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貴方「俺が魔法少年でヒロインを攻略するまどか☆マギカ?」

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989 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/12(日) 00:33:52.98 ID:bEVT++t20
1
990 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/07/12(日) 01:41:15.35 ID:l4n910Bg0


貴方「とりにいくなら、その間見てようか?」

まどか「あ、うん。お願いするね」


 鹿目さんはそう言って足早に去っていった。

 目の前の猫に視線を移す。すると子猫らしい高い声で『みゃー』と鳴いた。

 人慣れしてるのか、幸い逃げる様子は見せなかった。頼ってきているようにも思える。

 まだ小さいのに、母親とははぐれてしまったのだろうか。飢えと寒さで弱ってしまったんだろう。


貴方「大変だな……野良猫ってのも」


 猫を膝で温めながら待っていると、それほど経たないうちに鹿目さんが戻ってきた。

 手には皿と牛乳。それから缶詰を持っていた。


まどか「牛乳だけじゃ足りないかもと思って、水煮缶ならいいかなって持ってきたんだけど……」


 サバの水煮缶を空けると、皿に出さないうちからすぐに顔を近づけて食いついてきた。

 腹を空かせていたのもあるだろうけど、とりあえず食べてくれないって心配はなさそうだ。

 むしろガツガツとたいらげていって、むせそうになってたことに心配したくらいだった。


まどか「お、落ち着いて食べていいんだよ。逃げたりしないから、ね?」

貴方「でも食べてくれてよかった」

まどか「これで元気になってくれるといいな……」


 猫のことが一段落すると、家から戻ってきた鹿目さんの格好が変わってないのも気になった。

 着替えてこようって話だったのに。

991 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/07/12(日) 01:42:26.51 ID:l4n910Bg0


貴方「そういえば、着替えてきてはいないんだね」

まどか「あ……時間かけたくないなって思ってて。急いでたから」


 昼休みのことといい、鹿目さんは自分よりも他人のことを優先する人なんだろう。

 今日までで少しずつ鹿目さんのことはわかってきた気がした。


貴方「そっか。また着替えに行って、パトロールする?」

まどか「うん。でも、もう少しこの子の様子を見てようかな」



 ……ご飯を食べ終えると、少し元気になったようでホッとする。

 猫が自分からどこかへ行くまで鹿目さんと一緒にしばらく様子を見ていた。




四回目【貴方】 32日目終了

[知り合い]
・鹿目まどか・・・守り合う仲間↑
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・親友
・暁美ほむら・・・気まずい
・佐倉杏子・・・仲間
・巴マミ・・・親友

[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら1
巴マミ
志筑仁美


強制ENDまで【残り:3回】
992 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/07/16(木) 20:59:45.53 ID:S96vvvcx0
33日目



 人の歩く道からはすっかり雪の姿は消え、ほんのすみっこに名残が見えるくらいになった。

 昨日パトロールで行ったような人通りのない場所ならまだほとんどそのまま残ってるところもあるだろうか?

 なにはともあれ、あれだけ沸いていた教室の雰囲気も元通りだ。


貴方(今日はまだ来てないのか。揃って遅刻?)


 HRがもう少しで始まる時間になっても、なじみのあるいくつかの席が空席になっていた。

 いつも一緒に登校してるさやかたちの席だ。暁美さんを除いて、あのあたりは席が固まってるからごっそり空席だと寂しく感じる。


さやか「はよー! セーッ……フ?」

仁美「まだ先生は来てませんね。なんとか間に合ったみたいですわ」

ほむら「……それはなにより」


 どうしたんだろうかと思ってるとバタバタとやってきた。


貴方「今日は遅かったね。なんかあった?」

さやか「あー、まどかがね。なんか通学路で猫見つけたとか」

貴方「え、それって昨日の……?」

まどか「おはよう、【貴方】くん。うん、実は今朝茂みで昨日の子に会って……」


 話の途中でチャイムが鳴り、先生が入ってきた。

 本当にギリギリだったようだ。


まどか「ごめん、また今度ね」

貴方「ああ、うん」



――――
――――


*待ちに待った放課後です。
1下校前に校内でコミュ(キャラ指定)
2誰か誘ってパトロール行くか(キャラ指定・複数可)
3他の場所に寄り道
 ※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。知り合いを誘うことはできます。

 下2レス
993 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/16(木) 21:01:31.14 ID:wIGWLl+z0
1まどか
994 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/16(木) 21:42:42.32 ID:Uq/4q2370
2まどさや
995 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/07/16(木) 22:20:27.05 ID:S96vvvcx0
放課後



 昼休みが終わった後、なんとなくテレパシーで話してるうちに今日の予定が決まった。

 放課後はさやかと鹿目さんと一緒にパトロールに行くことになっていた。

 どちらともなくアイコンタクトをして教室を出ようとすると、暁美さんに声をかけられる。


ほむら「どこへいくの?」

さやか「『さ・ん・ぽ』、だよ。正義のね」

ほむら「そう……」


 暁美さんの表情はわかりづらい。これはどちらかというと疎外感を感じてたりする反応なんだろうか。

 パトロールでもそれ以外でも、なんだかんだでみんな揃ってるとついてくることが多いタイプではあった。


貴方「……暁美さんも来る?」

ほむら「いえ……私は別に」


 しかし、今日はついてくる気はないようだった。

 予定通り三人で廊下を歩く。


さやか「ま、三人いれば十分だけどさ。てっきりまどかが心配でついてくるかと思ったのに」

さやか「まーでも最近そこまでべったりでもなくなってきたかな? 子離れってやつ?」

まどか「わたしはほむらちゃんの子供じゃないよ……」

さやか「ってのは冗談で……、なんかあったの? べったりでもなくなってきたけど、じっと見てることは多い気がするよ」

まどか「何もないと思うけど」

さやか「んー、やっぱ元からと言われれば元からな気もしてきたなあ……」

貴方「……」


 こっちはなにかあった、っていうのかな。

 でも、鹿目さんに対しても何か思うところがあるのか。


 結局その話題はそれ以上続くことなく、これからのパトロールの行き先についての話へと変わっていった。


996 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/07/16(木) 23:00:38.61 ID:S96vvvcx0


さやか「――――見て、このへんそのまま雪が残ってるよ!」


 学校を出てから街を回っていると、

 人気のない工業地帯の隅に足を踏み入れた時にさやかが急にテンションを上げて言った。


さやか「近くの魔女倒したらさ、せっかくだし遊ばない?」

貴方「昨日の二の舞にはなりたくないな……」

さやか「昨日?なにがあったの?」

まどか「パトロールで雪積もってるところ歩いてたら靴の中びしゃびしゃになっちゃって」

さやか「せっかくこのへんなら人目にもつかないしちょうどいいと思ったんだけどな。あ、なんなら変身するとか――」

まどか「いくら人がそうそう来ないっていっても、うっかり見られたりしないかな!?」

さやか「別にあたしたち、見られたら消滅するとか、カエルとか人ならざるものになっちゃうってわけでもないんだよ?」

まどか「それはそうだけど……。うーん、それもそっか。訓練とかも人目につかないとこ選んでやってるだけだもんね……」


 鹿目さんも意外と納得したようだった。

 それにしても、さやかも怖いこと言うな。それにちょっと悪ノリしてみた。


貴方「でも、それってさ……誰が証明できるの?」

さやか「え!?いやでもそんな――」

貴方「聞いてないからってのはナシだよ。この中で誰か素質も持たない一般人に正体とか変身した姿見られたことはある?消えてからじゃ取り返しはつかない……」

さやか「怖いこと言うなよおおお!!」

貴方「ま、ないと思うけどね。そんな危険があるならそれこそ訓練の時言うだろうし」

まどか「とりあえず魔女たおしにいこっか。あっちかな?それにたしか……杏子ちゃんってお父さんに知られたんじゃなかったっけ?」

さやか「あ、そっか! そうじゃん! もー、ビビらせんなよ」


 適当にビビらせるだけビビらせて、本題のパトロールに心を切り替えていった。

 一応車の通る道は綺麗に片付いているから結界のある近くまでは足を取られなさそうだ。

997 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/07/16(木) 23:33:23.47 ID:S96vvvcx0
――――
――――


 ――――遠近中と全距離に隙のない取り合わせ。

 さやかか鹿目さん、どちらかと組んで二人でもそれほど苦戦した覚えはなかったし、三人いれば割と早くに片付いた。


 パトロールを終えると結局遊んでいた。

 人に見られないことを前提に変身して身体能力を解放しての雪合戦は、昨日の昼休みにやったのとは比べ物にならないくらい苛烈を極めていた。


さやか「なんかこれ、結構いい訓練になってない!?」

貴方「たしかにこれは遊びっていうより……!」


 雪の剛速球が飛び交う。

 回避する動きも戦闘中や組手でのそれに近いものになっていた。主に動きの速いさやかに当てるのが至難の技になっている。

 そのうえ、動きが速いってことは回り込まれるのも速い。


まどか「きゃあっ、つめた!」

さやか「やったー、背中もーらい!」

まどか「うう、なかなかさやかちゃんに当てられない〜……」


 鹿目さんが雪のついた部分を払っている。

 よくよく考えてみれば制服より衣装のほうが薄着だけど、変身中のほうが寒さは感じない。

 魔力を纏って和らげるっていうのはこれと似たようなものだろうか。


貴方『鹿目さん、協力して! 奴をやっつけるぞ!』

まどか『え、うん!』


 ――とりあえず、さやか打倒は徒党を組んで攻める必要があると判断。


さやか「えっ、何!?急に動きが変わって――わぶっ!?」

貴方「よしっ!」

まどか「うまくいったね」



 さすがに明日にはもう遊べるほど残ってないかな。

 投擲と回避とコンビネーションを鍛えつつ、昨日から残っていた雪を楽しんだ。



四回目【貴方】 33日目終了

[知り合い]
・鹿目まどか・・・守り合う仲間
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・親友
・暁美ほむら・・・気まずい
・佐倉杏子・・・仲間
・巴マミ・・・親友

[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら1
巴マミ
志筑仁美


強制ENDまで【残り:3回】
998 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/16(木) 23:58:11.12 ID:q06TMxFMo
>>984
もう二度と憑き物は出さないと誓ってください
ギャルゲーでオカルトはジンクスまでしか許されない
999 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/17(金) 00:06:58.53 ID:NBTIfJcS0
a
1000 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/07/17(金) 00:09:09.18 ID:NBTIfJcS0
埋め
1001 :1001 :Over 1000 Thread
                     ___, - 、
                    /_____)
.                    | | /   ヽ || 父さんな、会社辞めて小説で食っていこうと思うんだ
                    |_|  ┃ ┃  ||  
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  \僕はSS!/           \_/  !        ( ( (ヽ     ヽ
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   ゝ/  ̄ ̄ ̄ \     /. \/ ̄\/   .\     | ・ |─ |__   /
   / _____ヽ    |  |  _┌l⊂⊃l  |  |    ┌ - ′  )   /
   | | /  ─ 、−、!    |  |  / ∋ |__|  |  |    ヽ  /   ヽ <
   |__|─ |   ・| ・ |    |  /`, ──── 、 |  |     ` ─┐  ?h ̄
   (   ` ─ o−i    ヽ /         \ .ノ_      .j ̄ ̄ |
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