カイジ「放課後さいころ賭博・・・・?」

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45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/07(土) 14:12:31.32 ID:AIE6cME40
>>44

訂正:×60000万円→○6000万円
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/07(土) 14:12:43.15 ID:JLu2vkDM0
頭ヤバい人と勘違いされるんじゃないか?これ
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/07(土) 14:14:15.73 ID:AIE6cME40
カイジ「地下での博打で返済するための元手は手に入れた・・・・」

カイジ「80万円・・虎の子の軍資金・・・・これを20日間で、6000万に化けさせる・・・・!」


翠「そ、そんなこと……どうやって……?」


カイジ「ギャンブルだ・・・・! それもレートが異常に高い・・・・超高額の金が飛び交う違法賭博で・・・・!」

カイジ「そのために探していたんだ・・・・賭場を・・。それで、たまたま行き着いたのがこの『さいころ倶楽部』だった」

カイジ「ネーミングで・・ギャンブルができる場所だと思って・・まあ、想定外だったけど」


美姫「そんな事情が……あったんやね」

翠「悪いけど……ちょっとあまりに話が突飛過ぎて」

綾「信じられないよぉ〜〜!」
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/07(土) 14:20:14.01 ID:AIE6cME40
カイジ「ああ、ごもっとも。信じられねぇよな・・・・」

カイジ「俺の生きてる世界って・・・・はっきり言って異常・・・・!」

カイジ「超常的現実離れ・・・・!」

カイジ「ていうか、ぶっちゃけ信じてもらえなくたって構わない・・・・」

カイジ「何言ってんだコイツ?・・・・もういっそ・・キ○ガイだと思われたって仕方ねぇ・・・・でも」

カイジ「でも、つい・・・・喋りたくなってしまった。あんたたちには・・」


美姫「カイジさん……」
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/07(土) 14:21:33.37 ID:AIE6cME40
カイジ「だから、余計に思うんだ・・・・」

カイジ「この『さいころ倶楽部』の遊戯空間・・・・。一見怖そうに見えて・・・・気さくで面倒見のいい店長さんや」

カイジ「あんたたちのような素敵な女の子達と出会えたこと・・・・」

カイジ「夢のような楽しいゲームができたこと・・・・」

カイジ「こんな世界を味わえたことが・・・・最っ高で・・・・極上の時間・・・・!」


カイジ「優しすぎるんだ・・・・この世界っ・・・・・・」


カイジ「だから・・・・! 涙が・・・・止まらないっ!・・・・ああああっ・・・・」ぼろぼろぼろ・・
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/07(土) 14:23:03.29 ID:AIE6cME40
美姫「カイジさん」なで

カイジ「美姫・・・・」

美姫「ええんよ……辛かったら好きだけ泣いたら」ぽろ・・

美姫「私も……カイジさんと比べたら……っ……全然ちっぽけなことばかりやけど」ぽろ・・

美姫「よく……泣いてたんよ……たったひとりで」

カイジ「美姫ぃ・・・・」ぼろぼろ・・
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/07(土) 14:25:13.10 ID:AIE6cME40
美姫「でも、私、いろんな人に出逢って・・・・変わったんよ。アヤちゃんやミドリちゃと友達になって」

綾「…………」

翠「…………」

美姫「ここには今おらへんけど、エミーちゃんって留学生の子とも仲良うなって」

美姫「学校の人たちとも、親戚の人ともいろんな関わりが増えて」

美姫「それで……変われたんよ」

カイジ「・・・・・・・」ぼろぼろ・・

美姫「カイジさんもさっき言うたよね。大切な仲間がいるって。仲間がいたら……きっと大丈夫」

美姫「こんなん、私が言うても無責任かも知れへんけど……カイジさんならきっと大丈夫だと思うから……だから」


美姫「今は思いっきり泣いて……ため込んでたもの全部……吐き出そう?」にこっ


カイジ「美姫・・美姫・・・・うわああああああああっ」ぼろぼろ・・
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/07(土) 14:27:29.62 ID:AIE6cME40
綾「カイジくん……ひっく……」ぽろ・・

翠「ちょっと……アヤ……あなたまで……っ……」


店長「カイジくん」


カイジ「店長・・・・」

店長「とりあえず、今日はもう遅いから、俺の家に泊めてやるよ」

店長「泣きたいだけ泣いて、スッキリしてから。明日のことは……明日考えてもいい時だってあるはずだ」

店長「俺にできることはほとんどないが、どこか目指す場所があれば……車ぐらい出すからね」


カイジ「店長・・・・。優しいおじさん・・・・・・!」
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/07(土) 14:29:16.36 ID:AIE6cME40
美姫「カイジさん、大丈夫……大丈夫やから」

綾「安心して……私たちに甘えたらいいんだよ」

翠「そう。私たち……こんなにいっぱい遊んだのよ。……もう、カイジさんも『さいころ倶楽部』の仲間なんだから」


カイジ「みんな・・・・ありがとう・・・・・・」

カイジ「ありがとう・・・・ございますっ・・・・・・・!」
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/07(土) 14:32:57.84 ID:AIE6cME40






カイジは店長の善意で一晩を京都で過ごし、翌朝、裏カジノを探すため土地勘のある東京へ移動

店長は車で送ることを再三申し出たが、これをカイジは固辞

それは、これ以上ギャンブルとは無縁の優しい人たちに迷惑をかけられないとの、カイジの強い意志によるものだった

出発前、カイジのことを心配して再び集まった美姫達に別れを告げ、再び常軌を逸したギャンブルの闇世界に戻ったカイジ


またいつか、京都に寄ったら「さいころ倶楽部」の扉をたたくと約束し、カイジにとっての「大切な仲間」を救う戦いの渦中へ――

これからも波乱に満ちた逆境無頼の人生を送ることになるカイジだったが

京都でのたった一夜の夢のごとき体験は、カイジの記憶の片隅で、静かに、しかし確かに生き続けた


どんなにつらい世界でも、前を向いて生きていけ・・・・カイジっ・・・・・・!







                                            (おしまい)
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/07(土) 14:34:41.31 ID:AIE6cME40
昨日は戸愚呂SS書いたんで、今日はカイジで

nicknameは実在するカードゲームです。
実際これ面白いから興味があったらググってみて

それでは
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/07(土) 20:01:59.13 ID:XRYNNk1Lo
おねだりで破滅させる美姫ちゃんすき
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2021/10/11(月) 23:29:08.44 ID:E9pfpeuRO
『カイジ2〜人生奪回ゲーム〜』
アマプラ/ウォッチパーティー』
(22:32〜放送開始)

https://www.twitch.tv/kato_junichi0817
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