このスレッドは1000レスを超えています。もう書き込みはできません。次スレを建ててください
真・恋姫無双【凡将伝Re】4
- 494 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2020/09/16(水) 06:05:58.58 ID:gOPBOXyi0
- 「あら、でも、あの子、ね」
くすり、と黄忠は艶やかに笑う。
「あの錦馬超にも粉をかけたらしいわよ?」
「なんと!」
厳顔は驚愕する。まさかに、名門馬家の当主に?
……正直その場で切り捨てられてもおかしくはない所業だな、と厳顔は言葉を失う。
「それでね、まんざらでもなかったって話よ?」
「なんと」
わけがわからない。厳顔は内心頭を抱える。馬家を背負う小娘はもっとこう、短慮で狭量であったと思うのだが。だからこそ、韓遂さえいなければ主である劉焉は涼州すら手に収めることも容易であると思っていたのである。
「天運の相、か」
「何、それ?」
かつて主君から聞いたことがある。天に愛され、竜が如く雲を集めるという英雄の相。人呼んで天運の相。
「いや、なんでもない。
……で、話題の北郷一刀は?」
劉備に給仕なぞさせてどうしているのか。
「さあ?何か気になることがあるとかないとか……」
可愛らしく小首を傾げる黄忠に厳顔は苦笑する。一体世の男どもはどうしてこのように魅力的な女を放っておくのか、と。
……まあ、黄忠がその、厳顔の内心を知れば「お互い様」と苦笑したであろうが。
なんにしてもまあ、世はこともなし。まことに結構なことである。それは二人に共通した思いであった。
1014.51 KB Speed:0.5
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
続きを読む
スポンサードリンク
Check
荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)