【Fate】大河「聖杯大喜利戦争」ジャガーマン「座布団九枚目だニャ」【大喜利】

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1 : ◆8cB8K086lg [saga sage]:2019/11/29(金) 18:34:18.42 ID:0DhLxr+Wo
Fateのメンバーに大喜利をしてもらうSSの九スレ目です。

・大喜利回答者のサーヴァントは五次鯖です。

・全編Fateネタバレ&キャラ・世界観・設定崩壊、オリ設定ありですが、「あくまで洒落」で(ry

 今までイリヤの着物を「白桃色」って書いてきましたが、一応「今日のごはん」の雛祭り回でイリヤが着た着物を控えめにしたようなイメージで書いてます。

前作
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1572498728/

一作目
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1551535083/


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1575020058
2 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 18:41:32.32 ID:0DhLxr+Wo
前回までのあらすじ

 大河 記憶 戻る

イリヤ「しっしょーー! 元に戻って良かったーーー!」ダッキ-

アイリ「ゼっちゃん……良かった!」ダキッ

大河「おぉ心配かけたな、師匠に我が弟子よ! 藤村大河、見ての通りの完☆全☆復☆活! アイム、バァァァァッァック!!」

凛「このテンション、相変わらずね……」

桜「でも、改めて聞くとなんだか安心しますね」

セイバー「今、大河の声が聞こえたのですが!」ズザッ

大河「イエ〜イ、その通りだぜ、セイバーちゃん!」グッ
3 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 18:43:01.64 ID:0DhLxr+Wo


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

桜「そもそも、藤村先生ってどうしてアイリさんの弟子になったんですか」

大河「うむ。それはこの聖杯大喜利戦争の根幹に関わる、ふかいふか〜い理由があるのです……」

セイバー「大河、嘘はよくない」

アイリ「えっと、まずジャガーマンが大河ちゃんを憑依体にして召喚されたんだけど、なんかイマイチうまくいかなかったみたいで、野生のジャガーみたいな状態になっちゃったのね。そうして山の中を彷徨っているところをウチで保護したの」

※ゼっちゃんがジャガーマンの着ぐるみを着ているイメージ。ジャガーマンリリィみたいな。

セイバー「それで、霊基が安定するまでこちらで面倒をみていたのです。そうしたら、アイリスフィールとキリツグにすっかり懐いてしまって」

セイバー「その後、私がアイリスフィールに弟子入りを志願すると、"ならアイリ師匠を先にリスペクトしていた私が先輩ニャ! そっちが弟子一号なら私は弟子ゼロ号だニャー!"と言い出したのです」 

凛「後付けかい」

大河「いや〜、その節はどうも……でもでも近頃のセイバーちゃん、ちょーっと私の扱い悪くない? 姉弟子よ姉弟子」

セイバー「百歩譲っても私の姉弟子なのはジャガーマンであって大河ではありません。断じて」

大河「うぅぅ、英霊の憑依が抜けてからずっとこの扱い……世知辛いわね〜」
4 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 18:43:55.19 ID:0DhLxr+Wo
言峰教会

璃正「良かったのかいカレンちゃん、司会をあっさり返して」

カレン「構いませんわ、お爺様。私としては、もうちょっと英霊をイイ感じに顎で振り回せると思っていたのですけれども、なかなか思い通りにならないのですよ。それに、あのまま続けていたら世間的に「父親はダニ」と知られてしまいますからね」

綺礼「全くだ。私も道を歩くたびに「お前の教育はどうなっているんだ」と言われてたまらんからな」

カレン「」ムッ

璃正「……」

カレン「さて、では先ほど掲示されたという聖句(キーワード)を確認しておきましょうか。最後に何かいい悪だくみの案が浮かぶかもしれません」

璃正(悪だくみて……)

カレン「!……こ、これは……」
5 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 18:45:19.00 ID:0DhLxr+Wo

カレン「お待ちどう様でした、聖杯大喜利戦争の時間です」

カレン「さて。皆様ご存じとは思いますが、先日まで療養中だった藤村大河の復帰が決まりまして、私、カレン・オルテンシアの司会は今回が最後になります。どうぞ、最後までお付き合いください」

<パチパチパチ

カレン「それでは、HFが完結してしまうと、そのまま最近登場したサーヴァントたちにお株を奪われ、忘れ去られてしまうんじゃないかと戦々恐々としている皆さんのご挨拶からどうぞ」

槍流亭 犬之介(紺)「いや、マジでそれは止めろよ……」

犬之介「いつも挨拶のネタ探しに祝日やら記念日やらを調べるんだが、この国の11月は「11(いい)〜の日」の語呂合わせで、記念日がやたら多いのな。なんか癪に障るからここは一つ、故郷アイルランドの祝日で……と思ったら、アイルランドって11月は祝日無ェんだよ。祝日が無いなら記念日でいこうかと思ったんだが、よくよく考えたら俺、この時代のアイルランドの記念日って何も知らねーのよ……」

犬之介「11月29日はいい肉の日! ランサーだぜww」
6 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 18:46:25.12 ID:0DhLxr+Wo

弓屋 贋作(黒)「冬の足音が聞こえてきたな。地域によっては雪も降ったそうだが、季節の変わり目に風邪など引かぬよう、暖かくして寝るのだぞ。こういう時にはしゃぐのはランサーくらいで十分だ。何故ランサーか、だと。決まっているじゃないか。「犬は喜び 庭駆けまわる」だぞ?」

犬之介「オイ!」

贋作「アーチャーだ」
7 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 18:48:07.21 ID:0DhLxr+Wo

騎乗亭 蛇薔薇(桃)「別に身体まで蛇ではないのですが、やはり寒いのは苦手ですね。サクラに頼んで、早々にコタツを出してしまいました。コタツの中でとぐろを巻いている、ライダーです」

投魔亭 呪々(紫)「ランサーも言っていたけど、11月は記念日が多いわね。5日が縁結びの日。11日が恋人たちの日。そしてなんと言っても、23日はいい夫妻の日だったのよ! せっかくだから、腕に選りをかけて、夕飯にご馳走を作ったの。そうしてその夜は……宗一郎様がお腹を壊して大変だったわ。キャスターよ」
8 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 18:49:50.22 ID:0DhLxr+Wo

刀剣亭 竜征(水色)「11月11日はキリツグの誕生日でしたね……それが何か?」

竜征「あ、でも誕生日ケーキとか出るなら話は別ですよ! 元マスターを祝う、セイバーです!」

<セイバ-……

英雄王 切我滅狩(金)「今年のサンタがあの物騒な看護師になったそうだが、毎年毎年、クリスマスの備えが速すぎはせんか?土着の祭りでもないというのに浮かれ騒いで愚かなことよ。我はそのようなことにはまるで関心がないぞ。オルタでないセイバーが、サンタにならない限りはな!」

竜征「……」

切我滅狩「諦めない男の名は英雄王だ」
9 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 18:51:19.57 ID:0DhLxr+Wo

カレン「続いては、大喜利では影が薄くて、既に忘れ去られているバーサーカーのご挨拶です」

暴走舎 打阿須(赤)「■■■■……」エ-

イリヤ(白桃色)「11月はキリツグの誕生日もあるけど、11月20日は今度こそ私の誕生日だったのよ。え、結局7月も祝ってもらってただろうって? 別にいいじゃない、歳を重ねるって、こうやって無邪気にお祝いしてもらえる時期が終わるカウントダウンみたいなものなんだから」

イリヤ「毎月だって祝ってくれそうな、座布団運びのバーサーカーをよろしくね♪」
10 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 18:54:02.22 ID:0DhLxr+Wo

※ここから先は普通にクラス名で表記します。

カレン「座布団が十枚貯まると願い事が叶います。貯まらずとも一番多く座布団を集めた方には感涙にむせぶほどの素晴らしい賞品が待っています」

カレン「では、今回の聖句(キーワード)――「王様の命令ぜーったい!」 これを目指して励んでください」

槍弓騎魔剣金「!?」

キャスター「王様の命令絶対、ですって! もしかして、何かを服従させることが出来るとかなの!?」

ギルガメッシュ「何を言い出すかと思えば都合の良い妄想を。王様の命令絶対、だぞ? 我が貴様らを顎でつかうイベントが発生するに違いあるまい!」

セイバー「あの、私も王なのですが」

カレン「フフフ、詳細は知りませんが、どうやら誰かに命令できる賞品らしいことは確かなようですよ?」

アーチャー「ほとんど令呪ではないか!」

ランサー「コイツぁ負けるわけにはいかなくなったぜ!」
11 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 18:55:56.43 ID:0DhLxr+Wo

現在の座布団の状況

ランサー 1枚

アーチャー 1枚

ライダー 0枚

キャスター 0枚

セイバー 0枚

ギルガメッシュ 1枚
12 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 18:57:05.53 ID:0DhLxr+Wo

カレン「まずは一問目です。「愉悦」というのは喜び楽しむこと。ですが、どこぞの二人がために最近ではネガティブな印象が付いているようですね」

ギルガメッシュ「ハ。だから何だというのだ」

カレン「……そこで今回は愉悦復権都々逸。あなた達は「愉悦とは」で始まる、五、七、五、七七の都々逸を披露するのです」

カレン「はい、ではギルガメッシュ」

ギルガメッシュ「オイ、挙げていないぞ」

カレン「まずは主犯からです」

ギルガメッシュ「主犯は言峰だろうに……」

ギルガメッシュ「あ―……『愉悦とは 蔵の財宝 数えては 数え切れぬと 匙投げること』」

カレン「かえってセコいですね。一枚持っていきなさい」

ギルガメッシュ「のおぉォッ!?」
13 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 18:57:37.82 ID:0DhLxr+Wo

カレン「はいライダー」

ライダー「はい」

ライダー『愉悦とは サクラと二人 長い髪 かわりばんこに 櫛で梳くこと』

カレン「ふむ、なかなか。一枚あげましょう」
14 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 18:58:13.31 ID:0DhLxr+Wo

カレン「それでは、セイバー。あなたです」

セイバー『愉悦とは 使う漢字が 難しく シロウに頼み 書いてもらいます』

全員「」ガク-

カレン「しかも字余りじゃないですか……」
15 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 18:58:49.28 ID:0DhLxr+Wo

カレン「はいランサー」

ランサー「おう」

ランサー『愉悦とは 身体に浴びた 返り血が 己の汗と 混ざりあうとき』

カレン「犬らしくて良いですね。一枚あげましょう」

ランサー「犬じゃねーよ!」
16 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 19:01:54.67 ID:0DhLxr+Wo

カレン「はいキャスター」

キャスター「男ってホント野蛮で嫌になるわ」

キャスター『愉悦とは 新たに下した 寝巻着せ セイバー人形 抱いて寝ること』

セイバー「野蛮どころか汚らわしいです!」

キャスター「そんなこと言っちゃイヤよ、いずれは本物の貴方を抱いて寝るんですものー」

セイバー「貴女の夫と三人川の字ですか!? 御免被ります!」

キャスター「そんなわけないでしょ!?」
17 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 19:02:41.99 ID:0DhLxr+Wo

カレン「ではアーチャー」

アーチャー「そうさな」

アーチャー『愉悦とは 脂質の低い 献立で 相手の舌を 唸らせること』

カレン「なるほど。年齢が下がるに比例して難しくなる勝負ですね。一枚あげましょう」
18 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 19:03:20.78 ID:0DhLxr+Wo

カレン「ではセイバー。今度はまともに詠むのですよ」

セイバー「はい」

セイバー『愉悦とは 空腹感に 身を任せ 包丁の音に 耳すますこと」ドヤッ

カレン「あら、食べ物ネタでも綺麗にまとめましたね。一枚あげてください」

セイバー「シロウ、やりました!」

カレン「今後は音だけで充分だそうですよ、衛宮士郎」

セイバー「それではただの拷問だ!?」
19 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 19:04:04.61 ID:0DhLxr+Wo

カレン「はい、ランサー」

ランサー『愉悦とは 振るう得物が 言葉より より饒舌に 物を言うこと』

カレン「いいですね。これも一枚あげましょう」

ランサー「うっし、いい調子だぜ!」

カレン「で、次に戦士もので真面目に答えたら座布団を取りますから」

ランサー「うぉいぃ!? なんでだよ!」

カレン「いい答えばかりだと皆が退屈なんですよ」

セイバー「……」
20 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 19:05:25.73 ID:0DhLxr+Wo

カレン「次、キャスター」

キャスター『愉悦とは 干したシーツに お日様の 光当たって 照りかえるとき』

カレン「洗濯の風景ですか、キャスターらしいですね。一枚あげましょう」

キャスター「♪」
21 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 19:06:34.28 ID:0DhLxr+Wo

ライダー「カレン。恐らく、実態は違うと思います」

キャスター「は?」

カレン「それではライダー」

ライダー「ではキャスターの代わりに」

ライダー『愉悦とは 宗一郎の 脱いだ服 残る香を 嗅いでいるとき』

キャスター「やっちゃいけないっていうの!」

ランサー「やってんのかよ」

キャスター「宗一郎様のワイシャツに染みた汗の匂いは、妻を養うために苦労して働いてくれた証なのよ! ちょっと嗅ぐのは家事をする者の特権なの。そうよね、アーチャー」

アーチャー「なぜ私に振るんだ!?」

<エッ,ウソデショ……

<アノヤロウ……

アーチャー「りぃぃぃん!? もっと私を信頼しろ凛!」
22 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 19:07:25.33 ID:0DhLxr+Wo

カレン「はい、セイバー」

セイバー『愉悦とは 荷物包んだ プチプチを ひとつひとつと 押しつぶすこと』

<wwwwwwwwwwwwww

ライダー「嫌ですよ、そんなアーサー王……」 

キャスター「なんで。可愛いじゃないの」

<ウン,アレハミテルト ナゴムナ

<ヤッテルノネ……
23 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 19:08:53.98 ID:0DhLxr+Wo

アーチャー「実に下らんな」

セイバー「」ムッ

カレン「では、アーチャー」

アーチャー「よろしい。私が本当の愉悦というものを教えてやろう」

アーチャー『愉悦とは ラーメンの上に 浮いている 油をくっつけ デカくすることww』ニガワライ

全員「」ガク-

ランサー「お前のがよっぽどくだらねぇじゃねぇか!」

カレン「ププッ……ww」

セイバー「そのようなことをしていては、ご飯を入れる前にスープが冷めてしまうではありませんか」

アーチャー「待て、そんなものまで食べていては塩分も炭水化物も取りすぎだろう。その程度の管理もできんのか、衛宮士郎」

<ショウガナイダロ, オボエチャッタンダカラ!

セイバー「ラーメンの追い飯には抗いがたい魅力があります!」

ギルガメッシュ「なんと下品な食べ物を食しているのだセイバーよ! 嘆かわしい。ならば我が言峰の奴に至高のラーメンを用意させようではないか!」

セイバー「それ絶対麻婆浮いてるやつですよね!?」
24 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 19:11:06.55 ID:0DhLxr+Wo

カレン「では、そのままギルガメッシュ」

ギルガメッシュ「ま、月並みな楽しみではあるがな」

ギルガメッシュ『愉悦とは 編成パーティ セイバーに 全部そろえて 自慢すること』

セイバー「止めてください」

ギルガメッシュ「何がいけないのだ。いつか我が増えることがあれば、お前もオール英雄王パーティを組んで構わんのだぞ?」

セイバー「やるわけないでしょう!……いや、一人あの方を加えれば、それもありですね」

ギルガメッシュ「ほぉ、英雄王ハーレムの良さにようやく気付いたか。しかし、なぜ異物を混ぜねばならんのだ」

セイバー「それではお答えしましょう」
25 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 19:12:11.83 ID:0DhLxr+Wo

カレン「では、セイバー」

セイバー『愉悦とは 英雄王を生贄に 掎角一陣 敵に撃つこと』

ギルガメッシュ「ええい、なんと底意地の悪い考えだ!」

カレン「二枚あげてください」

ギルガメッシュ「なにィ!?」」

ランサー「ハハハ! そーだな、そりゃ俺もやりてーわww」

イリヤ「とりあえず普通のとキャスターのと子供のでやろうね♪」

バーサーカー「■■ッ」オッシャ

セイバー「シロウ、効果は抜群です!」

ギルガメッシュ「おのれおのれっ!」
26 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 19:13:20.58 ID:0DhLxr+Wo

カレン「二問目です。仲の悪い者同士が戦場などの極限下を潜りぬけ、最後には互いに生きている喜びに歓喜して抱き合うなどというのは時としてあることですね」

ランサー「確かに。戦友ってなぁ、普段の在り方とは違った関係だからな」

セイバー「ええ、私は王でしたので気軽に胸を貸すわけにはいかない身でしたが、それでも九死に一生を得た場面などは、共に戦った騎士と抱擁を交わしたものです」

カレン「実に不愉快な光景です。そこであなた達は今回、実際に仲の悪い者同士で隣の相手と抱擁を交わしなさいな」

全員「え、えぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?」

27 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 19:14:07.08 ID:0DhLxr+Wo

カレン「そこへ私が"どうしたの?"と尋ねますので――」

セイバー「ちょ、ちょっと待ってくださいカレン!」

カレン「なんです、人の話に割り込むとは。あの駄犬ですら"待て"ができるというのに」

ランサー「オイコラ」

セイバー「何とでも言いなさい! 貴女はこの状態を見て、そのような問題を平気で出そうというのですか!?」


キャスター「」ワクワク

ギルガメッシュ「」ニヤニヤ


カレン「いい笑顔ですね。お二人とも頑張ってください」

セイバー「カレェェェェェェン!?」
28 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 19:14:57.17 ID:0DhLxr+Wo

カレン「はい、出来た方」

魔・金「ハイハイハイハイハイハイハイハイ!」

ランサー「うっるせえな」

ライダー「あさましい光景ですね」

ギルガメッシュ「言えた立場か貴様らァ!」

セイバー「ええいあなたたちという人は! 少しは慎みというものを知りなさい!」

ギルガメッシュ「ハァーハッハッハ! 慎みだと!? 戯言の場で慎みを覚えろとは、それこそお笑い種だセイバー!」 

キャスター「そうよ! こんなチャンス逃してたまるもんですか!」

カレン「はい、ではギルガメッシュ」

キャスター「チッ!」

ギルガメッシュ「フハハハハハ! 褒めてやるぞシスター!」
29 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 19:16:09.90 ID:0DhLxr+Wo

ギルガメッシュ「さあセイバー、大人しく抱かれるのだ! この我の腕になァ!」

セイバー「その言い回しはやめろ! 誰が貴様になど!」

ギルガメッシュ「いいのか? 逃げるのか騎士王よ? ここで貴様がすべてを投げ出せば、これまでの座興の熱は一気に冷め、貴様のマスターはこの場で恥をかくことになるのだぞ?」

セイバー「クッ……卑怯な!」

<オレニカマウナ セイバ-!

セイバー「……あ、あまり胴を寄せないでください……真似をするだけです、真似を……」

ギルガメッシュ「そんな約束はできんなぁ!」

ギュウウウウ

セイバー「ひいぃぃぃぃぃぃぃっ!?」

<セイバアァァァァァァァ!
30 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 19:17:54.06 ID:0DhLxr+Wo

ギルガメッシュ「ハハハハハハハ! いいぞ! 愛いぞセイバー! フハハハハハハ!」

キャスター「ちょっと司会! さっさと回して!」

カレン「言われずとも心得ています」

カレン『どうしたの?』

ギルガメッシュ『…………』

























ギルガメッシュ『……愉悦』

セイバー「それだけかぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」ジタバタ

カレン「はい結構結構、良い慄き顔でした。ギルガメッシュ、一枚差し上げます」

セイバー「こ、こんな恥辱を味あわされた上に、座布団まで与えられて……」
31 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 19:19:44.05 ID:0DhLxr+Wo

カレン「はい次」

魔・金「ハイハイハイハイハイハイハイハイ!」

カレン「はいキャスター」

キャスター「やったわ!」

セイバー「に、二連続とは、貴女は鬼畜ですか!?」

カレン「いいえ、私は神に仕えるシスターです。キャスター早くやりなさい」

キャスター「ホラホラこっちに来て、セイバー♪」ミッシリ

セイバ−「うわあぁぁぁぁっ……!」

<セイバァァァァァァ……

カレン『どうしたの?』

キャスター『もう離さないわぁん!』スリスリ

セイバー「シ、シロォ! シロォォォォォォ!」

<クソッ オレハセイバ-ヲスクエナカッタ!

<シンコクニイウトコジャナイワヨ

セイバー「カレン! 並び順! 並び順を変えてください!」
32 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 19:21:08.87 ID:0DhLxr+Wo

カレン「さて、ちょっと小休止といきましょうか。ライダー、やりなさい」

ランサー「ケッ、向こうからこっちは刺身のツマかよ」

ライダー「ではアーチャー」スッ

アーチャー「いいのか私で……」

ライダー「向こうと比べたら天と地の差があります」

キャスター「フン、貴女となんてこっちから願い下げよ!」

弓・騎「……」ハグ-

<キャ-!

カレン『どうしたの?』

ライダー『サクラ、早くしないと将来こうなります』

アーチャー「」

<モウッ,ライダ-!

ライダー「で、結局あなたは生前、誰と結ばれたので?」

アーチャー「」ダラダラダラ 
33 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 19:21:52.76 ID:0DhLxr+Wo

カレン「はい、ランサー」

ランサー「おう、ちょっと胸貸せ」

アーチャー「またか……」

槍・弓「」ハグ-

ランサー「うっわ、気持ち悪りィ」

アーチャー「貴様が振ってきたのだろう!?」

カレン『どうしたの?』

ランサー『薄い本を厚くしてんだよ』

カレン「ンッフ……ww」

アーチャー「ええい、終わったらとっとと離せたわけ!」
34 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 19:22:27.76 ID:0DhLxr+Wo

カレン「はい、ギルガメッシュ」

ギルガメッシュ「遅いぞシスター!」

セイバー「うぅ……またですかぁ……」

剣・金「」ハグ-

カレン『どうしたの?』

ギルガメッシュ『スンスン』

セイバー「ギャーーッ!?」
35 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 19:23:00.92 ID:0DhLxr+Wo

キャスター「私もやるわよ!」

カレン「ではキャスター」

セイバー「また二連続……」

魔・剣「」ギュ-

カレン『どうしたの?』

キャスター『ペロペロ』

セイバー「ウギャーーッ!?」
36 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 19:24:01.28 ID:0DhLxr+Wo

セイバー(一矢報いたい……)

セイバー「」スッ

カレン「あら、自ら手を挙げるとは意外ですね。それではセイバー」

ギルガメッシュ「フハハハハ! とうとう我の腕に抱かれる喜びを理解したようだな、セイバーよ!」

<セイバ-!?

アーチャー(セイバー!?)

剣・金「」ギュ

カレン『どうしたの』

セイバー『さぁ、この崖の上から飛び降りればタイガー道場へ着きますよ。お先にどうじょーーーっ!』ド-ン!

ギルガメッシュ「な――ブベッ!?」ビッタ-ン!

ランサー「うわ―、顔からいったわ」

イリヤ「ざまぁ―ww」

ギルガメッシュ「お、おにょれ……鼻が折れていたらどうしてくれるのだ……」

セイバー「思い知りましたか。乱暴狼藉の報いです!」フンス

セイバー「」チラッ

キャスター「ヒッ! まさか女の私に同じことはしないわよね……」

セイバー「さぁ、それはどうでしょうね。ことと次第によっては……」

キャスター「わかったわよ! 少し控えるわよ、もぅ……」
37 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 19:24:59.30 ID:0DhLxr+Wo

カレン「ではライダー」

ライダー「見ていられません、ほら」

キャスター「えぇっ、やるの!?」

騎・魔「」ダキ-

キャスター「うぅ……まさかメドゥーサと抱き合う日が来るだなんて……」

カレン『どうしたの?』

ライダー『……愛しています!』

キャスター「!?」

ライダー『目を逸らさないで! 私の視線から逃げないで!』ギンギン

キャスター「いやあぁぁぁぁぁぁぁっ!?」ジタバタ

カレン「悪くないですね。一枚あげましょう」
38 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 19:25:39.75 ID:0DhLxr+Wo

カレン「はい、アーチャー」

アーチャー「ランサー、頼む」

ランサー「うへぇ」

槍・弓「」ハグ-

カレン『どうしたの?』

アーチャー『ヨ-シヨシヨシヨシ! ヨ-シヨシヨシヨシ!』

ランサー「ざけんなあぁぁぁぁぁぁっ!」

カレン「実に良い模範解答です。一枚あげましょう」

ランサー「なんでだよォ!?」
39 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 19:26:23.13 ID:0DhLxr+Wo

ランサー「だったら今度は俺だっ!」

カレン「よろしい。やりなさい犬」

ランサー「犬じゃねェ!」

ランサー「おう、じゃ胸貸せや」

カレン「おや獣●を電波に乗せるわけにはいきませんよ」

ランサー「じゅ……!? 何言ってんだよ!? 何度も野郎と抱き合うのはご免っつーだけだ!」

カレン「まぁいいでしょう。こんな汚れた女が好みなら」

ランサー「ヤレヤレ、口が減らねェな……」

カレン・ランサー「」ダキ-

カレン『どうしたの』

ランサー「……別に親の胸じゃなくたって、空いてるのはあるんだぜ」

カレン「!?」
40 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 19:27:04.51 ID:0DhLxr+Wo

カレン「あ……う……」オロオロ

ランサー「へへっ! そーやって狼狽えてると可愛いんだよなww」

カレン「は、離しなさい盛りのついた駄犬が!」

カレン「バーサーカー、全て持って行いきなさい」

ランサー「ありゃりゃ〜ww」

カレン「ま、まったく……///」
41 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 19:27:38.99 ID:0DhLxr+Wo

カレン「はい、キャスター」

騎・魔「」ダキ-

カレン『どうしたの』

キャスター『おばあちゃん、背が高いから介護も大変なのよねー』

キャスター『これがホントの大きなお世話、なんちゃってー!』

ライダー「」イライライラ…

カレン「バーサーカー、一枚持っていきなさい」

キャスター「なんでよ……」
42 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 19:28:53.38 ID:0DhLxr+Wo

カレン「では、ライダーにしましょうか」

弓・騎「」ハグ-

カレン『どうしたの』

ライダー『ちゃんと(私より)大きく育ってくれて感激』

アーチャー「」ガク-

<ショウライ アイツトオナジ ミタメニナルッテオモウト チョットユウウツダナ……

ギルガメッシュ「うーん、その気持ちはよくわかりますよ、お兄さん」

全員「!?」

<<<!?

ギルガメッシュ「ハッ、今我は一体なにを!?」
43 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 19:30:12.10 ID:0DhLxr+Wo

カレン「はい、ランサー」

槍・弓「」ガシ-

カレン『どうしたの』

ランサー『オラァ! 借金のカタに身ぐるみ剥ぐぜ!』グイグイ

アーチャー「!?」

<…………?

キャスター「なによそれ」

ランサー「い、いや身ぐるみ剥ぐ(ハグ)っていう……」

カレン「もう少しスマートにできないのですか……座布団が無いから取りたいものも取れないし。マジさいてー」

アーチャー「まったく、無駄に着物を崩しおって」
44 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 19:31:25.36 ID:0DhLxr+Wo

カレン「それでは、そのままアーチャーにやってもらいましょうか」

アーチャー「では、ライダー」

ライダー「気安く触れないでほしいのですが」

アーチャー「な!? 今まで君のほうから――」

ライダー「女の私から振るのと男性の貴方から寄ってくるのとでは話が違います」

アーチャー「え、ええい今更ウブな女を気取るな!」ギュッ

<キャ-!

ライダー「!? なんて乱暴な!」
45 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 19:32:09.01 ID:0DhLxr+Wo

カレン『どうしたの?』

アーチャー『ライダー。生前から首筋に何かに噛まれたような不可解な傷跡があるんだ。見てはくれまいか』ホラココダヨ-

ライダー「!?」

ライダー「な、ななななななな!?」

<アイツナニイッテ……ン、ナンダコレ?

<ラ〜イ〜ダ〜?

ライダー「サクラ違う! これは違う! 何かの誤解です!」

セイバー「」チャキ

ライダー「無言で剣を構えないでください!」

<アトデ キ チ ン ト オハナシシヨウネ ライダ- ?

ライダー「お……おぉ……」ガクガクガク

カレン「うふふ……引退前に思いがけないプレゼントですね」ホクホク

ランサー「うわぁ……」
46 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 19:33:22.22 ID:0DhLxr+Wo

イリヤ「はーい! 私も出来たわ!」テテテテテ-

カレン「あら、士郎だけでは飽き足らず、他の人にまで抱きついて媚を売ろうというわけですね」

セラ「お嬢様! 抱きつくなどそんな破廉恥な!」

リズ「セラ、頭固すぎ」

イリヤ「あーら、誰がシロウ以外にするなんて言ったかしら? ね、アーチャー」

アーチャー「お、おい。それは些か……」

イリヤ「ふふーんだ。問答無用よ!」ダキ-ッ

アーチャー「こらイリヤ!」

セラ「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」ジタバタ

リズ「セラ、ステイ」グイグイ

47 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 19:34:54.09 ID:0DhLxr+Wo

イリヤ「」ギュ-

アーチャー「む、むぅ……」

セイバー「誰か警察を!」

キャスター「事案よ! 事案だわーっ!」

イリヤ「!? ちょ、ちょっと! それ言っちゃダメーッ!」

キャスター「え?」

<ア〜……

イリヤ「何してくれんのよー! やること無くなっちゃったじゃない!」

ランサー「あーあ」

ライダー「これはひどい」

キャスター「さ、先に言われるような答えをやるほうが悪いんでしょ!? 大喜利の鉄則よ!」
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