他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
BBS2ch
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報VIP
更新
検索
全部
最新50
【とある】ノウリョクロンパ〜異能の学園と別条の相補性〜
Check
Tweet
302 :
◆GN1D/gFl9g
[saga]:2020/02/20(木) 17:18:31.39 ID:u08FuBmY0
「結標……体調は大丈夫か?」
結標「ええ、私は軽症だったからね」
「それなら、詳しい話を聞かせてくれないか? 倒れる前の状況とか…」
結標「いいわよ。…えっと、まず何から話そうかしら……。そうねぇ、私と麦野で食後に散歩してたんだけど……エリア5の前で、急に麦野が唸り声出してね。何が起きたのか振替ってみると、腕から血を垂らしてて……正面から見た分には何も異変なかったけどね。で、麦野は誰かにやられたって言うから、私達怖くなってエリア5に逃げたのよ」
「なるほどな。…で、その後、麦野が能力使って扉を塞いだってわけか」
結標「そうね。姫神秋沙のこともあるし、流石に扉を塞いどけば入ってこれないだろうって。……で、その後、すぐに私は気を失ったと思う」
「もう少し詳しく頼む」
結標「えっと、その後に武器になりそうなものを探したのよ。確か麦野の能力は10分だったわよね? だから、その間に武器を集めて、戦う準備をね。麦野と私は削板の能力開発室に入ったわ、図書室には何もなさそうだしね」
「ふむ…」
結標「で、私達はそこであるものを見つけたのよ」
「あるもの?」
結標「ええ。それは黒い服よ……。しかも脱いですぐっぽい奴。……多分だけど麦野は驚いてたと思うわ。私も驚いたし、怖かったわよ。……もしかしたらこの部屋に誰かいるのかもってね。そしたら気のせいかロッカーが動いた気がしたのよ。で、それを調べようとしたら気を失ったわ」
「どうやって気を失った?」
結標「何かで殴られたのかしら?……強い衝撃を受けたのは覚えているわ……。その後、すぐに麦野の悲鳴が聞こえて……意識を失ったわ」
「首を締められたんじゃないのか?……」
結標「この首の傷?……それなら知らないわね」
「どういうことだ……」
結標「首締めて止めを刺そうとしたのかしら?……多分だけど」
「そうか……。分かった、お陰で色々知れたぜ」
結標「いえいえ、お安いご用よ」
303 :
◆GN1D/gFl9g
[saga]:2020/02/20(木) 17:19:20.18 ID:u08FuBmY0
コトダマ
『気絶の理由』
『麦野の唸り声』
『結標の証言』
『結標の証言(1)』
『黒い服』
『動いたロッカー』
を手に入れた!
304 :
◆GN1D/gFl9g
[saga]:2020/02/20(木) 17:20:32.26 ID:u08FuBmY0
「食蜂、俺と絹旗が他の部屋に行ってるときはどうだったんだ?」
食蜂「どうだったって?」
「不思議なことや、怪しいこととかだ」
食蜂「あ!……そういえば怪しい人がいたわぁ」
「怪しい人…?」
食蜂「ええ。だいたいの人がエリア4の方から来たんだけど、二人だけ別の場所から来たわぁ」
「二人?……誰と誰だ?」
食蜂「土御門さんと雲川さんよぉ……。土御門さんは削板さんの能力開発室から。雲川さんは図書室から出てきたわ」
「そうか……分かった」
コトダマ
『食蜂の証言』
を手に入れた!
305 :
◆GN1D/gFl9g
[saga]:2020/02/23(日) 13:22:57.17 ID:v67AdGYa0
「吹寄、少し聞きたいことがある」
吹寄「何かしら…?」
「お前の今日の行動を教えてくれないか?」
吹寄「私は昨日と同じく見回りをしたわ。…ただ包丁を探すのに色々部屋回ってたけど……何周もしたけど結局見つからなかったわね」
「朝の会議の後、ずっとやってたのか?」
吹寄「そうね。途中から絹旗さんが着いて着てくれたわ」
「そうか。…そういや、黒服がどうとか言ってたが、あれは何なんだ?」
吹寄「私と絹旗さんで見回りしてる最中に変な黒服がこっちを見てるのに気付いてね。思いの外、すばしっこくて逃しちゃったけど…」
「黒服って……この施設の中でそんな格好したらバレそうだが…。そいつの大きさはどれくらいだった?」
吹寄「うーん、一瞬だったから分からないけど、少なくとも絹旗さんや御坂さんよりは間違いなく大きいわ」
「なるほど。ちなみにそいつを見たのはどこだ?」
吹寄「エリア1よ。…あなたとエリア3で会う少し前ね」
「そうか…」
コトダマ
『黒服について』
『吹寄の行動』
『黒服発見場所』
を入手した!
306 :
◆GN1D/gFl9g
[saga]:2020/02/23(日) 13:34:01.90 ID:v67AdGYa0
誉望「はぁ…、なんか暑くないっすか」
「なに…?」
言われてみれば確かに暑い。汗もかなりかいてる気がする。
こんな暑いってことは…
「……なるほどな」
エリアの端を見ると、暖房がついていることが分かった。
「オイ、誉望。…お前はここに居たわけだが、浜面の死体を発見した後に、エアコンつけたやつはいるか?」
誉望「え、エアコンついてるんすか?……うーん、目立った行動してる人はいなかったんで、多分いないっすよ」
「そうか…」
コトダマ
『暖房』を手に入れた!
307 :
◆GN1D/gFl9g
[saga]:2020/02/26(水) 01:52:06.07 ID:7a7d/Sg+0
「…削板の能力開発室を見るか」
食蜂「結標さんの言ってた通り、麦野さんのものらしき血が続いてるわねぇ」
足元にはまばらに血が続いている。血の量はあまり多くない。
削板の能力開発室に入ると、そこには一方通行と御坂が居た。
目立つものは机の上にある黒いローブ、床の血、開けっ放しのロッカーだ。
「オイ、お前ら…。最初から、この部屋はこの状態か?」
御坂「ええ」
一方通行「そうだ…」
308 :
◆GN1D/gFl9g
[saga]:2020/02/26(水) 01:52:49.28 ID:7a7d/Sg+0
「そうか…」
まずは黒ローブを見る。だが調べても手がかりはない。
床の血は先程と同じようにまばらに散っている。
そして、ロッカーの中には、何かが落ちていた。
「これは……」
御坂「それは…恐らくカメラよ」
御坂が後ろから覗き込みながら、そう言った。
食蜂「カメラ…?」
そんなものがあるとは思わなかった。いや、これが手に入るとすれば…。
「売店か…?」
御坂「そうかもしれない…。あそこはわりと何でもあるから…」
だとしても、このカメラの中身は何だ?
まさか風景を撮ってる能天気がいるってわけじゃないだろう。
カメラを拾い上げ、調べる。
「……電源つかねぇな。こりゃ、ぶっ壊れてやがる。それも強い衝撃か何かで…」
食蜂「地に接していた部分に傷や凹みがあるから、これは多分落下による故障じゃないかしらぁ?」
「中を見る方法はねぇのか?」
一方通行「SDカードぐらいささってんだろォ? そいつがあれば部屋のパソコンで見れるだろ」
「部屋に戻ってる時間はあるのか?」
一方通行「だったら、売店でカメラをまた買えば良い。……そうだなァ、オレが買っとくからテメェがSDカードは管理しておけ」
「は…?」
一方通行がそんなことを言うとは思わず、素で驚く。
一方通行「そんな驚くことはねェだろォ…。オレは慣れ合うつもりはねェし、オマエらの味方じゃねェが、今回の事件は色々分からないことが多い。……ただ、それが知りたいだけだ」
「そうか…。そういうやつだよな、お前は…」
逆に安心した。
改心したなんて言われた日には、どう反応して良いか分からなかったから。
309 :
◆GN1D/gFl9g
[saga]:2020/02/26(水) 02:23:36.90 ID:7a7d/Sg+0
一方通行と御坂は部屋を出ていった。一方通行は売店に向かったみたいで、御坂はその付き添いにいったらしい。
「まだ調べるところがあるな…」
食蜂「床に怪しいものが落ちてるわね…」
先程から、その存在に気付いてはいたが、カメラに気を取られ、後回しにしていた。
そこにあったのは、見覚えのある品。
黒く長い武器のようで、それでいて電灯のような物品。
──これは結標の能力開発室にあった警棒懐中電灯だ。
食蜂「先にほんの少し血が付いてるわぁ…」
「結標はこれで殴られたんだろう…」
食蜂「そうねぇ…」
175.85 KB
Speed:0.1
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
新着レスを表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
書き込み後にスレをトップに移動しません
特殊変換を無効
本文を赤くします
本文を蒼くします
本文をピンクにします
本文を緑にします
本文を紫にします
256ビットSSL暗号化送信っぽいです
最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!
(http://fsmから始まる
ひらめアップローダ
からの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)
スポンサードリンク
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)