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卯月「プロデューサーさんの」凛「膝の」未央「うえ」
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1 :
◆WO7BVrJPw2
[saga]:2019/11/08(金) 19:51:19.45 ID:YHG8tFY30
――事務所
こずえ「ぷろでゅーさー。ここー、こずえすわるー」
モバP(以下P)「んー、いいぞ」
島村卯月「……」
――別の日
雪美「……ここ、座らせて」
P「んー、いいぞ」
渋谷凛「……」
――また別の日
薫「せんせー! ここ座りまー!」
P「んー、いいぞ」
本田未央「……」
−−−
凛「ねえ」
卯月「はい」
未央「うん」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1573210279
2 :
◆WO7BVrJPw2
[saga]:2019/11/08(金) 19:52:16.77 ID:YHG8tFY30
※コメディ・下品
3 :
◆WO7BVrJPw2
[saga]:2019/11/08(金) 19:53:27.97 ID:YHG8tFY30
凛「……最近、10歳前後組がさ」
未央「あ、うんうん、私もその話」
卯月「未央ちゃんもみたんですか?」
未央「薫ちゃんだったんだけど、デスクワークしてるプロデューサーの膝のうえによじのぼっててさ」
卯月「よじのぼるって言うのが可愛いですね……こずえちゃんは両手をこうして……」
凛「だっこ待ち? え、プロデューサーが抱え上げて座らせたってこと?」
未央「うひゃー、でも私もこずえちゃんにそんなのされたら膝に乗せちゃうなぁー」
卯月「凛ちゃんは?」
凛「雪美がまずペロをプロデューサーの膝に乗せて、それから反対の膝に」
未央「むっは、なにそれ」
卯月「雪美ちゃんだけじゃなくてペロちゃんまでも……」
未央「いやー、これはなんていうかさぁ」
卯月未央「「微笑ましい(です)よね」」凛「マズいよね」
卯月未央「「えっ」」
凛「えっ」
卯月「……」
未央「……」
凛「マズいくらい微笑ましいよね」キリッ
未央「う、うん」
卯月「そ、そうかもしれませんね」
4 :
◆WO7BVrJPw2
[saga]:2019/11/08(金) 19:55:13.78 ID:YHG8tFY30
未央「ところで、ちょっと気になることがあるんですけど……」
凛「ああ、うん……たぶん私達、同じこと考えていると思うな」
未央「その……」
卯月「どんな座り心地なんだろうって」
凛「だよね」
卯月「……温かいとか」
未央「筋肉質でかたいとか」
凛「いい匂いがする、とか……」
未央「いやー、やはりしぶりん、鼻のつけどころが違いますなぁー」
凛「鼻って何さ……」
卯月「でもプロデューサーさんの膝の上に座れば、その全部を……」
未央「全部……」ドキドキ
卯月未央凛「「「……」」」ゴクリ
凛「……気になるね」
卯月「……はい」
未央「……うん」
5 :
◆WO7BVrJPw2
[saga]:2019/11/08(金) 19:56:15.58 ID:YHG8tFY30
未央「やっぱり、座ってみないと分からないかー」
凛「……どうする?」
未央「直接頼むのが一番早いと思うな」
卯月「頼むって……膝に乗せてくださいって頼むんですか?」
未央「そうでもしないと無理じゃない?」
未央「ローティーンの子たちなら、それとなーく座れるだろうけど、私達ぐらいになるとなかなか難しいでしょ」
卯月「そ、それを言うと、私が一番つらいんだけどなぁ……」
未央「しまむーは大丈夫だよ。キャラ的に」
凛「そうだね。大丈夫」
卯月「褒めてないですよね?」
6 :
◆WO7BVrJPw2
[saga]:2019/11/08(金) 19:57:16.04 ID:YHG8tFY30
凛「まぁそこになると、未央も大丈夫だよね」
未央「へへー。ま、クラスの男子とかにはお願いしないけど」
卯月「やったら全力で勘違いされますよ」
未央「プロデューサーにしかやらないよー。でも、そうなると難易度高いのはしぶりんだね」
卯月「凛ちゃんが、プロデューサーさんの膝の上に……」
凛「……どうやればいいか分からない」
卯月「いっそ、皆で頼みにいっちゃうのはどうでしょう」
凛「三人で?」
未央「確かに心強い!」
凛「数で押し切るってこと……? いいのかな……」
未央「じゃあアタシとまむーだけ頼みに行っちゃう?」
凛「う……」
未央「これが一番近道だよ! 回り道で行ったら年単位かかっちゃうよ」
凛「……わかった。案に乗る」
卯月「それじゃあ、ニュージェネレーションズ……」
未央「フラ」
凛「イド」
卯月未央凛「「「チキーン!」」」
7 :
◆WO7BVrJPw2
[saga]:2019/11/08(金) 19:57:49.66 ID:YHG8tFY30
凛「と、いうわけで」
卯月「プロデューサーさんの膝の上」
未央「乗らせてほしいなーって」
P「はい?」
凛「……い、言ったとおりなんだけど」
P「……膝って、ココ?」ポンポン
未央「うんうん。いやー、薫ちゃんを乗せているのを見た時にだよ、あっいいな、って思ったって言うかさ」
卯月「私はこずえちゃんをみました」
凛「私は雪美を……」
P「あー、年少組か。……えっ、キミらが座りたいの?」
未央「……う、うん」ポッ
卯月「こ、こずえちゃんが嬉しそうだったので」テレテレ
凛「気にはなったかな……」フイッ
P「えーーとーー……」
8 :
◆WO7BVrJPw2
[saga]:2019/11/08(金) 19:58:50.20 ID:YHG8tFY30
未央「いや?」
卯月「私達じゃダメですか?」
P「ダメって言うか……いや、ダメじゃね?」
未央「えー」
P「女子高生膝の上に乗せているスーツ姿の男って時点でもうだいぶダメ」
凛「合意だよ?」
P「別の問題でそうなこと言うな」
未央「なんで薫ちゃんたちはOKなのさー」
P「いや、普通にセーフ……だよな?」
凛「ううん、アウトだと思うな。だから私たちも乗せるべきだよ」キリッ
P「9歳10歳相手に本気になるなよ…… 誰かに見られてみろよ、注意されるの俺とキミたちだけじゃないんだぞ」
未央「つまり誰にも見られなければいいと」
凛「なるほど」
シャッ
卯月「わかりました!」
カチッ
P「流れるようにブラインドおろしてドアの鍵かけたね!?」
9 :
◆WO7BVrJPw2
[saga]:2019/11/08(金) 19:59:40.44 ID:YHG8tFY30
凛「これで条件はクリアしたよ?」
P「いやキミらね……あーいや、わかったわかった」
未央「えっ、いいの?」
P「いくら言っても食い下がりそうだったからな。さっと乗せて終わりなら、そっちの方が早そうだ」
凛「本当にそれだけ?」
P「まー、女子高生を膝に乗せるとか、なかなかできないというのも……なくはない、なんてこともない」
未央「ほほーう、なかなかいい趣味をしていますな」
P「そういう目で見られるラインだということを覚えておきなさいよ」
凛「ふふっ、説得力はあったよ」
P「凛だけ乗らなくていいぞ」
凛「それはダメ」
10 :
◆WO7BVrJPw2
[saga]:2019/11/08(金) 20:00:49.66 ID:YHG8tFY30
未央「誰から行く?」
凛「……じゃ、じゃあ私から」
未央「おっ、しぶりんガツガツいくねぇ」
凛「茶化さないでよ……」
卯月「まあまあ。じゃあ凛ちゃん、どうぞ!」
P「どんな順番でもいいから早く済ませてくれ」
凛「座るよ……ん、右と左どっちがいいんだろ」
P「どっちでもいいよ」
凛「じゃあ……左で」
ギシッ
P「あ……」
凛「あ……」
P(や……柔らかいっ……細身の凛だから大丈夫かと思っていたけど、そんなことない!)
P(雪美やこずえとは明らかに違うお尻の感触……なんていうか、女の子の柔らかさがしっかりと……)
凛(ごつごつとして固そうなのに、膝は柔らかくて……そして、温かい……)
凛「だっ、大丈夫? 重くない?」
P「いや、全然……そりゃ、こずえや雪美に比べたらだけど、こんなん楽勝だよ」
凛「そ、そう……」
11 :
◆WO7BVrJPw2
[saga]:2019/11/08(金) 20:01:21.78 ID:YHG8tFY30
卯月「……ど、どうですか凛ちゃん」
凛「あ、う、うん…… なんて言うか……あったかい」
卯月「あったかい……」
凛「あ、安心するって言えるかも」
未央「安心……」
卯月「わ、私もそろそろ」
凛「あ、そう、だね……」
凛「……」
卯月「……凛ちゃん?」
未央「しぶりん?」
凛「あ、あのさ、もうちょっとだけ……」
卯月「えーっ」
未央「気に入りすぎだよしぶりーん。後がつっかえてるよー」
凛「それはそうなんだけど……」
12 :
◆WO7BVrJPw2
[saga]:2019/11/08(金) 20:01:57.63 ID:YHG8tFY30
卯月「そ、そんなに居心地いいんですね」
凛「…………うん」
卯月「なら、仕方ないですね! 心行くまで堪能してください!」
凛「いいの?」
卯月「私もその後で堪能しますから!」
P「俺の意志はどこに」
卯月「えっ。あ、ああっ、すみません! あまりにも凛ちゃんが嬉しそうだったから!」
凛「べっ、別に嬉しくなんか!」
未央「説得力皆無ですぞしぶりーん」
凛「うう……」
P「あのな、俺にも時間があるんだから……はぁ、仕方ない、卯月こっちいいぞ」
卯月「へっ。み、右脚ですか?」
未央「おおっと、脚が2本あるのはこの時のためだったのか!?」
P「自分の脚で歩くためだよシンデレラ」
13 :
◆WO7BVrJPw2
[saga]:2019/11/08(金) 20:03:10.98 ID:YHG8tFY30
卯月「いいんですか、プロデューサーさん」
P「さっさと済ませて仕事戻る必要あるしな……」
卯月「じゃ、じゃあ……」
P「はいよ」
卯月「がっ、頑張ります!」
ギシッ フニョン
P「!?」
卯月「あっ……」
P(な……)
P(なんだこれなんだこれなんだこれ!?)
P(左脚の凛はもちろん柔らかいんだが、右脚の卯月はもうなんていうか……)
P(埋もれる? 包み込む? ええい、言い表せん!)
P(まず接地面積が違う! そんなはずは無いが体感、凛の1.5倍だ)
P(い、いかん、迂闊に腰に手を回しそうになった……ちょっとこれは想定外だ)
卯月「わー……」
卯月(気恥ずかしさもあるけど……なにより、すごく近くにプロデューサーさんがいる安心感……)
卯月(ちょっとだけ私の顔がプロデューサーさんよりも上になるのがまた……)
卯月(プロデューサーさんの顔を引き寄せたら、胸にしまえそうなくらい……)
卯月「はっ、わ、私ったら何を……」
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