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【安価】受付嬢「ふーん、あなたが新人冒険者?」
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/24(日) 09:46:17.79 ID:JD2PyGpy0
男「そうだが?」
受付嬢「また軟弱そうな奴が来たな、と」
そういえばこの女、俺が受付所に入った時から値踏みするような目を向けていたな
役職上、色々な者を見てきたのだろう
俺はそのお眼鏡にかなわなかったというだけの話だ
だが、なんだかムカついたので言い返してやった
男「だからなんだよ」
受付嬢「べつに?」
男「なら俺にできる依頼を回してくれ。何がある?」
受付嬢「
>>3
」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1574556377
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/24(日) 09:49:58.45 ID:WXLfilbuo
踏み台
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/24(日) 09:53:39.23 ID:hy4/jAww0
一人暮らしの老人の話し相手でもやってもらいましょうか
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/24(日) 10:05:02.50 ID:JD2PyGpy0
受付嬢「一人暮らしの老人の話し相手でもやってもらいましょうか」
男「いいっすよ」
受付嬢「冒険したいと、思わないんですか?」
男「この世に下積みより大切なことなんて無い」
受付嬢「一生下積みでも?」
男「だったら、俺はソコまでの人間ってことさ」
鼻で笑うような態度の彼女を軽く手を振り別れを告げる
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/24(日) 10:13:06.75 ID:JD2PyGpy0
依頼を受けた際に渡された地図に老人の家の場所が記されていた
家のドアをノックすれば、少し時間を置いて開けられる
朗らかな笑みの老人が出迎えてくれた
老人「どうぞ入って」
男「お邪魔します」
リビングに通され、お茶が出される
なかなか丁寧なご老人だし楽しく話せそうだ
老人「お茶は如何でしたか?」
男「美味でした。それで、本日はどんな話をされるんです?」
老人「
>>7
」
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage ]:2019/11/24(日) 10:14:20.98 ID:HxzWCOVO0
嘘だと思うような私の現役時代の冒険話です。もしもあなたが私のお眼鏡に似合う相手だったら……
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/24(日) 10:21:31.91 ID:onEvEnX9O
>>6
+ああ、念のためあなたの得意な武器は常にお手にとっておいてください
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/24(日) 10:55:26.51 ID:JD2PyGpy0
老人「嘘だと思うような私の現役時代の冒険話です。もしもあなたが私のお眼鏡に似合う相手だったら......」
男「......」
老人「ああ、念のためあなたの得意な武器は常にお手にとっておいてください」
男「お気遣い感謝する」
空気が張り積める
一体このご老人、どのようにして俺を試すつもりなのか
すると真後ろから殺気がした。ゆらりとうごめく何かがある
男「っ!」
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/24(日) 11:02:41.08 ID:JD2PyGpy0
咄嗟に横に跳ぶ
すると自分がいた場所のソファーが真っ二つになっている
その虚空には歪みのような穴が空き、そこにいる『何かの生き物』がこちらを見ていた
老人「いい反応をしなさる」
男「なんだこいつは!?」
老人「一度避けたからといって油断してはならんよ」
再びゆらめく気配が真後ろに
何らかの本体がいることは分かったので、今度は反撃してみることにした
細身の剣を抜き、振り返り様に刺突する
???「ォォォ......」
男「命中」
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/24(日) 11:12:45.16 ID:JD2PyGpy0
弱っている様子のその生物を観察すると、それは無数の立体の集合体だった
それが人の形を取り、刀を振るっていたのだ
老人「ふむ......合格じゃ」
男「感謝する。ところでこの集合体は何なんです?」
老人「儂のペットじゃ。『八十八番目』と呼んでおる」
男「怪異のような名前ですね」
老人「怪異じゃからな」
男「これは失敬。では、冒険話をお聞かせ願えますか?」
老人「いいじゃろう」
>>12
...どんな話?
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/24(日) 11:14:10.07 ID:HxzWCOVO0
数十年前に金銀財宝をとある場所に魔法をかけて隠した話
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/24(日) 11:22:32.52 ID:8E6OCKbpO
かつてとある村を襲った強大な魔物を倒しきれず、やむなく封印した話
あの封印そろそろガタが来てるんじゃなかろうか
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/24(日) 11:31:57.15 ID:JD2PyGpy0
老人「とある村がの、魔物に襲われたんじゃよ」
老人がその魔物の姿を教えてくれた
黄金色に輝く蛇のような生き物らしいのだが、尻尾のところで別れているそうだ
尻尾を中心に別れた無数の頭部を持つ蛇が暴れていた、ということらしい
老人「そいつがもう強くてのう......儂のフルパワーでも倒しきれなかったんじゃ」
老人「だからやむなくその村の地下に封印したんじゃ」
男「まるで聞いたことのない生き物ですね」
老人「そうなんじゃよ......」
老人は少し思案するような素振りを見せ、虚空を見つめて言い放つ
老人「......あの封印そろそろガタが来てるんじゃなかろうか」
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/24(日) 11:36:08.30 ID:JD2PyGpy0
その後、老人とは満足した様子で別れた
受付所に戻れば報酬金が受け取れるそうなので、受付嬢を訪ねることとした
男「終わったぞ」
受付嬢「......無傷?」
男「ちょっと危なかった」
受付嬢「そうですか。これが報酬金です」
男「どうも」
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/24(日) 11:41:29.52 ID:JD2PyGpy0
実は俺は出稼ぎに来ている身なのだが、この報酬金では飯代にはなれど宿は取れない
どうやら野宿をしなければならないようだ
受付嬢「何度も金を数えてるのみっともないですよ」
男「それもそうだな。ところであの老人から聞いた話なんだが......」
彼は強大な魔物の話と、封印が弱まっているという話をした
受付嬢「......老人の話を真に受けたんですね」
男「嘘を言っているようには見えなかったからな」
受付嬢「じゃあ私から話は通しておきます」
男「そうか」
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/24(日) 11:49:44.11 ID:JD2PyGpy0
幸運なことに、綺麗な公園を見つけた
寝床が決まったので、ベンチに座ってサラダをむさぼる
雑草も食えるらしいが、流石に食べる気はない
食事を終えて、夜も深まりつつあるので、眠ることにした
男「ふぅ......」
柔らかい芝生の上に寝転がる
目を閉じて眠りにつこうとすると、こちらに向かってくる足音がする
男「誰だ......?」
向かって来ているのは、
>>18
だった
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/24(日) 11:51:03.57 ID:Ppd64XTNO
カレーを両手に持った忍者
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/24(日) 11:51:05.26 ID:1IAMJXmt0
生意気そうなクソガキ
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/24(日) 12:28:30.73 ID:JD2PyGpy0
クソガキ「おw野宿してる奴おるw」
男「......ちーっす」
クソガキ「惨めだねぇ」
男「うっせ」
クソガキ「貧乏人が文句言うなよ」
男「こんな時間に公園にくる子供も大概だと思うがな」
クソガキ「俺はきちんと家で寝るから」
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/24(日) 12:47:01.83 ID:JD2PyGpy0
男「それはそれとして、お前どこの子供だ?」
クソガキ「俺は農民の子供だよ」
男「この街に農民なんていたのか」
クソガキ「ああ、いるとも。じゃあな」
生意気そうなクソガキは去っていった
こんな時間に出歩いている辺り、彼も何か後ろ暗いモノを持っているのだろう
そう考えながら眠りに落ちていった
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/24(日) 14:11:50.26 ID:FDTAJQuD0
朝が来た
あけぼのに温められた肉体は日の出と共に目覚める
早速受付所に行き、依頼を探すことにした
男「どうも」
受付嬢「朝っぱらからあなたの顔を見なきゃならないんですか」
男「おう、依頼回してくれ」
受付嬢「
>>23
」
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage ]:2019/11/24(日) 14:12:43.42 ID:HxzWCOVO0
うちの人手が足りないので手伝ってください
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/24(日) 14:12:57.37 ID:SqnWK9EU0
・・・ストーカー退治です
依頼者は私です
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/24(日) 15:12:58.69 ID:FDTAJQuD0
受付嬢「・・・ストーカー退治です」
男「この街にもそんな奴がいるんだな......引き受けるが、誰を守ればいいんだ?」
受付嬢「依頼者は私です」
男「......ほぉー......」
受付嬢「何ですかその意外そうな目は」
男「いやあその口の悪さでストーカーなんてする奴いるんだなぁ」
受付嬢「......心底ムカつきますが、それぐらいの相手の方が近くに置いても緊張しませんね」
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/24(日) 15:20:36.40 ID:FDTAJQuD0
男「それじゃ、俺は座ってるから」
そう言って薄笑いを浮かべつつ待合席にどかっと腰を下ろした
受付嬢「退治する気あるんですか?」
男「......んー、ここに来るまでに尾行されてる感じとかあった?」
受付嬢「無かったです」
男「じゃあ今の会話は聞かれてない可能性が高いな。だとしたらストーキングの為に依頼所に来るかも」
受付嬢「それを見つけると?」
男「そういうこと」
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/24(日) 15:27:42.99 ID:FDTAJQuD0
それから数時間、彼は見張り続けた
冒険者の数はかなり多いので、そこから不審な人物を見つけるのは難しい
そこで彼女が昼休憩に入ったとき、声をかけた
受付嬢「どうしたの?」
男「作戦を変えよう。人が多すぎる」
受付嬢「はぁ。やっぱバカですね」
男「うっせうっせ、いいかよく聞け」
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/24(日) 15:31:26.11 ID:FDTAJQuD0
昼休憩が終わり、彼女が復帰した
男「おい、お茶淹れてくんね?」
受付嬢「分かりましたよ......これでいいですか?」
彼女は予め用意していたお茶を彼の持つティーカップに注ぐ
男「ありがと。今日もうめぇな」
受付嬢「そうですか。ありがとうございます」
彼はお茶を飲み終わると受付所を出た
そのまま街中を歩き、路地裏に入る
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/24(日) 15:35:11.44 ID:FDTAJQuD0
恐らく、ストーカーであれば彼女と仲良くする人間が許せない筈だ
そしてその執念深さから、それを行動に移すのは間違いない
彼は仲良くするような素振りを見せてストーカーを挑発したのだ
男「......さて」
男「ストーカーよ、お前はまんまとおびきだされたという訳だ」
男「コソコソ隙を伺ってないで姿を見せな!『決闘』だぞ」
すると、物陰から
>>30
が現れた
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/24(日) 15:36:02.74 ID:HxzWCOVO0
まさかの
>>18
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/24(日) 15:49:19.53 ID:F77DtHdA0
デュエリスト
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/24(日) 16:37:39.51 ID:FDTAJQuD0
デュエリスト「ほう『決闘』か......」
男「ああそうだ」
男(やべぇ......『決闘』するとは言ったものの、カードゲームなんて一年前にやめたぞ)
デュエリスト「良いだろう。『決闘』は絶対......私が勝ったら貴様は二度とあの女に近寄らないと約束していただこう」
男「......やってやるさ。俺が勝てばストーカーは止めることだな」
デュエリスト「この私に勝つつもりでいるのか?」
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/24(日) 16:43:48.43 ID:FDTAJQuD0
男「だが少し待ってくれ。デッキ調整をさせてほしい」
デュエリスト「構わんよ」
彼は昔使っていたデッキを取り出す
中身を確認し、別のデッキとカードを入れ換えたりしつつ調整した
男「デッキ調整終了だ」
デュエリスト「ならば早速......」
二人「「決闘!!」」
>>34
...どっちが勝った?
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/24(日) 16:44:14.56 ID:HxzWCOVO0
男
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/24(日) 16:44:18.98 ID:vJ766jddO
デュエリスト
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/24(日) 16:44:29.21 ID:rpIoaPwm0
デュエリスト
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/24(日) 16:54:35.56 ID:FDTAJQuD0
デュエリスト「ふふふ......私の勝ちだ」
男「なんだそのデッキ......」
デュエリスト「大会優勝常連の環境デッキだ」
男「や、やはりか......」
デュエリスト「だが、貴様にもヒヤッとさせられたぞ......だがお前のデッキは既にナーフされていたのさ」
男「ブランクは大きいな」
デュエリスト「さらばだ。違う形で出会えていればよきライバルになれたかもしれんな」
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/24(日) 17:24:07.87 ID:FDTAJQuD0
デュエリストは路地裏から去っていった
彼もまた立ち上がり、路地裏を去ろうとする
すると、先ほどデュエリストの現れたところに気絶した薄汚い男が倒れていた
男「......まさか、まさかな」
彼が受付所に戻ると、受付嬢とデュエリストが一緒にいた
受付嬢「ストーカーはお前か!」
デュエリスト「今日から私がストーカーだ」
受付嬢「何言ってるんです!?あなたは前からストーカーでしょう!?」
男「......ふふふ」
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/24(日) 17:28:27.58 ID:FDTAJQuD0
受付嬢「ちょ......おいそこの貧弱冒険者!どうにかしろ!」
男「......?」
わざとらしく振り向いてみせる
受付嬢「お前だよ!!」
男「また俺なんかやっちゃいました?」
受付嬢「今からやるんだよ!いいからこいつをどうにかして!」
男「......あぁ、そいつ新しいストーカー。君が退治して欲しいほうはもう懲らしめた」
受付嬢「ふざけるな!」
男「いやそいつ多分良い奴だから気にすんな」
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/24(日) 17:44:21.03 ID:8E6OCKbpO
なんだ、デュエリストっていい奴じゃん!
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/24(日) 19:10:22.47 ID:FDTAJQuD0
デュエリスト「はっはっは。お守りしますよ」
受付嬢「......くそぉ......お前も弱そうなんだよ」
男「いや、デュエリストは強いぞ」
受付嬢「そうなの?」
男「カードゲームはフィジカルも重要だからな」
受付嬢「?????????????」
男「それより報酬金をくれよ」
そう言われた彼女は憎らしげに男を睨む
ぎりぎりと歯ぎしりの音が聞こえてくるようだ
受付嬢「......しょうがないね......ほら」
男「ん、どうも」
今晩は宿がとれそうだ
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/24(日) 21:45:53.21 ID:JD2PyGpy0
寝床を探していると一つの宿が彼の目にとまった
温かみのある木造の宿は彼に是非泊まりたいと思わせた
男「部屋空いてます?」
主人「ラスト一部屋空いてますよ」
男「おお、ならば泊まりたい」
>>43
「あっ、部屋空いてないならご一緒したいんですが」
男「ん?」
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/24(日) 21:47:17.08 ID:SqnWK9EU0
女魔法使い
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/24(日) 21:47:56.79 ID:MB5q89+NO
駆け出しの↑
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/24(日) 22:13:33.00 ID:JD2PyGpy0
女魔法使い「私まだ駆け出しでお金が無くて」
男「じゃあ割り勘といこうか。主人さんは構わない?」
主人「ああ、問題ない」
二人は部屋に入った
男はと言えば、疲れているので早速眠ろうとする
女魔法使い「あの」
男「どうかしたか」
女魔法使い「いえ、その......あなたも冒険者なんですか?」
男「そうだ。実を言えば俺も出費は減らしたい所だったんだ」
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/24(日) 23:29:45.64 ID:JD2PyGpy0
女魔法使い「へー......珍しい剣使ってるんですね」
男「あぁ、レイピアだな」
鞘を掴んで見せる
女魔法使い「どうしてレイピアなんですか?勇者は剣を使いますが、レイピアを使った勇者はいません」
男「そこまで勇者に憧れてない。あと剣術は俺の爺ちゃんに教えてもらったんだが......」
女魔法使い「それがレイピア前提の剣術だったと?」
男「そんなとこ。でもあの剣術使っといてなんだが気持ち悪いんだよな」
女魔法使い「気持ち悪いんですか?」
男「なんかな。無駄に紳士的というか......急所を敢えて外すよく分からん型なんだ」
女魔法使い「つまり私をいきなり五回ぐらい刺しても死なないってことですか?」
沈黙。急に物騒なセリフを聞けば誰でも驚く
男「......おう、多分生きてると思うぞ」
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/24(日) 23:41:31.38 ID:JD2PyGpy0
彼は今度こそ眠りに落ちた
翌朝、目を覚ますと彼女が隣で寝ていた
それだけなら普通なのだが、彼女の脚が彼の脚をホールドしていた
腕は魔導書をホールドしていることから、抱き枕を常用するタイプだと分かる
分かったからといって脱出はできないので、不本意な二度寝をすることになった
そこから少し時間を置いて彼女も目覚める
女魔法使い「......はっ、魔導書を掴んで寝てしまっていました......」
女魔法使い「ということはこの脚は......」
女魔法使い「
>>48
」
47 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/24(日) 23:44:49.71 ID:jz55gWbB0
お父様お母様お許し下さい、私という存在は汚れてしまいました
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/24(日) 23:46:42.98 ID:HxzWCOVO0
ああ……なんということを……これは責任をとらなければ行けませんね///
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/24(日) 23:46:46.70 ID:eOTbOlMVo
・・・タダで私の脚を堪能するなんて図々しいにも程がありますよ(ほっぺツンツン)
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/25(月) 00:12:52.90 ID:8xVf8XHp0
女魔法使い「ああ......なんということを......これは責任をとらなければ行けませんね///」
男「......」
女魔法使い「それじゃあ失礼して......」
男「......ん、んん?起きたのか......ってぇい!」
彼女は距離を詰め、少しでも近付けば接触が起きる位置にまで来ていた
女魔法使い「責任はとりますから」
男「何を言ってるんだ!?」
女魔法使い「大人しくしてて大丈夫です。天井の染みでも数えてて下さい」
男「それ君のセリフなの!?」
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/25(月) 00:17:45.21 ID:8xVf8XHp0
女魔法使い「大丈夫ですよ......料理だってできるんです」
男「そりゃ!!」
女魔法使い「ふぉっ!?」
峰打ちで気絶させようとしたが、レイピアに峰は無い
代用として柄で気絶させた
男「はぁ......はぁ......昨日ストーカーを適当に処理したから罰が当たったのか......?」
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/25(月) 00:22:25.58 ID:8xVf8XHp0
彼女は中々にタフネスがある
ものの数分で起き上がってきたのだ
女魔法使い「ぅ......私は......」
男「起きたか」
女魔法使い「あ、どうも......あれ私......ああ!!」
どうやら先程までのことを思い出したようだ
思い出さなくていいのに
男「うるさい」
女魔法使い「すみません無礼をはたらいてしまいましたお許し下さいぃぃぃ......」
男「あー......ま、別に気にすんな。それに......別に嫌じゃなかったし......」
女魔法使い「えっ///あっ、ありがとうございます!?」
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/25(月) 00:26:17.27 ID:8xVf8XHp0
なんだか気まずくなりながらもチェックアウトを終えた
お互い冒険者なのでその内顔を合わせることもあるかもしれない
あったらどんな顔をすれば良いのか......
そんなことを考えている内に受付所に到着した
男「依頼を回してくんろ......」
受付嬢「疲れてますね。そんなんで務まるんですか?」
男「これには深い訳があるんだ、とにかく依頼をくれないと俺は金欠でもっと弱る」
受付嬢「
>>55
」
54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage ]:2019/11/25(月) 00:27:21.32 ID:j/0qZQjA0
それならここの手伝いをお願いします
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/25(月) 00:31:41.50 ID:hu1tnvSVo
だったらその見苦しい辛気臭い顔早く直してくださいね
今回は合同での依頼ですので一緒になる方にまで不快思いをさせないでください
今回の依頼は単なる雑魚モンスターの駆除ですけど数が少し多いんで二人で行ってもらいます
女魔法使いさ〜ん!今ちょうど空いてる人来ました〜!
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/25(月) 03:08:19.78 ID:esAUYuqxO
三安価分くらいのレスの内容だぁ(引き)
57 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/25(月) 04:57:12.69 ID:tYyXgxoeo
一人で欲張りすぎだろ俺達ドン引きやぞ
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/25(月) 06:25:25.93 ID:3ihRjdQqO
こういう輩は自分でスレ立てて作品作れば良いのにな
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