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【安価】魔女「お金貸して」戦士「誰が貸すかよ」
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288 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/21(木) 20:41:58.34 ID:xE2mVK1F0
魔女「これは......」
魔女(昔、私がプレゼントしたペンダント......捨てないでいたんだ......)
氷精「どうしました?」
魔女「......いえ、なんでもないわ。これで行ける」
氷精「どこにいるか分かりませんが、それで転移出来るんですか?」
魔女「魔力にものを言わせて捜索範囲を拡大すれば余裕よ」
氷精「それなら、私も手伝いますよ」
魔女「ありがとう。それじゃあ行きますよ!」
289 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/21(木) 23:08:44.11 ID:xE2mVK1F0
魔女は虚空に手をかざす
その手のひらにはペンダントが乗っていた
氷精はその手首を掴み、祈る
魔女はゆっくりと魔法を詠唱する
魔方陣が展開され、魔力が収斂されて高まっていく
魔女「転移ッ!!」
どこからか光が差す
それは二人を覆い、寂光と共に消えていった
290 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/21(木) 23:19:44.43 ID:xE2mVK1F0
どこまでも続く空
雲がこちらに割れて、進むべき道を示しているようだ
戦士「のどかだな......」
魔女「オラァ!!」
戦士「おわっ!」
転移した魔女が彼を突き飛ばす
驚きながらも転ぶことはなく、振り返る
魔女「戦士」
戦士「魔、魔女!?なんでここに!?」
魔女「なんではこっちのセリフ!私はあなたの使い魔なんですよ!?」
戦士「俺はお前の為にだなぁ」
魔女「知りません!あなたに私の気持ちが分かりますか!?」
291 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/21(木) 23:31:24.70 ID:xE2mVK1F0
戦士「ああ分かるとも」
魔女「いいえ分かってませんね。私はこのペンダントであなたを追跡してきたんです」
戦士「......」
魔女「私、嬉しかったんですよ。まだこれを持っててくれてたんだって」
魔女「でも、これを置いていくってことは......そう考えると悲しかったんですよ」
魔女「戦士はこの王国一の魔女である私を悲しませた責任をとってもらいますからね」
戦士「責任?」
魔女「
>>293
」
292 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage ]:2019/11/21(木) 23:32:38.74 ID:oxWErgxb0
私と結婚しなさい!///
293 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/22(金) 00:03:29.08 ID:3XyOMwf6O
今度はあなたが私の使い魔よ
294 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/22(金) 07:07:48.23 ID:deuRKf6uo
wwktk
295 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/22(金) 20:39:55.78 ID:3FKc9wtr0
魔女「今度はあなたが私の使い魔よ」
戦士「んー......」
彼は照れ臭そうに笑う
目をそらし頭をかきむしり、言う
戦士「しょうがねぇな......」
魔女「よろしい!」
296 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/22(金) 21:59:17.37 ID:3FKc9wtr0
戦士「それで、俺は何をすればいいんだよ魔女様」
魔女「え、ええ?そうね......」
戦士「使い魔ってのは何か仕事がある。例えば雑用だったり、パトロールだったり」
氷精「私のように守護を命ずることもできます」
魔女「へぇ......って戦士は私に何も命じなかったじゃない」
戦士「まぁそうだな。金稼ぎは命じたが......使い魔が趣味を持ってはならない訳じゃないし、その手伝いさ」
魔女「そういうのもあるのね......よし!
>>298
」
297 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/22(金) 21:59:51.76 ID:7dpykXEk0
私と結婚しなさい!///
298 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/22(金) 22:00:09.99 ID:F5Bi4dOfO
家までおんぶして帰りなさい!
299 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/22(金) 23:37:56.00 ID:3FKc9wtr0
魔女「家までおんぶして帰りなさい!」
戦士「......はいはい。分かりましたよ。だが俺は国を追われた身だぞ?」
魔女「関係ないわ。あなたはもはや戦士じゃなくて、ただの私の使い魔なのだから」
戦士「大物だねぇ」
彼は彼女をおんぶする
空の雲はいつしか完全に晴れ、どこへでも行けそうだ
だからこそあえて帰るのだ
あるべき場所に、始まりに
300 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/22(金) 23:48:46.45 ID:3FKc9wtr0
道中で、彼が口を開く
戦士「重くなったか?」
魔女「死にたいんです?」
戦士「はっはっは」
氷精「戦士。あなたは国を出たとしてどうやって生きるつもりだったんです?」
戦士「金のアテはあったぞ」
魔女「でかい金でも持ってるの?」
戦士「......んー違うな。俺にはもう不要だし、これはプレゼントだ」
彼の懐から宝石が出てくる
彼女はその宝石に見覚えがあった
透き通るような青に特有の形状、魔力を放つ唯一無二の宝石
魔女「人魚の涙......」
戦士「おや、知ってたのか?なら話は早い。くれてやる」
魔女「あ、ありがとう......!」
戦士「おい急に抱きつくな」
こうして、彼らの一族は魔法と戦闘の名家となったとか
END
301 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/22(金) 23:50:40.45 ID:F5Bi4dOfO
乙でした
302 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage ]:2019/11/23(土) 00:06:39.14 ID:j6OJ1gh00
乙
303 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/23(土) 05:35:13.08 ID:92owdrtl0
おつ ・・・し・か・し?
304 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/23(土) 10:02:23.60 ID:rHn3iYKQo
乙
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