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真・恋姫無双【凡将伝Re】4
- 759 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2021/05/15(土) 22:17:13.82 ID:JSqAUlv+0
- ◆◆◆
「では、韓浩殿が桃香様のご意見を握りつぶしていたという解釈でよろしいですか」
諸葛亮の、挑発めいたその言葉にあえて頷く。
「そう。重要案件については公孫賛殿に許可を得る必要がある。そして公孫賛殿に報告するまでもない些末な案件は私が判断している」
それがなにか?と問う韓浩。
「そっかー。じゃあ白蓮ちゃんは知らなかっただけなんだね。よかった!」
「よかったならば重畳。ではこれで失礼する」
軽く頷き席を立とうとする韓浩に制止の声がかけられる。
「ちょっと、ちょっと待ってよ。
そうじゃないの!白蓮ちゃんにきちんと伝えてほしいんだけども」
「その必要があると私が認識すればそうする」
ぴしゃり、と。
流石の劉備が口ごもる。それを見て諸葛亮は口を開く。
「これはしたり、です。韓浩さんにどれほど権限があるか知りませんが、最近の政務の滞りを見るにつけ、その。公孫賛さんの信頼に応えられているかは一考の余地があると思うのですが」
くす、と内心で韓浩は笑う。そのような嫌味、皮肉、あてこすりは懐かしさを越えていっそ新鮮ですらある。
「ふむ。
私は幽州の州牧代理として公孫賛殿から全権委任を受けている。これは警告である。それ以上幽州の政治について語るのであれば、当方にそれ相応の準備がある」
「そんな建前ばかり言って、もう!」
「韓浩さんが手元で色々と握りつぶしているというのは分かっています。独断、過ぎませんか?」
激昂する劉備を諸葛亮が宥めつつも切り込む。
そして韓浩は顔色一つ変えない。
「言った通り、私の判断は公孫賛殿の判断と知れ。そしてこれ以上は時間の無駄」
「おや、これは専横にもほどがありますね」
くすくす、と笑う諸葛亮。その自信はどこから来るのだろうかと韓浩は内心首をかしげる。
「お伝えしたいことは北方の守り。それを担うのは貴女には荷が重い。そして桃香様は既に成果を上げられました。
ああ、白蓮さんのお手柄にしてもいいのですよ?
つまりです。
北方の脅威たる匈奴。桃香様は七度その長を捕えて七度解き放ちました。
匈奴の恭順。対話による融和。貴女ごときが何を断じることができましょうか」
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