【安価・コンマ】機動戦士ガンダム−Original Stories−

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333 : ◆FwF1oHU6wAjR [saga]:2019/12/03(火) 23:19:16.05 ID:d2wmYY220
アルバス「……げ」


口の端にタバコを咥えながら、P・R社の持ち場へ行くと、彼のガンダムの前に、一人の女性が佇んでいた。
顔は隠してあるものの、茶色のツーサイドアップ、高くも低くもない身長。そして、ガンダムを興味津々に見ている姿……。
間違いなく、メカニア・コールディスだろう。


アルバス(なんでこっちにいるんだよ)


メカニアを探すと別れたエドガーたちに、このことを伝えようか、と思ったところで、先にメカニアがアルバスに気がついてしまった。
逃げる間もなく、早足で接近した彼女に捕まってしまう。


メカニア「お久しぶりです、アルバスさん」


アルバス「……ああ」


再び手を取られ、どう対応したものか判断に困るアルバス。
微妙な表情をしていたのだろう、ハッ、とメカニアは慌てて手を離した。


メカニア「ごめんなさい! お仕事でよく握手をするので、それが私生活でも癖になっちゃって……」


アルバス「いや、いい。それよりどうしてここに?」


メカニア「今日、わたしのことを守ってくれる、ガンダムを見てみたくて」


髪を掻き上げ、上を見上げるメカニア。視線の先には、片膝立ちで佇むガンダムトーイの姿があった。


メカニア「写真で見た時より、いろんなものがついているんですね」


アルバス「まあ……こいつは、うちで作ったものを乗せるためのMSだからな」


今回、ライブの護衛ということで、ガンダムトーイは“ベンケイ“の装備をしていた。
ベンケイは、主に防衛、護衛用の武装を取り揃えた、複数あるガンダムトーイの姿の内の一つだ。
やや機動力は落ちるものの、どれも汎用性の高い武装で、まさに今回の仕事には持ってこいの装備だった。


メカニア「ふふっ、色んなものが付いてて可愛いですね」


アルバス「かわ……?」


何を言っているんだろうか、この娘は。
カッコいいやゴツいという感想ならまだ分かるが、可愛い……?
というアルバスの内心に気づかず、メカニアはガンダムトーイの装甲を優しく撫でた。



選択肢
1.準備とかしなくていいのか?
2.そういえば、お前もガンダムに乗るんだったか。
3.アイドルって楽しいのか?


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