【亜人だらけ】アマネ「亜人だらけの」コダマ「クリスマレディオ〜」【番外編】

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34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/26(木) 20:27:14.35 ID:6mTxFmEDO
普段何してるのか
35 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [sage]:2019/12/26(木) 20:35:42.18 ID:9rBAE0EY0
アマネ「普段何してるのか」

アマネ「そうだよ。普段から何してるんだよ」

セフィム「散歩ですよ」

コダマ「えーっとそれ以外には」

セフィム「お散歩ですね」

コダマ「ほら趣味とか」

セフィム「ふふ、散歩です」

アマネ「はい、ゲスト間違えたー!!」

コダマ「まぁまぁ、散歩も楽しい、みたいですし」

コダマ「散歩の何が好きなんですか?」

セフィム「いろいろな方に出会えることです」

セフィム「東や西や北や南、どこに行っても人と巡り合えますから」

コダマ「え、うん、なになに。ここで情報が入ったんすけど、セフィムさん、番長連の会合に出席したこともあるとか」

アマネ「なにやってんだよ」

セフィム「歩いていたらいつのまにか」

コダマ「番長さんたち困惑でしょうね」

コダマ「追い出そうとしてもなぜか現れ続けたとか」

アマネ「何もんだよこいつ」

セフィム「人をあれやそれで表すことはできない。表してしまえば僕が僕でなくなってしまうから」

コダマ「ちなみにそのよく意味深なこといってるのはなんなんすか?」

セフィム「?」

アマネ「無意識かよ………」

アマネ「とりあえずは普段からさ迷ってっるらしい。会いたい奴は学園内をさ迷ってれば出会えるかもな」

セフィム「人に会いたいのならまずは歩いてみることさ。考えていても雲はまってはくれやしない」

アマネ「…ぶっちゃけこいつとトークできる気がしねぇわ」

アマネ「あー次のメール」

コダマ「>>36さんっす」
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/26(木) 20:43:36.58 ID:Ru8SGV+ko
学園三奇人ってまさか貴女じゃ
37 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [sage]:2019/12/26(木) 20:54:52.49 ID:9rBAE0EY0
アマネ「学園三奇人ってまさか貴女じゃ」

アマネ「だそうだが、どうなんだ?」

セフィム「そう呼ばれたことはないですよ?」

コダマ「っていうか学園内の奇人って三人で収まるのか?」

アマネ「だよな。リューンのところの三姉妹は三奇夫人とか呼ばれてるのは知ってるけど」

コダマ「上二人は本当に有名ですからねぇ。ルミエールさんは三奇人の一人って呼ばれてるのは知ってるっすけど」

アマネ「この学園、本当謎だらけだよな」

コダマ「生徒数1万じゃすまないですし」

セフィム「奇妙と君が言うのなら僕はそれに胸を張って特別なのさと答えよう」

コダマ「まぁ、奇妙なのは否定できないよね。セフィムさん」

アマネ「まぁ、三奇人が誰なのか、今後きっと出てくるんじゃないか?(他力本願)」

コダマ「レディオでは三奇人の情報について募集してまーす」

コダマ「さて次のメールは>>38さんからです」
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/26(木) 20:59:08.80 ID:pzz+tR2q0
もしかしなくてもボッチ?
39 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [sage]:2019/12/26(木) 21:12:35.29 ID:9rBAE0EY0
コダマ「もしかしなくてもボッチ?」

セフィム「ボッチ、とは」

コダマ「親しい人はいるのかってことっす」

アマネ「たしかに誰かとつるんでるイメージないわな」

セフィム「仲がいい人はいますよ」

アマネ「へぇ、そいつぁ意外だ。誰なんだ?」

セフィム「数年前にゼミ教諭として赴任してきた」

コダマ「あの赤毛でそばかすで眼鏡で地味目の」

セフィム「えぇ、あの方とは星の巡り会わせが良いみたいで」

セフィム「それと、リリーのところにいることもありますね」

アマネ「リリー?」

コダマ「教会のシスターさんです。あの人も天使ですしね」

セフィム「それとペナンドットさんとも親しいと思っています」

コダマ「神出鬼没のペナンドットっすか。たしかにセフィムさんも神出鬼没っすもんね」

アマネ「そういう奴らだからなんか気があうのか?」

セフィム「だからボッチとやらではないのです」

セフィム「私を一人だと笑うのなら笑えばいい。私には一人になれるという選択肢を選んだ意志があるのだから」

コダマ「これ二重人格疑惑あるっすよね」

アマネ「じゃなかったらこえぇよ」

コダマ「っと、もうお時間っすね」

アマネ「じゃあセフィム。お疲れ様」

セフィム「今日はありがとうございます。これを聞いてる方」

セフィム「またどこかでごきげんよう」

コダマ「あれ!? もういない!?」

アマネ「あいつは死角を移動する術でもつかってんのか?」

コダマ「えーっと、ここで一曲」

コダマ「アイレーンで『思春期少女的狂奏曲』」
40 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [sage]:2019/12/26(木) 21:20:40.09 ID:9rBAE0EY0
コダマ「学内の音楽シーンはめまぐるしくかわっていきますね」

アマネ「そこらへんは放送部もかかわってるからな」

アマネ「プロデュース部の部長からいろいろはなし仕入れてるし」

コダマ「アマネさんてきに次来そうな歌手は?」

アマネ「あー、マンドラゴラがボーカルやってるデスメタルバンド『マンドレイク・スクリーミング・ゴア』かな」

コダマ「アマネさんっぽい趣味っすね。ちなみに俺は機械天使のテクノユニット『発条式奇怪少女集団』っすかね」

アマネ「年末の音楽祭も楽しみだな。これを聞いてるやつらは誰を応援してるんだろうな」

コダマ「こんどアンケートとってみるのもいいっすね」

コダマ「次のゲストの準備整ったみたいですよ」

アマネ「そんじゃあ次のゲストは>>41だ」
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/26(木) 21:20:56.08 ID:qIKWPnVdO
モモ
42 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [sage]:2019/12/26(木) 21:30:13.22 ID:9rBAE0EY0
モモ「カリスマJK、モモだよー。よろしくねっ」

アマネ「うわ、ビッチきたよ」

コダマ「モモちゃんちーっす」

モモ「コダマん、ちーっす」

アマネ「お前は、確かモマの従妹だったか?」

モモ「そーだけど、種族は違うし」

アマネ「お前もパンツ見せるのが趣味なのか?」

モモ「パっ、パンツゥ!? べ、別にそれくらい見せる自信あるけど」

アマネ「ちらり」ペラッ

コダマ「おっ、ピンク」

モモ「きゃっ。めくるとかあんた変態なわけ!?」

アマネ「自信あるって言うから。だったらスカート脱いでパンイチであるけば?」

モモ「それただの変態でしょ!? ファッションって言葉しってんの!?」

アマネ「でも男性経験豊富なんだろ? いまさら見せるくらい」

モモ「ももも、もちろん男なんて日替わりだし? さらにお代わりだし?」

アマネ「クソビッチじゃん、やっぱ(ズキューン)とか(ばきゅーん)なプレイはするのか?」

コダマ「規制音被せるの面倒なんでそういうネタは勘弁勘弁」

モモ「えっ、なにそれ」

アマネ「知らないのか?」

モモ「あたしくらいになるとディープすぎて逆に常識が非常識っていうか」

アマネ「うわっ、ひくわ」

アマネ「で、そんなクソギャルビッチにメールが来てるぞ」

コダマ「>>43さんからっす」
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/26(木) 21:37:00.13 ID:pzz+tR2q0
ぶっちゃけモマのことはどう思ってるの?
44 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [sage]:2019/12/26(木) 21:45:58.70 ID:9rBAE0EY0
コダマ「ぶっちゃけモマのことはどう思ってるの?」

モモ「モマねえは、口うるさい姑みたいな存在かな」

アマネ「口うるさいのか?」

モモ「はしたない服装してーとか、言葉使いがどうのってちょーうるさいの!」

モモ「私は私。カリスマJKなんだから!」

コダマ「おしゃれって一言でいうとあれだけど、拒絶反応でちゃう人がいるタイプのおしゃれだもんな」

モモ「ちょーかわいいじゃん?」

コダマ「頭硬い人とかは嫌いそう。アマネさんはこういう格好はどうっすか?」

アマネ「いや、俺には似合わねぇだろ」

モモ「そんなことないよ。今度コーディネートしちゃおっか?」

アマネ「ソロに写真撮られてからかわれるのがオチだ」

コダマ「結局モマさんのこと嫌いなん?」

モモ「嫌い、じゃあないけどー」

モモ「もうちょっと、私のこと理解してくれたらなって、思う」

コダマ「だそうですよモマさん。このレディオ聞いてるといいな」

アマネ「初めてこのラジオが役に立ったかもな」

モモ「ってかモマねえも野暮ったい格好してるし、私がコーディネートしたいのに」

コダマ「新聞記者か探偵かってみたいな恰好してるっすもんね。キャスケット被って」

アマネ「スカートが精いっぱいのおしゃれなんだろうな」

モモ「つーことで、今度の休み、一緒に服買いに行くから、よろしくっ」
45 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [sage]:2019/12/26(木) 21:46:24.67 ID:9rBAE0EY0
今日はここまで

もうクリスマス関係ない

名前だけしか出てないキャラでも全然OKです
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/26(木) 21:48:46.05 ID:Ru8SGV+ko
乙乙
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/26(木) 21:52:03.69 ID:pzz+tR2q0
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/26(木) 22:23:04.52 ID:tya0vEdqO
本編関係ない番外編好きだから数日してもいいんやで
49 : ◆.uAmgjCUV/iJ [sage]:2020/01/09(木) 19:13:05.18 ID:fNj8B9ZE0
コダマ「もうすぐCMあけまーす」

モモ「CMやたら長くなかった?」

アマネ「あん? 気のせいだろ」

コダマ「3,2,1」

アマネ「って感じで別に仲が悪いわけじゃないみたいだな。つまんねぇの」

モモ「なに。あんた的には仲が悪かったほうがよかったの?」

アマネ「修羅場にこそ俺たちありってな。不仲のほうがいろいろと面白い」

モモ「残念。でも、向こうが私のことどう思ってるかは知らないけど」

コダマ「まぁまぁ、きっとモマさんもモモさんのことかわいい妹みたいにおもってますって」

コダマ「じゃあ次のお手紙! >>50さんからっす!!」
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/09(木) 19:21:12.73 ID:bOfW820TO
クレル
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/09(木) 19:46:09.73 ID:t8Dy3k8Q0
安価は手紙の内容じゃね?
安価なら恋愛経験ゼロって噂は本当?
52 : ◆.uAmgjCUV/iJ [sage]:2020/01/09(木) 20:17:58.49 ID:fNj8B9ZE0
コダマ「あれ、これ生徒会のクレルさんじゃん」

アマネ「お、なんて?」

モモ「クレルって、結構美人で有名の。そんな人から私に一体なんの」

コダマ「恋愛経験ゼロって本当?」

モモ「そそそ、そんなわけないでしょ。こんな激カワギャルが恋愛したことないなんて、そんなわけないじゃない」

コダマ「っすよねー。それで今まで付き合ってきたのはどんな人?」

モモ「い、いっぱいいすぎて覚えてないわね」

アマネ「まじかよ。くそビッチじゃん」

モモ「私にとって恋愛なんて食事と一緒だもの」

コダマ「ほえー、俺もそこまでモテてみてぇなぁ」

コダマ「なんかモモさんキスとかあいさつ代わりっぽいっすよね」

モモ「き、キス!?」ボッ

アマネ「ん、どした。顔真っ赤だが。もしかして」

モモ「い、いやキスなんてお子様がすることだから。あたしくらいになると人前でできないもっとやばいキスするから、かえって普通のキスはこっぱずかしくてできないというか」

アマネ「ふーん、なるほどねぇ」

コダマ「放送禁止級のキスっすかぁ。ディープなやつかな」

アマネ「多分もっとえげつないんだろ」

モモ「当り前じゃない」

アマネ「へぇ、それで初体験はいつ?」

モモ(初体験? キスのことよね。それだったら幼児舎で見たことあるわ)

モモ「4歳のときよ」

アマネ「………まじかよ」

モモ「もちろん。なんたってモテモテだったもの」

アマネ「これ以上突っ込むとやばい話題になりそうなんで次いくぞ」

コダマ「はいよっす。えーと次のお葉書は>>54さんから」
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/09(木) 20:20:58.94 ID:urLXerqYO
kskst
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/09(木) 20:21:25.95 ID:RdbJXKpYO
今までのデートで特に印象深かったことは?
55 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [sage]:2020/01/09(木) 20:32:16.88 ID:fNj8B9ZE0
コダマ「いままでのデートで印象深かったことは?」

モモ「えーっと、それは」

アマネ「なんかこいつのことだから多人数プレイとか言いそう」

モモ「多人数プレイ…」

アマネ「えっ。まじであんの?」

モモ「初等部の時にクラスの男子達とやったことあるけど」

モモ(おままごと。これもデートよね?」

アマネ「…お前の人生ゆがみきってねぇか? チビのときなにやってんだよ」

モモ「お母さんって呼ばれてたわ」

アマネ「おいおい、ロリショタでママショタプレイは業が深いぜ」

モモ「あ、でも、犬役とかもいたから」

アマネ「プラスSM………」

コダマ「壮絶な世界っすね。これ放送していいんすか?」

アマネ「いや、生放送だし」

モモ「結構頻繁にしてて、男子を追ったり、追われたりとか、物陰に一緒に隠れて息を殺したりとか、あとはみんなビショビショになって」

コダマ「わーわー!! 次の曲いくっすよ!」

アマネ「エコーロケーションズで『ココロ・パルス』」
56 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [sage]:2020/01/09(木) 20:36:56.88 ID:fNj8B9ZE0
コダマ「危うく放送事故になるところだった」

アマネ「もう手遅れな気がするわ」

コダマ「モモさんにはご退場してもらいました」

アマネ「歩くセクロスは放送事故のもとだからな」

アマネ「いやしかし、恋人同士がなぜか過ごすこの今日にどれだけの人が聞いてるんだろうな」

コダマ「はい、ここで緊急速報」

アマネ「どした」

コダマ「少年君捕獲大会、決着がついたそうです」

アマネ「そんなもんやってたのか」

コダマ「この日を一緒に過ごしたいといろんな人から追われたらしいっす。モテるっすねぇ」

アマネ「本人心底迷惑そうにしてるけどな。優勝者は姉か?」

コダマ「あー、そこまでまだ情報は入ってないっす」

コダマ「さて、次が最後のゲスト!」

アマネ「>>57準備はいいか?」
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/09(木) 20:37:24.98 ID:FZtp2nFIo
ベルンカステル
58 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [sage]:2020/01/09(木) 20:47:06.59 ID:fNj8B9ZE0
ベルン「呼ばれたけれど、こんななれ合いに意味はあるのかな」

アマネ「ないとは思うけどこっちもスポンサーいるんでな」

コダマ「ちょちょちょ、レディライト家の人っすよ?」

アマネ「でも学生だ。なら立場は一緒だろ」

アマネ「ってか、この季節にベルンカステル嬢がいるとひどく部屋が冷えるな」

ベルン「僕じゃどうしようもないよ。君は呼吸を止めることができるのかい?」

アマネ「まぁ、こんな時のために毛布持ってきてたけどよ」

コダマ「あ、俺もください」

アマネ「すまねぇがこの毛布は一人用なんだ」

ベルン「しかしあの少年とやら、いったいなんの価値があるのかな。解せないよ」

ベルン「所詮人間。特別な力などないのに」

アマネ「でもロード家のものだからな」

ベルン「戦前の引きこもり貴族の末裔が、レディが連れ出さなきゃその座にいないのに」

アマネ「えーっと、どうかしたか?」

ベルン「いや、なんでもないよ。それより自己紹介をしておこうか」

ベルン「僕はベルンカステル・レディライト。分家だけど、能力は本家には負けてないさ」

ベルン「もし、私たちを迫害するような輩は、顔を炙って樽に閉じ込めるからよろしく」

アマネ「こえぇよ。つーかレディライトを迫害するやからなんていないだろ」

ベルン「さぁね。人間は信用できない」

コダマ「そんなミステリアスなベルンカステルさんにお手紙が届いてるっす」

コダマ「>>59
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/09(木) 20:52:15.16 ID:urLXerqYO
人間嫌いなようだけど、親戚に人間にお熱なのがいるぞ
60 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [sage]:2020/01/09(木) 21:05:16.92 ID:fNj8B9ZE0
コダマ「人間嫌いなようだけど、親戚に人間にお熱なのがいるぞ。だそうです」

ベルン「人間に………? いったいそれは」

アマネ「ベルンカステル嬢的にはそれ許せるのか?」

ベルン「許したくはない、といったところかな」

ベルン「でも、みんなには幸せになってほしいし、その人間がどんなものか見極める必要があるね」

アマネ「もしダメな人間だったら」

ベルン「そのときはボクが憎まれ役を買うさ」

ベルン「でもレディライトの血に人間が混じることは好ましくない。もしかするといざってときは………」

アマネ「いざってときは?」

ベルン「地下牢にでも幽閉しようかな」

アマネ「金持ちだから実際できそうで嘘かどうかこれわかんねぇぞ」

コダマ「実際やってしまいそうなところが怖いっす」

ベルン「幸せになれそうなら応援するよ。まぁそれにはまず」

ベルン「ボクたちに並ぶ能力をもってないといけないけどね」

アマネ「ムリゲーじゃん」

コダマ「レディライトさんたち、みんなハイスペックっすからね」

ベルン「ボクたちは幸せにならないといけないんだ。それがボクたちの義務」

コダマ「ベルンカステルさんにはいいひとはいないんすか?」

ベルン「ボクに?」

ベルン「考えたこともなかったな」

アマネ「我こそはというやつら、ベルンカステル嬢はフリーだぞー」

ベルン「くくく。待ってるよ?」

コダマ「さて次のお手紙>>61さんからっす」
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/09(木) 21:09:51.41 ID:FZtp2nFIo
初代レディライトの伝記本持ってるけど初代様かわいいよね
初代様の旦那になりたいだけの人生だった
62 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [sage]:2020/01/09(木) 21:18:23.54 ID:fNj8B9ZE0
コダマ「初代レディライトの伝記本持ってるけど初代様かわいいよね 初代様の旦那になりたいだけの人生だった」

ベルン「惜しい、時代が数百年遅かったね」

ベルン「確かに初代は眉目秀麗で頭脳明晰だったらしいね」

ベルン「社交界では輝くその姿でいろんな人を魅了したらしいし」

ベルン「でも初代も人間嫌いでね。知っているとは思うけれど人間に裏切られたんだ」

アマネ「ベルンカステル嬢も人間となにかあったのか?」

ベルン「………ボクも信じてた人に裏切られたからさ」

アマネ「坊主にくけりゃ袈裟まで憎いってやつか」

ベルン「初代の生き写しと言われているボクで良ければ一度お相手してあげてもいいよ」

ベルン「君がボクに見合う亜人であるならね。ククク」

アマネ「人間だったら…?」

ベルン「人間が、ボクを愛するわけないさ」

ベルン「もう、ボクにその資格はない」ボソッ

コダマ「人間とベルンカステルさんの溝は深い。まぁ、藪蛇にならないように次の話題に」

コダマ「>>63
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/09(木) 21:26:26.25 ID:pzVcpmrkO
どんな邪法に手を出したんだ?ベルグレイン
64 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [sage]:2020/01/09(木) 21:30:24.98 ID:fNj8B9ZE0
コダマ「どんな邪法に手を出したんだ。ベルグレイン」

ベルン「!?」

アマネ「名前間違ってるしわけわかんねぇよ」

ベルン「はは、あて名はあるかい?」

コダマ「あて名………ペンネームっすね」

コダマ「黒衣の勇者さんからっす」

アマネ「懐かしいな、見てたわ」

ベルン「………」

ベルン「生きている…のかい、君は」

アマネ「ん?どうした?」

ベルン「いや、なんでもない。それより間違いみたいだし次のはがきにいこうよ」

コダマ「っすね。じゃあ最後>>65さんから」
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/09(木) 21:40:18.04 ID:H2INpY0PO
レディライト家親戚多いけど
皆のことどう思ってるん
P.S ベル一族は報われてもいいと思う
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/09(木) 21:45:33.31 ID:Gc5spuCr0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1539541286/
IDコロコロ変えて連取りしてるんじゃねーよゴミ
67 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [sage]:2020/01/09(木) 21:49:47.76 ID:fNj8B9ZE0
コダマ「レディライト家親戚多いけどみんなのことどう思ってるの PS.ベル一族は報われてもいいと思う」

ベルン「ハハハ、ボクたちが報われない? そんなわけないじゃないか」

ベルン「金も名誉も地位も、全部手に入れたのだから」

アマネ「それで、ほかのレディライト家の人のことどう思ってるんだ?」

ベルン「もちろん大好きさ。愛してるよ」

アマネ「こりゃまたストレートな」

ベルン「クク、みんなの存在はレディライト家繁栄のあかしだからね」

コダマ「でも姉妹がいっぱいってうらやましいっすね」

アマネ「そういえばレディライト家のやつって女しか聞いたことねぇけど男はいないのか?」

ベルン「さぁ、ご想像にお任せするよ」

アマネ「さて、時間もそろそろ」

コダマ「あっという間だったっすね。いろんな人と知り合えてよかったっす」

ベルン「みんなも今日という日を楽しみに過ごすといい」

ベルン「もしかしたら気まぐれな幽霊が会いに来てくれるかもしれないしね」

アマネ「それじゃあ風邪ひくなよー」

コダマ「このレディオはアマネとコダマとゲストの皆さんでお送りしました」

コダマ「最後に相殺部隊で「ユーレイズ」」

アマネ「んじゃあなー」

コダマ「ばいばーい」
68 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [sage]:2020/01/09(木) 22:02:51.60 ID:fNj8B9ZE0
〜とある暗闇のなか〜

「君はまだ生きていたのか」

「いいや、死んでいないだけだ」

「あのハガキ、いったい」

「私自体が呪いの塊みたいなものだからな。わかるさ」

「一体どんな呪法を使った」

「呪法だなんて、ただのおまじないさ」

「何が目的だ」

「一族の繁栄だったか、いや人間の抹殺だ」

「俺がお前をそこまで追い込んだか」

「あぁ、そうさ。君のせいでボクはひねくれてしまった」

「本当に申し訳ないと思っている。あれは全面的に私が悪い」

「君は絶対に許さない。それだけは心の底に刻み込まれている。あの熱さとともに」

「この体にはないはずの傷が痛むのさ」

「………どうする。俺は抵抗しない。死にもしないがな」

「………君が、君がもしまともなら」

「ボクは今でも王子様の存在を信じてられたんだ」

「王子、様?」

「今だから言うよ、ボクは君が『好きだった』。あの時までは」

「だからこそあの時のボクの思いを裏切った君を許さない。いいや、それだけじゃない」

「ボクは人間たちがしてきたことを全部覚えている。ランハオの姿やレディ家の兄がやったこともね」

「人間の禍々しいところを見てきたんだ。だから今更ボクは人間を受け入れようなんて思わない」

「どうする。ボクはきっと人間をこれからも追い込んでいく。君が勇者を気取るというなら」

「勇者だなんて、そんな名前は名乗れない。何一つ守れなかった私に勇者だなんて、それは揶揄というものだ」

「私の目的はただ一つ、死ぬことだけだ」

「く、ククク、いい気味だ。君が永遠に苦しむのを見るのはね」

「それで贖罪となるのなら。この哀れな体をいくらでも見るといい」

「死なない体で見ているといい。人間たちが滅んでいく姿を」

「…なにかあるというのか」

「もうすぐ、もうすぐ始まる。クククっ」

「もう一度、あの日々が戻ってくるのさ」
69 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [sage]:2020/01/09(木) 22:03:25.83 ID:fNj8B9ZE0
おわり

クリスマス限定のはずなのにずいぶん長いことかかってしまって申し訳ない。

では、また本編のほうで

おやすみなさい
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/09(木) 22:05:39.58 ID:FZtp2nFIo
乙乙
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/09(木) 22:17:35.21 ID:t8Dy3k8Q0
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/09(木) 22:18:33.31 ID:RdbJXKpYO
おつ
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