DQV僧侶「エッチしても特に出られたりしない部屋ですって!?」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/07(火) 21:57:42.63 ID:WaG8UU100
僧侶「でもしたい!」

勇者「やべえ僧侶がぶっ壊れた!」

僧侶「勇者様チューですチュー!」グググ

勇者「うおおなんだこの力!?」グググ

魔法使い「取り押さえて戦士!」

戦士「なんだこいつのパワー!?」グググ




ダンジョンの罠に閉じ込められて10日目、僧侶がぶっ壊れました

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1578401862
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/07(火) 22:02:35.37 ID:WaG8UU100
僧侶「勇者様実は私あなたを一目見た時からァァァ!」グググ

戦士「どさくさに紛れて告白すんなァァ勇者から離れろコラァァァ!」グググググ!

勇者「こんなシチュエーションで告白されても困るぅぅぅおおおなんじゃこの力ァァ!?」グググ
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/07(火) 22:03:24.38 ID:WaG8UU100
僧侶「こちとらおぼこのまま死ぬなんてまっぴらなんですよ!」ジタバタ

戦士「暴れるなコラ!」グググ

魔法使い「落ち着きなさい! 全滅してもどうせ教会で生き返れるのよ!?」

僧侶「次もそうやって生き返れる確証がありますか!?
   私結構毎回怖いですよ!!」ジタバタ

勇者「そんなのみんなそうだよ!」

魔法使い「私だって死ぬ度結構怖いわよ!」

戦士「え、つ、次生き返る確証…?」ハッ

勇者「戦士!?」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/07(火) 22:07:39.99 ID:WaG8UU100
戦士「(戦士の家系に生まれた私は、女として生きることなど許されなかった…)」

戦士「(それなのに、周りは女だからと私を一人前の戦士だと認めてはくれなかった…)」

戦士「(…そんな中、私を戦士としても女としても認めてくれる勇者と、仲間達と出会ったというのに…)」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/07(火) 22:11:09.22 ID:WaG8UU100
戦士「い、いやだこんな所で終わるなんて!」

勇者「落ち着いて! ちゃんと生き返れるから! 今までそうだったでしょ!?」

僧侶「でも今まで旅してて死んだら死にっぱなしの人って結構見まし」

勇者「わーっ! わーっ!」

戦士「そうだ勇者オルテガだって死んだら死にっぱなし…」

勇者「うっ」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/07(火) 22:11:48.11 ID:WaG8UU100
勇者「ま、魔法使いなんとか言って!?」

魔法使い「…そ、そうだわなんで勇者オルテガは…?」

勇者「うわやべぇ」

魔法使い「今まで普通に生き返ってたからなんの疑問も抱かなかったけど、
     まさか…」

勇者「落ち着いて!? こんな状況で悪い方向に考えすぎてるだけだから!」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/07(火) 22:15:53.55 ID:WaG8UU100
僧侶「魔法使いさん! 聞いてください!」

魔法使い「!」

僧侶「確かに、生き返る事はできるのかもしれません!
   でもだからって、死ぬまでに悔いを残さないよう、
   やりたい事をして生きる事がそんなに悪いことなんですか!?」

魔法使い「…」

勇者「聞いちゃダメだ魔法使い!
   かなりヤバい意味で言ってるからあれ!」

僧侶「いえ、そうですね、違いますね…
   本当は、きっと間違わずに済む方法もあったんです!
   でも、私達はきっと、今の私達の関係が壊れることを恐れて動けなかった!
   その結果が今なんです! 今になって、やらなきゃいけなくなってしまったんです!
   今私達が間違っているのは、今までの私達が間違っていたからなんです!
   この間違いを正すために、今間違わなければならないんです!」

勇者「何言ってんの!?」




魔法使い「…そうね、きっと私は、居心地の良いこの空気に甘えていたのね…」

勇者「うおぉい!? しっかりしてよ魔法使い!?」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/07(火) 22:20:02.20 ID:WaG8UU100
魔法使い「決めたわ、私も勇者を押し倒す!」

戦士「わ、私も行くぞ!」

勇者「なんでそうなるの!?」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/07(火) 22:20:47.94 ID:WaG8UU100
戦士「実は今まで黙っていたがお前の事が好きだったんだ!」

魔法使い「この旅が終わるまで、こんな事言うべきじゃないって思ってた…
     でも、そんなの言い訳だったんだわ!
     このままじゃきっと旅が終わっても言えないままだった!
     もう何も恐れない!」

僧侶「そうです皆さん! 私達は後に悔いを残さないよう、今を生きるんです!」

勇者「いや絶対後になって後悔するやつじゃんこれ!」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/07(火) 22:21:39.07 ID:WaG8UU100
勇者「僕を好きっていうみんなの気持ちは嬉しいよ!?
   でもこんな場所でそういう事しなくたって良いじゃない!?」

戦士「もう後が無いかもしれないからこうなっているんだ!」

僧侶「どっちにしてもここまでやった以上、
   もう行くとこまで行かないと勇者様逃げちゃうでしょう!?」

勇者「行くとこまで行っても逃げるよ!?」

魔法使い「や、やっぱり逃げるのね!?」

勇者「ああもう!」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/07(火) 22:22:11.16 ID:WaG8UU100
勇者「わかった! もう最終宣告だよ!」ガリガリ!

勇者「今地面に引いたこの線からこっちに来たらもうやりあうしか無いからね!?」

僧侶「ヤリあう!?」

勇者「戦うってことだよ!?」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/07(火) 22:22:58.67 ID:WaG8UU100
1秒後

勇者「ちくしょう全員あっさり超えてきやがった!」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/07(火) 22:27:16.49 ID:WaG8UU100
それはまさに死闘と呼ぶべきものであった
数の上では3対1ではあったが、
勇者が道具袋をいち早く抑えたため勝負の行方はわからなくなっていた
この判断力の速さが勇者が勇者の名だけに依らずリーダーとなった所以であろう


勇者は時としてきえさり草を使い、時としてどくがの粉をばら撒いた
もったいない病で貯め込んでいた力の種や素早さの種ももりもり食べた
しまいには魔法の鍵を相手の鼻に突っ込むという反則技まで飛び出した
しかしやはり仲間に対して直接攻撃することはできなかったのである

最後のこしょうをそこらじゅうに振りまくという涙ぐましい苦肉の策も
勇者本人がくしゃみを連発して隙だらけになるという失敗に終わった
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/07(火) 22:34:01.97 ID:WaG8UU100
魔法使い「ロープ持ってきてロープ!」

僧侶「いえそれよりもくさりがまの鎖の所巻きつけましょう!」ジャラジャラ

勇者「ゥオオやめろォォ!」ジタバタ!

戦士「凄い抵抗だ!」グググ
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/07(火) 22:35:22.13 ID:WaG8UU100
僧侶「い、行きますよ!」ガシッ

勇者「クソこのバカヤロウ! その服にかけた手を踏みとどまるなら今の内だぞ!?
   終わったらもう凄いぞ!? もうあれだぞ!?」

魔法使い「(なんかもう中身の無い事しか言えなくなってる…)」




僧侶「とうっ」ズルッ!
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/07(火) 22:35:58.22 ID:WaG8UU100
僧侶「!?」

魔法使い「な、なな、無い!?」

戦士「なんだと!?」

勇者「ははは! 残念でした!
   実はさっきこっそり变化の杖を使って女の体になってたんだよ!
   ざまーみろ!」

僧侶「そ、そんな…」

戦士「あんまりだ…」

勇者「そんなもあんまりだも僕のセリフだよ!」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/07(火) 22:36:37.00 ID:WaG8UU100
魔法使い「…なら、私達も变化の杖で生やせば問題無いんじゃないかしら…」

勇者「えっ」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/07(火) 22:43:08.41 ID:WaG8UU100
タイトルの一発ネタ思いついてノリで進んだら取り返しのつかないことになってる気がする
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/07(火) 22:48:01.65 ID:WaG8UU100
僧侶「その手がありました!」

勇者「無いよそんな手!?」

戦士「えぇ…? それってどうなんだ…?」

魔法使い「次善の策もやむを得ないわ、理想とは言えないけど高望みしすぎてもダメよ」

僧侶「戦士さん、言っておきますけど戦士さんが参加しなくても私達はやりますからね!」

戦士「し、しないとは言ってないじゃないか!」

勇者「やめろー!」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/07(火) 22:48:31.51 ID:tDEop1DkO
Rの方でやってくれ
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