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【安価】エレン「俺の誕生日?」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 00:35:33.35 ID:XVDwtjX+0
〜〜訓練兵団 兵舎〜〜

ミカサ「今日はエレンの誕生日」

ミカサ「ので、私はエレンのためにプレゼントを買って来た」

ミカサ「これを渡せばエレンは大喜びしてくれるに違いない」フフフ

ミカサ「早速エレンに渡しに行こう」スタスタ

ミカサ「しかしエレンが何処にいるか分からない」ピタッ

ミカサ「あそこにいる>>2に聞いてみよう」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1580484933
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 00:43:31.99 ID:iokNnkmH0
クリスタ
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 01:18:44.93 ID:XVDwtjX+0
ミカサ「あそこにいるクリスタに聞いてみよう」

ミカサ「(彼女は訓練兵の中でも屈指の美貌と優しい性格を兼ね備えているある意味最強の女の子)」ジー

ミカサ「(何人もの男子にアプローチを受けて来たが、番犬のユミルによって全て阻止された)」

ミカサ「(基本、エレン以外の訓練兵には興味がない私でもその噂は耳にしている)」

クリスタ「〜♪」スタスタ

ミカサ「(呑気に鼻歌を歌ってる…可愛い…)」

ミカサ「(実は彼女と会話をしたことがないので若干緊張している自分がいる)」

ミカサ「(いや、これを機にコミュニケーション能力を上達させよう)」スッ
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 01:20:22.19 ID:XVDwtjX+0
ミカサ「ゴホン、あ、すいません」

クリスタ「…?」クルッ

ミカサ「急に声を掛けてしまって申し訳ない。少し伺いたいことがありまして」

クリスタ「……ど、どうしたんですか?ミカサさん」

ミカサ「…え?私の名前を知ってるんですか?」

クリスタ「う、うん。だってミカサさんは訓練兵の中でも有名人だよ」

クリスタ「総合成績は常にトップを維持していて、教官にも歴代で最高クラスの優等生だって言われてるでしょ?!」

ミカサ「(そう…実は私はスゴイ人間なのだ)」

クリスタ「ミカサさんに声を掛けられるなんて嬉しいなぁ」ニコッ

ミカサ「そこまで言われると照れる」

クリスタ「それで私に尋ねたい事って何かな?」

ミカサ「実はエレンという私の家族を探しているのだけど、見掛けなかっただろうか」

クリスタ「>>5
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 01:23:19.94 ID:MfW1Eiag0
エレンなら噴水にいる鯉を無断で採捕してるわよ
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 02:11:57.28 ID:XVDwtjX+0
クリスタ「エレンなら噴水にいる鯉を無断で採捕してるよ」

ミカサ「本当に?」ピクッ

クリスタ「辺りを警戒しながら網を使って鯉を捕まえてた」

ミカサ「(私が知るエレンは空いた時間さえあれば自主トレをしている様なクソ真面目な人間)」

ミカサ「(信じられないけど、クリスタは嘘を付くような人間では無いと思う)」

ミカサ「出来れば…止めて欲しかった」

クリスタ「ごめんね…私も止めようと思ったけど怖かったから」ショボン

ミカサ「(それもそうだ、クリスタの立場からすれば何をされるか分からない)」

ミカサ「いえ、私の方が悪かった。居場所を教えてくれてありがとう」タタッ

クリスタ「うん、またね!」

ミカサ「(プレゼントを渡すどころの話では無くなった)」タタタタ

ミカサ「(もしも採捕してる現場を教官に見られてしまえば重い罰を課せられてしまうだろう)」タタタタ

ミカサ「急がなくては」タタタタ
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 02:13:09.44 ID:XVDwtjX+0
ミカサ「(この角を曲がれば噴水に)」スッ
ミカサ「!!?」










エレン「こらっ!待て!」バシャッ!!

エレン「くっ!あと少しなのに…!」バシャバシャ

エレン「鯉!かかって鯉よ!」バシャッッ!










ミカサ「(寒い駄洒落を言い放つ彼こそがエレン・イェーガー。彼は小さい頃に暴漢に襲われた私を命懸けで助けてくれた)」

ミカサ「(父と母を殺され孤独になった私をエレンは家族として迎え入れてくれた)」

ミカサ「(この計り知れない恩を返す為に、私は生涯をエレンに尽くすと誓った)」

ミカサ「だからといってエレンの蛮行を見逃す訳にはいかない」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 02:14:32.93 ID:XVDwtjX+0
ミカサ「エレン、やめなさい」スタスタ

エレン「げっ…!面倒な奴に見つかった!」

ミカサ「人に見られる前に早く水から上がって」

エレン「見つかったら仕方ないな…」バシャバシャ

ミカサ「私はどうしてエレンがこんな酷い事をするのか分からない」

エレン「…」

ミカサ「ここで泳いでいる鯉は観賞用の鯉だから手を出すのは禁物だと知っているはず」

ミカサ「色鮮やかで美しい鯉を見て安らぐ為にこの噴水に放たれている」

ミカサ「バケツの中の大量の鯉も返してあげなさい」

エレン「…………………分かったよ」ザバー

ミカサ「どうしてこんな事をしたの?」

エレン「>>9
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 02:19:19.60 ID:MqM8uhcm0
巨人を駆逐するよりも鯉のブリーダーになるべきだと悟ったから
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 14:51:49.17 ID:XVDwtjX+0
エレン「巨人を駆逐するよりも鯉のブリーダーになるべきだと悟ったから」

ミカサ「そう悟った理由が全く分からない」

ミカサ「何がエレンの心境に変化をもたらしたの?」

エレン「お前も言ってただろ?鯉って美しくて心が安らぐってな…」

ミカサ「うん」

エレン「確かにその通りだ…鯉を見てるとさ…心が透き通る様な…優しい気持ちになれるんだよ…」

エレン「だからもっとさ…繁殖させてさ…色んな人に知ってもらうべきだと思うんだよ…」

エレン「争いなんて無くなる…巨人だって鯉の美しさに魅了されて人間を食うなんて野蛮な事しなくなるんだよ…」

ミカサ「エレンはバカ。すごくバカ。巨人に美的感覚があるわけない」

エレン「とにかくここにいる鯉を捕獲してさ…飼育するんだよ…」

エレン「飼育してやる…1匹残らず…」

エレン「俺は兵士をやめて鯉の為に猛勉強するよ…」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 14:52:37.10 ID:XVDwtjX+0
ミカサ「冗談はやめて」

エレン「去る前に鯉も一緒に連れて行かせてくれ…」ザブッ

ミカサ「おばさんの仇を撃つんじゃないの?外の世界は見に行かないの?」

エレン「母さんは俺が調査兵団に行く事に反対していた…」

エレン「鯉を育てながら伸び伸び暮らしていた方が天国の母さんも喜ぶよ…」

エレン「もし俺が子を持つ親だったとしても…子供には命を大事に長生きしてほしい…」

ミカサ「…」

エレン「外の世界より…鯉の方が美しい…」

ミカサ「…」

ミカサ「(確かにエレンがどんな選択をしようがそれはエレンの自由)」

ミカサ「(私も、兵士に向いてないなら辞めればいいとエレンに言い放ったことがある)」

ミカサ「(決断するのはエレンで私はそれに付いて行くだけ)」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 14:53:31.77 ID:XVDwtjX+0
ミカサ「エレンが本気なら私も鯉のブリーダーになる」

エレン「おおミカサ…お前も鯉の美しさに魅了されたんだな…」

ミカサ「(よく考えたらこの決断は正解かもしれない。エレンも私も二人きりで平和に暮らせる)」

ミカサ「うん。二人で一緒に鯉を育てよう」

エレン「おう、頑張ろうな」

ミカサ「でもここの噴水の鯉は訓練所の鯉だから勝手に捕まえたら駄目」

ミカサ「町で鯉を買ってから飼育しよう」

エレン「分かった」

ミカサ「そしてエレン、今日はエレンの誕生日だから私がプレゼントを買って来た」

エレン「お、ミカサもプレゼントくれるのか」

ミカサ「も?」

エレン「実は>>13>>14にも貰ったんだよ」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 14:55:52.90 ID:yj5/djGMo
アニ
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 15:01:23.69 ID:/cgNSQjm0
始祖ユミル
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 15:28:18.80 ID:XVDwtjX+0
ミカサ「アニとシソユミル…?」

エレン「ああ、その2人にプレゼント貰った」

ミカサ「(シソユミルは誰か分からないから置いておこう)」

ミカサ「(しかしアニから…?彼女は人の記念日を祝うような性格ではない)」

ミカサ「(アニは対人格闘訓練でいつもエレンを虐めている極悪非道の女だったはず)」

ミカサ「(まさかエレンに特別な感情でも…?)」

エレン「アニが俺にプレゼントくれるなんてな、驚いたよ」

ミカサ「…」

エレン「でも、シソユミルは見た事も話した事もないんだよ」

エレン「なのに俺にプレゼントくれたんだ。昔、どこかで会ったっけ?」

ミカサ「……プレゼントは何を貰ったの?」

エレン「アニには>>16を貰った」

エレン「シソユミルには>>17を貰ったな」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 15:35:58.93 ID:pS6yz047O
サラブレッド
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 16:15:17.39 ID:MfW1Eiag0
謎の生物の卵
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 17:27:10.96 ID:XVDwtjX+0
ミカサ「サラブレッドとは?」

エレン「競走用に品種改良された軽種馬だってよ」

ミカサ「馬?馬を貰ったの…!?」

エレン「そうなんだよ」

ミカサ「普通に困る。馬はどこにいるの?」

エレン「馬小屋にいるよ」

ミカサ「どうして断らなかったの?」

エレン「だって…申し訳ないだろ」

ミカサ「確かにエレンの気持ちは分かる」

ミカサ「けど私達が兵士をやめたら住む家を探して収入を得る為に働いてブリーダーの勉強をしながら生活をしないといけない」

ミカサ「馬の世話をするお金も場所も何も無い。自分達の事で精一杯なの」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 17:27:57.86 ID:XVDwtjX+0
エレン「あのさ…話を割って申し訳ねえんだけどさ…」

ミカサ「なに?」

エレン「シソユミルにはこの謎の生物の卵を貰ったんだよ」ヨイショ

卵「」カタカタカタカタ

ミカサ「そんなの貰わなくていいの!私達は鯉のブリーダーになるんでしょ!?」

ミカサ「馬や謎の生物は専門外なの!」

エレン「だってさ…シソユミルは小さな女の子だったんだよ」

エレン「オマケに服は汚れて暗い顔してて断れる雰囲気じゃなかったんだよ」

ミカサ「馬は兵団に寄附して卵はどこかの施設に預けよう」

ミカサ「それが馬と卵の為になる」

エレン「……そうか」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 17:30:08.22 ID:XVDwtjX+0

ミカサ「分かってくれた?」

エレン「ああ」

ミカサ「(可哀想だけど仕方がない)」

エレン「(馬には>>21って名前を付けて、謎の生物には>>22って名前を付けてたけど仕方ないな)」

ミカサ「では、私からエレンにプレゼント」

ミカサ「エレン、誕生日おめでとう」スッ

エレン「なんだか照れるな」

ミカサ「開けてみて」

エレン「ありがとう、楽しみだな」シュルシュル

入っていた物 >>23
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 17:34:41.58 ID:jcN0UTUdo
すぎやまこういち
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 18:44:17.32 ID:eUYSETkoO
ペペペペぺ
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