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【禁書安価】垣根「はじめましてだな、一方通行」一方「誰だオマエ…?」
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1 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/04(火) 13:03:51.98 ID:enAw4Fkl0
4スレ目
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1580789031
2 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/04(火) 14:10:15.60 ID:enAw4Fkl0
前スレ
【禁書安価】垣根「終わりの日と」エイワス「始まりの日」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1579063428/
3 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/04(火) 14:11:45.99 ID:enAw4Fkl0
色々まとめ
・暗部を作ろうとした垣根がひょんなことから平和に暮らすことになる他キャラとのゆるい日常、原作介入するとシリアス
・メルヘン要素、ギャグキャラ要素ほぼ無し
・たぶんR15? エログロ多少あるかも
・時系列は禁書1巻andとある科学の未元物質以前
・安価や流れによってはシリアスあり(特に一方通行、アレイスター関連)、また恋愛要素ありらしい?
・完全、ご都合主義あんど独自設定あんどキャラ崩壊有り
・口調忘れてる部分あったら指摘してください
4 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/04(火) 14:12:20.63 ID:enAw4Fkl0
ルールみたいなもの
・コンマとるときは数値高いの取るのは前提ですが、ゾロ目優先。
・ゾロ目適用できないときは、こっちでボーナス勝手に付与してます。
・キャラは注釈ない場合、キャラリストからのみ
・その他、明示してないもの等たくさんありますが、聞いてもらえれば答えられると思います。
5 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/04(火) 14:19:03.46 ID:enAw4Fkl0
登場人物
垣根帝督
学園都市第ニ位。記憶喪失と共に能力がまともに使えない。善人でも、悪人でもない。精神的に成熟してない普通の学生レベル。漫画の知識などは不思議と消えてない。
杠林檎
暗闇の五月計画被験者。料理にのめり込んでる、二日に一回のペースで変なものが出てくる。
黒夜海鳥
暗闇の五月計画被験者。性格がねじ曲がっている、喜ぶべき行動が分かり辛い気難しい性格。
初春飾利
控えめな変態。暗部と風紀委員の二足のわらじ。有能なハッカーとして活躍する。
佐天涙子
無能力者。退院済み
6 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/04(火) 14:27:08.30 ID:enAw4Fkl0
オルソラ=アクィナス
独善的な善人。布教のために学園都市に滞在中、料理が上手い。
木山春生
研究者。脱ぎ癖は控えめに落ち着いてる。賢そうにアホっぽいことを言ってくるきらいがある。
神裂火織
垣根のせいで義妹扱いされている。流されやすいし、テクノロジーに疎い。先日、土御門のパソコンを破壊した。
布束砥信
空から落下系のジト目ヒロイン。天才研究者であるためか、ズレてる部分がある。ネット文化やアニメに詳しい。
7 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/04(火) 14:36:04.09 ID:enAw4Fkl0
清ヶ太郎丸
何だかんだ垣根と接する機会が多い人。一見分からないが大量のコスプレ衣装を持ち歩いている。
御坂美琴
ゲコ太厨。心理定規経由で二体目のレアゲコ太を手に入れる。本人曰く「超能力者になったときの四倍嬉しい」、とのこと。
御坂妹
御坂美琴のクローン。猫好きだがだいたい威嚇されている。たまに語尾を忘れる。
アレイスター
統括理事長。最近はストレスフリー。プランも順調に進んでいる。このまま順調に進めば、彼のプランは達成するだろう。
エイワス
狂気の天使にして黒幕。嫌がらせに定評がある。魔神レベルの力を、ちまちま使って自分の悦を満たしている。何を考えて、何をしようとしているかは、アレイスターも知らない。
8 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/04(火) 14:36:57.74 ID:enAw4Fkl0
一応こっちも
【禁書安価】エイワス「並行世界の可能性か…」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1580510410/
9 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/04(火) 14:40:37.87 ID:enAw4Fkl0
4スレまでSS書いたことことないのでこんな長くなったのは想定外です。
ロシア編まで書いたとしたら、ヤバいことになりそうだから、悩み中…
10 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/04(火) 14:54:51.87 ID:enAw4Fkl0
神裂「でしたら、これについて教えて欲しいのですが…」
垣根「掃除機か」
神裂「箒のようなものだとは理解してますが、使い方がさっぱり…」
垣根「よし、分かった。教えてやるよ」
神裂「ありがとうございます」
垣根「まずな…コード、この紐みたいなやつのことな……これをコンセントに刺す。ま、さすがにここは大丈夫か」
垣根「で、次に掃除したい場所に掃除機の先を置いてスイッチ……ここの部分な、ここを押すことで電源が入る」
垣根「あそこの床にちょうどゴミがあるから……あれを吸い取ってみるぞ」
カチッ
神裂「おぉ…! 一瞬で消えましたね!」
垣根「……っとこんな感じだな。どうよ、そんなに難しくはないだろ? ていうか、むしろ簡単だろう?」
神裂「はい!」
垣根「よし…じゃあちょっと使ってみろ」
神裂「分かりました」
神裂が掃除機を使った結果
↓2まででコンマの高いほう
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/02/04(火) 15:08:43.43 ID:bAGoq7YmO
なぜかゴミが逆流し始める
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/02/04(火) 15:15:50.02 ID:AsnirH37O
キレイになるのかと思い水回りも吸おうとする
13 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/04(火) 15:31:23.56 ID:enAw4Fkl0
神裂「おぉ!……すごいですね! 埃が一瞬で消えていk」
バンッ
神裂「あれ…?」
垣根(なんだ今の音…)
垣根「おい、何したよ…」
神裂「いえ何もしてないですよ……もう一度スイッチをいれて」カチッ
ゴォォォ
垣根「うおっ!? 埃が掃除機から飛び出してるぞ! 電源止めろ!」
神裂「えっ」アタフタ
垣根「ごほっ……は、早く止めろって」
神裂「は、はい…」カチッ
垣根「ふぅ、勘弁してくれよ。埃で死にかけたぞ」
神裂「ご、ごめんなさい! 指示どおりにやったはずなんですが…」
垣根「もう才能なんだろ、お前のは…」
神裂「埃が散らかってしまいましたけど、どうしましょうか…」
垣根「掃除機ぶっ壊れてる気がするから、箒ではくしかないだろうな……ほら、大掃除だ。箒もってこい」
神裂「あぁ……」
神裂と昼食まで散らかした埃の掃除をした。
14 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/04(火) 15:34:02.05 ID:enAw4Fkl0
垣根(散々な目にあったな…)
垣根(次は……)
選択肢
1、適当にぶらぶらする
3、遊びに誘われる(約束×8)
4、???(邂逅金使用)
5、クリティカルor視点変更使用(行動消費なし)
6、色々調べる
↓2まででコンマの高いほう
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/02/04(火) 15:38:40.14 ID:eRsYgoQv0
5のクリティカル
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/02/04(火) 15:40:25.21 ID:deFMYJXCO
クリティカル
17 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/04(火) 15:46:29.26 ID:enAw4Fkl0
垣根(…なんか身体が漲るな)
垣根(明日は良い結果に恵まれそうだ…)
選択肢
1、適当にぶらぶらする
2、遊びに誘われる(約束×8)
3、???(邂逅金)
4、色々調べる
↓2までコンマ
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/02/04(火) 15:58:53.81 ID:vmUANILWO
2
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/02/04(火) 16:24:11.02 ID:6vn/YEqCO
4
20 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/04(火) 16:26:54.81 ID:enAw4Fkl0
誰に何の誘いをされるか?(清ヶ不可)
↓2まででコンマの高いほう
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/02/04(火) 16:28:21.01 ID:6vn/YEqCO
御坂妹とスポーツ施設
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/02/04(火) 16:53:16.59 ID:bAGoq7YmO
御坂妹とプール
23 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/04(火) 17:00:29.65 ID:enAw4Fkl0
垣根「……また御坂妹からメッセージ来てるな」
垣根「なになに…」
御坂妹:明日、暇ですか?
垣根:毎日暇だ
御坂妹:さすがですね。…ならプール行きましょうよ
垣根:プール?
御坂妹:市民プールです
垣根:まぁ…いいけど
御坂妹:やった…!
24 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/04(火) 17:01:41.89 ID:enAw4Fkl0
夕食入ります。
料理コンマ表(83)
1〜50 何もなし
51〜70 次の日、好感度が1番低いキャラの好感度が上がりやすく
71〜85 次の日、三回行動可
86〜98 次の日、クリティカルが出やすくなる
ゾロ目 未元点2
↓1
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/02/04(火) 17:05:57.94 ID:deFMYJXCO
パエリア
26 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/04(火) 17:20:40.42 ID:enAw4Fkl0
〜ダイニング〜
黒夜「誰だコイツ…」
布束「天才研究者よ。よろしくね」
垣根「自分で天才とか言うなよ」
布束「事実だから仕方ないわ」
杠「つい二ヶ月前くらいまで、私と黒夜と垣根しかいなかったのに……いつのまにこんなに増えたんだろ」
垣根「害虫みたいな言い方だな」
オルソラ「布束さんはどういった経緯で…?」
布束「空から落ちてきたパターンね」
オルソラ「まぁ、空からですか。……それは新しいですね」
神裂「新しいとか、そういう話じゃないと思うのですが……」
布束「まぁ、適度によろしく頼むわ」
27 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/04(火) 17:23:56.35 ID:enAw4Fkl0
↓2まででコンマの高いほう
1、誰かの部屋に遊びに行く
2、誰かに電話をかける
3、???(邂逅金使用)
4、自由記述
↓2まででコンマの高いもの
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/02/04(火) 17:26:21.86 ID:NrfWF7TwO
1
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/02/04(火) 17:31:24.53 ID:LSFUN3nx0
2
30 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/04(火) 17:32:30.58 ID:enAw4Fkl0
謎に3回目の行動とったけど、普通にミスですね
でも、もう取っちゃったからやります
31 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/04(火) 17:33:11.21 ID:enAw4Fkl0
誰のとこに遊びに行くか?
↓2まででコンマの高いほう
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/02/04(火) 17:34:34.93 ID:bAGoq7YmO
佐天
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/02/04(火) 17:36:32.82 ID:9WFiBeX3O
ざきさん
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/02/04(火) 17:36:39.06 ID:+7HeTuUTO
オルソラ
35 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/04(火) 17:46:51.03 ID:enAw4Fkl0
〜佐天の部屋〜
垣根「……」コンコン
「どうぞー」
垣根「入るぞ」
ガチャ
佐天「垣根さん……どうしたんですか?」
垣根「別に。…しかし、わりと物あるな……最近、初春の部屋から移ってきたのに…」
佐天「ですね。色々通販で買っちゃって……出費痛いですけど…」
垣根「ふーん…」
シーン内容orどちらかの台詞内容
↓1
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/02/04(火) 17:48:04.19 ID:FU9NmGS6O
盗撮された一同のコスプレ写真について聞かれる
37 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/04(火) 20:37:58.62 ID:enAw4Fkl0
ちょっと分からなかったので再安価でお願いします
↓1
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/02/04(火) 20:40:19.55 ID:rsACuTUcO
佐天さんの部屋で交友関係を聞いてみる
39 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/04(火) 20:52:00.49 ID:enAw4Fkl0
垣根「……そういや急だがお前の交友関係ってどうなってるんだ?」
佐天「交友関係? 前と変わってないですよ、特に」
垣根(前か……)
佐天「あ、それともこの家の人達の中でですか?」
垣根「そっちで頼むわ……誰と1番仲良いよ?」
佐天「
>>40
ですね」
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/02/04(火) 20:54:46.59 ID:Slv0cUUUo
やっぱり初春
41 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/04(火) 20:59:56.05 ID:enAw4Fkl0
佐天「初春です!」
垣根「うん、知ってた。これは俺の質問が悪かったな。まぁいい……じゃあ逆にまだあんまり話せてないやつは?」
佐天「
>>42
です」
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/02/04(火) 21:01:07.96 ID:9/ONurzPO
神裂さん
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/02/04(火) 21:01:15.63 ID:STezibpBO
オルソラ
44 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/04(火) 21:06:41.49 ID:enAw4Fkl0
佐天「神裂さんですね」
垣根「神裂か。なるほどな……まぁ、あいつも積極的に話しかけてくる方じゃないし、分からなくもない」
佐天「もうちょっと話してみたいですね……初春とかはわりと喋ってるので、私の問題かなーって感じです」
垣根「まぁ、それは時間が解決してくれるだろうよ」
佐天「ですね」
他何か話すことあれば↓1
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/02/04(火) 21:19:11.75 ID:YDUwWfD+O
垣根の交友関係を語ってみる
46 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/04(火) 21:22:55.68 ID:enAw4Fkl0
佐天「垣根さんは誰と仲良いんですか?……喋れない人はいないだろうし、そっちは聞かないですけど」
垣根「聞かれるとは思ってなかった……そうだな」
↓で適当に(複数あり)
47 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/02/04(火) 21:26:13.45 ID:g4X3OFzM0
杠、黒夜、オルソラ
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/02/04(火) 21:30:31.74 ID:yIWehmosO
全員その三人は特に等しく話してねえか?
木山布束
49 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/04(火) 21:52:29.82 ID:enAw4Fkl0
垣根「杠と黒夜とオルソラだな」
垣根(俺が誰と仲良いのか、良かったのか分からないが……ここらへんとはなんとなく親しい感じある)
佐天「凄い予想通りですね…」
垣根「悪いかよ」
佐天「悪いですね」
垣根「そりゃ困った」
佐天「…なら、ずっと困っててください」
垣根「悪魔かよ……そろそろ帰るわ」
佐天「もう帰っちゃうんですか?」
垣根「もうって…今十二時だっての」
佐天「夜更しは学生の味方ですから」
垣根「逆だろ」
50 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/04(火) 21:54:31.76 ID:enAw4Fkl0
関係性&好感度リスト(横の数字は好感度、50が標準、90が大親友、恋人レベル)
白井・・・殴り、殴られ(65)
佐天・・・気楽な友人(68)
杠・・・憧憬(70)
黒夜・・・形容できない感情(76)
フレンダ・・・悪友(60)
清ヶ・・・まぁまぁ仲良し(64)
絹旗・・・知り合い(50)
神裂・・・恩義(68)
オルソラ・・・無自覚の好意(77)
御坂・・・歓喜(61)
御坂妹・・・まぁまぁ仲良し(62)
上条・・・知り合い(52)
ベイロープ・・・好印象(60)
初春・・・やや変態(68)
木山・・・借り(66?)
心理定規・・・奇妙な関係(56)
51 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/04(火) 21:57:02.82 ID:enAw4Fkl0
予定リスト
・二十一日、御坂妹とプール
所持品
・銀のペンダント(特製)
科学サイドからの好感度の初期値に+1
・ロザリオのネックレス
5のつく日、三回行動
・常磐台の偽学生手帳
女装すれば警備員に止められずに常磐台に入れる
・金のドミノトロフィー
優勝の証。特に使い道はない気が…
・伊達政宗のコスチューム
・研究成果〜前編〜
・研究成果〜中編〜
・研究成果〜後編〜
・友好チケット×1
・約束チケット×6
・変更チケット×2
・クリティカルチケット×1
・邂逅金×1
・赤の欠片(オルソラ、黒夜)
・未元点21点
52 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/04(火) 21:59:42.47 ID:enAw4Fkl0
〜八月二十一日・リビング〜
垣根(寝付き悪かったな…)
垣根(ちょっと身体がいてぇ…)
垣根(今日は御坂妹との予定があるが……それまで何をするか)
↓1が偶数でみさきちからの妨害(02と04も妨害回避)
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/02/04(火) 22:01:03.69 ID:g4X3OFzM0
回避
54 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/04(火) 22:10:09.70 ID:enAw4Fkl0
なにもなし
選択肢
1、適当にぶらぶらする
2、家で過ごす(友好×1)
3、遊びに誘われる(約束×6)
4、???(邂逅金使用)
5、クリティカルor視点変更使用(行動消費なし)
6、色々調べる
↓2まででコンマの高いほう
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/02/04(火) 22:10:49.28 ID:g4X3OFzM0
6
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/02/04(火) 22:11:58.80 ID:Q6sPywD2O
3
57 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/04(火) 22:14:00.50 ID:enAw4Fkl0
誰から何を誘われるか?(清ヶ、御坂妹不可)
↓2まででコンマの高いほう
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/02/04(火) 22:14:26.41 ID:g4X3OFzM0
フレンダに釣り堀
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/02/04(火) 22:15:01.13 ID:deFMYJXCO
杠から買い物のお誘い
60 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/04(火) 22:16:43.03 ID:enAw4Fkl0
フレンダ60以上なので、特殊イベで。(御坂妹は例外)
釣り堀はとれません、お許しを
61 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/04(火) 22:17:25.03 ID:enAw4Fkl0
誘われた日にち
22、23、24から一日
↓1
62 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/02/04(火) 22:17:50.72 ID:Q6sPywD2O
22
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/02/04(火) 22:18:57.73 ID:g4X3OFzM0
清ヶは部屋足りないから不可?
64 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/04(火) 22:26:02.62 ID:enAw4Fkl0
>>63
22日から可能に。
垣根(…フレンダからの通知? 新しいやつから連絡来たな)
垣根(なになに…)
フレンダ:最近音沙汰ないけど大丈夫な訳?
垣根:大丈夫だ
フレンダ:良かった〜 死んだかと思ったわ!
フレンダ:スタンプを送信しました。
フレンダ:というわけで明日遊びに行くわ!
垣根:は?
フレンダ:スタンプを送信しました。
フレンダ:お出かけするから何時頃行くかはもう少し後に連絡するわね!
垣根:オイ
垣根:……
65 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/04(火) 22:28:25.98 ID:enAw4Fkl0
垣根(なんだコイツ…)
垣根(まぁ、いいや……プールの準備しねぇと……一応、アマゾンで速達で適当な水着買ったが)
垣根(まぁ、特にサイズに困ることはないだろ…)
垣根(…行くか)
66 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/04(火) 22:33:49.46 ID:enAw4Fkl0
〜プール〜
御坂妹「やって来ましたね!、とミサカはいてもたってもいられなくて、はしゃぎます」
垣根「…だな。プールなんか来るのはじめてだわ」
御坂妹「あ、ミサカがはじめての相手なんですね、とミサカはほくそ笑みます」
垣根「気持ち悪い言い方はよせ……ほら、早く着替えてこいよ、女子更衣室は混むだろうからよ」
御坂妹「はーい」
67 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/04(火) 22:39:41.14 ID:enAw4Fkl0
垣根(さすがに遅いな……)
垣根(プールのシーズン中だから、人がアホみたいにいる)
垣根(半分くらい、どっかいってくれよ)
御坂妹「……お待たせしました、とミサカはぺこりと頭を下げます」
垣根「あぁ…」クルッ
御坂妹の水着はどういうものか
↓1
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/02/04(火) 22:44:06.01 ID:Slv0cUUUo
フリルがかわいいビキニ
69 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/04(火) 22:52:59.19 ID:enAw4Fkl0
垣根(!……なんでビキニなんだ? もっと年相応の物かと思ったんだが…)
垣根(視線に困るな…)
御坂妹「どうしました?、とミサカは首を傾げてみます」
垣根「別に…」
御坂妹「では、行きましょうか」
垣根「おうよ」
プールで御坂妹とすること、イベント、台詞など
↓2まででコンマの高いほう
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/02/04(火) 22:58:39.42 ID:g4X3OFzM0
二人乗りの浮き輪でウォータースライダー
肌が触れるのに動揺する垣根に、御坂妹があえて密着してくる
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/02/04(火) 23:05:59.65 ID:Q6sPywD2O
上と最後のドボンで上がはだける定番のやつ
72 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/04(火) 23:30:41.76 ID:enAw4Fkl0
今日は更新もうしません。お疲れ様でした
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/02/04(火) 23:33:31.79 ID:g4X3OFzM0
乙
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/02/05(水) 00:15:03.12 ID:lvLMN6VgO
乙です
75 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/05(水) 22:46:41.02 ID:wXLJJdwP0
垣根(熱いな……泳ぐと冷たくて最初は心地良いが、長くいると熱くなる)
御坂妹「これやりたいです!、とミサカはあなたの背中を押して誘導します」トントン
垣根「分かったからド突くな……なになに、ウォータースライダーか…」
御坂妹「さぁ、乗ってください、とミサカはあなたを浮き輪に押し込みます」
バシャッ
垣根「うおっ……強引すぎんだろ」
御坂妹「パワー系ミサカと呼んでください、とミサカは腕っぷしの強さを自慢します」
垣根「まったく筋肉あるように見えねぇけどな」
御坂妹「そんなことないですよ。…と、失礼します、とミサカはあなたの後ろに座ります」ピト
垣根「!」
御坂妹「なにびっくりしてるんですか? あ、もしかして触れるのは苦手なんですか?、とミサカはあなたにわざとらしく触れてみます」ペタペタ
垣根「や、やめろ……」
垣根(めちゃくちゃくっつかれてるんだが……ガキかと思ってたが、発育も悪くねぇし……それがなおさら腹立つ)
御坂妹(ふふ、これは楽しいですね、とミサカは反応を伺います)
76 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/05(水) 23:03:47.58 ID:wXLJJdwP0
御坂「ふふふ、どうでs──ぶはっ!」
バシャッン
垣根「はっ、ふざけてるから浮き輪から落ちるんだよ」
プカー
垣根「!?」
御坂妹「鼻に水入りました……どうしてくれるんですか…って何そんなに目を見開かせて見てるんですか?、とミサカはあなたの視線の先を──」
御坂妹「きゃあ!」
バチバチ
垣根「ががががっ!?」ビリビリ
御坂妹「あ、つい……」
垣根「」チーン
御坂妹「……」
77 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/06(木) 15:10:06.13 ID:+OTeFIyt0
垣根「…あれ?……俺は……」パチッ
御坂妹「気が付きましたか。あなたは気絶してたんですよ、とミサカはあなたの頭をさすります」サスリ
垣根(膝枕……)
垣根「わりぃな。ちと記憶が曖昧だが助かるぜ」ダッ
御坂妹「思い出されると困るので、逆にそれで大丈夫です、とミサカは顔を赤らめます」
垣根「なに赤くしてんだ……てかそろそろ閉園だよな? 帰ろうぜ」
御坂妹「そうですね。着替えてきます、とミサカは更衣室に向かいます」
垣根「おう」
78 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/06(木) 15:15:05.39 ID:+OTeFIyt0
〜帰り道〜
御坂妹「今日は楽しかったですね……、とミサカは感嘆の意を顕にします」
垣根「泳いでただけだろ」
御坂妹「なら、あなたは楽しくなかったんですか?、とミサカはすかさず尋ねます」
垣根「別に…」
御坂妹「ふふ、そうですか……しかし、まさかプールに行けるとは思いませんでした、とミサカはさらに感嘆します」
垣根「お前も行ったことなかったのか?」
御坂妹「…ですね。ですので、ちょっとした夢でした」
垣根「へぇ…」
79 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/06(木) 15:32:04.60 ID:+OTeFIyt0
垣根は御坂妹の様子に違和感を感じていた。先程からノスタルジーに浸っているような、まるで今日が最期の日であるかのような、そんな面持ちを彼女が見せていたためだ。
垣根(何なんだ…)
顔を見つめても、理由は分からない。結局、時間だけが過ぎていき、気付いた時には二人の行く先を分かつ岐路に辿り着いていた。
御坂妹「あの…」
垣根が何かを言おうとした時、それは彼女の言葉に妨げられた。何を言おうとしたかは何処かへと消え失せた。大したことではないのは確か。
御坂のほうをじっと見る。彼女の顔は相変わらず感情が希薄なものであったが、何故かその時だけは、違って見えた。
御坂妹「あなたに出会えた一ヶ月は……本当に楽しかったです」
垣根「は?」
別れの挨拶みたいだな、と思った。
御坂妹「ミサカは……これからちょっと忙しくなるんですよね。だからもうあまり会えないかもしれません、とミサカはあなたに打ち明けます」
何だ、そういうことか。もっと重いものを背負っている気がしたが。
その直後、彼女が顔を背けたのを垣根は見逃さなかった。
垣根「お前…」
御坂妹「ありがとうございました…」
垣根が何かを言う前に、御坂妹は何処かへと走り出した。あまりにもそれは機敏で、あいつはあんなに早く走れるのか、と驚いたほどだ。
彼女が三十メートルほど離れてから、ようやく彼は決意を決めた。
垣根(何だか悪い予感がする……この違和感。俺の感じる直感が正しいなら……あいつは!)
彼は気付いていなかった。記憶はなくなっても、“垣根帝督”として培ってきた感の良さは消えていなかった、ということ。
そして昔の彼が人一倍、死の臭いに敏感であった、ということを。
学園都市の夕焼けの元、サイレンが木霊した。
80 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/06(木) 15:46:29.45 ID:+OTeFIyt0
一方通行「……」
少年は操車場の前で佇んでいた。もっとも彼は普通の少年でもなければ、普通の人間でもなかった。
真紅の血色を連想させる赤の瞳が空を見上げる。
約束の時間は過ぎた。今まで時間は律儀に、気持ち悪いほど守られてきただけに、今日のことは彼にとって意外であった。
ただ、それからすぐに待ち人はやって来た。
一方通行「……来たかァ」
見据えた先には女子中学生ほどの年齢の少女。
何処か疲れているように見えたが、特に一方通行にとっては興味はなかった。むしろ、それ以上深入りしてしまえば、ろくなことにはならない、と彼には分かっていた。
御坂妹「申し訳ありません、とミサカは謝罪します」
一方通行「構わねェよ……なんたってオマエにとっては最後の晩餐だ。楽しんでおきたい気持ちは痛いほど分かるからよォ…」
適当に言葉を紡ぐ。言葉とは裏腹に、コイツらには楽しいだなんて感情はあるのか、と考えた。目は虚ろ、表情は変わらない。実験の初期は殴れば悲鳴をあげると思ったが、何も反応しやしない。あるのは反射的な反応だけだ。
一方通行(くだらねェ……)
御坂妹「では、ただいま18時48分より、10032回目の実験を始めます…」
一方通行「あァ…」
少年はまた空を見上げた。すると、月が幾らか顔を出していた。
81 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/06(木) 16:15:08.04 ID:+OTeFIyt0
一方通行「……あっけねェ」
地べたに伏す被験体を見下しながら、学園都市最強の少年は、足で手を踏みつけた。
御坂妹「ッ…!」
ぼろぼろの彼女は最早能力をまともに行使することもできず、一方通行に身を委ねる他なかった。
一方通行「しかし、哀れだよなァ……こうやってオレみたいなやつに足蹴にされてよォ」
白髪の少年は、踏む力を強くしたり、弱くしたりして彼女の反応を伺っていた。
御坂妹「……」
もはやそれをする気力すらないのか、やがて彼女は反応をしなくなった。
一方通行「オイオイ、黙ってちゃ分からねェよ。……なァ、オマエだって痛いのは嫌なんだろォ? 別に恥ずかしがることはねェじゃねェかァ……違うか?」
御坂妹「……」
反応はない。致命傷は一切与えていない、それ故、死んでいないことは分かっている。つまり、クローンの答えは沈黙だった。こいつらにとっては、自分達の痛みなんざ、実験に比べたら大したことじゃないってことか、と一方通行は踏んでいた手から足をどかした。
歯ぎしりが止まらなかった。不快感しかそこにはない。自分の意思のない人形なんざ、気に食わない。コイツらは本当に何のために生きてるのか理解できない。一方通行は錯綜する考えを消すかのように代わりに右足に力を込めた。
一方通行「なら、ここでお別れだ……」
足元に力のベクトルを集中させる。人体程度なら容易に潰しかねないそれを地面に這いつくばる彼女に向かって振り下ろそうとした瞬間、後ろから何者かに殴られた。
一方通行「あン…?」
一方通行は振り返った。
そこには一人の青年が立っていた。
反射は有効に機能したが、攻撃者の人体にはダメージはないようで、相手は威風堂々としている。
御坂妹「な、なんで……!」
垣根「シケた遊びではしゃいでんじゃねぇよ、三下」
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/02/06(木) 17:17:16.72 ID:xuoH6ppvO
垣根vs一方通行...
いいね。いいね。最ッ高だねェ!
83 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/06(木) 17:36:57.29 ID:+OTeFIyt0
垣根(やっぱり嫌な予感がしたと思った通り……来て正解だったな…)
垣根(だがアイツ…)
垣根は先程殴った自身の手を見る。異常はない。だが殴った瞬間、どういうわけか弾かれた。今、出せる限りの未元物質を集中させての一撃だっただけに、目の前の白髪の男が只者ではない、と言うことが分かった。
一方通行「オマエ誰だ…? コイツの様子からするに、迷い込んじまった一般人じゃねェよなァ?」
垣根「さぁな…」
一方通行「……オイ、この場合実験はどうなる?」
一方通行が御坂妹を見下しながら問いかけた。その様子は至極だるそうなもので、まるで蝿を払いのけるのに狼狽している人間のようだった。
御坂妹「実験は……一時停止となります」
一方通行「そうかァ……ってことは、このクソホストを始末してからになるってわけだな」
彼は垣根のほうへ近付いた。先程自身を殴ってきた標的の腕はなんともなっていない。
本来ならば反射の自動モードで、骨が使い物にならなくならない曲がるはずが、目の前の男は全く意に介していない。
御坂妹「ま、待ってください!」
一方通行「……このクローンとどういう関係か知らねェが、ヒーロー気取りなら今すぐ回れ右しろ……そしたら逃してやるからよォ」
垣根「なら回れ右して360度回ってお前にフリッカージャブしてやるよ」
一方通行「へぇ…言うじゃねェか」
白髪の少年の歩みがそこで止まった。標的の目を見据えた。
一方通行「残念だがよォ……ここでテメェみたいなモブキャラは退場だァなんだっての!!」
すべてを破壊する両腕が垣根の身体へと伸びた。
84 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/06(木) 18:06:15.88 ID:+OTeFIyt0
undefined
85 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/06(木) 18:07:59.63 ID:+OTeFIyt0
だが、その両腕は垣根の肉体に触れることはなく、代わりに見えない壁に阻まれた。
一方通行「あ…?」
垣根は一瞬、たじろいだ一方通行相手に未元物質を纏わせた左足で上半身を思い切り蹴飛ばした。
だが先程と結果は同じで、また弾き返された。それも自分が蹴った力よりも倍の力でだ。
垣根「チッ……」
体勢を何とか立て直し、様子を見るために一歩下がった。
86 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/06(木) 18:08:28.86 ID:+OTeFIyt0
一方通行「なるほどなァ……何でテメェが五体満足かと思ったら、手に空気か何か纏わせてやがるな?」
図星だった。
垣根帝督は一方通行の能力を初春から聞いていた。だからこそ直接触れるような真似はしない。未元物質を身体に纏わせている。微弱とはいえど強能力者程度の力はある。
一方通行の能力を一部回避できたのは能力上の相性という偶然の産物であったが、それは彼に有利に働いていた。
垣根(どうする……)
だが目の前の悪魔にバレた以上、何かしら対処はしてくるはずだ。そうでなくても、垣根の攻撃は全く一方通行に有効ではない。
一方通行(何の物質かはいまいち分からねぇが……この程度じゃ強能力者レベル。気にするべき相手でもねェ)
一方通行(そして、気体で固めているなら話は簡単だ。その固定された空気を360度の方向に適当に分散させちまえば良い)
一方通行「残念だが勝負ありだ……二度、オレの反射から逃げ切ったことは称賛するが、それでもオレからしたら虫けらにすぎねェ力だ……そこのクローンと同じでな」
垣根「……さっきからクローン、クローンって何言ってやがる」
一方通行「あ? 知らねぇでコイツに付き合ってたのかァ? コイツはオリジナル御坂美琴のクローン。オレが『絶対能力者』になるための『妹達』とかいう二万人の人形の内の一人だァ……」
垣根は目を見開かせた。
御坂妹がクローンだからというわけではない。むろん、それだって一般人に過ぎない彼にとっては驚きのようなものだが、それ以上に彼の心を揺らがせたのはこの『超能力者』の態度だ。
二万人……この男には血も涙もないのか? 絶対能力者がどうとかごちゃごちゃしたことは分からないが、一人の人間をクローンだとか人形だとかといって見下している口ぶりが受け入れられなかった。
87 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/06(木) 18:20:58.42 ID:+OTeFIyt0
↑ここの文ミス
垣根は先程殴った自身の手を見る。異常はない。だが殴った瞬間、どういうわけか弾かれた。今、出せる限りの未元物質を集中させての一撃だっただけに、目の前の白髪の男が只者ではない、と言うことが分かった。
88 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/06(木) 18:34:09.71 ID:+OTeFIyt0
垣根「テメェ…!」
垣根は耐えきれず、一歩前に踏み出した。だが突如、烈風のようなものに襲われ十メートルほど吹き飛ばされコンテナに叩きつけられる。
垣根「がぁっ……!!」
混乱する頭を抑えながら、立ち上がる。未元物質で全身を守っていても衝撃は消せはしない。さらに、一部分に集中させている時よりも層が薄く、風による切り傷も完全には無効化出来てない。
垣根(こいつ……大気中のベクトルを操り、裂風を生成したってことか? ベクトル操作とは聞いていたが、こりゃ……化け物だな)
一方通行「どうだァ?……オマエみたいなのには、こういうアプローチもあると思ったんだがよォ……あァ、安心しろよ。次こそは、この手で直接仕留めてやるからなァ……こいつはただの余興だ」
垣根「…余興の割には力込めるじゃねぇか」
一方通行「オイオイ、弱音なこと言うってことは、もうへばっちまったってことかァ?」
垣根「まさか…」
怪物は一歩一歩近付いて来る。垣根には一方通行に対処する方法がない。不意をついて倒せなかったが故に、もはやどうすることもできなかった。
せめて第二位としての超能力が使えれば、まだまともに戦えただろう。
垣根(クソッ!……何で能力が使えねぇんだよ! ここで使えなかったら意味ねぇだろうが……!)
そうして死へのカウントダウンともいうべき足音が止まった。
垣根の視界と一方通行の視界が共に遮られる。
それは意図せざる停止で──そこには御坂妹改め御坂10032号が立っていたのだ。
89 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/06(木) 18:52:28.43 ID:+OTeFIyt0
御坂妹「も…もう……やめて…く…ださい」
その声は一方通行にも、垣根帝督にも向けられているようだった。
ぼろぼろになりながら、何とか立ち上がっている様子が誰の目にも一瞬で見て取れる。
一方通行「どけ……実験前じゃ、オマエは殺せねェ」
御坂妹「こ…この人には……逃げてもらうように…言うので……お願いします」
御坂妹のその願いに、一方通行は従ったのか背を向けて、垣根から離れようとした。
彼とて、そこらの一般人を殺すると面倒臭いことになる。だから、下がった。同情なんてしちゃいない。それだけの理由。とるに足らない。楽しめそうなら相手をしてやっても良かったが、底は見えた。逃してやっても、どっちでも正直どうでも良かった。
だが垣根帝督は下がらなかった。
御坂妹「何をしようとしてるんですか…!」
垣根「うるせぇ!! 何でお前がこの殺人者に頭を下げて乞うてんだよ!! 本当にどうしようもねぇのはこの男だってのによぉ!!!」
一方通行「ったくよォ…」
垣根帝督は一方通行の後ろから、再び拳を振りかぶる。
一方通行は一歩も動かず、後ろも振り返らなかった。
すでに勝負は決していた。なにせ一方通行には垣根の装甲を無効化する方法が頭にあった、故に彼の攻撃は全く意味のない自殺行為だった。
彼はそこで立っているだけで、哀れなヒーローは死ぬ。
──その筈だった。
「ッ……!!??」
第一位が生まれてはじめて拳で吹き飛ばされる。
90 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/06(木) 18:53:43.51 ID:+OTeFIyt0
地の文推敲してないから、みす多いけど許してちょ
91 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/06(木) 21:23:10.66 ID:+OTeFIyt0
垣根の方を倒れながら見る。やはり五体満足だ。身体を纏う物体を吹き飛ばしたはずだった。
一方通行(は…? 何でアイツが…まともに立ってんだァ。……なんでオレが倒れてるんだよォ?)
一方通行「クソッたれがッ!」
第一位は、混乱していた。なにせヤツの装甲について把握していた故に、もう攻撃は効かないはずだった。それどころか自分に拳をあてるだ、なんてことが……。一方通行は考えが錯綜する頭を抑えながら、垣根に向かって烈風を飛ばした。
垣根「くっ……!」
ベクトル変換は正常に働いていた。当然、垣根帝督にも特に変わった様子なく、ダメージが加わる。
それならば先程のは反射が上手く働かなかった、ということか?
確信を得るならば、先程の攻撃を逆算すれば良いのだが、脳の混乱が入力された数値の把握を放棄していた。
垣根の身体は、またコンテナに叩きつけられた。先程ほどよりは、ノックバックによるダメージはないだろうが、今度は風とコンテナの挟み撃ちに襲われた。
92 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/06(木) 21:55:49.96 ID:+OTeFIyt0
垣根(……チッ、さすがにヒョロそうでも一発じゃ吹き飛ばねぇか)
コンテナに手をつき、身体を起こす。
垣根(しかし……何でだ?)
垣根帝督にとって、さっきの攻撃は意図したものじゃなかった。主観的一面から離れて冷静に考えるならば、一方通行に勝つすべは自分にはなかったことくらい分かる。第一位と戦うことをあらかじめ知っていたならば、やりようはあったが、此度の戦いは突発的ものであった。
だからこそ、対策なんて何もない。せいぜい一方通行の攻撃を防ぐのが、やっとなはずだ。
垣根(だが……)
どちらにせよ、やれるだけのことをやるだけだ。御坂妹を守るために戦うだけだ。垣根は再び拳に力を込めた。
一方通行「どういうからくりかは知らねぇがテメェは終わりだァ!!!!」
怒号とともに、ベクトルを操作し、加速した一位が目の前に迫った。
垣根(まずい…!)
即座に左腕でガードをするが、第一位の前にはそれは無意味だった。
一方通行の手が腕に触れ、バキバキと嫌な骨が軋む音が聞こえた。
垣根「がぁぁっ……!!!」
今まで経験したことない痛みが身体全身を駆け巡った。もはや左腕がどうなっているのかも分からない。
何とか一方通行を払いのけ、後ろに下がる。彼も垣根を痛ぶる目論見があるからか抵抗しなかった。
御坂妹「あ……あ…」
一方通行「何だァ……やっぱりさっきのは反射のミスだったかァ……少しビビったってのによォ」
垣根の腕に触れた時、少し違和感があったがそんなこと不安がなくなったことに比べればどうでも良かった。
先程の混乱は消え、代わりに高揚感に包まれた。自分を殴った敵を殺す経験など、今まで彼にはなかったためだ。
93 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/06(木) 23:03:49.23 ID:+OTeFIyt0
御坂妹「もうやめてください!……彼は腕がもう使えません。……戦え……ないですよ」
一方通行「バカが。右腕があればまだ戦えンだろ。足だって凶器だぞ? もっとも片腕と片足とりゃ何もできねェかもしれねェがなァ……ハッハ」
御坂妹「そんな……私が巻き込んだばっかりに……」
御坂妹には最早どうすることも出来なかった。身体もろくに動かせない。大切な友人を守ることができない自分の無力さと巻き込んでしまったことを恨むばかりだった。
垣根「ちげぇよ」
御坂妹「え…?」
垣根「何でお前が間違ってるってなるんだよ。間違ってるのはどう見たってコイツじゃねぇか!──ぐっ!」
そこまで言って、破壊された左腕の影響から垣根は地面に倒れた。膝をつくことすらできない、それほど出血とダメージは大きいものであったのだ。
一方通行「御大層に語っても、力がないってのは酷だなァ……力は正義だ。オマエは今日消えちまうし、クローンも消えちまう。テメェの信条が生きてるのは、今日という日だけだ…」
一方通行は苦痛に顔を歪める垣根を見て満足したのか、殺すつもりで垣根に手を伸ばした。
垣根(クソッ……万事休す、か……)
結局、御坂妹を救うことは出来なかった。俺みたいな中途半端なやつには何も出来ないってことか? コイツを倒す力が俺にはあまりにもない。そう垣根は叫びたくなるほどの気持ちで一方通行を睨んだ。
だが、お互いの動きは止まることになる。
「おい……垣根から離れろ!!」
また一人の少年の声が操車場に響く。
94 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/07(金) 12:14:12.73 ID:rJF2PP6y0
垣根「お前は……」
そこには黒髪のツンツン頭の少年がいた。自分の名前が呼ばれたということは知り合いか? 垣根はよく彼を観察したが、どう見ても一般人にしか見えなかった。ここにいる男が一方通行だと分かっているのか?
一方通行「あァ? 今度は誰だよ」
上条「垣根から離れろって言ってんだろうが!!」
上条が勢いよく走る。
上条(コイツを……倒さなきゃならない!)
彼がここにいる理由は御坂美琴から、『妹達』計画について聞いたからだ。友人として、ほうっておくことは上条には出来なかった。いや友人でなくてもきっと首を突っ込んでいただろう。とかく、そういうわけあって彼はこの場に駆けつけた。垣根が居たのは予想外だったが、ならなおさらやることは変わらない。
七月二十八日──あの日の記憶は混濁していて上条は覚えていない。だが1つの事実だけははっきりと覚えている。それはインデックスのことで、彼女を縛る『首輪』を解除したのは、他でもない垣根帝督だったのだ。
一方通行「はっ、コイツの代わりにせいぜい楽し──あがッ!!??」
上条の拳が顔面に勢いよく決まり、一方通行が宙を舞う。
95 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/07(金) 13:21:29.66 ID:rJF2PP6y0
上条「よし…!」
御坂から多少の話は聞いていた。
一方通行の身体があらゆる攻撃を反射する能力に覆われていること、だからこそ異能の力を打ち消す、自身の右手が有効なのではないか、と考えていたが、予想は的中した。
垣根「……一方通行を吹き飛ばしただと!」
垣根は驚いていた。先程、自分も一方通行への攻撃に成功したが、先程のは偶々だったのだ。理由は分からないし、一方通行側のミスだったのではないか、と考えていた。
そのため二撃目はないだろう、と首をひねらせていた。なにせ一度殴られたならば演算ミスがないようにより神経質になるはずだったからだ。少年の攻撃が決まったのは、信じられないことだった。
一方通行(が……なンでオレが地面に二度も倒れてンだァ……? 本当に反射が狂っちまったのかよォ?)
夜が更け静けさに包まれる中、それとは対象的に第一位の心の中には熾烈の業火が広がり、痛みと混乱による怒りが湧き上がる。
地面の砂利の不快感、空を見上げる感覚、頬の痛み。全てが未体験のもので彼の感情の高ぶりに拍車をかけた。
赤い目が月明かりに反射し、黒髪の少年を一瞥する。
96 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/07(金) 13:34:16.69 ID:rJF2PP6y0
上条「垣根!!……そいつを連れて逃げろ!」
垣根「逃げろって…お前!」
上条「いいから早く!」
垣根が取る選択肢は1つしかなかった。御坂妹を助けるならば、あの少年を置いて逃げる他なかった。
垣根「クソッ…!」
何とか身体を奮い立たせて、御坂妹の手を掴んだ。
ゆっくりと操車場から遠ざかる様に足を進める。
だが、それを一方通行は逃さなかった。
一方通行「散々迷惑かけといて逃げられると思ってンのかァよォォォ!!」
今までの何倍も強力な風がうねりを上げながら、鋭利な形となって垣根に向かった。
だが直後その風の刃物は消え失せた。原理は不明、ただし少年が触れたことが理由であることは確かだった。
垣根(消した!……こいつなら一方通行を……)
上条「お前の相手は俺だ!!…最強!!」
一方通行「!……何だよ、その右手はよォォ!!!」
白と黒の少年、二人の腕が交差する。
97 :
◆ocnT.96ZZU
[saga]:2020/02/07(金) 19:27:12.10 ID:rJF2PP6y0
垣根(ここまで来れば大丈夫か…)
二人の戦う場所からは大分離れた。あいつがどれだけやる人間なのかは分からないが、何かあの男ならやってくれるのではないかという予感があった。
もちろん垣根も御坂妹の安全が確認でき次第、何がしかの策を練って参戦つもりではある。
だが現状、具体的に一方通行を倒す手段は思いつかない。
垣根(どうするか……)
左腕を見る。
血が所々出ているし、裾の下はどうなっているか分からない。身体を少し動かすたびに、骨と肉の位置がずれ、激痛が走る。
この腕をどうかしないことには、加勢など不可能だった。仮にこの状態で行ったならば、足を引っ張るだけだ。
御坂「垣根さん…!」
声のした方を見ると、顔なじみの姿があった。
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