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北条加蓮「藍子と」高森藍子「ちょっぴりもどかしい日のカフェで」sa
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2019/11/25(月) 18:19:05.10 ID:2T7Xb8se0
――おしゃれなカフェ――
<からんころん
北条加蓮「うー、寒ぅ……」
加蓮「さて、藍子はっと――」チラ
加蓮「ん?」
(ちょっと向こうの席)
高森藍子「そうなんですか〜。そんなカフェが……。行ってみなきゃっ」
<はい! 超おすすめです!
<ちょっと遠いですけどね。面白かったですよ
加蓮「……。……藍子のヤツめ。私がちょっと遅れたからって他の子と仲良くして! 誰よその女! いや知ってるけど」
加蓮「……こういうの、見慣れてるからなんとも思わないや」
加蓮「さてとっ」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1574673544
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2019/11/25(月) 18:19:43.51 ID:2T7Xb8se0
レンアイカフェテラスシリーズ第94話です。
<過去作一覧>
・北条加蓮「藍子と」高森藍子「カフェテラスで」
・高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「カフェテラスで」
・高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「膝の上で」
・北条加蓮「藍子と」高森藍子「最初にカフェで会った時のこと」
〜中略〜
・北条加蓮「藍子と」高森藍子「じいっと見つめるカフェで」
・北条加蓮「藍子と」高森藍子「思い浮かべるカフェで」
・北条加蓮「藍子と」高森藍子「冬の始まりのカフェテラスで」
・高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「お互いを待つカフェで」
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2019/11/25(月) 18:20:42.95 ID:2T7Xb8se0
加蓮「いつもの席……って、藍子、カバンだけ置いてってるし。相変わらず無用心だなぁ」スワリ
加蓮「すみませーんっ。コーヒーお願いします。いつもの感じでー」
加蓮「? どしたの店員さん。そんな不思議そうな顔で――」
加蓮「あぁ藍子?」チラ
<そうですね〜。最近は、少し北の方に探しに行っているんです。例えばこの辺りの――
<北の方は、まだ行ってなアッ
<……あっ。コイツまた死んだ。藍子さんがちょっと近づいただけなのに
加蓮「ふふっ。とられちゃったみたい。……ほら、いつ気付いてくれるかな、的な?」
加蓮「まーまー。イタズラじゃないからっ。すぐに私に気付いてくれない藍子だって悪いんだしー?」
加蓮「……。……で、店員さんはなんで微妙に落ち込んでんの?」
加蓮「あぁ、藍子が色んなカフェに行った話を延々してたから……。それはドンマイ」
加蓮「……でも聞こえてくる話が楽しそうで悩む? ……うん、悩めばいいんじゃないの?」
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2019/11/25(月) 18:21:14.17 ID:2T7Xb8se0
<はっ! ね、ねえ! 今夢の中で藍子さんと会った! 藍子さんとギャアアアアア!
<ひゃ
<……すみません。コイツが本当にすみません
加蓮「あーあ。また藍子ちゃんやらかしてるー」
加蓮「……ね? ここから見てるのって面白いでしょ?」
加蓮「って、店員さんにとってはいつもの話か。私達のこと、いつも見ててくれてるもんね」
加蓮「……そうだよねー。店員さん、私達のこと見守ってくれてるんだよね」
加蓮「いつもありがとね、店員さん。……あー、変なとこ結構見せてるかもしれないけど。あと迷惑もいっぱいかけちゃったけど。でもなんか、いつもの場所にいつもの人がいてくれるとホッとするし」
加蓮「それにこのカフェのこと、大好きだよ。私も、それに藍子も」
加蓮「……あ。早歩きで行っちゃった」
加蓮「あれ? これ私もやらかした?」
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2019/11/25(月) 18:21:43.55 ID:2T7Xb8se0
加蓮「……」チラ
<おーい、戻ってきたかー? 現実見れてるかー?
<う、うん。ええと……ここここんにちは藍子さん!
<はい、こんにちは
加蓮「このやりとりも何回もやってんだろーなー。ツッコミ役の子、すごい呆れた顔してる」
加蓮「……今さらだけどあっちの子の名前なんて言うんだろ。今度聞いてみよ」
<……。
<藍子さん? ……あの、いいんすか――
<ふふっ。……それで、もう1箇所のカフェのこと、教えてくれるかな?
<は、はひ! ええええと、あれ、あれどこだっけっ
加蓮「なんかあれ半分わざとやってない? ぐい、って顔近づけるヤツ。あの子の反応楽しんでない?」
加蓮「藍子はそういうこと狙ってできる子じゃない……って思ってるけど、なーんか加蓮ちゃんの真似とかしてるっぽいし?」
加蓮「……1人でいる時に自分のこと加蓮ちゃんって呼ぶの、痛いからやめとこ」
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2019/11/25(月) 18:22:14.04 ID:2T7Xb8se0
<はいこれ。藍子さんと会った時に教えるんだーってはりきってメモってたでしょ
<そ、そうでした!
<私にまで敬語なんかいっ
<ふんふん……。すっごくわかりやすくまとめているんですね♪
<わぁ……。ほめられたぁ……! げへへ……
<……さすがにその笑いはやめな?
加蓮「……? ……っと、店員さんだー。コーヒーありがとー」
加蓮「ふふっ。そうなんだ。藍子、まだ気付いてくれなくてさ。すっかり振られちゃった」
加蓮「……ん? いいよ、別に気遣ってくれなくて。他にお客さんもいるんだし――って、いなかった」
加蓮「……」
加蓮「……そういえば店員さん、私がいない時に同じ感じで藍子と話すことあるんだっけ?」
加蓮「あはは。何話していいか分かんないね、こういうの。藍子はすごいなぁ」
加蓮「ほら、私って結構人見知りな方だし?」
加蓮「……何その、何言ってんだコイツみたいな顔。ホントだからね?」
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2019/11/25(月) 18:22:43.05 ID:2T7Xb8se0
<藍子さんのお話も聞かせてください!
<私のお話? そうですね〜。それでは、この前久しぶりに猫カフェに行った時のお話を――
<はわ〜
<はわ〜
加蓮「ふうっ。コーヒーおいし……♪」
加蓮「んー……っ。ふー」
加蓮「ずず……」
加蓮「ちょっと疲れてるのかなぁ、私。だからこそカフェなんだけどね」
加蓮「……あ。今の、ちょっとカフェマスターっぽくなかった?」
加蓮「ふふふ。藍子には負けてられないもんねー♪」
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2019/11/25(月) 18:23:13.58 ID:2T7Xb8se0
<そこで店員さんと、常連さんの方かな? のお話に、耳を傾けてみたんです。そうすると、地元のお話や、近くのお店のことを――
<はわ〜
<はわ〜
加蓮「こういう話……毎日の日常? 的なのってさ、藍子、握手会で来てくれたファンにやってるんだよね」
加蓮「えーあれ贔屓じゃない? あの子達、一応藍子のファンってポジションなんだし?」
加蓮「これってスキャンダルだよね。高森藍子、贔屓にしているファンがいる!」
加蓮「うーん。もうちょっといいタイトルないかな? モバP(以下「P」)さんに聞いてみよっと」ポチポチ
<いつの間にか、お話している方の周りに、猫さんがいっぱい集まってきて――
<はわ〜
<はわ〜
加蓮「何言ってんだお前って返された」ブスー
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2019/11/25(月) 18:23:43.27 ID:2T7Xb8se0
加蓮「……」チラ
加蓮「……さすがにここまで気付かれてないのおかしくない?」
加蓮「え、あれ絶対気付いてるよね? なんか一瞬こっち見た気がするし……」
加蓮「……気付かれた上で無視されてる、とか……?」
加蓮「それか、とりあえずするところまで話しちゃおうとか」
加蓮「だ、だよね? 話が盛り上がって抜けるに抜けられないとか、そーいうのだよね!」
加蓮「うんうん。藍子っておばちゃんみたいなとこあるから。お母さんもよくそういう風になるしー」
加蓮「……」
加蓮「……私、藍子になんかしたっけ……?」
<猫さんは、1匹1匹、違うリボンがついていたんです。こんなにちっちゃくて、それがとっても可愛くて♪
<はわ〜
<はわ〜
加蓮「…………」
加蓮「……」スクッ
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2019/11/25(月) 18:24:13.11 ID:2T7Xb8se0
加蓮「藍子ー? 盛り上がってるとこ悪いんだけどさ、」
藍子「それから――あっ、加蓮ちゃん♪ こんにちは」
加蓮「こんにちは。……じゃなくてっ。アンタね、いつになったら私が来たことに」
藍子「加蓮ちゃん、やっと来てくれたっ」
加蓮「気付いて――……あ?」
<はわ〜……あ、加蓮さん!
<はわ〜……っとと。こんにちは
加蓮「あ、うん。どうも。……で? 藍子ちゃん?」
藍子「?」
加蓮「? じゃなくて。やっと来てくれた、って――」
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2019/11/25(月) 18:24:43.39 ID:2T7Xb8se0
藍子「うふふっ♪ 加蓮ちゃんが来てくれていたことは、実は気が付いていたんです」
藍子「だけど、あえてここから動かないでいて……加蓮ちゃんがいつ、こっちに来てくれるかな? って。楽しみにしていました」
加蓮「…………」
<あはは、これはしてやられましたね
<???
藍子「でも、待っている間にお話に夢中になってしまっていて……。もうっ。加蓮ちゃんが、なかなか来てくれないから」
加蓮「……べっつにー? 藍子ちゃんが楽しそーだから? 邪魔したら悪いかなーって思っただけだけどー?」
藍子「そんな。遠慮なんてしなくていいんですよ〜」
加蓮「通じてないし……!」
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