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【シンフォギア】少女「転生したから安価とコンマで月を破壊する」 女神「MRKM」

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310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/05(日) 00:22:03.70 ID:qiXHWMFu0
ネロ様は翠が頼ってきたのでミラアルクの胸を貫いて倒したのに、感謝されないので傷を治しアジトへ転送した
「神は気まぐれなんだよ、翠ちゃん(怒)」
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/05(日) 01:19:46.95 ID:ufZ4nJ/D0
あれ、血が無いと危ないんじゃなかったっけ?
ミラアルクの催眠術にかかってるなら怪我の功名で翼さんも勇者の事思い出せないかな
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/05(日) 04:30:11.58 ID:En1ARe2o0
最近頼み事以外のことで構ってくれなかったからまあまあ拗ねてるネロ様
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/05(日) 04:36:36.00 ID:Gu1ihEcpO
血はアスクレで戻せるのかわからんけどガンスちゃんが無事確保出来てたしどっちにしろ平気では?
あとミラアルクの催眠は会場だと防げてたっぽいけど
314 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/01/06(月) 03:28:29.43 ID:8OYLB34n0
園子『まぁまぁ...あの御刀、お話くらいは聞いてあげてもいいんじゃないかな〜?』


園子ちゃん達に念押し...じゃなかった、後押しされたのも何かの縁
私はもう一度御刀、その向こうにいるであろう刀使の皆さんと向き合うことにしました

女神「今回は私も呼ばれたわけですが」

『翠』「不測の事態に備えるには神様くらい呼ばないとね」

翠「そういうことです」

女神「まぁ頼ってもらえるのは悪い気はしませんけど...で、あの、ソレは?」

女神様が指しているソレとは、私の手に持っている大きな籠に入れられた数々のお菓子のことです
全て同じ系統の味...チョコミント味の

翠「流石に『親友の作ったクッキー』なんてものは用意出来ませんし」

それにこれは怒らせてしまった人の好物でもありますからね
そしてお供物は大事

《ザザッ...ザッ...》


コンマ下1
奇数 こっそり装者の誰かが付いてきている
偶数 そんなことはない

誰が付いてきてる?安価下2
(コンマ下1が奇数の場合のみ採用)

刀使との通信(?)内容安価下3以降
(コンマ下1が偶数の場合は安価下2以降とします)
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/06(月) 03:29:27.40 ID:f5eWcUPdO
ほい
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/06(月) 03:51:13.76 ID:f5eWcUPdO
お叱りの声を頂いた後にお供え物を差し出すとあっさりと機嫌を直した
「話を聞くだけなら…」と言うとさりげなく重要な単語が含まれた返事を送られる
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/06(月) 04:09:58.79 ID:AHyxPvuw0
雑音は混じってるが何とか聞き取れるレベルには伝わる
「このままだとそっちの世界に荒魂…もとい怪物が現れる」
318 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/01/07(火) 00:54:27.74 ID:6vskjyRT0
翠「えーっと...誰か聞こえてますか?」

前回御刀の方から聞こえてきた内容的にこちらの声も多少なりとも聞こえていたようなので、今回はこちらからコンタクトを取ってみます
すると向こうも待っていたのか偶然か、返答は思いの外早く返ってきました

《ザザッ...この間と同じ反応...波長を...ザッ...はい、聞こえてm》

《この間はよくも勝手に通信を切ってくれたなッ!!!》

開始早々怒鳴り声!?
ま、まぁ前回は思いっきり無視しまくった挙句の放置でしたしね、わかってましたよ

翠「すみません!ごめんなさい!申し訳ありませんでしたっ!」

なのでここは「刀から声が聞こえてくるとかオカルト過ぎて普通返事とかしない」だとか「突然怒鳴られたら逃げたくもなる」だとか「そもそもこれって通信?」だとか、そういう余計なことは言わずに謝罪に限ります

翠「お詫びと言ってはなんですが、お菓子の詰め合わせ的なものを持ってきましたので」

《菓子ぃ?ふざけているのか!そんなもので絆されるのは可奈美くらいなものだ!》

《姫和ちゃんそれどういう意味!?》

『翠』「こちらチョコミント味となっております」

《...まぁいい》

《姫和ちゃん...》

許されました
こっちにコレがあっても刀使の皆さんのところには届かないだろうから意味ないのでは、なんてことはバレてないので言いません
いや園子ちゃん達みたいに皆さんが何故か御刀の中にいてお供物は同じものが届けられるとかなら別ですが
319 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/01/07(火) 00:55:04.85 ID:6vskjyRT0
・・・

《それで、今度こそ話を聞いてもらえると思っていいんだな?》

翠「話を聞くだけなら...」

もう完全に向こうの通信はチョコミント好きの人に任せてるんですね

《まず、そこにいるのはシンフォギアの装者...で合っているな?》

翠「は、はい」

《一度の通信はそう長くは保てない、手短に話すぞ...ザザッ...》

そう言っている間にも再び通信が雑音混じりになってきています
それだけ電波?が不安定ということでしょう

《...ザッ...手を打たなければ...このままだとそっちの世界に荒魂...もとい、怪物が現れる》

ふむふむ、こちらの世界に荒魂が...

『翠』「そんなことだろうと思ったよッ!何なの平穏なコラボはないの!?」

翠「ないんでしょうね」

私も出来ることならゆるいコラボが良かったですが、どうにも予想通り面倒ごとらしいです

翠「それは何とかならないんですか?というかどうして貴女達はシンフォギアのことを?」



返答内容安価下
(荒魂対策の案や何故シンフォギアのことを知っているのか等)
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/07(火) 01:15:58.48 ID:+LR48fX40
シンフォギアは偶然そっちの世界に流れ着いた聖遺物から知ったらしい(大体月の破壊のせい)
荒魂は現れたらこの御刀に対応した装者に使わせてくれとの事 何とかする方法はまだ模索中
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/07(火) 01:52:41.90 ID:m944b1L5O
荒魂が現れるのはそっちの世界で特異点ともいえる何かが起きたのが原因の模様
御刀の持ち主の世界にも何か問題が起き始めてるという情報を聞く
322 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/01/08(水) 03:21:16.89 ID:fX571mUN0
《シンフォギアについてはとある聖遺物...別の世界から偶然流れ着き紛れ込んだものと推測されるが...ザッ...そこから得た情報だ...》

流れ着いた聖遺物...ですか

女神「時期がわからないので何とも言えませんが、もし故意にではなく本当に偶然異世界同士が繋がったのであれば...月の崩壊によって一時的に起こった重力変動や時空間の歪曲が関係しているかもしれません...あの時は色々と不安定になりましたし」

翠「ギャラルホルンや神樹様が関係ないとしたら、やはりそこですか...」

今になって(いつもの気もしますが)過去が苦めてきますね

《...ザザッ...荒魂が出現するのはそちらの世界で特異点とも言える何かが起きたのが原因だろうという話だ、もっともこちらの世界でも色々と起きているが...収束させる方法は未だ模索中だ、もし出現した際にはそこにある御刀を対応した装者に使わせてくれ...》

対応したって...6本あるわけですし普通に考えたら主役6人でしょうけど、誰がどれに対応してるのか私知りませんよ?

翠「待ってください、誰がどの御刀に対応してるのかはどう判断すれば」

《それは...ザッ...が...ザザッ...を...》

翠「え、何て!?」

《...ザザッ...ザッ...》

翠「姫和さん!?姫和さん!」

思わず通信相手の名前を読んでしまいますが、雑音は強くなる一方
そして遂に、完全に切れてしまいました

『翠』「参った...解決策ほとんどわからないままやばいことが起きることだけ知っちゃった」

女神「それも無いよりはマシですが」

・・・

あの後いくら待っても通信が復活する様子はなく、また時間を置く必要があると考えた私達は御刀が置かれている部屋をあとにしました

『翠』「翠はこの後どうするの?」

翠「ミラアルクさんの様子を見に、そろそろいい加減目も覚めてるでしょうから」

『翠』「そっか、まぁ何かあったら呼んでよ」
323 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/01/08(水) 03:21:53.51 ID:fX571mUN0
・・・

『翠』と別れ、私はミラアルクさんのいる病室の前まで来ます
一応警戒はした方がいいのでしょうが、どの程度警戒した方がいいのかよくわかりません

翠「...普通に入ればいいですかね」

最悪何か攻撃されるようなことがあっても即死でなければどうにかなりますし
いざ!

ネロ「こんにちは翠さん」

翠「ひょわっ!?」

病室のドアを開けようとしたその時、真後ろから声をかけられました
声の主はネロさん...不意打ち過ぎて心臓飛び出るかと思いましたよ

ネロ「様子見ですか?お見舞いですか?」

翠「まぁどっちもですかね...ネロさんは?」

ネロ「いえ少し、翠さんに話しておきたいことがありまして、声をかけさせてもらいました」

翠「そうでしたか」

ネロさんから話とは、一体何でしょう
場所を移したほうがいいのかとも思いましたが、ネロさんは別段そんな様子はなかったのでここで話せることのようです

ネロ「実は響さん達が戦っていた時に援護しようと待機していたんですが」

翠「そうなんですか!?」

気が付きませんでした...

ネロ「えぇ、その時に黒フードを身につけた謎の少女が遠くからその戦いを見物しているのを見かけました」

翠「っ、本当ですか!?」

黒フードの少女...そう言われて思い出すのは凱旋ライブでの目撃情報です
戦場に2度目ともなれば偶然とは言い難くなってきます

翠「何か話したりしてましたか!?」



黒フード少女が何か話していたか安価下
(少女の独り言でも、ネロさんとの会話でも)
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/08(水) 03:35:14.04 ID:62H5yRlkO
声が小さくてあまり聞こえなかったけど
『…手出しは不要と見た』『もう時間が残されてない』『約束を果たすまでくたばる訳には…』と聞こえてた模様
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/08(水) 18:51:46.88 ID:EO4ANqGC0
そういえば、シンフォギア4.5期決定おめでとうございます
326 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/01/09(木) 03:07:16.11 ID:0Kzb+rG30
私が飛び付く勢いで聞くとネロさんは少し考える素振りをし

ネロ「声が小さかったのでよくはきこえませんでしたが、何かいっていましたね、『...手出しは不要と見た』だとか、『もう時間が残されてない』だとか...あと『約束を果たすまでくたばる訳には...』とも」

翠「なるほど...」

2つ目と3つ目は黒フードの少女本人でないと何を意味するのかはわかりませんが、最初の台詞から察するにあの響さん達の戦いに手出しを出来る程度には力を持っている...のかも
とにかく全くの謎だった黒フードの少女について少しだけ中身が見えてきた気がします

翠「時間が残されていないというのは何かしらの事が起こるまで猶予が無い?もしくは時限式、あるいは本人の...それに『約束』とは...」

台詞だけで考えると、どうにもこの黒フードの少女もまた訳ありのように感じられますが
そういえばこの黒フードの少女についてミラアルクさんやエルザさん、ヴァネッサさんは知っているのでしょうか

翠「それもダメ元で尋ねてみますか...話してくれてありがとうございますネロさん」

ネロ「...」

私は新たに質問が増えたところで、早速改めてミラアルクさんと顔を合わせることに


ガラッ


病室のドアを開けると、そこに置かれたベッドには...

翠「...えっ?」

誰も寝かせられておらず、もぬけの殻でした

翠「何で...まさか逃げられた!?」

でもこの本部の中は錬金術師対策(と事故防止)の為にテレポートジェムが発動しないようになっているはず
ならどうやって...

ネロ「その部屋にはもうあの娘はいませんよ、私が彼女達の根城に転送したので」

翠「ぇ...ネロ、さん?」
327 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/01/09(木) 03:07:59.63 ID:0Kzb+rG30
振り向くと、ネロさんはさっきまで私と話していた時と変わらない様子で立っています
でもどこかそれが不自然に思えて

ネロ「傷は治しました、つまりこれで振り出しです」

翠「何を...な、何で、ネロさんがそんなことを...」

やっていることは明らかにS.O.N.G.に対する裏切り行為
なのに怒りより先に困惑ばかりが私を支配します

ネロ「翠さんがいけないんですよ?頼ってきたからわざわざ手を貸したのに、感謝どころかその敵の心配ばかり」

翠「手を、貸した?頼って...」

ネロさんは、何を言ってるんですか
確かにあの時...ライブ会場での戦いの時、逃げ遅れた人達の救助に人手が足りず声をかけました
でも結局それにネロさんは参加してなくて

ネロ「そもそも最近その頼み事以外じゃ全くと言っていいほど...さっきも黒フードとかいうののことばかり気にして私のことは全然見てくれてませんでしたよね?」

翠「あ、あの、ネロさん?」

圧迫されるような錯覚に思わずジリジリと後ずさってしまいます
328 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/01/09(木) 03:08:41.75 ID:0Kzb+rG30
ネロ「翠さんの周りには色んな人が、沢山の人がいますからね、でも少しくらいは...ねぇ」

翠「ネロ、さん...」


ネロ「神は気まぐれなんだよ、翠ちゃん」


見た目だけでいえば私と同年代かむしろ年下の美少女に見えるネロさんですが
この時、その何ともいえないプレッシャーが否応にも彼女がただの美少女ではない...人間を超越した存在、神様であるということを理解させました



何かする?安価下
(あくまでまぁまぁ拗ねてるだけなので何もしなくても今後少しアピールが増えるだけ(のはず)です)

(翠(これが神様という存在を前にした時のプレッシャー...女神様とは大違いです)

女神「翠さん!?」)
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/09(木) 03:20:52.27 ID:2r0NPO7k0
スライディング土下座+お詫びにお供え物を作る事に
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/09(木) 08:16:40.00 ID:X9m5T0E70
「何かおいしいものでも食べに連れて行ってくれれば許してあげます」
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/09(木) 21:56:55.34 ID:9vrGJ/tHO
翠ちゃんがネロ様とコミュニケーション(?)を取ってる間にマリアさんがきりしら2号に導かれる形で御刀の元へ
332 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/01/11(土) 03:10:35.88 ID:8EtxEFDF0
こういう時は

翠「すみません!ごめんなさい!申し訳ありませんでしたっ!」

余計なことは言わずに謝罪に限ります(本日2度目)
私はよく状況が飲み込めないながらも何となく感じざるを得なかった罪悪感とこの空気が軽くなればなというほんの少しの期待を込めてやや大袈裟に
その場で全力のスライディング土下座をしました

ネロ「へー、それが翠ちゃんの誠意かー」

ちなみにもしここでネロさんがガチおこだった場合神様パワーで何をされるのかはちょっと考えたくありません

翠「何でもしますから!」

ネロ「ん?今何でもって」

あ、これそこまでガチおこじゃない感じですね
こっそり顔を上げて見たらネロさんわざとらしくほっぺプクってさせてますしあざと可愛い

翠「えっと」

ネロさんが喜びそうなこと...はっ!ネロさんといえば食べること!いつも響さん並みにご飯を食べてるので間違いありません!
というのもネフィリム要素のせいだと思いますが

翠「お詫びに今度お供物...何かご飯作りますから!」

もちろんネロさんが他に何かしてほしいことがあるのなら、出来る範囲で叶えるつもりではあります、それは謝罪もそうですが友人として当然のことです
なのでとりあえずは具体例として
333 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/01/11(土) 03:11:20.75 ID:8EtxEFDF0
ネロ「そうですねぇ...それもいいですが」

ふっと圧を収め、いつも通りの敬語に戻ったネロさんはまるでいいことを思いついたかのように笑みを浮かべて

ネロ「なら、何か美味しいものでも食べに連れていってくれれば許してあげます」

おっと私の財布がピンチですかね?
しかしそれくらい...装者は結構お給料良いですしそれくらい...!

翠「わかりました!」

私の返事に満足したのかネロさんは大きく頷きました

ネロ「楽しみにしてますね!」

翠「任せてください!」

さて...今月、あるいは来月までかもですが、個人的な出費はかなり限られますね...

ネロ「約束ですよ?翠さん♪」
334 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/01/11(土) 03:12:08.78 ID:8EtxEFDF0
☆☆☆

で〜れれ〜で〜でん!

☆☆☆


響「...」

エルザちゃんやティキちゃんと戦った時に感じた違和感、というか既視感
それが全然拭えない

未来『大丈夫?響...』

響『だ、大丈夫大丈夫、へいきへっちゃらだから!』

未来にも心配かける始末...あれ?それはいつも?

響「はぁ...」

部屋に戻ってきた私は思わずため息をつく
思い出せそうで思い出せない何か...過去の思い出を見られる機械でもあればいいのに

響「...あ、この花」

ふと視界に入ったのは机の上に飾られている山桜の花
ケースに入れられたそれは造花じゃなく本物のように見えるけど、枯れる素振りはない
ケースが特殊なのかな?

響「ッ...!!!」



響『...行こう、??????ちゃん!』

??????『はい、響さんっ!』


その時、戦いの時に感じた既視感よりもハッキリとした、けれど重要なところはより強く塗りつぶされたようなチグハグな記憶が脳裏に浮かび上がった

響「誰!?君は...私は誰を忘れてるの...!?」

思い出そうとすると頭が割れるように痛い
でも、私は思い出したい!だってきっと大切な出会いだったはず、根拠なんてなくても、そう思うからッ!
335 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/01/11(土) 03:12:39.54 ID:8EtxEFDF0
☆☆☆

で〜れれ〜で〜でん!

☆☆☆


「っ...あり得ない...記憶は確かに消した筈なのに」

「どうかしたのか、園子」

「まさか神樹様の力を打ち消そうと...それとも記憶を保持したままの時間逆行の経験が記憶改変耐性を...ううん、それ以前に確か神獣鏡の...」

「園子さん?何が起きたの?」

「とにかく、りんりんに伝えないと...!」
336 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/01/11(土) 03:13:30.64 ID:8EtxEFDF0
☆☆☆

で〜れれ〜で〜でん!

☆☆☆


マリア「何処まで行くの?ちょっと!」

調と切歌が世話をしている子猫...決まった名前は付けられていないという夏目漱石のような子
その子が私のスカートを軽く咥えて引っ張るものだから遊んでほしいのかと思えば、じっと私の顔を見つめてすぐに歩き出してしまう
そして何度も振り返るのでついて来いということかと思い後を付いていくと一気に走り出し、私も追うように走り今に至る

マリア「もう!可愛くないっ!」

本部の中をすれ違う職員に頭を下げながら追いかけ、ようやく子猫が一つの部屋の前で止まったところで私は乱れる息を整えた

マリア「はぁ...はぁ...私を疲れさせるなんて相当よ」

これでもアーティスト、体力は人よりあるというのに
337 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/01/11(土) 03:14:59.64 ID:8EtxEFDF0
マリア「それで?この部屋に何があるというの?」

もう逃さない、と子猫を抱き上げ部屋の前に立つ
確かこの部屋、近くの公園に突然出現した刀を保管しているところよね...そもそも急に地面から刀が生えてくるわけもないし、哲学兵装とまではいかなくともそれに準ずる何かの影響かもしれないとエルフナインも言っていたけれど



響さんコンマ下1
ゾロ目以外 思い出せないけど...
ゾロ目 思い出した!

マリアさんコンマ下2
奇数 部屋の中から声が聞こえる...?(通信にて刀使と会話)
偶数 この刀が何故か気になる...?(刀に対応)
ゾロ目 むしろ刀使のうち誰かがマリアさんの中に来る

マリアさんと刀使の会話内容安価下3以降
(コンマ下2が奇数の場合のみ採用)

(ネロ「翠さんの手作りも魅力的ですけど出来がピンキリなので確実に美味しいものがお出しされる方がいいです」

神樹「えぇ...神獣鏡こわ...」

きりしら2号「付いてこれるやつだけ付いてこい!」)
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/11(土) 03:19:33.12 ID:5BHic6ca0
暁光
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/11(土) 03:20:47.56 ID:9FmAlh+9O
妖怪1多い
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/11(土) 03:29:21.43 ID:9FmAlh+9O
どうしてこういう時ばかり惜しいコンマになるのか
341 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/01/11(土) 03:33:15.57 ID:8EtxEFDF0
・・・

部屋に入ると、そこに保管されているのは6本の刀...異常は無しね

マリア「何の用があってこの部屋に...それとも単なる気まぐれ?」

流石の私も猫の考えてることなんてわからないわ
そもそもそんな人知り合いにだって...いえ、たまに蛇と会話?してる色々規格外な翠ならあるいは...

マリア「...ん?」

ふと、特に理由らしい理由も無いのにも関わらず
6本のうち1本からどうしようもなく目を離せなくなった
まるで、何かに導かれるように

マリア「...」

もはや正常な判断もロクに出来なくなりつつあった私は子猫が腕の中から飛び出したのも気にせず、その1本に手を伸ばす
その刀の名は...



安価下
1 千鳥
2 小烏丸
3 孫六兼元
4 妙法村正
5 袮々切丸
6 越前康継
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/11(土) 03:44:18.10 ID:5BHic6ca0
胸とお姉さん繋がりで6
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/11(土) 10:53:12.99 ID:vzQ9/+JfO
盗作者◆Jzh9fG75HA(ちゃおラジの作者)を語るスレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1530452673/

千夏「ツェストビィエン…?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1558564865/

P「神埼のあ……?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1568375562/

礼「背筋がピンと……?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1568392053/

りあむ「ディムウィットに富んでて面白い……っと」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1568608840/

【デレマス/デレステ】神崎蘭子「快活クラブ……?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1570765471/
344 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/01/12(日) 02:40:43.08 ID:h2qkY1L50
マリア「...はっ!」

私は無意識のうちに刀に触れていた手を引っ込める
聖遺物や曰く付きの物には無闇に触れるべきではないというのに、どうしてあんなことを

マリア「越前康継...」

今触れていた刀の名がふっと頭の中に浮かんだ
けれど結局、私に浮かぶいくつもの何故が解決することはなかった

マリア「...ひとまず戻りましょう」

えぇ、それがいいわ
私は子猫を改めて抱き上げ、そそくさとその部屋を後にする



《...ザザッ...対応...接触を確認...》


☆☆☆

で〜れれ〜で〜でん!

☆☆☆


さて、ネロさんと思わぬ約束が出来た日の次の日
ミラアルクさんがいなくなっていることは早々本部内に知れ渡りししょー達はプチパニックでしたが、ネロさんが何も言わないので私も現在知らぬ存ぜぬ状態です

『翠』《で、何か知ってるの?》

翠《触らぬ神にと言いますし》

『翠』《...何となく察した》

勘のいい『翠』は好きですよ
そんなことより

翠《響さんが思い出しかけてるらしいことの方が割と重大なんですが》

『翠』《園子ちゃんが言うんだから確かなんだろうけど...でも思い出されて困ること?》

翠《困るか困らないかわからないから困るんですよ...》
345 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/01/12(日) 02:41:15.46 ID:h2qkY1L50
響さんがゆゆゆ世界と繋がっていた時の記憶を取り戻すということは、まず間違いなく可能となるのは勇者ギアですけど...他がどうなるのか
私や『翠』のように最初から記憶を消されていなかったり夏菜さん達のように後から知識として認識し直すのとはまた違いますからね

翠《具体的にはこの世界が矛盾をどう馴らしてくれるのかが...あと他の皆さんの記憶にも影響が出るのかどうかとか...》

「それじゃあここを...蒼井さん」

翠「あ、はい、えっと...3!」

あっぶな...授業中なの忘れてました
ちなみに今答えたのは決してデタラメではないので悪しからず
こんな状況でも当然、学校はありますからね



何かする?安価下
(特になければイベント有無コンマ判定)
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/12(日) 02:51:19.77 ID:bGj4iX4I0
『凛音』ちゃんが緒川さんに鍛錬をお願い出来ないか尋ねてくる
一応、本人に聞いてみる事に
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/12(日) 03:04:43.59 ID:Fe1WOjLpO
エルフナインにお守りとしてメンタルキューブ…もとい立方体を渡しておく(放課後でお願いします)
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/12(日) 09:20:25.51 ID:NhLz2YdyO
ついでにお守りの緊急帰還用テレポートジェムも渡そう
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/12(日) 16:04:35.50 ID:hPr7VKxeO
いつもの4人(?)で散歩をしてると両腕を失ったヴァネッサがテレポートジェムで突然現れる
警戒心MAXで本部に連絡を入れてる間に半壊したティキが登場、彼女を抱えて謎の台詞を残し去って行った
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/12(日) 23:52:35.08 ID:ZHpeIIsXO
本部に戻ってからこっそりエルザちゃんが接触してくる
351 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/01/13(月) 03:00:13.81 ID:yYbivkSX0
・・・

夢姫「今日の授業中、また話聞いてませんでしたわね?」

翠「そういう世界線もあるかもしれませんね」

夏菜「この世界線ですからね」

でも答えられたので実質聞いてたことになるんです!結果こそ全て!なお結果が伴わなかった場合は途中経過を評価してほしいと思う私です
受験期...中には受験がすでに終わっている人もいるこの時期は授業といっても日数の問題で行われる簡単なものが主、そしてもうすでに下校中

『凜音』「あの、蒼井さん」

翠「?」

取り留めのない話をしていたところに、真面目なトーンで『凜音』ちゃんが話しかけてきました

『凜音』「急なんですけど、緒川さんに鍛錬をお願いすることって出来ませんか?」

翠「緒川さんに?」

『凜音』「はい、その、稽古といいますか」

かつて(今も時々)鍛えてもらっている私からすれば緒川さんであればマネージャーの仕事が入っているタイミング以外であれば大丈夫だと思いますけど...

翠「...NINJAになるんですか?」

『凜音』「そこを目指してるわけでもありませんが」

一瞬くノ一姿の『凜音』を想像してしまいましたが違いましたか

夢姫「『凜音』さん...」

翠「多分大丈夫だと思いますけど、一応本部に戻ったら本人に聞いてみますね」

『凜音』「お願いします!」

しかし何故...なんて、理由なんて一つしかありません
『凜音』ちゃんが本気で戦力になろうとしている、ということでしょう
友人として戦いとは無縁な一般人枠にいてほしいと思わずにはいられませんが、まぁ...戦場に駆り出される可能性は置いておき、自衛が出来るようになると考えれば
352 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/01/13(月) 03:00:56.14 ID:yYbivkSX0
夏菜「...ッ」

『夏菜』「翠さんあそこ!」

翠「どうしたんですか...ってあれはっ」

突然叫んだ夏菜さん...ではなくいつの間にか交代していた『夏菜』さんが指差す方に目を向けると、その先の地面に錬成陣が現れました
あれはテレポートジェムの...誰かがテレポートした後ではないということは、その逆、今この場に誰かがテレポートしてくるということです

翠「全員警戒っ!」

錬成陣が光を強め、そこにテレポートしてきたのは


ヴァネッサ「ぐっ...ギリギリね...」


高身長で褐色のクールビューティ、モスアルモス研究所の襲撃の際にカメラに映っていた錬金術師...ヴァネッサさんでした

夢姫「翠さん!」

翠「2人は極力逃げる方向で」

私はアメノムラクモのギアペンダントを、夢姫ちゃんは私から受け取ったイミテーターのギアペンダントを、『凜音』ちゃんはRN式回天特機装束のアーマーを遠隔操作で呼び出すためのスイッチを、『夏菜』さんはミョルニルの擬似ギア展開用の装置を
4人それぞれが異なるアイテムを手に、いつでも身を守れるように構えます
ヴァネッサさんは戦闘面において少し特殊で、私達が遅れを取るとまでは言いませんが楽観視は出来ない相手
それにこの場には夢姫ちゃんと『凜音』ちゃんもいるという間の悪さ

翠「こちら蒼井翠」

弦十郎『どうした!』

私はすかさず本部に連絡を入れることにしました

ヴァネッサ「!シンフォギア ...タイミングが悪い」

間が悪いと思っているのはこちらだけではないようです
353 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/01/13(月) 03:01:29.56 ID:yYbivkSX0
翠「ヴァネッサさんと遭遇しました」

弦十郎『何だとぉ!?』

翠「敵も想定外の遭遇だったみたいです、様子...は...?」

より詳しい状況を伝えようとヴァネッサさんの方を改めて観察すると、やけにボロボロなことに気が付きました
特に両腕は完全に失っており、断面から電子機器のようなコードが見えていたり火花が飛んでいたりします

弦十郎『翠くん!どうしたんだ!』

翠「あっ、えっと」


ティキ「どこに飛んでるのよもー!」


その時もう1人増える役者が


ティキちゃんの残した台詞安価下
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/13(月) 03:10:22.57 ID:kr59Cd3a0
ノイズでもない変なバケモノに不覚を取るなんて…情けないねー!
355 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/01/14(火) 02:03:06.37 ID:mKvX+A/O0
ヴァネッサ「ティキちゃん...!」

どこからともなく跳んできてスッとヴァネッサさんの元に着地したティキちゃんは、ヴァネッサさん以上に損傷の激しい姿、もはや半壊状態でした
雑音混じりの声もより酷くなっており、もはや聞き取るのが困難なほどです

ティキ「ヴァネッサったら、ノイズでもない変なバケモノに不覚を取るなんて...情けないねー!」

しかし、だからこそ耳が自然とよく聞き取ろうと働いたのか
聞き捨てならない台詞が零れ落ちることなく聞き取れてしまいました

翠「ノイズでもない...バケモノ...!?」

可能性はいくらでもあります、ありますが、このタイミングでのそれはまさか...

ティキ「折角だけど今日は見逃してあげるわ!ばいばい!また今度遊ぼうねシンフォギア!」


パリンッ


『夏菜』「あっ...」

ヴァネッサさんを抱えテレポートジェムを地面に叩きつけるティキちゃん
次の瞬間、2人はこの場から完全に姿を消していました

夢姫「逃してしまったのか、助かったのか...釈然としませんわ」



安価下
1 本部に『ノイズでもないバケモノ』の目撃情報を探してもらう(コンマ判定で見つけた場合はそのまま現場に移動、戦闘の流れになります)(見つからなかった場合2と同じになります)
2 普通に本部に戻る
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/14(火) 02:11:37.92 ID:g1kSTC6E0
1
御刀に相談したい所だけど暇ないか
357 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/01/14(火) 02:22:18.36 ID:mKvX+A/O0
翠「すみません、逃しました、ただ2人共、何かと戦闘していたようです」

弦十郎『何かと、だと?』

翠「ティキちゃんは『ノイズでもないバケモノ』と...ヴァネッサさんの様子からしてまだそのバケモノは健在かもしれません」

もし、もしも、そのバケモノがこの世界のモノではなかったとしたら
世界の交わりが、私が勝手にコラボと呼んでいるそれが、私の思っている以上に進んでしまっているとしたら

翠「目撃情報を探してもらえませんか!あのティキちゃんですら半壊になるほどの強さを持つ何かが何処かで暴れているんだとしたら!」

弦十郎『よく知らせてくれた!すでに始めているッ!』

今からせめて御刀を...いえ、誰がどの御刀に対応しているのかもわかってないのに持ち出したところで宝の持ち腐れ、それに時間が惜しいです



コンマ下
奇数 見つけた!座標特定!
偶数 見つからない、姿を隠してしまったようだ
ゾロ目 見つけたのはバケモノだけではなく...?
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/14(火) 02:25:06.49 ID:MOkoENmdO
ひよよん
359 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/01/14(火) 02:44:32.94 ID:mKvX+A/O0
藤尭『それらしき目撃情報ありました!』

友里『座標特定、翠ちゃん達の端末に送ります!』

弦十郎『すまんが早速向かってくれ!すぐに応援を寄越す!』

翠『夏菜』「「了解!」」

私と『夏菜』さんは端末に送られてきた地図を確認、場所を把握してすぐに走り出します

翠「夢姫ちゃん『凜音』ちゃんは先に帰っててください!」

『夏菜』「鞄よろしくお願いします!」

私達の学校鞄を抱えた2人はため息混じりに手を振ってくれました
きっと鞄のことは建前、戦闘に参加させず本部に戻らせることが真の目的であることは2人にお見通しなのでしょう

『夏菜』「飛ばしますよ」

翠「ガッテンです」

私は『夏菜』さんから投げ渡されたフライユニットをキャッチしつつギアを纏い、空を飛んで現場に向かいました



翠ちゃんどのギアで行く?安価下
1 アメノムラクモ
2 アメノムラクモ(勇者ギア)
3 アスクレピオス(戦闘不向き?)
4 ミョルニル(イグナイトなし)
5 神獣鏡(他のギアと同時展開する場合はどれと同時展開するか記述)
6 フォーク
7 アメノオハバリ
8 レーヴァテイン
9 フツノミタマ
10 わっしーセット
11 ロンゴミニアド(イグナイトなし)(未使用)
12 玉手箱(イグナイトなし)(特殊)
(1、2、5、6、7、8、9、10はイグナイトも可、その場合は数字の他にイグナイトと記述してください)
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/14(火) 02:46:58.91 ID:g1kSTC6E0
1 で行こう
361 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/01/14(火) 02:59:10.93 ID:mKvX+A/O0
・・・

アメノムラクモのギアの私とミョルニルの擬似ギアの『夏菜』さんが現場に着いた時、そこにいたのは

『夏菜』「あれが...」

翠「ノイズでもない、バケモノ...」



コンマ下
ゾロ目以外 黒い身体に溶岩が入り混じったような姿のバケモノ(荒魂)
ゾロ目 確かにノイズでもないバケモノだけど何あれ...?
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/14(火) 03:02:20.80 ID:MOkoENmdO
363 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/01/14(火) 03:18:01.14 ID:mKvX+A/O0
全体的に黒く、さらにそこに模様を描くように溶岩のような橙色が入り混じる獣のようなバケモノ

翠「本当に...」

まごう事なき、荒魂でした

荒魂...珠鋼を精製する際に砂鉄から出る不純物『ノロ』が結合し擬似生物のように変化したもの(死者が変化する場合もあるようですが)

『夏菜』「大きい...大型のノイズくらいの大きさはありますよ」

翠「ですね...」

ですが問題はそこではありません
例えばノイズがシンフォギア以外ではほとんどダメージを与えられないように、荒魂もまた御刀以外ではほとんどダメージを与えられないのです

翠「それでも、戦うしかありませんが...!」



どう戦う?安価下
(なお心情変化による刀使ギアチャレンジも可能ですが確率は低め)
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/14(火) 03:31:05.71 ID:g1kSTC6E0
大蛇にも手伝ってもらおう
巨大な物質を落として押し潰したり慣性を付けて攻撃して少しでもダメージを稼ぐスタイルで行く

御刀持ったマリアさん来てくれ
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/14(火) 04:01:07.36 ID:nrFY4rrwO
荒魂が現れたからか翠ちゃんの周波数を記録してたのか御刀から雑音の無いクリアな念話が入る
366 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/01/15(水) 02:56:49.76 ID:fckQOcm60
翠「やぁっ!」

『夏菜』「はぁっ!」

手始めにと斬り付けてみますが、やはり傷一つ付きません
『夏菜』さんの槌も同じく弾かれてしまいます

『夏菜』「効いてる気がしないんですが!」

翠「崩せないなら押さえ付けるまで!来てください、大蛇!」


『逆巻ク大蛇』


私はその場で目の前の空間を斬り裂き大蛇を召喚
大蛇は真っ直ぐ頭から突進し、荒魂の巨大がようやく揺らぎました

翠「反撃の隙を与える前にっ!ウルトラソードッ!!」


『ウルトラソード』


最大質量で押し潰す!大きく振りかぶり、超大型にした剣を刃を横にして面を叩きつけるようにして荒魂に上空から投げつけます

翠「『夏菜』さん!」

『夏菜』「せえぇぇいっ!!」


ドンッ!!!


さらに『夏菜』さんが先ほどの倍以上の大きさにした槌を振り下ろし後押し!


ピシッ...


『夏菜』「っ、長くは保ちませんよ!」

天叢雲剣の硬さ故か荒魂の頑丈さ故か、『夏菜』さんの槌に僅かにヒビが
こうなったら更なる追撃を...!

《聞こえるか!シンフォギア!》

翠「!」

この声、まさか御刀越しの念話がここまで!?



コンマ下1
奇数 増援到着
偶数 まだかかる

念話内容安価下2以降

(女神「ミラーリングギア!これはイミテーターっぽい聖遺物が本家で出るのも時間の問題では!?」

翠「出るかもしれませんけどその頃までこのスレ終わってないのも問題では!?」)
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/15(水) 02:57:55.27 ID:XDEeD4Ep0
こいこい
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/15(水) 03:03:34.96 ID:sS5POHqbO
いくらシンフォギアでも荒魂相手には効き目が薄いから御刀を使えと言われる
残った残骸…ノロの処理の方法は後で教えるとの事
369 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/01/16(木) 02:46:03.36 ID:vjjuX/lk0
以前は聞こえる範囲も狭く、そして雑音も多かった通信のようなものが、嘘のようにクリアな状態で繋がっています...それも近くに御刀がないはずなのに脳内に直接
荒魂がこちらの世界に現れたからか、それとももうこのやり取りが少なくとも3度目だからか
とにかく聞き取りやすいという点においては有難い、念話と同じであればいちいち声に出して会話する必要もありませんし

翠《貴女達の言っていた荒魂...と思しき怪物が出現しました》

《わかっている、だから繋いだ...どうせお前は概ね理解してるのだろうが、倒した後に残る残骸...ノロの処理方法は後で教える、今は目の前の荒魂を祓うことに集中しろ!》

簡単に言ってくれますね

翠《そうしたいのは山々ですが、攻撃がほとんど通じてないんですよ!》

《いくらシンフォギアでも荒魂相手には効き目が薄い!御刀を使え!》

やっぱりそうなりますか...しかしここを『夏菜』さん1人に任せて取りに帰るのも、誰かに持ってきてもらうのも、間に合わなくなってしまうでしょう

『夏菜』「くっ、もう...!」

ならせめて後者を選んで共にギリギリまで粘るしか...


マリア「はぁぁぁっ!!!」


『INFINITE†CRIME』


遂にウルトラソードごと『夏菜』さんの槌が弾かれたその時、どこからともなく投擲された幾つもの短剣が僅かながら荒魂を怯ませました

翠「マリアさんっ!」

マリア「待たせたわね、他の皆もすぐに来るわ」

『翠』「そういうこと」

『夏菜』「『蒼井』さんも...」

早々に増援に来てくれた『翠』とマリアさん
しかも『翠』が抱えているものは

『翠』「荒魂相手なら必要になると思ってね」

ご丁寧に御刀を6本とも
流石、学校に通っていないだけあってこういう時は役立ちます
370 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/01/16(木) 02:46:42.25 ID:vjjuX/lk0
翠「けど、誰が対応してるのかわからないと真価は発揮出来ないんじゃ」

マリア「聞きたいことはあるけれど...今はその刀が役に立つの?だったら」

マリアさんは迷うことなく一本の御刀を選び取り、駆け出しました

『夏菜』「マリアさん!?」

『翠』「越前康継...マリアさん対応してるの?」

翠「わかりませんけど、そうと願うしか...」

そう言っている間にも戦況は変化していきます
荒魂に迫りくるマリアさんを踏み潰そうと前脚を振り下ろしますが、マリアさんはそれを左腕で受け、あろうことかそのまま受け流し荒魂に体勢を崩させました

マリア「はぁっ!」

その隙に放たれる一閃
さっきまではほとんど傷も付かなかった荒魂に、見てわかるほどの切り傷が生まれます

『翠』「効いてる!」

これなら...!



マリアさんコンマ下1
荒魂コンマ下2
(コンマが大きい方が勝ちですが、ゾロ目だった場合相手より数値が低くても勝ちになります)
(両方ゾロ目なら大きい方が勝ちとなり、同じ数値なら引き分け続行です)
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/16(木) 02:52:44.59 ID:vUV2CsNi0
エンゲージ!
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/16(木) 02:55:25.77 ID:zfyLfBlyO
セレナよマリアさんに力を
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/16(木) 02:56:52.17 ID:zfyLfBlyO
このスレのコンマ運呪われてません?
374 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/01/16(木) 03:30:41.64 ID:vjjuX/lk0
確実にダメージは与えられていきます
が、それでも

マリア「慣れない武器はかってが違うわね...くっ...!」

流石にそう簡単には荒魂も倒れてはくれません
それどころかまともなダメージを喰らったからか私達を本格的に敵として認識したようで、反撃も荒々しくなってきます

翠「私達も御刀で...!」

『翠』「この際対応とか関係ない!少しでもダメージを与えられればこっちのもんだよ!」

『夏菜』「えぇ!」

私達は適当に御刀を構え...



コンマ下
奇数 介入者
偶数 特になし(他の装者到着)
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/16(木) 03:31:23.55 ID:vUV2CsNi0
はてさて
376 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/01/16(木) 03:51:12.79 ID:vjjuX/lk0
ザシュッ...


次の瞬間、荒魂の動きがピタッと止まりました
否、それは突然の威力の違う攻撃に固まったと言った方が適切です

マリア「なっ...!」

まるで荒魂からマリアさんを庇うかのように間に割り込んだ何者かが突き出した刀が、しっかりと荒魂に突き刺さっていました

翠「黒い...フード...」

そこにいたのはまさにそうとしか言えない装いの少女らしき存在
黒フードの少女はそのまま刀...おそらくはあれもまた御刀なのでしょうが...の刃を一直線に滑らせ、荒魂を真っ二つにしてしまいます

『夏菜』「倒し...た?」



コンマ下
奇数 颯爽と去るスタイル
偶数 回収していくスタイル
ゾロ目 もう1人来た
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/16(木) 03:53:23.89 ID:szDskDb+O
ゾロ目連続で出てるけど、どうかな?
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/16(木) 10:36:56.33 ID:Ol8XlHL6O
安価で謎の黒フードが生まれたときにはどうなることかと思ったけど上手いこと刀使コラボと繋げてきたな
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/16(木) 22:27:03.44 ID:ibWF+AL/O
ゾロ目のもう一人って……もしかして、まさか?
380 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/01/17(金) 03:14:15.42 ID:J3X2QmTj0
私達があれほど苦戦した荒魂をいとも簡単に一刀のもとに両断した少女
その顔は深く被った黒フードに隠されて見えませんが

「...」

マリア「貴女は味方なのかしら、それとも」

彼女はしばしマリアさんの方を...正確にはその手に握られている越前康継のように見えましたが...を見つめたかと思うと、踵を返すように大きく跳躍し住宅街の屋根を伝って颯爽と去っていってしまいました

マリア「!待ちなさいっ!」

『夏菜』「追いますか!?」

弦十郎『いや、お前達より実力が上の可能性があり、まだ明確な敵対行動をしていない相手を深追いするのは危険だ、こちらで追跡させる』

『翠』「珍しく慎重...にはならざるを得ないか」

それにあの速度では追い付くのも困難...例え追い付けても戦闘になった場合、体力的な面から見てもこちらが不利になるでしょう

《おい!どうなった!》

あちらの世界での計測とやらにも変化があったのか、再び姫和さんの声が脳内に響いてきました

『翠』《黒いフードの少女...おそらく刀使が現れて、荒魂を真っ二つにしてそのまま何処かへ行ってしまいました...》

《黒いフードの刀使!?...おい!ノロはどうなった!奪われたのか!》

『翠』《いえ...そのまま残ってます》

あれは処理は私達に任せた、ということなんでしょうか
御刀を持っていたことでノロの処理も出来る組織に属していると思われたのか

《っ、そうか...》

ところであの黒いフードの刀使...私の記憶が確かなら、もしかして元親衛隊の...



念話で何か話す?安価下
(特になければノロを回収し本部に戻ります)
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/17(金) 03:34:35.23 ID:8JvbsJIK0
ノロはどう扱えばいいのか尋ねる
黒フードの人物が使ってた刀の特徴とか分からないかな
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/17(金) 03:46:41.94 ID:6sxtGry9O
《今すぐにでもこちらから応援に行きたいが…まだ時間がかかりそうだ》

《ノロは絶対に奪われるな。面倒な事になる…御刀も大事に扱ってくれ》
383 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/01/18(土) 04:03:57.59 ID:hCPTlBcK0
《今すぐにでもこちらから応援に行きたいが...まだ時間がかかりそうだ》

翠《かかりそうって...それ自体は出来るんですか?》

いえまぁ、明らかにそれをやったであろう人をついさっき見ましたけども
ギャラルホルンのような聖遺物や、神樹様のような超常的な存在でもない限り世界を超えるなんて

《逆が起きたんだ、出来ないことはない》

こちらの聖遺物があちらの世界に流れ着いたという話でしょうか
確かに理屈としてはわかりますし、さっきの人といいこの御刀といい前例はあるようですが

《それと、ノロは絶対に奪われるな、面倒なことになる...御刀も大事に扱ってくれ》

翠《奪う存在もいること前提ですか》

失念していました、どういうわけか御刀6本がここにありますが、それだけだと勝手に思っていました
悪くてもせいぜい荒魂が出てくるくらいだと...
どうもそんな簡単な話ではなさそうですね

翠《で、ノロはどう扱えばいいんですか?》

《なるべく少量ずつに分けて厳重に保管してくれ、本来なら杜に奉り鎮めるのが望ましいが、それが出来る者も場所も...それに、奪われるリスクを考えると無防備な杜はむしろ危険だからな》

少量ずつに、ですか
これはあの真っ二つにされた荒魂の解体作業が大変そうです



黒フードの御刀コンマ下1
奇数 特徴わかる程度には見てた
偶数 そこまでよく見えなかった

特徴安価下2以降
(コンマ下1が奇数の場合のみ採用)
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/18(土) 04:13:35.74 ID:Oe+FpOvT0
パッパラー!
385 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/01/19(日) 04:04:15.35 ID:bNqzqVq00
荒魂の残骸...ノロはどうにか私と『翠』の説得により、少量ずつに分けて保管することが決まりました
本来この動かなくなった残骸をわざわざさらに細かくして小分けにするのは『纏めておくとまた荒魂になる』という前提知識がないとスペースの無駄にしかならないのですが、御刀からの念話も現在私達にしか聞こえない中、信じてもらえて良かったです

翠「ただあのししょー達の大して聞かずに「まぁ翠くんのいつものだろう、言う通りにしておこう」っていうのはモヤるんですけど」

『翠』「信頼だよ信頼」

いつものって何ですかいつものって!私のイメージどんなんなんですか!

・・・

エルフナイン「あの、コレは?」

翠「御守り的な感じで持っておいてくれれば嬉しいです」

で、本部に戻りノロの保管を見届けた私が訪れたのはエルフナインちゃんのところです

翠「まず特別にこの本部のアンチテレポートシステムから除外されている緊急帰還用テレポートジェム」

エルフナイン「はい、他の錬金術師が本部にテレポートする、あるいは本部からテレポートして何処かへ逃げるのを防ぐ為のシステムの中で唯一例外の番号の物ですよね...何故そのシステムが作動しているのにミラアルクさんはこの本部から姿を消せたのかまだわかっていませんが」

それはネロさんのせいですが黙っておきましょう

翠「とにかく、ヴァネッサさん、エルザさん、ミラアルクさん、ティキちゃん...それに今日出現した怪物、敵か味方かわからない黒フード...とにかく近頃物騒です、物騒山盛りです」

エルフナインちゃんの戦闘力はお世辞にも高いとは言えません
いえ、一応ダウルダヴラを纏うことは出来ますが、戦闘シミュレーションの結果は散々、一般人よりは強くなれても敵が一般人じゃないので無意味です
386 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/01/19(日) 04:05:14.73 ID:bNqzqVq00
翠「常々思っていたんです、護身用の何かか、あるいは逃亡用の何かがエルフナインちゃんには必要だと...この本部も決して絶対安全とは言えませんし」

夢姫ちゃんがイミテーターを使うような、『凜音』ちゃんがRN式回天特機装束を使うような護身がエルフナインちゃんには圧倒的に足りていません
だからこれは本当に念の為です

エルフナイン「はぁ...あの、それでこっちの厳重に鍵が掛けられている箱の中身は」

翠「素手で触るのはちょっと危ないかもしれない物です」

エルフナイン「そうなんですか!?」

中に入っているのはメンタルなキューブ
女神様に預けていた物ですが

翠「でもきっと、何かが起きた時に助けになる筈です」

私だっていつ何が起きたときにこのキューブがどう反応するのかこれっぽっちもわかりません
けれどメンタルなキューブならきっと

エルフナイン「よくわかりませんが...心配してくださったのはわかります、ありがとうございます!」
387 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/01/19(日) 04:05:44.97 ID:bNqzqVq00
・・・

さて、ノロも回収しエルフナインちゃんにももしもの時のための保険は持たせました

翠「今日あとどうしましょうか...」

本格的に刀使関連が無視出来なくなってきましたし腹を括ってまた御刀のところに話を聞きにでも...

翠「モゴっ!?」

その時、誰かに後ろから口を手で塞がれ、そのまま廊下の脇道に連れ込まれました

翠「モゴっモゴゴっ!」

割とこの手強いですね、ちょっと簡単には抜け出せないです...じゃなくて誰!?誰なんです!?

エルザ「し!静かにするでアリマス!」

翠「!」

この声...エルザさん!?



何の用?安価下
(闇討ちでも誘拐でもヘルプでも)
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 04:18:25.87 ID:GQqcv/hQ0
問答無用でエルザに目潰しからの腹パンを決める→即座に勇者ギア装着
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 04:26:55.23 ID:LOjnmS8dO
どうやらノロをミラアルクに注入してしまったらしく恥を覚悟で助けを求めにきたらしい
注入された本人がどうなってるかは安価で
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 04:46:55.99 ID:W44X5ukcO
ヘルプ&誘拐(本人同意の上)でヴァネッサの腕のこととかも頼もう
そして敵だから仕方ないとはいえ行動安価すっ飛ばして過剰防衛する蛮族は一応謝ろう
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 04:49:42.79 ID:GQqcv/hQ0
すまんかった
392 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 07:11:25.79 ID:spqSML0SO
やっちゃったもんは仕方ない、人気のない脇道なら問題ないだろうしそのままエルザが起きるまで様子を見る。もちろん縛るなりで行動は制限してから
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 12:47:20.66 ID:upy2rMdBO
ノイズでもないバケモノが現れた現状でオオゴトも面倒事も増やしたくないから用が済んだら必ず帰す、と約束した後に>>390
394 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/01/20(月) 03:12:50.75 ID:GebF8NUT0
翠「〜んっ!」

エルザ「あっ!」

相手がエルザさんだとわかった瞬間思わず私は口を塞いでいた手を無理矢理振り解いて振り向き

エルザ「ぎゃっ!ォ゛ウッ...」

反射的に目潰しと腹パンを喰らわせてしまいました
我ながら身体に染みた恐ろしい護身術(?)です、ほぼ無意識のうちに3連鎖が終わっています
まぁそれを教えてくれたししょーはこれを1秒もかからずに終わらせるんですが

「Imyuteus amenomurakumo tron」

とはいえこんな不意打ち紛いのことをしてきたエルザさんです、きっとすぐに反撃が来るでしょう
私は流れるように勇者ギアを纏い...

翠「...あ、あれ?」

エルザ「...」

し、しんでる!

よく見てみると、そこには完全にのびているエルザさんが倒れていました

翠「私また何かやっちゃい...過ぎました?」

と、とりあえず起きてから暴れられても困るので手首だけでも何かで縛るなりして
紐とか特にないので私のネクタイでいいですかね

翠「よいしょ...それで」

ここからどうしましょ...あれ?もしかしてこの状況誰かに見られたらむしろ私がエルザさん襲った感じに見えません?見たところエルザさんは武装も何もしてないっぽいですし...いや流石にそれは...いやでも...


エルザ「」


395 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/01/20(月) 03:13:38.16 ID:GebF8NUT0
・・・

エルザ「...はっ!」

翠「あ、起きました」

良かったです、まだ誰にも見られてません
あやうく被害者のはずが加害者になるところでした

エルザ「一体何が...あっ目がァ!目とお腹がァ!」

即座に色々と思い出したのか小声で叫び悶えるという器用なことをしながら、涙ぐんだ瞳でこちらを見上げてきます

エルザ「ぐうっ...い、いきなりだったのは悪かったでアリマス...でも今は戦う意思はないから、話を聞いてほしいのでアリマス...」

翠「いえ、あの...私もいきなり攻撃してすみませんでした...」

よく確認していなかったのでこれは場合によっては過剰防衛だったかも
普通敵対してる人に後ろから口を塞がれたりなんてしたら過剰も何もないんですが、とはいえ罪悪感というものは少なからずあります
もし私でなく響さんだったら手を出すより真っ先に話し合いを持ちかけて、今回であれば相手もそのつもりだったので丸く収まってたでしょうし

エルザ「敵に頼み事なんて、というのはわかってるでアリマス...でも!」

翠「困っているんですよね?なら話を聞くくらいならしますし、内容によっては助けもします」

エルザ「!」

翠「私は他の皆さんほどお人好しではないですが、人でなしにはなりたくないので」

あとさっきの目潰しと腹パンのことを水に流せればいいなという淡い期待も

翠「それに、わざわざS.O.N.G.に、ではなく私にこっそり接触してきたということは、白旗は上げられないけど切羽詰まってる内密での頼み事がある、ということでしょうし」
396 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/01/20(月) 03:14:15.89 ID:GebF8NUT0
そう、もし戦いをやめる等の内容ならS.O.N.G.に堂々と、それが無理でも一番手を伸ばしてくれそうな響さんあたりに接触するはず
そうでなく私のところに来たということは、敵であることは変えられないけど私に頼むしかないことがあるということ
...これで単に弱そうだから適当に理由付けて不意打ちしようとしただけとかだったら物凄く恥ずかしいですけどね

エルザ「感謝するでアリマス」

翠「ただしここから連れ出すにしてもちゃんと帰らせてくれること、立場上というかこれまでの行いというか、そういうのでこれ以上敵に捕まったりすると私の自己防衛の信頼とかがガタ落ちしてかなり怒られます」

エルザ「うわぁ...あ、安心してほしいでアリマス、ノイズでもない変なバケモノ...あんなものが現れた現状、オオゴトも面倒事も増やしたくないのはこちらも同じ、用が済んだら必ずかえすでアリマス」

今ちょっとひきました?ひきましたよね?

エルザ「そうとなったら...あの、コレ...」

翠「あ、忘れてました」

戦う意思はないと言っていましたし、何よりここから先は最低限お互いの行動くらいは信用しなければいけない場面
彼女の手首を縛っていたネクタイを解き、手を貸して立たせます

エルザ「ふぅ...じゃあ、一緒に来てもらうでアリマスよ」

翠「はい...ん?え?」


パリンッ
397 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/01/20(月) 03:14:55.24 ID:GebF8NUT0
・・・

ところ変わって何処かの建物の中
突然そこにテレポートさせられた私はエルザさんの案内に従い歩いています

翠「一応あの本部ってテレポート出来ないようになってるんですが」

エルザ「例外がないわけないでアリマス、そしてその例外の番号を割り当てるのも難しいことじゃないでアリマス」

翠「あと話を聞くって話だったような」

エルザ「話は目的地に着く間にするでアリマス、何より見たほうが多分早い...それに、お前はきっと断らないでアリマス」

うーんそこまではっきり真っ直ぐ言われてしまうともう強く言えません...

翠「そこまで信用してくれるなんて、どういう風の吹き回しですか?」

エルザ「そ、それは...って、そんなことより話をするでアリマス!」

えぇ...

エルザ「実は、あのバケモノの残骸...あれをミラアルクに注入してしまったら、苦しみだして」

翠「はぁっ!?ノロを注入したんですか!?」

エルザ「お、おっきい声出さないでほしいでアリマスよ...」

いやいや何やらかしたのかと思ったらとんでもないことやらかしてるじゃないですか!

翠「何でそんなことしたんですか!」

事の重大さが本当にわかっているのか怪しいエルザさんに対し、思わず声を荒げてしまいます

エルザ「えっと...」



コンマ下
奇数 行けそうな気がしたから(好奇心?)
偶数 注入すれば身体能力の向上や延命に役立つと聞いたから
ゾロ目 注入してしまったというかされてしまった
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/20(月) 03:18:50.09 ID:PimSPoG70
すかぽんたん!
399 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/01/20(月) 03:39:19.29 ID:GebF8NUT0
エルザ「なんか、行けそうな気がしたのでアリマス」

翠「そんな時の王者みたいな理由で!?」

もっと仲間の身体大切にしてあげて!?
あーいえ、むしろ藁にもすがる思いでやってみてダメだったパターンかもしれませんけど

エルザ「それで、こんな風に...」

とある部屋の前に立ち、ドアを開けるエルザさん
中には...



ミラアルクさんの様子安価下
(ノロで苦しんでるのか、むしろ暴走状態なのか、変な化学反応が起きてもっと別の様子なのか)
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/20(月) 03:46:07.95 ID:x/a8bVGCO
ノロの暴走で亡くなった某親衛隊員よりはマシだけど身体の一部が荒魂化+徐々に意識を奪われてる状態
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/20(月) 09:57:08.51 ID:gTkWYQP10
殆ど言動は何言ってるかわからないけどまだギリギリミラアルクの自我は残ってそう、ただ対策しないとあまり長持ちもしなさそう
402 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/01/21(火) 02:37:40.89 ID:itq0X+mU0
ミラアルク「ぐ...ぅ...アァ...」

エルザ「ミラアルク...」

そこにいたのは間違いなくミラアルクさん
しかし所々身体が荒魂に侵食されていて、身体とは別の黒い部分が根付きそこから橙の目が開いています
ミラアルクさん自身の目も普段以上に濃い橙に光り、同じ色の霧のようなものが全身から

ミラアルク「どう...て...ソイツ...ガぁッ...!」

エルザ「もう背に腹は変えられないでアリマスよ!やはりもっとよく考えるべきだったんでアリマス...血だって、まだ大丈夫だったのに!」

ミラアルク「ぐゥ!...出て、来るん...ないゼ!...あァア!」

何かを...ノロが荒魂になったものを押さえ込もうとしているのか、苦しそうな声を上げるミラアルクさん

翠「自我はまだ保てているようですが、それも時間の問題...なんて厄介な事を...」

かといって体内に注入されたノロの完全な排除の仕方なんて知りませんよ...いえ、手術で抜くのが定番なんでしょうが
それともう一つあるとすれば荒魂側が自ら抜け出ることでしょうけど、それは大荒魂レベルの意思を持つ荒魂でない限り無理でしょうし
アスクレピオスなら...しかし荒魂という擬似生物が果たしていわゆる虫歯菌と同レベル扱いで消えてくれるのかどうか

翠「可能性が高いのは荒魂の切除と身体の回復を同時に、でしょうか」

すでに多くの部分が侵食されているため、そこを切除しただけでは恐らくすぐに息絶えてしまうでしょうし
しかしそれをするにしても意識を保ったまま行えば精神的に...麻酔か気絶をさせないと危険ですが、荒魂の方の意識が途切れることってあるんでしょうか...あっでもねねちゃんは普通に寝たりしてたような



安価下
1 ぶっ飛ばして意識刈り取る!(荒魂も気絶するかは判定)
2 このままやる!(ミラアルクさんの精神が無事かどうかは判定)
3 その他(記述)
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/21(火) 02:52:31.77 ID:KrfowqX7O
3 御刀の持ち主に念話で一回相談してから1を試す
全身麻酔やらないでこのままやるのはアカン
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/21(火) 11:06:45.14 ID:Q8ikR7ZKO
3 ぶっ飛ばす前に一応アクスレピオスで浸食を緩和できないか試そう
405 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/01/22(水) 03:29:30.90 ID:Qq40VOba0
翠「とにかく時間はかけられません!」

私はギアペンダントを2つ取り出し、まずそのうちの1つを聖詠によって起動させました


「Imyuteus amenomurakumo tron」


纏うはアメノムラクモ
私がギアを纏ったことに気付いたエルザさんがギョッとした後、ほんの少し警戒してしまったようですが
説明する時間すら惜しいのが現状です

翠「エルザさん!床に突き刺せるくらいの硬さのナイフか何かありませんか!早く!」

エルザ「えっあっはいでアリマス!」

私はエルザさんから受け取ったカッターをミラアルクさんの影に向けて突き刺します


『影縫い』


ミラアルク「ッ...」

もし荒魂に抗うあまり暴れられては、どんな形で荒魂を除去するにしても手元が狂いかねません
動きは止めさせてもらいます

翠「次に!」

そして今度はもう1つのギアペンダントの出番


「Healing almighty Asclepius tron」


アメノムラクモからアスクレピオスにギアチェンジした私
『影縫い』はアメノムラクモのアームドギアではなく普通のカッターを使った為アメノムラクモのギアを解除した今も継続中です

翠「アスクレピオスっ!」

一応、荒魂が虫歯と同じ要領で消し去れないかを試す為アスクレピオスの光をミラアルクさんに注ぎ始めました
もしこれで上手くいけば万々歳、ダメだった場合はやはり無理矢理にでもミラアルクさんの意識を刈り取り物理的にいくしかありません

翠《刀使の誰か!聞こえてますか!》

けれどそれ以外の方法があるのなら...私は何か情報が得られないか、御刀の向こうにいるであろう刀使の皆さんに呼びかけます



コンマ下1
奇数 緩和成功!除去が楽に出来そう
偶数 変化なし
ゾロ目 アスクレピオスは荒魂も体内に入ったやつなら消せる

刀使メンバーとの相談結果内容安価下2以降
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/22(水) 03:36:07.88 ID:5arVGzlb0
55%
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/22(水) 03:46:26.29 ID:9tmS684gO
まさかのゾロ目

今度はやる気なさそうな刀使が出る
一連の流れと奇跡的に取り除いた事を説明すると《暫くは絶対安静にさせろ。いくらノロが無くなったとはいえ荒魂に支配されかけたんだ》と言われる
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/22(水) 13:58:04.68 ID:IhBBqdIPO
ノロを注入された人がいると伝えるとよく出る人から「他にノロを隠し持ってないか今すぐ聞き出せ!一体何処から手に入れたんだ?」、切歌のようにデスが口癖のお姉さんから「悪い事言わないからすぐにそこから離れるデス!何か嫌な予感がするデス!」
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/22(水) 16:32:00.18 ID:1ZzRXuXA0
これって翠ちゃんまた行方不明になってない?
安価下
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