このスレッドは950レスを超えています。そろそろ次スレを建てないと書き込みができなくなりますよ。

【安価】エレン「俺の誕生日?」

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 00:35:33.35 ID:XVDwtjX+0
〜〜訓練兵団 兵舎〜〜

ミカサ「今日はエレンの誕生日」

ミカサ「ので、私はエレンのためにプレゼントを買って来た」

ミカサ「これを渡せばエレンは大喜びしてくれるに違いない」フフフ

ミカサ「早速エレンに渡しに行こう」スタスタ

ミカサ「しかしエレンが何処にいるか分からない」ピタッ

ミカサ「あそこにいる>>2に聞いてみよう」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1580484933
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 00:43:31.99 ID:iokNnkmH0
クリスタ
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 01:18:44.93 ID:XVDwtjX+0
ミカサ「あそこにいるクリスタに聞いてみよう」

ミカサ「(彼女は訓練兵の中でも屈指の美貌と優しい性格を兼ね備えているある意味最強の女の子)」ジー

ミカサ「(何人もの男子にアプローチを受けて来たが、番犬のユミルによって全て阻止された)」

ミカサ「(基本、エレン以外の訓練兵には興味がない私でもその噂は耳にしている)」

クリスタ「〜♪」スタスタ

ミカサ「(呑気に鼻歌を歌ってる…可愛い…)」

ミカサ「(実は彼女と会話をしたことがないので若干緊張している自分がいる)」

ミカサ「(いや、これを機にコミュニケーション能力を上達させよう)」スッ
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 01:20:22.19 ID:XVDwtjX+0
ミカサ「ゴホン、あ、すいません」

クリスタ「…?」クルッ

ミカサ「急に声を掛けてしまって申し訳ない。少し伺いたいことがありまして」

クリスタ「……ど、どうしたんですか?ミカサさん」

ミカサ「…え?私の名前を知ってるんですか?」

クリスタ「う、うん。だってミカサさんは訓練兵の中でも有名人だよ」

クリスタ「総合成績は常にトップを維持していて、教官にも歴代で最高クラスの優等生だって言われてるでしょ?!」

ミカサ「(そう…実は私はスゴイ人間なのだ)」

クリスタ「ミカサさんに声を掛けられるなんて嬉しいなぁ」ニコッ

ミカサ「そこまで言われると照れる」

クリスタ「それで私に尋ねたい事って何かな?」

ミカサ「実はエレンという私の家族を探しているのだけど、見掛けなかっただろうか」

クリスタ「>>5
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 01:23:19.94 ID:MfW1Eiag0
エレンなら噴水にいる鯉を無断で採捕してるわよ
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 02:11:57.28 ID:XVDwtjX+0
クリスタ「エレンなら噴水にいる鯉を無断で採捕してるよ」

ミカサ「本当に?」ピクッ

クリスタ「辺りを警戒しながら網を使って鯉を捕まえてた」

ミカサ「(私が知るエレンは空いた時間さえあれば自主トレをしている様なクソ真面目な人間)」

ミカサ「(信じられないけど、クリスタは嘘を付くような人間では無いと思う)」

ミカサ「出来れば…止めて欲しかった」

クリスタ「ごめんね…私も止めようと思ったけど怖かったから」ショボン

ミカサ「(それもそうだ、クリスタの立場からすれば何をされるか分からない)」

ミカサ「いえ、私の方が悪かった。居場所を教えてくれてありがとう」タタッ

クリスタ「うん、またね!」

ミカサ「(プレゼントを渡すどころの話では無くなった)」タタタタ

ミカサ「(もしも採捕してる現場を教官に見られてしまえば重い罰を課せられてしまうだろう)」タタタタ

ミカサ「急がなくては」タタタタ
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 02:13:09.44 ID:XVDwtjX+0
ミカサ「(この角を曲がれば噴水に)」スッ
ミカサ「!!?」










エレン「こらっ!待て!」バシャッ!!

エレン「くっ!あと少しなのに…!」バシャバシャ

エレン「鯉!かかって鯉よ!」バシャッッ!










ミカサ「(寒い駄洒落を言い放つ彼こそがエレン・イェーガー。彼は小さい頃に暴漢に襲われた私を命懸けで助けてくれた)」

ミカサ「(父と母を殺され孤独になった私をエレンは家族として迎え入れてくれた)」

ミカサ「(この計り知れない恩を返す為に、私は生涯をエレンに尽くすと誓った)」

ミカサ「だからといってエレンの蛮行を見逃す訳にはいかない」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 02:14:32.93 ID:XVDwtjX+0
ミカサ「エレン、やめなさい」スタスタ

エレン「げっ…!面倒な奴に見つかった!」

ミカサ「人に見られる前に早く水から上がって」

エレン「見つかったら仕方ないな…」バシャバシャ

ミカサ「私はどうしてエレンがこんな酷い事をするのか分からない」

エレン「…」

ミカサ「ここで泳いでいる鯉は観賞用の鯉だから手を出すのは禁物だと知っているはず」

ミカサ「色鮮やかで美しい鯉を見て安らぐ為にこの噴水に放たれている」

ミカサ「バケツの中の大量の鯉も返してあげなさい」

エレン「…………………分かったよ」ザバー

ミカサ「どうしてこんな事をしたの?」

エレン「>>9
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 02:19:19.60 ID:MqM8uhcm0
巨人を駆逐するよりも鯉のブリーダーになるべきだと悟ったから
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 14:51:49.17 ID:XVDwtjX+0
エレン「巨人を駆逐するよりも鯉のブリーダーになるべきだと悟ったから」

ミカサ「そう悟った理由が全く分からない」

ミカサ「何がエレンの心境に変化をもたらしたの?」

エレン「お前も言ってただろ?鯉って美しくて心が安らぐってな…」

ミカサ「うん」

エレン「確かにその通りだ…鯉を見てるとさ…心が透き通る様な…優しい気持ちになれるんだよ…」

エレン「だからもっとさ…繁殖させてさ…色んな人に知ってもらうべきだと思うんだよ…」

エレン「争いなんて無くなる…巨人だって鯉の美しさに魅了されて人間を食うなんて野蛮な事しなくなるんだよ…」

ミカサ「エレンはバカ。すごくバカ。巨人に美的感覚があるわけない」

エレン「とにかくここにいる鯉を捕獲してさ…飼育するんだよ…」

エレン「飼育してやる…1匹残らず…」

エレン「俺は兵士をやめて鯉の為に猛勉強するよ…」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 14:52:37.10 ID:XVDwtjX+0
ミカサ「冗談はやめて」

エレン「去る前に鯉も一緒に連れて行かせてくれ…」ザブッ

ミカサ「おばさんの仇を撃つんじゃないの?外の世界は見に行かないの?」

エレン「母さんは俺が調査兵団に行く事に反対していた…」

エレン「鯉を育てながら伸び伸び暮らしていた方が天国の母さんも喜ぶよ…」

エレン「もし俺が子を持つ親だったとしても…子供には命を大事に長生きしてほしい…」

ミカサ「…」

エレン「外の世界より…鯉の方が美しい…」

ミカサ「…」

ミカサ「(確かにエレンがどんな選択をしようがそれはエレンの自由)」

ミカサ「(私も、兵士に向いてないなら辞めればいいとエレンに言い放ったことがある)」

ミカサ「(決断するのはエレンで私はそれに付いて行くだけ)」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 14:53:31.77 ID:XVDwtjX+0
ミカサ「エレンが本気なら私も鯉のブリーダーになる」

エレン「おおミカサ…お前も鯉の美しさに魅了されたんだな…」

ミカサ「(よく考えたらこの決断は正解かもしれない。エレンも私も二人きりで平和に暮らせる)」

ミカサ「うん。二人で一緒に鯉を育てよう」

エレン「おう、頑張ろうな」

ミカサ「でもここの噴水の鯉は訓練所の鯉だから勝手に捕まえたら駄目」

ミカサ「町で鯉を買ってから飼育しよう」

エレン「分かった」

ミカサ「そしてエレン、今日はエレンの誕生日だから私がプレゼントを買って来た」

エレン「お、ミカサもプレゼントくれるのか」

ミカサ「も?」

エレン「実は>>13>>14にも貰ったんだよ」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 14:55:52.90 ID:yj5/djGMo
アニ
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 15:01:23.69 ID:/cgNSQjm0
始祖ユミル
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 15:28:18.80 ID:XVDwtjX+0
ミカサ「アニとシソユミル…?」

エレン「ああ、その2人にプレゼント貰った」

ミカサ「(シソユミルは誰か分からないから置いておこう)」

ミカサ「(しかしアニから…?彼女は人の記念日を祝うような性格ではない)」

ミカサ「(アニは対人格闘訓練でいつもエレンを虐めている極悪非道の女だったはず)」

ミカサ「(まさかエレンに特別な感情でも…?)」

エレン「アニが俺にプレゼントくれるなんてな、驚いたよ」

ミカサ「…」

エレン「でも、シソユミルは見た事も話した事もないんだよ」

エレン「なのに俺にプレゼントくれたんだ。昔、どこかで会ったっけ?」

ミカサ「……プレゼントは何を貰ったの?」

エレン「アニには>>16を貰った」

エレン「シソユミルには>>17を貰ったな」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 15:35:58.93 ID:pS6yz047O
サラブレッド
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 16:15:17.39 ID:MfW1Eiag0
謎の生物の卵
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 17:27:10.96 ID:XVDwtjX+0
ミカサ「サラブレッドとは?」

エレン「競走用に品種改良された軽種馬だってよ」

ミカサ「馬?馬を貰ったの…!?」

エレン「そうなんだよ」

ミカサ「普通に困る。馬はどこにいるの?」

エレン「馬小屋にいるよ」

ミカサ「どうして断らなかったの?」

エレン「だって…申し訳ないだろ」

ミカサ「確かにエレンの気持ちは分かる」

ミカサ「けど私達が兵士をやめたら住む家を探して収入を得る為に働いてブリーダーの勉強をしながら生活をしないといけない」

ミカサ「馬の世話をするお金も場所も何も無い。自分達の事で精一杯なの」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 17:27:57.86 ID:XVDwtjX+0
エレン「あのさ…話を割って申し訳ねえんだけどさ…」

ミカサ「なに?」

エレン「シソユミルにはこの謎の生物の卵を貰ったんだよ」ヨイショ

卵「」カタカタカタカタ

ミカサ「そんなの貰わなくていいの!私達は鯉のブリーダーになるんでしょ!?」

ミカサ「馬や謎の生物は専門外なの!」

エレン「だってさ…シソユミルは小さな女の子だったんだよ」

エレン「オマケに服は汚れて暗い顔してて断れる雰囲気じゃなかったんだよ」

ミカサ「馬は兵団に寄附して卵はどこかの施設に預けよう」

ミカサ「それが馬と卵の為になる」

エレン「……そうか」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 17:30:08.22 ID:XVDwtjX+0

ミカサ「分かってくれた?」

エレン「ああ」

ミカサ「(可哀想だけど仕方がない)」

エレン「(馬には>>21って名前を付けて、謎の生物には>>22って名前を付けてたけど仕方ないな)」

ミカサ「では、私からエレンにプレゼント」

ミカサ「エレン、誕生日おめでとう」スッ

エレン「なんだか照れるな」

ミカサ「開けてみて」

エレン「ありがとう、楽しみだな」シュルシュル

入っていた物 >>23
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 17:34:41.58 ID:jcN0UTUdo
すぎやまこういち
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 18:44:17.32 ID:eUYSETkoO
ペペペペぺ
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 19:08:47.96 ID:MqM8uhcm0
首輪
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 21:26:11.89 ID:XVDwtjX+0

パカッ

エレン「ん?何だこれ?」

ミカサ「私からエレンにプレゼント」

エレン「輪っか?腕輪か?」

ミカサ「首輪」

エレン「く、首輪?」

ミカサ「そう、首輪」

エレン「…」

ミカサ「…もしかして嫌だった?」

エレン「いや…なんで首輪なんだ?」

ミカサ「>>25
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 22:03:10.83 ID:yj5/djGMo
エレンが首輪をつけたい人に贈ってほしい
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 23:28:54.53 ID:XVDwtjX+0
ミカサ「エレンが首輪をつけたい人に贈ってほしい」

エレン「誰かに首輪をつけたいなんて考えたことねえよ」

ミカサ「別に今使う必要はない。今後役に立つかもしれないから大切にしてほしい」

ミカサ「(私との関係が更に深まったらそういうプレイに使うかもしれない)」ニヤッ

エレン「何笑ってんだ気味が悪い」

ミカサ「おっと失礼。大切にしてね」

エレン「俺の為に買ってくれたんだから大切にするよ」

ミカサ「嬉しい!」

エレン「じゃあ俺達は訓練兵やめるから世話になった奴等に挨拶しに回ろうぜ」

ミカサ「いいアイデア」

エレン「最初は一番の親友のアルミンに会いに行くか」

ミカサ「そうしよう。アルミンとは数え切れない程の素敵な思い出がある」
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 23:30:49.74 ID:XVDwtjX+0
エレン「俺達がブリーダーになりたいって言ったらアルミン驚くだろうな」スタスタ

ミカサ「卒倒するかもしれない」スタスタ

ミカサ「(アルミンとは私達の幼馴染み。明晰な頭脳を持ち、外の世界への憧れを抱いている)」

ミカサ「(いじめっ子に異端者扱いをされていた所をエレンに救われ、一番の親友として接して来た)」

ミカサ「(そんなアルミンとも今日でお別れ。寂しくなるけど彼なら一人前の兵士になれると私は信じている)」

エレン「お、いたいた。おーいアルミン」

アルミン「あ、エレン。どうしたの?」

エレン「実はかくかくしかじかって訳で俺とミカサは今日で訓練兵をやめる」

エレン「アルミンなら立派な兵士になれる。頑張れよ!」

ミカサ「今までありがとう」

アルミン「>>28
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 23:33:21.38 ID:MfW1Eiag0
じゃあ僕も訓練生辞めてしぶしぶ学者目指します
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 23:55:57.15 ID:XVDwtjX+0
アルミン「じゃあ僕も訓練生辞めてしぶしぶ学者目指します」

エレン「お!アルミンも訓練兵やめるのか」

ミカサ「でもアルミン。学者を目指すと言っても渋々やるようでは長続きしないと思う」

ミカサ「何事にも本気で取り組まないと」

アルミン「いつも一緒だったエレンとミカサがいない中で外の世界を目指してもなぁ…」

アルミン「その状態で兵士になるぐらいなら学者を目指した方がいいや」

ミカサ「ナルホド」

エレン「まぁ自分に合った道を選ぶのが一番だな!」

アルミン「うん!エレンの言う通りだ!」

ミカサ「アルミンの知識と根性さえあればきっと学者になれる」

アルミン「ありがとうミカサ!」
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 23:56:33.63 ID:XVDwtjX+0
エレン「次は別の奴に挨拶しに行くか」

ミカサ「そうしよう」

アルミン「何をしてるの?」

エレン「世話になった奴等に別れの言葉を伝えに行くんだよ」

ミカサ「まだアルミンにしか会ってない」

アルミン「そうだね、最後だもんね」

エレン「次は誰に会いに行く?」

ミカサ「私はあまり人と接した事がないので任せる」

アルミン「僕達と仲が良い人といえば…」

エレン「じゃあ>>31に別れの挨拶しに行くか」
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/02(日) 00:00:40.79 ID:0dWKQf+H0
サシャ
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/02(日) 01:00:39.79 ID:e6UAV5X60

エレン「じゃあサシャにお別れの挨拶しに行くか」

ミカサ「確かにサシャとはよく絡んだ」

アルミン「食いしん坊だけど良い子だったよね」

ミカサ「(サシャ。彼女は活発で食い意地張った狩猟民族の女の子)」

ミカサ「(田舎の村で育ったために、喋り方に訛りがある。それを隠す為にいつも皆に敬語で交流を図っている変わった子)」

アルミン「よくパンを盗られていたけど彼女の活発な性格には元気を貰ったよね」

エレン「だな、サシャなら食糧庫にいるだろうから行ってみるか」

サシャ「私がどうかしたんですか?」

ミカサ「そっちから話しかけに来るとは」

サシャ「どうしました?」

エレン「実はかくかくしかじかで訓練兵やめるんだよ」

アルミン「今までありがとね」

ミカサ「とても楽しかった」

サシャ「>>33
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/02(日) 01:06:42.64 ID:+iM0ZQrXo
馬鹿なんですか?
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/02(日) 01:42:42.32 ID:e6UAV5X60
サシャ「馬鹿なんですか?」

3人「え?」

サシャ「この質素な暮らしにも慣れて来て訓練にも慣れてようやく一人前の兵士に近付いてるって所なのに」

サシャ「どうしてこのタイミングでやめちゃうんですか!!」ダンッ

エレン「でも俺達の勝手だからなぁ」

ミカサ「(サシャの言いたい事は分かる。でも私はエレンに従う)」

ミカサ「サシャ…本当にごめんなさい」

サシャ「信じられません!!あんなに巨人を駆逐してやると意気込んでいたのに!!」

サシャ「あの頃の3人はどこに行ったんですか!!!」

サシャ「怒りしか湧いて来ないですよ!!」

アルミン「………サシャ」
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/02(日) 01:43:22.82 ID:e6UAV5X60
エレン「俺達の為に怒ってくれてありがとな」

サシャ「どうしてそんな腑抜けた事を言うんですか!!」

サシャ「昔のエレンはもっと尖っていたじゃないですか!!」

アルミン「今までありがとう」

ミカサ「サシャと一緒に暮らせて楽しかった」

サシャ「うわあああああぁぁぁああぁん!!」タタタタッ

3人「…」

エレン「サシャって仲間思いの良い奴だったな」

ミカサ「彼女もきっと素晴らしい兵士になる」

エレン「教官の元に行くか」

アルミン「そうだね」
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/02(日) 01:44:04.51 ID:e6UAV5X60
エレン「俺達の為に怒ってくれてありがとな」

サシャ「どうしてそんな腑抜けた事を言うんですか!!」

サシャ「昔のエレンはもっと尖っていたじゃないですか!!」

アルミン「今までありがとう」

ミカサ「サシャと一緒に暮らせて楽しかった」

サシャ「うわあああああぁぁぁああぁん!!」タタタタッ

3人「…」

エレン「サシャって仲間思いの良い奴だったな」

ミカサ「彼女もきっと素晴らしい兵士になる」

エレン「教官の元に行くか」

アルミン「そうだね」
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/02(日) 01:44:59.47 ID:e6UAV5X60
〜〜教官室〜〜

エレン「お世話になりました」

キース教官「ふむ…まあどんな人生を歩むかは貴様らの自由だ」

キース教官「だが正直に言わせてもらえば、この訓練兵団を卒業して一人前の兵士になって欲しかった」

エレン「申し訳ありません」

キース教官「謝る必要は無い。ここを去っても元気に暮らすのだぞ」

3人「ハッッ!!」




こうしてエレン達は訓練兵団を去りましたとさ。
おしまい。
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/02(日) 01:48:17.55 ID:e6UAV5X60
なんか誕生日全然関係無くなったのでやり方変える
次、誰の誕生日を祝うか
安価下5↓までで多い人
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/02(日) 01:50:49.30 ID:fTwQkVh50
ジーク
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/02(日) 03:00:49.95 ID:+iM0ZQrXo
クリスタ
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/02(日) 03:29:02.55 ID:2iS/2Afp0
アルミン
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/03(月) 05:05:26.87 ID:bPwoy/MC0
アルミン
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/04(火) 04:55:04.17 ID:vMJp/jD+0
アルミン
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/04(火) 09:01:22.97 ID:lD/+FNy50
エレン「ミカサ」

ミカサ「?」

エレン「今日が何の日か知ってるか?」

ミカサ「もちろん知っている」

エレン「何の日だ?」

ミカサ「アルミンの誕生日」

エレン「っっそう!!今日はアルミンの誕生日なんだ!」

ミカサ「おめでとうアルミン」パチパチパチ

エレン「だから今日はアルミンを祝ってやりたいと思うんだよ」

ミカサ「きっと喜んでくれると思う」
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/04(火) 09:01:53.57 ID:lD/+FNy50
エレン「と、言っても」

ミカサ「?」

エレン「ただ、『おめでとうアルミン!』と言葉を掛けるだけじゃ面白くねえ」

エレン「そんな事は誰でも出来るからな」

ミカサ「?……何か考えがあるの?」

エレン「当たり前だ」

エレン「今日はアルミンの為に盛大な誕生日パーティーを開くんだよ!」

ミカサ「誕生日パーティー?」

エレン「あぁ」

エレン「盛大に祝えば、きっとアルミンも喜んでくれる」
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/04(火) 09:02:22.95 ID:lD/+FNy50
ミカサ「エレンがそんな企画を考えるなんて…」

エレン「だろ?俺らしくないよな」

エレン「そんな『らしくない』俺が誕生日パーティーを開くんだ」

エレン「アルミンもビックリするだろうな」

ミカサ「素晴らしい。エレンは素晴らしい」パチパチパチ

エレン「でもな、まだ準備が整ってないんだ」

ミカサ「うん」

エレン「だから俺の他にもアルミンの誕生日パーティーを手伝ってくれる協力者を集めておいた」

ミカサ「協力者まで…?」

エレン「まぁな」
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/04(火) 09:03:01.45 ID:lD/+FNy50
ミカサ「いつもは誰かの誕生日は『おめでとう』と声を掛けてプレゼントを渡すだけなのに」

エレン「今回は本気なんだよ」

エレン「誕生日パーティーを盛り上げる為ならどんなアイデアでも取り入れるつもりだ」

エレン「ミカサも協力してくれるよな?」

ミカサ「もちろん協力する」

エレン「よし…なら今から企画会議だ」

ミカサ「企画会議…とても本格的」

エレン「この部屋で企画会議をする。ミカサもどのどんアイデアを出してくれ」

ミカサ「承知した」

エレン「入るぞー」ガチャ

協力者 >>48 >>49
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/04(火) 10:38:57.84 ID:q8vKZFYTo
二ファ
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/04(火) 14:40:43.22 ID:dt9gu0qA0
ライナー
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/04(火) 16:10:58.95 ID:lD/+FNy50
ライナー「待ってたぞエレン」

ニファ「…」ガタッ

エレン「ああ、待たせて悪いな」

ミカサ「…」

エレン「最後の協力者を連れて来たぞ。ミカサだ」

ミカサ「……どうも」

ライナー「ミカサか。まぁ当然だな」

ニファ「よろしくお願いします」ペコッ

エレン「よし、じゃあ会議を始めるぞ」

ミカサ「待ってエレン」
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/04(火) 16:11:39.72 ID:lD/+FNy50
エレン「どうした?」

ミカサ「ライナーが協力者なのはまだ分かる」

エレン「おう」

ライナー「?」

ミカサ「でも、この女の人は誰…?」

ニファ「…」

ミカサ「訓練所でこんな人見た事ない」

ミカサ「それにどう見ても私達より年上」

エレン「ああ、この人は調査兵団に所属してるニファさんだ」

ミカサ「えっ…調査兵団の人なの?」
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/04(火) 16:12:05.97 ID:lD/+FNy50
ニファ「宜しくお願いします」ペコッ

エレン「この人、アルミンに似てるだろ?公式でも言ってたしな」

ミカサ「確かに似てるけど公式とは」

ニファ「私もお力添え出来るように全力でサポートします」

エレン「はい、宜しくお願いします」

ミカサ「あの…私達の先輩なのに敬語なんか使わなくても…」

ニファ「いえ、誰にでも敬語が私のポリシーなのでお気遣いなく」

ミカサ「…」

エレン「じゃあ始めるぞ。ミカサ、席に着いてくれ」ガタッ

ミカサ「……あ、うん」
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/04(火) 16:12:33.86 ID:lD/+FNy50
ミカサ「…」ガタッ

ライナー「この日を待ち侘びたぞ」

ニファ「私も同じ気持ちです」

エレン「ああ、俺もこの日をずっと待っていた」

エレン「俺達で必ずアルミンの誕生日パーティーを成功させるぞ!」

3人「「おう!!」」

ミカサ「…」

エレン「早速だが

ミカサ「ちょっと待って」

エレン「なんだよ」
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/04(火) 16:13:04.00 ID:lD/+FNy50
エレン「質問なら後にしろよ」

ライナー「強引に流れを切るのは良くないぞ」

ニファ「うんうん」

ミカサ「それは申し訳ない……けど…」

ミカサ「どうしてライナーもニファさんもこんなに親身になって協力してくれるの?」

ミカサ「何かアルミンに恩でもあるの?」

ライナー「気になるのか?」

ミカサ「気になる」

エレン「お二人とも言ってやりましょう」

ライナー「>>55

ニファ「>>56
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/04(火) 16:24:17.18 ID:zv0+LBdX0
アルミンのケツを掘りまくってヒィヒィ言わせたいからに決まってるだろ!!!
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/04(火) 21:06:59.62 ID:UznlAXCG0
子供の頃に暴漢から助けてもらった
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/04(火) 23:08:29.16 ID:lD/+FNy50
ライナー「アルミンのケツを掘りまくってヒィヒィ言わせたいからに決まってるだろ!!!」バンッ!

エレン「…」

ミカサ「…」

ニファ「」

ライナー「だって見てみろよ。あの男の子なのか女の子なのか分からない中性的な顔立ち」

ライナー「ここの女訓練兵全員と比べてもダントツでアルミンの方が可愛いんだよ」

ライナー「しかもアルミンはよく俺を頼ってくれるんだよ。もしかしたら俺の事が好きなのかもしれないな」

ライナー「………そうだ…あいつは誘ってるんだ……可愛い顔をして俺を誘惑してるんだ…」

ライナー「アルミンの可愛いお尻…きっと良い声で鳴くん


グシャッ!!!!!!
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/04(火) 23:09:05.10 ID:lD/+FNy50
ライナー「おぐっ…!!」バタ-ン!!

ニファ「(!?…椅子が飛んできた…)」

エレン「このデケェ害虫が!!俺が駆除してやる!!」ドスッ!!ドスッ!!

ミカサ「このホモは調子に乗りすぎた。今然るべき報いを」グシャッ!!

ライナー「痛いッ…!痛い痛いッッ…!!!」

エレン「この部屋から出て行け!お前は悪魔だ!」ドゴォッ!

ミカサ「アルミンに近付かないで。二度と」バキィッ!!

エレン「地面に這い蹲って眠ってろ!!」ガチャリ

ミカサ「ふんっ!」ポーイ




ライナー「」バターン
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/04(火) 23:09:41.78 ID:lD/+FNy50
エレン「…………ハァハァ…クソが…」ガタッ

ミカサ「取り乱してしまって申し訳ありません」

ニファ「いえ、当然の処置だと思います」

エレン「さて…害虫の事は忘れて…」

ミカサ「ニファさんはどんな理由があって協力してくれるんですか?」

ニファ「はい。私はアルミンさんに子供の頃に暴漢から助けてもらった事があるんです」

エレン「アルミンがですか?」

ミカサ「いつもは助けられる側のアルミンが…」

ニファ「私がお酒に酔った暴漢に絡まれている時にアルミンさんが助けてくれたんです」

ニファ「私よりも体が小さいのに体を張って必死に抵抗して…その後に駐屯兵の方が来て事なきを得ました」

エレン「素晴らしいです…」パチパチ

ミカサ「素晴らしい…」パチパチ
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/04(火) 23:10:18.37 ID:lD/+FNy50
ニファ「何も恩返しが出来ていないので、今日はこの会議に参加させて貰いました」

エレン「そんな事があったなんて…」ウルッ

ミカサ「ご協力感謝します」ペコッ

ニファ「私が感謝される筋合いはありません。今日の様な機会を与えてくれた貴方達に私から感謝します」

エレン「よし、なら会議始めるか」

ミカサ「3人になってしまったけど始めるの?」

エレン「いいだろ。俺達だけで盛り上げようぜ」

ミカサ「分かった」



バンッ!!!!!!



エレン「!?」

ミカサ「!?」

ニファ「!?」



>>61「その会議待った!!」
402.28 KB Speed:0.5   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)