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貴方「俺が魔法少年でヒロインを攻略するまどか☆マギカ?」
- 48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/24(月) 22:58:56.66 ID:2W+iR7jP0
- 1仁美
- 49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/24(月) 23:00:51.89 ID:wx2beN0VO
- ↑
- 50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/24(月) 23:18:20.18 ID:YALDet/30
- 今回はマミ杏子と繋がりコネクトがあっていいね
- 51 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/24(月) 23:41:10.04 ID:KlWSE6po0
-
貴方「志筑さん、一緒にやる?」
……そういえば、前までだったらこの人もよく美樹や鹿目さんと一緒にいたはずだったんだよな。
色々あって一時期避けていたように見えたけど、美樹も吹っ切れたようだし、これからは元に戻っていくかもしれないな。
仁美「ええ、喜んで。ちょうど一人でしたから」
誘ってみると快諾してくれた。
しかし、そう言って志筑さんが一瞬目を向けたのは上条のほうだ。……上条の相手は中沢か。
アイツもクラスで人気の高い奴だ。たかが授業の一部とはいえ、友情もいいけどこっちを優先してやれよな。彼女寂しがってるぞ。
と、心の中で零しながら授業をこなしていく。
貴方「志筑さん、さすが発音いいね……。もしかして英語ペラペラだったりする?」
仁美「難しいのは無理ですが、簡単なものなら。英会話は小さい頃からずっと習ってますので」
貴方「習い事かー……」
駄目だ、自分のが恥ずかしく思えてくる。授業はできるほうだと思ってたが志筑さんとは比べられない。
貴方「お節介かもしれないけど、本当は上条と組みたかったんでしょ」
仁美「!」
貴方「ごまかす必要はないよ。美樹の周りは大体知ってるし。んーと、だから……」
貴方「英語ってアイツの夢に必要なものでもあるじゃん?次からは志筑さんが得意なことを教えるってことで誘うのはどうかな!」
仁美「……そうすれば、私のことを優先する、と?」
貴方「適当に考えただけだけど!あ、席戻るって。今日は一緒にやってくれてありがと!」
仁美「あ、こちらこそ、ありがとうございますわ……」
ペアが終わって自分の席に戻っていく。
……やべえ、マジでいらんお節介言っちゃったかな。そういう経験すらないのに。
そんなことを思いながら――残りの授業を聞いていた。
*待ちに待った放課後です。
1下校前に校内でコミュ(キャラ指定)
2誰か誘ってパトロール行くか(キャラ指定・複数可)
3レッツスポーツ!(内容指定)
4他の場所に寄り道
※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。知り合いを誘うことはできます。
下2レス
- 52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/24(月) 23:45:18.07 ID:jBD4Ep9Q0
- 2杏子
- 53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/25(火) 00:08:40.67 ID:epbjWIoA0
- 4教会に行ってみよう
- 54 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/25(火) 22:31:10.18 ID:IB5I1U/l0
-
――――学校が終わると、街の外れに来ていた。
前に佐倉さんの話で聞いたことのある、今は使われていない古い教会だ。実際に足を運んだことはなかった。
杏子「よー、何しにきたんだよ?」
誰も居なければすぐ立ち去ろうかと思ってた。
人がいないのをいいことに踏み荒らすわけにもいかないし。てか、変なことしたらシメられる。
貴方「パトロールのついでに寄っただけ。佐倉さんももしかしたらいるかもしれないと思って」
杏子「あたしを誘いに来たのか?」
貴方「佐倉さんは? ここによく来るの?」
杏子「……あたしが自分の家に帰るのに理由がいるのか?」
言われてみればその通りか。何にもなくなって住めなくなったって、ここは佐倉さんの家だ。思い出は残ってる。
そう簡単に未練なんかなくならないよな。
- 55 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/25(火) 23:24:00.16 ID:IB5I1U/l0
-
貴方「佐倉さんってさ、本当に強いよね。『あんなこと』があったのに」
数ヶ月前にはこの教会に人がいて、ひっそりとだけどちゃんと運営してたらしい。
神父は佐倉さんのお父さん。だけど、佐倉さんが契約したせいで家族は崩壊した――……詳しいことはわからないけど。
杏子「やめろ。同情とかマジでされたくない」
佐倉さんは突き放すように言った。
たしかに、俺には気持ちはわからない。家に帰れば家族がいて、とくに悲劇なんて味わった覚えもない。
いい意味で、俺はどこまでも普通だ。いや、そうでなくとも佐倉さんが負った傷の大きさなんて本当の意味じゃ誰にもわからない事だろう。
1いい場所だね
2昔の事、詳しく聞いちゃ駄目かな?
3パトロール一緒に行かない?
4自由安価
下2レス
- 56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/25(火) 23:27:04.25 ID:ApV3Kl0A0
- 3
- 57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/26(水) 00:00:20.93 ID:bpq10uKR0
- 3
巡回するか
- 58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/26(水) 18:24:55.40 ID:0gr895gU0
- チンピラに絡まれてる仁美を助けるイベントとかないかな
- 59 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/26(水) 20:56:17.84 ID:2WiNow3W0
-
貴方「……じゃあせっかくだし、今日もパトロール一緒に行かない?」
杏子「パトロールか。いいけど?」
貴方「えっ、ホント?よかった」
杏子「誘っといて何だよ」
貴方「いや、なんか邪魔されたくなかったりするかなって思って」
杏子「……別に何かしてたわけでもねーし。ここに来てももう何もできないからな」
何もできなくても、佐倉さんにとっては意味はあるとは思う……けど。
とりあえず、佐倉さんがついてきてくれるなら心強い。
けど二人だとなんとも会話がなくて、どうしようかと悩む。――考えてると、佐倉さんのほうから話してきた。
杏子「アンタさ、周り女子ばっかでやりづらくねーの? むしろ役得とか思ってる?」
貴方「クラスでもよく知ってる人が多いからそんなに疎外感はないよ。前はちょっとボヤいてたけど。ほら、実力差とかも男女であるわけじゃないし」
元々の腕力の差もまったく影響がないというわけではないのか、俺は大抵の魔法少女よりは身体能力は高いほうだ。
けど、佐倉さんがその『大抵』の中に含まれない人だから、ここじゃ差があるなんて言えない。
それ以前に実力は純粋な身体能力だけで決まるわけじゃない。経験や技術の方が大事なのは他の人を見てさんざん実感してきたし。
杏子「まあそこんとこ理解して、ウワついた気持ちじゃないならいいんだけど。チャラついた考えしてたらシメてたとこだ」
……昨日も言われてたけど、本当に佐倉さんってこういうところ真面目なんだな。
貴方「でも、もしみんなが危なそうな目に遭ったりしたら見過ごせないし、助けたいとは思うよ」
貴方「それは仲間や友達としてもそうだし、実力とかも関係なく、男としてもそうだ」
杏子「あぁーそう?それは立派なことだけどさぁー…………面倒臭いな、野郎って」
貴方「まあ、そういうもんなんだよ」
佐倉さんは理解できなさそうにしてたけど、否定はしなかった。
それから魔女結界を見つけて乗り込んでいく。
- 60 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/26(水) 22:03:12.86 ID:2WiNow3W0
-
昨日と比べたら巴さんが減って、自分が気にかける範囲が広がった。しかしやることは変わらない。
杏子「このくらいさっさと伸して魔女んとこ行くぞ」
杏子「チッ……このくらい一人だったら避けて進むんだがな。全部は倒そうとしなくていい」
貴方「でも巴さんが結界に迷いこむ人がいるかもしれないから出来るだけ倒しておいたほうがいいって」
杏子「無駄なことはするなって言ってんだよ。使い魔に足をとられて結界を消すのが遅れたら元も子もないだろ。融通効かせろよな!」
貴方「ああ、なるほど……安全のことも考えてるんだね」
杏子「はぁ? ……さあね」
佐倉さんは相変わらず動きが速くて、ついていくのが精いっぱいだ。
……佐倉さんはあまり人を頼ろうとしてないのはわかる。俺のことも、他の人のことも。
後輩なんて頼ってられないってことなのかな。巴さんに対してはまた違う意味で反発を感じるけど。
貴方「……この奥が魔女かな?」
杏子「ああ、魔力の感じからしてそうだろうな。大物の気配がする」
貴方「大物!……強い?」
杏子「いや、これまでの雑魚と比べたらってことだよ。まあ、油断はしないがな」
簡単な戸を破り、魔女のねぐらを襲撃する。
二人で囲み、佐倉さんが隙を突いた大きい攻撃を仕掛け、そこから一気に畳みかけていった。
魔女があっというまにグリーフシードに変わる――――
佐倉さんの戦い方は、強力なパワーとスピードを活かしての短期決戦がメインのようだ。
巴さんが先導して佐倉さんがそれに合わせていた昨日とは少し違った戦いを終える。
- 61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/02/29(土) 16:05:48.03 ID:BY1N9tEE0
- あんなスカートで動き回ったらパンツ丸見えだろうな
- 62 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/29(土) 23:04:39.28 ID:x/YOorpe0
-
貴方「今回も無事終わってよかった」
杏子「当たり前だろ。無事じゃなきゃ困るんだよ」
佐倉さん、やっぱり態度は厳しいけど……。
貴方「魔女との戦いで苦戦することってある?怪我したりとか。美樹がいない時は巴さんが治療してたのかな?」
杏子「前はあったが、自力でやったって魔力があればなんとかなる」
杏子「もちろん今じゃ傷つくこともそうそうねーよ。でも、あたしは治療は得意じゃないからな」
杏子「ソッコーで敵を倒した後さやかかマミんとこに運ぶくらいはしてやるけど、お前がヘタ打って大怪我したって治さないぞ?」
貴方「軽い怪我は?」
杏子「大怪我じゃないなら自分で治せるだろ。それかガマンしとけ。男だろ」
貴方「厳しいね……」
杏子「だから無事でいろっての。怪我ならまだしも死んだら誰にも治せないんだからな」
それはごもっともだ。
杏子「……逆に、もしあたしがヘマしても下手になんとかしようとするなよ。二人でくたばるこたぁないんだ」
貴方「それって、まさか見捨てろって言ってる?」
杏子「生き残るための行動を考えろってこと。ま、あたしがやられるくらいの相手ならすぐ逃げたほうがいいかもな」
貴方「それは……できないよ。さっきも言ったけど、誰かが危ない目に遭ってたら助けたいんだよ」
杏子「はぁ!?聞き分けがねーな!そのために自分が死んでもいいってのか?」
貴方「そんなことは言ってないけど!」
そんなことを言ったつもりじゃなかったけど、結局はその二択になるのか?
それでもやっぱり、どんな状況になっても見過ごすなんて選択はとりたくなかった。
- 63 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/29(土) 23:25:22.78 ID:x/YOorpe0
-
杏子「もう……やりづれぇなあ。もしもの話だろ?」
貴方「ゴメンって。でも他の仲間もそう言うんじゃないかな、みんな」
杏子「……いや、『もしも』だからか……? わかったよ、あたしはヘマなんかしない」
貴方「そうだね。無事に勝たないとね」
それ以来また暫く会話がないままパトロールを続ける。昨日巴さんも一緒だった時はもっと会話があったんだけどな。
……ふと、最初に話していたことを思い出して考えた。
貴方「……佐倉さんは、今まで女子だけだったところに俺が入ってきてやりづらい?」
貴方「やっぱ、空気は少し変わるでしょ?男はいないと思ってたみたいだし」
杏子「まあな。長いこと話すらしてなかったな、そーいえば」
貴方「他の人とだともっと賑やかなのかなって思って……」
杏子「別に話すことなくねー?無理に話さなくてもいいじゃん、魔女倒せれば。そのためのパトロールじゃん?」
杏子「なんか話したいことでもあんの?プライベートで聞きたいこととか?」
佐倉さんのプライベート、確かにあんまり知らないな。
1おいしい店とか…?
2好きなものはある?
3スリーサイズ教えて
4自由安価
下2レス
- 64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/29(土) 23:38:02.89 ID:ePh8g2Zi0
- 加速
- 65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/29(土) 23:43:02.37 ID:zu/R2Alt0
- 4よく行く所があったら教えて欲しい
- 66 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/01(日) 00:18:46.11 ID:m2Z+ovJU0
-
貴方「じゃあ、よく行く所があったら教えて欲しいかな」
杏子「よく行く所? 飯の話?」
貴方「飯屋でも、遊びにいくとこでも」
杏子「……繁華街にはよくいるよ。飯も大体そこだ」
貴方「そうなんだ。あ、佐倉さんも何か聞きたいことあったら聞いていいよ。こっちだけ質問しちゃって悪いし」
杏子「んー?そうだな…………」
……佐倉さんが考え込んだまま時間が流れる。
杏子「……考えたけど別にねーわ」
貴方「ええ!? 興味なしってこと?」
杏子「仕方ないよね?急に言われても思い浮かばなかったんだから」
貴方「まあ無理にとは言わないけど……!」
杏子「てか、本当はアンタもあたしにそこまで興味なんてないんじゃない?話題がないから振り絞っただけでさ」
貴方「いや、そんなことはないって……。仲間なんだし。佐倉さんのことももっと知りたいと思うよ」
杏子「……マジで言ってる?」
杏子「あっそ。そう言われたって思い浮かばないモンは思い浮かばないからな!魔女探すぞ」
貴方「わ、わかったよ……」
今日一日一緒に行動して、少しは距離が近づけたかな……?道のりは遠そうだ。
二回目【貴方】 5日目終了
[知り合い]
・鹿目まどか・・・一緒に遊んだ
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・クラスメイト
・暁美ほむら・・・親しみが持てる完璧
・佐倉杏子・・・興味なしか…↑
・巴マミ・・・鍋囲んだ
[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら
――――
明日は休日だ……。誰か誘おうか?
・キャラ選択(まどか/さやか/ほむら/杏子/マミ)
・何に誘う?※キャラによっては断られることもあります
1遊びに行く
2パトロールに行く
3訓練する
4家に誘う
5相手の家に行く
6自由安価
下2レス
- 67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/01(日) 00:22:00.16 ID:ll9EEF0m0
- 5マミ
- 68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/01(日) 00:25:46.53 ID:d9CBldsm0
- ↑
- 69 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/01(日) 00:47:13.30 ID:m2Z+ovJU0
-
帰宅してから、巴さんにメールを打ってみた。
また家に行ってもいいか聞いてみると、『それなら人数が多いほうがいいわね』とみんなでお茶会をすることになった。
連絡手段のない佐倉さんも、見かけたら誘っておくと言っていた。
……お茶会。
話には聞いていたが、参加するのははじめてだ。なんか手土産でも持って行ったほうがいいかな?
――――
――――
一週目 週末
巴宅
インターホンを鳴らして部屋に入れてもらうと、甘い匂いが漂っていた。
貴方「おじゃましまーす……ケーキの匂いがする」
さやか「おう!早くこっち来てみなよ、今日のケーキもうまそうだから!」
なぜだか出たのは巴さんではなく美樹だ。
というのも、巴さんは色々と準備をしていたからだったらしい。奥に進むと姿が見えた。
マミ「いらっしゃい。もしかしてその袋、何か持ってきてくれた?気を遣わせちゃったかしら?」
貴方「一応手土産は必要かなと思って。でも、これだけあったらいらなかったですかね」
マミ「いえ、気持ちは嬉しいわよ」
杏子「余ったら食うけど?」
さやか「杏子もちょっとは見習いなさいよ。ていうか、あたしも何か持ってくればよかったかな?」
マミ「気にしなくていいんだけどね」
杏子「待ちくたびれたし早く始めようよ」
マミ「みんなが揃ったらね」
- 70 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/01(日) 01:18:06.20 ID:m2Z+ovJU0
-
この時点では鹿目さんと暁美さん以外は集まっていた。佐倉さんも誘えたみたいだ。
それから少しすると二人もやってくる。
ケーキは聞いた通りの出来栄えだ。手作りって聞かされなかったら買ってきたと思ってしまう。
マミ「お待たせ。紅茶を淹れてきたわ。それじゃ、ケーキを分けましょうか」
まどか「わあ、ありがとうございます!今日も美味しそうです!」
ほむら「今日は【貴方】くんもいるのね?」
さやか「珍しいよね。マミさんが誘ったんですか?」
マミ「まあ、そうね。でも提案したのは【貴方】くんよ」
貴方「こんなすごいお茶会開いてもらえるとは思ってなかったですけど」
杏子「……ふーん」
さやか「アンタは誰がいてもいなくても関係なさそうねぇ……」
ほむら「むしろ取り分が少なくなると思ってそうかも……」
この前の鍋みたいに、またなんか集まって遊んだりできればいいなってくらいの気持ちだった。
生返事しながら食べてる佐倉さんは、やっぱり俺には興味なさそうだけど……。
マミ「人数が増えた分は量を多くしてるわよ。ケーキだけじゃなくて他にも足したりね」
マミ「それに【貴方】くんも持ってきてくれたから、普段より多いくらいよ」
まどか「そのプリン、【貴方】くんが持ってきてくれたんだね」
貴方「高価なものではないけどね」
ほむら「こんなに食べられるかしら……。持って帰ってもいい?」
杏子「あ!余ったら――」
マミ「さすがに意地汚いわよ?保冷剤ならいくつかうちでも用意できるから、心配しないで」
暁美さんは表情が変わりにくいけど、ちょっと苦笑いしたように見えた……。
1みんなの仲について
2巴さん、大変じゃないんですか?
3自由安価
下2レス
- 71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/01(日) 01:20:18.61 ID:ll9EEF0m0
- 2
- 72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/01(日) 08:48:24.67 ID:f5tiX5Yno
- 1
- 73 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/04(水) 22:46:58.54 ID:P9LTF40K0
-
貴方「みんな仲いいよな」
さやか「どこを見て言ったの?」
貴方「美樹と佐倉さんとかも、互いに遠慮ない感じするし」
杏子「こいつが生意気なだけだろ?困ってるんだよ!」
さやか「なにそれ、どこが生意気よ!」
貴方「あとは、学年の違う巴さんとかさ。同じクラスのメンツは仲いいのはわかるんだけど」
暁美さんは横に居る鹿目さんと話していたが、俺が見ていることに気づくとこっちにじっと視線を移す。
……鹿目さんと美樹が幼馴染なのは知ってるけど、暁美さんは転入生だ。それに、誰とでも仲良くするタイプではない。
正直、きっかけ――というのだろうか。ここまで二人が急激に仲良くなった理由がわからないんだよな。
さやか「何ー?【貴方】、ヤキモチ焼いてるの?みんなが仲いいから?」
まどか「【貴方】くんも大事な友達だし、仲間だよ!」
杏子「まあ、イイモノ持ってきてくれたから気が利く奴だとは見直したよ」
さやか「なんで上から目線なんだこの子は」
貴方「ははは……まあ、喜んでもらえたならなによりだよ」
マミ「今日のケーキと紅茶はどうかしら?紅茶のおかわりが欲しくなったら言ってね」
貴方「美味しいです!すごいっすね」
みんなとお茶会を楽しんだ。話して食ってただけだったけど、なんか優雅な雰囲気は味わえた。
今日のメインであるケーキは言うことなしの出来だったし、クッキーもさくさくとして美味しかった。
けど、ちょっと甘いもの食べすぎたかな。――お茶会も終わりの頃、そう思ってると佐倉さんがこんなことをつぶやく。
- 74 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/04(水) 23:46:03.86 ID:P9LTF40K0
-
杏子「……さてと、ラーメンでも食いに行くか」
マミ「まだ食べるの?」
まどか「太……らないんだよね、杏子ちゃん。むしろ細いくらい。うらやましいかも」
ほむら「まどか、我慢しているの?私はもうお腹いっぱい。プリンはお土産にいただいていくわね」
まどか「べ、べつに我慢ってほどじゃないよ?ご飯はもうちょっと経ってからがいいかなあ」
さやか「あたしもこれ以上はいいや」
何気なさそうなつぶやきにそれぞれ言葉を返すが、みんな同じような反応だ。
そんな中、俺はこってりしたラーメンを思い浮かべる。口直しにはちょうどいいだろうな。
貴方「それ、いいかもな」
さやか「おー、マジか!行ってくれば?杏子ってやっぱ食う量違うわ」
まどか「あははは……」
杏子「……行くならついてきてもいいけど?店までは決めてない」
貴方「そ、そうだね。行ってから決めよう」
佐倉さんと巴さん宅を出た。 優雅なお茶会は終わりにして、頭の中はラーメン一色だ。
貴方「どんなのが食べたいっていうのは決めてる?」
杏子「まあね。合わせる気はないよ。で、アンタはどうなのさ?」
貴方「あっさりよりこってりがいいかな。豚骨系とか。そんで、背脂浮いてるやつ!」
杏子「お、話がわかるじゃん!そうだよな。甘いものの後はガツンと脂の浮いたラーメンだよな!」
食べ物の話で珍しいまでに意気投合。……まあ、興味があるのは食べ物のことなんだろうけど。
杏子「……みんな小食すぎるんだよな。お菓子だけでお腹いっぱいってさ」
貴方「特に暁美さんは小食な感じするかな。俺はよく食べる人っていいと思うよ。見てて気持ちいい」
杏子「そ、そうか? それより話してたらますます腹減ったな!そこなんてどうだ?なかなかうまそうだぞ」
貴方「ああ、よさそうだね」
……――――お茶会と食後のラーメンを楽しんだ!
― 一週目休日 終了 ―
- 75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/05(木) 08:07:58.34 ID:Edm7zEuM0
- 杏子かわいい
- 76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/07(土) 15:02:10.71 ID:+Ogqge/K0
- まだかな
- 77 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/07(土) 22:44:51.71 ID:OwIVVr/z0
- 教室 6日目
自分の教室に入ると、周囲に向けて挨拶しながら鞄を置く。
今日の教室内は――――……
さやか「おはよー」
まどか「おはよう、【貴方】くん」
ほむら「……おはよう」
仁美「おはようございます」
4人から声が聞こえてくる。今日は志筑さんも一緒に話してるんだ。
珍しく思ったけど、 暁美さんが来る前までは三人といえばこの三人だったはずだった。
三人は魔法少女で、志筑さんはそうでないからというのも理由かもしれない。
それから志筑さんは、上条と付き合い始めて、一時期は美樹と気まずくなってて――……。
やっと元の形に戻りはじめたってところか。とはいっても、お互い他に優先することは増えたわけだけれど……。
しばらく四人の様子を眺めて、朝の時間が過ぎていった。
――――
――――
- 78 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/07(土) 23:03:52.55 ID:OwIVVr/z0
-
――――下校のチャイムが鳴ると、みんな次々ちらほらと机を収納して教室を去っていく。
今日は帰りも四人一緒にいた。
貴方「今日は志筑さんと一緒に下校?」
さやか「うん、久しぶりに遊びに行こうって話になってさ。あ、【貴方】も一緒に来る?」
貴方「うーん、どうしようかな」
1行くよ
2他の人を誘ってパトロールに行こう(マミ/杏子)
3他の場所に寄り道
※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。知り合いを誘うことはできます。
下2レス
- 79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/07(土) 23:04:20.08 ID:jM5hQbnm0
- 1
- 80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/07(土) 23:06:19.85 ID:byy4HAid0
- 1
- 81 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/08(日) 01:00:00.75 ID:2ALLRlOe0
-
最近パトロールに訓練続きだったし、たまにはそういうのは忘れて遊ぶのも悪くないか。
貴方「行くよ。久しぶりなんだ?」
まどか「うん、仁美ちゃんは習い事もたくさんやってるから」
さやか「そうだよ?仁美と遊べるのなんて貴重なんだからね?」
仁美「あの、実は習い事は少なくしてもらったんです。これからは高校受験もありますし」
仁美「なにより……私も好きでやっていたわけじゃありませんから」
まどか「え、そうなの?」
さやか「気ぃ早すぎない?」
貴方「志筑さんのことだし、俺らとは比べられないような名門校なんだろ?」
仁美「そう言う【貴方】くんも、貴方の学力ならその気があればかなり上を狙えると思いますけど」
貴方「その気があれば、か……。そんなに上を目指す気もないけどな。面倒そうだし」
仁美「ええと、話を戻しますね。なので、時間は今までより少し空いているのですが……」
そう言う志筑さんが一瞬どこかへ視線を向ける。
視線の先は――――上条か。友達と一緒に帰るところみたい。
それに美樹も気づいたみたいで。
さやか「あ、そっちはそっちで優先してくれていいからね?」
仁美「ええ。ありがとうございます」
ほむら「……最近は私たちのほうが予定があったわね」
まどか「あ、たしかに」
仁美「そちらも落ち着いたのでしょうか?」
まどか「えっと……前よりは落ち着いたかな」
仁美「それなら、よろしくお願いしますね」
仁美「勉強もしないといけないのでいつでもというわけにはいきませんが、私もこれからはいくらか自由になりましたから」
志筑さんはふわりと笑って挨拶をした。
今日は俺も誘ってもらえたけど、この5人で出かけるのってはじめてだな。普段どんなところで遊んでるんだろう。
- 82 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/08(日) 01:23:51.54 ID:2ALLRlOe0
-
貴方「それで、今日はどこに行くんだ?」
さやか「ショッピング行こうって話してて。それでいい?」
貴方「ああ、構わないけど……何か見たいものはあるの?」
さやか「いーや、行き当たりばったり。あとのことはついてから決めよー!」
――……随分と適当なノリで駅前へと足を進めていく。
デパートに入ると、まずは服や雑貨の店が並ぶフロアだ。……普段なら素通りするところだ。あんまり興味は惹かれないかな。
綺麗な小物類を置いてる店の前で足を止めて、二人がそっちに目を向けていると、志筑さんがこっそりと話しかけてきた。
仁美「あの、少しよろしいですか? 【貴方】くんが知っているかはわからないのですけど……」
貴方「え?いいけど、どうかしたの?」
仁美「はい。【貴方】くんは美樹さんや暁美さんとは仲がいいようですし、最近三人とよく一緒にいるのを見かけますので……」
仁美「学校を出る前にも話していた、三人の『予定』って何かご存じだったりしませんか?」
貴方「あー……予定か」
恐らく魔法少女のことだろうな。
知ってるけど、正直には話せないことだ。なんて言ったらいいか迷うな。
1知らない
2話せない
3ボランティア、とぼかす
4自由安価
下2レス
- 83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/08(日) 01:31:47.35 ID:5GaHSTo20
- 3
- 84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/08(日) 03:40:33.20 ID:g5q/b3zbo
- 2
- 85 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/09(月) 23:17:39.23 ID:NVDBMp1z0
-
貴方「んー、それはちょっと俺には話せないっていうかー……」
仁美「まあ……!」
俺が曖昧に言うと、志筑さんは口に手を当てて大げさに驚いたポーズをとる。
……フィクションでしか見ないようなお上品な驚き方だから、本気でやっているのか疑問に思うが、まあ本気なんだろう。
仁美「つ、つまりお二人はその、人には言えないようなことをなさって……!?」
貴方「あ、いや、別にやましい事してるってわけではないけど――って、その反応だとそうは勘違いしてなさそうだね?」
仁美「私にはやましいと言っていいのかわかりませんわ。たとえ禁断でもそれもひとつの愛の形……!」ブツブツ
貴方「お、おーい?」
やべえ、変なスイッチでも入った?
仁美「……でも、その様子だと【貴方】くんはご存知なようですわね。なんだか少し寂しいです」
貴方「あ……それは」
仁美「いつからなのでしょうね。私も転校生の暁美さんとは変わらないかもしれませんが、二人とはずっと近くにいたんです」
仁美「きっと、本当に悩んでいることとかも【貴方】くんには話せるのでしょう?」
貴方「そ、そうかな……?」
魔法関連のことならたしかにそうだけど、俺だけじゃなくて先輩で頼りになる巴さんとかもいるし。
それを抜きにしても頼ってもらえてるかな。
俺がみんなの支えになれるだろうか。
- 86 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/09(月) 23:31:55.19 ID:NVDBMp1z0
-
仁美「それともまさか、四角関係……?奪い合いなんですの!?」
貴方「それは頭から抜こうか!?仲はいいと思うけど、友情っていうか仲間としての思いだろうし!」
貴方「他は冗談で済むかもしんないけど、俺なんかにそういう風に捉えちゃさすがに悪いよ」
アレ、本当に本気……なんだよな?
志筑さんとの会話に意識を向けていると、いつのまにか三人は買い物を済ませていたみたいだ。
さやか「……何話しこんでんの?そろそろいくよ?」
貴方「なんか買ったの?」
まどか「うん!学校にも付けていけるようなちょっとしたものだよ」
貴方「へー」
1鹿目さんに似合いそうなストラップだ
2暁美さんに似合いそうな髪飾りだ
3美樹に似合いそうなアクセサリーだ
4志筑さんに似合いそうなものを発見した
下2レス
- 87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/09(月) 23:37:22.01 ID:kl0Ygnp50
- あえて4
- 88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/09(月) 23:46:46.25 ID:FIW7JbKB0
- 2
- 89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/09(月) 23:46:59.85 ID:mg6XxKQuO
- アゲ
- 90 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/10(火) 00:55:42.51 ID:dbGUVfiT0
-
貴方「暁美さんに似合いそうな髪飾りだ」
今着けているカチューシャと雰囲気の似た黒いカチューシャだ。
決して派手ではないが、シンプルながらキラキラとした装飾が入っていて上品にまとまっている。
ほむら「え、ええ。そうかしら。……まどかが勧めてくれて」
貴方「鹿目さんのセンスか。いいね」
まどか「でしょ?似合うと思ったんだ。こうやって似合うもの見つけ合うのって楽しいんだよ!」
貴方「たしかにまあ、暁美さんなら選びがいがありそうだよな」
まあそれは完全に本心というか、自然に口から出たような言葉だ。
男子の中でも女子の中でも暁美さんは憧れの的だし、人気は高い。美人で勉強もできる高嶺の花というのはみんなの共通認識だった。
ほむら「……そう?」
しかしそう言うと、暁美さんは表情を変えずに聞き返してくる。褒め言葉なら言われ慣れてるはずなのに。――いや、だからか。
道歩いてるだけでも散々聞こえてきそうなものだし、適当に聞き流してそうだ。
ほむら「【貴方】くんもそういうことを言うってことに驚いたわ」
貴方「……えーっと!硬派に思われてた?だったら失敗したなあ」
さやか「硬派ってより、鈍感って言われてんじゃない?」
貴方「えっ、そうか?どこがだよ?」
……――みんなで話をしながらフロアの中を一通り見て回った。
- 91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/10(火) 08:30:11.29 ID:xcFg73Mi0
- 乙
- 92 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/13(金) 23:52:49.67 ID:fhT8ABvq0
-
結局歩きつかれたみんなが辿りついたのはカラオケで、
個室のソファで落ち着くと、端末を操作する美樹を眺める。
さやか「よし、あたしは決めた!次まどかね」
貴方「鹿目さんはどんなの歌うの?」
まどか「えっと、わたしはえん……じゃなくて、普通にその時の流行りだよ!」
……なんか今言いかけたような。
美樹の選んだ曲のイントロが流れ出す。
貴方「あー、そう?二人も気になるなぁ。なんとなく、英語の歌とか歌ってもサマになりそう」
仁美「洋楽ですか?知らないこともないですが……」
ほむら「私は……どうかしら。回ってきた時に決めるわ」
さやか「はい、聞いて聞いて!そう言うアンタはどうすんの?」
鹿目さんが入力し終わって端末が回ってくる。
どうしようかな?
主人公の【歌唱力】
1前回と変えない(5)
2コンマ再判定
3自分はいいや
下2レス
- 93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 00:00:19.53 ID:mH2JeD9g0
- 3
- 94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 00:07:53.17 ID:I4MgD1EHo
- 2 運ゲする
- 95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 00:08:38.54 ID:7D6xgnk10
- 7か、前回より良くなったな
- 96 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/14(土) 00:17:22.35 ID:zpLf6hzY0
- あ、前スレ>>888みたいに選択肢の次のレス(ここ)で決めます
----------------------------------------------------
コンマ再判定
下1レスコンマ判定1ケタ 歌唱
0〜9
※0が最大、1から9は大きいほど良い。例によって00はクリティカルだよ。
- 97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 00:24:03.49 ID:RCfD24BEo
- beep
- 98 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/14(土) 00:37:32.05 ID:zpLf6hzY0
- 9 誰もが聞き惚れる…!
----------------------------------
美樹の元気な歌声を聴きながら、端末を操作する。カラオケは嫌いじゃない。
貴方(これでいいか)
……全員に一通り回し終わる頃には一曲目が終わって、鹿目さんの二曲目が流れ始めた。
まさに鹿目さんのイメージ通りな可愛らしい歌だ。
さやか「よっ、かわいいぞまどかー!」
他の人が歌ってる時には盛り上げ役な美樹。横で小さく口ずさんでるけど、音楽好きだからか歌もそこそこうまいよな。
それからまた順番が回って、自分の番でマイクを取る。……すると、歌いだし早々から空気が変わる。
さやか「……えっ、うまくね?」
仁美「本当ですわ。プロの方みたい」
ほむら「意外な特技なのね……」
なにかと盛り上げ役だった美樹もこの曲の間は静まっていた。
一斉にやたらとべた褒めされて、照れたけど気分はいい。
- 99 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/14(土) 00:47:14.76 ID:zpLf6hzY0
-
さやか「わー、すっげー!【貴方】にそんな特技あるなんて知らなかったよ!」
歌い終わりと同時に美樹が言う。
貴方「はは……大げさじゃねーか?」
まどか「大げさでもないよ、【貴方】くん。素直に上手だなぁって感心しちゃった」
さやか「そうだそうだ。どうせなら歌手デビューとか狙っちゃえば?」
貴方「いや、そこまでは無理だって」
仁美「最近ネットで動画を上げて有名になる人も見ますよ? 歌い手……とか言ったでしょうか」
とはいえ、そんなに目立ちたくもないんだよなぁ。趣味に留めていたい。
一通りは回って、選曲はそろそろ二巡目に入る。
1ところでえんって?
2選曲に悩む暁美さんに声をかける
3志筑さんって歌も習ってたりするの?
4自由安価
下2レス
- 100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 00:52:42.98 ID:7D6xgnk10
- した
- 101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 01:16:12.50 ID:rXTt5+nK0
- 3
仁美の好感度あげたい
- 102 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/14(土) 12:48:43.35 ID:zpLf6hzY0
- この時間、人はいるだろうか?
- 103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 13:05:52.13 ID:10sqsQyWO
- いない
- 104 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/14(土) 13:37:54.21 ID:zpLf6hzY0
- ん…!?
-----------------------------
貴方「志筑さんこそ、歌も習ってたりするんじゃない?」
仁美「習ってるには習ってたのですけど……合唱ですから。全然違いますわよ」
貴方「ああ、どおりで声の幅が広いなーと。それに腹から声が出てるよな」
背筋をぴんと伸ばして歌う姿は美しく見えるし、普段喋る時のおっとりした声とは変わった印象。
芯のある透き通った歌声だ。
貴方「俺の事をほめてくれたけど、志筑さんだって十分上手なほうだよ」
仁美「それほどでもありませんよ。でも、嬉しいですわ」
貴方「もっと色々聞いてみたいな」
向こうでは、端末を持ったまま悩む暁美さんと鹿目さんが話していた。
まどか「ほむらちゃん、悩んでるの?」
ほむら「あまり流行りの歌って知らないのよね。さっき思い浮かんだのは……どこかで聞いた覚えがある気がしたから」
まどか「カラオケの定番だからかな?わたしたちもよく歌うし」
仁美「別に流行りの曲にこだわらなくてもいいのでは?」
ほむら「じゃあ……こういうのでもいいかしら?」
暁美さんが悩んだ末選んだのは合唱用の曲だ。それも、少し前に音楽でやったやつ。
本格的に、流行どころか歌をあまり知らないのかもしれないな。
貴方「お、こういうのは志筑さんの得意分野じゃないか? みんな知ってるしどうせならみんなで歌うか!」
まどか「こういうのもアリなら、わたしも歌ってみようかな……」
さやか「まどかの本領発揮!?」
みんなで合唱した後は、鹿目さんが今までのイメージからかけ離れた昭和歌謡をかっこよく歌ったり、演歌歌ってたり。
意外にもカッコいい曲も歌うんだな、なんて思ってたけど、お母さんがよく歌ってたらしかった。
……それを聞くと、俺以外のみんなはなぜか妙に納得してた。
- 105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 13:51:54.90 ID:iVAsvUbg0
- まどかは演歌が好きだっけ
- 106 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/14(土) 14:50:44.79 ID:zpLf6hzY0
-
さやか「今日は久しぶりによく遊んだなー!」
仁美「やっぱり、みんなで遊ぶと楽しいですわね」
カラオケを出ると、エレベーターを下って帰り路の方向に歩き出していた。
仁美「【貴方】くんが歌がとてもお上手だっていうこともわかりましたし。また誘いましょうよ」
貴方「俺も楽しかったから誘ってくれるのは大歓迎だよ」
さやか「そういえば、仁美は恭介とはこんな感じで遊んでたりするの?」
仁美「えっ? えーと……そうですわね。たまに一緒にお買い物をしたりはします」
仁美「大体CDショップや楽器屋がメインですから、カラオケとかは行きませんね」
さやか「あー、なんか想像ついたよ。あいつ、興味あることは一直線だもんね」
さやか「今日はまどかのカッコいい姿も【貴方】からしたら収穫じゃない?驚いたでしょ」
まどか「そっ、その話はいいよう」
貴方「意外だったけどイイと思うよ。そういうギャップ」
まどか「えへへ、そうかなぁ……」
エレベーターが1Fについて外に出ると、家の近い人から段々と別れていく。
美樹と鹿目さん、あと志筑さんも家は近いらしい。
駅の近くに住んでいる暁美さんが一番に抜けて、それから自分も途中でみんなと手を振って別れた。
二回目【貴方】 6日目終了
[知り合い]
・鹿目まどか・・・ギャップ↑
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・一緒に遊んだ↑
・暁美ほむら・・・親しみが持てる完璧↑
・佐倉杏子・・・興味なしか…
・巴マミ・・・鍋囲んだ
[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら
- 107 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/14(土) 16:19:56.29 ID:zpLf6hzY0
- ――――
7日目 教室
自分の教室に入ると、周囲に向けて挨拶しながら鞄を置く。
すると挨拶が返ってきた。
さやか「おはよー」
まどか「おはよう、【貴方】くん」
ほむら「……おはよう」
仁美「おはようございます」
昨日から増えた志筑さんも加わって、4人一緒だ。
それ以外はいつもと同じ様にも思えたが、一つ違うところに気づく。暁美さんの頭についているカチューシャだ。
貴方「暁美さん、昨日の早速つけたんだね」
ほむら「ええ。せっかく選んでくれたから」
今までのと色は同じだし、雰囲気は似ている感じだ。昨日のことを知ってるか、注意深く見ていないと気づかないだろうな。
主張しすぎないくらいの華やかさというのが暁美さんに合っていると思った。
1やっぱり似合ってるな
2鹿目さんセンスいいね
3自由安価
下2レス
- 108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 16:31:37.13 ID:iVAsvUbg0
- 1
- 109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 16:38:58.21 ID:10sqsQyWO
- 3 さすが鹿目さんだねほむらちゃんに何が似合うかわかってる
- 110 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/14(土) 17:06:06.17 ID:zpLf6hzY0
-
貴方「さすが鹿目さんだね。暁美さんに何が似合うかわかってる」
ほむら「ええ、そうね」
昨日はピンとこないような反応だったけど、そう言うとあっさりと肯定する。
ほむら「自分だとよくわからないから、選んでもらったほうが間違いがないかも」
貴方「えっ、そういう意味?」
たしかに暁美さんは、飾らない美人って感じかな。
まどか「昨日【貴方】くんも言ってた通り、やっぱり選びがいあるから!」
さやか「くそう、仲いいなー。でもまどかはあたしの嫁だぞ?」
貴方「モテモテだね」
仁美「あぁ、いけませんわ。いけません……」
鹿目さんもみんなから好かれるタイプだ。その理由もよくわかる。
志筑さんの反応はよくわからないけど。
そんなこんなで、学校での一日を過ごしていった……――。
*待ちに待った放課後です。
1下校前に校内でコミュ(キャラ指定)
2誰か誘ってパトロール行くか(キャラ指定・複数可)
3レッツスポーツ!(内容指定)
4他の場所に寄り道
※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。知り合いを誘うことはできます。
下2レス
- 111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 17:10:15.67 ID:iVAsvUbg0
- 加速
- 112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 17:31:44.43 ID:SiReztES0
- 2マミ
- 113 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/14(土) 18:31:40.62 ID:zpLf6hzY0
- ――――
――――
放課後
学校が終わると、今日は三年のフロアまで巴さんを誘にいってパトロールに出かけた。
巴さんは同じ学校にいるけど、学年が違うから学内で関わることはほとんどない。
マミ「――さて、今日はこの順番で回りましょうか。特にここは不審な事故の情報があったから怪しいと踏んでるわ」
貴方「ちゃんとニュースとか調べてるんですね」
マミ「ええ、まあ……日課かしら」
本当、巴さんって『魔法少女』だよな。責任感もあるし。
もちろん美樹にも鹿目さんにも自覚や責任はあるんだけど、巴さんはそれ以上に『魔法少女』であることが日常になってる気がする。
俺も魔法が使えるけど、まだここまでにはなれないだろうな。
マミ「怪しい場所の近くに来たら気を付けるのよ。気を抜いていたら、魔法少女でも不意を突かれて取り込まれることもあるんだからね」
貴方「えっ、そうなんですか?」
マミ「そういうのが得意な魔女なら。今は私がついているから、ある程度気配は察知出来るけどね」
マミ「あとは悩んだりしない事よ。戦いにも影響が出るし、悩み事があったらすぐにみんなで共有しないとね」
マミ「それで美樹さんは一回危ないことになったから……」
貴方「あぁ、上条のことか……」
今は折り合いつけられたみたいだけど。
マミ「あれから美樹さんはどう?みんなの様子ならあなたのが詳しいんじゃない?」
貴方「美樹は今のところ問題ないように見えます。拗れそうになった友達ともまた仲良くしてますし」
マミ「そう。よかった。クラスのことは私は詳しく知らないから」
マミ「……ところで、みんなもっとこっちに来てくれてもいいのよ?」
貴方「もしかして、寂しかったりします?」
マミ「べ、別にそこまでは言ってないわよ」
ちょっと拗ねた様子な巴さん。まあたしかに、普段はクラスのこと優先しがちだからなぁ。
1たまに顔出しにいきますよ
2巴さんもみんなと一緒に登校してみるのは?
3同じ学年で魔法少女候補探してみます?
4自由安価
下2レス
- 114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 18:32:40.29 ID:DqiDwuh8O
- 3
- 115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 18:33:13.08 ID:SiReztES0
- 3だとキリカがいるけど登場はしないって明言してるしな
- 116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 18:38:11.69 ID:GDbib5Tl0
- 3
- 117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 18:40:25.81 ID:DqiDwuh8O
- キリキリカップルは名前は出さないけど、この世界でも生きているのを見せてほしい
- 118 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/14(土) 18:58:26.00 ID:zpLf6hzY0
-
貴方「キュゥべえに頼んで、同じ学年で魔法少女か魔法少年の候補探してみます?」
マミ「それは…… 無理に増やそうとするのも良くないわよ。寂しいからって理由でこちら側に引き込むわけにはいかないわ」
貴方「そうっすか……割といい案だと思ったんだけどな」
マミ「今は一つの街を守るには十分な人がいるから。魔法少女じゃなくても、友達なんてものは自分で増やせばいいんだわ」
巴さんは少し無理をしているような笑顔を作った。
……三年生の交友関係は俺はさっぱり知らないけど、今一番仲良くしてるのは俺たちなんだろうな。
でもみんな違う学年だし、佐倉さんはそもそも学校に通ってない。
マミ「ずっと一人だったから、仲間が増えたのは嬉しかったのよ。それなのにまた不満を持つなんてわがままよね」
貴方「それは…………」
魔法が使えるという『共通点』があれば否が応でも関わることになるし、巴さんは指導者という立場もあるから頼られやすいだろう。
むしろ巴さんは他の人と仲良くなるのに遠慮があるのかな。普通の人とは違うから?
マミ「……結界を見つけたわ。ここよ」
弱い一面を垣間見たのは束の間、魔女を見つけると巴さんは凛々しい戦士の顔になっていた。
入り口を開き、二人で結界に突入する。
- 119 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/14(土) 20:00:13.17 ID:zpLf6hzY0
-
――――
――――
……――それから、魔女を倒して結界が崩壊する。
マミ「お疲れ様。武器の扱い、上達してきたわね」
貴方「ありがとうございます!」
俺はほとんど巴さんの指示に沿って動いてただけだった。
この前佐倉さんが言ってたように、もっと経験を積めばもっと少ない指示で巴さんの考えを読めるようになるのかな。
マミ「【貴方】くんの武器は発想次第でいくらでも活かすことができるからね。伸び代はかなりあるわよ」
貴方「じゃあ訓練頑張らないとっすね」
マミ「ええ。その意気よ」
魔法少女のことになると本当に頼もしい。
しかし、少しだけさっきの寂しげな表情も浮かんだ。
これから
1ご飯に誘う
2ヒミツの特訓
3自由安価
下2レス
- 120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 20:07:31.53 ID:GDbib5Tl0
- 1
- 121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 20:14:53.20 ID:rXTt5+nK0
- 1
- 122 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/14(土) 20:43:17.57 ID:zpLf6hzY0
-
貴方「あの、よかったらこの後ごはんにでも行きませんか?」
マミ「ご飯? 私は帰っても自分で作らないとだからいいけど……」
そういえばこの前も家族が待ってるかどうかを気にしてたな。
他の人と違って家族がいないというのもどこか気負ってる部分があるのかもしれない。
貴方「じゃ、行きましょ。一日くらい家事サボったっていいでしょ」
マミ「……そうね。今日は楽しようかしら」
魔女のいた怪しい場所から離れて、人通りのあるほうへ向かっていく。
一人暮らしなら美味しい店とかよく知ってるのかと思ったけど、あまり知らないらしい。
良さそうな店で腰を落ち着けて話し始める。
貴方「巴さんってあんまり外食しないんですか?」
マミ「普段は自分で作るかな。家族がいた時も外に食べに行くより家のご飯のほうが好きだったし」
貴方「お母さんも料理上手だったんすね。……それともお父さん?」
マミ「お父さんもたまに料理はしたわね。今思うと上手だったと思うわ。ずっとそれが普通だと思ってたけど」
育った環境を普通だと思うのは当たり前か。
巴さんにも料理が下手くそだった時があるのかと思うとなんか不思議な気分だ。
- 123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 20:44:43.94 ID:rXTt5+nK0
- 1人暮らし設定だったらもっと共感できたのかもしれない
- 124 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/14(土) 22:09:08.97 ID:zpLf6hzY0
-
マミ「今でもね、たまーに思うのよね。またお母さんのご飯が食べたいなって。今じゃ他人の手料理を食べることもほとんどないから」
貴方「……」
マミ「ごめんなさい、しんみりさせちゃったかしら?」
貴方「いや、そう思うのは当然っす。うまくいえないけど、そういうのは吐き出したらいいと思います」
マミ「……ありがとう。あら、これなんか美味しそうね。外食もいい刺激になるわ。参考にできそう」
貴方「あー、再現とかできるんですね」
マミ「レパートリーが増えそうだわ。外食はあまりしないけど、ケーキや紅茶はよくお店にも食べに行くし参考にすることもあるわね」
貴方「なら、今度そっちのほうでオススメな店とか教えてもらおうかな」
マミ「ええ。もちろんいいわよ。スイーツも紅茶も奥深い世界なんだから!」
……新しい約束ができた。やっぱり、巴さんも好きなことを語る時は楽しそうだ。
おいしいご飯を食べて、今日は帰路についた。
二回目【貴方】 7日目終了
[知り合い]
・鹿目まどか・・・ギャップ
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・一緒に遊んだ
・暁美ほむら・・・親しみが持てる完璧
・佐倉杏子・・・興味なしか…
・巴マミ・・・弱い一面を見た↑
[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら
- 125 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/14(土) 22:36:20.25 ID:zpLf6hzY0
- ――――
8日目 教室
自分の教室に入ると、周囲に向けて挨拶しながら鞄を置く。
すると挨拶が返ってきた。
さやか「おはよー」
まどか「おはよう、【貴方】くん」
ほむら「……おはよう」
仁美「おはようございます」
すっかり元に戻ったな。この光景も見慣れた感じだ。
1四人が何を話してるか聞いてみる
2巴さんのことが思い浮かんだ
3自由安価
下2レス
- 126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 22:37:38.90 ID:rXTt5+nK0
- 1
- 127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 22:38:00.26 ID:2DxMdjTx0
- 1
- 128 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/14(土) 23:09:30.44 ID:zpLf6hzY0
-
何の話をしてるかちょっと耳を傾けてみると、美樹と志筑さんが漫画の話をしていた。
そういう俗な話もするんだな。
貴方「志筑さんも漫画とか読むんだね」
仁美「イメージにありませんか?読んでみると面白いものってたくさんあって」
さやか「仁美も案外ハマると一直線なタイプだよねぇ」
貴方「へぇ。イメージにはなかったけど、いいこと知ったよ。ちょっと親近感湧いた」
仁美「まあ、こっそり……なのですけどね」
まどか「やっぱ家の人には知られちゃまずいの?」
仁美「なんて言われるかわかりませんから。知られたくはないです。でも、そのドキドキもまた楽かったり。……不良ですね、私」
さやか「漫画読んだくらいで不良ならあたしは大悪党だぞー?」
貴方「ははは、そりゃそうだ」
1さらに志筑さんと漫画について話す
2鹿目さんにも話を振ってみる
3暁美さんも漫画って読むの?
4自由安価
下2レス
- 129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 23:12:28.17 ID:WToim3Da0
- 3
- 130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/14(土) 23:12:36.17 ID:rXTt5+nK0
- 3
- 131 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/14(土) 23:47:39.69 ID:zpLf6hzY0
-
意外なことが知れたな。……もしかして、志筑さんが時々変なこと言ってるのも漫画の影響だったりする?
貴方「暁美さんも漫画って読むの?」
どうせだから他の人にも聞いてみる。暁美さんも同じくイメージにないんだよな。
お嬢様ってわけではないだろうけどなんだか浮世離れした雰囲気はある。趣味だとか、人間臭いところが見えないような……。
ほむら「いいえ、今はあまり」
貴方「『今』は?」
ほむら「入院していた頃は時間が余っていただろうから、読むこともあったかもね」
貴方(……?)
さやか「ほむらもあんまりイメージにないよねぇ」
ほむら「そうかしら……。まあ当たってるわね」
仁美「暁美さんも読んでみたらいいですわ。気に入るものがありますよ!」
――……みんなで雑談して朝の時間を過ごした。
*待ちに待った放課後です。
1下校前に校内でコミュ(キャラ指定)
2誰か誘ってパトロール行くか(キャラ指定・複数可)
3レッツスポーツ!(内容指定)
4他の場所に寄り道
※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。知り合いを誘うことはできます。
下2レス
- 132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 23:48:22.60 ID:WToim3Da0
- 1
- 133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 23:53:58.60 ID:rXTt5+nK0
- 1ほむら
このまま攻めたい
- 134 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/15(日) 00:12:50.38 ID:6LYbqJ6A0
- ――――
――――
放課後
――――帰りのHRが終わってチャイムが鳴る。
貴方「そういえば、暁美さんはなにか好きなものってある?」
ほむら「好きなもの?」
貴方「趣味とか」
朝の漫画の話の時には聞けなかったから改めて聞いてみる。
ここで意外なことでも聞けたら面白いんだけど。……暁美さんの返答はある意味予想どおりだった。
ほむら「……特に思い浮かばないわね。それじゃおかしいと思う?」
貴方「いや、おかしいってことはないよ!今時無趣味な人だって多いだろ。考えてみたら、そんなこと言ってる俺だってそうだった」
ほむら「そう、よかった」
別におかしいとは言ってない。おかしいことはないけど、これで会話が終わったら何もわからないままだ。
暁美さんのことはもっと知りたいと思ってた。
1少し話題を変えて、好きな食べ物について聞いてみる
2暁美さんの好きなものといえば、鹿目さん…?
3一緒に趣味でも探してみる?
4自由安価
下2レス
- 135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 00:13:52.99 ID:3VEtAQeV0
- 2
- 136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 00:15:23.69 ID:l9gk4vfO0
- 2
- 137 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/15(日) 00:53:48.19 ID:6LYbqJ6A0
-
とはいえ、何か聞くにしてもとっかかりは必要か。
今、暁美さんについて一つだけわかることといえば……。
貴方「好きなもの……っていうか、鹿目さんのことはよく気にかけてるよな。鹿目さんとはどうして仲良くなったの?」
ほむら「どうして…………」
鹿目さんのことについて聞いてみると、暁美さんはどこか答えにくそうにした。
貴方「転入してきてからなんかあったの?暁美さんの方から声かけたんだっけ?」
ほむら「どうして……それは…… 私はあの子のことを守らないといけないからよ」
いくらか待って、確かめるように暁美さんの口から出てきた言葉はそんな斜め上の答えだった。
ともすれば電波とでも言われそうな、そんな答え。
ほむら「あの子のことを見てると、守らないといけないって思って。ただそれだけ」
貴方「……あー、鹿目さんって小動物みたいな雰囲気あるもんな。そういう意味か?」
貴方「けど、鹿目さんも守んないといけないほど弱い人には見えないよ。むしろ、芯はかなり強いほうなんじゃないか?」
ほむら「そんなことはわかってる。私もまどかに助けられてることのほうが多いから」
貴方「じゃあなんで」
ほむら「そんなの、印象以外に言い様がないわよ。……それより、もうこれから帰るんじゃないの?」
貴方「あぁ……引き留めた感じになったなら悪いな」
1一緒にパトロール行く?
2ヒミツの特訓
3自由安価
下2レス
- 138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 00:58:02.17 ID:l9gk4vfO0
- 1
- 139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 00:59:41.12 ID:3VEtAQeV0
- 1
因果は貴方に集まっていると思ったけど、原作通りにまどか中心でほむらは時間旅行者なのか?
- 140 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/15(日) 01:15:58.18 ID:6LYbqJ6A0
-
話しているうちに、教室に残っている人はもう少なくなっていた。
貴方「ていうか、用事がないなら一緒にパトロール行く?暁美さんと一緒なら俺も心強いし」
ほむら「ええ。構わないわ」
俺たちも鞄を取って学校を出る。
昨日も巴さんとパトロールしたことは伝えて、被らない場所を探すことになった。
貴方「この辺は反応なしか。魔女か使い魔が近くに居ると、暁美さんもやっぱ気配でわかるんだよな」
ほむら「そうね。そのあたりは経験だと思うわ。すぐにわかるようになるわよ」
貴方「経験か……暁美さんって巴さんより長いんだっけ?入院中もやってた?」
ほむら「そうかもね。私は治療は得意ではないから」
貴方「ふーん……美樹までいかなくても、巴さんや鹿目さんくらいだったら病気なんて魔法で治しちゃいそうだもんな」
ほむら「そうね」
……忘れがちだけど、暁美さんって身体弱かったんだよな。
それが表れてるのかは知らないけど、魔法少女の中では体力は高くないほうだ。かといって、勝てる気はしないんだけどな。
1じゃあ体調には気を付けないとな
2暁美さんってなんで契約したんだっけ?
3自由安価
下2レス
- 141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 01:17:49.77 ID:hPhU8szR0
- 2
- 142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 01:20:34.78 ID:Drgi2mbOO
- 2
- 143 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/15(日) 01:33:01.97 ID:6LYbqJ6A0
-
貴方「暁美さんってなんで契約したんだっけ?」
ほむら「話したことはないわよ」
貴方「じゃあ、差支えなければ教えてもらってもいい?」
そう言うと暁美さんはなにかを考えるように間をあけてから、言った。
ほむら「…………話せないわ」
貴方「そうか。じゃあ、無理には聞かないよ。ちなみに、俺には話せなくても他に知ってる人はいるの?」
ほむら「いいえ、誰もいない。誰かから聞きだそうとしたって、それは無理よ」
貴方「いや、別にそんなつもりで言ったんじゃないよ?」
ほむら「私はあなたのことも信頼してるの。他の人に言えることなら隠したりしない」
貴方「はは、ありがと……たとえそれが鹿目さんであっても?」
ほむら「ええ。……まどかであってもよ」
暁美さんにとって鹿目さんだけは特別だと思ってたから、その返答だけは意外だった。
でも、謎が多いな…………。
そのうちに暁美さんが気配を察知して、俺もソウルジェムを見て気づく。
結界に入っていった。
- 144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 07:18:09.72 ID:3VEtAQeV0
- 真面目にこの世界にワルプルギスの夜が現れないだけでこのほむらは原作のほむらとほぼ同一?
だいたい三週間程度したらいなくなっちゃうのか?
- 145 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/15(日) 17:30:37.36 ID:6LYbqJ6A0
-
貴方「――うおっと!びっくりした」
ほむら「見通しが悪いのだから前に出すぎるのは危ないわよ。落ち着いて対処すればすぐに倒せるわ」
入り組んだ道にいきなり現れる使い魔。
俺は少し手こずってたけど、暁美さんは慎重に足を進めつつ目の前に現れた使い魔にも冷静に一歩引いて弾丸をお見舞いして倒していた。
銃を扱う姿とか様になっててカッコいいよな。巴さんとはまた違う感じだ。
ほむら「とはいえ、この使い魔はあまり相手にしたくないわね。足を止められたくない。時間を止めて駆け抜けてもいいのだけど……」
貴方「手、つなぐ?」
ほむら「え、ええ。そうね」
こっちを見ていることに気づいて手を差し出した。
触れている者以外の時を止めてしまう魔法。誰かと協力するには、こうして手をつなぐなり、どこかで接触してないといけない。
二人程度だからできることだ。手を触れて、しっかりと握ってから暁美さんが時間を止めた。
……細い指だ。肉付きは薄いのに柔らかく感じる。
魔女の前に行くまではこのままでいないと。戦いの中なんだけど、なんか今更に手をつないでるということを意識してきた。
貴方「動かなくても敵が見えるとちょっとビビるな。……すげー、本当に止まってるなあ」
ほむら「感心してないで、急ぎましょう」
- 146 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/15(日) 19:17:46.71 ID:6LYbqJ6A0
-
手をつないだまま結界の中を進んでいく。
攻撃されることはないのはわかってるけど、ここはまだ敵地だ。戦いが終わるまで気は抜けない。
時間を止めているのだって魔力を使ってるんだ。
貴方「そういえば、この魔法って時間制限みたいのはないの?どのくらい経ったら解けちゃうみたいな」
ほむら「……強いて言うなら、魔力がなくなったら」
貴方「じゃあ、ほとんどないようなものだね。どのくらい減ってるのかはわからないけど」
ほむら「無駄遣いはできないから早めに終わらせるに越したことはないわ」
ほむら「もしくは、私が何かのせいで気を抜いたりしたら。……大丈夫。油断したりはしない」
貴方「うん。暁美さんのことは頼りにしてるよ」
早足で歩く暁美さんの横顔を見ると、真剣な表情。
いつも冷たい印象に見える整った顔立ちだが、表情がないわけではない。
……見ていると、暁美さんと目が合った。
ほむら「……【貴方】くんも気を抜かないようにね」
貴方「ああ、もちろんだよ!」
- 147 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/15(日) 20:04:25.19 ID:6LYbqJ6A0
-
貴方「はぁー、今の危なかったな。暁美さんが様子見とくように言ってなかったら対処できなかったかも」
ほむら「宿主と寄生虫……みたいなところかしらね。私も助かったわ。【貴方】くんが居てくれて」
ひとまず一件落着して日常に戻る。
さっきまでずっと手つないでたんだよな。理由は全然ロマンチックなものじゃないが、そう思うとなんか不思議な気分だ。
貴方「ほとんど暁美さんのおかげだよ。おかげで道中すごい楽できた」
ほむら「いつでもあの手が使えるわけじゃないから、対処も出来るようにならないと駄目よ」
ほむら「……私も一人だと使うことはあるけど、二人でああして切り抜けたのは初めてね」
貴方「なんか、貴重な体験ができたよ」
ほむら「……ええ」
これから
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