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真・恋姫無双【凡将伝Re】4
- 689 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2021/03/23(火) 21:20:12.89 ID:bzWH2Hg30
- ◆◆◆
「百薬の長。それでも飲み過ぎれば百害あって一利なし。そういうことだろ?」
ここまで香りがきつければ、新たに飲もうとは思えないからして。
「ふむ。実際、な。煎じた生薬は実際疲れた身体にはいいものではあるのだぞ」
「それは分かる。五斗米道の秘中の秘。それが惜しげもなく注がれてる。それくらいは分かるさ」
しらんけど。
「なに、そこまでたいしたことじゃない。一度漢中に戻らねばならんしな。
ここまで世話になった礼と思ってくれ」
「まあ、凪や星にも気ってやつの指導もしてくれてたみたいだしな。
ほんとに、ありがとな」
「いや、拙いながらも伝えることは伝えた。後は彼女らの意思だろうさ」
「それなら安心できるな。俺と違って才能と向上心に溢れてるからな」
実際、努力し続けることも才能のうちだとおもうのだよなー、とか思うのである。
「おや、主よ。才能の一言で片づけてほしくないのだがな」
おっとここで星のエントリーだ!ここまで大人しくしていたのに。
いや別に星の努力を見てないわけではないけどね。
どこか拗ねたような星が可愛くて尻を一揉みしてやる。うむ。
こら、と睨まれてもなあ。可愛いだけだぞ。
「いちゃつくのもそれくらいにしてくれよな。それ以上やるならおいらは帰るぞ」
「やだなあ、張紘。そりゃもう、ごめんなさいだよ。なあ、星?」
「無論だとも。
最近構ってくれなかった主にじゃれついていただけで、他意はない。うむ」
「それはともかく。趙雲さんよ、あんたの叙事詩(サーガ)。どうしたいかって希望はあるのかい?」
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