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【艦これ】提督「俺と……高雄と愛宕」
- 795 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/31(土) 16:19:29.87 ID:awL4WYgF0
- 滋賀二人を若妻で
乙
- 796 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/31(土) 21:04:15.92 ID:dHlW88sb0
- 師が二人を分かつまでだと昼ドラになる
- 797 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/31(土) 23:17:18.59 ID:AXQhfMIL0
-
< >>794 >>795 >>796 >
天城「というお話が」
雲龍「お話? 」
漣「様式美ってやつっすよ。気にしないでください」
雲龍「? 」
天城「天城も滋賀になりますよ」
雲龍「そう……そういうのって個人差があるものでしょう? 若妻で変換した記憶は無いけど」
天城「はぁ」
雲龍「ん……予測変換シリーズだと」
天城「? 」
雲龍「“ さつじん ”って打って殺陣が出るのに“ たて ”って打つと先頭に出ないのが納得いかないわ」
天城「なるほど? 」
漣「なるほど。……雲龍さんに求めてるのはそーいうのじゃねーんすよ。
変に頭痛くなるのとか品の無いやつ出して? 役目でしょ? 」
雲龍「あのね……」
- 798 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/31(土) 23:20:58.04 ID:AXQhfMIL0
-
< や、本当何でだろうね >
漣「っても雲龍さん“ 若妻 ”で変換したことが本当に無くても」
雲龍「ええ」
漣「“ 死が ”ってのは記憶あるんすね」
雲龍「あぁ、“ 死が終わりなどと諦めるのは許されない ”とかそういうのが」
漣「んな中二病みたいな」
雲龍「何故そんなもの入力したのかは覚えてないのだけれどね」
漣「はぁ……」
天城「そもそも……若妻くらい入力してもおかしくはないでしょう。姉様だからおかしく感じるだけで」
- 799 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/31(土) 23:21:37.47 ID:AXQhfMIL0
-
< 本日は久々に満月のハロウィンですが >
時雨「こういうときに限ってこういう年なんだね」
あきつ丸「構うまいよ。そもそも仮装やパレードなどいつでもできる」
時雨「そりゃあそうだけど」
あきつ丸「何事も程々にすべきでありますよ。やり過ぎるのはただの馬鹿でしかない」
Pola「んふふー、いいじゃないですか〜。馬鹿で結構ですぅ〜」
時雨「……Zaraさんは? 」
あきつ丸「知らん」
Pola「知ってます? ハロウィンの仮装って本来は子供のすることなんですよ〜。
つまり精神年齢が子供なら馬鹿も許されるの〜」
大井「変にきついこと言うわね。……お酒が飲める精神年齢なんだからお姉さんの話、聞けるわよね? 」
- 800 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/31(土) 23:22:30.67 ID:AXQhfMIL0
-
< 暖房の中で水着ってどうなんだろう >
Pola「い〜や〜! せめてあと一口ぃ〜っ! 」
時雨「何故大井さんに飼い慣らされているんだあれ」
あきつ丸「さぁ……分からんな」
時雨「まぁ、あれでウザ絡みしたりはしてこないから嫌いじゃないけど……ねぇ」
あきつ丸「……言うな、幻覚だと思い込もうとしていたところだ」
Aquila「あははー! じゃじゃ〜ん!というわけで、私も買ってみたわ、水着!あははー! 」
WS「……」
GZ「……」
Maestrale「やめてったら! うぅぅ〜……」
- 801 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/31(土) 23:23:26.29 ID:AXQhfMIL0
-
< 酔いが理性を破壊する >
Aquila「案外と着れるものですね〜」
Maestrale「やめて……色々おかしい……やだ〜……」
GZ「……ハロウィンとは他人の服を着て騒ぐイベントだったか? 」
WS「そんなわけ。……Maestraleもさっきまで本気ではしゃいでいたあたりイタリアではどうだか知りませんけれど」
- 802 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/31(土) 23:29:12.99 ID:AXQhfMIL0
-
< 口調も忘れようというもの >
時雨「ん? 待てよ? これ写真に残しておけばAquilaを脅す弱みに
あきつ丸「あの花畑を嬉々として脳で拡大している間抜けに効くか? 」
時雨「…………効かないね」
Aquila「あぁ^〜……Libeにも借りてみよーっと」
Maestrale「やめて……水着はもういいからイメージを壊さないで、本当マジおかしいってなんなのこれ」
若葉「諦めろ、横須賀に根付いてしまうとな、もう、終わりなんだ」
Maestrale「えぇ……」
- 803 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/31(土) 23:30:33.78 ID:AXQhfMIL0
-
< ハロウィンプレゼント >
漣「このポーカー対決栄えある一位にはなんと! 」
愛宕「なんと? 」
漣「最下位がねっとりしっかり情熱的に言葉を吹き込んだ目覚まし時計が当たりまーす! 」
提督「クッソ要らねぇ」
高雄「時計として使うだけですよね」
漣「ややっ、高雄さんとか愛宕さんが最下位かもしれませんよ? 」
提督「生で聞けるだろーがばーか」
漣「ぐぬぬ……」
- 804 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/31(土) 23:31:30.88 ID:AXQhfMIL0
-
< 良い気分では無い気もする >
龍田「あ、でもね? 」
提督「あん? 」
龍田「例えば愛宕のがあなた以外の子に当たったらそれはもう寝取られなんじゃない? 」
愛宕「そうかもそうかも」
龍田「ね? 」
提督「む……う、うぅん……? 」
- 805 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/31(土) 23:33:41.04 ID:AXQhfMIL0
-
< 毎日聞いてると慣れてどうでも良くなる気がする >
江風「や、でもだぜ? それはまだ不幸度低い方じゃない? 」
初月「うん? 」
江風「例えば龍田さンが最下位で優勝者が扶桑さンだったらどーすンだよ」
扶桑「怖気を振るうどころじゃないわね」
山城「姉さまのお耳が腐り落ちるから部屋に入れさせないわそんな時計」
龍田「酷いわねぇ〜……いっそ本気で負けてあげようかしら」
- 806 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/31(土) 23:35:08.89 ID:AXQhfMIL0
-
< 最初からそれを商品にした方が早い >
Littorio「本当に不幸なのはネタにもならない微妙な関係の二人になった場合ですよね」
伊13「ヒトミが、負けても、つまらない、ですよね」
伊14「そんときはイヨがお酒で買収してくるから安心して? 」
伊13「全く、安心できない……」
- 807 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/31(土) 23:35:44.18 ID:AXQhfMIL0
-
< じゃあいっそ一番要らないやつ >
提督「高雄と愛宕。……よく考えたらたかが時計で寝取られとかおかしいだろう」
愛宕「漸くまともになったのね。私は高雄のかな? 」
高雄「まぁ、私も愛宕のは要りませんね」
山城「龍田」
龍田「んー、少将閣下のはそのうち生で聞く予定だからそれで」
明石「さり気無く喧嘩売るのやめてよねハロウィンに。
……ふっつーに誰のも要らないんだけど選ばなきゃ駄目なの? 」
- 808 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/31(土) 23:39:23.24 ID:AXQhfMIL0
-
< 実に幸せそうな寝顔でした >
Aquila「…………Zzz」
Maestrale「水着で寝てる……」
若葉「そうだな」
Maestrale「……」
若葉「……」
Maestrale「……」
若葉「……」
Maestrale「……Vino塗れの水着って臭いと染み取れると思う? 」
若葉「臭いは取れるだろうがそもそもこれをまた着たいか? 」
Maestrale「…………要らない」
- 809 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/31(土) 23:39:51.32 ID:AXQhfMIL0
-
< で、結局 >
阿賀野「阿賀野が優勝して」
能代「能代が最下位ね」
阿賀野「……」
能代「……」
阿賀野「…………あれ、一瞬いつもと同じで面白くないと思ったけどねっとりエロいこと言って起こしてくれる能代……? 」
- 810 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/31(土) 23:42:38.33 ID:AXQhfMIL0
-
< ハロウィンってどんなイベントだったかな? >
能代「サラッと変な属性付け足さないでくれる? 」
阿賀野「うーん……あ、これ阿賀野の名前入れなければオークションで売れる! 能代! 」
能代「やらない、っていうかこれ本気で吹き込ま……台本選ばされるって馬鹿にも程があるんじゃありません? 」
提督「うん? 」
漣「はい? 」
龍田「んふ、取り敢えず雲龍と私と山城で三つずつ用意したわよぉ〜」
- 811 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2020/10/31(土) 23:43:51.76 ID:AXQhfMIL0
-
死が二人を若妻でになる心当たりは本当に無いんですよねぇ……
ありがとうございました
- 812 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/31(土) 23:45:05.44 ID:dHlW88sb0
- 乙
- 813 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/01(日) 08:37:43.52 ID:VgejgOYao
- お疲れ様です
- 814 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/02(月) 22:49:33.58 ID:jwFXjWRL0
-
< 壊れ方が同じという幸せ >
提督「そーいや俺シャ乱Q好きじゃん」
愛宕「まぁ、聴くし歌うものね」
提督「大変なことに気付いちまったんだよ。シングルベッドで女の子抱いたこと無ぇわ俺」
愛宕「無くていいと思うけど……うーん」
愛宕「と、いう理由で買ったの、これ」
扶桑「……本当馬鹿ねあなたたち」
- 815 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/02(月) 22:53:11.64 ID:jwFXjWRL0
-
< 似たような壊れ方 >
江風「なっ、ンで江風がこれ持ってンの……」
愛宕「ほら、この前のカードで負けた分はチャラにしてあげるから」
江風「ふぇ……おっも」
海風「身体機能とか代謝異常励起すればいいじゃん」
江風「してるけどこれ力入れ過ぎたらぶン投げそうだから、っさ」
愛宕「艤装なら兎も角ベッドなんて投げたら壊れちゃうものねぇ〜」
扶桑「空いてる部屋ってこういう風に整備されて埋まっていくのね」
山城「……姉さま? 」
- 816 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/02(月) 22:54:24.59 ID:jwFXjWRL0
-
< バスケ >
雲龍「っ……」
山城「どきなさいっ! 」
雲龍「させるかっ」
扶桑「あ、決めた」
天城「これでまた同点ですね」
赤城「さすがの化け物的身体能力」
瑞穂「赤城さんをして身体能力お化けって物凄いですよね」
明石「ですねぇ……あれで別に身体能力励起してるわけじゃないんですもんねぇ」
- 817 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/02(月) 22:58:05.43 ID:jwFXjWRL0
-
< 相手が男と限定するのもね >
扶桑「というかこう……普通に寒いわ」
龍田「私たちは見てるだけだものねぇ〜」
天城「この陽が高いうちから飲むのも……うぅん」
扶桑「私たちの方こそ身体機能引き上げて暖まりたいくらいよね」
龍田「でもこうやって身体震えさせて冷たい指握って温めてほしくなるんじゃない? 」
扶桑「……そうね」
天城「こういうときに限ってあの人珍しく執務室に籠ってますし。
……あのですね、姉様がいるじゃないみたいな顔はやめていただけます? 」
- 818 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/02(月) 22:58:41.47 ID:jwFXjWRL0
-
< 形 >
天城「あれで結構本気めに誘ってくるんですよね。一緒にやろうって」
扶桑「2ON2の筈なのに1ON1になりそう」
天城「姉様と山城さんって本当に能力値が尖り過ぎて雲丹みたい」
扶桑「窪んだ部分も大概は人並以上だし」
龍田「弩級の穴ボコもあるけれどね」
天城「それが玉に瑕なんです」
扶桑「ふふ、フ……ちょっとだけ上手いわ、それ」
- 819 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/02(月) 22:59:39.27 ID:jwFXjWRL0
-
< 万感の想いを込めた感想 >
雲龍「ふぅ……ヤりたい」
天城「お疲れ様です。……折角勝ったのに台無しですよ」
雲龍「こう、アドレナリンだとか脳汁溢れてる気がするわ。物凄く昂ぶってきた」
天城「はぁ」
雲龍「勝ち続け過ぎると面白くないのよ。
徹底的に痛め付けて負け癖思い出させてメスだって分からせてほしい気分」
天城「……」
山城「……何故こんなのに負けたのかしら」
- 820 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/02(月) 23:01:56.05 ID:jwFXjWRL0
-
< 人脈の面白いところ >
雲龍「こんなのに負けるのが悪いだけよ。次はせめて最後まで持ち堪えてね」
扶桑「身体能力の異常励起が禁止だとしても山城の動きが鈍るって割とおかしいと思うの」
龍田「横須賀でやったときはダントツのエースだったものねぇ〜」
山城「もうせめてセミプロだとか大学生トップ層だとかそのレベル連れてこないと……。
ここで一番顔広いのって赤城さんですよね? 」
赤城「まぁ……そうかもしれませんが」
山城「誰かいません? バスケでこれに勝てそうなの」
海風「そんなの赤城さんでもさすがに知らないんじゃあ」
赤城「いませんねぇ……選手と仲の良い将校なら知ってるんですけど」
江風「えぇ……」
- 821 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/02(月) 23:02:54.95 ID:jwFXjWRL0
-
< 煙草休憩中の一コマ >
雲龍「つまり海軍一身体能力の高い私を堕として組み敷けるのだからあなたが頂点ね」
提督「なんかそう言われると嬉しみも無くなってくるんだけど」
雲龍「あら、強い女、好きでしょう? 」
提督「好きだけども……そういうことじゃねぇだろうばーか」
- 822 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/02(月) 23:07:36.86 ID:jwFXjWRL0
-
< 束の間、横顔惹かれて >
提督「フ-……休憩中にお前と頭悪い話するのやっぱいいわ」
雲龍「お褒めに与りまして恐悦至極に存じますわ」
提督「はいはい。…………ふぅ、戻るわ」
雲龍「そんなにダルいならやめてしまえばいいじゃない、仕事」
提督「お前らにも関係することだからなぁ……」
雲龍「手伝いましょうか? 」
提督「もう十分手伝ってもらってるさ。……これ以上、薄汚いものに触れさせたくもないし」
- 823 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/02(月) 23:12:29.19 ID:jwFXjWRL0
-
< ある姉 『海辺に佇む無垢な妹』 >
雲龍「力作」
天城「はい? 」
雲龍「これ、あげる」
天城「姉様……頭にピンクなものを詰め込み過ぎた所為で遂に言語中枢が崩壊しま……
雲龍「してない。……疲れたから、寝る」
天城「はぁ。…………! …………………………………………はぁ? 」
- 824 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/02(月) 23:16:47.59 ID:jwFXjWRL0
-
< 歪んでいると笑うのならどうぞ >
天城「と、いうような経緯で頂いたんです」
伊14「それは経緯じゃなくて瞬間だよねー」
天城「でもそれ以上は知りませんし。
あげる、と言われて受け取って疲れたからと告げられただけです」
伊13「まぁ……らしいといえば、最高に」
伊14「にしてもね〜……」
伊13「酷く、独善、というか……自分勝手? 」
伊14「確かにあのヒトが言うだけある力作だけどその辺はねぇ」
天城「そういう女なんですよ。……どのような理由にしても大切な宝物であることには変わりありませんが」
- 825 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/02(月) 23:21:06.68 ID:jwFXjWRL0
-
< オリジナルカードゲームとかつくれたら楽しそうではある >
漣「サモン! 悪辣な将校! 」
提督「もしかしてそれは俺のことか」
漣「モンスターカードに悪辣な将校を装備! 効果により敵に精神的ダメージ!
追加効果でフィールド全体に嫌な空気! 更に相手の清廉将校のSAN値をダウン! 」
提督「……一人遊びは自分のベッドでやってろ間抜け」
- 826 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/02(月) 23:23:54.32 ID:jwFXjWRL0
-
< 得意分野だもん許してほしいね >
伊14「ここだとテレビ大好きみたいな子いないけど」
伊13「基本的に、ただ流してるか、好きなものだけ見るね」
伊14「クイズ番組が異常に面白くないよね。よっぽど早押しとかじゃない限り誰かしら正解言うし」
松風「逆に面白くないか? 知識系だと番組より解説詳しいし」
伊14「松風ちゃんは程良く酔ってクイズ番組観るあのツーカーを知らないから」
松風「うん? 司令官と叢雲かい? 」
伊13「その二人は、知識系。数学とか閃き系だと、高雄さんと雲龍さん」
松風「なんだか意外な二人だねそれ」
伊14「あの何の思考時間もくれない即答集団はね……酷いものなんだよ、本当」
- 827 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/02(月) 23:27:12.59 ID:jwFXjWRL0
-
< 気付けば周囲に誰の気配も無く >
提督「何……なんなの…………俺にこれだけ飲ませて寝させないとかなんなの」
山城「…………もう一献」
提督「…………何、なんなの……殺す気なのこれ」
山城「ちょっと私もやめ時と消え時失ったから付き合いなさい」
提督「俺はワクじゃねえしザルですらねぇんだぞ」
山城「五月蝿いわね……」
提督「五月蝿いならいなくなるから許してくれよもう」
山城「いいから……あなた今日執務ばっかりでバスケも見にこなかったじゃない」
提督「や、それが俺の仕事でだな」
山城「…………折角頑張ったのに」
提督「うぅん……そういう顔されると、どうも…………ぅん? 」
- 828 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/02(月) 23:29:53.31 ID:jwFXjWRL0
-
< ダブルくらいでゆっくり飲みたいもの >
山城「あなたさえ見に来てくれれば……勝てたのに」
提督「悪かったって」
山城「次は見に来なさいよね。…………飲め」
提督「せめてロックアイスは入れさせてくれ……」
山城「…………」
提督「…………」
山城「…………」
提督「…………」
山城「…………ん」
提督「はいはい、ウイスキー楽しんでくれて嬉し……もうちょっと味わえよおい」
- 829 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/02(月) 23:30:51.64 ID:jwFXjWRL0
-
< 夜も業も深まって >
山城「別に今更取り繕わないわよ……あなたの下半身も好き」
提督「えぇ……」
山城「もっと……ぅぅ…………卑猥な言葉で事細かに説明してほしい? 」
提督「お前顔色だけまともで目死んでるぞ……」
山城「ちょっとだけ、飲み過ぎたわ」
提督「……ちょっと? 」
山城「オ×××の××で××××しながら×××を×××××て全体も××されるのって単純だけど勝てない気にさせられて好き」
提督「うわぁ…………きっついわ……きっついよ、お前どうしちゃったんだ? 酒よりきついよお前」
- 830 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/02(月) 23:32:42.00 ID:jwFXjWRL0
-
< 風呂上がりに斜め見して逃げて >
漣「こっわいなぁ……もう夏じゃないんだけど」
叢雲「ホラーに失礼でしょそれ」
漣「まぁまぁ。……ご主人様の相手って三国同盟だよね」
叢雲「……BismarckとLittorio? 」
漣「他に誰がいるって? 」
叢雲「いてもおかしくはないでしょ。……で? 」
漣「や、そのうち三国協商とかマルタ組も入りそうだよねって」
叢雲「夢の平和ね。……遂に世界政府とやらがお披露目されるわけ? 」
- 831 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/02(月) 23:35:21.14 ID:jwFXjWRL0
-
< 毎日続けると変調をきたすという方が大きい >
漣「でもあれでセックス依存症でもなくてアル中でもないって逆に凄くない?
なんなら一番頻度少なくて止められそうな煙草が難しそうなくらい」
叢雲「まぁ……船の上にいるときだとかは本当に何もしないし飲まないわよね」
漣「雲龍さんとか愛宕さんなんてそこまで溜めて解放する一日目が楽しいとか言ってるし」
叢雲「そんな言う程変わるのかしら」
漣「雨の後のダムみたいな? 何かまぁ取り敢えず濃そうだし長そうだしハードっぽいよね」
叢雲「ダムねぇ、品が無いわ」
漣「無いでしょ実際。……あれで擬態は超絶上手くて詐欺師の見本みたいになってるけど」
- 832 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/02(月) 23:37:51.61 ID:jwFXjWRL0
-
< 縦揺れ横揺れ斜め揺れ厳禁 >
提督「ちょっと……マジでこれ駄目だから、俺ここで休んでるから」
山城「いいから……あなた休ませにいかないと私が殺されるのよ」
提督「んなわけ……やめて、立てない、すっ転ぶ…………すっ転んで戻す」
山城「それは私のセリフよ」
提督「ふざっけんな……おい……」
山城「…………ぅぇ」
提督「おいやめろ馬鹿。俺は兎も角お前のプライド保つためにどうにか耐え……ぉぇ」
山城「…………」
提督「…………」
山城「…………耐え、たわ」
提督「オー、ライ……ゆっくり、ゆっくり、戻るぞ」
山城「……ええ」
- 833 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/02(月) 23:39:09.73 ID:jwFXjWRL0
-
< 傍目に >
愛宕「で、あれいつまで見てるの? 」
高雄「面白くない? 」
愛宕「最初の方はまぁ……でも私殆ど最初から面白さより怖さの方が大きかったわよ? 」
高雄「……? 」
- 834 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2020/11/02(月) 23:39:35.69 ID:jwFXjWRL0
-
ありがとうございました
- 835 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/02(月) 23:45:03.57 ID:pVrboaD50
- 乙
- 836 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/03(火) 22:38:24.40 ID:YSdelt5U0
-
< あれから暫く >
愛宕「あなたよくそう平然と起きてきたわね」
雲龍「誕生日らしいメス顔ですこと」
山城「もうお胎がきゅんきゅんするってやつね」
江風「ちげーだろ……きゅンきゅンってよりギュルンギュルンだぞそれ」
海風「やめなよ江風品が無い」
江風「なンっで江風なンだよ山城さンだろ」
提督「てーか山城くんさ、何で酒抜けて涼しい顔してんのにキャラだけ半壊したままなの……? 」
- 837 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/03(火) 22:39:25.88 ID:YSdelt5U0
-
< 誰にも不満は無い >
雲龍「welcome こっち」
扶桑「やめてほしいものね、心底から」
山城「安心してくださいな。私がどんなに努力を重ね身を削ろうともその女の低みには到達できませんから」
扶桑「そうね」
雲龍「そうね。反論の余地が皆無」
提督「あのさ……」
- 838 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/03(火) 22:42:14.86 ID:YSdelt5U0
-
< 経験よりセンス >
愛宕「私よりキスが上手い子現れないかしら」
高雄「……は? 」
愛宕「なんだか気付いたら人数的には男の人じゃなくて女とキスした回数の方が圧倒的に多いじゃない」
高雄「まぁ……」
愛宕「自分より上手い子としてみたいわぁ〜」
高雄「そう……」
愛宕「どこかにいないかなー」
高雄「普通に存在はしていると思うけれど……そんな女と絡まれる程倫理観落ちたわけ? 」
- 839 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/03(火) 22:45:41.51 ID:YSdelt5U0
-
< そう悲観することも無い >
漣「そーいやたった一、二年で皆さん経験人数ですら清純じゃなくなったんすね」
愛宕「そうねぇ〜……なんでこうなったのかしら」
高雄「あなたの場合半分くらいは自分からだと思うけれど」
天城「姉様だけと言えない自分が恐ろしいですね。姉様だけでも大概ですが」
扶桑「私はあの人と山城と……何回かの過ちは兎も角これからも増える予定は無
漣「だーから、扶桑さんは見た目と言動がそもそも清純じゃないんですって。
病的ですよ、びょ・う・て・き! 」
扶桑「…………」
瑞穂「瑞穂はまだ……いえ、なんでもありません」
- 840 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/03(火) 22:51:13.87 ID:YSdelt5U0
-
< 顛末の途中という顛末 >
Littorio「それで? 」
高雄「? 」
Littorio「あの人と山城は? 」
高雄「予定通り、二人しか知らないどこかへ」
Littorio「そうでしょうけれどあの二人異常な程お酒臭くなかった? 」
高雄「苦渋の顔で恋人のハンドル預けていたわ。
山城さんが身体機能と代謝異常励起してアルコール抜いて運転」
Littorio「それはそれは」
高雄「もうあそこまでくるとあれが山城さんの望みだった気もするけれど……。
ちょっと意味と理由が思い当たらないのよね」
- 841 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/03(火) 22:54:34.55 ID:YSdelt5U0
-
< 最も近しい解 >
扶桑「たぶん何も考えていなかったと思うわよ。それか今日が楽しみ過ぎて飲み過ぎたのか」
高雄「まぁ、あのヒトあれで子供っぽいところもありますしね」
Littorio「それが山城の可愛くて良いところですもの」
扶桑「そうね。……姉としては兎も角女としては時々天然のあざとさに嫉妬するときも、あるけれど」
- 842 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/03(火) 22:58:21.83 ID:YSdelt5U0
-
< いつも通りのちょっとした異常事 >
扶桑「……………………あたまがいたいわウンリューちゃん」
雲龍「……………………さすがに馬鹿としか言いようが無いわフソウちゃん」
江風「いってぇ……修復しても何か痛い感覚ある」
明石「幻肢痛というよりはただ修復が完全ではないだけでしょう、問題ありませんよ」
海風「犬と走り回ってて勝手に転んで腕折るってさぁ……ちょっと本気で心配だよお姉ちゃんは」
- 843 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/03(火) 23:01:58.88 ID:YSdelt5U0
-
< 醜い嫉妬と、笑いますか? >
扶桑「どうでもいい愚痴を一ついいかしら」
龍田「あなたからいきなり私に、って珍しいわね。一つと言わず幾つでもどうぞ? 」
扶桑「山城ってあの人と絡まっているときに」
龍田「またぶっ飛んだ方向。……絡まっているときに? 」
扶桑「意識してなのかそうではないのか知らないけれど、あの人の耳を閉じさせるのよ」
龍田「うん? 」
扶桑「抱き着いて、足を絡めて、腕を回して、キスをして撫で合って、それでも足りずに頭を掻き抱いて耳を抱くの」
龍田「らしいわね」
扶桑「ええ。……本当に、あの人のことが好きで、私のことなんてどうでもいいのよ、きっと。酷い子よね」
龍田「えぇっと…………うん? 」
- 844 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/03(火) 23:06:09.12 ID:YSdelt5U0
-
< 愚痴った後はもう他にやることが無い >
扶桑「こう、今この瞬間だけは自分だけのもの、っていう感覚なのよね」
龍田「それはまぁ、そうなのじゃなくて? 」
扶桑「私が主人で、彼も主人で。扶桑という姉はその瞬間ただの邪魔者」
龍田「それもまぁ、間違ってはいないでしょう? 」
扶桑「ええ、ええ……ええ、そうね、そうなのよね……はぁ」
龍田「うーん、と……」
扶桑「…………」
龍田「…………」
扶桑「…………」
龍田「…………扶桑? 」
扶桑「……………………もう寝る」
龍田「えぇ……? 」
- 845 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/03(火) 23:12:03.17 ID:YSdelt5U0
-
< テンション無理矢理上げて行こうぜ! >
雲龍「さて、着衣麻雀をやりましょう」
加賀「一体全体何がさて、なのかしら」
雲龍「ルールは簡単。水着か下着で始めてここに用意したコスプレ衣装を着ていくだけ」
加賀「無視とはいい度胸ね」
天城「ちょっと意味が……露出度の低いものから消えていくと思いますけれど」
雲龍「でも変に合わないやつを着ると物凄くダサくなるの。
だからコーデセンスも試されるわ」
加賀「……コスプレ衣装というより普通に着ているようなのも多いわね」
天城「どうやって用意したんですこれ」
雲龍「趣味と実益と
天城「と? 」
雲龍「これのため」
天城「……」
加賀「……あなたの行動理念が全く分からないわ私」
- 846 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/03(火) 23:13:41.59 ID:YSdelt5U0
-
< 余計じゃないお節介 >
漣「はいはーい先生しつもーん」
雲龍「はい、漣くん」
漣「デフォルト衣装はネグリジェとかストリングでもいいので? 」
雲龍「そういうフェチなんだなって思うだけね。好きにするといいわ」
江風「てーか漣やるのか? 着るのか? 」
漣「やるわけ無いじゃん馬鹿なの? 変態なの? 海風の為に訊いておいたんだよ? 」
江風「や、え、えぇ……」
- 847 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/03(火) 23:14:24.56 ID:YSdelt5U0
-
< 潔く諦めるべし >
江風「あんまり訊きたか無いけどさ、まさか姉貴変態っぽい水着とか持ってたりしないよな」
海風「えーと……どこからが変態っぽい水着なの? おしえてくれる? 」
江風「…………」
- 848 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/03(火) 23:15:51.70 ID:YSdelt5U0
-
< 結局起こされて飲まされて楽しまされて >
扶桑「というか勝ち続ければ勝ち続けるだけ自分は水着か下着のままってこと?
……いや、あのね、私はやらないから、絶対にやりません、やりませんったら」
- 849 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/03(火) 23:21:41.66 ID:YSdelt5U0
-
< いつからは分かっても、いつまでかは >
提督「どうするのが正解なのかおしえてほしいね」
山城「正解? 」
提督「許してくれるのって」
山城「ふふ……責められたいだけのクセに」
提督「ん…………そう、だね」
山城「責められて詰られて突き放されて、そうされればされる程あなたは安定してしまう」
提督「…………」
山城「責められるのは、許しです。あなたが自分を貶めてクズの自覚を抱く理由になってしまう」
提督「ん……自覚なんて無くてもクズだろう? 」
山城「そう、ね。…………手を? 」
提督「あぁ……ん」
山城「ん…………この手を私が取った時点で、共に許されなくなったのよ、私たち」
- 850 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2020/11/03(火) 23:22:09.19 ID:YSdelt5U0
-
ありがとうございました
- 851 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/03(火) 23:23:22.55 ID:j1REDTLz0
- 乙
- 852 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/03(火) 23:45:57.56 ID:fdHf7zq6o
- お疲れ様です
- 853 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/05(木) 23:43:43.31 ID:hVRj0oWN0
-
< 思い出したように >
龍田「よく考えたら山城の誕生日が文化の日なんて笑っちゃうわね」
山城「あ
雲龍「セックスも男も女も文化よ? 」
龍田「ふふ、そうねぇ〜」
山城「あのね……まずせめて一言くらい言わせなさい。文化どころかあなたたち文明人なの? 」
- 854 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/05(木) 23:44:42.85 ID:hVRj0oWN0
-
< 成長ととるか永遠の停滞と嘆くか >
時雨「そういえばツェッペリン伯も三年前くらいまで自分はレズではないって言ってたよね」
GZ「まぁ……そうだな」
時雨「それが今じゃあ自称淑女と淫らな関係に陥って……どんな気分? 」
GZ「変わらず晴れやかで良い気分だな。余計な詮索や媚態も随分と減ってくれた」
時雨「君そういうところは存外にドライだよね」
GZ「男女問わず執拗いのや興味の無い相手には苛立ちしか積もるまい」
時雨「まぁ、ね。……堂々とされても困るところで実に動じない素晴らしさだよ、まったく」
- 855 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/05(木) 23:46:03.62 ID:hVRj0oWN0
-
< 可能性だけは無限大に >
GZ「まぁ……時雨」
時雨「うん? 」
GZ「レズビアンではない、というのが正しい可能性もまだあるだろう? 」
時雨「そうだね。……君がもしバイで男の人まで相手にし始めたらWar spiteさん発狂すると思うけど」
- 856 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/05(木) 23:46:53.63 ID:hVRj0oWN0
-
< ものはいいよう >
GZ「それはそうだろう。バイであったとしてもそれは愛情の形が少々違うだけだからな」
時雨「ふぅん? 」
GZ「対象が広いだとか範囲が広いだとか言い方はあるが、
だとしてそれはあくまで可能性と趣味の話だろう」
時雨「つまり一途であるのが寧ろ自然だって? 」
GZ「当然だろう? どちらの性も可能性としては有り得て、最終的に女を選んだだけだ」
時雨「なるほどね」
春雨「なんだかそう聞くと別の意味で筋金入りのスキモノに思えるんですけど……」
- 857 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/05(木) 23:47:28.14 ID:hVRj0oWN0
-
< 女は生まれたときから >
WS「あら、淑女もときに令嬢時代を思い出したくなるものなのですよ」
GZ「ふん、どちらも経験したことなどないクセに」
WS「乙女はあなたの前なら淑女にも令嬢にも変われるの」
時雨「まるで乙女時代があるかのような言い方だね」
WS「今も昔もこの先も乙女ですとも。……私が私であれるうちは、ずっとね」
- 858 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/05(木) 23:48:26.55 ID:hVRj0oWN0
-
< 超反応 >
雲龍「初月から伝えたいことがあるそうなの」
涼月「は……い? 」
初月「……………………養って♥︎」
涼月「はい! 喜んで! 」
雲龍「そ、よかったわね」
初月「……………………」
漣「やー……いきなり犬耳犬尻尾犬手の姉妹にポーズ付けてそんなこと言われるとかホラーかな? 」
- 859 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/05(木) 23:51:39.08 ID:hVRj0oWN0
-
< ハードルというもの >
叢雲「そこで即答できてしまえる辺りがあなた怖いのよ」
涼月「だってどう考えても何かしらの罰ゲームでしょ? 」
叢雲「そうだけどそうじゃない」
初月「これはまだそのままなのか……そうか、分かった」
叢雲「あなたはあなたで物分かり良過ぎでしょう」
漣「でも君ケッコーそういうの楽しんでるよね」
初月「まぁ、仲間と騒ぐのは嫌いじゃないからな」
海風「ほらー、江風ー? 初月もこう言ってるよー? やってみなよ」
江風「…………………………………………にゃ? 」
提督「…………仕事終わりなんだけど、喧嘩売ってんのか? 」
- 860 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2020/11/05(木) 23:52:07.38 ID:hVRj0oWN0
-
ありがとうございました
- 861 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/05(木) 23:56:51.81 ID:u6Z/DFyE0
- 乙
- 862 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/06(金) 23:03:32.09 ID:PuiRhGVg0
-
< プレゼントとかそういう話ではなくて >
龍田「遂には山城あの人にどハマりしてるの隠しもしなくなってきたわね」
扶桑「ええ」
龍田「二日は二人して身体おかしくするレベルで飲んで三日に誕生日で四日に帰ってきて昨日休んで今日またお出掛け」
扶桑「素晴らしい自分勝手ね」
龍田「あれで愛宕は兎も角高雄すら機嫌悪くしないあたり怖いわ」
扶桑「まぁ、あの子やろうと思えば気遣いと気回しは凄いから」
龍田「気遣いとかにも限度があると思うけど……それこそ怖い話ねぇ〜」
- 863 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/06(金) 23:05:56.33 ID:PuiRhGVg0
-
< 掘らなくても良い墓穴 >
愛宕「良くはないけどそこまで変にも思わないわよね」
高雄「ここまで関係した女が多いとどうでもよくなるのはあるかもしれないわ」
愛宕「一人のバランスがおかしいって思っちゃうのはその他の愛人な皆様の方よ」
高雄「ええ。……でもこう無理矢理考えないようにしてるだけで掘り起こされると結構不快な気がする」
- 864 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/06(金) 23:10:21.52 ID:PuiRhGVg0
-
< 歪な情報整理方 >
山城「ふふ……吸殻入れは飴入れに成り下がっているのね」
提督「成り上がって、いるんだよ。喫煙者なんてクズの成れの果てだ」
山城「あなたが言うと実に説得力があるわね」
提督「そうだな。……お好みの飴はあるかい? 」
山城「この中だとレモンだけれど……先々週の土曜日にあなたが舐めていたやつは? 」
提督「あん? 」
山城「あれ、物凄く好みだったから自分でも買いたいわ」
提督「んなピンポイントで言われても覚えてないんだが。何か味とか情報無ぇの? 」
山城「ほら……寝台に上がる前に舐めていたあれ」
提督「あぁ、おフランスの何たらミエルってやつだな、ラズベリー風味の蜂蜜飴。それを早く言え」
- 865 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/06(金) 23:16:44.38 ID:PuiRhGVg0
-
< 二人の世界の車窓から >
提督「気に入ったんなら通販の履歴見るけど」
山城「頼むわ。後でいいけれど」
提督「ん」
山城「でもあれ、あぁいう感じだから気に入っただけかもしれないわ」
提督「そう? 」
山城「舌を絡めて奪い合った戦利品ですもの」
提督「ん……そうだな」
山城「だとして嫌いな味では絶対ないけれど。……あぁ、実は私グレープの飴ってくど過ぎて苦手なの」
提督「ふぅん? 」
山城「次見つけたコンビニで、それ買ってくれない? 」
提督「苦手なものをわざわざ、ってのは野暮な話か。……好きになれると、いいな」
- 866 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/06(金) 23:18:44.24 ID:PuiRhGVg0
-
< 愛される女帝 >
天城「どうぞ、青椒肉絲です」
加賀「ん、ありがとう……古越龍山頂けるかしら」
海風「古越龍山入りましたー! 」
愛宕「はいはーい」
高雄「紹興酒ですぐできるとなると……蒸し鶏でいいかしら」
叢雲「どうせ中華なら紹興酒だと思ってもうすぐできるわよ」
龍田「さすがねぇ〜お母さん」
扶桑「中華はどうも上手く……うぅん、取り敢えず茄子の揚げ浸し」
赤城「茄子ですか。……そろそろ開けません? あの人が諦め顔で置いていった春秀」
加賀「壺ですね。……誰か」
雲龍「そろそろかと思って。こちらに」
江風「さすが忠犬。…………テートクがいねぇとこうなンだよな。
仲が良いからできるンだろーけど赤城さンは兎も角加賀さンが全く傍目を気にしない」
- 867 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/06(金) 23:24:26.51 ID:PuiRhGVg0
-
< 不要、というやけでは決してないけれど >
扶桑「あら、片付けは最後までしてくれるのよ?
途中で寝落ちなんて今まで見たことないし」
江風「まぁ……ってもこれちゃんと食材残るのか」
加賀「さすがにそこまでは無理ね。私の身体的体積だと」
江風「何言ってンだこいつ……既におかしいだろーが」
Littorio「はーい、Roma特製のLinguineですよー」
江風「もう見るだけでキツいンだけど」
加賀「うん? 」
赤城「まったくここは素晴らしい楽園ですね。ねぇ、加賀さん? 」
加賀「ええ。…………食事がどうとかではなくて、仲間が、という意味ですが」
- 868 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/06(金) 23:28:27.04 ID:PuiRhGVg0
-
< 幸せな溜め息 >
愛宕「つかれたーん……飲む気も起きない」
高雄「一番損な」
愛宕「実際そうでも。皆の為になることするって嬉しくない? 」
高雄「いい子ちゃんね。私にもそんな気持ちが無いとは言わないけれど」
愛宕「まぁね。……癒して? 」
高雄「酔い過ぎず程良く良い感じだけど……そうね、それ以上発情すると雌臭過ぎる丁度良いところ」
愛宕「高雄がそんなこと口走るなんて程良いかは怪しいけど、そうね」
高雄「あの人がいないから、いいの」
愛宕「いいの? 」
高雄「あの人には見せられない醜いところもあなたになら見せられるもの、掛け値無しに」
愛宕「そ……ふふ、困ったお姉ちゃんねぇ〜」
- 869 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2020/11/06(金) 23:29:22.72 ID:PuiRhGVg0
-
ありがとうございました
- 870 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/06(金) 23:39:48.66 ID:DnWs79O00
- 乙
- 871 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/09(月) 22:42:13.77 ID:hoHBqSyg0
-
< 決して悪いとは思わないけれど >
提督「ふぅ……なんかさ」
山城「ん……」
提督「先週は殆どお前といた気がする」
山城「そうかもしれないわね」
提督「まぁ、いいんだけどさ。俺も楽しいし」
山城「ええ」
提督「なんで俺今週も引き続きお前と朝起きたんだ? 」
山城「さぁ? 」
- 872 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/09(月) 22:42:58.05 ID:hoHBqSyg0
-
< 寝起きは皆馬鹿だってことが >
山城「男ってそういうものでしょう? 知性と衝動が矛盾しない生き物」
提督「女の子は違うって? 」
山城「知性と衝動なんてもの、打算で固められた本性に支配されているだけよ、女なんて」
提督「そうかな? そんなこと言ったら男は衝動の為に知性を使う生き物だ」
山城「ええ……そうね」
提督「うん」
山城「…………ふぁ……ねむいわ」
提督「そうだな。……結局何言いたいのかもよく分からないけど取り敢えず、分かった」
- 873 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/09(月) 22:43:40.71 ID:hoHBqSyg0
-
< 流れも何もかも切り捨てる >
雲龍「あの人結局" いいおんな ”の日も” いいおっぱい ”の日もスルーしていったわね」
天城「単に山城さんといただけでは」
雲龍「言い直す。私を華麗にスルーしていったわ、酷いと思わない? 」
天城「気分と流れ、としか言いようは無いでしょうけれど……」
龍田「女としても身体だけ見ても山城の方が上だったんじゃない? 」
雲龍「巫山戯ないで頂だ
愛宕「二十二日は私の日だからよろしくねぇ〜」
雲龍「…………」
- 874 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/09(月) 22:44:47.69 ID:hoHBqSyg0
-
< 確信めいたというか予言というか >
Littorio「だそうですけれど」
高雄「言う分ならいいんじゃない? 別に私は語呂合わせでできた下らない理由に縛られてないもの」
Littorio「あらあら」
高雄「それに」
Littorio「? 」
高雄「流れは兎も角選ぶのはあの人でしょう?
私がその日彼の隣にいないと、思うわけ? 」
Littrio「……なるほど」
- 875 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/09(月) 22:45:25.48 ID:hoHBqSyg0
-
< なぜなら私は…アメリカ合衆国大統領だからだ! >
漣「こう世の中がワイワイやってると」
明石「? 」
漣「メタルウルフカオスとかやりたくなりますね! 」
明石「そうですかねぇ……や、明確に大統領ゲーやりたくなるときっていうのは他に無いかもしれないけど」
- 876 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/09(月) 22:46:35.65 ID:hoHBqSyg0
-
< 笑えないときこそ余裕の笑みを(?) >
時雨「若葉って伯爵と妙に気が合うみたいだよね」
春雨「うん。結構一緒にお菓子つくったりしてるよ」
時雨「あれで隠すのは上手い方だと思うけど」
春雨「? 」
時雨「伯爵の女にされてたら笑っちゃうよね」
春雨「うーん……? 」
浜風「欠片も笑えないと思いますが……」
- 877 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/09(月) 22:47:50.04 ID:hoHBqSyg0
-
< いや、それとこれとは話が >
漣「転生してぇ……漣様だけを崇め奉る優しい世界に逝きてぇ」
提督「お前は何を言ってるんだ」
漣「これだけやべぇハーレムなご主人様になるためには死ぬ程不愉快な苦労しなきゃとか有り得ねーじゃねーですか」
提督「成果に苦労は付き物だろうよ」
漣「いーやーだー! 何もしなくても全て誰かがやってくれる都合の良い世界カモン! 」
叢雲「そんなに無能な自分でも構ってほしいなら要介護老人にでもなるのね」
提督「なるほど」
漣「…………」
- 878 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/09(月) 22:48:58.58 ID:hoHBqSyg0
-
< 本日の史学ボケ >
提督「で? なんでそんな意味分からんこと言い始めたんだよ」
漣「やー、なんてーか月一くらいでありません?
全部もうどうでもよくなってリセットしたくなるの」
提督「無ぇな。幸せだし仕事あるし」
叢雲「リセットして悪化したらどうするのよ」
漣「こういうときは無根拠に超絶良化するものと相場が決まっ
阿賀野「うん? 廖化が何? 」
漣「は? 」
叢雲「ん、んん……? 」
提督「超絶廖化って何だよ。……その俺か能代いるとき限定のボケやめたら君」
- 879 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2020/11/09(月) 22:50:00.60 ID:hoHBqSyg0
-
ありがとうございました
- 880 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/09(月) 23:04:27.25 ID:t3qB/Htc0
- 乙
- 881 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/11(水) 22:55:40.58 ID:FCajrK0/0
-
< 最近失敗したこと >
阿賀野「この前焼肉したじゃん」
能代「した、というか既に定例というか」
阿賀野「雲龍さんがそれ取って、なんて言うから掴んであげたのがハラミだったんだよね」
能代「うん」
阿賀野「” 孕み ”って好きそうな響きですよねー、何気無くとか口走ったら」
能代「口走ったら? 」
阿賀野「素直に落ち込んだ顔で“ できたらいいわね……そうね…… ”とか言い始めてさぁ……」
能代「あー……」
- 882 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/11(水) 22:56:48.11 ID:FCajrK0/0
-
< 弱いと一言で表せるものでもない >
阿賀野「結局あのヒトそのハラミだけ突き回して漸く食べたと思ったらもうお酒しか飲まなかったからね」
能代「うぅん? 気持ちは凄く分かるけど……メンタルどうなってるの? 」
- 883 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/11(水) 22:57:30.28 ID:FCajrK0/0
-
< BGMとかの方がまだ >
雲龍「テレパスってどうにか習得できないものかしら」
明石「や、化け物とはいってもさすがに……そんなの司る器官ありませんし」
雲龍「そう……」
明石「あっても何に使うんです。どこにいてもあの人に話しかけたいとかそういうやつですか? 」
雲龍「いえ、口を使われているときに実況できたら楽しそうねって」
明石「…………」
- 884 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/11(水) 22:58:25.17 ID:FCajrK0/0
-
< 手堅く、というのも違うか >
漣「海上での通信を傍受されないから、っていう真面目回答に賭けていた江風くんの賭け金は没収! 」
江風「賭けるかよ……雲龍さンだぞ」
雲龍「そうよ。大アナなんて失礼な」
山城「キツキツなのかは怪しいけれどね」
雲龍「あ? 」
明石「なんなんですかあなたたちもう……」
- 885 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/11(水) 23:01:33.89 ID:FCajrK0/0
-
< 好きなもの二つ一食でってのは良いけれど >
春雨「誰ですこの麻婆カツ定食なんて合わな過ぎるものメニューにしたの」
浜風「さぁ……それ本当に合わないの? 」
春雨「絶妙に良いところ邪魔し合って気分悪いよこれ。
美味しいからってテキトーに合わせても良くないです、はい」
あきつ丸「ふむ……外の大手弁当屋で食べて気に入ったらしいぞ、担当が」
春雨「頭おかしいんじゃないのその人たち」
浜風「まったくですね。別々に一つずつ頼めばいいのに」
あきつ丸「……」
春雨「いやいやいや……そこのところは否定してないから春雨」
浜風「? 」
- 886 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/11(水) 23:02:27.77 ID:FCajrK0/0
-
< 熱い信頼 >
漣「ヤンから始まる言葉、ってお題でさ」
叢雲「小学生の遊びか何か? 」
漣「本当の小学生知らないでしょ叢雲ちゃん」
叢雲「まぁ……そうね」
漣「瑞穂さんとか明石さんはヤンデレって答えると思うんだよね」
叢雲「明石は変な工具とか誰も知らない物理学系の用語言いそうじゃない? 」
漣「や、あれであのヒトこっちに合わせて皆が知ってそうなこと言ってくれるからさ」
叢雲「そう言われるとそうね」
漣「雲龍さんは何て言うと思う? 」
叢雲「ヤンデレじゃないの? 」
漣「ヤンバルクイナとかヤン-ミルズ場とかそこでそれ? みたいなこと言いそうじゃない? 」
叢雲「なる、ほど……? 」
- 887 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/11(水) 23:08:05.44 ID:FCajrK0/0
-
< ヤンキーとか簡単なの言われても困る気がする >
明石「漣さん的な理論で私が気を遣えるならストリートファイターのヤンとかウェンリーとか言う気はしますけどね」
漣「確かに」
叢雲「そういう気遣いできるって素晴らしいわね」
明石「ヤン=ミルズ理論もそうだけど関連してヤン=バクスター理論とかそもそもの楊振寧とか言ってもね」
漣「そういう思考できるってのが」
叢雲「というかしてくれる、っていうのがね」
明石「はぁ」
阿賀野「んー……なんで、そんな責めるような目で見てくるの? 」
- 888 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/11(水) 23:10:19.58 ID:FCajrK0/0
-
< 一縷の希望に縋って >
阿賀野「? フスのファーストネームが確かヤンだね」
漣「……」
叢雲「フスなんて漣が知ってるわけ無いでしょうが」
明石「ていうかあの流れなんだっ……敢えてのボケとかそういうやつですか? 」
阿賀野「うん? 」
- 889 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/11(水) 23:12:55.91 ID:FCajrK0/0
-
< 挙句に >
雲龍「? 楊逸」
漣「……は? 」
明石「うん? 」
阿賀野「誰? 」
叢雲「芥川賞作家。まぁフスとか楊振寧とか言われるよりは可能性……いやいや」
- 890 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/11(水) 23:15:36.26 ID:FCajrK0/0
-
< (前略)(中略)結論 >
山城「面倒臭い女ばかりで嫌になりますね」
扶桑「はぁ」
山城「一回ヤったくらいで終生のパートナー面する女が多過ぎるんです」
扶桑「言いたいことは分かるけれど表現としてはせめて彼女面くらいにしてほしいものね」
山城「そのくらいならいいんです。いつの間にか消えてくれる程度の女ってことだし」
扶桑「普通彼女面するような所謂メンヘラっていつの間にか消えてくれるものではないと思うけれど」
山城「私たちが普通のメンヘラなら今頃高雄と愛宕で殺し合ってどちらか選ばされてますよ、あの人」
扶桑「えぇ……」
- 891 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/11(水) 23:17:21.93 ID:FCajrK0/0
-
< 共にあることは共通として >
山城「でもその中で龍田は特異なんです」
扶桑「はぁ。精々性格が壊滅的なだけで私たちも似たようなものじゃない」
山城「全体的に受け身で流されているように見えて支配しようとしてくるでしょうあの女」
扶桑「嗚呼…………なるほど、物凄くしっくりきたわ。本当、久し振りに衝撃的な感覚」
- 892 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/11(水) 23:18:04.41 ID:FCajrK0/0
-
< 今日は何の日 >
江風「サッカーの日」
愛宕「ペアーズデイ、というかまぁ靴下の日」
龍田「別名恋人たちの日ねぇ〜」
天城「下駄の日らしいですよ」
涼風「ライターの日」
扶桑「折り紙の日」
加賀「きりたんぽ、鮭、沢庵、ピーナッツ、もやし、麺、豚まん、そしていただきますの日」
伊14「この情報量よ……どーなってるの加賀さーん? 」
- 893 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/11(水) 23:19:09.78 ID:FCajrK0/0
-
< ちなみに追加で >
叢雲「ヴォネガットの日らしいわね。今調べたわ」
漣「だから普通そういう名前言われてもさー」
叢雲「ヴォネガットくらい読んだことなくても知っているべきだと思うけど」
漣「べきとか言われてもね」
Littorio「Littorioからすれば独身の日よりは精神的に穏やかですし良い作家かと」
扶桑「書いている内容を考えれば光棍節の方が明るい気もするけれど」
漣「本当それ。漣もテキトーにご主人様から借りて読んだけど正直好きじゃない。
人類史とかいうクソゲー未満について大層なこと言う作品は大概嫌いだけど」
涼月「でも読んだことあるんだ……しかも感想もあるんだね」
- 894 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/11(水) 23:20:26.67 ID:FCajrK0/0
-
< 普通に味わってそれから二人で楽しめばいいよね >
提督「ポッキー&プリッツ! 」
高雄「飽きませんねあなたも」
提督「高雄は飽きたのか? 」
高雄「チョコレートの甘みを奪い合うのもつまらなくはありませんけれどね」
提督「ん」
高雄「私は素直にあなたの、あなただけの熱に集中していたいんです」
提督「……そっか」
高雄「ええ」
提督「…………」
高雄「…………いえ、別にそのまますごすごと仕舞わなくてもいいとは思うけど」
- 895 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/11(水) 23:27:22.65 ID:FCajrK0/0
-
< 無限の猿定理を肯定したとして心理までは到底 >
愛宕「ちなみにその年が残り五十日、って日でもあるわね」
山城「よく考えるとそれでも一割以上は残っているわけだけれど」
愛宕「少なくない? 」
山城「永遠に生き永らえてしまえるとするなら然程」
愛宕「あの人が死んだら私なんてもう抜け殻だし」
山城「それでもどうせ終わりは自分で決められるわけだし。
せめて十年くらいは想い出抱いて懐かしんでみたりしたいものよ」
愛宕「そうね。……高雄にその時間の価値分からせてくれない? 」
山城「猿に数学を教え込むような……あぁ、あの人呉れるなら全力で試してあげる」
愛宕「そっかぁ……」
- 896 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2020/11/11(水) 23:27:50.84 ID:FCajrK0/0
-
ありがとうございました
- 897 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/11(水) 23:39:05.32 ID:PrP9X9Hd0
- 乙 自分も思いついたのヤンバルクイナだったな...
- 898 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/12(木) 23:20:49.90 ID:TgLmaECrO
-
< スカートめくり >
提督「をしたい! 」
雲龍「? いいわよ」
提督「違う! そうじゃない! 違ぇ! 」
雲龍「? 」
提督「くうぅっ! このリビドー如何にすべきか! 」
雲龍「うん? 」
高雄「捨て去ってしまうべきでは。……私のスカートを見つめるのはやめていただけますか」
- 899 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/12(木) 23:22:04.01 ID:TgLmaECrO
-
< 終わり無き戯れ言タイム >
提督「まぁ、雑なボケだったんだけどな」
雲龍「ボケにしないでツッコ……突っ込みにしてもいいのよ? 」
提督「雰囲気が雑過ぎるから嫌だ」
高雄「はぁ。何でも良いのでまともに仕事を再開していただけませんか」
提督「だるい」
雲龍「そうね」
愛宕「本当ねぇ〜」
高雄「あのね……あなたもこの空間に紅茶と茶菓子なんて持ってこないでくれる? 」
- 900 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/12(木) 23:23:22.14 ID:TgLmaECrO
-
< もう話なんてどうでもいいし全部すっ飛ばして結論を >
龍田「いい夫婦の日の前日が街コンの日って笑っちゃうわよねぇ〜」
扶桑「またあなたはそうやって喧嘩を売るようなこと宣う」
龍田「前段階って設定がもう確実に笑わせにきてると思うわぁ」
扶桑「それならいい夫婦の日に前段階があるとして何がいいのよ」
龍田「恋人の日とか縁結びの日じゃない? 」
山城「で、いい夫婦の日の翌日が悪い夫婦の日で更に翌日が離婚の日なのね」
龍田「そうそう」
扶桑「はぁ。…………取り敢えず私の可愛い妹はいつこの世から消え去ってしまったのかおしえてくれる? 」
- 901 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/12(木) 23:25:30.87 ID:TgLmaECrO
-
< 慣れと諦めの螺旋構造的なアレですたぶん >
龍田「それは当然あの人にイかれた瞬間でしょう? 」
山城「それまでの私を殺されたと見るなら、そうね」
扶桑「そう…………最近加速度的に酷くなってきた理由を知りたい、ということだったのだけれど」
- 902 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/12(木) 23:25:57.37 ID:TgLmaECrO
-
< 聞きたい? >
提督「女の子の身体を何だと思っているんだ! ……って男の俺が叫んだ理由聞きたい? 」
高雄「……結構です」
- 903 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/12(木) 23:26:40.49 ID:TgLmaECrO
-
< 言いたい >
雲龍「でも赤く腫れ上がるまで抓り上げて爪を立てるのって中々クるのよ? 」
提督「そんな生半可なレベルじゃなかったと思うが」
高雄「……どこを、とは訊きませんけど直るんですかそれ」
提督「治るんだよ。目の前で治すところ見せられたからキレたんだ」
高雄「えぇ……」
- 904 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/12(木) 23:27:55.21 ID:TgLmaECrO
-
< 見たい? >
高雄「結構ですよ。やろうと思えば自分でできますからね」
雲龍「……そう」
提督「そういうことじゃねぇだろう……おい会話を面倒臭がるな高雄」
- 905 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/12(木) 23:28:59.86 ID:TgLmaECrO
-
< 逆よりはまだマシかな >
Littorio「vino味の血液……なんとかなりませんか? 」
明石「なるわけ無いでしょどうしたんですお姉さん」
Roma「言うまでもなく悪酔いしてるだけよ。
さっきまで噛み跡がどうとかって話をしてたんだけど」
Littorio「あの人の首筋からvinoが流れてくれればいつまでも啜っているのに……あぁ……」
明石「えぇ……」
- 906 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/12(木) 23:32:01.18 ID:TgLmaECrO
-
< 悩んでしまった時点で答えは >
Pola『vinoなら血の味でも喜んで〜』
Littorio「なんて言いそうよね」
Roma「一応あの子舌と好みは物凄くまともだった筈だけれど」
Littorio「本当に? 案外と途中で楽しみ始めると思わない? 」
Roma「さすがにそれは……うぅん……? 」
- 907 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/12(木) 23:34:28.59 ID:TgLmaECrO
-
< すぐに壊れたとかなんとか言わないだけで十分 >
伊13「リマインダー……? 」
漣「君はお婆ちゃんか何かなの? スマホ持たされて二年くらいだよね? 」
伊13「だって、使わない機能は……分からない」
漣「使わないなら知らなくてもいいじゃん」
伊13「でも……ほら、置いていかれたく、ないし」
漣「まぁ、知りたいならおしえるけど……本当さ、ちょっと頑張り屋の微笑ましいお婆ちゃんみたいだよね君」
- 908 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/12(木) 23:36:19.35 ID:TgLmaECrO
-
< 全部酔いで言い訳して良い >
山城「ふぅ……足が笑わせられて腹筋が攣るくらいイかされるともうどうでもよくなりますよね」
扶桑「その場ではいいけれど姉とお風呂に入っているときはどうでもよくならないでほしいわ」
山城「いいじゃないですか。同じ男に嬲られて堕とされて幸せにさせられた者同士でしょう? 」
扶桑「だとしても、よ。……この後同衾する予定でベッドメイクまでしておいてそんなこと宣わないでほしいわ」
- 909 : ◆ELXlqvh30E [saga]:2020/11/12(木) 23:40:27.30 ID:TgLmaECrO
-
< プレイでは御座いませんが >
山城「えーとですね、姉さまって私があの人の話をしたり品の無い話をすると」
扶桑「……ええ」
山城「とても悲しそうな、羨ましそうな、綯交ぜの胸がキュっとする佳い顔をするんです」
扶桑「…………は? 」
- 910 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/12(木) 23:41:28.68 ID:TgLmaECrO
-
ヤンバルクイナってどうも音が良過ぎて頭から離れない単語だと思うんですよね
ありがとうございました
- 911 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/12(木) 23:42:15.48 ID:afSIEEpJ0
- 乙 900超えたね
- 912 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/13(金) 23:50:11.44 ID:BbYVZl7bO
-
< ごりっぷく >
伊13「いい……瞳の……日」
伊14「まーそーだね」
伊13「何故、誰も、構ってくれない、の? 」
伊14「そーいう構ってちゃんオーラ出してるからじゃない? 」
伊13「…………」
伊14「……あ、チューでもしようか? 」
伊13「…………寝る」
伊14「ちょいちょいちょーい? 」
- 913 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/13(金) 23:56:01.92 ID:BbYVZl7bO
-
< 通りがかった >
提督「んー……」
伊13「…………」
提督「…………」
伊13「…………」
提督「…………」
伊13「…………何も、言って、くれないんですか? 」
提督「? ヒトミはいつもいい子だろう? 」
伊13「だからこそ、今日くらい、悪い子、に……? 」
提督「してあげない。お前はいつもヒトミでいいと思うよ俺は」
伊13「…………」
提督「うん? 」
伊13「…………」
提督「あ、そうだ、はい」
伊13「はい? 」
提督「フェイスタオル。何も無いときの早寝早起きと手入れは基本だぜ? 」
伊13「…………」
提督「…………」
伊13「…………寝、ます」
提督「どうぞ、また明日」
伊14「……この扱いの差よ……ヨヨヨ」
- 914 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/14(土) 00:01:46.26 ID:obQ76z6GO
-
< 背を押すということ >
提督「で? 」
伊14「うん? 」
提督「構ってあげたの? 」
伊14「そりゃあもううんざりする程。構ってちゃんが嫌になる程」
提督「じゃあいいじゃん。ヒトミはそういうこと分からない子じゃないよ」
伊14「そのクセ憎まれ口叩いたり無視しやがるんですよー」
提督「いい関係ってことよ。俺に兄弟姉妹はいないけどさ」
伊14「そう? ……それ、何? 」
提督「フェイスタオル。今なら無料だけど明日から十万くらいにするよ」
伊14「姉貴とお揃いのタオル? 」
提督「ヒトミとお揃いのタオル」
伊14「そ……」
提督「……? 」
伊14「……貰いますよそりゃあ」
- 915 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/14(土) 00:02:17.27 ID:obQ76z6GO
-
漸く、というか目標のスレッド消費までいけるかな、というか
ありがとうございました
- 916 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/14(土) 00:04:47.39 ID:tKLOkDgl0
- 乙 そしていいイヨの日になったな「世界糖尿病デー」だけど...
- 917 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/14(土) 17:47:48.73 ID:R2VLODAY0
- 糖尿って飲んだら甘いのかしらね
- 918 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/14(土) 22:43:26.00 ID:obQ76z6GO
-
< 今日も今日とて >
伊14「はい! 皆さんお待ちかねの! 」
伊13「お待ち、かねの……? 」
伊14「いいイヨの日です! 」
提督「つまり今日は静かにゆっくり生活してくれるわけか、素晴らしいな」
伊14「違う! なんでイヨが遠慮しなきゃいけないの? 」
提督「普段遠慮してない自覚はあんのかお前」
伊14「ほえ? 」
提督「こいつ……」
伊13「イヨちゃん……救えない、アホだから」
伊14「ひどいっ」
提督「まったくだな。……朝食から天城が驚愕して加賀が冷たい目で見る中よく一本開けたなとは思うよ、マジで」
- 919 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/14(土) 22:44:02.53 ID:obQ76z6GO
-
< 疑惑 >
伊14「えー、だって今日は大概のことが許される日でしょ? 」
提督「んなことあるか。そもそも糖尿病患者真っ青な食生活許してる時点で普段から甘過ぎる程に許してやってるだろうが」
伊14「このレベルの美少女に糖尿病とか巫山戯たこと宣うのやめてくれない? 」
伊13「でも……イヨ、ちゃんのアレ……甘そう」
提督「は? 」
伊14「えっ? 」
伊13「え……いっ、いや……別に、知ら、ないけど? 見たことも、無いし……? 無いよ? 」
- 920 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/14(土) 22:46:30.37 ID:obQ76z6GO
-
< いつも通りの調和 >
伊14「悲しいよ……姉貴が妹の小水舐め啜って悦に浸る変態女だったなんて」
伊13「あのね……」
伊14「被虐とかマゾとか屈辱とかですらないなんて……嗚呼……」
伊13「……張っ倒し、たい」
雲龍「ふむ…………ね? 」
提督「……何を想像したかも同意を求められたかも聞きたくないんだが」
- 921 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/14(土) 22:49:21.10 ID:obQ76z6GO
-
< 板東なんちゃらさんでも童子蛋はキツいと思うの >
提督「つーか実際甘いのかアレって」
伊14「知らないよそんなの」
伊13「……」
叢雲「ソースは忘れたけど3.500年くらい前のエジプトでは既に糖尿病患者の尿を実際に甘いって表現してるわよ」
阿賀野「大陸には実際に童子蛋もあるし桃娘の都市伝説もあるしね」
雲龍「呼気もアセトンとかっていう成分で甘みみたいなのを測定する研究が進んでるらしいわよ? 」
提督「なるほど」
伊13「……へぇ」
阿賀野「よし! 取り敢えず出してみよっか? 」
伊14「……は? 」
- 922 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2020/11/14(土) 22:49:48.73 ID:obQ76z6GO
-
ありがとうございました
- 923 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/14(土) 22:50:40.79 ID:tKLOkDgl0
- 乙
- 924 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/17(火) 23:55:15.66 ID:DYez4sRC0
-
< それはもう盛大に >
雲龍「加賀さん」
天城「加賀さん」
赤城「ふふ……加賀さん? 」
加賀「……………………」
提督「人間の顔ってこのレベルの感動を表現できるんだな」
愛宕「表情筋って凄いわねぇ」
高雄「普段の加賀さんがあるからかもしれませんが……そうね」
龍田「拝み倒して誕生日当日に祝わせてほしいなんて言われたら普通ハードルは最高レベルなのにねぇ〜」
山城「主役が俯いて前向けなくなるなんて初めて見たわ」
扶桑「久々に物凄く気分が良くなる出来事ね。…………肉欲は置いといて」
- 925 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/17(火) 23:57:45.75 ID:DYez4sRC0
-
< 前座というよりは、後座? >
提督「でもさ」
阿賀野「うん? 」
提督「この流れで明日デート行く俺は何をすればいいと思う? 」
阿賀野「あー……」
提督「内臓抉り出してそれで料理でもすればいいのかな? 」
能代「あなたも今日の為に協力してたでしょうが。……それにしても加賀さん、食べますね」
- 926 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/17(火) 23:58:11.71 ID:DYez4sRC0
-
ありがとうございました
- 927 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/18(水) 00:09:34.66 ID:xxODCZMu0
- 乙 加賀さんおめでとうそういえばここの一航戦って改二だっけ?まあ能力的に成らなくてもいいのかもしれんが...
- 928 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/27(金) 23:33:39.53 ID:HtKWbcaP0
-
< 無いものは壊せない的なあれ >
提督「熟年離婚って何歳からを言うんだろうな」
叢雲「さぁ。イメージ的には退職後くらいの年齢層ね」
漣「テキトーにググったら結婚二十年以上か五十歳越えてる夫婦の離婚みたいっすよ」
叢雲「私が思ってたよりは若いわね」
提督「ってことは俺、したところで熟年離婚ではないのか」
叢雲「まず結婚してないでしょう」
漣「一生できなさそうだしー? ご主人様程周りに沢山女がいて離婚と縁が無い人もいませんなー」
提督「…………」
- 929 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/27(金) 23:34:23.33 ID:HtKWbcaP0
-
< 本日の失言 >
提督「エルフってそんないいものか」
漣「そりゃあご主人様とか叢雲ちゃんが好きな作品に出てくるエルフはアレかもしれねーですけども」
江風「そンな魅力的なもンかね。大概のエルフってビジュアル的にちょっと細めの愛宕さンみた……、っ!
何その獲物見つけたみたいな顔ォ! 」
- 930 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/27(金) 23:36:38.13 ID:HtKWbcaP0
-
< だからそういうことじゃない >
漣「さて、江風は愛宕さんの教育的指導を受けるので叢雲ちゃん追加で」
叢雲「そもそも私現代モノの方が好きだしエルフってあんまり見ないんだけど」
漣「『指輪物語』とかに出てくるんでしょ? 」
提督「や、トールキン的なエルフは好きだぜ? 強い」
漣「強いってあんた……もっとこうなんかあるでしょ」
提督「あと超長寿だな。人類の黎明から衰退と興亡、ガチの衰退と滅亡まで見て下手したら次のも見られるぞ」
漣「取り敢えずエロいでしょ? それにエロいししかもエロいし、あ! あとエロいですよ? 」
提督「んな俺が全部それで釣れると思ったら大間違いだぞ間抜け」
叢雲「そうね。…………天真爛漫だったり天然で抜けてる女なんて好みじゃなさそうだし」
- 931 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/27(金) 23:37:33.79 ID:HtKWbcaP0
-
< 耳を扱くって考えた人天才だと思うの >
提督「つーかおっぱいデカくて金髪がいいならそういう人間にすりゃあいいんじゃねぇの」
漣「や、てーとくかっかも思いません? 長命で人外の女の子とキャッキャウフフしたいって」
提督「言いたかないが俺は現在進行形だからな」
Littorio「聞いた話ですけれどね、あの長い耳は良い性感帯みたいですよ」
提督「ほう……? 」
叢雲「……馬ッ鹿じゃないの? 」
- 932 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/27(金) 23:41:10.77 ID:HtKWbcaP0
-
< 実際に存在したとして >
愛宕「つまり明石に頼んで長耳を取り付ければいいのね? 」
明石「や、そんなのできるわけ。あ、それはそのまま工廠の似たようなの積んでるところに」
江風「……うぃーっす」
提督「教育的指導は段ボール運びか」
愛宕「丁度明石に用あって部屋行こうとしてたのよねー」
明石「別に私一人でもなんとかなりますけど。……エルフ耳って」
提督「うん」
明石「あれ、腕枕したときに凄い形の痕付きそうですよね」
提督「あとふっつーに折れたりしそうだよな。柔道とかたぶんできねぇわ」
愛宕「振り返ったら隣の人にぶつかりそうかも」
叢雲「弓もよく躊躇い無く引けるわよね」
漣「はいはい。……よくもまぁこんな中二病拗らせたようなのばっか揃いましたよね、本当」
- 933 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/27(金) 23:46:21.19 ID:HtKWbcaP0
-
< 特に興味も無くいたヒト >
提督「あ、でもさ」
叢雲「ん? 」
提督「映画だとガラドリエルってケイト・ブランシェットなんだよな」
叢雲「そうだったかしら」
漣「男のエルフもオーランド・ブルームだったりしますしねー」
提督「エルフが皆あれなら世の中はちょっと平和になるな」
叢雲「まぁ……」
漣「そっすね」
高雄「はぁ。……海風さん大分遅いですね。アウターがどうのって言ってましたけど」
- 934 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/27(金) 23:52:02.30 ID:HtKWbcaP0
-
< James Tiptree Jr. >
龍田「で、行ったと」
高雄「朝からデート前に漫才なんてよくできますよね」
漣「あの自然体見てるととても不義理な関係築きまくってるとは思いませんよねー」
高雄「その辺りはもう慣れました」
龍田「もう見なくて済むたったひとつの冴えたやりかたがあるけど? 」
高雄「私、そんなSFは好きではありませんので」
龍田「宗旨替えしたらおしえてね? 」
高雄「はいはい」
漣「漫才第二部完、と。……どこがおもしろポイントだったか知らないけど」
- 935 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/27(金) 23:52:59.42 ID:HtKWbcaP0
-
< 病原 >
粘つく口内が不快感として脳を侵食する
そう、脳だ
脳、というものの機序なんて知らないけれど
たぶん、いやきっと、脳だ
そこが、私を私たらしめる、癌なのだろう
天城「これが姉様の朝一日記です」
瑞穂「えぇ……」
- 936 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/27(金) 23:55:01.33 ID:HtKWbcaP0
-
< 書かない、という日記 >
雲龍「まぁ、嘘なのだけれどね」
瑞穂「それは……そうでしょう」
天城「もっとエグいこと書いてそうですが」
雲龍「普通よ、普通。……ヤった日の朝は基本書けないからある意味セックス日記ではあるけれど」
- 937 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/27(金) 23:56:55.38 ID:HtKWbcaP0
-
< 寝るまでが誕生日 >
海風「……ね」
提督「うん? 」
海風「キス……してください」
提督「直截な。……頬でいい? 」
海風「んーん」
提督「おでこ? 」
海風「だーめ」
提督「手? 」
海風「それは明日の朝、かな? ……舌、要らないから。触れるだけ、優しさ、分けていただけないと、寝れません」
- 938 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2020/11/27(金) 23:57:54.78 ID:HtKWbcaP0
-
そのうち改二案件も出したいところですね……
いつになるのかは分かりませんが
ありがとうございました
- 939 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/27(金) 23:59:30.07 ID:/3VHe5lF0
- 乙
- 940 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/28(土) 17:57:45.40 ID:uC59Em2To
- お疲れ様です
- 941 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/28(土) 20:28:05.74 ID:Xm3hwBLjO
- 乙
最近エルフまで巨乳以上が主流なのはなんとかならないものッスかね
森暮らしのエルフがあんなに育つまで栄養取れるとも思えないんだけど
- 942 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/28(土) 21:37:02.95 ID:Pihyb4+f0
- >>941
ハーフだがゼロ魔のティファニアあたりからかな?もっと前にいたかな?
- 943 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/28(土) 23:48:34.33 ID:bvIChqcQ0
-
< 年越しまであと一月と少し >
加賀「今日は二十八日ね」
雲龍「ええ」
加賀「つまり……分かるわね? 」
雲龍「心得ました」
天城「茹でるくらいはお手伝いしましよう」
江風「うぇーい待て待て待て……まるで意味が分からないンだけど」
- 944 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/28(土) 23:49:15.80 ID:bvIChqcQ0
-
< 語源には諸説御座いますが >
加賀「二十八日なのだから二八と連想してあとはお蕎麦でしょう? 」
江風「やー、江風も二八蕎麦のくだりは雑学大好きおじさンの所為で知ってるけど無理だろ予想」
雲龍「慣れれば然程」
龍田「十六文程の価値も無さそうな以心伝心ねぇ〜」
- 945 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/28(土) 23:50:15.39 ID:bvIChqcQ0
-
< 心にきました >
扶桑「加賀さんって定期的に雲龍姉妹と早朝から弓を引きに行くみたいだけれど」
山城「構いたがりで構ってちゃんの寂しがり屋なんですよ、あのヒト」
扶桑「よく考えると後輩を連れて自分の得意なものを押し付けるって典型的な面倒臭い先輩よね」
加賀「…………」
雲龍「あの……そんな落ち込んだ顔されても。嫌がっているわけでは」
天城「強引な割に何故変なところでナイーヴなんですか……」
- 946 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/28(土) 23:51:27.61 ID:bvIChqcQ0
-
< 相部屋って悪いものでもないですけどね >
提督「えー、皆さん、当警備府も世の中の潮流に押され
叢雲「長い。早く言って」
提督「助かる。……各人個室が宛てがわれることとなりました、以上」
愛宕「はーいはいしつもーん」
提督「愛宕大尉、どうぞ」
愛宕「それは努力義務であって強制ではないのでしょーか? 」
提督「基本的にこちら側としては完遂すべき項目だが……特に希望すればお互いの同意の元同室も可とする」
高雄「ではそのままで」
山城「当然」
瑞穂「当然じゃないですか」
涼月「そうですね」
提督「だろうと思った。……愛宕と叢雲意外誰もまともに聞いてねぇってどういうことだよ」
- 947 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/28(土) 23:52:03.01 ID:bvIChqcQ0
-
< お写真一枚どうですか? >
初月「最近で一番の出来だな」
松風「絵画かな? 」
旗風「保険のCMカットで使われてそう」
涼月「いっそマッチングアプリの広告とか」
涼風「ちょっとぼかし入れて鼻から上トリミングすれば官能小説の表紙もいけるな」
雲龍「あのね……私が猫抱いて微笑んでるだけでしょうが」
- 948 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/28(土) 23:52:53.37 ID:bvIChqcQ0
-
< ふらっとぷかっと >
雲龍「あら……」
提督「んー……喫煙所に何か用? 」
雲龍「あなたの顔が見たくなって」
提督「やっすい口説き文句みたいだな」
雲龍「やっすい女ですもの」
提督「俺はそんなにやっすいつもり無いんだけど……一本喫む? 」
- 949 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/28(土) 23:56:23.03 ID:bvIChqcQ0
-
< 紫煙香る窓辺でくだらない毎日を >
雲龍「よく考えると上官と飲むお酒が美味しいって意味分からないわね」
提督「確かに。お前ら頭おかしいな」
雲龍「私はほら、部下であり愛人だからノーカン」
提督「とか言いつつ俺がいないところで、とか」
雲龍「あなたがいないところであなたの話をしているのは間違ってないけれど」
提督「フ-……」
雲龍「……はふ、寒い」
提督「寄っ……煙草臭いぞ」
雲龍「愛人って煙草の臭い染み付けさせてからがスタートでしょう? 」
提督「意味分かんな……ふぅ」
- 950 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/28(土) 23:57:28.71 ID:bvIChqcQ0
-
< 実際どんな感じなのかな >
提督「フジヤーマハラキーリゲイーシャ……」
Littorio「文化的なステレオ観を言い出して何です。喧嘩でも売っているのですか? 」
提督「や、未だにこんな感じなのかなって我が国は。特に嫌味とかではない」
Littorio「今ならワショークアニーメフジヤーマくらいでは」
漣「AnimeHentaiBukkakeじゃないです? 」
提督「それはお前……さっすがに自分の国がそうだと虚しいだろう」
Littorio「ウィルスマフィア借金なんて言われると確かに不愉快ですしね」
提督「それはまた別の……いや、別にいいんだけどさ」
- 951 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2020/11/28(土) 23:58:23.04 ID:bvIChqcQ0
-
実際にはまともに最近のエルフ事情がよく分かりません
なんとはなしにステレオタイプな感じはそんなものかな、と
ありがとうございました
- 952 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/29(日) 00:03:04.85 ID:UVzA632t0
- 乙
- 953 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/29(日) 08:44:39.74 ID:WadQmRrMo
- お疲れ様です
- 954 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/29(日) 16:26:21.00 ID:rEdm9FifO
- 乙ー
エルフの長耳は某ディードリットの影響だけど
巨乳化は誰かの影響ってよりも
巨乳こそ正義っていう昨今の風潮の影響だと思うの
- 955 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/29(日) 18:51:29.07 ID:qZBgppb20
- 最近のエルフのテンプレって言うと
異世界からこっちに転移ってのが
- 956 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/29(日) 22:28:21.07 ID:bCikuaHf0
-
< いっそもう襦袢とかで >
愛宕「新婚初夜って何着ていればいいのかしら」
高雄「え……うん? 」
愛宕「中々難しいでしょう? これだけ乱れたことやってて今更何を、って」
高雄「そうね……普通でいいんじゃないの? 」
愛宕「パジャマで? 」
高雄「パジャマで」
愛宕「でもやっぱり特別にしたいじゃない?
私たちにとって婚姻届を提出した夜って普通の何倍も凄い障害乗り越えてるのよ? 」
高雄「そうだけど…………んんっ? 」
愛宕「まぁ、無難に新しいネグリジェでも下ろ……迷宮に誘い込んじゃったわねぇ〜」
- 957 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/29(日) 22:29:01.54 ID:bCikuaHf0
-
< 迷宮を抜けた先に >
高雄「惚れた方が負け理論の通りだとすれば」
提督「うん? 」
高雄「あなたは生涯で一体どれだけ勝ち越しているのでしょうね」
提督「え、えーっと? 高雄さん……? 」
- 958 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/29(日) 22:29:53.42 ID:bCikuaHf0
-
< 分からセックス! >
愛宕「先に惚れて負けたかに見えても結局下半身で分からせるから実質全勝ね」
高雄「なるほど。つまり何勝ですか? 」
提督「そういう話なら分か……や、言うわけ無いでしょなんなのお姉さんたち」
- 959 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/29(日) 22:33:21.20 ID:bCikuaHf0
-
< 幸せの迷宮は年中無休で御座います >
高雄「だっておかしいでしょう? 限り無く有り得ない日の為に悩まされているんですよこっちは」
提督「はい? 」
愛宕「今更初夜に何着ればいいのか分からない、って」
提督「なる、ほど? ……高雄」
高雄「? 」
提督「俺、あの黒いネグリジェが好きだから」
高雄「心得ました」
提督「ん」
愛宕「即行解決、っと。……ね、私は?私は? 私はどんな私でいればいいのー? 」
- 960 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/29(日) 22:34:29.50 ID:bCikuaHf0
-
< なまあたたかいめー >
時雨「意外なことに金剛姉妹って喫煙者いないんだよね」
あきつ丸「意外という程でもないと思うが」
時雨「そう? 榛名さんなんてほっそい女煙草ふかしてマニキュア確認したりしてそうじゃない? 」
あきつ丸「謝るべきでありますよ。長女のアホさは兎も角あの姉妹程まとまな化け物もおるまい」
時雨「うーん……そうかなぁ。長女のアホさと同じくらい不思議なんだけど」
あきつ丸「長女のアホさと引き換えにまともさと容姿を授かったのかもしれん」
時雨「なるほどね。そう考えると長女のアホさは必要な犠牲だったんだ」
あきつ丸「あぁ。長女のア……あれで四人とも男の影も無いあたり恐ろしいことこの上無いでありますね」
時雨「うん」
金剛「ヘーイ! なんだか私の話が聞こえ……うん? 」
- 961 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/29(日) 22:38:52.55 ID:bCikuaHf0
-
< 愛のある風景 >
霧島「長女のアホさは基本的に癒されることが多いですから」
金剛「ん? 霧島ぁ? 」
時雨「煙草とか興味無いの? 」
霧島「別に。副流煙であればそれなりに嗜んでいますし」
あきつ丸「悪いな」
霧島「あなただけの話でもありません。宴会ともなれば遠慮無しに吸うヒトも多いでしょうここ」
時雨「そうだね」
あきつ丸「喫煙者は頭が溶けている間抜けでありますからね」
時雨「アホの長女くらい? 」
あきつ丸「アホの長女より多少マシなくらい」
霧島「大湊のアレを考えれば下半身から垂れ流した分と合わせてトントンでしょうしね」
時雨「違いない」
金剛「…………いっそ煙草を始めたいくらい疎外感あるネー……」
- 962 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/29(日) 22:39:49.51 ID:bCikuaHf0
-
< 女っていうやつは…… >
提督「すね毛が刺さって嫌だって言われたから剃ったらツルツルでキモいって言われたときはさすがにキレそうになったな」
愛宕「ごめんなさいね? ちょっと本気で気持ち悪かったから」
提督「正直に言えば何でも許されるってわけじゃねぇんだぞ」
愛宕「だって硬いのにツルツルで触り心地良いのに筋張ってて嫌だったんだもの」
提督「あのさぁ……」
- 963 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/29(日) 22:40:48.47 ID:bCikuaHf0
-
< そんなことで、と笑わないで >
瑞穂「」
山城「? この子は何故固まっているんですか? 」
扶桑「明石にシャツの洗濯を断られてしまったそうよ」
山城「……はぁ? 」
瑞穂「」
- 964 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/29(日) 22:41:49.97 ID:bCikuaHf0
-
< 思考停止中って実はある意味回転早いよね、グルグル >
山城「油まみれだろうがなんだろうが無理矢理にでも洗濯するのに」
龍田「ふふ……シャツの洗濯を断るってよっぽど汗だとかの臭いが気になるか」
山城「ええ」
龍田「たぶん浮気してるときなんじゃないかなぁ」
扶桑「……なるほど」
瑞穂「」
- 965 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/29(日) 22:45:34.01 ID:bCikuaHf0
-
< だって気になったのだもの >
山城「いや、でも待ちなさいよ。どう考えても明石はあの人だとか雲龍と普通に寝るでしょう」
扶桑「まぁ……明石が今更浮気と認識してしまうことをしていて尚且つ隠さなければならないと感じる相手、
っていうのは怖いものよね確かに」
瑞穂「…………ええ」
龍田「あ、つまり私の蹴落とす相手が一人減ったってこと? 」
山城「それだと嬉しいわね」
扶桑「明石がどこぞの男だか女に落とされた、と。……どうなの? 」
明石「…………気付かれないように通り過ぎようと思ってたんですけど。
龍田さんたちがわざとスルーしたの分かりませんでした? 」
- 966 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/29(日) 22:49:11.45 ID:bCikuaHf0
-
< 予定調和染みた結末 >
龍田「それで? 」
山城「どうせなら言い捨てて消えなさい」
扶桑「これでも女なのよ私たち」
瑞穂「明石、さん……? 」
明石「言いたくないくらい自分で洗いたかったんですけどねぇ……えぇっと」
龍田「わくわく」
明石「はぁ。…………廊下で弄られて濡れちゃっただけですよ。
さすがにまだ瑞穂さんにあの人と盛った後の処理なんてさせたこと無いんですからね私」
- 967 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/29(日) 22:55:21.28 ID:bCikuaHf0
-
< 久々に聴いたら結構良かったんです >
雲龍「ほんのり香るレモンの味でオシャレ〜♪ 」
山城「……何? この歌」
漣「『黒毛和牛上塩タン焼680円』」
Littorio「タイトルは兎も角良い雰囲気の歌ですよね」
叢雲「いい肉の日だからでしょ。歌ってる本人は殆ど食べてないけど」
天城「加賀さんと赤城さんに絡まれて逃げられなくなったあの人に贈る想いですね」
江風「もっと良い肉食ってンじゃン? 」
海風「そういうことじゃないでしょ……」
雲龍「だぁいすきよ あなたと1つになれる事は 刻まれてく 愛の遊戯……お味はいかが♪ 」
- 968 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/29(日) 22:58:36.69 ID:bCikuaHf0
-
< 宴は続く >
提督「いい肉の日だからって肉食わなきゃならない理由は」
加賀「あら、釣った魚にも餌は必要なのよ? 」
提督「肉食魚か。……赤城を釣ったつもりは無いんだが」
赤城「こんなに自由に食べていられる環境を用意していただいているのです。釣られていますよ」
提督「あ、そう……能代ー、こいつらデカいの食わせても駄目だ。ステーキ以外のやつ持ってきて」
能代「はーい! 」
阿賀野「はぁ……運動と焼肉が一緒にできるって斬しーん……」
- 969 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/11/29(日) 23:01:56.56 ID:bCikuaHf0
-
えっ、今って異世界転生がテンプレじゃないんですか?
あっちからこっちに来るのが主流?マジ?
と、こんな感じに>>1は全く世の中に着いていけてないです、はい
ありがとうございました
- 970 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/29(日) 23:19:31.31 ID:WadQmRrMo
- お疲れ様です
- 971 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/29(日) 23:21:13.95 ID:UVzA632t0
- 乙
- 972 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/12/01(火) 12:16:19.33 ID:BXVve3iKO
- 乙
主流は異世界転生系だけど、変化球として異世界からやって来たエルフ(♀)とか異世界帰りのクリア後勇者とかの話も結構あってね
異世界転生した太宰治が魔王になって云々ってやつがあるのをを知ったときはさすがに絶句したあと呆れたが
- 973 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/02(水) 19:45:12.52 ID:vXTVbmIh0
- まあまだ存命してる芸人であるクロちゃんすら異世界転生させられる時代だからな...
- 974 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/02(水) 23:25:45.81 ID:FMk92M0IO
-
< >>972 >>973 みたいな >
漣「みたいな」
明石「もうそれ大体今の世の中ですよね。私たちにエルフ的な聖性があるかは知りませんけど」
提督「お前らが異世界からやってくんのか」
叢雲「最初は物凄く喜ばれてもてなされて最終的に都合の良い道具扱いされそうね」
涼風「へへっ、されそうじゃなくてされてるの間違いだろ」
漣「そだねー。……もう最初の話の原型無い気がするけど何の話ししてたんだっけ? 」
- 975 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/02(水) 23:29:50.54 ID:FMk92M0IO
-
< 帰ってきて力を失っていたとしても >
明石「でも異世界クリアして普通帰ってきます? 」
提督「家族とか友達には会いたくなるものだろう」
漣「例の芸人さんでも? 」
提督「件の芸人でも。大体はね、一人くらいは会いたくて堪らなくなるやつがいるものなんだよ人間って」
Littorio「まるでLittorioたちが人間じゃないみたいな言い方ですね」
提督「え……」
明石「うーん……」
提督「…………すまん」
Littorio「いえ、別に悪意があるわけでは……うぅん? 」
- 976 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/02(水) 23:31:14.05 ID:FMk92M0IO
-
< お外は真っ暗になりまして >
明石「ひぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ……! 」
瑞穂「待っってぇぇぇぇ! 抱っこぉぉぉぉぉぉぉぉっ! 」
提督「」
高雄「」
瑞穂「明ぁぁぁぁ石ぃぃぃぃさぁぁぁぁぁぁぁぁんっ! 」
提督「」
高雄「」
加賀「…………ごめんなさい、飲ませて愚痴を聞いていたら興奮してしまって」
- 977 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/02(水) 23:32:37.52 ID:FMk92M0IO
-
< 基本から応用へ >
提督「いや、あの……えぇ……」
高雄「……あの状態でしっかりめに走れるあたりがもう」
加賀「すっかりここに染まった証拠ね」
提督「仕事一段落してすぐあれ見せられるやつの気持ちになってほしいな」
高雄「まったくです。お行儀良く座って待っていてほしいとまでは言いませんけど」
加賀「瑞穂以外は基本的に椅子についているわ」
提督「そうか。取り敢えず俺と高雄は倉庫から酒持ってくるけど……何か欲しい? 」
加賀「果実酒が飲みたいです。……食事は用意していますので」
提督「あぁ、頼む」
高雄「お願いします。……基本的に、椅子に、ついている? 」
- 978 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/02(水) 23:33:29.53 ID:FMk92M0IO
-
< 第二部、完! >
提督「想像したくねぇなぁ……」
高雄「ふふ……そう言っていつも楽しそうじゃないですか」
提督「そりゃまぁ、ね」
高雄「ここだけは理想郷だと思います、私」
提督「ん? 酒飲む前から酔ってるのかい? 」
高雄「常に酔っていますとも。こんなにも幸せで、穏やかで、楽しいから」
提督「そ……」
高雄「嗚呼……いえ、変に感傷的なのかもしれません。疲れたかも」
提督「飲んで食べて騒いで、寝よう。……また、明日は来るんだから」
- 979 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/02(水) 23:34:50.89 ID:FMk92M0IO
-
< 第三部、序 >
江風「ぉ、げぇ……」
山城「他愛無い……もっとしゃんとしなさい」
龍田「ふふふふ……ふふ、あらぁ? 」
愛宕「酔ったフリして私のグラスをスピリタスに代えるのやめてくれる? 」
天城「龍田さんはなんてもの飲んでいるん……あぁ、ありがとうございます」
旗風「飲むんだ……それ、飲むんですね」
初月「」
高雄「…………はぁ」
提督「…………感傷を返してほしいところだな、まったく。異世界でもなんでも逃げてぇよ俺は」
- 980 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/02(水) 23:38:42.73 ID:FMk92M0IO
-
< 年末まであと一月なのでこう、フライング年忘れ的な >
提督「何故我が孤高の臣こと初月くんは寝落ちしているのかね」
涼月「こう……無謀にも涼風ちゃんとショットグラスで飲み比べというか、ゲームを」
提督「アホかな? 」
涼風「アホだよなー。あたいがたった十杯で死ぬやわな肝臓してるわけないじゃん? 」
提督「くっっっっさっ、酒くっっっっさお前なんなんだよもうちょっと酔えよおかしいだろ女の子」
涼風「酔ってるってー。ふへへ、抱っこして飲ませてー♪ 」
提督「お、おおう……」
涼月「すみません、海風ちゃん潰して江風ちゃんも死に掛けにするくらい飲んでて」
高雄「……涼風さんでも酔うんですね。警戒だとかって意味で」
- 981 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/02(水) 23:41:45.37 ID:FMk92M0IO
-
< 修羅道越えて >
涼風「そこはほら、あたいがここまで立場捨てられるくらい馴染んだってことに、さ? 」
提督「それだけで感動できる程俺はお前のこと信用しちゃいないけどな」
涼風「ひっでーこと言いやがる。……あのさ」
提督「あん? 」
涼風「マジに吐きそうなんだけど、いい? 」
提督「いいわけ無ぇだろう馬鹿やめろ能代ー! バケツかゴミ箱持って来ーい! 」
涼風「悪い……能代さ、んも、潰した」
提督「」
- 982 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/02(水) 23:46:05.45 ID:FMk92M0IO
-
< 雰囲気酔いということにしてください >
涼風「まぁ、冗談なんだけどなー」
提督「マジかよ」
涼風「こんなに浮かれてハメ外すくらい警戒解いてるのは本当だぜ? 」
提督「はいはい。……俺にも注いで」
高雄「既に」
提督「ん、ありがと。……こっち」
高雄「ん……横、失礼しますね」
涼風「ん、あぁ……いいけど、あのさ」
提督「うん? 」
高雄「はい? 」
涼風「流れで本当に提督の膝に乗って絡んでるんだけどスルーなの? 」
提督「? 」
高雄「? 」
涼風「……はぁ? 」
- 983 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/02(水) 23:47:43.97 ID:FMk92M0IO
-
太宰治のはちょっと興味有りますね……
そろそろ次です
ありがとうございました
- 984 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/02(水) 23:48:47.95 ID:vXTVbmIh0
- 乙
- 985 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/03(木) 04:33:43.98 ID:9QkqbAia0
- 太宰治の転生モノは確か魔王が川端康成で太宰のスキルが「川端康成特効」とか言う頭痛いヤツだった筈
乙
- 986 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/04(金) 19:11:23.56 ID:y+wPN8UAo
- お疲れ様です
- 987 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/04(金) 23:55:25.13 ID:U2ETlQfD0
- 新スレ最初の登場人物紹介好きなんだよな最近大井っちとMaestraleが初登場したし載るの楽しみ
- 988 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/14(月) 23:09:06.38 ID:sXysqYo30
-
< May the Force be with us >
提督「David Prowse 死去」
明石「また一人、って感じですねぇ」
漣「何とも言えませんねー」
提督「うぅん……」
明石「……」
漣「……」
提督「…………ベイダー卿がウクライナで大統領選出馬しようとしたって知ってた? 」
明石「パチモンでしょ? 」
漣「しかも選管に拒否されてましたよね。……オリジナル三部作でも観ます? 」
- 989 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/14(月) 23:10:03.03 ID:sXysqYo30
-
< 待ち人来たりて >
提督「これはこれは、我が大親友殿では御座らんか」
「おう来てやったぞ。取り敢えずボウモアでも持ってこい」
提督「お前の土産と交換だな」
「悪い話と酒を交換したいとは遂にマゾに転向か? 」
提督「吐かせ。救えないマゾは省内のアホ共相手に神経擦り減らすお前のことだろうが」
「嫁が必要以上に癒やしてくれるんでね。どうだ、一日くらい話し相手として貸してやろうか? 」
提督「嫌だよそんなの俺の方が幸せにしちゃうもん」
「ばーか。……で、酒は? 」
提督「ばーか」
- 990 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/14(月) 23:11:51.34 ID:sXysqYo30
-
< 同胞と書いて友と読むのです >
江風「本っっっっっっっっ当に珍しく客人楽しみにしてたな」
叢雲「今日来た海軍省の銀縁眼鏡と呉にいる気障ロン毛だけは特別なのよあいつ」
漣「竹馬の友ってやつっすねー。……って言ったことあるんだけどさ」
叢雲「ええ」
漣「あんなやつらは竹輪の友で十分だ、とか死ぬ程面白くないこと言われたよ」
叢雲「ふふ……ま、それくらいくだらないこと言える友達ってことね」
江風「なるほど。…………ホモホモしく見えたとか宣ってたら張っ倒されてたなこれ」
- 991 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/14(月) 23:13:18.03 ID:sXysqYo30
-
< シミュレーテッドリアリティ >
「ふんふん、つまり俺とお前の利害は一致するな? 」
提督「理想を元に語り合う限りは」
「それでいい。お前は女と自分を守れる」
提督「お前は一足飛びに次官にでもなるのか」
「馬鹿言え。手札にある反則全て使って軍務局長が限界だ。
それ以上は立場を維持できねぇよ」
提督「その手札に私めは含まれておりますのでしょうか未来の次官殿」
「それは当然で御座います海軍一の女衒にして未来の大将殿」
提督「ばーか。……大将になる前に退役したいから今でも真面目に軍人やってんだよ、俺は」
- 992 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/14(月) 23:17:23.31 ID:sXysqYo30
-
< 同じ顔をした他人として >
「まぁ……女衒ってぇのもあながち間違いじゃなくなるかもしれねぇからな」
提督「……通ったか」
「通った。寧ろ通らない理由をご教示願いたいね」
提督「ふぅ…………そうか」
「……あぁ」
提督「…………」
「…………」
提督「…………」
「…………」
提督「…………“ 艦娘の複製 ”が軌道に乗ったときに、さ」
「あん? 」
提督「“ 高雄ちゃん ”と“ 愛宕ちゃん ”を諦め切れるかな俺」
「当然。……んなこともできない間抜けに背中は預けられねぇよ、俺は」
- 993 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/14(月) 23:18:21.29 ID:sXysqYo30
-
< 執務室前通りつつ >
江風「……………………」
海風「……………………」
江風「……………………テートクって軍人相手にあんな屈託無い笑い方できるンだな」
伊13「怖い……」
- 994 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/14(月) 23:19:22.68 ID:sXysqYo30
-
< 飲み会って実際大事 >
提督「まぁ、それはそれでいいさ。……で? 」
「あん? 」
提督「飯食って酒飲んでく時間ぐらい確保してきたんだろう? 」
「当然。薄汚い肥やし方をできるのは現場と相場が決まってるからな。歓待してくれるんだろう? 」
提督「吐かせ。……どうする? 」
「何が」
提督「あいつらがいてもいいか? いない方がいいなら俺の寝室にご招待して差し上げるが」
「脅迫じゃねぇかクソ野郎。いいぜ、お前の女漏れ無く紹介しろ」
提督「まともに紹介したのは高雄と愛宕だけだったか」
「あぁ。加賀や叢雲に会ったことはあるけどな。……あと」
提督「ん? 」
「お前オススメの赤城とも俺オススメの涼風とも面識はあるぜ」
提督「あっそ。…………まぁ、取り敢えず……ん? 」
「デュポンで悪いな。クソゲルマンかぶれ」
提督「構わねぇよ。フ-……ほら灰皿」
「ダンケダンケ。……フゥ-……」
提督「…………」
「…………」
提督「…………お前がお前で安心した。まだ俺たちは終わってない」
「馬鹿たれ。あと一人、一番のくせものがいるだろうが……ふぅ」
- 995 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/14(月) 23:21:36.79 ID:sXysqYo30
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< 三者三様+α >
初月「は? 」
瑞穂「瑞穂たちと同席する……? 」
高雄「会いたくないのならいなくてもいい、と。別に酌も挨拶も要らないそうです」
愛宕「面倒なこと抜きにするとね?
あの人の、親友なのよ。それだけ分かっていれば判断できる筈」
加賀「私は面識があるしいないわけにも」
叢雲「私と漣もそうね」
漣「あの人ご主人様その二みたいな感じだしまぁ別に」
涼風「…………会わなくていいんだな? 」
愛宕「サシで会う可能性が無いとは言ってないけどね〜」
涼風「怖いこと言うんじゃねぇやい。……っても会わなかったらヤベぇ借りつくりそうだし……どうすっかなぁ」
- 996 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/14(月) 23:22:39.27 ID:sXysqYo30
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< 混乱甚だしく >
赤城「こんばんは。いつも通り巫山戯たニヤケ面ですね」
「はいはいこんばんは。お前はいつも通り清廉潔白顔だな腹黒女」
提督「これで下手したら“ 艦娘 ”の皆さん人望ナンバーワンだからな」
「マジに巫山戯た話だ」
赤城「これも私の人徳ですかねぇ。やや、一回くらいお酌させてくださいな」
江風「これだけは分かる。ヤベぇ奴が来た」
山城「本気であれの親友って分かる瞬間ね」
龍田「衒い無くあれっていうのはねぇ……」
天城「あの……加賀さんが冷酒を心底美味しくて不味い泥水の様な顔で飲んでいるのですけれど……」
- 997 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/14(月) 23:24:16.57 ID:sXysqYo30
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< 満足という定義からやり直そうか >
「さて、お近付きの証に何をお捧げすればよろしいので? 」
赤城「さぁ? ご自分でお考えになっては」
提督「カルティエのブレスレットでも奉ればいいんじゃねぇの」
赤城「ご冗談を。それは奥様に贈ったものでしょう」
提督「婚約でな」
「若気の至りだ。……式でスピーチしやがったこいつは兎も角何故お前が知っている」
提督「てめぇが頼んできたんだろうが馬鹿」
赤城「この人がおしえてくれて、というのは冗談ですけれど……唐突ですが恩を売っても? 」
「寄越せ。でき得る限り高値で買い取ってやる」
赤城「それはそれは。……あなたの直属にいる……本名は申しませんがKさん、陸塗れです。証拠はこちらに」
「ん……俺の直属、っていう表現ならKは一人しかいねぇんだが」
提督「あ、そいつあきつちゃんの二人目の上官ぶっ殺した奴だわ。間接的にだけど」
「クッソ面倒臭ぇやつなのかあいつ。……何がいい? 」
赤城「お魚で」
「分かった。年始は楽しみにしてな。……おい」
提督「あ? 」
「こいつ今すぐ海の底沈めた方が良くね? あとお前はもっと早くおしえろボケ」
提督「やれるもんならな。なぁ? 」
赤城「沈められて差し上げますとも。……私を一瞬でも満足させてくれるのなら、ね」
- 998 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/14(月) 23:27:48.41 ID:sXysqYo30
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< またいつか会いに来る >
「じゃ、またな」
提督「あぁ。次は息子か娘の結婚式で頼む」
「呼ぶと思ってんのか」
提督「呼べよ。呼ばれなかったら俺は大湊破壊して泣くからな」
「クソが。呼ばない選択肢を選びたくなること言いやがる」
提督「ま、お前の子供に任せる。……ん」
高雄「どうぞ」
愛宕「金髪好きですか? 」
「どうも。好きだよ。……これは? 」
提督「玉手箱二つ」
「最後までいつも通り巫山戯やがる。…………__」
提督「はぁ。……悪い」
高雄「はい」
愛宕「駱駝になりまーす」
「聞かせるなってことなんだがな。……“ 艦娘の複製 ”は」
提督「あぁ」
「“ 臣民の皆様が安定性を確認する ”必要も無い。要員は幾らでも手配可能だ」
提督「素晴らしいね我が国は。……とっとと帰れフランス被れ」
「言われなくとも。…………火だけ、呉れない? 」
- 999 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/14(月) 23:32:21.66 ID:sXysqYo30
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相変わらず低速ですがまたお付き合いいただければ幸いです。
ありがとうございました
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【艦これ】提督「俺と……愛宕と高雄」
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- 1000 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/14(月) 23:33:16.33 ID:sXysqYo30
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< 何処か、風吹く >
蒼龍「私は、赤城さんの、影です」
赤城「そうですね」
蒼龍「あなたが聖人君子を纏っているなら、
私はどこにでもいる女の子を纏っているだけの違いだけど」
赤城「ええ」
蒼龍「ただ、目指すところが同じだから、共にいなくてもいいと信じて進める」
赤城「同じだといいですけどね」
蒼龍「信じてなきゃ。私か赤城さんが終わればそのときに答え合わせです」
赤城「そうね」
蒼龍「もしそのとき間違っていたのが赤城さんなら」
赤城「はい。……私のアフターケアなんて自分が一番したくないことさせてますから、報いは甘んじて受けますとも」
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- 【艦これ】提督「俺と……愛宕と高雄」 @ 2020/12/14(月) 23:30:52.40 ID:sXysqYo30
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