内P「学園都市に7人しかいないレベル5の一人…」

武内P「…とても強い力をお持ちだと、聞いています」
24 : ◆nvrVoonYD. [saga]:2020/02/24(月) 21:39:05.17 ID:Fu8fpxyi0

凛「…そこまで知ったなら分かるでしょ?」

武内P「…」

凛「私はアイドルなんてものになる時間はないし、他にやるべきことが沢山…」

武内P「…渋谷さんは、今の生活に満足されていますか?」

凛「…?」

武内P「以前、街であなたを見かけた時…寂しそうに見えました」

凛「…」

武内P「…もしも、今とは違う…新しい何かを求めているのなら」

武内P「一歩、踏み出してみませんか?」
25 : ◆nvrVoonYD. [saga]:2020/02/24(月) 21:41:23.93 ID:Fu8fpxyi0

武内P『お気持ちが変われば、連絡をください』

武内P『…それでは』



凛「…」

凛(…寂しそう、か)

凛(そんなわけない、って否定したかったけど…傍から見ればそう見えるのかな)

凛「…」

凛(…名刺、結局受け取っちゃったな)

乃々「…」

凛「…?」

凛「って乃々!?いつからそこ(机の下)に…」
26 : ◆nvrVoonYD. [saga]:2020/02/24(月) 21:57:34.75 ID:Fu8fpxyi0

乃々「……ちょっと前からですけど」

凛「そ、そう…座ったら?」

乃々「………いえ、私は用事が出来たので、すぐに出ます」

凛「…乃々?」

乃々「…フフ」シュンッ

凛「あ、乃々!…いない」

凛(…あの顔、まさかあいつを追ったんじゃ…)

凛「…探すしかないか」
27 : ◆nvrVoonYD. [saga]:2020/02/24(月) 21:58:23.71 ID:Fu8fpxyi0

【何かの物陰】

乃々「……!」

乃々(あの凶悪そうな顔…見つけました、お姉様と一緒にいた男の人)

乃々(どんな経緯でお姉様とお近づきになったのか知りませんが、許せないんですけど…)

乃々(…まずは、ちょっとだけ尾行してあの人の情報を集めてみましょう)


武内P「…」
28 : ◆nvrVoonYD. [saga]:2020/02/24(月) 22:13:15.31 ID:Fu8fpxyi0

【2時間後】

乃々(…な、なんなんですか…あの人…)


アンチスキルA「ほら、こっちに来なさい!」

武内P「…」

アンチスキルA「先輩!町で見つけた怪しいやつを連れてきました!」

アンチスキルA「さっき声掛け事案とか発生したんですよね?一応話を聞いておこうかと思いまして」

アンチスキルB「…また君かぁ」

武内P「…すみません」


乃々(2時間で3回も任意同行させられているんですけど!?)
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/24(月) 22:49:50.91 ID:OQMtJ57d0
これ面白いと思って書いてるの?
自分で読みなおして恥ずかしくならない?
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/24(月) 22:54:26.28 ID:0bfJtGdc0
俺はとあるよく知らないけど少なくとも何も書かずに文句ばっか言ってる>>29の方が恥ずかしい人生送ってそうだなとは思った
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/24(月) 22:55:45.42 ID:NLIhLAQ3o
俺も>>29はつまらない人間だと思います!
32 : ◆nvrVoonYD. [saga]:2020/02/24(月) 23:24:05.39 ID:Fu8fpxyi0

アンチスキルB「まぁ、なんだ…もう来ないように気を付けて下さいね」

武内P「…はい」


乃々「…」

乃々(一度目は、迷子の女の子に声かけて悲鳴を上げられ…)

乃々(二度目は、喧嘩をしていた能力者同士の争いを止めようとして…)

乃々(三度目は、ただ見た目が怪しいというだけで…)


乃々(…ちょっと、可哀そうになってきました)
33 : ◆nvrVoonYD. [saga]:2020/02/25(火) 00:01:44.45 ID:mlCM+xxB0

武内P「…」スタスタ


乃々(…そもそもあの人は、どうして何度も捕まってるのに街中を徘徊しているんでしょうか…)

乃々(ここが学園都市でなくても、普通に不審者扱いされてもおかしくないような…)

乃々(…誰かを、探している?)


武内P「…!」


<バァッァァァァァァァァァァァァァァンン


乃々「!?」
34 : ◆nvrVoonYD. [saga]:2020/02/25(火) 00:27:59.85 ID:mlCM+xxB0

乃々(お店から爆発!?煙でよく見えませんけど…と、とにかくアンチスキルに連絡を…)


武内P「…!」ダッ


乃々「…え?」

乃々(…まさか!?)


乃々「ま、待ってください…!」

武内P「…」

乃々「…な、何をするつもりですか?危ないから…離れて、ください」

武内P「あなたは、風紀委員(ジャッジメント)の方ですか?」

乃々「…一応、そうですけど」
35 : ◆nvrVoonYD. [saga]:2020/02/25(火) 00:29:20.19 ID:mlCM+xxB0

武内P「…爆発の瞬間、瓦礫の下敷きになる学生を数名見ました」

乃々「!?」

武内P「急がなければ、手遅れになります」

乃々「…で、でも」

武内P「あなたは、周囲の方々の避難と救助の誘導をお願いします」

乃々「…っ!」
36 : ◆nvrVoonYD. [saga]:2020/02/25(火) 23:18:38.58 ID:mlCM+xxB0

現実的に考えれば、彼の行動は間違いだ

安全の確保が十分に出来ていない場所に、一般人が救助へ向かうべきではない

自身に危険が及ぶのはもちろん、周りの被害を増やす可能性も十分にある


乃々(止めないと…止めないと、いけないのに…)


ましてや、火の手が上がり建物の崩壊もあり得る今回の状況など以ての外だ

そしてそれは、風紀委員である彼女も同じである

風紀委員の仕事は校内のみであり、校外の活動はせいぜい見回りくらいだ

例え彼女がどのような能力を持っていたとしても、この場で出来ることは…


『乃々は、どうして風紀委員になったの?』


乃々「…!」
37 : ◆nvrVoonYD. [saga]:2020/02/25(火) 23:19:37.05 ID:mlCM+xxB0

乃々「…あの!!」シュンッ

武内P「…!」

乃々「………ここに、いてください」

乃々「…私が、いきます…だから」

乃々「……待っていて、下さい」

武内P「………」

武内P「…」

武内P「分かりました」

武内P「…お願いします」
38 : ◆nvrVoonYD. [saga]:2020/02/25(火) 23:20:42.83 ID:mlCM+xxB0

【数十分後】

<ワイワイガヤガヤ

凛(…この騒ぎ、近くで爆発事故があったって聞いたけど…)

アンチスキルA「これで全員か?中に負傷者は」

アンチスキルB「先ほど爆発前の防犯カメラのデータを確認しましたが、中にいた学生と店員は全員救出出来ました!」

アンチスキルA「そうか、それで…誰が彼らを外に?」

アンチスキルB「それが…中学生くらいの少女と男性が救助をしていたとのことですが…詳細は不明です」

凛(…中学生くらいの少女、それに…)

凛「…」
39 : ◆nvrVoonYD. [saga]:2020/02/25(火) 23:21:31.33 ID:mlCM+xxB0

乃々「…」

乃々(…あれ、ここは…どこ…?)

乃々(…どうしてもりくぼは、誰かに背負われているのでしょうか?)

乃々「…」

乃々「…!?」

武内P「…気が付かれましたか?」
40 : ◆nvrVoonYD. [saga]:2020/02/25(火) 23:22:29.07 ID:mlCM+xxB0

乃々「ど、どど…どうして…?」

乃々(と、とにかくどこでもいいから転移を…!?)フラッ

乃々(あ、あれ…演算が…うまく…)

武内P「…その、あの場から離れたがっている様子だったので、勝手ながらお連れしました」

武内P「ご迷惑だったのであれば、すみません」

武内P「…大丈夫ですか?」

乃々「……はい」

乃々(…そういえば、皆さんを助けた後、そんなことを呟いたような)

乃々「…あ、あの…とりあえず、降ろしてもらえませんか?」
41 : ◆nvrVoonYD. [saga]:2020/02/25(火) 23:25:10.14 ID:mlCM+xxB0

【公園:ベンチ】

乃々「…」グデー

武内P「…どうぞ、お茶です」

乃々「…すみません、ありがとう…ございます」

武内P「調子は…良く無さそうですね、やはり病院へ行った方が良いと思いますが…」

乃々「…大丈夫です」

乃々(…うぅ、本当はあちこち痛いですけど、これ以上心配かけたくないですし…)
42 : ◆nvrVoonYD. [saga]:2020/02/25(火) 23:32:47.75 ID:mlCM+xxB0

乃々「…あ、あの…今日のことは、その…」

武内P「はい、わかっています」

乃々(…気が引けますけど、八神先輩にばれたら大変ですし…)

乃々「…すみません、手伝ってもらったのに」

武内P「私は何も、あなたがいなければ…全員を助けることは出来なかったかもしれません」

武内P「ありがとうございます」

乃々「…」

乃々(…あぁ、この人はやっぱり…)
43 : ◆nvrVoonYD. [saga]:2020/02/25(火) 23:34:16.37 ID:mlCM+xxB0

武内P「…空間転移能力者、だったのですね」

乃々「…へ?あ、はい…」

武内P「それも、自身を移動できる程の能力…素晴らしい力です」

乃々「……いえ、それは違います」

武内P「…?」

乃々「…私は、暗い所にしか…移動できないんです」
44 : ◆nvrVoonYD. [saga]:2020/02/25(火) 23:39:41.47 ID:mlCM+xxB0

武内P「…しかし、先ほどは明るい場所にも転移していたように見えましたが…」

乃々「…それが、不思議なんです」

武内P「…?」

乃々「今まで何回やっても…自分の転移は暗い場所にしか出来なかったのに、今日は…うまくいったんです」

乃々(…もし、何か要因があるとすれば…きっと)

武内P「…それは」


凛「見つけた、ここにいたんだ」
45 : ◆nvrVoonYD. [saga]:2020/02/25(火) 23:42:22.82 ID:mlCM+xxB0

乃々「お、お姉様…!?」

武内P「…」

凛「…その様子だと、やっぱりそうだったんだね」

乃々「…え?」

凛「さっきの爆発事故、二人の救助者がいたって話だったけど…」

乃々「うっ…その、あの…」
46 : ◆nvrVoonYD. [saga]:2020/02/25(火) 23:44:46.94 ID:mlCM+xxB0

凛「いいよ、大体事情は察したから肯定も否定もしなくて」

乃々「…すみません」

凛(…でも、そっか…乃々が皆を…)

凛「…頑張ったね、乃々」

乃々「お、お姉様…(泣」
47 : ◆nvrVoonYD. [saga]:2020/02/25(火) 23:48:52.19 ID:mlCM+xxB0

凛「…アンタも、乃々と一緒に助けてくれたんでしょ?」

武内P「いえ、私は何も…彼女の側にいただけです」

凛「…そっか」

武内P「では、私はこれで」

乃々「…あ、あの!」

武内P「…?」

乃々「…ありがとう、ございました」

武内P「…こちらこそ、ありがとうございました」
48 : ◆nvrVoonYD. [saga]:2020/02/25(火) 23:50:36.10 ID:mlCM+xxB0

【帰り道】

凛「ところでさ、一つ聞いておきたいんだけど」

凛「…あいつから、何か勧誘されなかった?」

乃々「…?いえ、特には何も…」

凛「……ふーん」

凛「ならいいんだけど」

乃々「………」ジー
49 : ◆nvrVoonYD. [saga]:2020/02/25(火) 23:51:54.94 ID:mlCM+xxB0

乃々「…」

『以前、街であなたを見かけた時…寂しそうに見えました』

乃々(やっぱり、油断出来そうにないんですけど…)

凛「…どうしたの?」

乃々「いえ、別に…」
50 : ◆nvrVoonYD. [saga]:2020/02/25(火) 23:55:07.00 ID:mlCM+xxB0

【???】

プルルルルルルル

武内P「はい」

「お疲れ様です。順調ですか?」

武内P「…申し訳ありません。進捗はまだ…」

「大丈夫ですよ、焦らずにゆっくりと進めていきましょう」
51 : ◆nvrVoonYD. [saga]:2020/02/25(火) 23:59:14.24 ID:mlCM+xxB0

「それより、プロデューサーさんに一つお仕事をお願いしたいのですが…宜しいですか?」

武内P「はい、何でしょうか」

「実は、とある暗部組織に、下部組織構成員として働いて貰いたいんです」

「お仕事については、組織のメンバーにお聞きください」

武内P「…承知致しました」

「では、指定した場所へ向かってください」

「メンバーの写真も一緒に添付しますので、見ておいてください」

「あぁ、それと組織名は…」



「アイテム」
52 : ◆nvrVoonYD. [saga]:2020/02/26(水) 00:00:51.98 ID:eeEgfoVM0

第一章完

続きは未定
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/26(水) 00:02:06.37 ID:hA0pf+XRo
おつおつ
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/26(水) 00:34:04.79 ID:fPrtsGq5O

おつ
アイテムってことは、浜面役もするのかな
時系列どの辺なんだろ、妹達編よりは前っぽいけど
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/26(水) 01:31:43.51 ID:6fALn0vl0
武内Pで禁書再構成って懐かしいの盛りだくさんって感じ
期待してる
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/28(金) 23:59:47.65 ID:iSyrXimfO
はよ
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