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【艦これ】提督「俺と……高雄と愛宕」

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896 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2020/11/11(水) 23:27:50.84 ID:FCajrK0/0

ありがとうございました
897 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/11(水) 23:39:05.32 ID:PrP9X9Hd0
乙 自分も思いついたのヤンバルクイナだったな...
898 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/12(木) 23:20:49.90 ID:TgLmaECrO

< スカートめくり >







提督「をしたい! 」

雲龍「? いいわよ」

提督「違う! そうじゃない! 違ぇ! 」

雲龍「? 」

提督「くうぅっ! このリビドー如何にすべきか! 」

雲龍「うん? 」

高雄「捨て去ってしまうべきでは。……私のスカートを見つめるのはやめていただけますか」
899 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/12(木) 23:22:04.01 ID:TgLmaECrO

< 終わり無き戯れ言タイム >







提督「まぁ、雑なボケだったんだけどな」

雲龍「ボケにしないでツッコ……突っ込みにしてもいいのよ? 」

提督「雰囲気が雑過ぎるから嫌だ」

高雄「はぁ。何でも良いのでまともに仕事を再開していただけませんか」

提督「だるい」

雲龍「そうね」

愛宕「本当ねぇ〜」

高雄「あのね……あなたもこの空間に紅茶と茶菓子なんて持ってこないでくれる? 」
900 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/12(木) 23:23:22.14 ID:TgLmaECrO

< もう話なんてどうでもいいし全部すっ飛ばして結論を >







龍田「いい夫婦の日の前日が街コンの日って笑っちゃうわよねぇ〜」

扶桑「またあなたはそうやって喧嘩を売るようなこと宣う」

龍田「前段階って設定がもう確実に笑わせにきてると思うわぁ」

扶桑「それならいい夫婦の日に前段階があるとして何がいいのよ」

龍田「恋人の日とか縁結びの日じゃない? 」

山城「で、いい夫婦の日の翌日が悪い夫婦の日で更に翌日が離婚の日なのね」

龍田「そうそう」

扶桑「はぁ。…………取り敢えず私の可愛い妹はいつこの世から消え去ってしまったのかおしえてくれる? 」
901 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/12(木) 23:25:30.87 ID:TgLmaECrO

< 慣れと諦めの螺旋構造的なアレですたぶん >







龍田「それは当然あの人にイかれた瞬間でしょう? 」

山城「それまでの私を殺されたと見るなら、そうね」

扶桑「そう…………最近加速度的に酷くなってきた理由を知りたい、ということだったのだけれど」
902 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/12(木) 23:25:57.37 ID:TgLmaECrO

< 聞きたい? >







提督「女の子の身体を何だと思っているんだ! ……って男の俺が叫んだ理由聞きたい? 」

高雄「……結構です」
903 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/12(木) 23:26:40.49 ID:TgLmaECrO

< 言いたい >







雲龍「でも赤く腫れ上がるまで抓り上げて爪を立てるのって中々クるのよ? 」

提督「そんな生半可なレベルじゃなかったと思うが」

高雄「……どこを、とは訊きませんけど直るんですかそれ」

提督「治るんだよ。目の前で治すところ見せられたからキレたんだ」

高雄「えぇ……」
904 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/12(木) 23:27:55.21 ID:TgLmaECrO

< 見たい? >







高雄「結構ですよ。やろうと思えば自分でできますからね」

雲龍「……そう」

提督「そういうことじゃねぇだろう……おい会話を面倒臭がるな高雄」
905 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/12(木) 23:28:59.86 ID:TgLmaECrO

< 逆よりはまだマシかな >







Littorio「vino味の血液……なんとかなりませんか? 」

明石「なるわけ無いでしょどうしたんですお姉さん」

Roma「言うまでもなく悪酔いしてるだけよ。
さっきまで噛み跡がどうとかって話をしてたんだけど」

Littorio「あの人の首筋からvinoが流れてくれればいつまでも啜っているのに……あぁ……」

明石「えぇ……」
906 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/12(木) 23:32:01.18 ID:TgLmaECrO

< 悩んでしまった時点で答えは >







Pola『vinoなら血の味でも喜んで〜』






Littorio「なんて言いそうよね」

Roma「一応あの子舌と好みは物凄くまともだった筈だけれど」

Littorio「本当に? 案外と途中で楽しみ始めると思わない? 」

Roma「さすがにそれは……うぅん……? 」
907 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/12(木) 23:34:28.59 ID:TgLmaECrO

< すぐに壊れたとかなんとか言わないだけで十分 >







伊13「リマインダー……? 」

漣「君はお婆ちゃんか何かなの? スマホ持たされて二年くらいだよね? 」

伊13「だって、使わない機能は……分からない」

漣「使わないなら知らなくてもいいじゃん」

伊13「でも……ほら、置いていかれたく、ないし」

漣「まぁ、知りたいならおしえるけど……本当さ、ちょっと頑張り屋の微笑ましいお婆ちゃんみたいだよね君」
908 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/12(木) 23:36:19.35 ID:TgLmaECrO

< 全部酔いで言い訳して良い >







山城「ふぅ……足が笑わせられて腹筋が攣るくらいイかされるともうどうでもよくなりますよね」

扶桑「その場ではいいけれど姉とお風呂に入っているときはどうでもよくならないでほしいわ」

山城「いいじゃないですか。同じ男に嬲られて堕とされて幸せにさせられた者同士でしょう? 」

扶桑「だとしても、よ。……この後同衾する予定でベッドメイクまでしておいてそんなこと宣わないでほしいわ」
909 : ◆ELXlqvh30E [saga]:2020/11/12(木) 23:40:27.30 ID:TgLmaECrO

< プレイでは御座いませんが >







山城「えーとですね、姉さまって私があの人の話をしたり品の無い話をすると」

扶桑「……ええ」

山城「とても悲しそうな、羨ましそうな、綯交ぜの胸がキュっとする佳い顔をするんです」

扶桑「…………は? 」
910 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/12(木) 23:41:28.68 ID:TgLmaECrO

ヤンバルクイナってどうも音が良過ぎて頭から離れない単語だと思うんですよね

ありがとうございました
911 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/12(木) 23:42:15.48 ID:afSIEEpJ0
乙 900超えたね
912 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/13(金) 23:50:11.44 ID:BbYVZl7bO

< ごりっぷく >






伊13「いい……瞳の……日」

伊14「まーそーだね」

伊13「何故、誰も、構ってくれない、の? 」

伊14「そーいう構ってちゃんオーラ出してるからじゃない? 」

伊13「…………」

伊14「……あ、チューでもしようか? 」

伊13「…………寝る」

伊14「ちょいちょいちょーい? 」
913 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/13(金) 23:56:01.92 ID:BbYVZl7bO

< 通りがかった >







提督「んー……」

伊13「…………」

提督「…………」

伊13「…………」

提督「…………」

伊13「…………何も、言って、くれないんですか? 」

提督「? ヒトミはいつもいい子だろう? 」

伊13「だからこそ、今日くらい、悪い子、に……? 」

提督「してあげない。お前はいつもヒトミでいいと思うよ俺は」

伊13「…………」

提督「うん? 」

伊13「…………」

提督「あ、そうだ、はい」

伊13「はい? 」

提督「フェイスタオル。何も無いときの早寝早起きと手入れは基本だぜ? 」

伊13「…………」

提督「…………」

伊13「…………寝、ます」

提督「どうぞ、また明日」

伊14「……この扱いの差よ……ヨヨヨ」
914 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/14(土) 00:01:46.26 ID:obQ76z6GO

< 背を押すということ >






提督「で? 」

伊14「うん? 」

提督「構ってあげたの? 」

伊14「そりゃあもううんざりする程。構ってちゃんが嫌になる程」

提督「じゃあいいじゃん。ヒトミはそういうこと分からない子じゃないよ」

伊14「そのクセ憎まれ口叩いたり無視しやがるんですよー」

提督「いい関係ってことよ。俺に兄弟姉妹はいないけどさ」

伊14「そう? ……それ、何? 」

提督「フェイスタオル。今なら無料だけど明日から十万くらいにするよ」

伊14「姉貴とお揃いのタオル? 」

提督「ヒトミとお揃いのタオル」

伊14「そ……」

提督「……? 」

伊14「……貰いますよそりゃあ」
915 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/14(土) 00:02:17.27 ID:obQ76z6GO

漸く、というか目標のスレッド消費までいけるかな、というか

ありがとうございました
916 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/14(土) 00:04:47.39 ID:tKLOkDgl0
乙 そしていいイヨの日になったな「世界糖尿病デー」だけど...
917 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/14(土) 17:47:48.73 ID:R2VLODAY0
糖尿って飲んだら甘いのかしらね
918 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/14(土) 22:43:26.00 ID:obQ76z6GO

< 今日も今日とて >







伊14「はい! 皆さんお待ちかねの! 」

伊13「お待ち、かねの……? 」

伊14「いいイヨの日です! 」

提督「つまり今日は静かにゆっくり生活してくれるわけか、素晴らしいな」

伊14「違う! なんでイヨが遠慮しなきゃいけないの? 」

提督「普段遠慮してない自覚はあんのかお前」

伊14「ほえ? 」

提督「こいつ……」

伊13「イヨちゃん……救えない、アホだから」

伊14「ひどいっ」

提督「まったくだな。……朝食から天城が驚愕して加賀が冷たい目で見る中よく一本開けたなとは思うよ、マジで」
919 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/14(土) 22:44:02.53 ID:obQ76z6GO

< 疑惑 >







伊14「えー、だって今日は大概のことが許される日でしょ? 」

提督「んなことあるか。そもそも糖尿病患者真っ青な食生活許してる時点で普段から甘過ぎる程に許してやってるだろうが」

伊14「このレベルの美少女に糖尿病とか巫山戯たこと宣うのやめてくれない? 」

伊13「でも……イヨ、ちゃんのアレ……甘そう」

提督「は? 」

伊14「えっ? 」

伊13「え……いっ、いや……別に、知ら、ないけど? 見たことも、無いし……? 無いよ? 」
920 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/14(土) 22:46:30.37 ID:obQ76z6GO

< いつも通りの調和 >







伊14「悲しいよ……姉貴が妹の小水舐め啜って悦に浸る変態女だったなんて」

伊13「あのね……」

伊14「被虐とかマゾとか屈辱とかですらないなんて……嗚呼……」

伊13「……張っ倒し、たい」

雲龍「ふむ…………ね? 」

提督「……何を想像したかも同意を求められたかも聞きたくないんだが」
921 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/14(土) 22:49:21.10 ID:obQ76z6GO

< 板東なんちゃらさんでも童子蛋はキツいと思うの >








提督「つーか実際甘いのかアレって」

伊14「知らないよそんなの」

伊13「……」

叢雲「ソースは忘れたけど3.500年くらい前のエジプトでは既に糖尿病患者の尿を実際に甘いって表現してるわよ」

阿賀野「大陸には実際に童子蛋もあるし桃娘の都市伝説もあるしね」

雲龍「呼気もアセトンとかっていう成分で甘みみたいなのを測定する研究が進んでるらしいわよ? 」

提督「なるほど」

伊13「……へぇ」

阿賀野「よし! 取り敢えず出してみよっか? 」

伊14「……は? 」
922 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2020/11/14(土) 22:49:48.73 ID:obQ76z6GO

ありがとうございました
923 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/14(土) 22:50:40.79 ID:tKLOkDgl0
924 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/17(火) 23:55:15.66 ID:DYez4sRC0

< それはもう盛大に >






雲龍「加賀さん」

天城「加賀さん」

赤城「ふふ……加賀さん? 」

加賀「……………………」






提督「人間の顔ってこのレベルの感動を表現できるんだな」

愛宕「表情筋って凄いわねぇ」

高雄「普段の加賀さんがあるからかもしれませんが……そうね」

龍田「拝み倒して誕生日当日に祝わせてほしいなんて言われたら普通ハードルは最高レベルなのにねぇ〜」

山城「主役が俯いて前向けなくなるなんて初めて見たわ」

扶桑「久々に物凄く気分が良くなる出来事ね。…………肉欲は置いといて」

925 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/17(火) 23:57:45.75 ID:DYez4sRC0

< 前座というよりは、後座? >






提督「でもさ」

阿賀野「うん? 」

提督「この流れで明日デート行く俺は何をすればいいと思う? 」

阿賀野「あー……」

提督「内臓抉り出してそれで料理でもすればいいのかな? 」

能代「あなたも今日の為に協力してたでしょうが。……それにしても加賀さん、食べますね」
926 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/17(火) 23:58:11.71 ID:DYez4sRC0

ありがとうございました
927 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/18(水) 00:09:34.66 ID:xxODCZMu0
乙 加賀さんおめでとうそういえばここの一航戦って改二だっけ?まあ能力的に成らなくてもいいのかもしれんが...
928 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/27(金) 23:33:39.53 ID:HtKWbcaP0

< 無いものは壊せない的なあれ >







提督「熟年離婚って何歳からを言うんだろうな」

叢雲「さぁ。イメージ的には退職後くらいの年齢層ね」

漣「テキトーにググったら結婚二十年以上か五十歳越えてる夫婦の離婚みたいっすよ」

叢雲「私が思ってたよりは若いわね」

提督「ってことは俺、したところで熟年離婚ではないのか」

叢雲「まず結婚してないでしょう」

漣「一生できなさそうだしー? ご主人様程周りに沢山女がいて離婚と縁が無い人もいませんなー」

提督「…………」
929 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/27(金) 23:34:23.33 ID:HtKWbcaP0

< 本日の失言 >







提督「エルフってそんないいものか」

漣「そりゃあご主人様とか叢雲ちゃんが好きな作品に出てくるエルフはアレかもしれねーですけども」

江風「そンな魅力的なもンかね。大概のエルフってビジュアル的にちょっと細めの愛宕さンみた……、っ!
何その獲物見つけたみたいな顔ォ! 」
930 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/27(金) 23:36:38.13 ID:HtKWbcaP0

< だからそういうことじゃない >







漣「さて、江風は愛宕さんの教育的指導を受けるので叢雲ちゃん追加で」

叢雲「そもそも私現代モノの方が好きだしエルフってあんまり見ないんだけど」

漣「『指輪物語』とかに出てくるんでしょ? 」

提督「や、トールキン的なエルフは好きだぜ? 強い」

漣「強いってあんた……もっとこうなんかあるでしょ」

提督「あと超長寿だな。人類の黎明から衰退と興亡、ガチの衰退と滅亡まで見て下手したら次のも見られるぞ」

漣「取り敢えずエロいでしょ? それにエロいししかもエロいし、あ! あとエロいですよ? 」

提督「んな俺が全部それで釣れると思ったら大間違いだぞ間抜け」

叢雲「そうね。…………天真爛漫だったり天然で抜けてる女なんて好みじゃなさそうだし」
931 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/27(金) 23:37:33.79 ID:HtKWbcaP0

< 耳を扱くって考えた人天才だと思うの >







提督「つーかおっぱいデカくて金髪がいいならそういう人間にすりゃあいいんじゃねぇの」

漣「や、てーとくかっかも思いません? 長命で人外の女の子とキャッキャウフフしたいって」

提督「言いたかないが俺は現在進行形だからな」

Littorio「聞いた話ですけれどね、あの長い耳は良い性感帯みたいですよ」

提督「ほう……? 」

叢雲「……馬ッ鹿じゃないの? 」
932 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/27(金) 23:41:10.77 ID:HtKWbcaP0

< 実際に存在したとして >







愛宕「つまり明石に頼んで長耳を取り付ければいいのね? 」

明石「や、そんなのできるわけ。あ、それはそのまま工廠の似たようなの積んでるところに」

江風「……うぃーっす」

提督「教育的指導は段ボール運びか」

愛宕「丁度明石に用あって部屋行こうとしてたのよねー」

明石「別に私一人でもなんとかなりますけど。……エルフ耳って」

提督「うん」

明石「あれ、腕枕したときに凄い形の痕付きそうですよね」

提督「あとふっつーに折れたりしそうだよな。柔道とかたぶんできねぇわ」

愛宕「振り返ったら隣の人にぶつかりそうかも」

叢雲「弓もよく躊躇い無く引けるわよね」

漣「はいはい。……よくもまぁこんな中二病拗らせたようなのばっか揃いましたよね、本当」
933 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/27(金) 23:46:21.19 ID:HtKWbcaP0

< 特に興味も無くいたヒト >






提督「あ、でもさ」

叢雲「ん? 」

提督「映画だとガラドリエルってケイト・ブランシェットなんだよな」

叢雲「そうだったかしら」

漣「男のエルフもオーランド・ブルームだったりしますしねー」

提督「エルフが皆あれなら世の中はちょっと平和になるな」

叢雲「まぁ……」

漣「そっすね」

高雄「はぁ。……海風さん大分遅いですね。アウターがどうのって言ってましたけど」
934 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/27(金) 23:52:02.30 ID:HtKWbcaP0

< James Tiptree Jr. >







龍田「で、行ったと」

高雄「朝からデート前に漫才なんてよくできますよね」

漣「あの自然体見てるととても不義理な関係築きまくってるとは思いませんよねー」

高雄「その辺りはもう慣れました」

龍田「もう見なくて済むたったひとつの冴えたやりかたがあるけど? 」

高雄「私、そんなSFは好きではありませんので」

龍田「宗旨替えしたらおしえてね? 」

高雄「はいはい」

漣「漫才第二部完、と。……どこがおもしろポイントだったか知らないけど」
935 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/27(金) 23:52:59.42 ID:HtKWbcaP0

< 病原 >







粘つく口内が不快感として脳を侵食する

そう、脳だ

脳、というものの機序なんて知らないけれど

たぶん、いやきっと、脳だ

そこが、私を私たらしめる、癌なのだろう






天城「これが姉様の朝一日記です」

瑞穂「えぇ……」
936 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/27(金) 23:55:01.33 ID:HtKWbcaP0

< 書かない、という日記 >







雲龍「まぁ、嘘なのだけれどね」

瑞穂「それは……そうでしょう」

天城「もっとエグいこと書いてそうですが」

雲龍「普通よ、普通。……ヤった日の朝は基本書けないからある意味セックス日記ではあるけれど」

937 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/27(金) 23:56:55.38 ID:HtKWbcaP0

< 寝るまでが誕生日 >







海風「……ね」

提督「うん? 」

海風「キス……してください」

提督「直截な。……頬でいい? 」

海風「んーん」

提督「おでこ? 」

海風「だーめ」

提督「手? 」

海風「それは明日の朝、かな? ……舌、要らないから。触れるだけ、優しさ、分けていただけないと、寝れません」
938 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2020/11/27(金) 23:57:54.78 ID:HtKWbcaP0

そのうち改二案件も出したいところですね……
いつになるのかは分かりませんが

ありがとうございました
939 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/27(金) 23:59:30.07 ID:/3VHe5lF0
940 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/28(土) 17:57:45.40 ID:uC59Em2To
お疲れ様です
941 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/28(土) 20:28:05.74 ID:Xm3hwBLjO


最近エルフまで巨乳以上が主流なのはなんとかならないものッスかね
森暮らしのエルフがあんなに育つまで栄養取れるとも思えないんだけど
942 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/28(土) 21:37:02.95 ID:Pihyb4+f0
>>941
ハーフだがゼロ魔のティファニアあたりからかな?もっと前にいたかな?
943 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/28(土) 23:48:34.33 ID:bvIChqcQ0

< 年越しまであと一月と少し >







加賀「今日は二十八日ね」

雲龍「ええ」

加賀「つまり……分かるわね? 」

雲龍「心得ました」

天城「茹でるくらいはお手伝いしましよう」

江風「うぇーい待て待て待て……まるで意味が分からないンだけど」
944 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/28(土) 23:49:15.80 ID:bvIChqcQ0

< 語源には諸説御座いますが >







加賀「二十八日なのだから二八と連想してあとはお蕎麦でしょう? 」

江風「やー、江風も二八蕎麦のくだりは雑学大好きおじさンの所為で知ってるけど無理だろ予想」

雲龍「慣れれば然程」

龍田「十六文程の価値も無さそうな以心伝心ねぇ〜」
945 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/28(土) 23:50:15.39 ID:bvIChqcQ0

< 心にきました >







扶桑「加賀さんって定期的に雲龍姉妹と早朝から弓を引きに行くみたいだけれど」

山城「構いたがりで構ってちゃんの寂しがり屋なんですよ、あのヒト」

扶桑「よく考えると後輩を連れて自分の得意なものを押し付けるって典型的な面倒臭い先輩よね」

加賀「…………」

雲龍「あの……そんな落ち込んだ顔されても。嫌がっているわけでは」

天城「強引な割に何故変なところでナイーヴなんですか……」
946 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/28(土) 23:51:27.61 ID:bvIChqcQ0

< 相部屋って悪いものでもないですけどね >







提督「えー、皆さん、当警備府も世の中の潮流に押され

叢雲「長い。早く言って」

提督「助かる。……各人個室が宛てがわれることとなりました、以上」

愛宕「はーいはいしつもーん」

提督「愛宕大尉、どうぞ」

愛宕「それは努力義務であって強制ではないのでしょーか? 」

提督「基本的にこちら側としては完遂すべき項目だが……特に希望すればお互いの同意の元同室も可とする」

高雄「ではそのままで」

山城「当然」

瑞穂「当然じゃないですか」

涼月「そうですね」

提督「だろうと思った。……愛宕と叢雲意外誰もまともに聞いてねぇってどういうことだよ」
947 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/28(土) 23:52:03.01 ID:bvIChqcQ0

< お写真一枚どうですか? >







初月「最近で一番の出来だな」

松風「絵画かな? 」

旗風「保険のCMカットで使われてそう」

涼月「いっそマッチングアプリの広告とか」

涼風「ちょっとぼかし入れて鼻から上トリミングすれば官能小説の表紙もいけるな」

雲龍「あのね……私が猫抱いて微笑んでるだけでしょうが」
948 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/28(土) 23:52:53.37 ID:bvIChqcQ0

< ふらっとぷかっと >







雲龍「あら……」

提督「んー……喫煙所に何か用? 」

雲龍「あなたの顔が見たくなって」

提督「やっすい口説き文句みたいだな」

雲龍「やっすい女ですもの」

提督「俺はそんなにやっすいつもり無いんだけど……一本喫む? 」
949 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/28(土) 23:56:23.03 ID:bvIChqcQ0

< 紫煙香る窓辺でくだらない毎日を >







雲龍「よく考えると上官と飲むお酒が美味しいって意味分からないわね」

提督「確かに。お前ら頭おかしいな」

雲龍「私はほら、部下であり愛人だからノーカン」

提督「とか言いつつ俺がいないところで、とか」

雲龍「あなたがいないところであなたの話をしているのは間違ってないけれど」

提督「フ-……」

雲龍「……はふ、寒い」

提督「寄っ……煙草臭いぞ」

雲龍「愛人って煙草の臭い染み付けさせてからがスタートでしょう? 」

提督「意味分かんな……ふぅ」
950 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/28(土) 23:57:28.71 ID:bvIChqcQ0

< 実際どんな感じなのかな >







提督「フジヤーマハラキーリゲイーシャ……」

Littorio「文化的なステレオ観を言い出して何です。喧嘩でも売っているのですか? 」

提督「や、未だにこんな感じなのかなって我が国は。特に嫌味とかではない」

Littorio「今ならワショークアニーメフジヤーマくらいでは」

漣「AnimeHentaiBukkakeじゃないです? 」

提督「それはお前……さっすがに自分の国がそうだと虚しいだろう」

Littorio「ウィルスマフィア借金なんて言われると確かに不愉快ですしね」

提督「それはまた別の……いや、別にいいんだけどさ」
951 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2020/11/28(土) 23:58:23.04 ID:bvIChqcQ0

実際にはまともに最近のエルフ事情がよく分かりません
なんとはなしにステレオタイプな感じはそんなものかな、と

ありがとうございました
952 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/29(日) 00:03:04.85 ID:UVzA632t0
953 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/29(日) 08:44:39.74 ID:WadQmRrMo
お疲れ様です
954 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/29(日) 16:26:21.00 ID:rEdm9FifO
乙ー

エルフの長耳は某ディードリットの影響だけど
巨乳化は誰かの影響ってよりも
巨乳こそ正義っていう昨今の風潮の影響だと思うの
955 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/29(日) 18:51:29.07 ID:qZBgppb20
最近のエルフのテンプレって言うと
異世界からこっちに転移ってのが
956 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/29(日) 22:28:21.07 ID:bCikuaHf0

< いっそもう襦袢とかで >







愛宕「新婚初夜って何着ていればいいのかしら」

高雄「え……うん? 」

愛宕「中々難しいでしょう? これだけ乱れたことやってて今更何を、って」

高雄「そうね……普通でいいんじゃないの? 」

愛宕「パジャマで? 」

高雄「パジャマで」

愛宕「でもやっぱり特別にしたいじゃない?
私たちにとって婚姻届を提出した夜って普通の何倍も凄い障害乗り越えてるのよ? 」

高雄「そうだけど…………んんっ? 」

愛宕「まぁ、無難に新しいネグリジェでも下ろ……迷宮に誘い込んじゃったわねぇ〜」
957 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/29(日) 22:29:01.54 ID:bCikuaHf0

< 迷宮を抜けた先に >







高雄「惚れた方が負け理論の通りだとすれば」

提督「うん? 」

高雄「あなたは生涯で一体どれだけ勝ち越しているのでしょうね」

提督「え、えーっと? 高雄さん……? 」
958 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/29(日) 22:29:53.42 ID:bCikuaHf0

< 分からセックス! >







愛宕「先に惚れて負けたかに見えても結局下半身で分からせるから実質全勝ね」

高雄「なるほど。つまり何勝ですか? 」

提督「そういう話なら分か……や、言うわけ無いでしょなんなのお姉さんたち」
959 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/29(日) 22:33:21.20 ID:bCikuaHf0

< 幸せの迷宮は年中無休で御座います >






高雄「だっておかしいでしょう? 限り無く有り得ない日の為に悩まされているんですよこっちは」

提督「はい? 」

愛宕「今更初夜に何着ればいいのか分からない、って」

提督「なる、ほど? ……高雄」

高雄「? 」

提督「俺、あの黒いネグリジェが好きだから」

高雄「心得ました」

提督「ん」

愛宕「即行解決、っと。……ね、私は?私は? 私はどんな私でいればいいのー? 」
960 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/29(日) 22:34:29.50 ID:bCikuaHf0

< なまあたたかいめー >






時雨「意外なことに金剛姉妹って喫煙者いないんだよね」

あきつ丸「意外という程でもないと思うが」

時雨「そう? 榛名さんなんてほっそい女煙草ふかしてマニキュア確認したりしてそうじゃない? 」

あきつ丸「謝るべきでありますよ。長女のアホさは兎も角あの姉妹程まとまな化け物もおるまい」

時雨「うーん……そうかなぁ。長女のアホさと同じくらい不思議なんだけど」

あきつ丸「長女のアホさと引き換えにまともさと容姿を授かったのかもしれん」

時雨「なるほどね。そう考えると長女のアホさは必要な犠牲だったんだ」

あきつ丸「あぁ。長女のア……あれで四人とも男の影も無いあたり恐ろしいことこの上無いでありますね」

時雨「うん」

金剛「ヘーイ! なんだか私の話が聞こえ……うん? 」
961 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/29(日) 22:38:52.55 ID:bCikuaHf0

< 愛のある風景 >







霧島「長女のアホさは基本的に癒されることが多いですから」

金剛「ん? 霧島ぁ? 」

時雨「煙草とか興味無いの? 」

霧島「別に。副流煙であればそれなりに嗜んでいますし」

あきつ丸「悪いな」

霧島「あなただけの話でもありません。宴会ともなれば遠慮無しに吸うヒトも多いでしょうここ」

時雨「そうだね」

あきつ丸「喫煙者は頭が溶けている間抜けでありますからね」

時雨「アホの長女くらい? 」

あきつ丸「アホの長女より多少マシなくらい」

霧島「大湊のアレを考えれば下半身から垂れ流した分と合わせてトントンでしょうしね」

時雨「違いない」

金剛「…………いっそ煙草を始めたいくらい疎外感あるネー……」
962 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/29(日) 22:39:49.51 ID:bCikuaHf0

< 女っていうやつは…… >







提督「すね毛が刺さって嫌だって言われたから剃ったらツルツルでキモいって言われたときはさすがにキレそうになったな」

愛宕「ごめんなさいね? ちょっと本気で気持ち悪かったから」

提督「正直に言えば何でも許されるってわけじゃねぇんだぞ」

愛宕「だって硬いのにツルツルで触り心地良いのに筋張ってて嫌だったんだもの」

提督「あのさぁ……」
963 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/29(日) 22:40:48.47 ID:bCikuaHf0

< そんなことで、と笑わないで >







瑞穂「」

山城「? この子は何故固まっているんですか? 」

扶桑「明石にシャツの洗濯を断られてしまったそうよ」

山城「……はぁ? 」

瑞穂「」
964 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/29(日) 22:41:49.97 ID:bCikuaHf0

< 思考停止中って実はある意味回転早いよね、グルグル >







山城「油まみれだろうがなんだろうが無理矢理にでも洗濯するのに」

龍田「ふふ……シャツの洗濯を断るってよっぽど汗だとかの臭いが気になるか」

山城「ええ」

龍田「たぶん浮気してるときなんじゃないかなぁ」

扶桑「……なるほど」

瑞穂「」
965 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/29(日) 22:45:34.01 ID:bCikuaHf0

< だって気になったのだもの >







山城「いや、でも待ちなさいよ。どう考えても明石はあの人だとか雲龍と普通に寝るでしょう」

扶桑「まぁ……明石が今更浮気と認識してしまうことをしていて尚且つ隠さなければならないと感じる相手、
っていうのは怖いものよね確かに」

瑞穂「…………ええ」

龍田「あ、つまり私の蹴落とす相手が一人減ったってこと? 」

山城「それだと嬉しいわね」

扶桑「明石がどこぞの男だか女に落とされた、と。……どうなの? 」

明石「…………気付かれないように通り過ぎようと思ってたんですけど。
龍田さんたちがわざとスルーしたの分かりませんでした? 」
966 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/29(日) 22:49:11.45 ID:bCikuaHf0

< 予定調和染みた結末 >






龍田「それで? 」

山城「どうせなら言い捨てて消えなさい」

扶桑「これでも女なのよ私たち」

瑞穂「明石、さん……? 」

明石「言いたくないくらい自分で洗いたかったんですけどねぇ……えぇっと」

龍田「わくわく」

明石「はぁ。…………廊下で弄られて濡れちゃっただけですよ。
さすがにまだ瑞穂さんにあの人と盛った後の処理なんてさせたこと無いんですからね私」
967 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/29(日) 22:55:21.28 ID:bCikuaHf0

< 久々に聴いたら結構良かったんです >







雲龍「ほんのり香るレモンの味でオシャレ〜♪ 」

山城「……何? この歌」

漣「『黒毛和牛上塩タン焼680円』」

Littorio「タイトルは兎も角良い雰囲気の歌ですよね」

叢雲「いい肉の日だからでしょ。歌ってる本人は殆ど食べてないけど」

天城「加賀さんと赤城さんに絡まれて逃げられなくなったあの人に贈る想いですね」

江風「もっと良い肉食ってンじゃン? 」

海風「そういうことじゃないでしょ……」

雲龍「だぁいすきよ あなたと1つになれる事は 刻まれてく 愛の遊戯……お味はいかが♪ 」
968 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/29(日) 22:58:36.69 ID:bCikuaHf0

< 宴は続く >






提督「いい肉の日だからって肉食わなきゃならない理由は」

加賀「あら、釣った魚にも餌は必要なのよ? 」

提督「肉食魚か。……赤城を釣ったつもりは無いんだが」

赤城「こんなに自由に食べていられる環境を用意していただいているのです。釣られていますよ」

提督「あ、そう……能代ー、こいつらデカいの食わせても駄目だ。ステーキ以外のやつ持ってきて」

能代「はーい! 」

阿賀野「はぁ……運動と焼肉が一緒にできるって斬しーん……」
969 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/29(日) 23:01:56.56 ID:bCikuaHf0

えっ、今って異世界転生がテンプレじゃないんですか?
あっちからこっちに来るのが主流?マジ?
と、こんな感じに>>1は全く世の中に着いていけてないです、はい

ありがとうございました
970 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/29(日) 23:19:31.31 ID:WadQmRrMo
お疲れ様です
971 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/29(日) 23:21:13.95 ID:UVzA632t0
972 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/12/01(火) 12:16:19.33 ID:BXVve3iKO


主流は異世界転生系だけど、変化球として異世界からやって来たエルフ(♀)とか異世界帰りのクリア後勇者とかの話も結構あってね

異世界転生した太宰治が魔王になって云々ってやつがあるのをを知ったときはさすがに絶句したあと呆れたが
973 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/02(水) 19:45:12.52 ID:vXTVbmIh0
まあまだ存命してる芸人であるクロちゃんすら異世界転生させられる時代だからな...
974 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/02(水) 23:25:45.81 ID:FMk92M0IO

>>972 >>973 みたいな >






漣「みたいな」

明石「もうそれ大体今の世の中ですよね。私たちにエルフ的な聖性があるかは知りませんけど」

提督「お前らが異世界からやってくんのか」

叢雲「最初は物凄く喜ばれてもてなされて最終的に都合の良い道具扱いされそうね」

涼風「へへっ、されそうじゃなくてされてるの間違いだろ」

漣「そだねー。……もう最初の話の原型無い気がするけど何の話ししてたんだっけ? 」
975 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/02(水) 23:29:50.54 ID:FMk92M0IO

< 帰ってきて力を失っていたとしても >







明石「でも異世界クリアして普通帰ってきます? 」

提督「家族とか友達には会いたくなるものだろう」

漣「例の芸人さんでも? 」

提督「件の芸人でも。大体はね、一人くらいは会いたくて堪らなくなるやつがいるものなんだよ人間って」

Littorio「まるでLittorioたちが人間じゃないみたいな言い方ですね」

提督「え……」

明石「うーん……」

提督「…………すまん」

Littorio「いえ、別に悪意があるわけでは……うぅん? 」
976 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/02(水) 23:31:14.05 ID:FMk92M0IO

< お外は真っ暗になりまして >







明石「ひぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ……! 」

瑞穂「待っってぇぇぇぇ! 抱っこぉぉぉぉぉぉぉぉっ! 」

提督「」

高雄「」

瑞穂「明ぁぁぁぁ石ぃぃぃぃさぁぁぁぁぁぁぁぁんっ! 」

提督「」

高雄「」

加賀「…………ごめんなさい、飲ませて愚痴を聞いていたら興奮してしまって」
977 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/02(水) 23:32:37.52 ID:FMk92M0IO

< 基本から応用へ >







提督「いや、あの……えぇ……」

高雄「……あの状態でしっかりめに走れるあたりがもう」

加賀「すっかりここに染まった証拠ね」

提督「仕事一段落してすぐあれ見せられるやつの気持ちになってほしいな」

高雄「まったくです。お行儀良く座って待っていてほしいとまでは言いませんけど」

加賀「瑞穂以外は基本的に椅子についているわ」

提督「そうか。取り敢えず俺と高雄は倉庫から酒持ってくるけど……何か欲しい? 」

加賀「果実酒が飲みたいです。……食事は用意していますので」

提督「あぁ、頼む」

高雄「お願いします。……基本的に、椅子に、ついている? 」
978 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/02(水) 23:33:29.53 ID:FMk92M0IO

< 第二部、完! >







提督「想像したくねぇなぁ……」

高雄「ふふ……そう言っていつも楽しそうじゃないですか」

提督「そりゃまぁ、ね」

高雄「ここだけは理想郷だと思います、私」

提督「ん? 酒飲む前から酔ってるのかい? 」

高雄「常に酔っていますとも。こんなにも幸せで、穏やかで、楽しいから」

提督「そ……」

高雄「嗚呼……いえ、変に感傷的なのかもしれません。疲れたかも」

提督「飲んで食べて騒いで、寝よう。……また、明日は来るんだから」
979 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/02(水) 23:34:50.89 ID:FMk92M0IO

< 第三部、序 >






江風「ぉ、げぇ……」

山城「他愛無い……もっとしゃんとしなさい」

龍田「ふふふふ……ふふ、あらぁ? 」

愛宕「酔ったフリして私のグラスをスピリタスに代えるのやめてくれる? 」

天城「龍田さんはなんてもの飲んでいるん……あぁ、ありがとうございます」

旗風「飲むんだ……それ、飲むんですね」

初月「」





高雄「…………はぁ」

提督「…………感傷を返してほしいところだな、まったく。異世界でもなんでも逃げてぇよ俺は」
980 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/02(水) 23:38:42.73 ID:FMk92M0IO

< 年末まであと一月なのでこう、フライング年忘れ的な >







提督「何故我が孤高の臣こと初月くんは寝落ちしているのかね」

涼月「こう……無謀にも涼風ちゃんとショットグラスで飲み比べというか、ゲームを」

提督「アホかな? 」

涼風「アホだよなー。あたいがたった十杯で死ぬやわな肝臓してるわけないじゃん? 」

提督「くっっっっさっ、酒くっっっっさお前なんなんだよもうちょっと酔えよおかしいだろ女の子」

涼風「酔ってるってー。ふへへ、抱っこして飲ませてー♪ 」

提督「お、おおう……」

涼月「すみません、海風ちゃん潰して江風ちゃんも死に掛けにするくらい飲んでて」

高雄「……涼風さんでも酔うんですね。警戒だとかって意味で」
981 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/02(水) 23:41:45.37 ID:FMk92M0IO

< 修羅道越えて >







涼風「そこはほら、あたいがここまで立場捨てられるくらい馴染んだってことに、さ? 」

提督「それだけで感動できる程俺はお前のこと信用しちゃいないけどな」

涼風「ひっでーこと言いやがる。……あのさ」

提督「あん? 」

涼風「マジに吐きそうなんだけど、いい? 」

提督「いいわけ無ぇだろう馬鹿やめろ能代ー! バケツかゴミ箱持って来ーい! 」

涼風「悪い……能代さ、んも、潰した」

提督「」
982 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/02(水) 23:46:05.45 ID:FMk92M0IO

< 雰囲気酔いということにしてください >






涼風「まぁ、冗談なんだけどなー」

提督「マジかよ」

涼風「こんなに浮かれてハメ外すくらい警戒解いてるのは本当だぜ? 」

提督「はいはい。……俺にも注いで」

高雄「既に」

提督「ん、ありがと。……こっち」

高雄「ん……横、失礼しますね」

涼風「ん、あぁ……いいけど、あのさ」

提督「うん? 」

高雄「はい? 」

涼風「流れで本当に提督の膝に乗って絡んでるんだけどスルーなの? 」

提督「? 」

高雄「? 」

涼風「……はぁ? 」
983 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/02(水) 23:47:43.97 ID:FMk92M0IO

太宰治のはちょっと興味有りますね……

そろそろ次です
ありがとうございました
984 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/02(水) 23:48:47.95 ID:vXTVbmIh0
985 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/03(木) 04:33:43.98 ID:9QkqbAia0
太宰治の転生モノは確か魔王が川端康成で太宰のスキルが「川端康成特効」とか言う頭痛いヤツだった筈
986 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/04(金) 19:11:23.56 ID:y+wPN8UAo
お疲れ様です
987 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/04(金) 23:55:25.13 ID:U2ETlQfD0
新スレ最初の登場人物紹介好きなんだよな最近大井っちとMaestraleが初登場したし載るの楽しみ
988 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/14(月) 23:09:06.38 ID:sXysqYo30

< May the Force be with us >







提督「David Prowse 死去」

明石「また一人、って感じですねぇ」

漣「何とも言えませんねー」

提督「うぅん……」

明石「……」

漣「……」

提督「…………ベイダー卿がウクライナで大統領選出馬しようとしたって知ってた? 」

明石「パチモンでしょ? 」

漣「しかも選管に拒否されてましたよね。……オリジナル三部作でも観ます? 」
989 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/14(月) 23:10:03.03 ID:sXysqYo30

< 待ち人来たりて >







提督「これはこれは、我が大親友殿では御座らんか」

「おう来てやったぞ。取り敢えずボウモアでも持ってこい」

提督「お前の土産と交換だな」

「悪い話と酒を交換したいとは遂にマゾに転向か? 」

提督「吐かせ。救えないマゾは省内のアホ共相手に神経擦り減らすお前のことだろうが」

「嫁が必要以上に癒やしてくれるんでね。どうだ、一日くらい話し相手として貸してやろうか? 」

提督「嫌だよそんなの俺の方が幸せにしちゃうもん」

「ばーか。……で、酒は? 」

提督「ばーか」
990 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/14(月) 23:11:51.34 ID:sXysqYo30

< 同胞と書いて友と読むのです >







江風「本っっっっっっっっ当に珍しく客人楽しみにしてたな」

叢雲「今日来た海軍省の銀縁眼鏡と呉にいる気障ロン毛だけは特別なのよあいつ」

漣「竹馬の友ってやつっすねー。……って言ったことあるんだけどさ」

叢雲「ええ」

漣「あんなやつらは竹輪の友で十分だ、とか死ぬ程面白くないこと言われたよ」

叢雲「ふふ……ま、それくらいくだらないこと言える友達ってことね」

江風「なるほど。…………ホモホモしく見えたとか宣ってたら張っ倒されてたなこれ」
991 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/14(月) 23:13:18.03 ID:sXysqYo30

< シミュレーテッドリアリティ >







「ふんふん、つまり俺とお前の利害は一致するな? 」

提督「理想を元に語り合う限りは」

「それでいい。お前は女と自分を守れる」

提督「お前は一足飛びに次官にでもなるのか」

「馬鹿言え。手札にある反則全て使って軍務局長が限界だ。
それ以上は立場を維持できねぇよ」

提督「その手札に私めは含まれておりますのでしょうか未来の次官殿」

「それは当然で御座います海軍一の女衒にして未来の大将殿」

提督「ばーか。……大将になる前に退役したいから今でも真面目に軍人やってんだよ、俺は」
992 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/14(月) 23:17:23.31 ID:sXysqYo30

< 同じ顔をした他人として >






「まぁ……女衒ってぇのもあながち間違いじゃなくなるかもしれねぇからな」

提督「……通ったか」

「通った。寧ろ通らない理由をご教示願いたいね」

提督「ふぅ…………そうか」

「……あぁ」

提督「…………」

「…………」

提督「…………」

「…………」

提督「…………“ 艦娘の複製 ”が軌道に乗ったときに、さ」

「あん? 」

提督「“ 高雄ちゃん ”と“ 愛宕ちゃん ”を諦め切れるかな俺」

「当然。……んなこともできない間抜けに背中は預けられねぇよ、俺は」
993 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/14(月) 23:18:21.29 ID:sXysqYo30

< 執務室前通りつつ >







江風「……………………」

海風「……………………」

江風「……………………テートクって軍人相手にあんな屈託無い笑い方できるンだな」

伊13「怖い……」
994 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/14(月) 23:19:22.68 ID:sXysqYo30

< 飲み会って実際大事 >








提督「まぁ、それはそれでいいさ。……で? 」

「あん? 」

提督「飯食って酒飲んでく時間ぐらい確保してきたんだろう? 」

「当然。薄汚い肥やし方をできるのは現場と相場が決まってるからな。歓待してくれるんだろう? 」

提督「吐かせ。……どうする? 」

「何が」

提督「あいつらがいてもいいか? いない方がいいなら俺の寝室にご招待して差し上げるが」

「脅迫じゃねぇかクソ野郎。いいぜ、お前の女漏れ無く紹介しろ」

提督「まともに紹介したのは高雄と愛宕だけだったか」

「あぁ。加賀や叢雲に会ったことはあるけどな。……あと」

提督「ん? 」

「お前オススメの赤城とも俺オススメの涼風とも面識はあるぜ」

提督「あっそ。…………まぁ、取り敢えず……ん? 」

「デュポンで悪いな。クソゲルマンかぶれ」

提督「構わねぇよ。フ-……ほら灰皿」

「ダンケダンケ。……フゥ-……」

提督「…………」

「…………」

提督「…………お前がお前で安心した。まだ俺たちは終わってない」

「馬鹿たれ。あと一人、一番のくせものがいるだろうが……ふぅ」
995 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/14(月) 23:21:36.79 ID:sXysqYo30

< 三者三様+α >







初月「は? 」

瑞穂「瑞穂たちと同席する……? 」

高雄「会いたくないのならいなくてもいい、と。別に酌も挨拶も要らないそうです」

愛宕「面倒なこと抜きにするとね?
あの人の、親友なのよ。それだけ分かっていれば判断できる筈」

加賀「私は面識があるしいないわけにも」

叢雲「私と漣もそうね」

漣「あの人ご主人様その二みたいな感じだしまぁ別に」

涼風「…………会わなくていいんだな? 」

愛宕「サシで会う可能性が無いとは言ってないけどね〜」

涼風「怖いこと言うんじゃねぇやい。……っても会わなかったらヤベぇ借りつくりそうだし……どうすっかなぁ」
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