【とある】ノウリョクロンパ〜異能の学園と別条の相補性〜

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67 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/08(土) 16:55:48.68 ID:PQCmFI3R0

脳筋「そこの男!…筋肉が足りんぞ!!」

「今度は何だよ…」

 突如現れた男が、よく分からないことを言ってきた。

 筋肉が足りない?

──パワー系かよ。

脳筋「そんな軟弱じゃ、いつ殺されてもおかしくない! だからこそ、俺と訓練だ!」

「待て待て……まだ俺はお前について何も知らねぇ。筋肉つけろってなら、名前と能力教えろ。……ちなみに俺は垣根だ。」

脳筋「そういえば言ってなかったな、垣根!! 俺は削板軍覇!! 超筋肉級の超筋肉だ!」
68 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/08(土) 16:56:45.78 ID:PQCmFI3R0

超高校級の筋肉 削板軍覇


 超筋肉級の超筋肉…?

 絹旗よりも何言ってるか分からないぞ、この男。

「超筋肉って何だよ?」

削板「筋肉だ!」

「……」

 会話不成立。

 こいつと話すのは無理な気がする。いや間違いなく無理だ。

 かなりの脳筋野郎じゃないか。

削板「垣根!…筋肉を鍛えるぞ!」

「……あ、後でな」
69 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/08(土) 17:20:05.58 ID:PQCmFI3R0

カチューシャ「……一通り話し終わったかい?」

「誰だお前は…」

 削板の陰からカチューシャの目立つ黒髪の女が現われた。

カチューシャ「私は雲川芹亜。…君は垣根帝督」

「!……なぜ知ってる?」

 こいつまさか読心能力者か?

カチューシャ「残念だけど、心を読まれたと思っているなら、その予想は間違っているけど。私は心理定規から聞いただけ…」

 だとしても、こっちの考えをナチュラルに推測するだけの力がコイツにはある……。

 用心したほうが良いのかもしれない。

「一々聞いてるのかよ…」

カチューシャ「いや、それは会話してる時に小耳に挟んだだけだよ」

「そうか…」

カチューシャ「そういえば君の能力は何だい…?」

「俺は分からねぇ……能力についての記憶がないんだ。…いや他もぐちゃぐちゃではあるんだけどな」

カチューシャ「!!……それは奇遇ね」

「…奇遇?」

カチューシャ「実は、私も自分についての能力が分からなかったところだよ……私以外にも、そんな人間がいるとは思わなかった」

70 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/08(土) 17:21:08.77 ID:PQCmFI3R0

超高校級の??? 雲川芹亜


 能力不明のやつが、自分以外にいるとはな。

「お前も記憶が定まらないのか…?」

雲川「おそらくだけど……たぶん君と似た感覚だと思うわ」

「そうか……お互い不幸だな」

雲川「いや、そんなことはないわ……。案外、能力を持っている方が悲惨な結果になるかもしれない……と私は思うけど」

「……て、言うのは?」

雲川「それについては後で話しましょう……今はゆっくり休みたいから」

「そうだな…」

 コイツは何か只者ならない雰囲気を醸し出している気がする。
71 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/08(土) 17:21:44.54 ID:PQCmFI3R0

「これで全員か……?」

三下「おっと、俺を忘れてるぞ!」

「お前は……」

三下「俺の名は浜面仕上、よろしくな!」

「浜面三下?」

三下「そうそう俺は浜面三下で……って、おい! 全然違うだろ!」

「超高校級のノリツッコミか……」

三下「いや、違うからな? 能力じゃねぇだろ、それ」

「『原石』ならありうる」

三下「そんなレアものはゴメンだ……お前、名前は?」

「垣根帝督だ……」

三下「垣根か。俺は浜面仕上、よろしくな!」

「何回言うんだよ」

三下「いや、忘れそうだから……ちょっと強調しとこうかな、と」

「ふーん……能力は?」

三下「俺は機械操作能力者だ…」

72 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/08(土) 17:26:21.15 ID:PQCmFI3R0

超高校級の機械操作能力者


 機械操作か。

 確かにそっち系に強そうな顔してる。

「楽しそうな能力だな…」

三下「ここでは全く使い物にならないけどな……まぁ、元から知識はあるから、あんまり関係ないけど」

「へぇ、じゃあこの実験場はお前に有利なんじゃねぇの?」

三下「有利って……俺は殺しなんかしたくねーよ」

「というよりかは、精神的に出来なそうだが…」

三下「そ、そんなことないっての! 俺はやる時はやれる男だぜ!……あ、殺しはしないけどな」

(絶対ビビリだ……)
73 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/08(土) 17:33:57.02 ID:PQCmFI3R0

心理定規「削板軍覇の能力は“強靭な肉体を持つ”」

心理定規「雲川芹亜の能力は……分からないわね」

心理定規「浜面仕上の能力は“逆方向から扉を開け、通ることができる”」

心理定規「……以上よ。これで全員分ね、あとはまとめるだけ」

「仕事お疲れさん……いくら万能でも上条と俺と雲川の能力は分からないんだな」

心理定規「分からないってことが分かったのってデカいと思わない?」

「ああ、大分な…」

心理定規「なら、よかった……」
74 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/08(土) 17:44:42.18 ID:PQCmFI3R0

 しかし、これで全員との会話が終わった。長かった気がするが、これからのコロシアイ生活を考えれば大したものじゃないのかもしれない。

 その後は吹寄の意見により、今日は疲れを休めて、また明日の朝八時にここの中央エリアに集まるようにした。

 吹寄は完全に発言力を確保したみたいだ。

 この建物はかなり広くかったが、手元の電子手帳を見れば自分の帰るべき場所が簡単に分かった。それに中央エリアから全ての区間に繋がっているようで、すぐに自分の部屋に帰ることができた。

 部屋は素朴だったが、家具やアメニティは高そうなものばかりだった。

 シャワールームに、洗面所、トイレ、全てきちんとあるし、きちんと作動した。

 部屋の中には勉強机が隅にあり、机の上を指でなぞったが、埃は指にまったくつかない。

 きちんと掃除が行き届いてる証拠だった。

 机の上には、やや大きめのデスクトップのパソコンが置いてある。

(使えるのか……?)

 そんな疑問が浮かんだが、今は身体を休めることにした。

 布団の中に入り、天井を見上げる。

──コロシアイ、能力、記憶、シロ、クロ、クロマク。

 そして、自分の能力についてのこと。

 今は何も分からないが、俺はこんな不条理な場所で死んでやるつもりなんかない。

 ゲコクマだか、なんだか知らないが、コロシアイなんて馬鹿げてる。

 そんなことを考えながら、いつの間にか眠りについた。
75 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/08(土) 17:45:56.41 ID:PQCmFI3R0
やっと全員終わったー

要望などあれば可能な範囲で応えます

というわけで、どろん
76 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/08(土) 17:46:37.88 ID:PQCmFI3R0

『プロローグ』終了
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/02/08(土) 17:48:21.45 ID:s+9wT6g+0
女キャラはなるべく殺さないでほしい
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/08(土) 17:50:38.04 ID:TDvjTelU0

鯖缶好きな美少女がいないってわけよ
79 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/08(土) 21:11:06.60 ID:PQCmFI3R0

Chapter1 機械仕掛けの研究施設 (非)日常編


 目覚めが悪い……。

 俺は早起き苦手なはずじゃないが……。

 すぐに原因に気付いた。

 窓がない。いや正確には、窓らしき部分はあるが、外の景色など見えない。

 そのため日差しを浴びることはない。それが眠りを深くさせてるのだろう。

 こういう環境に身を置いてはじめて、日の光のありがたさを知る。

「行くか…」

 時刻は七時五十分。悪くない時間ではあった。
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/08(土) 21:50:02.42 ID:UXtASOnd0
なんか強い能力者は死にそうだな
特に食蜂。あと心理もポジション的に早めに死ぬかも知れない
81 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/08(土) 21:53:52.65 ID:PQCmFI3R0

〜中央エリア〜


吹寄「……集まったみたいね」

 ……どうやら俺で最後だったみたいだ。

 皆で中央の机を囲むように立つ。

吹寄「色々、皆で話していきましょうか……私からは最後に話すとして、何かある人いない?」

浜面「ちょっと意見というか質問みたいなものなんだが……コロシアイなんて本当に起きるのか?」

心理定規「…というと?」

浜面「いやさ……周りの奴等殺したって何も得るもんなくないか? 人殺して得られるのが外に出ることだぞ。無理して外に出る必要なんてなくないか…?」

吹寄「それは私も思う……だが、皆がそう一枚岩にいくとは思えない。…どうしても外に出たい、元の世界に出たいという人もいると思うわ」

浜面「……そうなのか?」

「少なくとも一方通行のやつは足並み揃える気ねぇよ」

浜面「一方通行…」 

一方通行「慣れ合いなんざする気はねェんだよ……プライドの問題だ」

吹寄「ね……。私達はお互いのことを知らなすぎる。だからこそ交流は絶やさない方がいい。少なくとも……自室に一人で籠もってるよりはマシだと思うわ」

吹寄「最後に言おうとしてたことと被ってるから、そのまま喋るけど……私から一つ提案があるわ」

上条「提案…?」

吹寄「そう……毎朝八時にここに集まりましょう、っていうね。何か新しい発見や知識があるかもしれないじゃない? だから、この場で共有がてら交流を深めましょうよ、っていうね」

絹旗「超良いと思います!」

青髪「可愛い子と合法的に喋れるなんて最高のイベントじゃないですかー」

誉望「良いっすね!」
82 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/08(土) 22:06:05.40 ID:PQCmFI3R0
一方通行「……」

吹寄「賛成ありがとう……ただ一つ注意点があってね。別にこれはみんなに強制しないわ……だから一方通行、あなたも不満はないはずよ」

一方通行「そうかァ……なら構わねェ。オレは自分の気分で動く。気が向いたら行ってやるよ」

吹寄「ならオーケーね。……他に何かある人いるかしら?」

心理定規「私から良い?」

吹寄「もちろん」

心理定規「皆も知ってる通り、私の能力は“能力を見る能力”……ということでね、皆の能力をまとめたんだけど、これを配布していいかしら?」

雲川「配布するのが賢明だろう……隠しておきたい派とて、他の能力者について知ることができるメリットがある」

土御門「その方が良いにゃー」

滝壺「……良いと思う」

雲川「ただ一つはっきりとさせておかなきゃいけない点がある。……それは『そのリスト』の信憑性だ」

心理定規「!」

一方通行「丁度、オレも考えていたとこだ…」
83 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/08(土) 22:21:14.38 ID:PQCmFI3R0

「……なるほどな」

浜面「つまり、どういうことなんだ!」

「あいつらが言いたいのは、心理定規は能力を確かめることができるが、心理定規の能力を確かめることができるやつは誰もいないってことだ……だから、嘘を混ぜることもできるし、心理定規の能力自体がそもそも違う可能性がある」

誉望「だとしても、嘘つかれた側は自分の能力分かってるんすから、見破れないっすか?」

雲川「一般的にはな……だが、仮に心理定規がクロマクで嘘をつかれた側が潜在的クロだった場合はどうなる?」 

青髪「そんな非現実的な…」

結標「他にも可能性はあるわ……例えばだけど、共犯のクロだった場合とかね。いずれにせよ、心理定規については疑惑は払拭したほうが良いでしょうね」

吹寄「せっかく、そうやって自分の知ったことを共有しようとしてくれてるのに悪いけど……私も心理定規の立ち位置について明確にしておくべきだと思うわ」

心理定規「確かにそうね……だとしたら、少し私も考えがあるんだけど、これを見てくれない?」

 心理定規はテーブルの上に紙を置いた。
84 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/08(土) 22:57:57.64 ID:PQCmFI3R0
心理定規の御手製リスト


超高校級の??? 垣根帝督
『不明』

超高校級の精神能力者 心理定規
『対象の能力を見ることができる。また回数制限のある能力の使用回数を見ることができる。発動には近くにいる必要がある』

超高校級の念動力者 誉望万化
『一日に二回まで透明になれる』

超高校級の解析能力者 一方通行
『あらゆる仕掛けを解析し、解除することができる』

超高校級の再生能力者 土御門元春
『死んだ時、一度だけ蘇ることができる』

超高校級の空間転移能力者 結標淡希
『自分以外のテレポートができる。二人まで飛ばせる。飛ばされる人物が一度行ったエリアのみ。具体的にテレポート場所を指定することはできない』

超高校級の変身者 海原光貴
『直前の死者の見た目、体格、声に変化することができる。三回のみ』

超高校級の電子使い 麦野沈利
『扉を電子の阻害により開かなくすることができる。両側から開かなくなる。一日三回のみ』

超高校級の窒素使い 絹旗最愛
『薄い窒素を常時纏う。また付随して重いものを持てるようになる』
85 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/08(土) 22:58:29.95 ID:PQCmFI3R0
超高校級の追跡者 滝壺理后
『指定の人物が何処にいるか分かる。一日三回のみ』

超高校級の外れ者(?) 上条当麻
『能力を打ち消す右手を持っているらしい(?)』

超高校級の模倣者 青髪ピアス
『一度だけ直前の死人の能力を模倣する。発動するまで、誰が死んでいるか分からない』

超高校級の命令者 吹寄制理
『人物に抵抗不可の命令をすることができる。この命令は具体的でなければ効果をなさない。また声が聞こえていなければ効果はない。二回まで使用可』

超高校級の電気使い 御坂美琴
『電気を供給or流すことができる。この電気は別の用途としても使用可能。またこの能力を使うと体力も消費される』

超高校級の精神能力者 食蜂操祈
『指定の人物がクロマクかそうでないか分かる。一日一回のみ。またコロシアイ生活、初日は使用不可。発動には近くにいる必要がある』

超高校級の筋肉 削板軍覇
『一般人の何十倍もの強靭な肉体を持つ』

超高校級の??? 雲川芹亜
『不明』

超高校級の機械操作能力者 浜面仕上
『逆方向から扉を開け、通ることができる。また解放済の小部屋に簡易的なロックをかけることができる(外側から)』
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/08(土) 23:01:13.41 ID:g6OpvUdC0
みんな大幅に弱体化してるんだな
87 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/08(土) 23:14:22.48 ID:PQCmFI3R0

 そこには十八人の人物の名前、才能、詳細が書かれていた。

心理定規「これがさっき言っていたリストなんだけど、食蜂さんの能力を見てちょうだい…」

海原「『指定の人物がクロマクかそうでないか分かる。一日一回のみ。またコロシアイ生活、初日は使用不可。発動には近くにいる必要がある』……ですか」

心理定規「そう。この能力を使って私がクロマクかそうでないか、それを見てもらえれば多少は払拭できないかしら?……もちろん、それでも私と食蜂さんが手を組んでるとか、どっちも嘘をついてるとか、そういう可能性はあるけど……指針が何もない以上、それが1番マシな選択じゃない?」

「確かにな……それに仮にどちらも嘘だった場合でも、片方が嘘と分かれば、もう片方も嘘と分かる」

雲川「それに食蜂は心理定規よりも先に私と話していた。その時、話していた能力像といまリストに書いてある能力像のギャップは小さい。二人が話し合って、手を組んでる可能性は著しく低い。食蜂が心理定規に能力を使えば、かなり信憑性が生まれると思う」

食蜂「私が心理定規さんに能力使えば良いのぉ?」

吹寄「ああ、お願いしたい……みんなも異論はないよね?」

 全員が何も言わなかった。

食蜂「使うゾ☆……結果は……心理定規さんはクロマクではないわぁ」
88 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/08(土) 23:33:19.96 ID:PQCmFI3R0

御坂「良かった! 心理定規さんがクロマクだったらどうしようもないからね」

削板「おお! 心理定規は漢だな!」

心理定規「漢かどうかは分からないけど、これでとりあえず一段落ね……」

吹寄「よし……他何かないかしら?」

青髪「……ちょい質問良いですかー?」

吹寄「どうぞ」

青髪「心理定規ちゃんに質問なんやけど、上条くんの能力のところの(?)は何なん?」

心理定規「それは……彼の能力を見ることは出来なかったんだけど、垣根や雲川さんと違って、本人が能力を知っているらしいわ。だから、そこに書いてあるのは彼が言っていたことをそのまま書いただけ」

上条「ついでに付け加えると…不幸だ」

青髪「ふーん……なんかそれ怪しない? いや心理定規ちゃんの言ってることは本当なんやろうけど、上条くんは能力偽ることできるしなぁ」

「なら試してみりゃ良いんじゃねぇか? 適当に誰かに能力使ってもらって、効果があれば上条の能力は真に迫るだろうよ」

麦野「そうね」

土御門「実験だにゃー」

吹寄「誰にやってもらいましょうか」

御坂「なら私でどう? ちょっと疲れるけど回数制限とかないし、打ち消したの分かりやすいだろうし」

吹寄「じゃあ、御坂さんお願い」
89 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/08(土) 23:44:50.11 ID:PQCmFI3R0
>>77 死人は、ほぼ決まってるんですよね。

とりあえずここまで。どろん
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/09(日) 00:40:39.55 ID:SQH3UZLe0
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/09(日) 06:38:04.01 ID:aqeAxWLV0
実はみんなクラスメイトだったのかみんなただの実験台でこんなゲームやらされているかそれとも元はただの一般人か……
どれもありえるから怖い
92 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/09(日) 10:06:48.31 ID:LyfsNiQg0
御坂「流れなくなったわね…」

 御坂は能力を発動し、彼女の手の周りがバチバチと電気を浴びていた。

 だが上条が手に触れた瞬間、それらは消えたように見えた。

上条「どうだ?」

雲川「不自然に消えた……上条の証言は真と見て良いかもしれないな。あと少し試したいことがあるんだがいいか?」

吹寄「何かしら?」

雲川「心理定規の能力が通じない理由はおそらく、その右手が理由なんだろう。……となると、当然の推論として滝壺の能力や食蜂の能力も効かない可能性が高い」

「そうだな…」

雲川「滝壺。お前の能力を使って上条が何処にいるか見てくれないか?」
93 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/09(日) 10:31:55.54 ID:LyfsNiQg0
滝壺「分かった……追跡開始。上条当麻の居場所は……Not found」

雲川「やはりか…」

「心理定規。滝壺の能力回数は減っているか?」

心理定規「ええ、きちんと三回から二回に減ってるわ」

海原「となると、上条さんの能力は、彼の証言と間違っていないようですね。もちろん、彼が言っていること以外のものを隠してる可能性はありますけど」

上条「上条さんは不幸なだけで……何もないですよ」

吹寄「だそうよ、青髪くん。何かまだある?」

青髪「いや大丈夫やで……上条くんは疑って悪かったなー、ごめんやで」

上条「いや気にしてないぜ」

食蜂「そういえばなんだけど皆さんはご飯食べたのぉ?」

吹寄「いや食べてない人の方が多いと思うわ」

誉望「でも、さすがにお腹空いたっすね!」

吹寄「なら朝食にしましょうか……料理は自分達で作らないといけないみたいし、ね」

一方通行「……オレの部屋の近くに店みたいなのあったぞ」

吹寄「ああ、そうなの。まぁ、どちらにせよ今は作って食べましょう?」

一方通行「まぁ、今日くらいはいい……しかし、誰が作るんだァ?」

吹寄「それは……私が作ろう。…後は誰かできる人はいるかしら?」

結標「私はできるわよ」

滝壺「私も……」

吹寄「よし、じゃあ朝食にしましょうか……」
94 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/09(日) 18:05:36.84 ID:LyfsNiQg0

 それからは朝食を食べ、各自の部屋に戻った。心なしか他の奴らは昨日よりも元気そうだった。

 吹寄の方針で、その後は施設内を各自で見て回るようことに決まった。

(まずはマップを見てみるか……)

 電子生徒手帳を取り出す。

 この施設のマップは以下のようだった。

 七つのエリアがあり、中央エリアを囲むように六つのエリアがある。時計回りにエリア1、エリア2、エリア3……といった具合にだ。

 外側の六つはエリアとエリアの間に細長い通路がある。中央エリアはディナー会場もしくは議論場のようになっており、他のエリアは様々な特色があった。

 中央以外の六つのエリアには小部屋がたくさんある。例えば先程一方通行が言っていた売店なども小部屋の一つだ。

 エリアとエリアを繋ぐ通路部分の外側に生徒達の部屋がある。

 俺の部屋はエリア6とエリア1を繋ぐ部分の通路にある。

 そして、マップの横に注意書きでこう書かれていた。

『この施設は時計回りの一方通行。逆方向に進むことは原則出来ません』

(厄介なシステムだな……)

 つまり、俺が横にあるエリア6に行くには、エリア1、エリア2、エリア3と回って行くしかないらしい。各エリアには中央エリアに繋がるドアがあるが、エリア1から中央エリアに入り、中央エリアからエリア2に行くことはできない。

 何故かというと学生証で認識が行われるようで、エリア6〜1の生徒はエリア1からしか中央エリアに入れない、といった具合に入れる箇所が決まってるらしい。

 マップの確認は終えた。この施設を見てみよう。部屋の扉を開けた。
95 : ◆ocnT.96ZZU [saga]:2020/02/09(日) 18:06:28.32 ID:LyfsNiQg0

本当ならマップ作りたかったんだけど……この説明でマップの構造や仕組みを理解できますか?
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/09(日) 19:40:39.78 ID:SQH3UZLe0
(^p^)個人部屋の位置がわかりません
中央からみて一番外側に位置してて、エリアとエリア間に個人部屋が3つあって、隣り合ってるのでせうか
97 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/09(日) 19:57:43.06 ID:LyfsNiQg0
http://dotup.org/uploda/dotup.org2058898.png
98 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/09(日) 19:58:31.22 ID:LyfsNiQg0
画像あげるのなんてはじめて。見れるかな?orこれでわかるかな?
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/09(日) 20:09:39.13 ID:SQH3UZLe0
(^o^)完全に理解しました
エリア1〜6の丸がない構造をイメージしてました
100 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/09(日) 20:45:30.30 ID:LyfsNiQg0
マップ作成する前に作ったやつだから合うように修正。

超高校級の??? 垣根帝督
『不明』

超高校級の精神能力者 心理定規
『対象の能力を見ることができる。また回数制限のある能力の使用回数を見ることができる。発動には近くにいる必要がある』

超高校級の念動力者 誉望万化
『一日に二回まで透明になれる』

超高校級の解析能力者 一方通行
『あらゆる仕掛けを解析し、解除することができる』

超高校級の再生能力者 土御門元春
『死んだ時、一度だけ蘇ることができる』

超高校級の空間転移能力者 結標淡希
『自分以外のテレポートができる。二人まで飛ばせる。飛ばされる人物が一度行ったエリアのみ。具体的にテレポート場所を指定することはできない』

超高校級の変身者 海原光貴
『直前の死者の見た目、体格、声に変化することができる。三回のみ』

超高校級の電子使い 麦野沈利
『扉を電子の阻害により開かなくすることができる。両側から開かなくなる。一日三回のみ』

超高校級の窒素使い 絹旗最愛
『薄い窒素を常時纏う。また付随して重いものを持てるようになる』
101 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/09(日) 20:46:49.35 ID:LyfsNiQg0
超高校級の追跡者 滝壺理后
『指定の人物が何処にいるか分かる。一日三回のみ』

超高校級の外れ者(?) 上条当麻
『能力を打ち消す右手を持っているらしい(?)』

超高校級の模倣者 青髪ピアス
『一度だけ直前の死人の能力を模倣する。発動するまで、誰が死んでいるか分からない』

超高校級の命令者 吹寄制理
『人物に抵抗不可の命令をすることができる。この命令は具体的でなければ効果をなさない。また声が聞こえていなければ効果はない。二回まで使用可』

超高校級の電気使い 御坂美琴
『電気を供給or流すことができる。この電気は別の用途としても使用可能。またこの能力を使うと体力も消費される』

超高校級の精神能力者 食蜂操祈
『指定の人物がクロマクかそうでないか分かる。一日一回のみ。またコロシアイ生活、初日は使用不可。発動には近くにいる必要がある』

超高校級の筋肉 削板軍覇
『一般人の何十倍もの強靭な肉体を持つ』

超高校級の??? 雲川芹亜
『不明』

超高校級の機械操作能力者 浜面仕上
『原則通れない扉を開け、通ることができる。また解放済の小部屋に簡易的なロックをかけることができる(外側から)』
102 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/09(日) 20:48:03.72 ID:LyfsNiQg0
浜面の部分のみ修正
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/09(日) 21:43:19.50 ID:Es+6wAec0
メジャハさん最近本名判明したのに心理定規表記なのはなんか意図してのわざと?
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/09(日) 21:48:54.71 ID:SQH3UZLe0
(^p^)質問れす
@一方通行は麦野の能力を解除できますか?
A一方通行は浜面みたいに扉を開けられますか?
B誉望は服や持ち物を透明にできますか?
C結標は能力を何度も使用できますか?
D麦野が封鎖した扉は1日中開かなくなりますか?
E絹旗の窒素装甲はどれくらいの力で突破できますか?
F青ピが得た能力は保持したままになりますか? 上条の右手で能力を失いますか?
G浜面の簡易ロックとは何ですか?
105 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/09(日) 22:08:35.35 ID:LyfsNiQg0

〜エリア6からエリア1までの通路〜


 ここには生徒の部屋が三つ。

 6に近い方から浜面、結標、俺の部屋の順になっている。

 ここには俺達の部屋以外には扉しかない。そして6に繋がる方は先程の注意書きの通り、びくともしなかった。

 エリア1に近い方の扉は、横のスイッチのようなものを押すと勝手に開いた。

 通路一つをとっても近未来的だ。

 俺はエリア1に向かった。
106 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/09(日) 22:22:03.44 ID:LyfsNiQg0
こういう質問って答えるか悩む

当たり障りのないところ最低限答えます。

一方通行は基本的に誰かの能力に対して何か出来ることはない。
心理定規は単純に名前に馴染みがなさすぎて、誰?ってなる人がいないように。
麦野の扉封じは効果時間あり。ミスって書き忘れたので後で加筆。
青ピは模倣した後は、ずっとその能力。その後、右手で触れられたら消える→無能力者になる
基本的に制限とか書いてない限りは何回でも使える。
誉望は、そうじゃないと服だけまぬけに見えることになってしまう。

以上
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/09(日) 22:27:38.15 ID:aqeAxWLV0
気になったんですけど、特定のキャラの交流とかそういうの話?
安価は完全にない?
108 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/09(日) 22:37:02.22 ID:LyfsNiQg0
>>107 ちょうど安価とるタイミングなう。普通にありますよー


〜エリア1〜


(エリア1……まぁ、昨日通ったけどな)

 だが改めてこのエリアを見渡すと広い。恐らくだが野球のスタジアムくらいの大きさはある。

 このエリアの中にはちょっとした小部屋や施設などがある。ここも色々あるように見える。

 昨日は気付かなかったが、この部屋は……というよりエリア全体には窓があるようだ。

 触ってみると開けることはできないものの、確かに窓だった。だが空は見えない、天井のようなものに覆われている。全てのエリアを東京ドームのような建物が内包している。

 真反対のエリア4以外のエリアを窓から視界にいれることができた。

 下を見るとかなりの高さがあることが分かる。

──どうやら、ここから外に出ることはできないみたいだ。

 エリア1の探索に戻ろう。

 このエリアには浜面と結標がいるみたいだ。
109 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/09(日) 22:38:26.36 ID:LyfsNiQg0

選択肢

1、結標に話しかける

2、浜面に話しかける 

下2でコンマの高いほう
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/09(日) 22:44:45.18 ID:SQH3UZLe0
2
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/09(日) 23:48:06.45 ID:SQH3UZLe0
並行世界スレと同じく安価下で連取り2回までの制度でいい気がする
安価下
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/10(月) 00:13:13.55 ID:DSRwhGvIO
1
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/10(月) 00:17:11.93 ID:kQW7VEXk0
1
114 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/10(月) 10:28:13.85 ID:iSg6rMLr0

「なぁ、露出女」

 結標に声をかけることにした。こいつの方が浜面より、頭が回る気がする。

結標「露出女!?」

 結標は急に自分の服装を気にしたが如く、身体を手で隠した。

「気になるなら最初から服着ろよ」

結標「これは……色々と訳有なのよ」

「訳有?」

結標「ええ…海より深い、ね」

 直感だが、多分大した理由じゃないだろう。あるいは本当に露出狂なのかもしれない。

「俺もエリアを回っているわけだが……何かここにはあったか?」

結標「まぁまぁ、あったわよ……ただ一部は入れないように鍵がかかっているわ」

「へぇ……じゃあ、少し探索してくるわ」

結標「なら私もついていきましょう……二度目に見たら新しい発見があるかもしれないからね」

「そうか」

 結標が後ろから付いてきた。
115 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/10(月) 11:54:15.42 ID:iSg6rMLr0

結標「このエリアには四つの小部屋があるわ。他にはそうね……パソコンというか、液晶パネルみたいなのが中央エリア側にあって……逆側に謎のボックス型の置物があるわね」

「へぇ……部屋は入れるのか?」

結標「二箇所はね……他二つは入れないわ」

「そうか。空いてるのはどれだ?」

結標「目の前の二つよ」

 結標が示した方を見ると、『トレーニングルーム』と『結標淡希の能力開発室』といった風に液晶パネルは光っていた。

「能力開発室……? しかも結標、お前のものみたいじゃねぇか」

結標「どうやらそうみたいね」

 俺は先に気になった結標の開発室の扉を開けた──というより、ここの扉は自動で開いた。

 中を見ると、そこには研究机と様々な書物が入った本棚があった。

 机の上はきちんと整理されている。紙やペンはもちろん、いくつもの懐中電灯が何故か置いてある。しかも、普通の懐中電灯じゃない。というより、これは警棒なんじゃないか?

 本棚には『空間転移』について書かれた本がたくさんあった。結標なら分かるのかもしれないが、俺にとっては全く分からない。

「難しそうな本ばかりだな……」

結標「そうね……私にとってもかなり難しい者ばかりだったわ」

「そりゃ分からないわけだわ……」

 とりあえず、この部屋を見るのはこの辺にしておこう。
116 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/10(月) 13:31:57.74 ID:iSg6rMLr0
超高校級の??? 垣根帝督
『不明』

超高校級の精神能力者 心理定規
『対象の能力を見ることができる。また回数制限のある能力の使用回数を見ることができる。発動には近くにいる必要がある』

超高校級の念動力者 誉望万化
『一日に二回まで透明になれる』

超高校級の解析能力者 一方通行
『あらゆる仕掛けを解析し、解除することができる。一日一回のみ』

超高校級の再生能力者 土御門元春
『死んだ時、一度だけ蘇ることができる』

超高校級の空間転移能力者 結標淡希
『自分以外のテレポートができる。二人まで飛ばせる。飛ばされる人物が一度行ったエリアのみ。具体的にテレポート場所を指定することはできない』

超高校級の変身者 海原光貴
『直前の死者の見た目、体格、声に変化することができる。三回のみ』

超高校級の電子使い 麦野沈利
『扉を電子の阻害により開かなくすることができる。(効果は10分間) 両側から開かなくなる。一日三回のみ』

超高校級の窒素使い 絹旗最愛
『薄い窒素を常時纏う。また付随して重いものを持てるようになる』
117 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/10(月) 13:32:28.64 ID:iSg6rMLr0
一方と麦野修正
118 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/10(月) 13:39:51.23 ID:iSg6rMLr0

 トレーニングルームは一般的なものだった。ダンベルやバーベル、ランニングマシーンなどがあった。

 削板のバカなら気に入るだろう。

 特に目ぼしいものもなかったため、部屋を出た。

「で、後は液晶パネルと謎の箱か?」

結標「そうね」

 液晶パネルは画面がついてなかった。スイッチらしき部分を押すがつかない。コードが後ろから伸びており、壁の電源装置に?がっている。

 また液晶パネルの横には固定電話の受話器らしきものがついている。

──何でここだけアナログっぽいんだ…?

 その次は、謎のボックスを見た。90cmくらいはある金属製の箱だ。上部には蓋らしき部分があった。そこにはこう書かれている。

『この仕掛けは、二者の能力者の証により、開くパンドラの箱。この箱の中には特殊な凶器が入っている』

「凶器…?」

結標「さっきは気づかなかったけど、横にカードリーダーみたいなものがあるわね。……もしかすると学生証を通せ……ということかしら?」

 結標の言うとおり、先程の文の両脇にカードリーダーらしき部分があった。

「まぁ、開けるわけねぇよな」

結標「当然ね…」

「大体、ここは見たか……じゃ、俺は次のエリアに行く。……お前は?」

結標「私はもう少しここにいるわ」

「あいよ、じゃあな」

 結標とは、そこで別れた。
119 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/10(月) 13:42:00.34 ID:iSg6rMLr0

 エリア1からエリア2までの通路には特に何もなかった。部屋は近い順から吹寄、土御門、絹旗だ。

 エリア2への扉を開ける。
120 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/10(月) 13:45:53.71 ID:iSg6rMLr0

 エリア2に入ると、また同じような部屋の構造が俺を迎え入れた。

 小部屋に、謎のボックス、液晶パネルと先程見たものがたくさんある。

 この部屋には吹寄、土御門、絹旗がいるみたいだ。

 誰に話しかけるか。


選択肢

1、吹寄

2、土御門

3、絹旗

下2まででコンマ高いほう
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/10(月) 13:54:50.93 ID:opcxt7aX0
3
能力がいまいちわからないし、見せてもらったほうがいいだろう
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/10(月) 14:14:51.28 ID:69fhNVT3O
3
123 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/10(月) 16:10:02.33 ID:iSg6rMLr0

「オイ、お前」

絹旗「お前じゃないですよ! 超絹旗です!」

「じゃあ超絹旗…。俺は今このエリアにはじめてきたとこだが…ここには何かあったか?」

絹旗「ここのエリアは、4つの小部屋と変な箱と液晶があります。小部屋は一つしか空いてないです」

「どれだ…?」

 そう聞くと、超絹旗はひとつの部屋を指指した。

「これは……『電気室』?」

 部屋名を表す液晶パネルにはそう書かれていた。

「お前は中を見たのか?」

絹旗「超見ましたね」

「ふーん」

 俺はその部屋に入った。先程と同じように自動ドアが開く。

 中には様々なよく分からない機械があった。

 中央エリアだとか、エリア1だとか書かれているのが分かる。その下にはレバーがいくつもある。

絹旗「このレバーおろすと、電気切れるんですかね?」

 そう言いながら絹旗がレバーを掴んだ。少し違和感があったような気がした。

「分からんが……たぶんそうだろうな。下ろすなよ? フリじゃねぇぞ」

絹旗「超分かってますよ」

 絹旗はレバーを離した。

──ん?

「お前もしかして能力発動してるか?」

 そう考えたのもレバーに触れる手が直接触れてないように見えたからだ。

 確かこいつは窒素を纏うとかだったよな?

絹旗「あー、超分かりますか?……まぁ、というよりはこれが普通の状態なんですよね。ですから私の場合は意図的に能力を切るって感じなんです。じゃないと、シャワーとか浴びれませんからね」

「なるほどな。全身を薄い空気──もとい窒素が覆っているわけか」

絹旗「ですね」

 そんに話をしながら部屋を出た。
124 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/10(月) 16:25:15.74 ID:iSg6rMLr0

 他の三つの部屋は開いてないみたいだ。部屋名すら表示されていない。

 あとは液晶パネルと箱だが、パネルの方は先程と同じだった。

 ボックスの方は先程とは色が違う気がする。

 また上部の蓋の部分に文字が書いてある。

『この仕掛けは、二者の能力者の証により、開くパンドラの箱。この箱の中には一度のみ能力を一定時間無効化する装置が入っている。』 

──能力を一定時間無効化?

絹旗「変なものもありますね…」

「困ったもんだな…」

 この部屋はこれだけみたいだ。次に向かおう。
125 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/10(月) 16:28:08.02 ID:iSg6rMLr0

 次はエリア2からエリア3の道を通った。

 ここは順に海原、御坂、誉望の部屋がある。

 他にはやはり何もない。あるのは前と後ろに扉だけ。そして、後ろの扉はこちら側から開かない。

 さて、次のエリア3に行こう。
126 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/10(月) 16:31:24.55 ID:iSg6rMLr0

 エリア3に到着した。

 やはり四隅に部屋が四つあり、またパネルとボックスがある。

──ここも同じか。

 と、考えると残りの3エリアも同じなんだろう。

 ここには海原、御坂、誉望がいるようだ。

 誰かに話しかけてみよう。



 選択肢

1、海原

2、御坂

3、誉望


下2まででコンマの高いほう
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/10(月) 17:15:57.48 ID:69fhNVT3O
2
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/02/10(月) 17:17:00.75 ID:IQ/jxmlpO
3
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/10(月) 17:40:25.02 ID:kQW7VEXk0
3
130 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/10(月) 17:43:15.13 ID:iSg6rMLr0

誉望「あ、垣根さんじゃないっすか。ここの探索っすか?」

「おう」

 誰かに話しかけようとする前に、誉望に話しかけられた。

──こいつもこいつでよく分からない格好をしてるな。中身はまともそうだから良いが。

「ここについて軽く教えてくれ…」

誉望「ここは特に何もないんすよね……部屋は四つあるんすけど、開いてるとこ一つしかないっす」

「そうか……」

 誉望に案内してもらい、その部屋の前に行った。『化学室』と書かれている。

 やたらと変な薬品があるが、詳しく見てる時間はなさそうだ。

 目についたものだけ見ることにする。

──硫酸、青酸カリ、クラーレ、ムッシモール。ろくなものがない。

 危険なものばかりだから、あんまりここには人を入らせたくはないな。

誉望「こういう薬品とかって怖いっすよね。これを考えちゃうと、食事とかも怖いっす」

 確かに食事に毒を混入させられたら、たまったものではない。その点も考える必要がある。

 色々考えながら、外へ出た。
131 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/10(月) 18:35:44.42 ID:njbLeJnD0

 パネルはやはり他の部屋と違いはなかったが、ボックスの方は違ったことが書かれていた。

『この仕掛けは、二者の能力者の証により開く、パンドラの箱。この箱の中には何かがつまっている。ただし二人以上の死者がいない限り、開くことはできない。仮に開けることができても爆発する』

誉望「何かってなんなんすかね?」

「分からん……ただ一つ言えるのは、俺達がこれを開ける日が来た時は、殺人が起こってるってことだな」

誉望「それは困ったっすね」

 このエリアは他に目ぼしいものはない。次に行こう。

 ゴーグルとその場で別れた。
132 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/10(月) 18:39:08.98 ID:njbLeJnD0

 エリア3から4の通路も、特にこれといった特徴はない。

 生徒の部屋は食蜂、一方通行、麦野の順だ。どうやら男、女、男……といった順になっているようだ。

 調べるものはここにはない。次の部屋に進もう。
133 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/10(月) 18:41:57.68 ID:njbLeJnD0

 エリア4もやはり他と変わらない。何度も見たからか、部屋の研究施設感にも大分慣れた。

 ただ売店らしきものが目についた。あれが一方通行が言っていたやつか。

 この部屋には食蜂、一方通行、麦野がいる。

 誰かに話しかけてみよう。



選択肢

1、食蜂

2、一方通行

3、麦野


下2まででコンマの高いほう
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/10(月) 18:55:00.03 ID:m5qeGsq1O
1
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/10(月) 19:01:51.21 ID:kQW7VEXk0
1
136 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/11(火) 01:12:55.02 ID:fY/CQ4kg0

「なぁ、しいた──食蜂」

食蜂「あら垣根さん。今、何か言いかけなかったぁ?」

「いや気にするな……それより、このエリアの目ぼしいところあったら教えて欲しいんだが」

食蜂「…ここは売店と麦野さんの能力開発室?…があるわぁ」

「売店ねぇ……見てみるか」

食蜂「あ、奢ってくれるの?」

「言ってねぇ……ていうか、金なんてないが…」

食蜂「専用の通貨があるみたいよぉ。あと食料品は無料みたい」

「そうなのか…」

 とりあえず売店を見てみよう。
137 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/11(火) 01:33:18.20 ID:R45/vW3/0

ゲコクマ「いらっしゃいませー!」

「テメェが店員なのかよ…」

 店に入るなり、不細工面の人形が現れた。

ゲコクマ「そう! ボクは研究室長にして、この店の店長でもあるのです!」

「知らねぇ…」

 ゲコクマを無視して中を見て回る。

 売店というよりかは、百円ショップだった。

「ん…?」

 変な機械が目にとまった。

 何だこれは? 大きいガチャガチャ?

ゲコクマ「うぷぷ……さすがは垣根くん! これが気になっちゃったんだねぇ」

 ゲコクマは笑い(?)ながら、そう言った。

「説明しろ…」

ゲコクマ「これはゲコゲコマシーン! 中には色々なものが入ってて、ゲコクマメダルを使えば引けるよ!」

「ゲコクマメダル……それがこの国での通貨ってことか」

ゲコクマ「ゲコクマメダルは色々な場所に隠れてるからがんばって見つけてみてねー!……と、言いたいところなんですが、初回だから二枚プレゼントしてあげる!」

 そう言って、半ば無理やりゲコクマが、センスのないメダルを渡してきた。

──悪いものではなさげだし、引いてみるか。
138 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/11(火) 01:42:38.79 ID:R45/vW3/0
封入率
1〜5 浜面
6〜10 結標
11〜15 吹寄
16〜20 土御門
21〜25 絹旗
26〜30 海原
31〜35 御坂
36〜40 誉望
41〜45 食蜂
46〜50 一方通行
51〜55 麦野
56〜60 削板
61〜65 滝壺
66〜70 上条
71〜75 心理定規
76〜80 青髪
81〜85 雲川
86〜95 レアアイテム
96〜00 特殊イベントアイテム
139 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/11(火) 01:43:13.44 ID:R45/vW3/0
↓2までのコンマでゲコゲコマシーンの結果
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 01:55:41.50 ID:1PM05beG0
潜影蛇手
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 01:59:15.94 ID:J7luwRlHO
何が出るかな
142 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/11(火) 02:30:05.16 ID:R45/vW3/0
一方通行にあげると喜ぶアイテム

↓で良さげなもの
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 04:26:02.99 ID:1PM05beG0
道路標識シールブック
144 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/11(火) 12:40:55.66 ID:R45/vW3/0
レアアイテム表
浜面(高級スパナ)
結標(美少年の写真)
吹寄(正露丸)
土御門(月刊いもうとパラダイス)
絹旗(超サイヤ人伝説)
海原(怪人二十面相)
御坂(ゲコ太のぬいぐるみ)
誉望(金属探知機)
食蜂(洗脳装置)
一方通行(ウォーキング・デッド)
麦野(小顔ローラー)
削板(俺より強いやつに会いに行くTシャツ)
滝壺(遠隔感受アンテナ)
上条(幸運のお守り)
心理定規(アドラー心理学)
青髪(世界の美男・美女リスト)
雲川(すべてがFになる)

誰向けのものが出たか
↓2まででコンマの高いほう
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 13:14:44.11 ID:mn/BIXBEO
心理定規
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 13:18:22.47 ID:i84hS3lTO
ふっきー
147 : ◆ocnT.96ZZU [saga]:2020/02/11(火) 14:27:36.57 ID:p5VlNCgW0
ゾロ目どうするか書いてなかったけど、このスレではこちらが指定した時意外は何もなしでお願いします。
148 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/11(火) 22:08:45.60 ID:R45/vW3/0

「あ…?」

 ゲコゲコマシーンなるガチャガチャを回すと、出てきたのは奇妙なものだった。

──正露丸と道路標識のシールブック。

「これどうやって使えってんだよ」

ゲコクマ「誰かにあげると仲良くなれるかも!」

──あげるだと? これあげて喜ぶやついるのか?

 とりあえずポケットにしまった。

ゲコクマ「お買い上げありがとうございましたー」

 気が向いたら、また来てみよう。
149 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/11(火) 22:17:58.13 ID:R45/vW3/0

 次は麦野の能力開発室に入った。電子や電磁、そこから派生して量子についてまで書かれた本が大量にあった。

 部屋自体にこれといった特徴はない。

 だが辺りによく分からない部品や光学系の材料があった。

 知識のある人間なら、色々作れるかもしれない。

食蜂「こういう系は全く分からないわぁ……垣根さんは分かるの?」

「少しだけ分かる…」

 食蜂は感心してるのかしてないのか、よく分からない顔で、そうなのぉ、と言って、また辺りをきょろきょろと見回した。

 この部屋はこんなものだろう。

 俺は部屋の外に出た。
150 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/11(火) 22:54:01.15 ID:R45/vW3/0

「で、ここには……」

 次は、謎のボックスに書かれている文字を読む。やはり書かれていることは他と違う。

『この仕掛けは、二者の能力者の証により開くパンドラの箱。この箱の中には極上のアイテムがはいっている。』

食蜂「極上のアイテムねぇ……何が入ってるのかしらぁ」

「ろくなものじゃねぇと思うが……」

 何にせよ、これでこの部屋は全て見回った。後は二つのエリアだけだ。

 食蜂とここで別れ、次の部屋に向かう。
151 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/11(火) 23:12:57.58 ID:R45/vW3/0

 エリア4からエリア5への通路にも何もない。

 生徒の部屋のみが新しい情報だ。削板、御坂、上条の順に部屋が並んでいる。

 それだけ確認して、次の部屋に向かう。
152 : ◆ocnT.96ZZU [saga]:2020/02/11(火) 23:19:54.07 ID:R45/vW3/0

 エリア5に到着する。

 ここまで来るのに大分歩いた。一周しようとするとならば大分体力を使うかもしれない。

 ここには削板、御坂、上条がいる。

 誰かに話しかけてみよう。



選択肢

1、削板

2、御坂

3、上条

↓2まででコンマの高いほう
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 23:21:36.78 ID:1PM05beG0
2
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 23:23:20.51 ID:J7luwRlHO
1
155 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/11(火) 23:56:57.98 ID:R45/vW3/0

「なぁ、御坂」

御坂「あ、垣根さん。さっきぶりね……探索?」

「そうだ……ここは何があったよ?」

御坂「ここの空いてる部屋は『削板さんの能力開発室』と図書室ね」

「あの筋肉バカのか……」

 横目で脳筋の方を見ると、削板はスクワットをしていた。

御坂「でも、あそこまでストイックなのは凄くない?……ちょっとバカかもしれないけど」

「まぁな……良い意味でバカってやつだ」

 御坂に案内され、削板の能力開発室に入った。

 そこには本の類はほとんどなかった。あるのはプロテインだの、筋肉を増強させるサプリなどだ。

 机の上には、一枚の紙がある。

『削板軍覇
パンチ力1t
100m走5秒
 力の制御に苦労している様子』

御坂「これ、削板さんの身体能力かしら?……だとしたら、相当凄いけど」

「脳筋ってコイツのためにある言葉なんじゃないか?」

御坂「そうかもね……」

 そんな雑談を話しながら、部屋を出た。
156 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/12(水) 00:11:08.06 ID:56erwoQu0

 図書室は本が大量にあって見てる余裕はなかったから、後回しにした。

 謎のボックスを見て、次の部屋に行こう。

御坂「これ、何なのかしら…」

「さぁな…」

 文字を見る。

『この仕掛けは、二者の能力者の証により開くパンドラの箱。この箱の中には全ての扉を一時停止させるボタンがはいっている。』

「……こりゃ、本当にろくなもんじゃねぇな。悪用される前提の品じゃねぇか」

 だからこそ尚更開けるべきじゃない。触らぬ神に祟りなし、だ。

 このエリアは大分見終わった気がする。次に進もう。
 
 御坂とそこで別れた。
157 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/12(水) 00:15:06.43 ID:56erwoQu0

 エリア5からエリア6の通路は他と変わら──

──ん?

 違う。

 ここは他と違う。

 部屋が四つある。

 心理定規、青髪、雲川と並んで、その次にもう一部屋ある。

 部屋名はない。

──ここについては他三人に聞いてみるか。

 エリア6に進む。
158 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/12(水) 00:18:45.23 ID:56erwoQu0

 エリア6も同じだった。

 一つくらい違った配置があるかと思ったが、全て部屋の構造は同じだった。

──まぁ、そっちの方が分かりやすくていいか。

 ここには心理定規、青髪、雲川がいる。

 誰に話しかけよう。



選択肢

1、心理

2、青髪

3、雲川


↓2まででコンマ高いほう
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/12(水) 00:28:22.27 ID:l00GUOG70
心理
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/12(水) 00:28:50.06 ID:PbVTtwiM0
1
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/12(水) 00:40:17.27 ID:l00GUOG70
滝壺の個室がなくて御坂の個室が二つある
162 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/12(水) 00:43:10.60 ID:56erwoQu0
ミスった… 

エリア2から3の方

海原、滝壺、誉望で
163 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/12(水) 00:55:51.15 ID:56erwoQu0

「おい」

心理定規「…何かしら」

「お前らの部屋がある通路に、よく分からねぇ部屋があったが、ありゃ何だ?」

心理定規「さぁ……私も知らないわ。仲見たけど、普通の部屋って感じ。空き部屋じゃない?」

「そうか……」

 空き部屋か。

 まぁ、実際使われてないなら、そうなんだろう。

「話は変わるが、このエリアには何かあったか?」

心理定規「特に……小部屋が4つあるけど、どこも空いてないわ」

「どこも空いてないってのは新しいな……あと、箱はどうなってる?」

心理定規「あの金属のやつのことかしら?……それなら何も書いてないわよ」

 心理定規の言う通り、パンドラの箱が云々と書いてある部分に何も書かれていなかった。

 どうやらこの部屋は本当に何もないらしい。

 心理定規と別れ、自分の部屋の通路に戻る。
164 : ◆GN1D/gFl9g [saga]:2020/02/12(水) 01:03:08.51 ID:56erwoQu0

(あと、きちんと見ていないのは中央エリアだけか……)

 探索はほぼ終わった。中央エリアのみ、ろくに調べていない。あそこでしたのは話し合いだけで、見る時間はなかった。

 一見ディナー会場のようだったが、何かあるだろうか?

 俺はエリア1に入り、再び中央エリアに向かった。



↓1 中央エリアに居た人物一人(心理、御坂、絹旗、結標、誉望、食蜂以外)
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/12(水) 01:09:43.45 ID:PbVTtwiM0
ここでふっきーと書いたらアイテム渡せる?
無理なら安価↓
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/12(水) 01:10:04.64 ID:l00GUOG70
一方
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