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真・恋姫無双【凡将伝Re】4
- 173 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2020/03/03(火) 20:12:15.81 ID:pTAU8yib0
- >>172
ほむ
◆◆◆
「さて、兵を発するとは言ったが、糧食の準備は万全なのか?」
そういえば、と公孫賛は韓浩に問う。
「万全、という言葉は便利なもの。
安心を担保できるから。
だが、今回に限っては万全であると断言できる。
なぜならば袁家に公孫の陣容は伝達済みだから」
淡々とした口調に公孫賛はなるほど、と頷きかけて。
「いやちょっと待て、私が聞いたのはそうじゃないぞ。そういう意味じゃないぞ。
自分たちの食い扶持くらいは自分たちで準備しないと。
そういう意味で言ったんだ」
少し慌てた風な公孫賛に韓浩はあくまで淡々と続ける。
「今回の出兵に関して、こちらには全体的な計画の詳細は知らされていない。
また、その意思決定についても介入する機会は少ないだろう。
なれば、どの程度の期間を想定するか、というのは無意味と言っていい」
「いや、そりゃそうなんだろうがさぁ……」
「なれば、最初から袁家の兵站。袁家の構想に組み込まれるのが最善。
袁家にとっても、どの段階から援助を求めるか分からないよりは徹頭徹尾求められた方が算段が立つ。
ああ、無論袁家と合流するまでくらいはこちらから持参する」
むむむ、と公孫賛は唸る。
「なに、気にすることはない。
公孫については袁家の後ろ盾というのは知れ渡っている。
それに、別に完全に頼るつもりもない。
単に効率を重視しているだけのこと。
消費した物資は後でまとめて請求してもらえばいいだけのこと。
……それくらいの余裕はある」
「なるほど、流石韓浩だ。
確かに、ここから洛陽までの道程。物資をわざわざ運ぶのも手間だしな。
まあ、何か言うやつばらは武勲で黙らせればいいだけのことさ」
よし、と決意も新たに気力十分な公孫賛。
その様子に韓浩も頷く。
まあ、おそらく袁家からの請求はないだろうな、などと思いながら。
その予想は結論から言えば、正しいものであったのである。
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