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【アズールレーン】 黒青の空
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117 :
◆rDMPFYnrzE
[saga]:2019/12/04(水) 19:08:12.08 ID:/pT5YGo8o
エンプラ「それで、元指揮官が望むのであれば、軍の方でそちらの身柄を保護するか、或いは今度こそ誰の目も届かない住まいを探し出して提供するか、提案しているのだが……」
指揮官「不祥事の隠蔽の為に、手元で飼われるか世捨て人になるか選べということか」
エンプラ「……そう取られてしまっても仕方ないだろう。事実、上の方では過激な声もあると聞いている」
エンプラ「だが元指揮官に不義理な真似は許さないと、加賀を始めとしたKAN-SENの皆が交渉した結果がこの選択肢なんだ。その気持ちは汲んでやって欲しい」
指揮官「……そう言われたら、俺には感謝することしか出来ないじゃないか」
指揮官「心配しなくても良い。どの道、今度こそ誰も知らない土地へ旅立とうと考えていた所なんだ」
指揮官「軍が探してくれるというなら、喜んでその提案に乗るさ」
エンプラ「分かった。そう伝えておこう」
118 :
◆rDMPFYnrzE
[saga]:2019/12/04(水) 19:08:39.60 ID:/pT5YGo8o
エンプラ「……さて、それじゃ私もそろそろお暇しようと思う。現在着任している貴方の後輩には、まだまだ補佐が必要だからな」
指揮官「……上手くやれているか?」
エンプラ「あぁ。彼女は優秀だよ。今や最重要拠点と化しているこの施設で、力不足と自覚しながらなんとか業務をこなしている」
エンプラ「私達の事もよく気にかけてくれているしな。少し、貴方に似ている」
指揮官「それは良かった。本当に、そう思う」
指揮官「……俺に似ているというのは、その人に失礼な気もするが」
エンプラ「私なりの最大級の好意の示し方だよ」
119 :
◆rDMPFYnrzE
[saga]:2019/12/04(水) 19:09:06.98 ID:/pT5YGo8o
エンプラ「では元指揮官。私はこれで――」
指揮官「エンタープライズ。最後に一つだけ、教えて欲しい事がある」
エンプラ「なんだ?」
指揮官「お前たちは……心なんて無いほうが良かったと思うか?」
エンプラ「…………」
指揮官「……いや、済まない。忘れてくれ」
エンプラ「思った事がない、というと嘘になる」
指揮官「……!」
エンプラ「だが私は――心があるからこそ、誰かの想いを背負って戦うことが出来るのだと思う」
120 :
◆rDMPFYnrzE
[saga]:2019/12/04(水) 19:09:34.09 ID:/pT5YGo8o
指揮官「例えそれが報われない想いかも知れないとしてもか?」
エンプラ「元指揮官……いや、敢えてこう呼ぼう。指揮官」
エンプラ「私達は確かに悩みもする。苦しみも悲しみもする。時には涙も流すだろう」
エンプラ「それでも私達が力を振るうことが出来るのは、そこに願いがあるからだ」
指揮官「願い……?」
エンプラ「明日は良い日でありますように。少しでも幸せでありますように」
エンプラ「そんな小さな願いを、普段の生活から僅かでも感じ取る事がある」
エンプラ「その度に思うんだ。この暖かな日々を守るためなら、例えこの体がいくら傷ついても構わないだろうと」
指揮官「…………」
エンプラ「私達の力は強大だ。ただ命令を遂行するだけの人形であれば、徒に戦禍を広げることにも躊躇いはしなかっただろう」
エンプラ「だから私達は心に委ねるんだ。己の力の矛先を、決して過たないように」
エンプラ「――守りたいものの為に、力を振るえるように」
121 :
◆rDMPFYnrzE
[saga]:2019/12/04(水) 19:10:01.59 ID:/pT5YGo8o
エンプラ「指揮官。結末はどうあれ、赤城は心を持って生まれて、貴方を慕うことが出来てきっと幸せだった。私はそう思う」
指揮官「……強いな、お前は。俺はまだ、そこまで気丈にはなれないようだ」
エンプラ「失くしたものを忘れろとは言わない」
エンプラ「だが同時に憶えていて欲しい。貴方が守ってきた物もまた、この世界に息づいているのだと」
指揮官「……あぁ、忘れない。絶対に」
エンプラ「それは良かった。私もその中の一人なのだからな」
エンプラ「では、今度こそ……さようなら、指揮官」スッ
ガチャ
指揮官「あぁ。元気でな、エンタープライズ」
バタン
………………
…………
……
122 :
◆rDMPFYnrzE
[saga]:2019/12/04(水) 19:10:28.58 ID:/pT5YGo8o
―― 波止場 ――
指揮官「…………」
指揮官「今度こそ、一人だけでの旅立ちだな」
指揮官「ただでさえ忙しい重要拠点の業務に加えて、今回の事件だ」
指揮官「暫くは激務に追われるんだろうな……合同演習もどうなった事やら」
ボォーー
指揮官「っと……もう出発か」
指揮官「急がねばな」
123 :
◆rDMPFYnrzE
[saga]:2019/12/04(水) 19:10:55.60 ID:/pT5YGo8o
指揮官「……不思議だな」
指揮官「こうして離れていく岸を観るのは、今回で二度目だと言うのに」
指揮官「あの時とはまるで見え方が違う」
指揮官「……本当の意味で、永遠の別れのようだ」
スゥー
指揮官「……? なんだ?」
指揮官「向こうから飛んでくるこれは……」
パシッ
指揮官「……これは、加賀の式?」
指揮官「裏になにか文字があるな」クルッ
【達者でな。指揮官】
指揮官「……不器用な奴だな、本当に」
指揮官「お前も、幸せにな。加賀」
124 :
◆rDMPFYnrzE
[saga]:2019/12/04(水) 19:11:22.33 ID:/pT5YGo8o
………………
…………
……
―― 孤島 ――
指揮官「…………」
指揮官(妙だ)
指揮官(事前に確認した地図でも、ここが軍に紹介された土地であることに違いはない)
指揮官(だが、人が居ない。あまりにも人の気配がしなさすぎる)
指揮官(それなのに、生活の痕跡は残っている……つい先程まで、確かに誰かが居たかのようだ)
指揮官(ここまで俺を送ってくれた船も、今では完全に無人と化している)
指揮官(俺が降り立つまでは間違いなく人が乗っていたはずなのに……何故?)
125 :
◆rDMPFYnrzE
[saga]:2019/12/04(水) 19:11:49.59 ID:/pT5YGo8o
―― 指揮官宅 ――
指揮官(ここが軍によって俺に与えられた家……の筈だが)
指揮官(荷物は確かに届いているように見える)
指揮官(だが何故だ? ここに来るまでに誰一人として遭遇しなかった)
指揮官(幾ら何でも無人島という筈がない。何故だ。何故……)
「ようこそいらっしゃいました、御主人様」
指揮官(聞き覚えのある声が、背後からする)
指揮官(だがそれは本来、ここで聞くことは有り得ない筈の声だ)
指揮官(嫌な予感に体が凍りついて、動かすことが出来ない)
「今回は母港から直接お送りするという形でしたので、航行先を割り出すのは容易でした」
「故に先回りすることも可能だったという事です。驚かせてしまい申し訳ありません」
126 :
◆rDMPFYnrzE
[saga]:2019/12/04(水) 19:12:16.73 ID:/pT5YGo8o
指揮官「ベルファスト……お前、どうしてここに……」
「最重要拠点の処理件数の数、合同演習の後始末、赤城様の件……」
「これら全てを並列に処理しなければならない母港に、細かい情報の操作が行き届く筈がございません」
「増して自ら謹慎を申し出た者が、既に母港内に居ないなどと……気づく頃には、既に足取りを追うことなど不可能でしょう」
「赤城様の使った手を参考にさせて頂きました」
指揮官「…………」
「この島の有様でしたら、ご心配には及びません。彼らはちゃんと穏やかに暮らしています」
「むしろ消えてしまったのは――御主人様の方なのですから」
指揮官「俺の、方……?」
127 :
◆rDMPFYnrzE
[saga]:2019/12/04(水) 19:12:44.20 ID:/pT5YGo8o
「……二年前のあの日、セイレーンが残したキューブを一目みた時に、私は直感で分かりました」
「これは限定的ながらも、願いを具現化する特別な物体であるのだと」
「その時は上層部へサンプルとして収奪されるよりは、御主人様の為になるのならと思い、懐へ仕舞い込んでしまったのですが……こうして役に立つなんて、思いも寄りませんでした」
「ここは御主人様が住まう世界とは似て非なる空間……私達KAN-SENが、というよりはセイレーンが持つ力の一端により、産み出された空間です」
「御主人様にも耳慣れた言葉で言うなら……鏡面海域の応用、といった所でしょうか」
「見た目こそは元の世界と何も変わりはしませんが、ここで生きている人は私と御主人様の二人だけ」
「そしてただの人間である御主人様には、逃走は能わず。破壊は叶わず。完全に閉じた空間で御座います」
「ですがご安心下さい。御主人様を傷つける意図はございません」
「寧ろこの世界では、病魔も傷害も……老化でさえも、御主人様を脅かす事はありません」
「このキューブが生み出した世界は、御主人様の為だけの世界なのですから」
128 :
◆rDMPFYnrzE
[saga]:2019/12/04(水) 19:13:11.33 ID:/pT5YGo8o
指揮官(聞いてはいけない言葉だと、頭の中では理解していた)
指揮官(だが、一欠片の信頼が、否定して欲しいとの想いが、その言葉を紡いでいた)
指揮官「……どうして、こんな真似を……?」
「御主人様が欲しかったからです」
「他の何を捨ててでも、御主人様と一緒になりたかったからです」
「あぁぁ……どれほど、どれほどこの日を夢見た事でしょう……」
「もう御主人様には、何も残されていません。軍を離れ、仲間との繋がりを断ち、俗世からも切り離された御主人様には、私しかおりません」
「貴方様は、これで正真正銘、私だけの御主人様です」
「そして私も、御主人様だけのメイドです」
129 :
◆rDMPFYnrzE
[saga]:2019/12/04(水) 19:13:38.33 ID:/pT5YGo8o
指揮官(麻痺したように働かない頭で、それでも背後へ振り返る)
指揮官(ぶつかり合う視線の先では、金色に濁った瞳が歓喜に打ち震えていた)
「御主人様はもうどこにも行けません。誰に遭うこともありません」
「ここで私と共に、安寧に身を委ねる他ないのです」
「ご安心下さい。これからは私が、御主人様の全てをお世話させて頂きます」
「食事も、睡眠も、入浴も、洗濯も、排泄も、交合も――何もかも。全て完璧に、他ならないこの私がお世話致しますから」
指揮官(熱に浮かされたその表情をどこか他人事のように眺めながら、脳の片隅で自らを責める声を聞いていた)
指揮官(これは、罰なのだと)
指揮官(彼女たちと共に戦うことから逃げ、何も成せずに無能を晒し、自分だけ安全な生活を望んだ、愚かな男への報いなのだと)
130 :
◆rDMPFYnrzE
[saga]:2019/12/04(水) 19:14:05.70 ID:/pT5YGo8o
先達の徳行は、私にとってはまさに青天の霹靂だった。
そうだ、欲しい物があるというのに、なにを我慢する必要があったのだろう。
枷より解き放たれた心は豪炎となった翼を広げ、黒青の空へと堕ちていった。
甘い痺れが走る手足を激情のままに動かし、柔らかな頬を両手で包み込む。
その瞳に灯された感情は、恐怖と、諦念と――ほんの僅かな、安堵。その色を見て取り、私は確信する。戦うことに疲れた彼を守るための判断は、やはり間違っていなかったのだと。
自身よりも大きく、しかし遥かに非力な体をしっかりと抱き締める。今度こそ、もう何処にも行かせない。二度と離しはしない。
「御主人様。好きです。大好きです。愛しています――心より」
――永遠に。
131 :
◆rDMPFYnrzE
[saga]:2019/12/04(水) 19:14:32.80 ID:/pT5YGo8o
………………
…………
……
132 :
◆rDMPFYnrzE
[saga]:2019/12/04(水) 19:14:59.65 ID:/pT5YGo8o
―― 反応消失 ――
―― 実験結果 / 不明瞭 ――
―― 記録停止 ――
133 :
◆rDMPFYnrzE
[saga]:2019/12/04(水) 19:15:26.53 ID:/pT5YGo8o
―― ………… ――
134 :
◆rDMPFYnrzE
[saga]:2019/12/04(水) 19:15:53.70 ID:/pT5YGo8o
―― 余剰情報 / 確認 ――
―― 再生を開始します ――
135 :
◆rDMPFYnrzE
[saga]:2019/12/04(水) 19:16:21.21 ID:/pT5YGo8o
―― ??? ――
ピュリファイアー「―――っぷはぁ!!」ザバァ!
オブザーバー「あら、ようやくお目覚め? いい夢は見られたかしら、寝坊助さん」
ピュリ「……お前、自分であんな事しておいて、よくもまぁそんな口が利けるなぁ?」
オブザーバー「命令を無視したのはあなたの方よ。この世界では特異個体と番号Aの推移を見守るだけだと言ったでしょう」
オブザーバー「口を縫い合わせていないだけ優しいと思いなさい」
ピュリ「チッ! ……それで、どーなったの? 実験の方は」
オブザーバー「異例の結果を生み出したわ。あまり歓迎できない決着で……ね」
オブザーバー「特異個体は、よりにもよってあなたが置いてきたキューブの力を限定的ながら解放。願望が歪に具現化された鏡面海域を生み出して、この世界から消えたわ」
オブザーバー「データを取れたのはほんの一瞬だけ、ね」
ピュリ「なんでー? 生み出したのが鏡面海域なら追っかけて引きずり出せばいーじゃん」
136 :
◆rDMPFYnrzE
[saga]:2019/12/04(水) 19:16:48.78 ID:/pT5YGo8o
オブザーバー「無駄よ。歪に、と言ったでしょう。あの娘が生み出した空間は、通常の世界とは位相が完全にズレている」
オブザーバー「最早私達でさえ流動を続ける座標の特定は不可能。言葉通り永遠に、彼女たちは二人だけで孤立した世界を漂うのでしょうね」
ピュリ「うげー……つまんなさそー」
オブザーバー「えぇ、本当に。誰かさんが余計なことをしなければ良かったのにね」
ピュリ「なーんか珍しく怒ってない? はいはい分かりましたよーごめんなさいでしたー」
オブザーバー「謝罪はいらないわ。行動で示してくれるなら、それで十分」
ピュリ「にしても不思議だよねー。特異個体と言っても別に何かが壊れてるって訳でもないし、どちらかというと完全に近いスペックだったんでしょ?」
ピュリ「なのにどうしてちょっとタガが外れたくらいであんなにも荒れちゃうんだろ」
137 :
◆rDMPFYnrzE
[saga]:2019/12/04(水) 19:17:15.55 ID:/pT5YGo8o
オブザーバー「それを調べるための実験だったのよ」
オブザーバー「本来、感情の抑制さえ行われていないフルスペックの存在は、”特異点”の下でしか生まれてこない」
オブザーバー「にも関わらず、生まれてしまった特異個体。それが通常の人間による運用で、どこまで出来るのかを見守るはずだったのだけど……」
オブザーバー「藪をつついて蛇を出してしまったお陰で、不完全燃焼で終わったわね」
ピュリ「また話が振り出しに戻っちゃったよ」
ピュリ「別にいいじゃん。結局、あれだけ自我が剥き出しの個体全てを運用してみせてる“特異点”が異常すぎるってだけでファイナルアンサーでしょー?」
オブザーバー「えぇ、最後まで実験を続けられたのなら、その説の裏付けになったでしょうね」
ピュリ「めちゃくちゃ根に持ってんじゃん! もーうっせーな!」
ピュリ「ちょっと体動かしてくるわ。誰かさんに邪魔されたせいでフラストレーション溜まってるからな!」シュンッ
オブザーバー「私の中では、とても興味のあるタスクだったもの。意地悪もしたくなるわ」
138 :
◆rDMPFYnrzE
[saga]:2019/12/04(水) 19:17:42.43 ID:/pT5YGo8o
オブザーバー「……さて。この世界での記録は、本当にこれでお終い」
オブザーバー「本来ならこれは、観測を終えた取るに足らない観察日記」
オブザーバー「数多に繰り返される実験の一つとして、ただ埋もれていくだけの物語に過ぎないものだけど」
オブザーバー「もしこの記録が、何かの偶然で……或いは必然で、誰かの目に触れる事があるのなら」
オブザーバー「小さな願いをよすがに傷つき」
オブザーバー「叶わぬ未来に心を壊し」
オブザーバー「それでも歩んでいく彼女たちの姿を、これを見ている誰かが――あなたが、憶えていてくれると言うのなら」
オブザーバー「またいつか、何処かでお会いしましょう?」
139 :
◆rDMPFYnrzE
[saga]:2019/12/04(水) 19:18:09.14 ID:/pT5YGo8o
―― 記録映像 / 終了 ――
―― 情報転送 / 遮断 ――
―― 端末 / 機能停止 ――
―― 実行を終了します ――
140 :
◆rDMPFYnrzE
[saga]:2019/12/04(水) 19:18:47.05 ID:/pT5YGo8o
最後まで読んで頂き、本当に有難うございました
141 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/04(水) 19:22:00.75 ID:oBGEEdpK0
乙
指揮官に救いは無かったよ…
142 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/06(金) 02:10:50.93 ID:qk/phZPy0
いいねえ…
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