【安価】受付嬢「ふーん、あなたが新人冒険者?」

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34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/24(日) 16:44:18.98 ID:vJ766jddO
デュエリスト
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/24(日) 16:44:29.21 ID:rpIoaPwm0
デュエリスト
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/24(日) 16:54:35.56 ID:FDTAJQuD0
デュエリスト「ふふふ......私の勝ちだ」

男「なんだそのデッキ......」

デュエリスト「大会優勝常連の環境デッキだ」

男「や、やはりか......」

デュエリスト「だが、貴様にもヒヤッとさせられたぞ......だがお前のデッキは既にナーフされていたのさ」

男「ブランクは大きいな」

デュエリスト「さらばだ。違う形で出会えていればよきライバルになれたかもしれんな」
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/24(日) 17:24:07.87 ID:FDTAJQuD0
デュエリストは路地裏から去っていった
彼もまた立ち上がり、路地裏を去ろうとする
すると、先ほどデュエリストの現れたところに気絶した薄汚い男が倒れていた


男「......まさか、まさかな」


彼が受付所に戻ると、受付嬢とデュエリストが一緒にいた


受付嬢「ストーカーはお前か!」

デュエリスト「今日から私がストーカーだ」

受付嬢「何言ってるんです!?あなたは前からストーカーでしょう!?」

男「......ふふふ」
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/24(日) 17:28:27.58 ID:FDTAJQuD0
受付嬢「ちょ......おいそこの貧弱冒険者!どうにかしろ!」

男「......?」


わざとらしく振り向いてみせる


受付嬢「お前だよ!!」

男「また俺なんかやっちゃいました?」

受付嬢「今からやるんだよ!いいからこいつをどうにかして!」

男「......あぁ、そいつ新しいストーカー。君が退治して欲しいほうはもう懲らしめた」

受付嬢「ふざけるな!」

男「いやそいつ多分良い奴だから気にすんな」
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/24(日) 17:44:21.03 ID:8E6OCKbpO
なんだ、デュエリストっていい奴じゃん!
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/24(日) 19:10:22.47 ID:FDTAJQuD0
デュエリスト「はっはっは。お守りしますよ」

受付嬢「......くそぉ......お前も弱そうなんだよ」

男「いや、デュエリストは強いぞ」

受付嬢「そうなの?」

男「カードゲームはフィジカルも重要だからな」

受付嬢「?????????????」

男「それより報酬金をくれよ」


そう言われた彼女は憎らしげに男を睨む
ぎりぎりと歯ぎしりの音が聞こえてくるようだ


受付嬢「......しょうがないね......ほら」

男「ん、どうも」


今晩は宿がとれそうだ
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/24(日) 21:45:53.21 ID:JD2PyGpy0
寝床を探していると一つの宿が彼の目にとまった
温かみのある木造の宿は彼に是非泊まりたいと思わせた


男「部屋空いてます?」

主人「ラスト一部屋空いてますよ」

男「おお、ならば泊まりたい」

>>43「あっ、部屋空いてないならご一緒したいんですが」

男「ん?」
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/24(日) 21:47:17.08 ID:SqnWK9EU0
女魔法使い
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/24(日) 21:47:56.79 ID:MB5q89+NO
駆け出しの↑
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/24(日) 22:13:33.00 ID:JD2PyGpy0
女魔法使い「私まだ駆け出しでお金が無くて」

男「じゃあ割り勘といこうか。主人さんは構わない?」

主人「ああ、問題ない」


二人は部屋に入った
男はと言えば、疲れているので早速眠ろうとする


女魔法使い「あの」

男「どうかしたか」

女魔法使い「いえ、その......あなたも冒険者なんですか?」

男「そうだ。実を言えば俺も出費は減らしたい所だったんだ」
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/24(日) 23:29:45.64 ID:JD2PyGpy0
女魔法使い「へー......珍しい剣使ってるんですね」

男「あぁ、レイピアだな」


鞘を掴んで見せる


女魔法使い「どうしてレイピアなんですか?勇者は剣を使いますが、レイピアを使った勇者はいません」

男「そこまで勇者に憧れてない。あと剣術は俺の爺ちゃんに教えてもらったんだが......」

女魔法使い「それがレイピア前提の剣術だったと?」

男「そんなとこ。でもあの剣術使っといてなんだが気持ち悪いんだよな」

女魔法使い「気持ち悪いんですか?」

男「なんかな。無駄に紳士的というか......急所を敢えて外すよく分からん型なんだ」

女魔法使い「つまり私をいきなり五回ぐらい刺しても死なないってことですか?」


沈黙。急に物騒なセリフを聞けば誰でも驚く


男「......おう、多分生きてると思うぞ」
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/24(日) 23:41:31.38 ID:JD2PyGpy0
彼は今度こそ眠りに落ちた

翌朝、目を覚ますと彼女が隣で寝ていた
それだけなら普通なのだが、彼女の脚が彼の脚をホールドしていた
腕は魔導書をホールドしていることから、抱き枕を常用するタイプだと分かる
分かったからといって脱出はできないので、不本意な二度寝をすることになった

そこから少し時間を置いて彼女も目覚める


女魔法使い「......はっ、魔導書を掴んで寝てしまっていました......」

女魔法使い「ということはこの脚は......」

女魔法使い「>>48
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/24(日) 23:44:49.71 ID:jz55gWbB0
お父様お母様お許し下さい、私という存在は汚れてしまいました
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/24(日) 23:46:42.98 ID:HxzWCOVO0
ああ……なんということを……これは責任をとらなければ行けませんね///
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/24(日) 23:46:46.70 ID:eOTbOlMVo
・・・タダで私の脚を堪能するなんて図々しいにも程がありますよ(ほっぺツンツン)
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/25(月) 00:12:52.90 ID:8xVf8XHp0
女魔法使い「ああ......なんということを......これは責任をとらなければ行けませんね///」

男「......」

女魔法使い「それじゃあ失礼して......」

男「......ん、んん?起きたのか......ってぇい!」


彼女は距離を詰め、少しでも近付けば接触が起きる位置にまで来ていた


女魔法使い「責任はとりますから」

男「何を言ってるんだ!?」

女魔法使い「大人しくしてて大丈夫です。天井の染みでも数えてて下さい」

男「それ君のセリフなの!?」
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/25(月) 00:17:45.21 ID:8xVf8XHp0
女魔法使い「大丈夫ですよ......料理だってできるんです」

男「そりゃ!!」

女魔法使い「ふぉっ!?」


峰打ちで気絶させようとしたが、レイピアに峰は無い
代用として柄で気絶させた


男「はぁ......はぁ......昨日ストーカーを適当に処理したから罰が当たったのか......?」
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/25(月) 00:22:25.58 ID:8xVf8XHp0
彼女は中々にタフネスがある
ものの数分で起き上がってきたのだ


女魔法使い「ぅ......私は......」

男「起きたか」

女魔法使い「あ、どうも......あれ私......ああ!!」


どうやら先程までのことを思い出したようだ
思い出さなくていいのに


男「うるさい」

女魔法使い「すみません無礼をはたらいてしまいましたお許し下さいぃぃぃ......」

男「あー......ま、別に気にすんな。それに......別に嫌じゃなかったし......」

女魔法使い「えっ///あっ、ありがとうございます!?」
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/25(月) 00:26:17.27 ID:8xVf8XHp0
なんだか気まずくなりながらもチェックアウトを終えた
お互い冒険者なのでその内顔を合わせることもあるかもしれない
あったらどんな顔をすれば良いのか......
そんなことを考えている内に受付所に到着した


男「依頼を回してくんろ......」

受付嬢「疲れてますね。そんなんで務まるんですか?」

男「これには深い訳があるんだ、とにかく依頼をくれないと俺は金欠でもっと弱る」

受付嬢「>>55
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2019/11/25(月) 00:27:21.32 ID:j/0qZQjA0
それならここの手伝いをお願いします
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/25(月) 00:31:41.50 ID:hu1tnvSVo
だったらその見苦しい辛気臭い顔早く直してくださいね
今回は合同での依頼ですので一緒になる方にまで不快思いをさせないでください
今回の依頼は単なる雑魚モンスターの駆除ですけど数が少し多いんで二人で行ってもらいます
女魔法使いさ〜ん!今ちょうど空いてる人来ました〜!
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/25(月) 03:08:19.78 ID:esAUYuqxO
三安価分くらいのレスの内容だぁ(引き)
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/25(月) 04:57:12.69 ID:tYyXgxoeo
一人で欲張りすぎだろ俺達ドン引きやぞ
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/25(月) 06:25:25.93 ID:3ihRjdQqO
こういう輩は自分でスレ立てて作品作れば良いのにな
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/25(月) 07:15:48.28 ID:esAUYuqxO
しかもこの量を五分で書いたのか(戦慄)
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/25(月) 10:09:19.81 ID:mB52bNQd0
長文安価はたまによくみるし気持ちも理解できるけどここまで事細かに書いてるのは初めて見たわ
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/25(月) 18:35:58.60 ID:rJTfjRsYo
展開指定盛り盛りは作者が書きづらくなるからほどほどにな……
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/25(月) 21:07:35.11 ID:8xVf8XHp0
>>55 五分で書けるの凄い


受付嬢「だったらその辛気臭い顔早く直してくださいね」

受付嬢「今回は合同での依頼ですので一緒になる方にまで不快思いをさせないでください」

男「そうか、それもそうだな、そうするよ」

受付嬢「今回の依頼は単なる雑魚モンスターの駆除ですけど数が少し多いんで二人で行ってもらいます」

男「安心できる奴がパートナーだと助かるんだが......」

受付嬢「女魔法使いさ〜ん!今ちょうど空いてる人来ました〜!」


すると今朝のトラウマがこちらに向かってくる
最初は期待に満ちたような顔をしていたが、パートナーをその目で認めるとすこし表情が固くなった


女魔法使い「お、おお、男さんでしたっけ?」

男「そうだが......俺で良いのか?」

女魔法使い「はい!大丈夫ですよ!はい!」
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/25(月) 21:15:57.30 ID:8xVf8XHp0
近隣の森まで馬車で出向くことになった
遠出をさせるなら一度に運ぶほうが当然コスパが優れている
だから二人で行くことになったのだろうか......数が多いといっても、そんなにいるのか?


男「......腹減ったな」

女魔法使い「パン分けましょうか?」

男「小娘に恵んでもらうほど落ちぶれちゃいねぇさ......」

女魔法使い「小娘って、男さんも同じぐらいじゃないですか」

男「心はいつでも歴戦の老兵だ」
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/25(月) 21:20:50.04 ID:8xVf8XHp0
男は同時に眠気をも抱えていた


男「しかし木漏れ日が馬車を覆って......ふぁーぁ......」

女魔法使い「今です!」

男「んぐぅっ!!」


素早い動きで彼の口内にパンをねじ込んだ
これには眠気も退散せざるを得ない


女魔法使い「どうですか!実は薄くバターが塗り込まれているんですよ!」

男「んぐ......殺す気か!......まぁ、それはそれとして美味いけどな」
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/25(月) 21:27:01.15 ID:8xVf8XHp0
馬車が目的地に到着した
空気が清涼で、準備体操をするのも気が進む


男「沢山雑魚モンスターが居ると聞いたが......」

女魔法使い「特に何かがいる様子ではないですね」

男「出てこいモンスター!森焼くぞ!......ん?」


木陰から>>67が現れる
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/25(月) 21:29:15.86 ID:j/0qZQjA0
リスみたいな可愛いモンスター(裏なし)
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/25(月) 21:29:17.59 ID:uKtiljbk0
ザコモン狩りスレイヤー
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/26(火) 00:05:43.57 ID:KZ0j4/VE0
ザコスレ「おっす」

男「人?」

ザコスレ「ここに雑魚モンスターが沢山居ると聞いて急行してきたんよ」

女魔法使い「そういう趣味の人なんですか?」

ザコスレ「そういうこった。ここにいるモンスターはみんな殺しちまったよ」

男「何者だ?」

ザコスレ「ザコモン狩りスレイヤーだ」

男「ザコモン狩り」

女魔法使い「スレイヤー......」
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/26(火) 17:59:30.96 ID:rXioBJAeO
ザコモン狩りスレイヤーってことはザコモンスターを狩る人じゃなくて、ザコモンスターを狩りに来た不届きものをスレイする人って事なんじゃ……
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/26(火) 18:01:34.94 ID:+wOzuF69o
ややこしい名前なのが悪い
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/26(火) 19:26:32.55 ID:KZ0j4/VE0
>>69 小学生並みのミスですみません


男「......ってことはさ」

女魔法使い「?」

ザコスレ「覚悟はできたか?」

男「やっぱ敵だよなぁ!」


お互いにその獲物を構える
ザコスレの武器は>>73
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2019/11/26(火) 19:30:29.61 ID:gndlXaNK0
人切り包丁
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/26(火) 19:44:23.81 ID:DMZ0d/g8O
ハンドアックス
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/26(火) 19:44:26.67 ID:KwMvWL7a0
(ドラゴン等の大物を斬りつける為の)太刀
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/26(火) 23:36:52.89 ID:KZ0j4/VE0
彼はハンドアックスを持ち、バトンのようにくるくる回してみせる


男「それでは......行くぞ!」

ザコスレ「来い!」


男の武器はレイピアなので、間合い管理が重要だ
そしてそのことを相手も心得ている場合、接近を渋るので彼から圧をかけていかなくてはならない


男「そりゃあ!」

ザコスレ「おっと?」


回避をされてしまった
急所はハンドアックスで弾けるようにしていたので、急所狙いを読んでいたようだ
しかし男はほぼ急所を狙うことはないので、それが予想外だったようだ
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/27(水) 00:25:51.32 ID:GNNSqxte0
ザコスレ「今だ!」


レイピアを引き、手元に戻す一瞬
ハンドアックスを横に構えて接近する


男「速いな」

ザコスレ「ちぇあ!」

男「くっ......」


剣先でいなそうとするが、威力を殺しきれない


ザコスレ「パワー重視だからな!」
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/27(水) 20:45:33.48 ID:GNNSqxte0
あわや体勢を崩すかというところだったが、どうにか持ちこたえた


男「だが!」


反撃に転じようと、連続で刺突を繰り出す
その攻撃はすべて構えた斧に防がれる


ザコスレ「狙い過ぎだな!トロいぜ!」

男「トロいのは認めよう」

ザコスレ「反撃の機会は奪ったぜ!」


彼が斧を再び振りかざす
その時、その手斧の刃と柄が分離する
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/27(水) 21:04:14.96 ID:GNNSqxte0
男「だが、俺はテクニック重視なんだ」

ザコスレ「な、何ぃ!?」


すっとんきょうな声を上げる彼
迷いなく構え、突く


男「はぁぁぁぁっ!!」

女魔法使い(本当に急所を外して攻撃してる......)

ザコスレ「ぐぅ......っ」

男「残念だったな。お前の全身の腱は麻痺している」
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/27(水) 21:12:00.82 ID:GNNSqxte0
男「お前が慈善の為に俺を殺そうなんて思う奴じゃなくて良かった」

ザコスレ「......く」

男「お前が準備運動で依頼を達成してしまっているから、気兼ねなく帰れるという訳さ」

ザコスレ「ま......」

男「体はじきに動くようになるから日光浴でもしてろ。それじゃ、馬車に戻ろう」

女魔法使い「は......はい!」


こうして、二人は仕事を終えた
彼女は見ているだけだったが、彼には割の合わない仕事だっただろう
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/27(水) 21:24:10.90 ID:GNNSqxte0
馬車に揺られて街まで帰る


男「はぁ......」

女魔法使い「回復しましょうか?」

男「いいのか?」

女魔法使い「私だけ何もしてませんし」

男「それならどうぞ」


彼女は両手をかざし、集中している
魔力を高めているのだろう


女魔法使い「そうです。私まだ駆け出しなので魔法を誤爆するかもしれません」

男「へ?」


>>82...何が発動した?
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/27(水) 21:24:56.46 ID:N4Dy1eiN0
性欲が高くなる
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/27(水) 21:25:02.70 ID:+ZG7lizxo
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/27(水) 21:30:13.95 ID:zp18MBzno
快眠魔法
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/27(水) 21:30:29.33 ID:SGD/cVQK0
男が二人に増えた
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/28(木) 01:06:51.15 ID:+yXZdiPt0
男「......」


かくんと首が下がる
そのまま倒れこみ、意識を手放した


女魔法使い「......え?ちょ!呼吸確認っ!」


彼女は慌てて呼吸確認をする
どうやらきちんと呼吸出来ているようだ


女魔法使い「よ、良かったぁ......」
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/28(木) 20:43:39.46 ID:+yXZdiPt0
馬車は街へと帰ってきた
だが、依然として彼は快眠中


女魔法使い「どうしましょう......」

男「......」


御者に促され、やっとのことで彼を背負い馬車を降りる
しかしその重さに耐えきれず落としてしまう


女魔法使い「うっ!」

男「......」


なおも快眠
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/28(木) 20:49:30.81 ID:+yXZdiPt0
ここでどうせ起きないだろうと判断し、受付所まで彼を引き摺った


女魔法使い「うぇぇ......」

受付嬢「......ん、ん!?どうしたんですか!?」

女魔法使い「依頼は終わったんですが、うっかり眠らせちゃって......」

受付嬢「何それ」

デュエリスト「ふむ、なら彼は私がソファーに運んでおきます」
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/28(木) 21:07:32.49 ID:+yXZdiPt0
しばらくして、休憩室のソファーにて


男「んー」

女魔法使い「やっと起きましたね」

男「む......どうしてここで寝てんだ?」

女魔法使い「間違って私が魔法で眠らせてしまいました」

男「そういうことか......」

女魔法使い「これが報酬金です。受付嬢さんに『全部取ってけば?』って言われましたけど」

男「ありがとう。これで今夜もゆっくり眠れるよ」
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/28(木) 21:18:49.56 ID:+yXZdiPt0
もうだいぶ寝てしまった
すぐに宿をとったところでどうせ眠れないだろう


男「そうだなぁ......」

男「これまで宿、公園、受付所にしか行ってないし、どこか別の所に行こうかな」

男「街を探索だ」


>>91...どこへ行く?
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/28(木) 21:20:15.23 ID:LLdPPgRb0
酒場
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/28(木) 21:21:11.55 ID:GweCOmUAo
町の景色を見渡せる丘の上
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/28(木) 23:38:46.71 ID:+yXZdiPt0
気になっている場所があった
この街には目立つ丘があるのだ
一番にそこを思い出した彼は丘に登った


男「ふぅ.......」


丘を登り、そこから街の景色を見渡す
丘を登っている最中に陽が暮れてしまったため、夜景を拝むことができた

平坦に、しかし活気を持って広がる街
その街が綺麗に見えるのはきっと、同じ優しい炎の灯りが街を照らしているからだろう
街はまるで一つのアロマキャンドルのように、いつまでも見ていられるようだった
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/28(木) 23:51:09.99 ID:+yXZdiPt0
男「綺麗じゃねぇか」

男「あとはもう少し宿が安ければなぁ」


彼は財布の中身を数える
何度数えても当然中身は変わらない


男「はぁ......今日は泊まれるが、明日はどうか......」


心が荒んできたので、丘から降りようと思ったとき、あることに気付く
いつからか、隣に>>95がいて街を見下ろしているのだ


>>95「こんばんは」
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2019/11/28(木) 23:52:00.85 ID:LLdPPgRb0
女賢者
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/28(木) 23:54:25.08 ID:gd1d9jhmo
メガネ+↑
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/29(金) 19:19:15.25 ID:U7kzFpSc0
女賢者「こんばんは」

男「......いつからそこに」

女賢者「宿の話からです」

男「そうか」


彼女はいかにも理知的な様子で、メガネを掛けている


女賢者「もしかして、この街の人じゃないんですか?」

男「そうなるな。このみすぼらしい格好から推測される通り出稼ぎで来ている」

女賢者「そう自分を卑下しないで下さい。出稼ぎということは則ち、あなたは何かを守っているに他ならない」

男「結局はその『つもり』なんだ。俺がもっと優秀な奴なら宿になんて困らない」

男「そして、やることがないからと言って意味もなく黄昏るようなことはないんだ」
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/29(金) 19:39:23.45 ID:U7kzFpSc0
女賢者「......あなたは、今とても危険です」

男「ほう?」

女賢者「あなたは与えられた使命に生かされているだけです。いつか命を投げますよ」

男「そういうことか。それなら分かってる。どっかで死ぬね。死地に赴くか身投げか」

女賢者「それでいいんですか」

男「いいさ。生きても虚しいだけだ」


すると彼女は黙ってしまう
教会の聖女を気取って話しかけたのかもしれないが、所詮は他人で心から心配などしていない
空気が良くないので、さっさと帰ろう


女賢者「待って下さい」

男「っ......!」


後ろから手を掴まれた
彼は良心の押し売りを快く思わないことから、少し苛立つ
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/29(金) 19:45:18.49 ID:U7kzFpSc0
女賢者「私にあなたを放っておくことはできません」

男「......そのセリフ、何度目だ?救世主気取りはやめることだな」

女賢者「逆ですね。賢者になった私をここまで感情的にさせたのはあなたが初めてです......!」


より強い力で掴まれる
振り払おうと思えばそれは容易だが、有無を言わさぬ圧力が彼女から発せられている


男「じゃあどうしろと?こんなクズの心を救えるのか?一体どうやって?」

女賢者「>>100
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2019/11/29(金) 19:48:12.15 ID:Q26dJgSO0
私と一緒に旅をしませんか?
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/29(金) 19:53:11.65 ID:U4dLVi3i0
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/29(金) 20:41:54.70 ID:U7kzFpSc0
女賢者「私と一緒に旅をしませんか?」

男「......残念だが、出稼ぎの身だからそれはできない」

女賢者「そうですか」

男「だが......忌々しいが......その目。やる気は伝わる」

女賢者「でしたら」

男「だから勝手についてくるのは許可しよう。旅はできないが」
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/29(金) 21:03:59.42 ID:U7kzFpSc0
女賢者「そうですか。それもそうですよね」

男「それじゃ」

女賢者「早速逃げないで下さいよ!」

男「そりゃあ俺にとってお前は面倒な奴だからな」

女賢者「だから勝手についていくわけですねぇ!」


彼は遂に観念し、宿屋までの追跡を許してしまった
だが勝手についてくる許可を出したのは彼自身だった
なので彼はそのことに関してとやかく言うつもりはなかった。しかし......


男「部屋は別でもよくない?」


彼女はなんと彼のとった部屋にまで入り込んできたのだ


女賢者「>>104
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/29(金) 21:05:12.03 ID:Q26dJgSO0
何が起きるかわかりませんからね。
それにあなたなら私を襲うことはないと思っています
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/29(金) 21:05:47.67 ID:XMJ03hVro
おや?もしかして恥ずかしい?
可愛いとこあるんですね♪ニヤニヤ
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/29(金) 22:08:29.81 ID:U7kzFpSc0
女賢者「おや?もしかして恥ずかしい?可愛いとこあるんですね♪」ニヤニヤ

男「くっ......」

女賢者「ふふ、いいんですよ」

男「良くないから言っているんだ」

女賢者「あなたはそうやってぶっきらぼうを装ってますが、どこか上品なんですよ」

男「品などあるものか」


つんとした態度を貫き通す


女賢者「いーえ。私の見立てに間違いはありません。正しい心を取り戻したあなたにエスコートされてみたいですね」

男「エスコートって......そんな王子みたいな奴と出会えると思わないほうが気楽だぞ」
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/29(金) 22:19:44.41 ID:U7kzFpSc0
女賢者「賢者とはいえ、私だって女の子なんですよ」

男「そうかよ。俺はもう眠いから寝るぞ」


彼がベッドに入ると、彼女も入ってくる
思わず体が強張る


女賢者「ん?お姉さんと二人で緊張しちゃってるのかなぁ?」

男「うるせぇ。寝るからな」

女賢者「おやすみ」
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/29(金) 22:42:46.66 ID:U7kzFpSc0
翌朝を迎える
彼が眠りから目覚めると、すぐそこに彼女がいた


男「......なんだ、起きてるんじゃないか」

女賢者「起きてますよ」

男「だったらなんでそこにいるんだ」

女賢者「>>109
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/29(金) 22:44:52.74 ID:E2mucxQNo
可愛い寝顔を見たかったからです♪クスッ
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/29(金) 22:46:21.26 ID:Q26dJgSO0
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/30(土) 21:27:31.03 ID:XZkjEkUT0
女賢者「可愛い寝顔を見たかったからです♪」クスッ

男「ぶっ飛ばすぞ」

女賢者「やーん怖〜い......おうっ!?」


彼が脛を蹴ると、電流が流れたように反応する


男「俺は優しくないぞ」

女賢者「いくらなんでも女性を蹴るんですか!?」

男「そんな奴に自由意思で着いてきてるのは誰だろうな」
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/30(土) 21:35:01.76 ID:XZkjEkUT0
彼が受付所まで行くと、女賢者が話しかけてきた


女賢者「やっぱり冒険者なんですね」

男「ああそうだよ」

受付嬢「......おや、その方は?」

男「俺のストーカーです」

女賢者「人聞きが悪いですよ!」

デュエリスト「おや、私の同志ですか」

女賢者「むああああああっ!!」
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/30(土) 21:46:27.47 ID:XZkjEkUT0
発狂する彼女を尻目に、彼は話し始めた


男「何か依頼はあるか?」

受付嬢「あなたがストーカー退治を依頼するのではなく?」

男「あいつは......諦めてもらう他には無理かな......ああ見えて強いタイプだ」

受付嬢「そうですか。依頼でしたら、>>114
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/30(土) 21:48:18.17 ID:yCohY6c20
とある貴族のボディガードです。男女一組指定ですが
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/30(土) 21:49:12.28 ID:ezE984Sro
人攫いの捕縛依頼が
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/01(日) 16:24:37.16 ID:PIkivSCY0
受付嬢「人拐いの捕縛依頼があります」

男「......そんな奴がいんの?」

受付嬢「いるんですよねぇ」

男「そうなのか。よし、そいつを捕まえよう」


意外と治安が悪い街の現状に驚く
夜に出歩くのは危険かもしれない


女賢者「ちょっ、男くん!なんとか言ってやってよ!」

男「どこで俺の名前を知ったこのストーカー」
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/01(日) 17:37:05.63 ID:PIkivSCY0
わちゃわちゃしている奴らを無視して話を続ける


男「となると、何も考えず調査するのは危険だな」

受付嬢「そこまで強い影響力があるかは不明ですが......」

男「まだ死ねないんだよ俺は。何か手がかりとかないのか?依頼が届く時に何か言われたりとかさ」

受付嬢「>>118
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/01(日) 17:40:05.24 ID:EHX6CcUZ0
そうですね…去っていく際に何か物の破片を残していきますが……これです(禍々しい魔翌力をまとっているが普通の人にはわからない)
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/01(日) 17:51:33.56 ID:MXp8FIoHo
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/02(月) 21:26:27.99 ID:q/m/cmOO0
受付嬢「そうですね...去っていく際に何か物の破片を残していますが......これです」

男「んー?」


石のような物体だ
破片というだけあって、欠けた一部分のように見える
しかし、何か違和感のようなものを覚える。持つと胸騒ぎがするような......


受付嬢「どうです?」

男「これを持つと胸騒ぎがしたり不安になったりするか?」

受付嬢「へ?しませんが」
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/02(月) 21:31:56.61 ID:q/m/cmOO0
気がかりな違和感の正体を掴むことができない
悶々とする彼の手からそれは唐突に奪われた


男「おい!?」

女賢者「何でこんなもの持ってるの!?」

男「......?人拐いが落としていく手がかりらしいが」


彼女の様子がおかしいのは一目見れば分かる
見ずとも声があまりに焦燥している


女賢者「......こんな禍々しい魔力を纏っている物体、そうそうないですよ」

男「ということは、これが何か見当は付くのか?」

女賢者「んー......クリスタル......?ちょっと自信がない」
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/02(月) 21:37:53.42 ID:q/m/cmOO0
男「そうか。俺はそいつらを捕まえなきゃならん」

女賢者「なら私も行きますよ」

男「なぜだ」

女賢者「死にますよ」

男「......いいだろう」


凄味というのはこういうものだ
有無を言わさず信用を勝ち取る力


女賢者「いいですか、私がこの破片を利用して動物の嗅覚のそれと同じ方式で魔力を辿ります」

男「その先にいる奴を捕まえればいいわけだ」

女賢者「そういうことです!さあ、行きますよ!」


>>123...どこに辿り着いた?
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/02(月) 21:38:54.17 ID:NBXsnY2p0
森の奥にある寂れた城
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/02(月) 21:43:24.76 ID:c9mysDpVo
森の中のザコスレと戦った場所
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/02(月) 23:58:10.95 ID:q/m/cmOO0
そこからは結構な距離を歩いた
どこか見覚えのある林道を歩く


男「しかしすごい追尾能力だ。利用価値はあるな」

女賢者「私を道具かなんかだと思っていませんか?」

男「自分を蔑ろにする奴は往々にして他人も蔑ろにしてるんだ。そしてそれは勝手に出てくるんだ」

女賢者「やはり私があなたに生きる意味を教えなければなりませんね」

男「知ってるって。一過性だけど......あれ、ここは」


森は同じ景色が続く
しかし彼はそこに見覚えがあり、なぜならば深く記憶に残る場所であったためだ


女賢者「知ってるの?」

男「まぁ......な」
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/03(火) 00:04:24.84 ID:y9UF6h9R0
つい先日の戦闘
己がザコモン狩りスレイヤースレイヤーになったところである


女賢者「ここら辺ですが」

男「先日ここへ来たんだが、どうやら魔物が多く居たらしい」

女賢者「何か関係があるかもしれませんね」

男「ああ。魔物を探してみよう」


二人は茂みを漁り始めた
魔物が激減している以上、身を隠せる場所にいるだろうと踏んだのだ


>>127...何が出てきた?
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 00:08:12.53 ID:cXxYfuT80
強そうなビースト系の魔物(ザコスレの相棒)
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 00:13:06.73 ID:DFnGtkBdo
謎の破片を大量に打ち込まれすでに事切れたザコスレ
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 00:13:55.75 ID:UZCWa/ha0
ニンジャスレイヤー
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 00:16:09.35 ID:2S5oOUR0o
正気を失っている様子のザコスレ(その手には禍禍しい魔翌力を持った破片を持っていた)
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 00:19:25.69 ID:DFnGtkBdo
打ち込まれじゃなくて撃ち込まれだった
まぁいいや
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 00:22:09.68 ID:N7Te+7Bno
おぉザコスレ
死んでしまうとは情けない
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 00:23:43.31 ID:cXxYfuT80
場合によっては女魔法使いや女賢者が死ぬ可能性があるんだよなぁ……
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/03(火) 21:28:28.62 ID:y9UF6h9R0
何か筋ばったものが足に当たる
モンスターかと思って身構えると、それが動く気配はない
それを掴み、草むらから引きずり出す


男「......っ!!」

女賢者「どうかしま......えっ!!!?」


身構えていたのに驚きは予想以上
それは死体だった。そうでないと信じたいが、医学的知識はないが、死んでいると感じる
その体にはあの謎の破片が大量に撃ち込まれてあった
何よりそいつは、彼とつい先日会ったばかりのザコスレなのだ
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