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真・恋姫無双【凡将伝Re】4
- 273 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2020/05/08(金) 21:43:03.20 ID:i5Oynv2e0
- 「……ああ。なるほどな。まったく。
そんなことで私が二郎をどうこうする筈はないだろう?
何よりこの夏候惇!見られて困るような身体を有してはおらん!」
いやいやいやいやいや。話のベクトルが違うだろうそれは。
「まあ、華琳様以外に見せるつもりもなかったが、あれは純然たる事故だしな。戸に鍵をしなかった私も悪い。
だからそのように二郎があれこれ思う必要はないぞ?」
うんうんと頷く春蘭。
それにつれてぷるんぷるんとその存在を主張する胸部装甲にやはり目が釘付けになってしまう。
巨、でもなく、貧、でもなく。
均整がとれていながもそれは魅惑、蠱惑。
艶やかに俺を魅了するそれはやはり魔性のもの――なんて考えてたら目の前には獰猛な笑みを浮かべた春蘭。
ちい!ぬかった!
「ほほう。二郎はそんなにも私の身体に興味深々と見える。だったらそうだな。
一撃は覚悟しているのだろう?」
観念して俺は目を閉じる。
せめて、やさしくしてね、とばかりに。
そして審判が下される。
ぺちん、と鼻が弾かれる。
へ?と漏れる声を聞いたのか、おかしげに春蘭が笑う。
「はは、なんて顔だ二郎よ。
それとも、そんなに打ちのめされたかったのか?」
いや、そういうわけじゃあないけど。だって春蘭だぞ?
「……お前は一体私をどう思っているのだ」
目は口ほどにものを言う。名言であることだなあ。
「よし、喧嘩を売るなら高値で買おう。
そうだろう、二郎よ」
言い捨ててそこらへんにあった木剣を放り投げてくる。
構える暇(いとま)もあろうか。
「おりゃああ!死ねええええ!」
えええええええ。さっき言ってたことと違うーでもこれでこそ春蘭かぁ!
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