幼じょりーん「じょじょのきみょうなぼうけん」

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1 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2020/01/24(金) 17:57:05.44 ID:N9ueLkkN0
 ――杜王町


仗助「えっ!?丞太郎さんまた杜王町に滞在するんスかーッ!」

丞太郎「ああ。なにか困るのか?」

仗助「い、いや・・・そうじゃあねーッスけどよォ〜ッ・・・せっかく『吉良吉影』の件も解決したばっかりなのにまた何かあったのかなァ〜って・・・」

丞太郎「・・・今回は吉良やアンジェロのような話じゃあない。この町にはまだ奇妙な謎があってな・・・」

仗助「まさかまた『スタンド使い』がらみの話ッスか」

丞太郎「・・・そんなとこだ。だが仗助、お前には別の仕事を任せたい」

仗助「仕事・・・?」ゴクリ

丞太郎「出てこい」スッ

 <ヒョコッ

ようじょ「・・・」ジー

仗助「?・・・なンすか・・・その子・・・・・・!・・・ま、まさか・・・」

丞太郎「自己紹介してあげるんだ」

 \バッ!/


じょりーん「アタシはクウジョウジョリーン!」バーン!


仗助「じょっ、じょっ、じょっ・・・丞太郎さんの娘さんッスかァ〜〜〜ッ!?」

 バン!

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1579856225
2 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2020/01/24(金) 18:00:41.72 ID:N9ueLkkN0
丞太郎「この子の名は『徐倫』・・・5歳だ。俺はこの町でとある『調査』のためにしばらく滞在する。仗助、お前にはその間この子の『子守』を任せたい」

仗助「な、な、なンでスってェ〜〜〜ッ!?」ドーン

丞太郎「・・・なんだその反応は」

仗助「じょ、丞太郎さんの娘っ子さんを預かるなんて・・・俺子守なんてしたことねーッスよ!(静の時だってジジイがいたしよォーッ)」

丞太郎「今回の『調査』は何が待っているか未知数だ。徐倫を巻き込むわけにはいかない」

仗助「だったら実家に置いてきゃあいいじゃあないッスか!なんだって連れてきちゃったんスか!?」

丞太郎「吉良や『弓と矢』の件でこの町に滞在していた時に徐倫に寂しい思いをさせてしまった。今度はそうはさせない」

仗助「・・・奥さんに怒られたんスか?」

丞太郎「・・・・・・ああ」

仗助「・・・また杜王町に行くならこの子も連れていって・・・そう言われたんスね?」

丞太郎「いや、また徐倫をひとりぼっちにしたら離婚だと言われた」

仗助「・・・丞太郎さんも大変スね」

丞太郎「理解が早くて助かる。仗助、しばらくの間お前に徐倫の面倒を見てほしい。いいか」

仗助「で、でもそんな大役・・・」

丞太郎「お前だから頼んでるんだ」

仗助「っ・・・・・・しょぉがねェ〜ッスねェ〜・・・」ポリポリ
3 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2020/01/24(金) 18:05:30.74 ID:N9ueLkkN0
丞太郎「いいか徐倫、この仗助おじさんがお前の子守をしてくれる。何かあったらこいつに頼るんだ」スッ

仗助「お、おじさん・・・」ガチョン

じょりーん「パパ、またいなくなっちゃうの?」

丞太郎「俺は仕事があるんだ。だが安心しろ。お前も俺も、同じ町にいる。この前よりもずっと近くにいれるぞ」

じょりーん「・・・わかった!」

丞太郎「いい子だ」ナデナデ

じょりーん「あたし、スッゲーいいこだから!」フンス

丞太郎「任せたぞ仗助。わかっているだろうが、もし徐倫に何かあったら、二度と学校に行けない体にしてやるからな」

仗助「プレッ・・・プレッ・・・プレッシャァ〜〜〜ッ」


 ソレカラドシタノ

仗助「・・・・・・丞太郎さん、行っちまった・・・」

仗助「・・・」チラ

じょりーん「・・・」ジー

仗助「うッ・・・めっちゃ見てる・・・ガン飛ばしてるゥーッ・・・・・・どうすりゃあいいんだ〜〜〜ッ。小さい女の子との接し方なんてわかんねーぞッ・・・」

仗助「チェッ・・・丞太郎さんもメンドーなことを押しつけてくれたぜェ〜〜〜ッ・・・かといってほっぽり出すわけにゃあいかねーし・・・ウウゥ〜ッ・・・」

仗助「・・・・・・え、エート・・・徐倫・・・ちゃん?・・・と、とりあえず俺のウチに行こぉーか?」ニ、ニッカリ・・・

じょりーん「おらぁ!」ポコォ

仗助「でッ!?な、なにしやがる!?」

じょりーん「しらないおじさんはぶっとばせってパパがいってた!」フンス

仗助「こ、このガキャァ〜〜〜ッ・・・」プルプル
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/24(金) 18:21:32.04 ID:4/uV3Cor0
まあ・・・頑張れ・・・仗助・・・
5 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2020/01/24(金) 18:24:29.73 ID:N9ueLkkN0
じょりーん「アタシにちかづくんじゃあねー!こんどはほんきでなぐるよ!」

仗助「勘違いすんじゃあねーよッ。俺ァ丞太郎さんに代わってオメーの面倒を見ンだからよォ〜。仲良くしよーぜ。なッ」

じょりーん「ふんっ」ゲシ

仗助「あだっ!あ、足ふみやがったなッ!このヤローッ!」

じょりーん「ベー」

仗助「・・・・・・こいつ・・・丞太郎さんの娘だろうとカンケーねー・・・『しつけ』が必要のよーだなァ〜ッ・・・」

 仗助「『クレイジー・ダイヤモンド』ッ!」ドギャン!

じょりーん「!」

仗助「てめーには見えねーだろーがよー、俺の『スタンド』でつまみ上げてビビらしてやるぜ・・・泣いてもスグにはやめねーぞコラッ!」

 バッ!

 \ガッシィ〜〜〜ンッ!/

仗助「!?・・・・・・なッ・・・こ・・・『これは』・・・!?」


 ドドドドドドドドドドドドドド

じょりーん「・・・」


 ドドドドドドドドドドドドドド

仗助「こ、こいつも『スタンド使い』!?」


じょりーん「こどもだからってナメんじゃあねー・・・アタシの『スタンド』は『いと』をだすのーりょく!そして・・・『いと』はあつまって『りったい』になる!」


じょりーん「これがアタシののーりょく!『すとーん・ふりー』だッ!」

 すとーんふりー『パミィーッ!』
6 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2020/01/24(金) 19:06:38.27 ID:N9ueLkkN0
仗助「こ、子供なのに『スタンド使い』だとォ〜!?・・・そ、そういうえば静に至っては赤ん坊なのに『スタンド使い』だったもんな・・・丞太郎さんの子供だし、不思議じゃあねーか・・・」

じょりーん「やるかーこのやろー」

 すとーんふりー<シュッシュッ

仗助「こ、子供のクセに生意気なヤツ・・・」

じょりーん「やるってんなら・・・」クラッ

じょりーん「あれ?・・・」フラ〜

仗助「・・・?」

じょりーん「ぅぁ・・・」クラァ〜ッ

 ポテリ

仗助「!?ど、どうした!?お、おい!?なんで倒れてんだ!」

じょりーん「う・・・うう・・・もうだめ・・・」キュ〜

仗助「オイオイオイオイオイオイィィ〜〜〜ッ!?だ、大丈夫か!?な、なにがダメなんだオイッ!徐倫ッ!しっかりしろ!どうしたってんだァ〜〜〜ッ!」

じょりーん「・・・おなかすいた・・・」

仗助「!」ガン
7 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2020/01/24(金) 19:15:10.81 ID:N9ueLkkN0
 ソレカラドシタノ

 <ウィーン

仗助「ホレ、コンビニでチョコパイ買ってきてやったぞ。食べな」バリリッ スッ

じょりーん「・・・しらないひとからもらっちゃダメってパパがいってた」

仗助「オメーもガンコだな。俺ァ丞太郎さんにオメーの子守を任せれてるって何度言やーわかるんだ。悪い人間じゃあねーってんだよ。いい加減信用してくれよな〜」

じょりーん「フシン・・・」

仗助「ブっ倒れるくらい腹へってんならよォ〜、エンリョせず食えよ。毒なんか入っちゃあいねーからよ」

じょりーん「・・・」サッ ガシッ バッ

仗助「ンな奪いとらなくったって・・・」

じょりーん「!・・・う、うンまァい!」パァー

仗助「ケッ、いくら『スタンド使い』ったってやっぱガキだな。チョコパイ一つでこれだけ感激すんだからよ」

じょりーん「うめー!すんげーうめー!」ガツガツ

仗助「・・・・・・そういやぁ自己紹介がまだだったな。俺ァ東方仗助っつゥーんだ。丞太郎さんの・・・叔父だ」

じょりーん「?・・・パパのおじさん?」ングング

仗助「まァこれがまたややこしい話でな・・・つってもガキに説明しても理解できねーか」

じょりーん「アタシはガキじゃないよ!りっぱなレディーだ!」バン

仗助「へエー、そーですか。そりゃ失礼しましたねーッ」ケッ

じょりーん「・・・・・・ジョースケ」クイクイ

仗助「あン?」

じょりーん「・・・たべものくれてありがとう」ペコ

仗助「!・・・おッ・・・ちゃんとお礼言えんじゃあねーかッ!出来た子だッ!さっすが丞太郎さんの娘だぜェ〜!」ワハハ! ワシャワシャ

じょりーん「あたまワシャワシャしないで!ジョースケのクセに!」ワシャワシャ

仗助「あァ〜ン?仗助のクセにィ〜?誰に向かってそんな口きぃーてんだァ〜?」コチョコチョ

じょりーん「ヒャハハハハハ!こしょこしょしないで!ヒヒヒヒハハハハ!くすぐったい!やめてー!アハハハハハ!」コチョコチョ
8 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2020/01/24(金) 19:36:45.21 ID:N9ueLkkN0
 ――・・・・・・

承太郎「呼び出してすまないな」

 「いや、かまわないさ。先日の『弓と矢』の件も聞いていたが、こちらも忙しくってね。今回は手を貸せそうだ」

承太郎「今回は『弓と矢』よりも・・・より奇妙で未知数なことになりかねん。お前の助けが必要になるだろうと思ってな」

 「僕に出来ることがあるなら喜んで協力するよ。ところで承太郎・・・結婚生活は順調か?」

承太郎「茶化すんじゃあない。お前もそろそろ身を固めたらどうだ」

 「どうだろうね。それより徐倫ちゃんは大きくなったか?久しぶりにまた会いたいな。僕のこと覚えてるだろうか」

承太郎「徐倫なら丁度、今この杜王町にいる。信頼できる仲間に子守を任せたからな」

 「へェ!そりゃあいい。徐倫ちゃんに会いに行ってもいいかな?」

承太郎「かまわんが、本題を忘れるんじゃあないぜ」

 「わかっているよ」


承太郎「それじゃあ・・・調査に向かうぞ、花京院」

花京院「ああ」

 バン!
9 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2020/01/24(金) 19:39:35.44 ID:N9ueLkkN0
このスレッドは
『仗助「承太郎さんの娘さんすかァ〜ッ!?」』というシリーズのリテイクになります。旧スレとは一切関係がありません
原作改変部分が多々あります。ご注意ください

次回の更新は来週金曜日になります
10 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2020/01/24(金) 19:41:42.94 ID:N9ueLkkN0
承太郎 が 丞太郎 になってしまっていました。申し訳ありません
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/25(土) 06:19:31.70 ID:mTJR1gRbO
花京院!!!!!!!
うわあああああああ!!!!!!!!
このスレには期待せざるを得ない
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/25(土) 20:48:59.68 ID:ZTkRBW8/o
えっ
懐かしい期待
13 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2020/01/31(金) 17:49:46.31 ID:E+wdUg8L0
康一「あ、仗助くーん」

奥泰「よー、これからドゥ・マゴ行ってダベろーと思うんだけどよォー、オメーも来っだろー?ジョォースケェ〜」

由花子「勉強すんのよ。間違えてんじゃあないわよアンタ」

康一「そうだよ。一番テストがヤバイの奥泰くんじゃあ・・・・・・って、仗助くん、その子は?」

仗助「オオ、みんな」

由花子「まあ!仗助アンタ・・・」

奥泰「てめー仗助ッ!ついに血迷ったかッ!そんなガキンチョにまでイロメ使ったってのかコノヤローッ!」

康一「仗助くんの娘さんかァ〜〜〜ッ!?」

由花子「同級生が児童誘拐になっちゃうなんて・・・行きましょう康一くん。アイツと私達は他人ってコトで口裏合わせましょう」

仗助「おのれら〜ッ!マトモな思考回路のヤツはいねーのか!」アホ!

奥泰「なんでぇ、仗助のカノジョじゃあねーのか」

康一「高校生パパじゃあなかったのか・・・」

由花子「ロリペド野郎」

仗助「てめーらは俺をなんだと思ってんだコラ!こいつはなァ――」

 バッ!

じょりーん「アタシはクウジョウジョリーン!」バァーン

仗助「お前の自己紹介勢いあるな」
14 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2020/01/31(金) 18:35:20.60 ID:E+wdUg8L0
康一「クウジョウ・・・!?・・・ま、まさか承太郎さんの娘さん!?」

奥泰「ってことは結婚してるのか承太郎さんッ!クソッ!グヤジィ〜!」

由花子「へえ、かわいらしいじゃない。あのイカツイパパに似なくてよかったわね」ナデナデ

じょりーん「おねーちゃんだれ?パパのおともだち?」

由花子「由花子よ。こっちはボーイフレンドの康一くん♡世界で一番イイ男よ♪そっちのハナクソは奥泰」

奥泰「ガッ」

じょりーん「ぼーいふれんど!?・・・すっげー・・・おとなのレディーだ」

由花子「ふふ、ありがとね」

康一「承太郎さんはどうしたの?」

仗助「なんでもこの町でやることがあるっつってよー、ガキのお守りを任せられたんだ」

じょりーん「ガキじゃないよ!アタシもおとなのレディーだよ!ボーイフレンドはいないけど」

奥泰「ハハハ、大人だってよ。どっからどーみてもハナタレのがきんちょじゃあねーか」ケタケタケタ〜

じょりーん「おらぁ!」ポコォ!

奥泰「あでっ!・・・け、蹴りやがったなこのガキャ!」

由花子「奥泰、今のはアンタが悪いわ。この子に失礼でしょ」

奥泰「ガキにガキっつって何が悪いんだコラ!オムツもとれてねーオタマジャクシのクセしてこの奥泰さまにケリ入れるたぁいい度胸だぜ!男の怖さってヤツを教えてやるぜこのダボが!」

じょりーん「おらおら!」ポコポコ

奥泰「おぶっ!・・・は、腹パン・・・」グラ

じょりーん「うせろ!うっおとしいぞダボヤス!」

奥泰「こ、こ、こ、このヤロォ〜〜〜!」グワラバ
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/31(金) 18:42:18.79 ID:PDL81zRco
名前間違い
16 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2020/01/31(金) 18:44:33.08 ID:E+wdUg8L0
 \ズン!/

奥泰「ぐえッ!」ズンム

エコーズACT3『オチツキナヨ、ボーズ』SHIT

康一「もー奥泰くんってば。仗助くん、僕達はもう行くよ。その子の面倒を見るので大変だろうからね」

奥泰「ウグ・・・こ、コーイチ!・・・てめーの能力・・・重ッ・・・」グググ

由花子「『ラブ・デラックス』」ギュルルルルム

由花子「康一くん、もう平気よ。このダボヤスは私が封じ込めたから、このままドゥ・マゴまで行きましょう」

康一「そうだね由花子さん。それじゃあね仗助くん、徐倫ちゃん。二人仲良くね」

仗助「おう」

じょりーん「ばいばいユカコおねーちゃん、コーイチ」バイバーイ

奥泰「てめー由花子!放しやがれーッ!あのチビスケぶっとばしてやる〜!」ジタバタ

じょりーん「ダボヤス、ダボヤス」

奥泰「あ、あン・・・?」

じょりーん「あっかんべー」

奥泰「ウヌオオオ〜〜〜!このクソガキィ〜〜〜1」グッパオォン!

仗助「おい、奥泰」

奥泰「なんだ仗助ッ!」

仗助「あっかんべー」

奥泰「グピィーッ!」ベボォ〜
17 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2020/01/31(金) 18:45:39.78 ID:E+wdUg8L0
奥泰×
億泰○

でした。申し訳ありません
久しぶりに書くとミスが多い
18 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2020/01/31(金) 20:52:57.76 ID:E+wdUg8L0
仗助「さ、ついたぜ。ここが俺のウチだ」ドジャア〜ン

じょりーん「わあ、しょみんてきなたたずまいですね」

仗助「どこでそんな言葉覚えたの?」

朋子「あら、帰ったの仗助。ちょうどアタシも今帰ったとこ――って仗助!?その子・・・」

仗助「ゲッ!お袋!(ゆっくり説明しようと思ったのにお袋の帰宅とカブっちまった〜!)」

朋子「かンわいぃィ〜〜〜ッ!」ハグゥー

じょりーん「わっ」ハグゥー

仗助「お、お袋・・・あのよォ・・・」

朋子「あなたがジョリーンちゃんね〜♪今日からココがあなたのお家よ〜」ダキカカエー

 仗助<ズコーッ

じょりーん「アタシのことしってるの?」

仗助「お袋、徐倫のこと知ってるのか!?」

朋子「ええ、ジョセフのひ孫を預かってほしいってあのおっきな白い人が挨拶にきたもの」ナデクリナデクリ

仗助「さ、さすが承太郎さん・・・根回しはちゃんとしてるゥ・・・」

じょりーん「ここがアタシのおウチ?アタシのおウチはヒコーキでギューンっていってクルマでブロロロ〜ンっていったところにあるんだよ」

朋子「わーそりゃスゴイわね〜ッ。じゃあこの家には入りたくな〜い?」

じょりーん「・・・」

朋子「お菓子もい〜っぱいあるわよ〜?」

じょりーん「はいりたい!」

朋子「よーしそれじゃあウチの中を探検だー!お菓子のお宝を探すわよ〜!」

じょりーん「おーっ!」タタター

仗助「・・・さすが、子供の扱いにゃ慣れてる・・・親は偉大だ・・・」ゴクリ
19 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2020/01/31(金) 21:08:40.18 ID:E+wdUg8L0
じょりーん「わあ!チョコのおかしがいっぱい!」

朋子「ぜ〜んぶ食べていいわよ」

じょりーん「!?・・・ぜ、ぜんぶ?・・・つまりはオールオッケー!?」

朋子「そうよ。ただし食べ過ぎには注意。鼻血が出ちゃうからね」

じょりーん「やったー!ありがとうかーちゃん!」

朋子「あら、母親と認めてもらえたのかしら」アハハ

仗助「いいのかよお袋。食いブチが増えることになるのによ−」

朋子「もっちろん!こんなかわいい子なら大歓迎!それにその分アンタのご飯減量すりゃいいんだし」

仗助「なッ、なンじゃとォ〜!?」ガーン

じょりーん「ジョースケ、アタシがいたらこまるの?」

仗助「ウッ!・・・・・・い、いや・・・」

じょりーん「ウルウル・・・」

仗助「・・・いいッスよ」

じょりーん「やったー!きょうからアタシはここでくらすのだ〜!」ワハハハー

朋子「仗助、徐倫ちゃんと仲良くするのよ」

仗助「くっ・・・なんか色々とメンドーなことになりそーだぜ・・・」

じょりーん「おらぁ!」ポコッ

仗助「あだっ!」

じょりーん「ジョースケがおにだよ!わーい!」タタタ

仗助「テメッコラずりぃーぞオイィーッ!」ドタドタ

朋子「子供が二人・・・」フフ
20 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2020/01/31(金) 21:17:26.52 ID:E+wdUg8L0

 ――・・・

承太郎「ここだ」ザッ

花京院「ここがそうなのか?特に変わった様子はうかがえないが・・・いたって普通の海岸じゃあないか」

承太郎「こっちから見てみろ。ほら」スッ・・・

花京院「!・・・・・・これか。なるほど、これが・・・」


承太郎「ああ、こう呼ばれている。『壁の目』と」


花京院「まるで裂け目のようだな。この土地に『スタンド能力』を発現させる効果があるというのかい?」

承太郎「そうだ。他にもいくつか奇妙な事象を引き起こすそうだ」

花京院「その奇妙な事象について調査をするのが我々の仕事ということか」


 アヴドゥル「それだけじゃあない」ザッ
21 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2020/01/31(金) 21:43:17.54 ID:E+wdUg8L0
花京院「アヴドゥル。君も来たか」

アヴドゥル「久しぶりだな、花京院。承太郎」ニッ

承太郎「アヴドゥル、例の件は調べがついたか?」

アヴドゥル「ああ、アメリカ大陸に点在する奇妙な土地・・・『悪魔の手のひら』と呼ばれる土地は、やはり『スタンド』を発現させる効果があるようだ」

承太郎「やはりか。日本のこの『壁の目』とアメリカに複数存在する『悪魔の手のひら』はほぼ同一の性質を持つらしいな」

花京院「『スタンド使い』を生む土地か・・・厳重に管理する必要があるな」

承太郎「問題は『スタンド使い』だけじゃあない。この写真の男性を知っているか?」ピラ

花京院「・・・知らないな。誰だ?」

承太郎「名は『スティーブン・スティール』。現在はアメリカのSPW財団の施設で保護されている」

 承太郎「・・・彼は『200年以上前の人間』だ」バン

花京院「なんだって!?」


承太郎「彼は19世紀末のアメリカでイベントプロモーターをしていたが、ある日気がついたら、この杜王町の『壁の目』の側に倒れていたらしい」

承太郎「彼が困惑していたところを警察が保護し、最終的にSPW財団の所へと回り回ってきたというわけだ」

承太郎「事情聴取を重ねた結果、彼の言うことは嘘ではないと判明した。間違いなく『200年以上前』のアメリカの人間だ」

花京院「それじゃあ彼は過去からタイムスリップしてきたとでも言うのかい?」

承太郎「さらに奇妙なことに、彼の知る歴史と我々の知る歴史には『差違』が生じている。第23代アメリカ合衆国大統領は?」

アヴドゥル「ベンジャミン・ハリスン」

承太郎「彼は『ファニー・ヴァレンタイン』だと答えた」

花京院「ヴァレンタインといえば先日就任したばかりの大統領じゃあないか」

アヴドゥル「どういうことだ・・・歴史が全く違うじゃあないか」


承太郎「そう、スティール氏は『平行世界』から来た人間だ」バン
22 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2020/01/31(金) 22:20:10.22 ID:E+wdUg8L0
花京院「この世界とそっくりの、だが少しだけ違う世界・・・」

アヴドゥル「『平行世界』?まるでファンタジーだ」

花京院「そうも言えませんよアヴドゥル。パラレルワールド理論は現代科学でもよく議論されているそうですからね」

承太郎「これはあくまで仮定だが・・・この『壁の目』は『平行世界』に通じる『ワームホール』」

花京院「あるいは『平行世界』に行き来できる『スタンド使い』がどこかにいるのか・・・」

承太郎「今回の滞在の目的は・・・この『壁の目』の封印と、『平行世界』から来た人間の保護だ」

花京院「異世界からの転生者を保護するのか」

アヴドゥル「放っておくわけにはいかないからな。だが見分ける方法は?」

承太郎「・・・模索中だ」

アヴドゥル「前途多難だな」

花京院「一体どれほどの『平行世界』の人間がこの町にいるのかも分からないのだものな・・・」

承太郎「やれやれだぜ」


 草むらの影<WRRYYY・・・
23 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2020/01/31(金) 23:51:11.39 ID:E+wdUg8L0
今回はここまでで
次回の更新は来週金曜日になります
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