律子「声真似エステ?」

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2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/31(火) 23:46:17.71 ID:Rkb9gdbDo
律子「って社長室じゃない! 何してるのよ!」

亜美「社長がオッケーしてくれたんだよん」

律子「社長……アンタね、社長室を遊びに使いすぎよ」

亜美「まあまあまあ。お客さん」

律子「じゃあ……」ガチャリ
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/31(火) 23:46:45.53 ID:Rkb9gdbDo
律子「わっ! ベッドあるじゃない!」

亜美「お客さん、館内着をどうぞ」

律子「え、着替えるの?」

亜美「脱いだお洋服はこちらのカゴへ〜」

律子「カゴ……なんか騙されてる気がするんだけど。これ盗んだりしないわよね?」

亜美「しないよ!」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/31(火) 23:47:13.48 ID:Rkb9gdbDo
律子「着替えたわよ」

亜美「ほいほーい。んじゃ、うつぶせになって寝て」

律子「こう?」

亜美「んと……オプション使ってみる?」

律子「なによオプションって」

亜美「今だとAコース、Tコース、Cコースがあるけど」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/31(火) 23:47:42.23 ID:Rkb9gdbDo
律子「全然ピンと来ないわね……おすすめとかないの?」

亜美「んーAコースかなあ」

律子「じゃあそれ」

亜美「はーい。んじゃ、目隠しするねん」

律子「め、目隠し?」

亜美「見えないようにね」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/31(火) 23:48:09.62 ID:Rkb9gdbDo
律子「うつぶせだからもともと見えないでしょ……やっぱり私、やめ」

亜美「律子さん」

律子「なっ!」

亜美「きょうは、しっかり休んでくださいね〜」

律子「ちょっと! どういうことよ!」

亜美「Aコースって言ったっしょ」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/31(火) 23:48:36.72 ID:Rkb9gdbDo
律子「A……あずさ、さん……?」

亜美「それじゃ、背中からいきますね。肩の力抜いてください」

律子「は、はい」

亜美「息を吸って、大きくはいてください。うふふ、緊張してますか?」

律子「い、いえ別に……って、亜美なのよね……」

亜美「私に任せてください」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/31(火) 23:53:16.02 ID:Rkb9gdbDo
律子「……」ゴクリ

亜美「えい」

律子「っ痛あっ!」

亜美「あり? まちがえちった?」

律子「どこ押してるのよ!」

亜美「骨らへん」

律子「そんなとこ触ったってしょうがないでしょ!」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/31(火) 23:53:42.86 ID:Rkb9gdbDo
亜美「ええー、NAVERまとめに書いてあったよ」

律子「あんなとこにまともなことなんて書いてあるわけないじゃない!」

亜美「ま、他でも勉強したけどねん」

律子「なんか一気に冷めたわ……」

亜美「あっ。じゃあ、コース変えてみない?」

律子「そうね……おすすめは?」

亜美「んー、Yコース」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/31(火) 23:54:09.18 ID:Rkb9gdbDo
律子「じゃあそれ」

亜美「おっけー。んんっ……律子さんっ、よろしくお願いします」

律子「雪歩? 本物みたいね……」

亜美「あ、あのっ。私なんかが律子さんを癒せるか、分からないですけど……」

律子「そんな謙遜しないでいいのよ」

亜美「一生懸命、がんばります。それじゃ、はじめますねっ」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/31(火) 23:54:36.81 ID:Rkb9gdbDo
律子「あ……」

亜美「……きもちいい、ですか?」

律子「え、ええ……」

亜美「ふふ……よかったです」

律子(なんだか、触り方が……雪歩っぽい……)

亜美「……凝ってますね」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/31(火) 23:55:04.29 ID:Rkb9gdbDo
律子「そ、そうね。パソコンの作業が……ん、多いから」

亜美「たまにはしっかり休まないと」

律子「うん……」

亜美「……」

律子(疲れがとれてく……)
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/31(火) 23:55:31.68 ID:Rkb9gdbDo
亜美「はいっ。おしまーい」

律子「あ、ありがと雪……亜美」

亜美「ありあり、ゆきぴょんじゃないよ? そんぐらい似てた?」

律子「似てるっていうより……本人みたいだったわ」

亜美「んっふっふ〜、そう言ってもらえるとやったカイがありますなあ」

律子「ね、ねえ亜美。もう1回やってくれない?」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/31(火) 23:55:58.33 ID:Rkb9gdbDo
亜美「いいけど……一応、料金かかるよ?」

律子「えっ」

亜美「いやー、亜美もジゼンジギョーでやりたかったんだけどね。社長室の壺をベンショーしなきゃだし……あっ」

律子「い、いくらよ」

亜美「あれ? 聞いてなかった? ら、らっきー」

律子「えっ? お金払えばやってくれるんでしょ?」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/31(火) 23:56:24.33 ID:Rkb9gdbDo
亜美「あ、うん。そうだけど……」

律子「いくら?」

亜美「せ、1000円」

律子「……はい」

亜美「ゆ……っ、諭吉っ!!」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/31(火) 23:57:01.92 ID:Rkb9gdbDo
律子「事務もやるアイドルの疲れ、舐めてるわけじゃないわよね」

亜美「り、りっちゃん。目が怖」

律子「1万円あれば、そうね……10人分、やってもらえるわね」

亜美「10人!? な、765プロ全員じゃん!」

律子「いいじゃない。全員にマッサージしてもらえるなんて早々ないわ!」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/31(火) 23:57:33.88 ID:Rkb9gdbDo
亜美「てか亜美、仕事が」

律子「きょうのスケジュールぐらい把握してるわ。アンタ、オフじゃない」

亜美「なっ……なんでそれを」

律子「真美が帰ってくるまでに壺代を弁償するのよね?」

亜美「んなっ! 聞いてんじゃん!」

律子「一日中、付き合ってもらうわよ。マッサージ」

亜美「ひえ〜〜〜っ!!」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/31(火) 23:58:04.17 ID:Rkb9gdbDo
――――

真美「たっだいまー! あり? 亜美、どったの?」

亜美「真美……」

真美「んー?」

亜美「亜美、特技に書いてるモノマネ、消すよ」

真美「なんでっ!?」

つづけ
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/31(火) 23:58:41.47 ID:Rkb9gdbDo
終わりです。癒やしがほしい。今年もありがとうございました。
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