他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
BBS2ch
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報VIP
更新
検索
全部
最新50
【安価】受付嬢「ふーん、あなたが新人冒険者?」
Check
Tweet
174 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/07(土) 22:53:24.88 ID:JLu2vkDM0
モンスターの卵
175 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/07(土) 22:53:41.24 ID:rHCTBgJw0
読んだらカルト教団の亡霊に付きまとわれる教本
176 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/08(日) 11:11:16.59 ID:99Ms0/HJ0
埋まっていたのは本だった
地面に直接埋められていたせいで劣化してはいるが、問題なく読めるだろう
女賢者「その本、なんか怪しくありません?」
男「どうだろう。何かを極めた達人の本だったらそれ以外のセンスが壊滅的かもな」
彼は全開の油断でその本を開いた
どうやら宗教の教本の様だが、聞いたことのない宗教だ
記されている内容も胡散臭く、カルト教団の教団であると推測される
女賢者「どうです?」
男「......大した本じゃなかった」
177 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/08(日) 11:24:31.80 ID:99Ms0/HJ0
男「売るのも恥ずかしいから埋めたんだろうな」
???「コラ!」
男「うげ!おい何すんだ!」
後頭部に衝撃を受けたように動く
女賢者「......何もしてませんが」
男「じゃあ誰がおんねん」
女賢者「怨念がおんねん......あっ」
男「引っ掛かったな嘘つきめ!」
女賢者「いや、そのですね......本当にいますよ」
男「つまらない駄洒落を引きずるな」
亡霊「いますよ」
178 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/08(日) 11:27:53.41 ID:99Ms0/HJ0
男「......!?」
亡霊「ようやく気付いたな」
男「なんだお前!?」
亡霊「亡霊」
男「......なるほど、俺が悪かった」
亡霊「よろしい」
男「......」
女賢者「成仏しないんですか?」
亡霊「しない」
男「しろ」
亡霊「してほしくば
>>180
」
179 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/08(日) 11:32:31.35 ID:gEtsGoSF0
教会を潰してくれ
180 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/08(日) 11:44:17.17 ID:Wa+lsf3oo
私の娘に会わせてくれ
181 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/09(月) 00:59:17.50 ID:BMngwNvP0
亡霊「私の娘に会わせてくれ」
男「だとさ」
女賢者「いいですよ」
随分と安請け合いだ
娘に会わせた所で、カルト宗教の信者のこだわりとそぐわない生き方をしているだろう
果たしてそれを認めるのか?認めなかったら成仏してくれるのか?
不安は募っていく
亡霊「それでは娘を捜すぞ」
男「ならばこの峠を超え都に行くべきだ」
女賢者「情報ですね、やはり情報は重要なんです」
182 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/09(月) 17:10:05.87 ID:T+yh4Ef00
しぶりん?
183 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/09(月) 20:52:43.19 ID:BMngwNvP0
都に到着した
平坦な町に比べて、高低差がある
隅から隅まで歩くだけで一日経ってしまいそうだ
レンガ造りの道路や建物も美しく彩られている
男「でかいな」
女賢者「そうでしょう?町なんて田舎ですよ」
亡霊「田舎者め」
男「無理やり成仏させてやろうか」
184 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/09(月) 20:59:39.38 ID:BMngwNvP0
大きな坂を上っていく
すると対向して冒険者の様な風貌の人が来たので、話しかけてまることにした
男「すみません」
???「はい」
男「あの、カルト宗教の家に産まれた娘について知っていますか?」
???「
>>186
」
185 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/09(月) 21:00:31.13 ID:4pRKEiDk0
もしかして教祖様が自殺した……あの?
186 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/09(月) 21:05:18.16 ID:zpv3wOsFo
上
187 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/09(月) 21:05:22.87 ID:c1/TsKVlO
一人でアレを崩壊させたこの街の功労者だよ
もう余命幾ばくもないばあさんだがな
188 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/09(月) 23:17:21.42 ID:BMngwNvP0
???「もしかして教祖様が自殺した......あの?」
男「......そうです!」
女賢者「その方の家を教えてほしいのです」
???「それなら確か、この坂を一番上まで上ってすぐの塀の高い家だね」
男「ありがとうございます!」
彼らはにこやかに会釈をして別れる
坂を上るのはだんだん苦になってきた
189 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/09(月) 23:22:21.43 ID:BMngwNvP0
坂を上りきり、塀の高い家を訪ねる
ドアをノックすれば女性が出てくる
男「突然申し訳ない。あなたがこの家の家主ですか?」
女性「は、はい」
女賢者「実はあなたの父親の亡霊が貴女に会いたいと言っていまして」
女性「父が、ですか?」
怪訝な表情を浮かべる彼女から目を逸らすように振り返る
男「ほら亡霊。これで満足か?これがお前の娘の顔だ」
亡霊「
>>191
」
190 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/09(月) 23:24:45.05 ID:m5+3gGhlo
少し見ない間に随分べっぴんさんになったな
もしかして好きな男でもできたか?ニヤニヤ
191 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/09(月) 23:29:25.40 ID:kp3/5Ckw0
上
192 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/09(月) 23:42:31.25 ID:BMngwNvP0
亡霊「少し見ない間に随分べっぴんさんになったな」
女性「お、お父さん!」
亡霊「もしかして好きな男でもできたか?」ニヤニヤ
女性「ちょっとからかわないでよ!もう......」
亡霊「わはははは」
時間をも忘れて娘と話し込む彼の姿はとても楽しげだ
カルト宗教の教祖だった彼も今だけは一人の父親としてそこにいれるのだろう
男「......ふん」
女賢者「嬉しそうですね」
男「全く愚かだ。自殺なんぞしなければ良かっただろうに......結果論だがな」
193 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/10(火) 21:05:11.52 ID:/3wR4ad00
もう彼がついてくる様子はなかったので、こっそりとその場を去った
女賢者「では徳を積んだところで依頼でも探しに行きましょうか」
男「そうだな。しかし受付所はあるのか?」
女賢者「ないです」
男「......おい、俺は勇者じゃないんだぞ。ちまちま住人から受注なんてやりたくない」
女賢者「ご心配なく。ギルドがあります」
男「ギルド......徒党のことか?」
女賢者「なにやら偏見を感じますが、そんな所です。本部のあるギルドはメンバー以外にも依頼を回すんですよ」
男「では行ってみようか」
194 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/10(火) 22:30:17.36 ID:/3wR4ad00
大きなサーカステントのような建物を見つけた
ギルドの看板が出ている
男「入ってみよう」
入ると、松明の光に照らされたパーティー会場のような空間が広がる
その一角に受付カウンターが設置してある
男「どうも、依頼は受けられるのか?」
受付嬢「はい、可能です」
女賢者「じゃあ早速何かさせてもらえる?」
受付嬢「
>>196
」
195 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/10(火) 22:34:32.84 ID:rA92tiFxo
丁度男女が揃っていないと出来ない依頼がありますね
命を狙われているとある新郎新婦の影武者をやっていただきたいのです
196 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/10(火) 22:34:35.69 ID:GzwAgF+30
〜アイテム屋からの依頼〜 とある在庫商品を大々的に宣伝しながら売ってほしい
197 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/11(水) 19:02:19.65 ID:qHbHkE+h0
受付嬢「アイテム屋からの依頼です」
男「内容は?」
受付嬢「とある在庫商品を大々的に宣伝しながら売ってほしいとのことです」
男「ふむ、いいだろう。ところで何を売ればいいんだ?」
受付嬢「それなんですが......そろそろ届くはずなんです」
在庫が届くまでの間、どうするかを話し合うことにした
男「マーケティングとか分からんぞ」
受付嬢「安心してください。あなたの思うヒット商品を思い浮かべてください」
男「......おう」
受付嬢「誰でも思い付きそうなキャッチコピーでしょう?」
男「それもそうだが......」
198 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/11(水) 19:12:19.75 ID:qHbHkE+h0
女賢者「確かにそうね」
男「じゃあ『賢者』なんだろ。考えてくれ」
女賢者「賢者なんて只の肩書きです。資格が必要なだけで音楽のジャンルみたいなもんです」
男「食い物だったら食べ歩きでもするんだが」
女賢者「じゃあ私食べる役ですね」
男「太られるとイメージ落ちるからやめろ」
そうこうしていると、段ボールに入った商品が運ばれてきた
受付嬢「お待たせしました」
男「これを売ればいいのか」
彼は恐る恐る箱を開ける
>>200
......何が入ってる?
199 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/11(水) 19:13:18.14 ID:AhaKA4dO0
安価↓
200 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/11(水) 19:13:21.14 ID:K6HDKl2b0
ハーピーの孵化直前のゆで卵
201 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/12(木) 21:06:25.23 ID:Q/YV3UQa0
その匣を開けた彼らは予想を遥かに上回る絶望を味わうことになる
男「......ん、ゆで卵?」
女賢者「とりあえず食べてみます。お代は出しておくので」
男「どうぞ......っ!?」
彼女はそのゆで卵らしき物体にかぶり付く
しばらく美味しそうに食べていたが、その動きが停止する
さらに、彼女はぶるぶると震え出したのだ
女賢者「うっ......ひぃ......!」
男「おい!どうしたんだ!」
女賢者「こ、これ......うぇっ、ハーピーですよ」
男「ハーピー?ハーピーの卵は一般的な卵だが」
女賢者「違うよ!ほら......」
男「!?」
202 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/12(木) 21:12:23.77 ID:Q/YV3UQa0
一見すればただのゆで卵。しかしその中身を見れば恐怖にとりつかれる
おぞましい何かの塊が、その内臓が、そこにあった
女賢者「......分かりました?これ、孵化直前のハーピーの『有精卵』のゆで卵です」
男「ああ、分かっちまった。俺も食ってみるかな」
彼は覚悟を決めてそれにかぶり付く
彼の運命や如何に
男「......珍味だと思えば、まだ食えるかな」
女賢者「食えるの?」
男「別にご馳走だと思って食えはしないがな」
203 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/12(木) 21:17:56.44 ID:Q/YV3UQa0
女賢者「これどうやって売るんです?私まだ眼球の感触が残って気持ち悪いです」
男「正攻法ではどうやっても無理だな」
女賢者「正気とは思えないブツですよ」
男「そうだ!」
彼は閃いたようで、表情が少し明るくなった
女賢者「?」
男「天候いじれる?」
女賢者「あぁ、まぁ、はい......」
204 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/12(木) 21:24:26.39 ID:Q/YV3UQa0
夕日が沈みきり、夜がやってくる
今日は夜と一緒に雪がやってきた
女賢者「はぁ......」
雪の中、例のブツが入った籠を持って佇む彼女
一目見て薄幸な奴なんだろうと分かる雰囲気だ
女賢者「何が『バロット売りの少女作戦』ですか!ふざけるのも大概にしてほしいよ!?」
しかし彼の姿はない
彼は余った在庫を持ってどこかへ行ってしまったのだ
そんな彼女を憐れんで一人の男性が声をかける
男性「どうしたんだい?」
女賢者「実は私、このゆで卵を売らなければならないんです。買ってくれませんか?」
見てくれは普通のゆで卵なので、とにかく買わせることが重要だ
男性「
>>206
」
205 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/12(木) 21:29:35.73 ID:8KUCnhQeo
ドキッ(き、綺麗だ///)
(こんな綺麗な人がこんな寒空の下で辛そうにゆでたまごを売っているなんて!)
は、はい!買います!!
206 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/12(木) 21:29:55.23 ID:BP9LWL9K0
↑
207 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/13(金) 20:50:42.62 ID:6HrlJHza0
男性 ドキッ(き、綺麗だ///)
男性(こんな綺麗な人がこんな寒空の下で辛そうにゆでたまごを売っているなんて!)
男性「は、はい!買います!」
女賢者「そうですか!?ありがとうございます!」
ゆで卵を売ると、そそくさと退散する
彼が気の毒だとは思ったが、まぁ食えないことはない(らしい)のでそこまで気にしなかった
女賢者「こんなか弱い女性に悪どい商売をさせるなんて......」
彼女は無意識の内に笑顔をたたえていた
208 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/13(金) 21:01:31.13 ID:6HrlJHza0
一方そのころ
男「ゆで卵いらんかねー、ゆで卵いらんかねー」
男「うちの卵は一味ちがう!スペクタクルを確約するよー!」
彼は一人の女性に目をつけ、話しかける
男「嬢ちゃん、ゆで卵買ってかない?」
女性「え?」
男「ちょっと俺も金に困っててよ。それに嬢ちゃん、好きな人が居るんだろ?」
女性「なぜ分かったんですか」
男「いいってことよ。これ食って綺麗な肌を手に入れて想い人を落とすんだ。さあさどうぞ」
女性「
>>210
」
209 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/13(金) 21:03:54.63 ID:4Q6WcSGBO
でもお高いんでしょう?
210 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/12/13(金) 21:04:15.82 ID:AL0abnsa0
ぜんぶ買うわ
211 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/13(金) 22:28:55.34 ID:6HrlJHza0
女性「ぜんぶ買うわ」
男「まいど!」
代金を受け取ると、籠ごと渡して去ることにした
純粋な心を利用するというのは彼の考案した策ではない
嫌そうなそぶりの賢者の入れ知恵なのだ
男「とんでもないことをした気分だ」
212 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/14(土) 14:46:57.80 ID:YayUqV820
結構良心ある人間が多かったお陰で、ゆで卵を売り切ることはできた
こんな目に逢っては、明日から良心はその姿を消すだろうが
男「女賢者。俺の分は売り切った」
女賢者「私もよ」
男「じゃあ在庫処分は終わったな。受付嬢、報酬金を貰おうか」
受付嬢「......外道ですね」
女賢者「外道に仲介をしたのは貴方ですよ」
受付嬢「ふふ、それもそうですね。こちらが報酬金です」
213 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/14(土) 15:06:16.75 ID:YayUqV820
もう夜も遅いので、宿を探すことにした
しかし、彼が雪を降らせるよう命令したのが仇となった
男「どこも満室だ」
女賢者「このままだと本当にマッチ売りの少女みたいに野垂れ時ぬことになりますよ」
男「まずいぞ......」
女賢者「こうなったら誰かの家に泊めて貰うしかありませんね」
彼女の提案を飲み、民家へ向かった
男「すみません、宿がなくて......泊めて貰えますか?」
ノックすると家主が姿を表した
>>214
「
>>215
」
214 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/14(土) 15:11:46.20 ID:UDasfHRHo
魔法使い
215 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/14(土) 15:26:47.26 ID:omnFgi330
泊めて欲しいなら男は俺の部屋で寝れば良い
216 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/14(土) 15:29:06.40 ID:ZYxW9D6So
>>214
です
魔法使いって女の魔法使いのつもりだった
ごめんなさい
217 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/14(土) 15:36:07.83 ID:ckQU8EUuO
「」
218 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/14(土) 16:18:12.00 ID:ZPjvMywSo
男ってことでいいじゃん
219 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/14(土) 17:19:27.05 ID:Cet+wZrV0
これは仕方がない
220 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/14(土) 17:21:20.57 ID:bLKVX2bNo
これからはちゃんと頭に女って付けるように気を付けなきゃな
221 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/14(土) 23:11:31.38 ID:YayUqV820
中から魔法使いにポピュラーなローブを羽織った家主が出てきた
顔許は隠れている
魔法使い「泊めて欲しいなら男は俺の部屋で寝れば良い」
男「あぁ、ありがとう」
魔法使い「そこの方には別室を用意しよう。来客用の部屋があるんでね」
女賢者「いいんですか?では、お言葉に甘えて」
まだ魔法使いとしてあまり経験を積んでいないのだろう
男性のようだが、声は変わりきっておらず背も低い
222 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/14(土) 23:17:10.22 ID:YayUqV820
男は魔法使いの部屋に入った
隣の部屋には女賢者が入ったようで、豪華な部屋に興奮する彼女の声が聞こえる
魔法使い「寒い中疲れたでしょう。どうぞベッドに」
男「お気遣いありがとうございます」
ベッドに入り、脱力する
すると魔法使いも勢いよく同じ毛布に入ってきた
困惑している内に魔法使いはローブで隠れた顔許を露にする
男「......へ?」
女魔法使い「まんまと騙されましたね♪」
223 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/14(土) 23:23:59.84 ID:YayUqV820
男「お前、どうして......」
女魔法使い「ん”......んっ、声も戻りました。いやあ、あっちの受付嬢さんに言われたんですけど」
女魔法使い「『貴女は才能があるから都に旅に出たら?』っていうようなことをですね」
男「あー......なるほど、だからここにいるのか」
女魔法使い「そういうことです。いやまさか、男さんが女連れてるなんて思いませんでしたよ」
男「なあ」
女魔法使い「なんですか?」
態々毛布に入りこまれたときに言っても良かったことを今言うかと彼は悩んだ
しかし言うことにした
男「顔近くね?」
女魔法使い「
>>225
」
224 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/14(土) 23:25:45.68 ID:Cet+wZrV0
別いいじゃないですか。それともこんなかわいい女の子が近くだとドキドキしちゃいますかー?
225 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/14(土) 23:28:01.93 ID:pRYQE0gEo
上
226 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/15(日) 00:15:47.02 ID:U1Jm4SUA0
今更だけど一般的に魔法使いと賢者って何が違うのかな
どっちもメインは魔法だと思うけど
227 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/15(日) 00:21:02.76 ID:wEMV6U1L0
>>226
取り扱う作品によって違うが大体、賢者が魔法使いの上位互換みたいなもん
(僧侶の魔法を全て使えて、魔法使いの魔法も一部除いて使えるみたいなの)
228 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/15(日) 00:27:30.30 ID:U1Jm4SUA0
ありがとう
賢者は僧侶の完全上位互換で魔法使いは総合力では賢者に負けてるけど何かが賢者に勝ってるってことか
229 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/15(日) 00:30:47.32 ID:rxkb5bRB0
女魔法使い「別いいじゃないですか。それともこんなかわいい女の子が近くだとドキドキしちゃいますかー?」
男「う、うっせ」
まずい。この女のペースに乗せられるとまた面倒なことになる
どうにか打開しなければ......
女魔法使い「この前は変な雰囲気になっちゃいましたけど......今回こそ」
男「な、何をだよ」
女魔法使い「ナニをですよ」
230 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/15(日) 00:39:29.39 ID:rxkb5bRB0
危険を感じ、ベッドから脱出しようとしたが腕を捕まれる
その力は明らかに異常で、魔法による強化がなされていることは明白だった
男「落ち着け!」
女魔法使い「私は......いつだって冷静ですよ」
男「その呼吸の荒さで言われて誰が信じる!?」
女魔法使い「うるさいですね!黙って押し倒されてればいいんですよ!」
男「本性出してきた!」
隙間風。
そちらには開きつつあるドアと、その向こうに女賢者
彼女はこちらを見ながら部屋に入ってくる
女賢者「
>>232
」
231 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/15(日) 00:40:35.30 ID:wEMV6U1L0
な、なにしているんですか!?は、破廉恥ですよっ!!////
232 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/15(日) 00:43:02.39 ID:U1Jm4SUA0
男性同士で何やってるんですか?
まさか男さんはホ・・・あれ?魔法使いさんが女の子になってる
233 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/15(日) 14:33:21.55 ID:tD5BrMxo0
女賢者「男性同士で何やってるんですか?」
女賢者「まさか男さんはホ・・・あれ?魔法使いさんが女の子になってる」
女魔法使い「あ、バレた」
彼女が気を取られた一瞬の隙を突いてベッドから逃げ出す
男「た、助かった......」
女賢者「お邪魔しちゃいましたか?」
男「いや待て!話を聞いてくれ!」
234 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/15(日) 14:37:52.60 ID:tD5BrMxo0
どうにか引き止め事情を話した
男「_____という訳さ」
女賢者「なるほど」
女魔法使い「......」
男「そもそもだな。前回のは寝惚けてただけで何も起こってないだろ?」
女賢者「もしかしたら何かあったかもしれませんよ?」
男「ない。あったら身を捧げても良い。......で、なんで今回俺を襲った?」
女魔法使い「
>>236
」
235 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/15(日) 14:39:26.77 ID:wEMV6U1L0
……好きだからじゃダメですか?///
236 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/15(日) 14:45:06.98 ID:DbkFWk3c0
私だって年頃の女の子ですからそういうことに興味津々ですし〜///♪
男さんなら色んな経験を共にした親しい間柄ですし押し倒してあんなところやこんなところを弄り回してみても許されるかなって♪テヘペロ
237 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/16(月) 00:58:58.26 ID:p4v61ON30
女魔法使い「私だって年頃の女の子ですからそういうことに興味津々ですし〜///♪」
女魔法使い「男さんなら色んな経験を共にした親しい間柄ですし」
女魔法使い「あんなところやこんなところを弄り回しても許されるかなって♪」テヘペロ
男「......はぁ」
女賢者「確かにそうかもしれませんね」
男「いや、別に許さないが?相手が俺じゃなかったらぶん殴られてるぞ」
空気が静まりかえる
彼にでも分かる。これは失言をしたときの空気なのだ
女魔法使い「......え、俺じゃなかったらって///」
男「いやいやいや、そういうんじゃないからな!?」
女賢者「誤魔化すんですか?」
男「違え!これは俺の成育環境に由来する『習性』なんだ!」
238 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/16(月) 20:37:15.43 ID:p4v61ON30
女魔法使い「でもなんだかんだ優しいじゃないですか」
男「うるせぇ。俺はもう寝るからな」
一気に掛け布団を被って寝てしまった
そのままもぞもぞしている
女賢者「こういうとこですよね」
女魔法使い「こういうとこです」
女賢者「それでは」
239 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/16(月) 20:44:51.91 ID:p4v61ON30
翌日
目覚めると、何か感触がある
もうきりがないのでさっさと抜け出して起きる
男「んー......」
女賢者「おはようございます」
男「おはよう......あれ!?」
女賢者「女魔法使いさんなら今朝食の準備をしています」
男「あ、あぁ......そうか」
240 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/16(月) 21:25:37.70 ID:p4v61ON30
リビングに出ると、食卓に朝食が並べられていた
こんがり焼かれた食パンがそこにある
男「うまそうだな」
女魔法使い「そうですか?」
女賢者「良い匂いもします」
男「ではいただこう」
彼は椅子に腰掛け、食事を始める
パンを食べる前に、彼はナイフとフォークを持つ
男「その皿にある生ハムをパンに乗せてもいいか?」
女魔法使い「かまいませんが」
男「では失礼して」
彼は慣れた手付きで生ハムを切断し、パンに乗せる
そしてそれに勢いよくかぶりついた
男「うまいな。カリっとしているが、食パン特有の柔らかさを損なっていない」
241 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/16(月) 21:33:34.75 ID:mDO/1PAv0
山岡○郎
242 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/16(月) 22:23:04.15 ID:p4v61ON30
食事は何事もなく終了した
男「ごちそうさま」
女賢者「ごちそうさまでした」
女魔法使い「お粗末様でした」
そろそろ出ようかと思ったとき、不意にチャイムが鳴り、女魔法使いが応対をしに行く
すると、どうやら何故か彼に用のある訪問者らしく、彼が呼ばれた
男「どうしてここが分かったんです?」
玄関先に佇む黒服の男性に問いかける
黒服「この家の家主が貴方のお知り合いのようでしたので、行方でも伺おうかと思ったのですが」
243 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/16(月) 22:31:43.58 ID:p4v61ON30
男「ふむ。ご用件をどうぞ」
黒服「以前貴方が捕まえた少女と妙な結晶なのですが」
男「少女はどうなったんです?」
黒服「彼女は無罪が立証されました。......その理由があの結晶なのですが」
男「何かしらの作用があったと?」
黒服「そういうことです。その内の一つに、
>>245
」
244 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/16(月) 22:36:02.20 ID:L4f6l0OoO
死霊に身体を奪われる
245 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/16(月) 22:36:14.19 ID:yx7NGJaY0
古の王と思われる邪念が放出されてる
246 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/16(月) 22:36:43.43 ID:ggZIPFLu0
心が未熟な者をある程度操ることができる
247 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/17(火) 21:02:15.52 ID:VzvjfJJY0
黒服「古の王と思われる邪念が放出されてることが挙げられます」
男「古の王......聞いたことはある」
黒服「やはりご存じでしたか」
男「......お前......俺の出生を知っているな?」
黒服「なんのことでしょうかね?」
おどけて見せる
とぼけていることがバレていることを知っているようだった
248 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/17(火) 21:08:40.79 ID:VzvjfJJY0
男「まぁいい。古の王が復活していようがしていなかろうが、俺には関係のないことだ」
黒服「果たしてそうでしょうか?」
男「勿体ぶる奴だな。腕利きの冒険者にでも......あるいは勇者をとっ捕まえて頼めばいいだろう」
黒服「そうですか。なかなか手堅いようですね。それでは私はこの辺で」
彼は帰っていった
素早く稼ぐ為にできれば面倒なことは避けたいので、これは幸運だった
もういい時間なので、ギルドとやらに行って依頼を受けるとしよう
249 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/17(火) 21:11:49.76 ID:VzvjfJJY0
ギルドにやってくると、立場の偉そうな人と受付嬢が何か話していた
邪魔をすると悪いので、財布の中身を数えて待っていると、いつの間にか会話が終わっていた
男「こんにちは」
受付嬢「依頼ですか?」
男「話が早くて助かるよ。何か回してくれ」
受付嬢「
>>251
」
250 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/17(火) 21:12:49.14 ID:/MN82vGg0
>>195
251 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/17(火) 21:13:35.13 ID:nKOdGjy90
では要人警護はどうでしょう?
252 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/18(水) 01:12:33.52 ID:3CrkTLPC0
受付嬢「では要人警護はどうでしょう?」
男「仕事がある限りはやるさ」
受付嬢「では受注ということで」
手続きをしていると、後ろから足音がする
気になったので振り向いた
女賢者「いつの間にここに来たの?」
女魔法使い「置いてかないで下さいよ」
男「お前達といると面倒に巻き込まれそうだからな」
女賢者「聞き捨てなりませんね」
女魔法使い「誰が面倒な女ですって!?」
男「そういうとこだからな」
253 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/18(水) 21:23:03.10 ID:3CrkTLPC0
そうこうしている内に手続きは済んだ
要人はある屋敷にいると言われ、地図を手渡された
彼らはすぐさま屋敷へ向かうことになった
男「......でかい屋敷だな」
女魔法使い「山の中にこんな屋敷があるなんて」
女賢者「とりあえずチャイムを鳴らしてみますね」
すると、中から
>>255
が出てくる
254 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/18(水) 21:24:41.91 ID:pgz0v7sf0
男の好みのメイドさん
255 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/18(水) 21:25:37.21 ID:AuI67ZMEo
警護対象の女性
256 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/19(木) 00:13:33.44 ID:eTUr4aLM0
女性「こんにちは、もしかしてあなた方が私の警護員ですか?」
男「そうです」
女性「三人もいらっしゃるのであれば安心です。どうぞ上がって下さい」
彼女に促され、屋敷へと入る
中も外観に違わず美しい装飾が施されており、彼女の身分が透けて見えるかのようだ
女魔法使い「ほえー......」
女賢者「なんと美しい......」
男「キョロキョロしすぎだ。これだけ広い空間なのだし、注意をはらっておいた方がいいだろう」
257 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/19(木) 20:59:44.40 ID:eTUr4aLM0
女性「そう緊張なさらずとも問題ないですよ。ここが私の部屋です」
黒光りする高級な木製のドアを開く
すると、ホテルの一室のような内装が広がっていた
男「ではここで待機しよう」
女賢者「そういえば、どんな奴が来るのか知っているんですか?」
女性「
>>259
」
258 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/19(木) 21:07:31.49 ID:a4EoiupXo
いえ・・・
私を狙う輩はたくさんいますので・・・
259 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/19(木) 21:07:32.09 ID:ZRqaxPno0
安価↑
260 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/20(金) 00:35:01.93 ID:/b4cvxhs0
女性「いえ···私を狙う輩はたくさんいますので···」
女賢者「そうですか......」
女魔法使い「せいっ」
彼女の声が聞こえた直後に何かが剥がれる音がした
そちらを見ると、彼女がコンセントをいじっている
男「どうした?」
女魔法使い「あったあった。盗聴機だね」
女賢者「そんなものまで......かなり危険ですね」
261 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/20(金) 19:41:45.32 ID:/b4cvxhs0
男「本格的に狙われているな......む」
女性「どうかしましたか?」
男「この屋敷、屋根裏部屋はありますか?」
女性「はい、ありますが」
男「ということは......梯子で入るタイプの屋根裏ですね?」
女性「そうですが、どうしてそんなことを?」
男「屋根裏から音がします。ごくごく小さな音ですが、何かいますよ」
女性「ええっ!?でしたらその方を退けて下さい!」
262 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/20(金) 19:46:06.80 ID:/b4cvxhs0
男「当然そのつもりです。梯子はどこですか?」
女性「この部屋を出て左に直進突き当たりです」
男「分かりました」
彼は足早に部屋を出て、指示された場所へ向かう
鉄製の梯子を上り、埃っぽい屋根裏部屋に到着する
男「おい、そこの」
>>263
「
>>264
」
263 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/20(金) 19:48:52.98 ID:0lgJ84/xo
モヒカンの黒装束男
264 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/20(金) 19:50:10.78 ID:GpFfKHETo
ひゃっはー!なんだぁてめえは
265 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/21(土) 16:05:44.07 ID:az+O01su0
モヒカン「ひゃっはー!なんだぁてめえは」
彼は黒装束に身を包んでいた
しかし、不自然に盛り上がった頭部は彼がモヒカンであることを示していた
男「俺はあの女のボディーガードさ。お前には消えてもらう」
モヒカン「なんだと!」
男「今すぐここを去るか、痛い目を見るか。......その様子では聞くまでもなさそうだ」
モヒカン「死ねぃ!」
彼は手に持った機械からおびただしい数の銃弾を発射した
狭い空間では近接武器の方が有利だが、ガトリング銃が相手となれば話は別だ
266 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/21(土) 16:14:19.45 ID:az+O01su0
男「アーチステップ......だったかな」
しかし銃弾が命中することはなかった
彼はスーパーボールのように縦横無尽に跳び回る
モヒカン「何ぃ!?」
男「執行する」
男の振り抜いたレイピアがモヒカンを刺す
雨の様な連打でモヒカンは動けなくなる
男「......まぁ、某百裂拳みたいに死ぬことはない」
モヒカン「くっ......くそ......あ、兄貴ー!助けてくれー!」
男「屋根裏にまだいるのか?まるでゴキブリだな.....」
彼の声に呼応するように、屋根裏の暗がりから
>>268
が現れる
267 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/21(土) 16:18:27.76 ID:PPnkg4uy0
安価↓
268 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/21(土) 16:21:41.12 ID:C4GAS22Do
武闘家
269 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/21(土) 16:28:56.74 ID:a9NWBdjCO
ファンタジーな世界観かと思ったら割と近代的だな…
270 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/21(土) 18:41:44.85 ID:e5E0D3fT0
ドラクエ3とモンハンが混じった感じと自分は思います
271 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/22(日) 01:19:30.26 ID:xTn0Uint0
武道家「どうしたゲス野郎。お前のそれは無敵なんじゃないのか?」
モヒカン「そんなこと言わずに助けて下さいよ!」
武道家「......仕方あるまい」
男「お前もやるのか?」
武道家「そうとも。優れた戦士を葬るのは気が進まないがな......!!」
彼は不敵にもこちらにゆっくりと歩いて近付いてくる
しかしながら彼の目は正確に男を見つめ、強大な威圧感を有していた
男「間合いは......ふむ、三歩ぐらいか?」
272 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/22(日) 01:27:14.56 ID:xTn0Uint0
武道家「悪くない目をしている。だが!」
一瞬にして距離を詰め、肘を腹部に叩き込む
男「っが......」
武道家「それは『必殺』の間合いだ......より広い『致命』の間合いがある」
動けない男の前で彼は礼をする
その後、彼は男に蹴りを叩き込む
実は彼に死に至らしめるつもりは無く、飛ばして壁に叩きつけたのみである
男「......」
武道家「儚いものよ」
273 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/22(日) 01:33:41.27 ID:xTn0Uint0
その時、彼に激痛が走る
武道家「ぐっ!?」
彼が痛みを感じた右腕を見ると、蛇が絡み付いていた
武道家「毒蛇だと!?いつの間に......」
煩わしく思ったので、叩き潰そうとした
しかし蛇にダメージはなく、毒を送り続けている
武道家「ば、バカなっ!」
「やれやれ、これだから脳筋は困りますね」
武道家「お前は!?」
女魔法使い「その蛇はボディーガードのボディーガードです。魔力を持たない武道家ではダメージを与えることすらできませんよ」
梯子を登って捨て台詞を吐き、また帰っていった
男「かっこつけてる......暇が......あるなら......ぐっ、部屋にいろ......」
男「......と、言いたい所だが......今回は助かった......」
197.82 KB
Speed:0.2
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
続きを読む
名前:
E-mail
(省略可)
:
書き込み後にスレをトップに移動しません
特殊変換を無効
本文を赤くします
本文を蒼くします
本文をピンクにします
本文を緑にします
本文を紫にします
256ビットSSL暗号化送信っぽいです
最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!
(http://fsmから始まる
ひらめアップローダ
からの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)
スポンサードリンク
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)