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【艦これ】提督「俺と……高雄と愛宕」
- 32 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/18(火) 23:29:42.59 ID:kq021jn/0
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< 衒い無く >
阿賀野「うーん……ストレス? 」
能代「能天気な顔で食っちゃ寝して時々水泳して気が向けば提督と妙な歴史談議を楽しんで。どこがストレスなの? 」
阿賀野「矢矧と酒匂に会えないこと」
能代「! …………」
阿賀野「うん? 」
海風「なるほど。…………阿賀野さんってこういうところ侮れないですよね。それが本音に見えるところも含めて」
阿賀野「うん? 本音だけど? ……なぁに? 」
- 33 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/18(火) 23:31:17.45 ID:kq021jn/0
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< 神話と歴史って親和性高いから…… >
愛宕「まぁ……会う頻度だけで言えば私たちの彦星って摩耶と鳥海よね」
高雄「あの子たちがアルタイルならあの人はヘルクレス座ね」
愛宕「うん? 」
高雄「織姫、まぁベガね。これを含む星々がこと座になる前はハゲタカって呼ばれていたわけ」
阿賀野「それをデネブのいるはくちょう座、アルタイルのわし座諸共殺したのが提督さんなんだよねー」
高雄「まぁ、こと座になった後も持ち主が殺されて流されていた琴のことだけれど、ベガ」
愛宕「あ、そう……ロマンスの欠片も無いわねこの姉二人」
- 34 : ◆5z7C0EoTrg [sage saga]:2020/02/18(火) 23:31:45.82 ID:kq021jn/0
-
ありがとうございました
- 35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/18(火) 23:57:56.67 ID:FKEagfkK0
- 乙
- 36 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/19(水) 22:30:59.25 ID:fU6wAQmJ0
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< 止まらない >
漣「メイドキャラがいねーですよね」
提督「……」
漣「や、そんな警戒した顔しなくても。……いねーですよね? 」
提督「まぁ……いないな」
漣「褐色キャラもいねーですよね? 」
提督「ん、んん? キャラ……? 肌色ってキャラか? 」
漣「ついでに当然の様にロリペドもいねぇ。つまり無乳どころか貧乳すらいねぇ」
提督「? 」
漣「ご主人様はハーレム主人公の自覚が足りない!
主人公の甲斐性だけじゃあ読者視聴者は着いてきてくれないんですよ! 」
提督「……何言い始めたんだこいつ」
叢雲「さぁ……」
漣「大体ご主人様は鈍感力が足りなさ過ぎでーーーー
- 37 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/19(水) 22:33:23.15 ID:fU6wAQmJ0
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< 止めない >
提督「こいつが創作系ネット系で壊れるのって大概長時間ゲームした後だよな」
叢雲「もっというと秋雲とか夕張とチャットしつつのときね」
提督「ほーん……」
叢雲「あ、このクッキー美味しい。誰の? 」
提督「愛宕じゃねぇかな。明日訊いておく」
叢雲「頼むわ」
漣「痴女とか誘い受けとかメンヘラとか中二とか良いキャラは揃ってるんだけどなー。惜しいんだよなー! 」
提督「これであいつ手作りとかだったらもう本気で店出すべきだよな」
叢雲「本当そうね。味も見た目もパーフェクトよこれ。……あ、それ私の」
提督「あん? 」
漣「これはこれでジャンル的にはいいのかもしれないけどつまんねぇですよ! つまんねぇ! ねぇ?! 」
- 38 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/19(水) 22:34:24.05 ID:fU6wAQmJ0
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< 止めようも無い >
愛宕「何あれ」
高雄「さぁ? あの人と叢雲さんはもう好きに叫ばせてクッキーの話続けるみたいね」
加賀「確かにこのクッキー美味しいもの。……愛宕、これ本当に美味しいわ、ありがとう」
愛宕「え? まぁ、別に……遂に演説し始めたけどあのままなの? ねぇ? 」
- 39 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/19(水) 22:34:52.54 ID:fU6wAQmJ0
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< 似合うかなとか >
高雄「といってもそこまで五月蝿いわけでも」
加賀「好きにさせてあげなさいよ。……私たちになれるのはメイドと褐色の方ね」
愛宕「肌焼くのヤだし……メイドだけ? 」
高雄「焼いても身体機能の異常励起と恒常性機能で元に戻る筈ですけれど楽なのは、メイドですね」
加賀「…………」
愛宕「…………」
高雄「…………何故、私を見るの? 」
- 40 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/19(水) 22:35:47.38 ID:fU6wAQmJ0
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< 本気で似合わないものを探すのも楽しいかもしれない >
雲龍「加賀さんだとAV臭が酷過ぎますし」
加賀「……それは私が見た目年齢的に似合わなさ過ぎて作り物臭いということかしら」
雲龍「そういう意味ではなくて……自分で言うのもなんですが私と加賀さんならメイドは私の方が違和感少ないと思うんです」
愛宕「分からなくもないけど」
雲龍「でも私よりも高雄の方がもっとこう、フィット感があると言いますか」
高雄「うぅん……」
海風「ようは下品にエロいかそこはかとなく淫靡なのかってことですね」
雲龍「そうそれ。……ある種褒め言葉ですよ? 」
高雄「……はぁ」
加賀「…………嘘を感じられないあなたの考え方本気で怖くなってきたわ、最近」
- 41 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/19(水) 22:36:34.42 ID:fU6wAQmJ0
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< さすがに無理だろう、なんて >
雲龍「そろそろあの人一回くらい記憶喪失になってみてくれないかしら」
天城「はぁ? 」
雲龍「キャラって結局それまでの積み重ねと認識でしょう?
ルックスだとかに左右される部分もあるでしょうけど」
天城「まぁ、そうですね」
雲龍「例えば私がねっとりバキュームするのと加賀さんがするのであれば加賀さんの方が唆るし映えると思わない? 」
天城「……分からないではありませんよ。例えの酷さは兎も角」
雲龍「定期的に都合良く初夜前まで記憶喪失になってくれれば次はいっそ清楚キャラになるのに」
天城「……………………」
- 42 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/19(水) 22:37:43.63 ID:fU6wAQmJ0
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< 前科者 >
山城「私が清楚になるよりも遥かに難しいわね」
扶桑「ゼロ近似といって差し支えない程度でしょう」
雲龍「やってみないと分からないでしょう?」
山城「分かり切ったことに付き合う程こっちも……待って」
雲龍「? 」
山城「明石なら本当にそういうクスリつくれるんじゃない?
記憶喪失は無理でも一時的に意識を混濁させる様な」
扶桑「……山城? 」
雲龍「キメセクみたいな。……駄目」
山城「何故? 私はやろうと思わないけれどあなたくらい堕落したクズ女ならしてもおかしくな
雲龍「二度目は無いって釘刺されてるのよ、高雄に」
扶桑「……」
山城「……今回ばかりはあの男が不憫でならないわ」
- 43 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/19(水) 22:38:36.49 ID:fU6wAQmJ0
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< 従順なる主人 >
Littorio「世話のかかる相手の方がなんだかんだと気に入られやすいものではありますけれど」
高雄「方向性は違えど大体世話のかかる面子よね。……私も含めて」
Littorio「除くなんてとてもとても。……あの人って実はただの病的な構いたがりなのでは? 」
高雄「その気配はあるけれど、あの人あれはあれでこちらが積極的過ぎると受けになれるのが一番凄いと思うわ」
Littorio「あれで割に従順なのですよね、ストレートな感情にはもう為す術無くというか」
高雄「良いところ、というか美徳だけれどね。
…………素直にならなければならないのは寧ろ私たちというのが、一番難しいところ」
- 44 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/19(水) 22:39:06.58 ID:fU6wAQmJ0
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< 重巡の主人 >
Pola「ふぇっくしゅんっ……ほぇ……」
Aquila「また盛大に可愛らしいくしゃみね。噂でもされた? 」
Pola「んぇ〜……これは赤城の所為でしょうねぇ〜……感覚で分かりますぅ」
Aquila「……はい? 」
- 45 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/19(水) 22:44:58.20 ID:fU6wAQmJ0
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< 魅入られる >
赤城「ふふ……あれはあれで中々…………お酒の趣味もお料理も……言葉で嫐る甲斐もありましたね」
江風「ひえっ……何あの顔」
涼風「こっわいなぁ。分かりやすく手酌で瘴気漂わせてるんだし誰かに絡みたいだけだろーけど」
海風「本気なら無表情か微笑だもんね、怖いヒトって」
阿賀野「でもそもそもあんな顔できる時点で……ねぇ? 」
能代「そうね。…………あぁ、目、合っちゃった……」
- 46 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2020/02/19(水) 22:45:25.10 ID:fU6wAQmJ0
-
ありがとうございました
- 47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/19(水) 23:09:31.57 ID:h5HjHuUg0
- 乙
- 48 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/20(木) 22:43:39.30 ID:oxL7mVjw0
-
< 考課って大事だからね、仕方無いね >
提督「うぃーっす。出迎えご苦労」
あきつ丸「仕事ですからな。雲龍も久方振り」
雲龍「ええ、久し振り。私はよく分からないメディカルチェック受けてくればいいのね? 」
あきつ丸「あぁ。自分もよく分からんが大淀が連れて行ってくれる」
大淀「お疲れ様です。正味三十分もかかりませんので」
雲龍「ふぅん……」
提督「じゃあよろしく。俺も看護師の皆さんと戯れる方がよかったなぁ」
あきつ丸「要望があれば女くらい侍らせてもいいのでありますがね。……殿下の評価は兎も角として」
- 49 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/20(木) 22:46:19.94 ID:oxL7mVjw0
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< 与太話ですがね? >
大淀「あんなことを言っていたけれど」
雲龍「ええ」
大淀「殿下の評価なんて女侍らせたくらいで変わらないですよね」
雲龍「そうね。あきつ丸の評価、というか気持ちの問題」
大淀「女侍らせて遊んでるあの男の近くに直立不動で立つあきつ丸」
雲龍「中々シュールで面白そうね」
大淀「ええ」
雲龍「…………」
大淀「…………」
雲龍「…………あの人意外の高官で経験がありそうで少し、不憫ね」
- 50 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/20(木) 22:47:52.82 ID:oxL7mVjw0
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< 他方寒々とした廊下組 >
提督「あぁ……ダル……」
あきつ丸「殿下にお会いすることを心待ちにする武官も多いのでありますがね」
提督「拝謁とかその類はちょっと好きじゃない」
あきつ丸「ギリギリ不敬罪ではないが不興を買う発言ですな」
提督「知るかそんなもの」
あきつ丸「自分は殿下の狗、でありましたかな。提督殿の言葉によれば」
提督「告発でも用意するんなら狗じゃなくてネコにしてやるよ」
あきつ丸「戯れを。……一つ。理解しているとは思うが」
提督「……うん? 」
あきつ丸「随伴の指定がそもそも異例だが……。
高雄や愛宕ではなく、明石や加賀、Littorioや赤城ですらなく雲龍、というところをもう一度考えるべきであります」
- 51 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/20(木) 22:49:12.40 ID:oxL7mVjw0
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< 検診中もずっと隣でした >
雲龍「もう、終わり? 」
大淀「ええ。談話室あたりにでも行っていてください。私はここでお別れです」
雲龍「ん……」
大淀「……何? 」
雲龍「何も」
大淀「そう……」
雲龍「……」
大淀「……」
雲龍「……取り敢えず、胸元を見るのはもう止めてくれるかしら」
大淀「! 」
- 52 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/20(木) 22:50:35.62 ID:oxL7mVjw0
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< 澱んだ曇り空でも眺め上げながら >
龍田「フ-……どしたの? 私しかいないわよ? 」
涼風「そりゃあ常喫してるのなんて提督と龍田さんしかいねぇしな。一本くれない? 」
龍田「いいけど自分で点けてね」
涼風「はいよ。……フゥ-……」
龍田「…………ふぅ」
涼風「ふふ……」
龍田「うん? 何? ライターくらい貸してくれてもって? 」
涼風「いーえ? 何にも後ろ暗いこととか無くさ、単純に吸いたくなっただけなんだよ。
それなのに妙に警戒される自分に笑えてきた」
龍田「そ。…………それすら穿って見て警戒度上げる私と、どちらがまだまともかしらねぇ〜」
- 53 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/20(木) 22:52:07.79 ID:oxL7mVjw0
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< 耐性は高いつもりで生きていたのだけれど >
雲龍「本気で眠くなってきたわ。早朝に起きて輸送機乗せられた上にそれ待ちでお酒も飲めなかったのよ? 」
時雨「ついでに誰かと絡まって遊んでるわけにもいかなかったと」
雲龍「さすがに、ね。あの人の頼みだったしもう予定に組み込まれていたから」
満潮「アルコールもベッドも一日くらいどうとでもなるでしょうが」
雲龍「当然よそれは。中毒でも依存症でもないし。でもね、満潮」
満潮「あん? 」
雲龍「一度知ってしまうと酷く寂しさを覚えてしまうものなの。
アルコールのキツい刺激も、肉と粘膜の優しくてインモラルな接触も」
- 54 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/20(木) 22:53:12.94 ID:oxL7mVjw0
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< 最も身近なサンプルと二番目に身近な材料 >
漣「あー……HP全回復したこの後も余裕で戦える」
叢雲「ゲームで疲れてお風呂で回復してまたゲームするわけ? 」
漣「ヤって疲れて寝て回復してまたヤるのと大して変わらないでしょ」
叢雲「ゲームっていうのは女並にケアと機嫌取りが必要なの? 」
漣「そんなわけ。しかも基本的に続けた分努力した分分かってくれるよ、ゲーム」
叢雲「最高のパートナーね」
漣「でしょ? 」
叢雲「ええ。……その辺あいつが本気で凄いと思うところなのよね。私自身女であるが故に、というか」
- 55 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/20(木) 22:54:32.91 ID:oxL7mVjw0
-
< 相談してみました >
雲龍「何となく愛情向けてしまえばいいのよ。
化物なんて基本愛に飢えてるんだから簡単にヤれるわ」
満潮「じゃああんたは向けられたらヤらせるわけ? 」
雲龍「私も勿論化物だけれど残念ながら愛はそれなりに足りてるの」
満潮「あっそ……。その何となく愛情向けるのが難しいって話なんだけど」
雲龍「……? 」
満潮「……」
時雨「素の顔に見えるのがまた」
春雨「こういうアンニュイというか佳い女風のときは雲龍さんって本当に信じられないくらいカッコいいんだよね」
浜風「まるでそれ以外のときがあるような……いえ、それはもう派手にあるでしょうけども」
- 56 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/20(木) 22:56:54.67 ID:oxL7mVjw0
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< 前途多難恋愛洋への航海 へ、いざ >
満潮「そ、そもそも! 」
雲龍「大声出さないでよ、早起きの所為で眠いの」
満潮「知ったことじゃないわそんなの」
雲龍「あのね……一応あなた相談の体じゃないわけ? 」
時雨「僕も通った道だよその遣り取り」
雲龍「そんな……ショックだわ。時雨と同じなんて」
時雨「あのねぇ……」
春雨「これも一回やった遣り取りだね。……結果も同じに終わりそうだなぁ」
- 57 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/20(木) 22:58:23.27 ID:oxL7mVjw0
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< あくまでそれなりにきっと真剣 >
雲龍「ふぁ……で? 」
満潮「はい? 」
雲龍「そもそも、何? 」
満潮「あ、あぁ……私は別にヤるとかそういう肉欲みたいなのはどうでもいいの。
単純に好きなだけだし単純に好きになってほしいの」
雲龍「そう……我ながら相談の適任だとは思えないけど、私」
時雨「まぁ……」
浜風「私たちも満潮がここまでピュアだとは思いませんでしたし」
春雨「ピュアってよりちょっと痛いよね」
雲龍「持論だけど相手の何もかもが欲しいと思えないようなのは恋とも愛とも呼べないわ。
それはただ恋に恋している自分に酔いたいだけ」
満潮「…………」
時雨「君たちちょっと容赦無さ過ぎだよね。……僕もまぁほぼほぼ同意見ではあるけどさ」
- 58 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/20(木) 23:00:24.50 ID:oxL7mVjw0
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< 面倒(面倒) >
雲龍「というかもう面倒ね。考えるようなことも無いわ」
満潮「あっそ。あんたにちょっとでも訊こうと思った自分が馬鹿だっ
雲龍「鹿島ー、ちょっといい? 」
満潮「っふぁいっ? 」
鹿島「はい? なんでしょう、というか雲龍さん来てたんだ」
雲龍「あの人のお供ね。同じ誕生日の誼みで訊くんだけど」
鹿島「確か実艦なら私が四歳年嵩ですね。……何ですか? 」
雲龍「私のこと、好き? 」
鹿島「……はい? 」
- 59 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/20(木) 23:02:27.23 ID:oxL7mVjw0
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< 愉快な仲間たち >
満潮「はいぃ? 」
浜風「ひっどい形相」
時雨「や、物凄い速度で逃げたのは兎も角満潮まだ大分近くにいるからね? 」
春雨「それとも予想通り満潮のことどう? なんて訊いてほしかった? 」
満潮「そうじゃな……そうじゃなくてね……えぇ……」
浜風「これだから頭の螺子を無くしたヒトたちは」
春雨「さすがに雲龍さんと同列はアレだけど……まぁ、仕方無いね」
時雨「あれはあれで僕の欲しかったものを結構持ってるわけだし」
浜風「理解はできますが」
春雨「本当ね」
満潮「…………もういい。なるようになると思うしか、ないわね。はぁ……」
- 60 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/20(木) 23:03:31.89 ID:oxL7mVjw0
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< 日々是女優 >
鹿島「えーと……うん? 」
雲龍「私これでも女にだって割に好かれる方よ? 趣味じゃなかった? 」
鹿島「趣味とか趣味じゃないとかそういうことじゃあ……」
雲龍「今更倫理なんてもの大切にするわけ?
別にあなたの一番大切な意志だとか理想を捨てろ、なんて言ってない。
単に少し寄り道をして溺れてみましょうっていう話」
鹿島「ん……近いです、雲龍さん」
雲龍「あなた、小柄なのね。大きいとは思っていなかったけれど……本当に、小柄」
鹿島「…………っ」
雲龍「ねぇ、おしえて? 私のこと、どう思ってるの? 」
鹿島「みっ、耳元で囁かないでください」
雲龍「あなたが嫌がっているのならもうしないけれど……そうは見えないもの」
鹿島「それは……」
雲龍「…………うん? 」
鹿島「…………」
雲龍「…………」
鹿島「…………」
雲龍「…………」
鹿島「……………………ふぅ、酔ってはいないようですけれど、楽しいですか? 他人の純心弄んで」
雲龍「それはもう。…………ふふ、色々と、楽しいわ」
- 61 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/20(木) 23:04:42.71 ID:oxL7mVjw0
-
< 唖然というには少し末期的な >
満潮「」
浜風「……」
春雨「いやー……あんな自然な動作でソファに押し倒せるものなんだね」
時雨「流れるような動きだったね。アレで鹿島大先生が頷いたらどうしようかと」
満潮「」
春雨「フリーズしてるね。仕方無いかもしれないけど」
時雨「まぁね。……あれもどっかのクズを堕とす流れるなんだろうなぁ」
- 62 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/20(木) 23:05:13.26 ID:oxL7mVjw0
-
< 伝わるかなとかそんな感じ >
鹿島「ふぅ……時々なら、こういう刺激的な遊びもいいかもしれませんけど」
雲龍「疲れるって? 」
鹿島「ええ、本当に稀なら楽しめても、私には根本的に合わない遊び」
雲龍「似合うと思うけれど」
鹿島「そう? いえ、雲龍さんは褒めているつもりかもしれませんけど私には要らない称賛ですから」
雲龍「それは残念ね」
鹿島「ふふ……私、他に好きなヒトがいるんですよ」
雲龍「ふぅん? 」
鹿島「だから、雲龍さんとは遊べませんよ。これでも、一途なんです」
雲龍「それは何となく分かるわ、悪かったわね」
鹿島「いえいえ。想像していたよりもずっと話しやすいヒトで安心しましたよ、雲龍さん」
雲龍「……そう。…………遠回しにあの子をフったつもりなのでしょうけれど余計面倒なことになったわね、私」
- 63 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/20(木) 23:06:03.07 ID:oxL7mVjw0
-
< 吹き抜ける風の様に >
満潮「」
雲龍「ふぁ……ただいま」
時雨「おかえり。帰り道はあっちだよ」
雲龍「もう用済みってこと。……それは? 」
満潮「」
時雨「色々とフリーズ材料が有り過ぎてさ」
雲龍「それはお可哀想に」
春雨「大概は雲龍さんの所為で発生しましたけどね」
雲龍「そんなこと言われても。……満潮? 」
満潮「…………なに? ちょっと気分良くないんだけど」
雲龍「振り向かせたい女がそっぽ向いているなんて、幸せね。頑張んなさい」
満潮「……は? 」
- 64 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/20(木) 23:07:26.00 ID:oxL7mVjw0
-
< 想い愛せるという禍福 >
雲龍「迎えが来たから。じゃあまた機会があればね」
満潮「はい? 」
時雨「じゃあね。次はお菓子以外のお土産頼むよ」
春雨「これ美味しいと思うけど……また」
浜風「私はこれと同じで構いません。また生きていれば」
雲龍「ん……私もずっと頑張ってるつもりだから。
いつか二人で笑い話にできればいいわね」
満潮「…………」
時雨「今の満潮には嫌味に聞こえたかな? 」
浜風「かもしれませんね」
春雨「あんなにカッコいい微笑み方で男の人の腕掴みに行かれちゃね。
……あれで一途といえば一途なんて、なんて卑怯」
- 65 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/20(木) 23:08:21.95 ID:oxL7mVjw0
-
< ちっぽけで大切な対抗心 >
提督「なんか妬けることしてたね」
雲龍「見てたの? 」
提督「途中で止めさせるのも面白くなさそうだったし、最後まで見てみたかったから」
雲龍「鹿島を最後まで堕とせってこと? 」
提督「やめとけ。面白そうだけど」
雲龍「ま、あれで意志は固そうだし。少し時間はかかりそうだものね」
提督「お前が言うんならそうなんだろうな。……帰るぞ」
雲龍「遊んで行かないの? 」
提督「行きたいところがあるならまぁ。明日の昼までに帰れるなら別にどこでもいいぞ」
雲龍「ふぅん……私もどこでもいいわ。しっかり楽しませてくれるなら」
提督「はいはい。…………期待しておけ。高雄たちを妬かせるようなとこ、連れてってやるよ」
- 66 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/20(木) 23:10:23.65 ID:oxL7mVjw0
-
< 誰かのいない夜寒にぽつり >
山城「ふぅ……そろそろ日を跨ぎますね。寝ましょうか? 」
扶桑「ええ。……ねぇ、山城」
山城「はい、姉さま」
扶桑「…………」
山城「…………」
扶桑「…………」
山城「…………? 」
扶桑「……………………心が、寒いの。暖めて、もらっても? 」
- 67 : ◆5z7C0EoTrg [sage saga]:2020/02/20(木) 23:11:06.94 ID:oxL7mVjw0
-
ありがとうございました
- 68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/20(木) 23:19:06.67 ID:9z5/CZlqo
- お疲れ様です
- 69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/20(木) 23:31:04.83 ID:Urwu/82I0
- 乙
- 70 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/21(金) 23:29:02.95 ID:fB3kt6gwO
-
< 性Xノ癖歴 >
山城「おはよう、龍田」
龍田「おはよ。……あなたが先に暗くない挨拶をしつつ私の名前まで呼ぶなんてね。
不気味過ぎて遂にこの世の終わりかと思ったわ」
山城「そ……ここ最近で一番気分がいいの」
龍田「ふぅん? まぁ、理由は聞かなくても分かるから要らないけど。要る? 」
山城「一本、貰うわ。……フ-……」
龍田「フゥ……」
山城「…………」
龍田「…………」
山城「ふふ……あぁ、もう…………悪いわね、変な笑い方して。勝手に湧いてくるのよこれ」
龍田「それはそれは。…………ここまでくると山城より扶桑の方が怖いわね。何があったのかしら」
- 71 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/21(金) 23:29:53.20 ID:fB3kt6gwO
-
< 厨房にて、二人 >
扶桑「ふぅ……おはようございます、加賀さん」
加賀「ええ、おはよう」
扶桑「…………」
加賀「…………」
扶桑「…………」
加賀「…………」
扶桑「…………」
加賀「…………何があったか聞いてあげるからその微笑で私を見続けないでくれるかしら、怖いわね」
- 72 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/21(金) 23:31:26.58 ID:fB3kt6gwO
-
< 怖い程にズレも無く >
満潮「…………はぁ」
時雨「食事中に目の前で溜め息なんて吐かないでくれるかな。
ただでさえ隣にあきつ丸がいるのに余計暗くなる」
あきつ丸「それは申し訳無いことをしたな。先に座っていたのは自分だが」
時雨「ぼっちでもそもそ食べてた君の隣に座ってあげたんじゃないか」
あきつ丸「先程まで目の前に鈴谷と熊野がいたのでありますよ」
時雨「あまりの暗さに逃げられたのかい? 」
あきつ丸「ハンッ、時雨殿ではないのだからそんなことはせんよ」
時雨「どうだか」
満潮「あなたたち……よくもまぁ悩んでいそうな女の前で普段通り無駄口叩けるわね」
- 73 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/21(金) 23:32:15.55 ID:fB3kt6gwO
-
< 無性に叫びたい気分に >
時雨「許してくれよ。これでも僕たち親友同士だからさ」
あきつ丸「犬と猿も羨む程のな」
鈴谷「あきつちゃーん、部屋片付けたから来ていーよー」
あきつ丸「あぁ、食器を片付けたら土産でも持って行くであります」
鈴谷「はいはーい。熊野と待ってるねー」
あきつ丸「ん。……どうだ時雨殿。自分は一人ぼっちではないでありますよ」
時雨「何さその勝ち誇った顔」
あきつ丸「別に。ただの事実を告げただけだ」
時雨「そうかい。……行きなよ、鈴谷さんに捨てられたら君の友人なんてこの世のどこにもいなくなるんだから」
あきつ丸「そうだな。……ご馳走様」
時雨「あ、そうだあきつ、言い忘れてたんだけどさ」
あきつ丸「ん? 」
時雨「僕も鈴谷さんに呼ばれてるから、よろしくね」
あきつ丸「…………」
- 74 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2020/02/21(金) 23:32:41.69 ID:fB3kt6gwO
-
ありがとうございました
- 75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/21(金) 23:48:39.26 ID:hk3/cXtU0
- 乙
- 76 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/22(土) 22:59:22.62 ID:rG7ZbVivO
-
< にゃんにゃんにゃん >
加賀「…………くっ」
阿賀野「いい加減諦めればいいのに」
能代「別に心底から嫌われているわけでもないのですから」
加賀「それでもね、地道なコミュニケーションが……あっ」
天城「……近寄る度に逃げられるのはコミュニケーションと言えるのでしょうか」
赤城「…………」
雲龍「…………」
提督「? なんだ? 」
山城「嫌われ過ぎて出禁と好かれ過ぎて今だけは出禁の図」
江風「えぇ……」
- 77 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/22(土) 23:00:40.98 ID:rG7ZbVivO
-
< プリミティブで根源的な瑕疵を突かれる様な >
雲龍「まぁ、別に私はどうでもいいと言えばいいけれど」
提督「気付いたら部屋にいるもんな」
雲龍「最近だとあなたがいても来るものね」
提督「もう空気さえ読まないよなあいつ」
赤城「つまりあなたと寝てケダモノ臭さを纏えば私も気に入られるのでしょうかね」
提督「それだけで身を任せられるってーの? 」
赤城「いえ……しかし動物に嫌われるというのは中々にクるものなのですよ。
あなたたちにどう嫌われようがどうとも思いませんけれどね、利益だとかそういうことでは、ないのです」
- 78 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/22(土) 23:01:47.48 ID:rG7ZbVivO
-
< どっかの無人島リゾートでも行けばいいんじゃねぇかな >
提督「何かさ、あいつらまたカードで大会やってるじゃん。
最終的な決着がバカラなのかポーカーなのかブリッジなのか知らないけど」
叢雲「みたいね」
提督「俺との海デートが賞品らしいんだ」
叢雲「それはまたあなた得しかしない話ね」
提督「うん。最初はそう思ってたんだけどさ」
叢雲「? 」
提督「海風が優勝したらどうしよう。俺あいつと二人で海行ってホテル泊まる自信無ぇよ」
叢雲「犯罪的どころじゃないわね」
提督「あぁ。…………本当どうしよう、さっきのバカラは海風トップっぽかったんだよなぁ」
- 79 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/22(土) 23:03:05.45 ID:rG7ZbVivO
-
< 瞬間妄想決議 >
漣「総合点だとまだ海風ちゃんが一位っすね。割と僅差ですけど」
提督「マジか……マジか」
漣「父親っぽく見えればいいっすねぇ」
提督「そこに賭けるしかないか」
叢雲「まぁ、そこはあんたの見た目と海風の選ぶ水着によるわね」
漣「……」
提督「……」
叢雲「……」
提督「……二位誰? サマでも仕込んでこないとヤバい気がする」
- 80 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/22(土) 23:04:21.98 ID:rG7ZbVivO
-
< 答えなんて要らない >
雲龍「何? そんな心配してたわけ? 」
提督「お前そりゃ……するだろう」
雲龍「安心しなさい。もう私がトップだから」
山城「これはこれで周囲の目気にしないといけないけれどね」
雲龍「そうね。私スタイル良いから」
扶桑「そういうことじゃ……そういうことでもあるのかもしれないけれど」
雲龍「どうせ私なんてワンピースタイプを着ようがスク水を着ようがストリングを着ようが結果は変わらないし」
提督「そっすね。…………そもそも誰が一番常識的な頭してて一般的なスタイルなんだろうな、こいつら」
- 81 : ◆5z7C0EoTrg [sage saga]:2020/02/22(土) 23:04:47.59 ID:rG7ZbVivO
-
ありがとうございました
- 82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/22(土) 23:15:33.20 ID:TFUrk6BD0
- 乙
- 83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/23(日) 12:03:25.04 ID:xz69KrRno
- 乙
- 84 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/23(日) 22:57:10.91 ID:4I2n/6KeO
-
< 本日のニュース >
愛宕「高雄が遂に大型自動車免許を取得致しました」
江風「えぇ……」
明石「本来なら普通免許の取得から三年以上必要なんですけどね」
愛宕「そこはほら、国家権力の使い所よ」
提督「何か文句でもあるって? 」
明石「や、私も結構その辺はお世話になってますし別に」
高雄「使うかは怪しいところですけどね。
……全員が取ってくれればジャンケンで運転したりもできるのですけれど」
- 85 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/23(日) 22:57:37.52 ID:4I2n/6KeO
-
< 生命の水という麻薬 >
江風「っても別に普通に運転すればよくない? 一回くらい飲まなくても別にいいだろ」
高雄「あのね……そもそも私も飲みたいわけですよ。
飲んだ後にわざわざ身体機能を異常励起してアルコールを消化するのも嫌ですし」
加賀「まったくね」
天城「江風さんって馬鹿なんでしたっけ」
瑞穂「これだからガキは」
江風「…………」
- 86 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/23(日) 22:58:38.86 ID:4I2n/6KeO
-
< ギリギリ迷惑ではない飲み方ってあるよね >
海風「そもそもいの一番に飲んだくれて他人に迷惑掛けるヒトの言うことじゃないよね」
江風「確かに」
海風「…………」
江風「テートクーぅ、ビール! 」
提督「お、おう……」
涼風「やれやれ……こんなんでも嫌われない辺りはまぁ、人格で得してんのかな、これ」
- 87 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/23(日) 23:03:10.30 ID:4I2n/6KeO
-
< 名より実と言えるだろうか >
山城「あれじゃない? あの人に拘泥わらないから緩衝材として」
龍田「そういうのはあるかもしれないわね」
Littorio「随分と微妙な話ですけれど……では逆に周りの目を気にしてあの人に関わるヒトいます? 」
山城「…………」
龍田「…………」
Littorio「…………」
愛宕「あはー……捨てちゃいけない部分なのかもしれないけど、そんなのどうでもいいところまできてるのよねぇ」
- 88 : ◆5z7C0EoTrg [sage saga]:2020/02/23(日) 23:03:36.96 ID:4I2n/6KeO
-
ありがとうございました
- 89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/23(日) 23:15:18.08 ID:y8MIAfFH0
- 乙
- 90 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/24(月) 22:11:33.03 ID:I1PzCZW1O
-
< 香喫味の素晴らしい奈落 >
提督「お前らはこんなことさせられたくなかったら反省してもう吸うんじゃねぇぞ」
龍田「あら、私は似合うじゃない? 」
涼風「あたいもまぁあたいを知ってるヒトなら違和感無いと思う」
山城「煙い。…………紫煙で煙る雀卓が見たいなんてほざいたのはどこの誰よ、まったく」
- 91 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/24(月) 22:15:32.74 ID:I1PzCZW1O
-
< 牌についても白煙の彼方 >
旗風「煙い……誰? あんな変なことさせたの」
松風「さぁ? あの四人ではないんだろうけど」
伊14「誰でもいーよそんなの……取り敢えずイヨは暫く逃げるね」
伊13「……同じく」
提督「あれ、なんか妙に調子良い……良くない? 」
山城「そうね。私は最悪だけど」
龍田「いっつもでしょ」
涼風「そんなものだよな、山城さん」
山城「あ、そう……本当に最悪ね、発案者は本当どうしてやろうかしら」
- 92 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/24(月) 22:17:04.22 ID:I1PzCZW1O
-
< 変種のサラダボウル >
江風「とか言いつつしっかりやってくれちゃう山城さンなのであった」
扶桑「あの子あれで大概の悪巫山戯には付き合ってあげるもの」
天城「山城さんの好みだとか許容範囲って割と変ですよね。
姉様みたいにおかしな広さとはまた違った感じ」
扶桑「ようは相手を見ているだけなのよ山城って。
自分が認めた相手なら許容範囲も広げるだけ」
涼風「つまり江風がヤらせてって言っても無理ってことだな」
江風「や、そもそも言わねぇよそンなこと……下手したらテートクまで巻き込まれに来るし」
- 93 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/24(月) 22:18:26.84 ID:I1PzCZW1O
-
< 饒舌なのは寝台の上で >
提督「あ、ぼくきみにはきょうみないんで」
山城「わたしも」
江風「なンだその棒読み。……実際山城さンってどうなの? エロいの? 」
加賀「私に訊かれても」
高雄「知りません」
明石「私も知りませんよ」
雲龍「そういえば無いわね」
扶桑「あのね……私の方を見ないでくれるかしら。
この人に訊くのが一番確実でしょう? どう考えても」
- 94 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/24(月) 22:19:50.73 ID:I1PzCZW1O
-
< “ まだ ” >
愛宕「そっかー。意外でもないけど山城ってあの人以外だと扶桑しか知らないのね」
加賀「扶桑は割とそうでもないのに」
扶桑「そんな私が誰とでも寝るふしだらな女みたいな」
涼月「言いたくありませんけどその通りなのでは? 」
扶桑「…………」
山城「恨めしそうな目で見られても……さすがにこれは私がまだまともなだけでは? 」
- 95 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/24(月) 22:24:25.54 ID:I1PzCZW1O
-
< 一人増えただけで >
Littorio「この人は置いておいて……雲龍が一番多いの? 」
雲龍「どうかしら。去年ぼんやり話したときは明石じゃないかって話だったけれど」
明石「どうですかね、まぁ、引き摺られていった経験は確かに多いですけど」
愛宕「私は扶桑も山城も無いわよ? 加賀さんも何回かしか無いし」
高雄「同じく」
Littorio「Littorioは天城と、という記憶は無いですね」
天城「天城もありませんよ。海風さんもありませんし」
海風「というか私は雲龍さんと愛宕さんしか無いですけど」
瑞穂「一体何の意味があるんですかそれ。
…………瑞穂と同衾した時点で雲龍さんの数が圧倒的でしょうし」
- 96 : ◆5z7C0EoTrg [sage saga]:2020/02/24(月) 22:24:52.80 ID:I1PzCZW1O
-
ありがとうございました
- 97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/24(月) 22:33:21.30 ID:ybDaqkYA0
- 乙
- 98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/25(火) 04:49:59.56 ID:+rMyXzX8o
- 乙
- 99 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/25(火) 22:51:06.53 ID:62sWcN7p0
-
< 気持ち悪いというよりは、恐い >
提督「君ら俺が女物詳し過ぎて気持ち悪いとか言うけど」
愛宕「割とその通りだと思うの」
高雄「全く知らないのもそれはそれで困るけれど」
提督「君らも男物相当詳しいだろう? それは良いわけ? 」
愛宕「? 何か悪いことあるの? 」
高雄「そんなこと言われても困ります」
提督「あ、そう……や、文句は無ぇし予想通りだけど理不尽じゃねぇかな」
- 100 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/25(火) 22:51:54.15 ID:62sWcN7p0
-
< 100の貌を持つ女 >
雲龍「今日って旧暦だとまだ二月二日なのよ」
提督「ほーん? 」
雲龍「つまりプレ猫の日として遊んでも許されるわけ」
提督「許さないやつはいないだろうがどう考えてもおかしいぞ」
雲龍「二十日後の三月十六日が真なる猫の日ね」
提督「あぁん? 」
雲龍「まぁでもこのルックスでにゃんにゃんにゃんとか言い続けるのも変だし」
提督「そうだな」
雲龍「今日は狐耳で待ってるから。尻尾プラグ付きよ? 」
提督「……は? 」
- 101 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/25(火) 22:53:03.95 ID:62sWcN7p0
-
< 不随意ハート >
雲龍「耳とプラグの色がどうにも合いそうもなかったから耳は自作なの」
提督「その努力と技術を是非戦闘に生かしていただきたいね」
雲龍「欲しいならあなたのもつくるけど? 」
提督「悍し過ぎるだろうその図。……お前の髪色に合わせたわけ? 」
雲龍「ええ。この髪色に合わせるのは中々苦労したわ」
提督「そっかぁ……」
雲龍「うん? 」
提督「や、お前と遊ぶのもいいけどな、どっちかというと天城に着けさせて遊んだ方が面白い気がして」
雲龍「む……いえ、でも確かにそれは…………あ、普通の毛色セットもあるわよ? 」
提督「マジ? 」
天城「! 」
伊14「んー? 」
天城「この怖気……今日はイヨさんたちの部屋に泊まっても構いませんか? 」
伊14「? いいですけど……いきなり前触れ無く青褪めるってどうやるの? 」
- 102 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/25(火) 22:53:51.96 ID:62sWcN7p0
-
< 多いって程でも >
瑞穂「ちょっとした噂として聞いたのですけれどね」
提督「うん? 」
瑞穂「兵学校というのは同性愛者の方が多いそうで」
提督「や……そこはまぁ若気の至りというか、捌け口が無さ過ぎるが故というか」
瑞穂「よくそこで理性が捻じ曲げられなかったですね」
愛宕「歪んだのは根性だけだったものね」
提督「んなこと言うなよ。……自分で言うのもなんだけどさ、
一応俺がいる空間で女に走った瑞穂に言われると妙に凄い気がしてくるな」
- 103 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/25(火) 22:54:53.85 ID:62sWcN7p0
-
< 本人が言うな、ってだけの話で >
雲龍「思ったこと無いの? 能代のヒモになって共依存したいとか」
加賀「あなたそれはさすがに阿賀野を馬鹿にし過
阿賀野「今と同じじゃんそれ」
雲龍「……」
加賀「……」
能代「まったくもって馬鹿にしていい存在ですね。……確かにまぁ、反論はしにくいけど」
- 104 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/25(火) 22:56:06.22 ID:62sWcN7p0
-
< さすがに呆れ >
阿賀野「阿賀野って結構いいヒモだと思うよ?
自分でお料理するし部屋綺麗だし一応は働いていないこともないし」
加賀「それはヒモと言えるの? 」
阿賀野「メンタリティ的にね。……なにより」
雲龍「? 」
阿賀野「飼うヒトの承認欲求と庇護欲は随分満たされると思う! 」
能代「…………」
赤城「……本当に“ 自分で言うな ”ってことばかり放言しますねあなた」
- 105 : ◆5z7C0EoTrg [sage saga]:2020/02/25(火) 22:56:34.30 ID:62sWcN7p0
-
ありがとうございました
- 106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/25(火) 23:24:09.18 ID:lqjNDa4q0
- 乙
- 107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/26(水) 20:42:00.75 ID:zJrEnThO0
- 1乙
- 108 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/26(水) 23:43:56.87 ID:lXSGugNK0
-
< ゲームとは何かという深淵へ >
提督「久々に思い付きました次に売れそうなソシャゲシリーズ」
漣「だっる……」
提督「いいから聞けよ。……色だ! 」
漣「はぁ」
提督「聞く気が無いにも程があるだろうお前」
漣「だってなんかもう一瞬で面白くなさそうだし売れなさそうなんですもん」
提督「待て待て待て、このカラーズカッコ仮称カッコとじはだな」
漣「へーい」
提督「単に色をモチーフにしただけで他は何もしない」
漣「……は? 」
- 109 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/26(水) 23:44:33.65 ID:lXSGugNK0
-
< まぁ、それでも無理矢理考えてみるならば >
提督「例えば青っていっても色んなイメージがあるだろう?
冷静やクール、繊細に開放感、信頼や栄光、男性的であったり清潔感、人によっては失望や落胆、寂しさを連想する」
漣「まぁ……」
提督「その数だけキャラに属性を振れるわけだが」
漣「んー……」
提督「色の無い世界ってのも陳腐っぽいし」
漣「……ええ」
提督「色が争うとかそれをお題目にした国家の争いもありきたりで子供っぽい」
漣「おお? 」
提督「…………どうだ? 」
漣「…………はぁ? 」
- 110 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/26(水) 23:45:54.85 ID:lXSGugNK0
-
< 楽しむ側の戯言 >
提督「どうもド素人にはこれが限界でな。
キャラデザの幅だとかキャラクリに楽しさを付加できそうな気はするんだが」
漣「ちょっとは期待したのにまったく……まぁ、勢力とかバトルとかはふわっとしたままだとして」
提督「あぁ」
漣「まずそれどこに課金要素あるんです。
キャラクリとか初期段階の衣装で金取ろうとしたら最初からユーザ着きませんよ」
提督「うーん……CVは無くてもいいから性格に幅持たせられればな。
ホームで喋らせたり性格グラフつくってみたり」
漣「確かに人間って他人に自分の内面明かしたいものっすからね。
SNSにあげたりゲーム内で顕示させるのは良い方向性かもですが」
提督「でさ、やっぱそれでいて競う部分が無いと駄目だと思うんだ。
ようは射幸心と優越感の二本柱が基本で真理なわけで」
漣「まぁ……」
提督「…………」
漣「…………」
提督「…………ゲーム製作者って凄いんだなぁ」
漣「そりゃそうでしょーけど……」
- 111 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/26(水) 23:46:48.35 ID:lXSGugNK0
-
< 話の脱線痕 >
漣「血液クレンジングのお陰で身体中を水素水が素早く巡って全身からマイナスイオンが放出されます!
更にあなたの誕生日と星座と血液型を総合して四月二十三日から始めれば効果抜群!
とかやれば結構儲けられる気がしますけど」
提督「実際儲けられそうだから困る。ゲームじゃねぇけどそれ」
漣「小出しにしていくのがポイントっすよね。最初は血液クレンジングですらない目玉置いて」
提督「引かれたらお仕舞いだもんな」
漣「そうそう。サクラ使って集団心理で買わせてもいいしなんなら叢雲ちゃんみたいなのに売らせてもいいし」
提督「買うなぁ」
叢雲「うん? 何か用? 」
提督「用って程の用でも……叢雲さ」
叢雲「? 」
提督「訪問販売員なんてやってみる気、無い? 」
叢雲「……は? 」
- 112 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/26(水) 23:48:25.78 ID:lXSGugNK0
-
< 短期なツンデレってのもそれなりに好きですよ? >
漣「叢雲ちゃんならアイドルとかっしょ。ゲームの話的にも」
提督「あぁ、話戻してくれんのか」
叢雲「あんたたち一体何の話をぶん投げてきてるわけ? 」
漣「叢雲ちゃんってキャラ性能高めだけど一点特化はできなさそうな感じですよね」
提督「刺さる部分が無いんだよな。どこでも使えるは使えるんだけど」
漣「キャラ愛が全てのキャラですなぁ……」
提督「あぁ……」
叢雲「…………酸素魚雷の味、おしえてほしいの? 」
- 113 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/26(水) 23:48:53.21 ID:lXSGugNK0
-
< 番外編 >
雲龍「訪問販売員……漢字五文字でエロい職業って凄いわね」
天城「……医療従事者、の手当が必要なのでは? 」
- 114 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/26(水) 23:49:55.78 ID:lXSGugNK0
-
< 文字にしろ映像にしろ >
雲龍「医療従事者もジャンル的には似たようなものね。少し広過ぎるけど、エロいわ」
天城「…………」
高雄「はぁ……宇宙飛行士だとか理学療法士だとかあると思いますけど」
阿賀野「歌舞伎役者とか言語聴覚士とか」
愛宕「皇宮護衛官とか舞台美術家とか」
山城「放射線技師だとか音響技術者だとか」
雲龍「なるほど。……考えようによっては全部エロいけどストーリーは難しいかもしれないわね」
扶桑「ストーリー……? 」
- 115 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/26(水) 23:50:35.48 ID:lXSGugNK0
-
< そもそも >
海風「医療従事者、なんて広汎な言葉が許されるならですね」
雲龍「? 」
海風「人間之男性、でもう全ていいのでは? 」
江風「てーか海軍之男性? 」
涼風「女衒兼軍人、でどーよ」
雲龍「なるほど」
提督「…………」
- 116 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/26(水) 23:53:42.95 ID:lXSGugNK0
-
< 好きだからこそ語り過ぎるのもな、なんて >
提督「てーかテキトーな例を出すにしても俺の誕生日にするのはやめろ」
漣「えー? だってあんな失礼な例出すんならご主人様の日が一番カド立たないし」
提督「シェイクスピアとかナボコフとか他にも色々いるだろうが」
漣「知りませんよそんなの。漣はその辺一個も読んだり観たりしてないし」
叢雲「無教養ね」
漣「んなわけ。取り敢えず女も男も不幸になる話ばっかなんでしょ? 」
叢雲「別にそういうわけじゃ……それなりに大体合ってるけど」
提督「まぁ、だからこそ人気というか語り継がれたというか」
漣「でしょ? 」
高雄「…………」
愛宕「演劇だとか好きだものね。いいのよ? 色々語りに行っても」
高雄「…………いえ」
- 117 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/26(水) 23:55:04.95 ID:lXSGugNK0
-
< こちらが終着駅で御座います >
提督「つーか龍田とかいるだろうがカド立たねぇの」
漣「思いっきり龍田さん本人がカドの塊ですけど」
龍田「うん? 別に気にしないわよそんなもの」
提督「ほらな? 」
漣「こういうこと言う龍田さんとご主人様と連んでる龍田さんなんて信用できないヒトのトップですし」
叢雲「二重に信用できない相手なわけね」
龍田「確かに」
提督「そりゃそうだ」
漣「ね? ……は? 」
- 118 : ◆5z7C0EoTrg [sage saga]:2020/02/26(水) 23:55:31.06 ID:lXSGugNK0
-
ありがとうございました
- 119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/26(水) 23:55:55.46 ID:01b3tU+a0
- 乙
- 120 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/27(木) 23:00:42.30 ID:HWgtzBHo0
-
< 舌舐めずりして去っていきました >
提督「実は俺って酒で寝落ちしたこと殆ど無いんだよな」
Littorio「そう? 」
提督「俺が寝落ちするときってのは過労なの。疲れて何もできないとき」
Littorio「そう言われるとそうな気もしますけれど」
愛宕「つまりヤった後寝落ちしないのはまだイけるからってことね? 」
提督「や、それは違……ちげーわ死ぬわ俺。なんなんだよ新手の殺し屋かなんか? 」
- 121 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/27(木) 23:01:25.59 ID:HWgtzBHo0
-
< 溜め込むタイプです >
満潮「…………………………………………」
浜風「あそこだけ妙な瘴気を漂わせていますね」
春雨「雲龍さんの鹿島さん襲撃事件以来まだ復帰できてないから」
浜風「ずっとあの死んだ目で鹿島さん追ってますけど」
春雨「遠回しに振られたのは兎も角として」
浜風「ええ」
春雨「鹿島さんに暴露てたのがショックだったみたいだよ」
浜風「恋心が? 」
春雨「恋心が」
浜風「まぁ……分からなくはないけど」
春雨「せめて姉妹には理由おしえるべきだよね」
浜風「ええ、満潮の姉妹なら特に気遣……は? まだ、おしえてないの? あの状態で? 」
- 122 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/27(木) 23:02:38.36 ID:HWgtzBHo0
-
< 寝入り前の煩悶まで >
春雨「案外とあれで女優みたいだよ?
性格悪い上官に目付けられたとか半分本当のことで誤魔化し切れてるみたい」
時雨「で、開き直ってあぁやって眺めているのさ」
浜風「タチの悪い……ストーカーや変質者の類いでは? 」
時雨「だよね」
春雨「しかも春雨たちには特に何にもないけどさ、ほら」
浜風「満潮があまり知らない相手が近付くと目付きが更に澱みますね」
時雨「他に好きなヒトがいるんです、なんて言われたら」
浜風「仕方無いのかもしれませんね」
春雨「うん。…………あとどれくらい経てばベッドで一人黒歴史とお話しできるかな? 」
- 123 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/27(木) 23:03:48.50 ID:HWgtzBHo0
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< ススワタリも裸足? で逃げ出す >
明石「加賀さんって今はどれくらい裏っぽいことから離れているんでしょうね」
高雄「はい? 」
明石「ほら、前の家にいたときは海岸に流れ着いたりしてたんでしょう? 」
高雄「戦傷だらけで流れ着いて寝て食べるだけの生活でしたね」
明石「__さんは曲がりなりにも高級将校ですし赤城さんは赤城さんなんで突っ込みたくもないですけど」
高雄「比較すると、と。確かに疑問というか推し量り難いところですね」
明石「ええ」
高雄「うぅん……明石さんは? 技術者という意味ではかなり危ないレベルでしょう? 」
明石「え? 私? 真っ黒ですよ、真っ黒。あははっ」
高雄「…………」
- 124 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/27(木) 23:05:35.23 ID:HWgtzBHo0
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< ハートショット >
高雄「まぁ、でも……明石さんがそうならつまりそういうことでは? 」
明石「そうなんでしょうけどねぇ。今でもかなりチャンネルは維持してるみたいですし」
高雄「誰とは言えませんけれど私の知っているヒトだと休眠状態の様な潜伏状態の様な方はいますね」
明石「なるほど? や、私と加賀さんって実は大本の悪い奴が同じグループというか人間でして」
高雄「そんなこと素面のときに流れで明かさないでください、困ります」
明石「まぁまぁ。今では殆どの指揮系統は通常というか__さんになってますし許してください」
高雄「はぁ。……蒼龍さんは要注意危険人物ですのでご注意くださいね。あきつ丸と同系統ですので」
明石「」
高雄「……」
明石「……」
高雄「……」
明石「…………しっぺ返し酷過ぎません? 」
- 125 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/27(木) 23:07:08.85 ID:HWgtzBHo0
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< 表が黒っぽいなら裏までは想像しないかなとか >
明石「あぁもうビックリした。どう反応しろっていうんです今の」
高雄「我が少将閣下らしいかと思いまして」
明石「そりゃあそれっぽいですけど……マジ? 」
高雄「さぁ? 冗談という可能性もありますよ? 蒼龍さんへの謂れ無き風評被害かも」
明石「そう思いたいところですねぇ……どうです? 」
提督「言うと思ってんのか俺が。仮に蒼龍が特務に所属していたとして俺に証拠は出せない」
明石「またまたー。ここで名前出すってことはそういうことでしょう? 」
提督「かもな。……高雄、休憩」
高雄「はい。蒼龍さんに襲撃された場合は呼んでくださいね」
提督「おう。蒼龍の話したいんならどーぞ」
明石「いってらー。……本当こういう話すればする程大淀がまともに見えてくるっておかしいと思うんだけどなぁ」
- 126 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/27(木) 23:08:28.60 ID:HWgtzBHo0
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< 傑作中の傑作だと思います >
山城「暇ね」
提督「俺は単に休憩中なだけでまだ裁決事項山積みなんだが。
高雄と明石は面倒くせぇ話目の前で始めやがるし」
山城「知ったことじゃないわ」
提督「だろうね」
山城「…………フゥ」
提督「エロい煙の吐き方。……本でも読む? 」
山城「普段から読まないわけでもないけれど……そうね、何かあるの? 」
提督「フ-……待っとけ、持ってくる」
山城「…………」
扶桑「『動物農場』……? 」
江風「江風はそんな本知らねーけどさ、どう考えても自分の女に貸すような本じゃねーのは分かるよ、うン」
- 127 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/27(木) 23:09:32.23 ID:HWgtzBHo0
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< 割と読みやすい本なんですけどね >
龍田「相変わらず本の趣味だけはいいわねあの人」
Littorio「もうこの一言だけで評価が決定しますよね。
龍田がこう言いあの人が選んだっていう状況では」
龍田「あらぁ〜、あれって世界的にも評価されてるのよ? 」
Littorio「Littorioも読んだことありますから知っていますよ。中々良いですよね」
龍田「そうね〜。……ん? 私も持ってるわよ? 」
伊13「遠慮して、おきます……」
伊14「……絶対読まないよね。読んだヒトと人が悉くダメな方向にしか行ってないし」
- 128 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/27(木) 23:18:37.55 ID:HWgtzBHo0
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< 閑散とした食堂にてぼんやりと >
浜風「噂で聞いたんですけど」
満潮「どうせ時雨とか春雨とかその辺でしょう? 何? 」
浜風「どこかの士官に目を付けられたってどういう? 」
満潮「あぁ、この前佐世保から来た変なのに睨まれてるのよ」
浜風「また暴言でも吐いたの? 」
満潮「また、ってあんたね……信頼できない上官への言葉くらい弁えてるわよ」
浜風「本当に? 」
満潮「馬鹿にしないでもらえるかしらね。……所謂ところの改二化を済ませたじゃない、この前」
浜風「ええ」
満潮「それを主導してた将校と対立してるのよ、あいつ」
浜風「へぇ? 」
満潮「それがどう捻じ曲がっているのか知らないけど私にもとばっちり。つまんない話ね」
浜風「そう、ですね……うぅん、思ったより面倒な」
満潮「ええ。……あんたこそ思ったより良い子ね」
浜風「はい? 」
満潮「ずっと時雨たちと連んでたからもっと深いところ突っ込んでくるのかと思ったわ。
……この前雲龍さんが来たときも一緒にいたし」
浜風「失礼な。……さすがに時雨たちと同列扱いは満潮が侮辱しているのでは? 」
- 129 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/02/27(木) 23:19:26.16 ID:HWgtzBHo0
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< 他方その頃海でも眺め >
時雨「鹿島さんもさ、変に人間と僕たちの関係に介入しない方がいいよね」
あきつ丸「そうでありますね。満潮の更迭的異動を言葉と根回しだけで撤回させたのは少し見直したが」
時雨「それで惚れられてちゃあ世話無いけどねぇ……」
- 130 : ◆5z7C0EoTrg [sage saga]:2020/02/27(木) 23:19:52.92 ID:HWgtzBHo0
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ありがとうございました
- 131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/27(木) 23:32:52.99 ID:pR6bINjZ0
- 乙 正規空母にまともなのはいないんかね...
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