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【シンフォギア】少女「転生したから安価とコンマで月を破壊する」 女神「MRKM」
- 110 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/11/25(月) 02:32:25.12 ID:IFqx9Q3D0
- 奏「っ!だりゃあっ!」
遂に棺のエネルギー波が押し勝った瞬間、アタシは身を捻り間一髪直撃をま逃れた
奏「ふぅ...一応これでも借りもんの身体なんでね、無駄足した挙句もっかい振り出し...ってわけにゃいかねーんだ」
つってもこの棺、硬過ぎやしねえか...正直ぶっ壊せるイメージがまるで湧かねえ
かといって後ろには翼達がいる、今更退いても逃してくれるかはわからねえし翼達をこれ以上危険に晒すのも
奏「...せいぜい、やるしかねえか」
アタシは自分のつま先より少し前の地面に横一文字槍を滑らせる
そこから漏れた炎は地面の氷を溶かすどころかどういうわけかその場に留まり、炎の線となった
奏「確か...こっから先は、通さないッ!!!」
奏《だっけか?》
翠《何しれっと死亡フラグ建ててんですか!?》
多数決安価下1〜3
1 絶唱しようぜ絶唱
2 するかバーロー
- 111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/25(月) 02:37:05.97 ID:e6h4Nr0r0
- 2 人様の身体で何をしようとしてるんすか
- 112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/25(月) 07:33:55.85 ID:/gEtO6kr0
- 2 スナック感覚で絶唱してはいけない
- 113 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/11/26(火) 01:17:36.22 ID:HLO56mTH0
- ***
2/3票入ったので2とします
***
敵は強い、というよか硬い
あまりの強大さに一瞬絶唱のことも頭を過ぎらなくもなかったけど...
奏「いくらLiNKER要らずの身体とはいえ、な」
翠は多分ダメとは言わないだろうが...今はまだ選択肢からは外しておくべきだろう
もしそれでトドメを刺しきれませんでした、そしてこっちはもう戦闘不能、なんてことになったら今度こそお終い
次も棺が活動停止するとは限らないからね
奏「さて、どうすっか」
決して退けない、退かないという覚悟は揺るがない
それでもアタシは虚勢を張るのも限界が近づきつつあった
どうする?安価下
(翠「せめてイミテーターにもイグナイトがあれば...」
セレナ「私が交代するとか...いやしたところで勝てる算段はついてないんだけど」
『翠』「目覚めろ〜...そろそろいい加減目覚めろ『私』の身体〜...」)
- 114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/26(火) 01:34:40.15 ID:qZiBBgwb0
- 氷を溶かして大穴を空けてそこにハメたり出来ないかな?
- 115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/26(火) 04:03:44.06 ID:aJGRafEPO
- 牡丹の花の力があればなあ…安価下
- 116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/26(火) 21:04:17.52 ID:dJgWCzZ80
- マリアのガングニールてイグナイトあるっけ?
奏に気付いたエルフナインがマリアのガングニールを渡す
エルフナイン「イミテーターは所詮コピー、本物ガングニールなら今以上の力を出せるはずです!」
- 117 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/11/28(木) 03:32:45.35 ID:3nIBePJe0
- 距離を取っていてもまたエネルギー波を撃つかドローンを放ってくるだろうし、近付いても腕で薙ぎ払ってくる
そんな相手を攻略するにはどうするべきか
奏「ふぅ...」
勝つのも、生きるのも、諦めない
まぁアタシはもう生きる云々は関係ない立場だけど
とにかくやるしかない
奏「ハアァッ!!」
アタシは槍を構え走り出す
ブリーシンガメンは確かに強力だけど、まだ足りてない、届いていない
あるいは引き出せていないのか
棺はドローンを飛ばしても無駄だと思ったのか必要ないと思ったのか、アタシに向けてただ淡々とエネルギー波を撃ってきていた
奏「そうだ!こっちを見ろッ!」
高所からのそれは的確にアタシの立っている場所を狙ってきて、右に避けるとその場で爆発...結晶の柱を出現させていく
避けるのも楽じゃないけどドローンを拡散されるよりは攻撃がアタシに一点集中される方が翼達の方に流れ弾が行く心配がなくて正直有難い
けれど一定の距離を取られてしまい近付けないのも事実
エルフナイン『奏さん!聞こえますかっ!』
奏「っ...エルフナインか?」
その時、声が聞こえてきた
それは念話ではなく通信...イミテーターのヘッドギアに搭載されてる通信機に本部にいる誰かから話しかけられているということだ
幼く可愛い声の主はエルフナイン、残念ながら彼女が二課...もといS.O.N.G.に入ったのはアタシがくたばった後のことだから交流はほとんどなかったが、幽霊と会話したり身体を貸したり出来るやつがいるおかげで一応面識はある
エルフナイン『やはり貴女は天羽奏さんで間違いありませんね』
奏「おう、今度は身体も変わってっからわかりやすいだろっと...ラァッ!」
棺へ槍の穂先に溜めた炎を球にして飛ばしながら、エルフナインの声に返事をする
- 118 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/11/28(木) 03:34:02.26 ID:3nIBePJe0
- 奏「んで、どうした!」
この状況は本部にいるダンナ達もリアルタイムで把握しているはず、なら何か理由があって声をかけてきてるんだろう
エルフナイン『マリアさんからメンテナンスを頼まれていたガングニールが手元にあるんですが、これを今から奏さんの元に届けに行きます!』
奏「...ガングニール 、だとぉ!?」
エルフナイン『いくら性能は変わらないといってもイミテーターは所詮コピー、本物のガングニールなら今以上の力を出せるはずですッ!』
なるほど、理屈はなんとなくわかる
実際本物のガングニールとイミテーターのガングニールにどれほどの差があるのか詳しい数値は知らないけど、本物と贋作にはどうしても差が出てしまう
それにイミテーターに適合してるのはあくまで翠、アタシと翠の両方が適合してるのはガングニール
なら翠の身体をアタシが借りている状態なら断然ガングニール の方が適合係数の関係で出力は高くなる
聖遺物ってのはそういうもん、らしい
奏「けど、そいつは無茶じゃないか?」
エルフナインは非戦闘員、そして確か翠が言うにはダウルダブラなら起動しファウストローブとして纏うことも出来るがおおよそ使いこなせてはいない
アタシが一旦本部に戻るわけにはいかない今、エルフナインが戦場に来るしかないわけだが、危険だろう
エルフナイン『僕に出来ることをやりたいんですっ!』
アタシが棺からのエネルギー波を避け反撃しているのに余裕がないのがわかっているからか、簡潔かつ真っ直ぐな答えで返してくるエルフナイン
緒川『奏さん、僕が連れて行きます、ですので』
安心しろってか...まぁ緒川さんが付いてるなら余程のことがない限り大丈夫だろうけど
エルフナイン『メンテナンスはあと少しです、なので作業しながら向かいます!3分ほど持ち堪えてください!』
- 119 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/11/28(木) 03:34:57.93 ID:3nIBePJe0
- 奏「ったく、わーったよ!」
こんな無茶なことを許すなんて、ダンナも甘くなったもんだ
何が何でも守らなきゃいけないもんがこの場においてさらに増えるってんだからな
奏「っつーわけだ、絶対お前の動き、止めてやるッ!!」
アタシは棺のエネルギー波をまた右に避ける
次も右へ、右へ...
避ければ避けるほど棺もアタシを追ってその場で向きを変えエネルギー波を放つ
それを続けていると...
ピキッ...ピキピキッ...
棺の周りの地面にヒビが
奏「っし」
カラクリは簡単、棺と一定の距離を保ちながら右へ動き続ければ自然と円を描いて帰ってくることになる
そんでその間アタシは足元の氷を靴の下から放出させた熱で溶かしていっていた
棺が乗ってる氷の面積はその円に沿って切り離された面積になる、つまり一気に小さくなったってこと
なら重さに耐えかねてヒビが入るのも不思議じゃない
奏「オラァッ!!」
あとひと押しにと、棺の乗る氷に槍を突き立てた
- 120 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/11/28(木) 03:37:48.18 ID:3nIBePJe0
- するとヒビはより一層大きくなり
バシャッ...!
棺は南極に空いた大穴に落ち、突然のことでバランスを崩しす
エルフナイン「奏さんっ!」
そしてそこに丁度投げ渡されるガングニール のギアペンダント
アタシはそれをキャッチし、聖詠を口にした
「Croitzal ronzell Gungnir zizz」
イミテーターを解除すると共に纏うガングニールは、当時使ってたペンダントとは違うとはいえギアそのものは間違いなくアタシのそれで
さっきまでよりもさらにしっくりきた気がする
イグナイトする?安価下
1 する(成功か失敗かの判定あり)
2 しない
(『翠』「とりあえずうちの両親が残してくれたギアを所詮コピー呼ばわりしたエルフナインちゃんは後でもふもふ地獄の刑に処す」
翠「もふりたいだけでは?」)
- 121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/28(木) 03:49:18.38 ID:9Z36WATK0
- 2 翠ちゃんコンマ運酷いし
- 122 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/11/29(金) 01:07:31.59 ID:Fc12zObe0
- 心なしかブリーシンガメンも出力が上がり、槍の両先端からは炎が吹き荒れていた
アタシはグッと地面を踏みしめ大きく跳躍、全体の半分程を氷の下に沈めた棺の上空へ跳ぶ
奏「せやぁぁっ!!」
棺は僅かにもがくが飛行性能がないのか上手く作動しないのか穴からは抜け出せず、代わりにまたドローンを拡散
そんなもん、2度も3度も喰らうか!
奏「全て焼き尽くしてやるッ!!!」
手に掴んでいた槍を回転させるようにして投げつけるとそれは空中でプロペラのように回り続け炎の竜巻を発生させた
ドローンは次々と燃え尽き、さらに竜巻は棺を囲むように穴の直径と同じくらいに大きくなる
そして穴の中を(氷と中に海水があるにもかかわらず)炎で満たしたところで槍が手元に帰ってきた
奏「やぁぁッ!!!!」
アタシはその炎の竜巻の中心に突っ込み槍を突き立てる!
『BLAZING∞SUNFLARE』
奏さんコンマ下1
棺コンマ下2
(ガングニールボーナスで奏さんのコンマは1.5倍とします)
(コンマが大きい方が勝ちですが、ゾロ目だった場合相手より数値が低くても勝ちになります(奏さんは素の数値と1.5倍の数値のどちらがゾロ目でも有とします))
(両方ゾロ目なら大きい方が勝ちとなり、同じ数値なら引き分けです)
- 123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/29(金) 01:14:07.84 ID:JPy5zODP0
- 勝ち取りたい!
- 124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/29(金) 02:13:37.12 ID:n/kzNbdsO
- 1割
- 125 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/11/29(金) 03:10:26.80 ID:Fc12zObe0
- 槍は棺の硬い表面を少しずつ、けど確実に削り
奏「でやぁぁっ!!!」
ガガッ...ダンッ!!
遂に貫いた
・・・
奏「ッハァ、ハァ、ハァ...どうだ...!」
足元の棺の駆動音は徐々に弱まっていき、そして完全に動かなくなる
試しに軽く叩いてみたり突いてみたけど、ピクリとも動かない
奏「は...はは...っし、終わったか〜...」
案外なんとかなるもんだね...
しっかし疲れた〜
ホッとすると同時にガングニールもブリーシンガメンも解除された
熱かったのが一気に冷やされる...てか寒い
奏「うぃ〜さっび〜...」
後は翼達が目を覚ますのを待つだけだね
何かする?安価下
(特になければ装者メンバー復活後&棺の調査結果)
- 126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/29(金) 03:29:11.99 ID:JPy5zODP0
- 奏さんと司令、通信越しで久々に会話
心配すると同時に警戒を怠らないよう言われる
- 127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/29(金) 21:41:12.36 ID:4evb7ECA0
- 個人的には見た目は翠のままがよかったな…
安価下
- 128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/29(金) 23:27:57.01 ID:40D3Q4IoO
- 逆に考えるんだ
ワンチャン服は翠ちゃんのままならパツパツの奏さんが出来上がる
安価下
- 129 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/11/30(土) 03:02:22.37 ID:nuRmkDE40
- 破壊され動きを止めた棺はすぐに調査が始められた
翼達を動けなくさせている結晶はどうにも硬く、ついでに下手に振動を与えるのも装者に危険が及ぶ
そんなこんなでひとまず本人達の意識が戻るまでは放置、せいぜい毛布とヒーターで本人達が風邪をひかないように温めるくらいしか出来ないとのことだ
奏《翠、まだ無理そうか?》
翠《ぐぬぬ...ダメです、交代した途端に倒れる可能性大です》
翠は精神そのものの消耗が激しく中々回復しないからアタシは未だ身体を借りている、というより預けられているといった方が正しい
奏「...ん?」
その時、ポッケに捻じ込まれていたS.O.N.G.共通規格の端末に通信が入った
弦十郎のダンナからだ
奏「はーい」
・・・
弦十郎『久しぶりだな、奏』
奏「あぁ、久しぶり...つってもアタシは一方的にダンナや翼達のことも見てたからそんな気しないけどね」
弦十郎『そうか』
見守ってきたこともあるし、翠(今は『翠』の方になっているが)の身体の中からその視界を介して眺めていたりもする
とはいえあくまでアタシは死人、身体を借りて戦ったり話すのはこれが初めてじゃないにしても、今までは基本すぐに翠や『翠』に主導権を返していたし、ダンナと話をするのもあまりなかったな
弦十郎『元気でやって...というのはおかしいか』
奏「まぁ楽しくやってるよ、こっちもアタシ1人じゃないし」
ダンナが気に止むことはない、と言おうと思ったけど、やめた
ダンナの声色の様子から気にしていそうな雰囲気は感じたけど、それに自覚があるかはわからない
言われて始めて、もしくは改めて自覚するかもしれないし、そうなったら何を言ったところで結局抱え込みそうなところがダンナにはある
なら言わないのも有りだろうさ
- 130 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/11/30(土) 03:03:05.91 ID:nuRmkDE40
- 奏「それより、翠もまだ回復してないんだ、もう少し...調査がひと段落着くか翼達が動けるようになるまではこのままアタシにやらせてほしいんだけど」
弦十郎『ふむ、本来なら色々言いたいところだが...』
奏「頼むよ〜、それにこれもアタシから持ち掛けたことなんだ、あんま責めないでやってくれ」
弦十郎『...わかった、ただし奏、お前も疲労が溜まっているはずだ、無理はするなよ』
奏「あぁ」
弦十郎『その上で、警戒を怠らないようにな、俺達もあの棺がどうなるのかはわかっていない』
奏「わかってるさ」
それに今は借り物とはいえ懐かしのガングニールもあるんだ
もしあの棺が最後の抵抗を見せようってんなら、またひと暴れしてやる!
コンマ下
ゾロ目以外 特になし(装者メンバー復活&諸々)
ゾロ目 新メンバー
(『翠』「見た目が中の人に合わせて変わる今の憑依に対する対応って、醜くないかな?あと奏さん今パツパツなんじゃって声が来ていてね」
翠「そうですか?私には他の人が憑依した時にただのイタい娘だと思われなくなるメリットがあります...あと何で私の服は奏さんがパツパツになるくらい小さいこと前提なんですか!私も奏さんくらいに成長してるかもしれないでしょう!?」
メヌエット「それはない」)
- 131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/30(土) 03:14:13.15 ID:S2nYRdbg0
- それは紛れもなく
- 132 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/11/30(土) 04:04:29.88 ID:nuRmkDE40
- ☆☆☆
で〜れれ〜で〜でん!
☆☆☆
少しして、響さん達装者メンバーは目を覚まし自力で結晶を砕いて復活しました
私も立って歩くくらいは出来る程度に回復、奏さんと交代です
翼「まさか、奏が...くっ、もう少し早く目覚めていれば」
マリア「それにしても、1人であの棺を再起不能にするなんて凄まじいわね」
あ、マリアさんのガングニールはお返ししておきました
本部に戻った私達は棺の調査結果を調査中の時の映像と共に見せてもらっています
映像では棺が途中で勝手に開き、中から煙が溢れ出しました
そして煙が晴れるとそこにあったのは
弦十郎「あれがカストディアン、神と呼ばれたアヌンナキの遺体...」
緒川「つまりは聖骸、というわけですね」
右腕にエメラルドグリーンのくりすたるがはめられている金の大きな腕輪をつけた、人型のミイラのようなもの...
『彼女が時を待たずして目覚める』
翠「もしかして、アレが...」
・・・
そんな壮絶?な戦いも何日も前の話
皆「お誕生日おめでとう(ございます)(デス)!!!」
クリス「おぅ...まぁ、なんだ...ありがとな///」
気が付けば今日はクリスさんのお誕生日ですっ!
何かする?安価下
(特になければさらに数日飛びます)
- 133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/30(土) 08:17:31.09 ID:8iuiTjcwO
- クリスとマリアでポッキーゲーム
- 134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/30(土) 16:01:50.79 ID:WCer7OVBO
- 司令とマムの会話を盗み聞き
OTONAの協力もあって人工装者の研究所を発見したけど、何か事故でも起きたのか中はボロボロで研究員も実験体も皆亡くなっていたとの事
- 135 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/12/01(日) 03:55:17.81 ID:NcktOVJ/0
- 大きな戦いも何とか(後半奏さん1人でやり切ましたが)乗り切り、参加者全員これといって心残りなんかもほとんどない状態で迎えた装者だらけの誕生日パーティーin本部の会議室はいい感じにゆるい空気が流れていました
切歌「こんなんなっちゃったデース!」
調「ふっ、ふふっ」
クリス「アッハッハ!頭が!頭が!はっはっは!」
いつもは突っ込んでばかりのクリスさんも今日ばかりは突っ込みより一緒になって楽しんでいます
写真を撮るときはまだ少し緊張してたみたいですが、今はずっと笑いっぱなし
翠「やっぱり主役が一番楽しまないとですからね」
・・・
なんて思っていると、いつの間にかクリスさんとマリアさんが愉快なことになっていました
クリス「お、おい、本当にやんのか!?///」
マリア「怖気付いたのかしら?さぁ!構えなさい!」
クリス「ゆうてお前も顔赤くなってんじゃねえか!///」
マリア「う、狼狽えるなッ!///」
ほう、クリスさんとマリアさんでポッキーゲームですか
これは写真...いえ、動画の用意が必要ですね!
- 136 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/12/01(日) 03:55:50.17 ID:NcktOVJ/0
- 翠「しかし何がどうなって?」
未来「何がって、さっきやった王様ゲームのときの私の命令権を今使ったんじゃない」
翠「そうでした」
その流れで何やかんややることになる時点でクリスさんもマリアさんも満更ではないのでは?と思わなくもないですが
マリア「すぅ...はぁ...はむっ!...ふぁあふふぃふ!ふふぁふぇふぁふぁい!」
クリス「アタシ誕生日なんだよな...?...くっ、やっさいもっさい!はむっ!」
おぉ!遂に2人とも咥えましたよ!そっから全然動きませんけど!
翠「...これ2大アイドルのリアルポッキーゲームって言ってネットに流したら割とバズるんじゃ」
翼「炎上もあり得るからやめなさい」
・・・
っと、少しジュース飲み過ぎましたかね
翼「ん、どうかしたのか?翠」
翠「ちょっとお花を摘んできます」
夏菜「その台詞翠さんにはあんまし似合わないですね」
余計なお世話ですよ!?
そんなわけで、私はトイr...この場合お花積むんですからお花畑って呼ぶんですかね?に向かいました
コンマ下
奇数 特になし
偶数 ×
- 137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/01(日) 03:58:03.66 ID:gZ5qBQDa0
- ほああああ
- 138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/01(日) 03:58:43.59 ID:gZ5qBQDa0
- なんでこういう時ばかりゾロ目出るんですかね…
- 139 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/12/01(日) 04:38:30.18 ID:NcktOVJ/0
- ・・・
トイr...お花b...いやもうトイレでいいですよね
翠「れ〜っつご〜、さ〜れ〜っつご〜、ど〜こ〜ま〜で〜も〜...っと、あれは」
トイレに向かうと、出入り口より少し離れた廊下の物陰に見慣れたツインテールが
翠「調さん?」
あんなところで何やってるんでしょう
翠「何してるんですか?」
調「っ...静かに」
翠「もごっ!?」
後ろから声をかけられ僅かに動揺した調さんでしたがすぐに冷静さを取り戻し、私の口を手で塞ぎながらしゃがみ込ませてきました
むしろ動揺したのは私の方です
翠「もごっ!もごご!?」
調「今はダメ、切ちゃんがいるから」
切歌さんが?...トイレにってことですか?
いや本部であるここは個室が1つしかないわけでもないですし、別にいたとしても構わないんじゃ...
そう思いましたが、調さんがあまりに真剣にそう言ってくるので私は押し黙ることしか出来ません
すると、静かになったことで切歌さんの声がこっちまで聞こえてきました
切歌「デス!...なんか違うデスかね...デ〜ス!...うーん...」
独り言...でしょうか
調さんは私の顔を覗き込みながら自分の口に人差し指を当てる...所謂静かにしろ的なポーズを取ります
私はコクコクと頷くと、やっと口を塞いでいた手をどかしてくれました
調「...じゃあ、気付かれないようにこっそりと」
そう言って調さんは音を立てないようにトイレの出入り口に近付きます
私もそれに続き中を覗いてみると、切歌さんが手を洗う所の鏡を...正確にはそこに映る自分の顔を見ていました
切歌「こうデスかね...それともこう?」
切歌さんがしているのは、笑顔の練習?
切歌「うーん...アタシ、ちゃんと皆みたいに笑えてるデス?」
...えっ
- 140 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/12/01(日) 04:39:17.24 ID:NcktOVJ/0
- ・・・
再び音を立てないようにしてトイレから距離を取った私と調さん
翠「今のは...えっ?切歌さん...えっ?」
なんかものすごく重い事を言っていたような
調「いつものこと、切ちゃんは誰かの誕生日があるたびに...誰にも絶対に秘密、わかったね翠」
翠「は、はい」
調「絶対に、だから」
調さん怖いです...
調「そういうことだから、別のトイレに行って」
翠「わ、わかりました」
結局私は遠回りをして、他のトイレに向かいました
・・・
翠「さっきの切歌さんの、一体...っと、声?」
用事を済ませた私は聞いて良かったのか良くなかったのか...と悩みながらパーティー会場に戻ろうとすると、司令室の方から話し声が聞こえてきました
この声はししょーとナスターシャ教授...?
翠「ナスターシャ教授が司令室に来るの珍しいですね...」
元々司令室には席も機材も限られてますし、さらに後からエルフナインちゃんも加わってからは基本ナスターシャ教授は専用の部屋に籠もりがち...といっても別に部屋から出てこないなんてことはなく、普通にマリアさん達と出かけたりもしてます
もちろん司令室に来ることもなくはありませんが、大抵は回収した聖遺物の調査等の定時報告とかばかり
- 141 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/12/01(日) 04:39:43.80 ID:NcktOVJ/0
- 翠「密談...ではないでしょうけど」
さっきまでの悩みを頭の片隅に置き、ほんの少し好奇心が湧いた私は流石に司令室のドア付近まで近付いたらバレるのでそれより離れたところまで移動し聞き耳を立てました
好奇心は猫を殺すなんて言葉もありますけど私は猫じゃないのでセーフでしょう
ナスターシャ「新たに見つかった研究所はやはり」
弦十郎「人口装者を作っていた、と見て間違いないでしょう...しかし調査班の報告では研究員、実験体共に生存者は0...全壊している研究所の様子を見る限りは何らかの事故が起きたか、あるいは...」
...わ、私、猫じゃないのでセーフですよね?
かなり好奇心程度で聞いていいことじゃなさそうだったんですが
あぁもう...聞き耳立ててロクなことないのはさっきやったばかりじゃないですか!
というか何といいますか...夏菜さんのとこやメヌエットさんのとこだけじゃなかったんですね...それはそうでしょうけど
翠「...」
とりあえず、パーティー会場に戻りましょう、うん
コンマ下
ゾロ目以外 特になし(数日飛びます)
ゾロ目 アイエエエエ!
- 142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/01(日) 09:12:03.08 ID:3i4PAeNm0
- ハマーン
- 143 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/12/02(月) 02:14:21.81 ID:xIAJfPhI0
- ・・・
夢姫「学校はすっかり受験ムードですわね」
『凜音』「外部受験の人も意外といますからね」
気付けばもう1月18日、つまり1月の半分が過ぎています
私達の学年はどこのクラスも模試や慌てて検定を受ける人が少なからずといった感じに
翠「受験ですか...」
すっかり忘れていた、なんてことは流石にありません、2ヶ月ほど前から授業内容もそれに関するものにシフトしてましたし
ただまぁ私の場合は仕事以外にも色々とあったせいで、若干空気に乗り切れてないところもありますが
それに、あの事もありますし...
どの事?コンマ下
奇数 そりゃあミイラのこと
偶数 実は起きてたとある事件
(翠「偶数のって...あ、まさか」
女神「わ、忘れてませんよ?どうせ本編とあまり変わらない流れになるだろうからとあえて!あえてやらなかっただけです!」
『翠』「いやさては忘れてたでしょ時系列」)
- 144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/02(月) 02:19:32.67 ID:Do1QEoWp0
- ぽよ?
- 145 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/12/02(月) 02:41:53.97 ID:xIAJfPhI0
- 気になるのはやはり、棺から回収されたミイラのことですよね
まぁ南極から日本に戻る途中にアルカノイズの襲撃が起きたりしましたが、待機していた切歌さんと調さんで一瞬のうちに鎮圧だったみたいですし頭の片隅にでも置いておけばいいでしょう、偶々席を外してて見てませんでしたが多分はぐれ錬金術師か何かの仕業でしょうし
そんなことよりあのミイラ...
翠「あれこそが謎の声が言っていた『彼女』...それとも別に新たな脅威が?」
それにアダムさんが言っていた『絶望する時』というのも、あるいはあのミイラか『彼女』という存在を示して...?
夏菜「...あれ、翠さんスマホ鳴ってますけど良いんですか?」
翠「へ?あ、本当ですね」
昼休みといえどもスマホは本来マナーモード、もしくは電源を切るべきなんですが、政府公認の組織でお仕事がある私達は特別に学校側から見逃してもらえてます
というか学校側自体S.O.N.G.の身内的存在ですから当たり前ですが
翠「マリアさんからメール?」
マリアさん、今日は3日後に凱旋ライブを控えた翼さんに付いて行ってるんじゃ
何々、メールの内容は...
翠「...ん!?」
『夏菜』「どうかしましたか!」
翠「あぁいえなんでも、あはは...」
思わずスマホの画面を伏せ、引きつった笑いをしてしまいました
...翼さんの凱旋ライブにサプライズで一緒に参加しろって、マリアさんそれは一体どういう
しかもクリスさんにも同時送信してますし
安価下
1 する
2 しない
- 146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/02(月) 03:14:49.57 ID:tCLsM1l+O
- 2
- 147 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/12/02(月) 04:18:14.94 ID:xIAJfPhI0
- よくよく詳しいことを聞いてみると、なんでも翼さんからマリアさんに一緒に歌ってほしいと熱烈アピールがあり、何故かマリアさんが「じゃあデビューしてるメンバーでやりましょう」と
つまりヘタれたってことですか
翠「どう考えてもそれ、私とクリスさんが混ざって良いやつじゃないじゃないですか...」
翼さんがマリアさんを誘う時に私達のことを出さなかった時点で、多分翼さん的には久々にマリアさんと2人で舞台に立ちたいとかそういうのでしょうし
あーほらクリスさんも同じ反応...
翠「しっかりしてくださいよ最年長」
私は『そういう時くらい想いに応えてあげてください』とマリアさんにNOの返事を送りました
凱旋ライブまでの3日間の行動安価下
(特になければ凱旋ライブ当日へ)
- 148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/02(月) 04:34:30.84 ID:COUefORhO
- レッスン中のつばマリに謎のフラッシュバックが襲う
翼は地面に転がってる大量の少女の死体のうち一人を抱き抱えて泣き叫んでる謎の少女の光景、 マリアはマムでもドクターでもない謎の科学者に誰かの手が差し伸ばしてる光景(科学者の顔は逆光で見えない)
- 149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/02(月) 11:56:34.87 ID:Do1QEoWp0
- 翠ちゃん三度目の試練チャレンジ!
『翠』ちゃんは現実世界で久々にビッキーと訓練
- 150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/02(月) 14:55:47.59 ID:HiIXXtvNO
- 回収された御刀の様子見
意味深な声が聞こえたしまだ何かありそう…
- 151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/02(月) 19:26:35.71 ID:noZw+IRJO
- 襲撃についての話くらいは聞いておこう
- 152 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/12/03(火) 10:26:52.71 ID:/QGCSHyGO
- ***
どの視点から?
1 翼さん(選択した場合2は無し)
2 マリアさん(選択した場合1は無し)
3 翠ちゃん
4 『翠』ちゃん
- 153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 18:23:33.07 ID:g/DwaBz00
- 1
- 154 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/12/04(水) 03:37:59.53 ID:YpVXMlgY0
- ☆☆☆
で〜れれ〜で〜でん!
☆☆☆
ステージもまた私の立つべき戦場...それはもちろんわかっている
だがどうしても、心のどこかで私のいるべき場所はここではないのではないか、装者として戦うことこそが防人としての務めなのではと思ってしまう
そしてそれと同時に、私が装者として戦ったところで...とも
翼「...」
浮上した棺の対処、南極からの帰還途中での襲撃
そのどちらも、私は何一つ成せていなかった
もちろん襲撃してきたアルカノイズや錬金術師と思しき人物を即時に殲滅、撤退させた暁と月読を軽く見ているわけではないし、棺を墜とした奏より私が優っていると驕っていたわけでもない
だが、だが...私はもしもの思考を止めることが出来なかった
マリア『今やれることに集中するの、ステージに立って歌うのは貴女の大切な役目のはずでしょ』
そんな私に踏ん切りをつけさせてくれたのは、マリアだった
マリアの言うことは至極もっともで、私が目を逸らしていたことを正面から叩きつけられた気分になる
けれどおかげで切り替えることは出来た
翼『だが、それには一つ条件がある』
言われてばかりは癪だったので少しばかりの仕返しは、させてもらったが
マリア「くっ、翠といいクリスといいあの子達はこういう時ばっかり...」
スマホの画面を睨みつけ唸っているマリア
そうさせたのは私の出した条件...『凱旋ライブにサプライズで共に歌ってほしい』というものだ
驚愕し渋っていたものの、何とか良い返事をもらえたのは良かったのだが、どうやら無駄な足掻きをしようとして見事失敗したらしい
翼「そんなに私と2人で歌うのは嫌か?」
マリア「そ、そうじゃないわ!そうじゃないけど...やっぱり可愛くないわね...!」
- 155 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/12/04(水) 03:39:18.62 ID:YpVXMlgY0
- 急遽決まったマリアの参加によりライブの内容は少々変更になった上、マリアにはあと3日しかないにも関わらず歌と踊りを覚えてもらわなければいけなかったが
流石は現役、飲み込みが早い
デュエット曲は私も同じ条件なのだから、負けてはいられないな
翼「諦めろ、そろそろ休憩も終わる、レッスン再開だ」
マリア「はぁ...そうね、それで次はどこからだったかしら?」
翼「次はここのパートの...」
キィィィィン...
翼「っ、ぐ...!?」
マリア「翼!どうし...ぅっ!?」
ダンスの表を見ていた私達は、その時突然頭に強烈な衝撃を感じた
それと同時に脳裏に見たこともないはずの謎の光景がフラッシュバックする
地面に横たわる無数の少女の亡骸...
そのうちの一人を抱きかかえ、張り裂けんばかりに声を上げて泣いている別の少女...
翼「...っは!」
今のは一体...あの少女は、誰なんだ...
- 156 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/12/04(水) 03:40:04.02 ID:YpVXMlgY0
- マリア「っはぁ、はぁ...何なの、一体...」
翼「っ、マリア...マリアも何か見えたのか」
見てみると、マリアもまた頭を抑え乱れる呼吸を整えようと息を吐いていた
翼「何が見えたんだ、マリア」
マリア「科学者...マムでもドクターでもない、けれど白衣を着た誰か...それに手を伸ばすもう一人の誰か...」
翼「科学者...」
私が見たものとは違う、か
翼「その科学者の顔は」
マリア「見えなかったわ、逆光で...性別もよくわからなかった...何なのかしら、これは」
翼「わからない...だが私もマリアの見たものとは違うが、見えたものがあった...」
これは私達だけなのか...?
ともかく、ただの幻覚や見間違いの類いとは思い難い、叔父様達にも知らせた方がいいか
***
どの視点から?安価下
1 翠ちゃん(試練の時間)
2 『翠』ちゃん(訓練の時間)
- 157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/04(水) 03:53:34.26 ID:oBGEEdpK0
- 2 たまにはビッキーと訓練しようぜ
- 158 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/12/04(水) 04:12:39.81 ID:YpVXMlgY0
- ☆☆☆
で〜れれ〜で〜でん!
☆☆☆
翠は学校から帰ってきてから二度寝、もとい若葉ちゃんや園子ちゃんのいる深層世界に向かった
なんでも、『私』も夏菜達も何だかんだ上手くやれた試練に自分だけ失敗続きなのが地味に気になっていたらしい
最初は『私』も付いて行こうかと思ったけどそういうことなら行かない方がいいよね、まぁどうせフルシンクロした時に記憶は共有出来るし
で、暇になった(いつも暇とか言ってはいけない)『私』は
響「誘ってくれて嬉しいな!」
すでに帰ってきていた響さんを訓練に誘うことにした
『翠』「今日はよろしくお願いします!」
訓練内容安価下
(対決ならギアの有無等)
- 159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/04(水) 04:39:11.76 ID:O5tEQSqiO
- ギア有りでの特訓
何かトラブルあるといけないから誰か見守ってくれると安心
- 160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/04(水) 21:34:08.48 ID:SvjHJo2y0
- 翼とカリオストロがMETANOIAでユニゾンだと!
- 161 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/12/05(木) 03:26:20.18 ID:oOEB97lL0
- 特訓、といっても内容は対決
所謂いつもやっている模擬戦だ
『翠』「ふぅ...よしっ」
いつかはリベンジしたいと思っていた相手...昔の身勝手な八つ当たりじゃなく、純粋にただ高いその壁を打ち破りたいという想いでいっぱいになる
私は念入りに準備体操をして、対決に臨んだ
『翠』ちゃんどのギアで行く?安価下1
1 アメノムラクモ
2 アメノムラクモ(勇者ギア)
3 アスクレピオス(戦闘不向き?)
4 イミテーター(イグナイトなし)(何か模倣する際は何を模倣するか記述)
5 イミテーター(銀色のギア)
6 ミョルニル(イグナイトなし)
7 神獣鏡(他のギアと同時展開する場合はどれと同時展開するか記述)
8 フォーク
9 アメノオハバリ
10 レーヴァテイン
11 フツノミタマ
12 わっしーセット
(1、2、7、8、9、10、11、12はイグナイトも可、その場合は数字の他にイグナイトと記述してください)
どう戦う?安価下2以降
- 162 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/12/05(木) 03:31:52.51 ID:oOEB97lL0
- ***
訂正
『翠』ちゃんどのギアで行く?安価下1
1 アメノムラクモ
2 アメノムラクモ(勇者ギア)
3 アスクレピオス(戦闘不向き?)
4 イミテーター(イグナイトなし)(何か模倣する際は何を模倣するか記述)
5 イミテーター(銀色のギア)
6 ミョルニル(イグナイトなし)
7 神獣鏡(他のギアと同時展開する場合はどれと同時展開するか記述)
8 フォーク
9 アメノオハバリ
10 レーヴァテイン
11 フツノミタマ
12 わっしーセット
(1、2、7、8、9、10、11、12はイグナイトも可、その場合は数字の他にイグナイトと記述してください)
審判兼監視安価下2
(翠ちゃん、翼さん、マリアさんは選択不可)
どう戦う?安価下3以降
- 163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/05(木) 03:32:29.00 ID:3izla7JXO
- 1
勇者ギアは神頃しでワンパンされかねない
- 164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/05(木) 03:40:45.06 ID:imS3vNaQO
- ストッパーといえばクリスちゃん
- 165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/05(木) 18:19:25.02 ID:ShfnjMKx0
- 大満開ゆーゆ不在+黄金状態じゃなくても普通に強い上に隙がない…
受け流しは狙わずに回避に専念、爆裂大剣投げで隙を作らせた直後に衝破ノ球を投擲!
- 166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/07(土) 00:50:19.56 ID:rkXudpIP0
- 翠の歌はStarry Heavens
- 167 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/12/07(土) 04:26:17.40 ID:kxL1s4Ow0
- クリス「あー、まぁ、つーこって審判はアタシが担当になった」
いざ対決開始!というところで、審判の存在が判明した
いやいつも友里さんなりエルフナインちゃんなりがしてくれてたりもしたけど...ギアの数値計測も兼ねて
響「わーい!クリスちゃんも混ざる?」
クリス「審判っつってんだろうがこのバカ!」
『翠』「有難いけど...何故にクリスさん?いや本当に有難いんだけども」
逆に友里さんやエルフナインちゃん以外が審判をするのなんてとても珍しいことなんじゃないかな
クリス「何でってそりゃ、お前らだけでギア有りの試合なんてさせたら何が起こるかわかんないからだろ?」
『翠』「な、何をぅ!?」
クリス「おう『お前』も翠に負けず劣らずのはねっ返り娘だってのは聞いてんだからな」
『翠』「待ってクリスさんそれ言ったの誰!?」
クリス「とにかく、だ...トラブルが起こらないように監視するのがアタシの役目だ、わかったらとっとと始めてとっとと終われ」
響「投げやり...」
・・・
「Imyuteus amenomurakumo tron」
「Balwisyall Nescell gungnir tron」
そういうわけでクリスさんが審判兼監視、あともしもの時のストッパー役になった今回の対決
『私』はアメノムラクモ、響さんはガングニールで始まった
『翠』「夜空を駆〜ける、流れ星を〜今、見つけられ〜たら〜、何を祈る〜だろう」
響さん相手に手抜きも手加減も出来ない、全力全開、フォニックゲインをがんがん発信していかないと
その為に『私』は歌を歌い、この場限りの主役を先手で取った
- 168 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/12/07(土) 04:27:16.53 ID:kxL1s4Ow0
- 『翠』「旅立つき〜みと、交わした約〜束、心の中に、いつ〜もある...」
『私』は剣を、響さんは拳を構え、睨み合う
響「ふっ!」
先に動いたのは響さん
一瞬姿がブレたかと思えば、目の前まで迫り拳を突き出してきていた
速いっ!間合いを詰めるとかそういうレベルじゃない!
『翠』「ッ」
響「はっ!」
咄嗟に首を捻りながら横に飛び回避すると、もう片方の拳が下から振り上げられてきた
『翠』「くぅッ」
後ろの方向にバク転しそれも避け、剣を振り上げながら着地
響さんも『私』の剣を避けるように後ろに跳んだ為、期せずして互いに距離を取る形になった
響「やぁっ!はっ!」
響さんと戦ったのは『私』の中では翠と共に挑んだ試練が最後のつもり
あの時は他に大満開の友奈ちゃんもいたし響さんも金ピカだったから勝てなくても...って感じがなくもなかったけど
訂正しよう、そんなの関係なく響さんは素で隙もなく強い
『翠』「ね〜むれ〜ないよ〜るに、聴き〜たいのは君〜のこ〜え...あ〜さ日〜が来る〜まで、語〜り明かした...」
響「ハァッ!」
『翠』「隣で夢中で話す横顔は〜輝いていたよねぇッ!」
前より断然速いし重い拳、まともに受ければ一発KOの可能性もあるし、剣で受けてもこっちの腕が痺れるだけだろう
ならどうにか隙を作らせてそこを突くしかない
- 169 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/12/07(土) 04:28:05.58 ID:kxL1s4Ow0
- 『私』は必死で回避に専念しつつ、両手に握った剣にフォニックゲインを注ぎ続けその時を待った
『翠』「夢を追う〜君〜と見守るぼ〜くに...同じ星の光りが降りそ〜そぐ
振り返ら〜ずに、歩いて欲しいと
涙堪〜えて、見お〜く〜った!」
まずここっ!
片方の剣を大型化させながら響さんの拳を大袈裟に避け、距離が開いた瞬間にぶん投げるッ!
響「!甘いよッ!ダァッ!!」
『翠』「夜空を駆〜ける、流れ星を〜今、見つけられ〜たら〜、何を祈る〜だろう!」
そしてその投げつけられた大剣を響さんが蹴り飛ばしたところにもう片方の剣を投げつけるッ!
『翠』「旅立つき〜みと、交わした約〜束、心の中に、いつ〜もあるッ!!」
もう片方の剣を投げつけるッ!
今度の剣は回転しながら光に包まれて球体に
そのまま行っちゃえ!最速で最短で真っ直ぐに一直線にっ!
『衝波ノ球』
響「っ!ならそれもぶん殴るッ!!!」
『翠』ちゃんコンマ下1
響さんコンマ下2
(コンマが大きい方が勝ちですが、ゾロ目だった場合相手より数値が低くても勝ちになります)
(両方ゾロ目なら大きい方が勝ちとなり、同じ数値なら引き分け続行です)
(翠「節子、それシンフォギアやない、シンフォニアや」
女神「世界は救われる...彼女を失えば...」)
- 170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/07(土) 04:37:07.45 ID:M7TxqIfS0
- はいよ
- 171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/07(土) 11:48:01.03 ID:FBWnH/uU0
- x
- 172 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/12/08(日) 01:12:29.67 ID:M89FRv6x0
- 球体と響さんの拳はバシンとぶつかり合い
パァンッ...!
その瞬間、球は爆ぜた
『翠』「くっ...」
全方位に強い光と衝撃波が放たれ、離れていた『私』も吹き飛ばされそうになる
『私』は目元を腕で塞ぎ脚を踏ん張って成り行きを見守った
奇襲の警戒をしつつ、光が収まるのを待つと...
響「...」
っ!やっぱりまだ立って
響「...きゅぅ」
パタン
『翠』「...えっ」
響さん、倒れ...えっ嘘まさかもしかして...
『翠』「勝っ...た?」
勝った?今響さん倒した?『私』一人で?
クリス「よーしそこまでに」
『翠』「勝った〜!勝った勝てたよ勝てました〜ッ!」
クリス「おっおいバカいきなり抱き着くな!///」
『翠』「やった〜ッ!!」
勝てた...あの響さんに!
『翠』「見てましたかよもぎ〜っ!お姉ちゃん勝ちましたよ〜ッ!!!」
思わず感情が抑えられなくなるほどに『私』ははしゃぎ、次の瞬間極度の緊張から解かれたことによりそのまま気を失った
☆☆☆
で〜れれ〜で〜でん!
☆☆☆
若葉「試練を?」
翠「はい」
あの棺がラスボスなんてことがあるとは思えませんし、今後あれよりもっと強いのが立ちはだかるのはほぼ確実
なら今のうちに、私はやれることをやりたいし増やしたい
そう思い、幾度となく失敗してきた試練にもう一度挑戦することに決めました
園子「ちなみに12星座制覇+風雲児様コースといきなり風雲児様コースがあるけどどっちがいい?」
安価下
1 12星座+風雲児様コース
2 いきなり風雲児様コース
- 173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/08(日) 01:26:13.62 ID:dUdAr7xC0
- 2
星座ラッシュはやりたいけど長引きそうだからね…
- 174 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/12/08(日) 02:10:29.47 ID:M89FRv6x0
- 『翠』「いきなり風雲児様コースでお願いします!」
若葉「まぁ、そうだろうな」
私がそっちを選ぶのはわかっていたのか、若葉ちゃんはすでに準備が出来ているようです
園子「バーテックス相手のもいつでも出来るし、それに今のりんりんにとってはより多くの対人戦の経験の方が大切だろうしね」
若葉「ノイズ、アルカノイズだけであればいざ知らず、敵は錬金術師...人間だからな」
翠「錬金術師とバーテックスでどっちの方が手強いかって話になるとまた別ではありますけどね...」
園子「でも思考も対話も出来る敵との戦いを学んでおくのも大切だって私達も知ってる...いっそどこぞの鏑矢組とかスパイの人達も呼べたら」
翠「不意打ちでコラボフラグ増やそうとするのやめてください!?」
翠ちゃんどのギアで行く?安価下1
1 アメノムラクモ
2 アメノムラクモ(勇者ギア)
3 アスクレピオス(戦闘不向き?)
4 イミテーター(イグナイトなし)(何か模倣する際は何を模倣するか記述)
5 イミテーター(銀色のギア)
6 ミョルニル(イグナイトなし)
7 神獣鏡(他のギアと同時展開する場合はどれと同時展開するか記述)
8 フォーク
9 アメノオハバリ
10 レーヴァテイン
11 フツノミタマ
12 わっしーセット
13 ロンゴミニアド(イグナイトなし)(未使用)
14 玉手箱(イグナイトなし)(特殊)
(1、2、7、8、9、10、11、12はイグナイトも可、その場合は数字の他にイグナイトと記述してください)
どう戦う?安価下2以降
- 175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/08(日) 02:31:49.62 ID:+K6abGciO
- 2
- 176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/08(日) 12:26:13.08 ID:4KPBkEdxO
- 試練一段階目を突破してるからか風雲児様はいきなり切り札を使ってくる
翠ちゃんはトドメに行く時に切り札を使う それまではカウンター重視のスタイルで
- 177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/08(日) 19:33:06.82 ID:dUdAr7xC0
- 若葉様はSSR技をガンガン繰り出してくる
翠ちゃんも負けずじと技を真正面から出す
- 178 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/12/09(月) 03:41:43.29 ID:syjjNRm70
- 「Imyuteus amenomurakumo tron」
私が選んだのはアメノムラクモ、それも勇者ギア
若葉ちゃんには若葉ちゃんの力で挑ませてもらいます!
若葉「では始めようか...加減は無しで行く、来い!『源義経』ッ!」
対する若葉ちゃんは開始早々パワーアップ
『源義経』の力をその身に宿しました
翠「最初から切り札っ!?」
若葉「ハッ!」
紅色のマフラーを靡かせ目にも留まらぬ速さで駆ける若葉ちゃん
あっちからこっちへと動き、すれ違い様に刀を振るってきます
どうにか目で追えるレベルとはいえ、目で来る方向を確認して剣を構えるのにはタイムラグが、隙が生まれてしまい全てを避けるのは難しい
翠「くっ、がッ...」
なら斬られてでも斬り返す勢いでッ!
若葉「ふっ!」
『一投飛翔閃』
翠「ぐぅっ、そこッ!!」
『緋ノ一閃』
若葉ちゃんの技が放たれたであろう場所の、少しズレたところに向けて私は技を放ちました
若葉「っ」
若葉ちゃんは技を出すときは狙いを定める為に動きが若干遅くなります、となれば技を出した直後、速度を上げ直した瞬間ならまだ技を放った場所からそんなに距離は離れないはず
その予想は当たっていたのか、今回の対決で初めて若葉ちゃんに息を飲ませられたようです
若葉「悪くない、たぁッ!」
翠「やぁっ!」
- 179 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/12/09(月) 03:42:34.93 ID:syjjNRm70
- それから再び四方八方から繰り出される斬撃をなるべく避けながら斬り返し、そして
若葉「ひーなたーッ!!!」
翠「真横に向けて恋愛発破ァッ!!」
『飛閃緋那汰』
『天叢雲剣ノ雨』
技には技をぶつけていきます
若葉「ふっ!ハァッ!」
翠「セイヤーッ!!だりゃあっ!!」
『無心の一刀』
『華麗なる一閃』
『ディメンション・スラッシュ』
『ウルトラ・ソード』
狙うは若葉ちゃんの動きが鈍くなるタイミング
技を連続で出し続けたここっ!
翠「お借りしますッ!」
私は私の技と若葉ちゃんの技がカチ合った瞬間地面を蹴り、同時に切り札を使用しました
『源義経』の力で跳ね上がった身体能力は私の身体を一瞬で若葉ちゃんの目の前まで届かせます
若葉「飛び込んできたかッ!」
翠「負けないッ!!」
翠若葉「「ヒィィナタァァァッ!!!」」
『一閃緋那汰』
『一閃緋那汰』
翠ちゃんコンマ下1
若葉ちゃんコンマ下2
(コンマが大きい方が勝ちですが、ゾロ目だった場合相手より数値が低くても勝ちになります)
(両方ゾロ目なら大きい方が勝ちとなり、同じ数値なら引き分け続行です)
(園子(やっぱりこの場にいない人の名前を叫び合ってるのは中々シュールなんよ...))
- 180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/09(月) 03:46:58.06 ID:Fqz0bRbM0
- 勝て!
- 181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/09(月) 03:48:18.89 ID:TtO7bzBHO
- 若葉様強すぎねーか…
- 182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/09(月) 03:57:30.10 ID:Fqz0bRbM0
- 翠ちゃんいくらなんでもコンマ運無さすぎない?
- 183 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/12/09(月) 04:16:00.11 ID:syjjNRm70
- 同じ力、同じタイミング、同じ技
ならこの勝負は互角
翠「ああぁっ!!」
そう思っていた時期が私にもありました
・・・
技と技はぶつかり合い最初こそ拮抗しましたが、徐々に押されていった私はそのままギアが解除され
完璧なまでの敗北です
そして現在はテーブルを囲んでのティータイム
園子「最後の技に込めた愛の差が決め手だったねぇ」
翠「愛ですか...愛なら仕方ないですね...」
若葉「何故そこで愛」
若葉ちゃんお約束ありがとうございます
それがシンフォギアですからねぇ
若葉「まぁ、機動力に特化した『源義経』の切り札をあえて最後の奇襲、特攻に掛けたのはよく考えたと思うぞ」
園子「そうだねぇ、少しリスキーではあるけど、上手くいけばかなりの有効打には違いなかったわけだし」
しかし、結局勝ててませんからね...
何か話す?安価下
(特になければ表に戻ります)
- 184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/09(月) 11:33:31.64 ID:4GzdxCvIO
- 中々試練達成できずモヤモヤしていると「確実に強くなってるし戦闘技術も成長してる」と褒められる
- 185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/09(月) 23:25:33.78 ID:Fqz0bRbM0
- ライブに関して話すと
「何事も無ければいいね〜…何だか悪い予感がするんよ」
- 186 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/12/10(火) 02:23:28.44 ID:CFPk016B0
- 翠「はぁ...」
何かが足りない、とかよりもう向いてないとかなんでしょうか
そもそも『源義経』の切り札だって実戦だったから許可されただけで若葉ちゃんを負かして許可を得たわけでもなく...
やっぱり最初の頃が順調過ぎたんですかね...そもそも私の当初の目的は早々に達成されたわけですし
まぁその目的自体この世界からしてみればいい迷惑...あれ?私自体が迷惑な存在?アポロチェンジ?
若葉「そう落ち込まないでくれ翠さん...翠さんは確実に強くなっているし、戦闘技術も成長している」
翠「本当ですか...?」
若葉「あぁ、私が保障しよう」
翠「若葉ちゃん...」
正直、今の私の実力...というか勝率に思うところが無いと言ったら嘘になります
けれど、これで腐っていてはいけないということですよね
翠「...よしっ!」
慰められてばかりじゃ格好がつきません、それに精神年齢的なのとかそれぞれの生きた時代を置いておくと若葉ちゃんは一つ下...年下の女の子にこんなに言わせたんじゃ年上としての威厳もあれです、えぇ私にとって周りの環境的に年下は貴重ですし!
切り替えていきましょう
- 187 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/12/10(火) 02:23:59.74 ID:CFPk016B0
- ・・・
園子「そういえば、りんりんはライブ断ったんだね〜」
翠「ライブ?...あぁ、凱旋ライブですか」
翼さんの凱旋ライブですし、しかもマリアさんが勝手に増やそうとした枠なんて有って無いようなものですが
翠「翼さんとマリアさん2人だけのライブなんて久しぶりですし、多分翼さんが望んだのもそれでしょうから」
もういい加減あの2人は新しいデュエットでも作ったらどうなんでしょう...奏さんの手前それはっていう暗黙の了解でもあるんでしょうか
若葉「ふむ、そういうものなのか?」
翠「若葉ちゃん、ひなたちゃんにデートに誘われた時に若葉ちゃんが「よし、なら友奈達も誘うか!」って言ったらひなたちゃんにムスッとされません?」
若葉「待て、何故私がそれを行なったことがある前提で聞くんだ」
園子「でもひなたんクラスだと笑顔でそれを受け止めるくらいしそう?「あらあらそれも楽しそうですね」って感じで〜」
翠「あ〜確かに...」
若葉「聞け!」
とにかく、ライブの話はもう断ったことですし今更それを変えるつもりもありません
何らかのトラブルが起こった、とかなら別ですけど緒川さんも付いてますし平気でしょう、怪我や病気には無敵のアスクレピオスもありますし
園子「ん〜...でもその凱旋ライブ、何事も無ければいいね〜...何だか悪い予感がするんよ」
翠「悪い予感?」
その時、園子ちゃんが気になる発言をしました
何せ園子ちゃんの勘はよく当たります
園子「ごめんね、意地悪で言ってるわけじゃないんだけど」
翠「ふむ...」
しかし考えてみれば、シンフォギアにおいてライブは結構な頻度で何かしら起きている気もします
会場や別の場所でノイズが大量発生したり、アイドル大統領が誕生したり、終わった後オートスコアラーが訪ねてきたり...あれ?基本全部?
私の時もこの間は機材トラブルがありましたが、本編はそんなものじゃなかったですね
翠「クリスさんの時は何事もなかったので思い至りませんでしたが...」
少し、警戒はしておいた方がいいかもしれません
- 188 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/12/10(火) 02:24:34.12 ID:CFPk016B0
- ・・・
『翠』「なるほどねぇ...じゃあとりあえず当日は会場に着いたらいつでもギア纏えるようにしといた方がいいかもね」
翠「えぇ、先日の錬金術師の襲撃のこともありますし」
そういえば今日は午後のミーティングの際にその錬金術師についての情報共有するらしいですね
なんでも映像の解析結果が出たとか
私はその時ちょうどその映像を見られていなかったので、顔だけでも覚えておかないと
『翠』「で?今からどこに行くの?」
若葉ちゃんとの試練の疲れも取れた次の日、私は『翠』を誘って本部のとある部屋に向かっていました
翠「園子ちゃんの話を聞いて、スルー決め込み過ぎて手遅れになってもと思い返したので今日はこっちから関わってやろうかなと...あ、ここですね、ししょー達には許可貰ってますよ」
『翠』「ここの部屋?ここに何が...あー、そういうこと」
その部屋に保管されているのは6本の刀
すなわち、刀使フラグが具現化されてるアレです
翠「この前は謎の声が聞こえてきましたし...また何か反応したり変化していたりすんじゃ、と」
コンマ下1
奇数 何かしら反応や変化あり
偶数 特になし
どんな反応や変化?安価下2以降
(コンマ下1が奇数の場合のみ採用)
- 189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/10(火) 02:39:50.89 ID:KuBq8JcR0
- どっせい!
- 190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/10(火) 03:44:34.19 ID:IzYsomRrO
- 刀の持ち主らしき少女達の声が聞こえた…気がする
- 191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/10(火) 10:49:39.53 ID:PUJ+99kcO
- 声の台詞の内容の安価とか来そう
安価下
- 192 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/12/11(水) 02:17:27.30 ID:9HS3ZGPV0
- 6本の刀は変わらずただそこにあるだけの存在となっていて、とても最初は突然出現し尚且つ謎の振動を起こしていたとは思えません
あるいはそれらも全て勘違いで、単に偶然この世界に元からあるこの6本が同時に発見された、とかなら助かるんですが
《ーーーーー》
翠「っ...今、何か聞こえませんでした...?」
『翠』「聞こえなかったことにしたいんだけど...」
聞こえてたようですね...
今確かに、少女のような声...それも、これらの刀の持ち主の人達と思しき声が...
声の内容やこの後どうするか安価下
(この後どうするかはどうもしない場合は次の行動に移ります)
(こちらに声をかけているのか、はたまた刀を通してどこかの世界での誰かの会話が聞こえてしまっているだけなのか...)
- 193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/11(水) 02:34:05.71 ID:6pG6RtCpO
- ノイズ(雑音の方)が入り混じっててよく聞こえない…
「御刀に対応した装者と…フォニックゲインを…」的な声が微かに聞こえた
- 194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/11(水) 02:51:07.13 ID:T2mQRNK/O
- 午後の用事もあるし警戒しつつスルー
コンマ判定とかはお好きに
- 195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/11(水) 03:02:40.64 ID:KxbwIYjE0
- 〈ザザザッ悪いようにはしない…話を聞いてくr…ザーッ〉
以降また聞こえなくなる
- 196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/11(水) 03:42:03.58 ID:Tjia8KPIO
- トンネル抜けたみたいに突然明瞭に聞こえだす
- 197 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/12/12(木) 03:47:44.29 ID:gRccQZE40
- 翠「ま、まぁあれですよ、よくある何やかんやで偶然通信繋がっちゃってたみたいな、きっとただのガールズトークが...」
そんな淡い期待を抱いていると
《...ザザッ...御刀に対応した装者と...フォニックゲインを...ザッ...》
『翠』「ノイズ混じりで聞き取りにくいけどなんか聞き捨てならない台詞聞こえてきたんだけど!?」
翠「な、何かの間違いですよ...多分「小魚に大根入れたサラダとお肉食べたい」とかそんなんですよ...」
『翠』「それはそれでどうなの!?」
いやいや待て待て待ちなさい
だって聞こえてくる声は明らかに刀使の皆さんなのにその内容がシンフォギア知ってる風って時点でもう理解出来ないんですが!?まさかもうコラボすでにどこかでした後!?後日談!?
翠「これはアレです、藪蛇です、一旦聞かなかったことにして帰りましょう」
『翠』「えぇ...」
翠「今日は午後にミーティングも控えてるんです!やはりこういうのは一日中暇な日にやるべきです!あっでも月から金は学校ですし土日は唐突に仕事入れたくなってきましたね〜」
えぇ、こういうのは興味本位で触れちゃいけない案件なんですよ、ゆゆゆ世界に飛ばされたことを忘れましたか!
《...ザザザッ...悪いようにはしない...話を聞いてくr...ザザッ...》
『翠』「こっちの声聞こえてるっぽいけど!?」
翠「う、狼狽えるな!というか落ち着きなさい、悪いようにはしないは悪いようにする人しか言いません!よって今日はおしまい!解散!」
- 198 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/12/12(木) 03:48:31.15 ID:gRccQZE40
- SOSっぽい台詞?はっはー甘く見ましたね
私はそんな助けを求める声には無償で手を伸ばすほどのお人好しではないのです!ここに響さん達やししょー達がいなかったのが刀の向こうの貴女達にとっての最大の不幸ッ!
翠「とにかく帰ります今すぐ帰りますコラボフラグほど無警戒に首を突っ込んでいいものではないんです」
『翠』「で、でも...あ、ほら、コラボだったら何やかんやで退場者は出ないだろうし...」
翠「ゲスト枠が死なないなんてのはもう古いんですよ!未来から来た水のライダーの最期を忘れましたか!」
《ザッ...頼む...話を...》
聞いちゃダメだ聞いちゃダメだ聞いちゃダメだ聞いちゃダメだ聞いちゃダメだ聞いちゃダメだ聞いちゃダメだ聞いちゃダメだ聞いちゃダメだ聞いちゃダメだ聞いちゃダメだ聞いちゃダメだ聞いちゃダメだ聞いちゃダメだ...
《ザッ...話を聞けと言っているだろうがァッ!!!》
ひぃっ!cv:大西沙織さん!?
- 199 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/12/12(木) 03:49:08.28 ID:gRccQZE40
- 《ひ、姫和ちゃん落ち着いて!》
《えぇい離せ可奈美っ!おい!そこにいるのはわかってるんだぞ!いい加減何か返事をしろッ!》
さっきの怒鳴り声以降、まるでトンネルを抜けたみたいに突然雑音もなく明瞭に聞こえてくるように
翠「この部屋を出ますよ!早くっ!」
『翠』「えっちょっ本当にスルーするの!?」
翠「しますよそりゃ!」
せめて色々問題が落ち着いているタイミングならまだしも、アダムさんとか謎の声さんの警告についてもよくわかってない今余計なのを増やす余裕はないんですよ!
コンマ下
奇数 部屋を出てもしっかり聞こえるしなんなら会話も出来る
偶数 流石に部屋から出たら聞こえなくなる
ゾロ目 というか来る
- 200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/12(木) 03:53:29.64 ID:5+pfmiH80
- 逃げ切れるか
- 201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/13(金) 01:04:46.86 ID:Rtk5fiOxO
- これ他の4人もいる感じかな
- 202 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/12/13(金) 02:19:48.39 ID:py6ctouR0
- ・・・
翠「...よし、流石に部屋から出たら聞こえなくなりましたね」
『翠』「圏外って感じかな...」
声が聞こえるのはとんでもなく狭い範囲ってことなんでしょうか
もしくは壁や戸のような障害物があると遮られるとか...
とにかくこれで常時声が聞こえてくるなんていうことにはならないことがわかりました
翠「これは別に放置するわけではありません、あくまで後回しにするだけです」
『翠』「それを放置って言うんだよ」
いいんですよ!ただでさえ私の中では(今は『翠』に憑いていますが)奏さんやセレナさんのような退場キャラに加えて若葉ちゃんや園子ちゃんのような謎繋がりまであるんですから
これ以上はキャパオーバーです
翠「進展はあった、それだけで今回は十分です...大丈夫ですよ、たまにチョコミントでもお供えしておけば」
『翠』「うん、絶対やめた方がいいと思う、逆効果でしょ」
・・・
所変わって今度は司令室
午後のミーティングの時間です
集められた私達装者全員に共有された情報は予定通り、先日襲撃してきた錬金術師の襲撃について
弦十郎「これがその時の映像を解析したものだ」
スクリーンに映し出されたのは、桃色の髪に同じ色のイヌ耳のようなものを生やした少女...
コンマ下
奇数 知らない錬金術師ですね
偶数 知ってる錬金術師です!?
ゾロ目 何なら連絡先も...
(元パヴァリア光明結社ルート故のボーナス判定)
- 203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/13(金) 02:24:10.96 ID:MGeziRC/0
- デレろ!
- 204 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/12/13(金) 02:59:09.69 ID:py6ctouR0
- 翠「あっ...!?」
弦十郎「む、どうかしたか翠くん」
翠「い、いえ何でも...」
スクリーンに映し出された錬金術師の少女
その人は、私の知っている人でした
エルザさん
私が数ヶ月前、パヴァリア光明結社に属していた時に知り合った錬金術師...
とある理由で複数の獣のDNA配列が後天的にインプラントされていて、それが外見にも現れているのが特徴
ちなみにあの耳は犬じゃなくて狼です
翠「...」
エルザさんが動いた、ということは、きっとあの2人も...
もしかして今回敵となる相手は...
何かする?安価下
1 高感度判定
2 特になし
3 その他(記述)
(1の場合翠ちゃんの某錬金術師3人組についての事前情報の量や今後遭遇した際の反応に変化が)
(2の場合凱旋ライブ当日に飛びます)
- 205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/13(金) 03:08:30.02 ID:Rtk5fiOxO
- 3 恐らくもう二人いる可能性がある事を伝えておく
- 206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/13(金) 03:25:48.67 ID:9ntaLyxV0
- 1もついでにできないものか
- 207 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/12/14(土) 02:56:02.91 ID:HrjrfS9u0
- 翠「...あの、根拠とか確証とかはないし聞き流してもらっていいんですけど」
原作知識も利用出来ず、それどころか今が原作とどれくらい違っているのかもわからない現状何も言うまい、そう一度は思ったのを考え直し、私は小さく手を挙げました
弦十郎「何か思い至ることがあったか」
翠「いえ、ただ...きっともう2人くらいお仲間の錬金術師さんが出てくると思うんです」
友里「根拠も確証もないって言っていたけれど、割と具体的な数字ね」
翠「た、ただの経験則なので...」
本当は根拠はなくはないですけど、確証がないのは根拠がないのとほぼ同じ
そういう基準で行かせてもらいます
けれどまだ、言うべきではない...完全な敵対関係の今はそう思うのも事実
翼「経験則、か...確かにサンジェルマン達はアダムやティキとは別の思惑があったな」
クリス「マリアと後輩共も3人組だしな」
マリア「でもキャロルの時はオートスコアラーを合わせて5人...巨大なものも含めれば6人だったわよ?」
翠「なのでまぁ、2人「くらい」と」
そりゃ敵が全部で3人が経験則ってのは建前ですからね、適当に言っただけですよ
しかし嘘でもない、えぇ私基準ですが!
高感度判定する?安価下
1 する
2 まだしない
(ちなみにここでしない場合の次の高感度判定チャンスは3人のいずれかに遭遇した時です)
- 208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/14(土) 03:09:07.05 ID:Fv5cppq+O
- 2 次に回そうか
- 209 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2019/12/14(土) 03:31:04.30 ID:HrjrfS9u0
- ・・・
襲撃してきた錬金術師の正体が知ってる人だったという私にとっては衝撃的だったミーティングの日
それから日付は変わり、今日は翼さんの凱旋ライブ当日...なのですが
響「久々の翼さんのライブだよ!?翼さんの凱旋だよ!?だけどこんなんじゃ間に合わないよぉ!!」
クリス「どうしようもないだろ、道路が混雑してんだから」
もうすぐライブが始まるというのに、私達を乗せたS.O.N.G.の車は見事に渋滞に足止めを食らっていました
調「マリアも急に来られなくなるなんて」
切歌「ついてない時はどこまでもダメダメなのデス」
ちなみにマリアさんがライブに一緒に出ることは身内に対しても秘密
知っているのは私やクリスさんのような関係者だけ
例外的に『翠』も知ってますが、マリアさん的にはそれも想定内だったようで私達同様口止めされてます
夢姫「1年前はここまでじゃなかったはずですけど」
『凜音』「海外進出したのもあって人気もさらに上がっていきましたからね」
夏菜「バラエティに出たのも知名度アップに繋がったとか...って翠さん達大丈夫ですか?汗すごい出てますけど」
こ、これどっちなんでしょう...
渋滞にはまった結果もうすぐ会場に着くってタイミングで会場の外で騒ぎが起きて結局間に合わないパターンか
会場で騒ぎが起きても渋滞にはまってたせいで助けには入れないパターンか
いえどちらでもなく単にギリギリ間に合って何事もなくライブ楽しめるのが最高なんですけど...
『翠』《ど、どうする?だってこのライブでしょ?園子ちゃんが悪い予感がするって言ってたの》
翠《でもライブに間に合いたいってだけでヘリを出してもらうのは無理ですし、そうなると説教覚悟でギア使っちゃうかテレポートジェム使うかですよ?》
安価下
1 とりあえずじっとしている(一番安全)(常識人なら当たり前)
2 ギア使っちゃう(説教フラグ)(会場までかかる時間の判定有り)
3 テレポートジェム(説教フラグ)(成功かどうか判定有り)
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