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【モバマス】凛「ああ、あこがれのポケモンマスターに」(続)

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102 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/13(水) 21:26:45.46 ID:LmES2dDS0
凛「いや、そんなことは……」

愛梨「ううん。凛ちゃん、まだ本当の力を出してなかったでしょう?」

凛(……!)

凛(まさか……)

凛「……うん」

凛「でもその力は、まだ使わないつもりなんだ」

凛「いつ使うことになるのかはわからないけど」

愛梨「そっか」ニコッ

愛梨「あ、そうだ、これ……よかったら使って」

凛はたつじんのおびを手に入れた!
103 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/13(水) 21:27:16.06 ID:LmES2dDS0
愛梨「それにしても、四天王にすら手が届かないなんて」

愛梨「私もまだまだですね。もっと強くなります。凛ちゃん、この先も……頑張って」

凛「うん……ありがとう。また、バトルしよう」

グッ

ドワァァァァァァァァァァ

『あいりぃぃぃぃーーー!! お疲れ様ーーー!!』

『俺、凛ちゃんのファンになっちゃったかも……でも愛梨のことも大好きだよー!!』

パチパチパチパチ

恵磨『いやあ……手に汗握るバトルでしたね、瑞樹さん!』

瑞樹『そうね。わかるわ。新たなヒロインも誕生したわね』

恵磨『さあー続いて準々決勝、第二回戦だぁー!』
104 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/13(水) 21:28:45.47 ID:LmES2dDS0
今回はここまで
次回の投下は来週の火曜日です

私はガラル地方へ旅に出てきます、探さないでください
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/13(水) 23:30:44.00 ID:sDLC445U0
乙 安価でモノズ取った身としてはこの活躍は嬉しいな
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/15(金) 23:39:23.45 ID:sYC/si220
ガラル地方出身のアイドルがガラルのポケモン引き連れて大会に参戦とかないかな...
107 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/19(火) 23:10:04.40 ID:EWEEE3kX0
お待たせしました、投下します
次は奈緒VSきらりんです

>105
サザンドラは次回以降も活躍する予定なのでお楽しみにです

>106
大会には出ませんがガラルのポケモンは後々登場させる予定です
108 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/19(火) 23:10:39.87 ID:EWEEE3kX0
恵磨『よって、勝者は……』

恵磨『凛選手だぁぁーーー!!』

杏「おおー……」

きらり「うきゃー☆ 凛ちゃんすごーい! 四天王に勝っちゃったにぃ!」

杏「まあ、なかなかやるじゃない」

きらり「でもでも、四天王さん、やっぱし強かったねぇ」チラッ

杏「なに、杏を心配してるの?」フッ

杏「杏なら心配無用だよ。そういうきらりはどうなの?」

きらり「うゆ! 今日はきらりんのポケモンちゃん達も元気いっぱい! いつもよりはっぴはぴだにぃ!」
109 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/19(火) 23:11:09.49 ID:EWEEE3kX0
杏「そうか、なら大丈夫そうだね」

杏「じゃあ……お互い、決勝で会おうね」

きらり「いぇーい☆ 杏ちゃんもはぴはぴでがんばがんばー、だにぃ!」



奈緒「凛が勝った……!」

加蓮「さすがだね、凛」

奈緒「ああ。……でも、あたしだって負けない」

奈緒「次こそ、絶対に凛を倒してやるんだ!」

加蓮「ふふ、凛を倒すの、奈緒が先か、私が先か。どっちでしょうね?」
110 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/19(火) 23:11:42.11 ID:EWEEE3kX0
加蓮「ところで、そろそろ準備しなくていいの?」

奈緒「あ、そうだった」

奈緒「じゃあな、加蓮!」

加蓮「うん、頑張ってね」

奈緒「おう、加蓮もな!」



恵磨『さあさあ、興奮冷めやらぬ準々決勝、続いて第二回戦だぁー!』

奈緒「……」ザッ
111 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/19(火) 23:12:07.74 ID:EWEEE3kX0
恵磨『まずは奈緒選手が登場!』

瑞樹『初出場ながらセンスの光るトレーナーね。ここまで順調に勝ち進んできているわ』

美玲「あいつも凛たちの知り合いなのか?」

凛「うん、そうだよ」

恵磨『対するは……』

きらり「いぇーい! みんな、はぴはぴしてるぅー?」

恵磨『こちらも初出場! きらり選手だー!!』

ワァァァァァァァァァァ
112 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/19(火) 23:12:38.64 ID:EWEEE3kX0
乃々「ひえ……キャラが濃い……」

幸子「きらりさんも凛さんのお知り合いだそうですよ」

美玲「へー。凛ってけっこう顔が広いんだな!」

凛「ま、まあね」

奈緒「……」キッ

きらり「あれれー? どしたのどしたのー?」

きらり「せっかくこんなすっごい所にいるんだよ! もっとニコニコしようにぃ!」

奈緒「お、おう……」ギクシャク

奈緒「なんか、いまいち掴み所がないというか……」

凛(もう既にきらりのペースに呑まれてる……)

未央「なおっちー! 頑張れー!」

卯月「奈緒ちゃーん!」
113 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/19(火) 23:13:04.26 ID:EWEEE3kX0


……………………

控室

杏「ま、きらりなら余裕っしょ」



――別の控室

加蓮「奈緒、頑張れ……!」

……………………

114 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/19(火) 23:13:30.14 ID:EWEEE3kX0
恵磨『準備はいいかな!? それでは……』

恵磨『バトルッ!! スタートォ!!』

奈緒「いくよ、ピジョット!」ポン

ピジョット「ピジョー!」バサッ

ピジョット とりポケモン ノーマル/ひこう
ピジョットが力いっぱい羽ばたくと大木もしなるほどの強風を巻き起こす
美しいハネを広げて相手を威嚇する

きらり「きてきてー☆ ゴルーグちゃん!」ポン

ゴルーグ「ゴル」ズシーン

ゴルーグ ゴーレムポケモン じめん/ゴースト
ポケモンや人を守るために古代人によって生み出された
胸の封印を剥がすとエネルギーが暴走してしまう
115 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/19(火) 23:13:58.62 ID:EWEEE3kX0
奈緒「まずはこっちからいくぜ! エアスラッシュ!」

ピジョット「ピジョー」フィィン

ゴルーグ「ゴル」シュインシュイン

恵磨『ゴルーグを空気の刃が襲うー!』

きらり「……」

奈緒「よし、追撃だ!」

ピジョット「ピジョー!」

シュインシュイン

ゴルーグ「ゴル」ズン
116 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/19(火) 23:14:33.41 ID:EWEEE3kX0
凛(きらりもゴルーグも全然動かない)

凛(でもエアスラッシュに怯んでるわけじゃなさそうだ……)

凛(いや、あれは集中力を高めてるようにも見える)

凛(まるで弓道の選手が、的を狙い澄ましているかのように)

凛「! 奈緒!」

きらり「……!」キッ

きらり「ゴルーグちゃん! ばくれつパンチだにぃ☆」

ゴルーグ「ゴル」ズッ

ゴルーグ「ゴルゥ!」バシュゥ

恵磨『ゴルーグ、ついに動き出したぞぉ!!』
117 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/19(火) 23:15:00.01 ID:EWEEE3kX0
ピジョット「ピジョッ!?」ドゴォッ

恵磨『そして強烈な右ストレートが決まったぁー!!』

きらり「ゴルーグちゃんやるぅ☆ おっけーばっちし!」

ドサッ

奈緒「! ピジョット!」

ピジョット「ピ、ピジョ……」

ピジョット「ピジョー」ピヨピヨ

恵磨『ピジョット、大ダメージを喰らっただけでなく、混乱してしまったー!』
118 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/19(火) 23:15:38.27 ID:EWEEE3kX0
瑞樹『ばくれつパンチは威力も高いし、当たれば混乱させる技だけど、なかなか命中しないのよね』

瑞樹『きらりちゃんはピジョットの動きを読みながら、このパンチを当てるチャンスを窺っていたのね』

恵磨『奈緒選手が優勢と思われましたが一転、流れはきらり選手に傾こうとしています!』

ワァァァァァァァァァァ

未央「ああ、なおっちー!」

卯月「奈緒ちゃん!」

奈緒「くそー、よくも……」

奈緒(いったんピジョットを戻すか?)

奈緒(……いや! そういえばピジョットの特性は……!)

奈緒(それに『あの技』もある……)
119 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/19(火) 23:16:05.97 ID:EWEEE3kX0
奈緒「ピジョット、もう少し頑張ってくれ! エアスラッシュ!」

ピジョット「ピ、ピジョ……」ピヨピヨ

ピジョット「ピジョー」フィィン

恵磨『ピジョット、混乱しながらも技を繰り出した!』

ゴルーグ「ゴル」シュインシュイン

きらり「ゴルーグちゃん! ヘビーボンバーだにぃ!」

ゴルーグ「ゴル」ゴォォ
120 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/19(火) 23:16:37.58 ID:EWEEE3kX0
恵磨『ゴルーグ、手足を格納して飛び上がった!』

ゴルーグ「ゴルウゥゥ」ヒューン

凛「あんな巨体が降ってきたら……!」

未央「ひとたまりもないね……!」

奈緒「ピジョット! 躱せ!」

ピジョット「ピジョッ……」フラフラ

ピジョット「ピジョー」サッ
121 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/19(火) 23:17:07.11 ID:EWEEE3kX0
きらり「うゆ!?」

ゴルーグ「!?」ズドン

恵磨『おーっと、ピジョット、不規則な動きでゴルーグの攻撃を躱した!』

晶葉「ゴルーグが地面に打ち付けられたな。これは反動ダメージも少なからずあるんじゃないか」

未央「ふう、危なかったぁ」

奈緒「混乱させたのが裏目に出たな! あたしのピジョットは『ちどりあし』なんだよ!」

ちどりあし
混乱状態になると回避率が上がる
122 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/19(火) 23:17:36.44 ID:EWEEE3kX0
きらり「うゆー! なるほどなるほど! 奈緒ちゃんあったまいー☆」

奈緒「ピジョット、動けるか!?」

ピジョット「ピジョ……」ピヨピヨ

恵磨『しかしピジョット、尚も混乱が続いている!』

奈緒「なら……」

きらり「ゴルーグちゃん、もっかいおなーしゃー!」

ゴルーグ「ゴル」ゴォォ

恵磨『再びゴルーグが迫ってきたぞぉ!』
123 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/19(火) 23:18:09.71 ID:EWEEE3kX0
ゴルーグ「ゴルウゥゥ」ヒューン

ズドーーン

恵磨『今度は命中だー!』

美玲「ああ、喰らっちまった!」

輝子「ていうかこの試合……私らはどっちを応援すればいいの……?」

幸子「え? そういえばたしかに」

乃々「どっちもで、いいのでは……」

輝子「ま、まあそうか」
124 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/19(火) 23:18:58.59 ID:EWEEE3kX0
未央「うわ、すごい威力……」

奈緒「ピジョット!」

ピジョット「ピ……ピジョ……」グググ

恵磨『ピジョット、何とか持ちこたえたようです!』

瑞樹『しかもさっきの衝撃で混乱も治ったみたいね』

奈緒「よし……」

奈緒「ピジョット! ゴッドバードだ!」

ピジョット「ピジョ!」コォォォォォ

恵磨『ピジョットの体が光に包まれてゆく!』

卯月「え、ゴッドバードって、発動まで時間がかかるんじゃ……」
125 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/19(火) 23:19:28.36 ID:EWEEE3kX0
奈緒「突撃ィィー!!」

ピジョット「ピジョー!!」ズバンッ

卯月「もう攻撃に移った!?」

きらり「ゴ、ゴルーグちゃん!」

ゴルーグ「ゴル……」

ゴルーグ「ゴル!?」

ドッ

126 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/19(火) 23:19:56.07 ID:EWEEE3kX0
恵磨『ゴッドバードが直撃だー!!』

奈緒「どうだ……!?」

シュー・・・・・・

ピジョット「ピジョー」バタンキュー

ゴルーグ「ゴル……」バタンキュー

恵磨『ああっと、ピジョット、ゴルーグ共に戦闘不能だー!!』

ワァァァァァァァァァァ

志希「おお、相討ち!」
127 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/19(火) 23:20:39.36 ID:EWEEE3kX0
晶葉「一見不利な状況から立て直すとは、流石ベスト8入りしたトレーナーだな」

幸子「でも、あのゴルーグの攻撃をよく耐えましたね!」

凛(……なるほど、フラフラしていると見せかけて、『フェザーダンス』を踊っていたんだね)

凛(ゴッドバードがあんなに早く発動できたのは『パワフルハーブ』を持たせてたから、か)

パワフルハーブ
持たせると1度だけ1ターン目に力をためる技をすぐに使うことができる

凛(流石だね、奈緒)
128 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/19(火) 23:21:11.83 ID:EWEEE3kX0
奈緒「頑張ったね、ピジョット」

きらり「ゴルーグちゃん、お疲れ様だにぃ」

きらり「奈緒ちゃん、すっごい強いねぇ! でもきらりも負けないよー☆」

きらり「ナッシーちゃん、おにゃーしゃー!」ポン

ナッシー「ナッシー」ドスン

ナッシー やしのみポケモン くさ/エスパー
実の一つ一つに顔があってそれぞれ意思を持っている
遠い地方には巨大すぎるナッシーがいるとかいないとか

奈緒「ノクタス!」ポン

ノクタス「ノクー」

ノクタス カカシぐさポケモン くさ/あく
砂漠の陽射しで水分を失わないように昼間はじっと立ち尽くしている
何千年も砂漠で暮らすうちに血液が砂と同じ成分になった
129 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/19(火) 23:21:52.56 ID:EWEEE3kX0
恵磨『登場したのはナッシーとノクタス! くさタイプ同士のバトルになります!』

きらり「いっくよー☆ ナッシーちゃん、エナジーボールだにぃ!」

ナッシー「ナッシー!」ボッ

奈緒「躱して!」

ノクタス「ノク!」ヒョイ

奈緒「せいちょう!」

ノクタス「ノク―」ノビノビ

恵磨『ノクタス、せいちょうで能力アップ!』

瑞樹『体長もナッシーと同じくらい大きくなったわね』
130 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/19(火) 23:22:24.35 ID:EWEEE3kX0
きらり「ナッシーちゃん、もっかーい!」

奈緒「よし、ふいうちだ!」

ノクタス「ノク!」

ナッシー「ナッシ!?」バシッ

恵磨『ノクタスのふいうちが決まった!』

奈緒「よし……」

奈緒「……!?」

ボッ
131 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/19(火) 23:22:59.93 ID:EWEEE3kX0
奈緒「危ない、ノクタス!」

ノクタス「ノック……」ドォン

瑞樹『不意を突かれても技を出してきたわね。あのナッシー、相当な実力者だわ』

未央「ナッシー、効果抜群の技を受けても全然平気そうだねー」

卯月「ノクタスも攻撃力が上がっているはずなのにね」

凛「そうだね……あの守りをどう突破するかがカギになる……」

卯月「凛ちゃん、顔が怖いよ?」

凛「……え? あ、ああ、ごめん」

未央「まあ、次に戦うのはどっちかだもん、そりゃ気になっちゃうよねー」
132 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/19(火) 23:23:31.56 ID:EWEEE3kX0
きらり「うにゅぅ……」

きらり「あっ!」ピカーン

きらり「ナッシーちゃん! しぜんのめぐみだにぃ☆」

ナッシー「ナッシー!」コォォ

恵磨『ナッシー、持っているきのみの力で攻撃だ!』

瑞樹『きのみの種類でタイプや威力がガラリと変わる技ね。さて、きらりちゃんが持たせていたのは……』

ノクタス「ノクッ!?」バシィッ

奈緒「なっ、ノクタス!」
133 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/19(火) 23:24:02.84 ID:EWEEE3kX0
恵磨『成長しているはずのノクタスが大きく吹っ飛ばされたぞ!?』

瑞樹『あれだけダメージが大きいということは、相性抜群のタイプだったのかもね』

きらり「うきゃー! ナッシーちゃんすっごーい!」ピョンピョン

奈緒「くそ……!」

卯月「あれ、いったい何のきのみだったんだろ?」

未央「しぶりんなら知ってるんじゃない?」

凛「うーん、あの緑のきのみ……遠目からだとチーゴのみっぽいけど」

凛「チーゴのみ以上に大きいね。あんなきのみ、見たことないよ」

未央「そっかあ」
134 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/19(火) 23:24:35.06 ID:EWEEE3kX0
きらり「ふっふっふ……」

きらり「『カムラのみ』作戦、だーいせーこーう! だにぃ☆」

カムラのみ
持たせるとピンチの時にすばやさを上げる
しぜんのめぐみのタイプ…かくとう

奈緒(くそ、けっこう痛い一撃だったな……)

奈緒(でもさっきの攻撃できのみは無くなったし、もう使ってはこないはず)

奈緒「攻めるよノクタス! ニードルアーム!」

ノクタス「ノク!」バシィ

恵磨『ノクタスの攻撃がヒット!』
135 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/19(火) 23:25:02.55 ID:EWEEE3kX0
ナッシー「ナシ……」ズザァ

きらり「ナッシーちゃん!」

きらり「『もっかい』しぜんのめぐみだにぃ!」

奈緒「!?」

ナッシー「ナッシー!」コォォ

恵磨『な、なんときらり選手、またしてもしぜんのめぐみで攻撃だ!』

恵磨『さきほど使われたはずのきのみがいつの間にかナッシーのもとに戻っているぞ!?』

ノクタス「ノクッ!?」

ズドォー・・・・・・ン
136 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/19(火) 23:25:43.12 ID:EWEEE3kX0
奈緒「! ノクタス!」

ノクタス「ノ、ノク……」バタッ

恵磨『ノクタスダウーン!!』

ワァァァァァァァァァァ

美玲「ど、どういうことだ?」

幸子「まさかきのみを2つも持っていたとか……?」

凛「いや、それはあり得ないよ」

志希「あれは『しゅうかく』って特性だねぇ」

しゅうかく
自分が使用したきのみを1/2の確率で復活させる
137 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/19(火) 23:26:49.56 ID:EWEEE3kX0
志希「つまり、普通なら1回限りの技を、あのナッシーは何回でも打てるってことだねぇ」

志希「ま、きのみが戻ってくればの話だけど!」ニャフフ

茜「持ち物と技のコンビネーション……あのトレーナー、只者ではないですね!」

奈緒「うー、よくもぉ……」ギリッ

奈緒「行け! ポリゴン2!」ポン

ポリゴン2「ポリー」

ポリゴン2 バーチャルポケモン ノーマル
惑星開発用のプログラムがインストールされており、宇宙でも活動できる
時々プログラムにない仕草を見せることがある
138 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/19(火) 23:29:48.30 ID:EWEEE3kX0
ちょっと中途半端ですが今回はここまで
きらりん語難しい……不自然な所とかあったらご指摘ください

剣盾発売しましたね
このSSにはリストラされた子達もバンバン出演する予定ですので楽しんでいただければと思います

次回は金曜です
139 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/19(火) 23:36:01.35 ID:EWEEE3kX0
余談ですが愛梨のパーティ解説

フワライド→ふわふわしてるイメージから
ルカリオ→チャンピオンが使ってそうな手持ち1(完全にシロナさんの影響)
フラージェス→チャンピオンが使ってそうな手持ち2
ドダイトス→相性補完がいい感じになる&愛梨も最初はかつての凛たちのようにこの子とチャンピオン目指してたんだろな…というエピソードを持たせたかった
オニゴーリ→愛梨が秋田出身で見た目がナマハゲっぽかったので選出
アバゴーラ→すぐに服を脱ぎたがる→からをやぶるを使えるポケモンを選びたかった

何気に専門タイプのない四天王って珍しいですよね

ここまで読んでいただきありがとうございました
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/20(水) 01:44:10.58 ID:/UyEhWqQ0
乙 
凛のポケモンって安価で決まったにしてはタイプバランスもよくて方向性も一貫してるな
141 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/22(金) 22:19:43.53 ID:WUgMUleM0
投下します
142 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/22(金) 22:20:18.41 ID:WUgMUleM0
奈緒(たしかに守りは固いけど、弱点を突いていけば!)

奈緒「シグナルビームだ!」

ポリゴン2「ポリー」ミョミョミョ

ナッシー「ナッシー!」バリバリ

恵磨『強烈な一撃がナッシーに決まった!』

きらり「ナッシーちゃん!」

ナッシー「ナ、ナッシ……」
143 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/22(金) 22:21:01.65 ID:WUgMUleM0
きらり「きのみは……あるにぃ! いよーし、しぜんのめぐみだにぃ!」

ナッシー「ナッシー!」

ポリゴン2「ポリ……!」バシィ

恵磨『ナッシー、またしてもしぜんのめぐみで攻め立てます!』

瑞樹『ノクタスにもポリゴン2にも使ってきたってことは、あのきのみで放つしぜんのめぐみはおそらくかくとうタイプね』

奈緒(くっ、ポリゴン2にも相性がいいのか!)

奈緒(でもあたしのポリゴン2は『アレ』を持ってるし、まだ耐えられるはず!)
144 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/22(金) 22:21:30.40 ID:WUgMUleM0
奈緒「れいとうビームだ!」

ポリゴン2「ポ……ポリ!」ビィィ

ナッシー「ナッシ!?」カチーン

きらり「あー!」

恵磨『ナッシーが氷漬けになったぞ!』

奈緒「よし! トライアタックだ!」

ポリゴン2「ポリ!」ウィィィン
145 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/22(金) 22:22:23.58 ID:WUgMUleM0
恵磨『炎、雷、氷の力をまとった攻撃がナッシーに迫る!』

恵磨『しかしナッシーは凍っていて動くことができなーい!』

チュドーン

ナッシー「ナッシー……」バタンキュー

ワァァァァァァァァァァ

恵磨『ナッシー戦闘不能!』

瑞樹『凍っているところに炎の攻撃が入ったことで、いつもより威力が増していたのも大きかったわね』
146 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/22(金) 22:23:02.38 ID:WUgMUleM0
奈緒「よし……!」グッ

奈緒(『しんかのきせき』、持たせておいて正解だったな)

しんかのきせき
進化前、進化途中のポケモンに持たせると防御、特殊防御が上がる

きらり「うにゅう……ナッシーちゃん、よく頑張ったにぃ」

きらり「じゃあ……きらりんの大好きな子、呼んじゃおっかな!」

きらり「きてきてー☆ ホエルオーちゃん!」ポン

ホエルオー「ホエー☆」ドッスゥゥゥン

凛「出た、ホエルオー……!」

奈緒「で、でかい……!」
147 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/22(金) 22:23:46.93 ID:WUgMUleM0
奈緒「でもこれだけでかいなら、大技を打っても避けきれないはず……」

奈緒「ポリゴン2! でんじほうだ!」

ポリゴン2「ポリー!」ビリリリ

恵磨『奈緒選手、ここで大技を繰り出してきたぁ!』

ホエルオー「ホエー」バリバリバリ

瑞樹『ホエルオー、まともに喰らってしまってマヒしてしまったわ』

凛(さすがにあれだけ大きいと、相手の攻撃を躱すのも難しいか)

凛(でも逆を言えば、自分の繰り出す攻撃も当てやすいということ……)
148 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/22(金) 22:24:25.00 ID:WUgMUleM0
きらり「ホエルオーちゃん、のしかかりー!」

ホエルオー「ホエー」ピョーン

恵磨『ホエルオーが飛び上がったぞ!』

奈緒「躱して!」

ポリゴン2「ポリ――」グワッ

ホエルオー「ホエー!」

ズシーン

奈緒「うわあ!?」

ポリゴン2「ポリ……」ヨロヨロ
149 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/22(金) 22:25:11.76 ID:WUgMUleM0
奈緒「躱しきれなかった……なんて威力だ……!」

奈緒「でもこれでホエルオーと距離が近づいた! もう一回でんじほうだ!」

きらり「ホエルオーちゃん、飛び跳ねてー!」

奈緒「なっ!?」

ホエルオー「ホエー」バビュン

恵磨『なんと、ホエルオーが俊敏な動きで再び跳び上がったぞ!?』

瑞樹『マヒしているのにあのスピード、ということはせんせいのツメの効果ね』

せんせいのツメ
持たせると相手より先に行動できることがある
150 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/22(金) 22:25:39.92 ID:WUgMUleM0
未央「あんなにおっきいのに素早く動けるなんて、何でもアリじゃない!?」

卯月「さすがきらりちゃんのエースだね」

きらり「ホエルオーちゃん、いっくよー☆」

ホエルオー「ホエ―☆」クルッ

恵磨『ホエルオー、空中でひっくり返った!?』

きらり「いっけー! しおふきだにぃー!」
151 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/22(金) 22:26:11.41 ID:WUgMUleM0
ホエルオー「ホエー!!」バシャァァァ

恵磨『な、なんとホエルオー、フィールドに向けてしおふきを放ったぁぁぁ!』

恵磨『ポリゴン2に滝のような水流が降ってくるぅ!』

奈緒「う、うそ……!」

ポリゴン2「ポリ……!」

バッシャァァァ

ポリゴン2「ポリ……」バタンキュー
152 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/22(金) 22:26:52.40 ID:WUgMUleM0
恵磨『ポリゴン2、ダウンー!!』

奈緒「く……」

ホエルオー「ホエー」バインバイン

きらり「ホエルオーちゃん、アクアリングではっぴはぴだにぃ☆」

ホエルオー「ホエ―☆」フォォォ

恵磨『さらにホエルオー、水のリングを身にまとったぞ!』

瑞樹『攻撃も耐久も一級品。隙が無いわね、あのホエルオー』
153 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/22(金) 22:27:31.76 ID:WUgMUleM0
奈緒(くそ……あとホエルオーの弱点を突けるのは一匹だけ……)

奈緒(それにアクアリングで回復しているし、それ以上のダメージを与え続けないと突破できない)

奈緒(いけるのか……? いや、やるしかない)

奈緒「ゴチルゼル!」ポン

ゴチルゼル「ゴチー!」

ゴチルゼル てんたいポケモン エスパー
強力なサイコパワーの影響で空間がねじれ、周囲に星空を映し出す
星の場所や動きから未来の出来事を予知する

奈緒「めいそうだ!」

ゴチルゼル「ゴチー」トトトン

恵磨『ゴチルゼル、まずは能力を上げていく!』
154 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/22(金) 22:28:11.75 ID:WUgMUleM0
きらり「のしかかりー!」

ホエルオー「ホエ―☆」ピョーン

奈緒「躱して!」

ゴチルゼル「ゴチ」サッ

恵磨『そして目を瞑ったままホエルオーの攻撃を躱した!』

奈緒「よし、10まんボルトだ!」

ゴチルゼル「ゴチー!」ビリリリ

ホエルオー「ホエ!?」バリバリ
155 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/22(金) 22:28:45.62 ID:WUgMUleM0
きらり「うにゅー!」

恵磨『ホエルオーに電撃が決まったー!』

瑞樹『アクアリングがあるとはいえ、何発も受け続けられる威力じゃないわね』

きらり「うにゅぅ……ホエルオーちゃん!」

ホエルオー「ホ……」

ホエルオー「ホエ!?」ビリビリ

奈緒「よし、マヒしてる!」
156 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/22(金) 22:29:33.50 ID:WUgMUleM0
奈緒「ゴチルゼル、追撃だ!」

ゴチルゼル「ゴチー!」

ホエルオー「ホエェ!」

未央「よっし、やっとなおっちのペースに持ち込めたね!」

凛「これだけ体力を減らせれば、しおふきも使ってこなくなるかもね」

卯月「この流れが続けばいいんだけど……」

奈緒「ゴチルゼル!」

ゴチルゼル「ゴチー!」バリバリ

きらり「……」

きらり「ホエルオーちゃん、交代だにぃ!」シュゥゥ
157 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/22(金) 22:30:11.24 ID:WUgMUleM0
恵磨『きらり選手、ホエルオーを引っ込めました!』

きらり「いよーし、バクーダちゃん、よろしくおにゃーしゃー☆」ポン

バクーダ「バクー!」

バリバリ

バクーダ「バク♪」キカナーイ

恵磨『そしてバクーダが登場! ゴチルゼルの10まんボルトを受け切った!』

瑞樹『相手の一手を読んでの交代、うまくいったわね』

バクーダ ふんかポケモン ほのお/じめん
10年ごとに大噴火を起こす背中のコブは骨が形を変えたもの
怒ると灼熱のマグマを噴き上げる
158 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/22(金) 22:30:37.35 ID:WUgMUleM0
きらり「バクーダちゃん! ドッカーン!!」

バクーダ「バクー!!」

ゴチルゼル「ゴチ!?」

ドッカーン

奈緒「ゴチルゼル!」

恵磨『バクーダ、最大パワーのふんかが決まったぁーー!!』

ワァァァァァァァァァァ
159 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/22(金) 22:31:06.28 ID:WUgMUleM0
ゴチルゼル「ゴチ……」フラフラ

瑞樹『ゴチルゼル、追い詰められたわね』

晶葉「あのバクーダもなかなか強敵だな」

凛(奈緒の残りの手持ちはシャンデラとあと一匹か)

凛(交代してこないってことは、その一匹はもしかしてみずタイプじゃない……?)

奈緒「ゴチルゼル!」

ゴチルゼル「ゴチ……」コォォ
160 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/22(金) 22:31:45.35 ID:WUgMUleM0
恵磨『ゴチルゼル、再び目を閉じたぞ! ということはめいそうか?』

瑞樹『いや、この状況でめいそうを行うとは思えないわ』

瑞樹『これは……なるほど、ね』

恵磨『??』

きらり「だいちのちからだにぃ!」

バクーダ「バク!」ボコ

ボボボォォォ

ゴチルゼル「ゴチ……!」

奈緒「……!」ギリ
161 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/22(金) 22:32:14.35 ID:WUgMUleM0
ゴチルゼル「ゴチ……」バタッ

恵磨『ゴチルゼルが倒れたー!!』

ワァァァァァァァァァァ

きらり「うきゃー☆」ピョンピョン

バクーダ「バクー☆」

美玲「ああ、倒されちゃった……」

茜「これで4対2ですね……!」

凛「奈緒……!」
162 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/22(金) 22:32:46.85 ID:WUgMUleM0
奈緒「……」

奈緒「まだだ……グランブル!」ポン

グランブル「グラー!」

グランブル ようせいポケモン フェアリー
発達した下顎と重たいキバが武器
しかしブルー以上に臆病で、敵に襲われると必死に手足を振って追い払おうとする

恵磨『続いて登場したのはグランブルだー!』

奈緒「グランブル、じしんだ!」

グランブル「グラー!」ゴゴゴゴ

バクーダ「バク……!」
163 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/22(金) 22:33:25.70 ID:WUgMUleM0
恵磨『グランブルの大技が決まったァー!』

瑞樹『でもあまり効いていないわね……もしかしたらあのバクーダ、『ハードロック』なのかも』

ハードロック
効果抜群の技を受けたときにダメージを軽減する

きらり「バクーダちゃん、まだまだいけるにぃ?」

バクーダ「バクゥ!」

きらり「いよーし、ふんえんだにぃ!」

バクーダ「バク―!」ズドォン
164 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/22(金) 22:34:11.24 ID:WUgMUleM0
グランブル「グ、グラ……!」

奈緒「グランブル……!」

凛(やっぱりみずタイプじゃなかったか)

凛(いや、あのバクーダ……みずタイプでも苦戦してたかも)

凛(奈緒も強いはずだけど、それ以上のレベルと実力がある……)

凛(見た目によらず、侮れない相手だね……)

未央「なおっち、押されてるね……」

晶葉「ここまでよく喰らいついてきたが……」

晶葉「いよいよ差が歴然としてきたな」
165 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/22(金) 22:34:46.74 ID:WUgMUleM0
奈緒(グランブルのじしんでも押し切れない……!)

奈緒(シャンデラも不利な相性だし、倒せたとしてもまだホエルオーがいる)

きらり「バクーダちゃん! ふんえんだにぃ――」

奈緒(……)

きらり「あー! ちょっとタンマー!」

バク―ダ「バク?」ピタッ

恵磨『どうしたきらり選手、攻撃を中断したぞ?』
166 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/22(金) 22:35:34.20 ID:WUgMUleM0
きらり「奈緒ちゃーん!」

奈緒「……」

きらり「なーおーちゃーん!!」

奈緒「……!」ハッ

きらり「奈緒ちゃん。……もしかして、諦めちゃったの?」

奈緒「う……」

きらり「……そんなことしたら……」

きらり「ポケモンちゃんが悲しむにぃ!」
167 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/22(金) 22:36:07.33 ID:WUgMUleM0
奈緒「!」

きらり「きらりんはね、そりゃーもちろん勝ちたい! って気持ちはあるよぉ」

きらり「でもね」

きらり「奈緒ちゃんがそんな顔してたら、きらりんも皆もはっぴはぴにならないにぃ!」

奈緒「……!」

きらり「だから……もっと笑って! 笑ってほしいにぃ!」ニコッ
168 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/22(金) 22:36:40.82 ID:WUgMUleM0


ヒュー

茜「? 何の音でしょ――」

未央「あーっ!」バッ

卯月「空から光線が!?」

凛は「あれは……」

凛「そうか、さっきゴチルゼルは……『みらいよち』を撃っていたんだ!」

バクーダ「バク!?」

ドドドド
169 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/22(金) 22:37:17.52 ID:WUgMUleM0
恵磨『なんと、ここでみらいよちの攻撃が決まったぁー!!』

瑞樹『やっぱりね。さっきのゴチルゼルが去り際に残してくれた攻撃だわ』

恵磨『バクーダ、不意を突かれて大ダメージだ!』

奈緒「……! そうだ……」

奈緒「あたしが諦めてどうするんだッ!」

奈緒「ありがとうきらり……あたし、どうかしてたよ」

奈緒「誓ったんだ! 今度こそ凛を倒すって!!」
170 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/22(金) 22:39:08.01 ID:WUgMUleM0
今回はここまで
次回は月曜です、読んでいただき有難うございました
171 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/25(月) 22:32:11.28 ID:+kkJvEdb0
投下します
172 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/25(月) 22:33:05.17 ID:+kkJvEdb0
奈緒「グランブル! じしんだ!!」

グランブル「グラ!」ゴゴゴゴ

きらり「奈緒ちゃん、おっけーばっちし☆ みたいだね!」

きらり「バクーダちゃん、だいちのちからだにぃ!」

バクーダ「バク!」ボボボォォォ

ズドンッ

恵磨『グランブルとバクーダ、お互いの技が交錯するー!』

美玲「どうなった……?」
173 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/25(月) 22:33:35.04 ID:+kkJvEdb0
シュゥゥゥ

バクーダ「バク……」バタッ

グランブル「グラー……」バタンキュー

恵磨『おおーっとこれは、この試合二度目の相討ちだー!』

ワァァァァァァァァァァ

きらり「バクーダちゃん、よく頑張ったにぃ」

奈緒「お疲れ、グランブル」
174 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/25(月) 22:34:22.27 ID:+kkJvEdb0
奈緒「これが最後の1匹……」

奈緒「でも勝ってみせる! いっけーシャンデラ!」ポン

シャンデラ「デラー!」

きらり「ホエルオーちゃん!」ポン

ホエルオー「ホエ―」

恵磨『両者、エースポケモン同士の激突だー!』

瑞樹『シャンデラは相性こそ不利だけど、ホエルオーはさっきのバトルで消耗しているわ』
175 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/25(月) 22:35:25.27 ID:+kkJvEdb0
奈緒「シャンデラ、シャドーボールだ!」

シャンデラ「デラ!」バシュゥ

きらり「ホエルオーちゃん、じゃーんぷ☆」

ホエルオー「ホエー」ピョーン

恵磨『ホエルオー、躱して再び空中に飛び出した!』

凛「またせんせいのツメが……!」

きらり「いっけぇー☆」

ホエルオー「ホエー」コォォォ
176 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/25(月) 22:36:00.93 ID:+kkJvEdb0
奈緒「!」

恵磨『これは……!』

凛「しおふき……じゃない!」

きらり「ハイドロポンプ、はっしゃー! だにぃ!」

ホエルオー「ホエエー!」ブシャァァァ

恵磨『またしても空中から攻撃だー!』

奈緒「さっきは反応できなかったけど!」

奈緒「シャンデラ! オーバーヒート!!」

シャンデラ「デラ!!」ゴォッ
177 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/25(月) 22:36:38.77 ID:+kkJvEdb0
ボボボボボッ

恵磨『シャンデラ、オーバーヒートで対抗してきたぞ!』

ドォォッ

未央「なおっち……!」

奈緒(頼む、押し切ってくれ……!)

奈緒「シャンデラァァァァ!!」

シャンデラ「デラァァァ!!」

恵磨『炎と水が激しくせめぎ合う!』

バシュゥッ
178 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/25(月) 22:37:11.02 ID:+kkJvEdb0
奈緒「!」

きらり「!」

恵磨『打ち破ったのは……』

恵磨『ホエルオーだぁぁぁ!!』

恵磨『ホエルオーの巨体が、水流と共に降ってくるーー!!』

凛「奈緒!」

卯月「奈緒ちゃん!」

未央「なおっちーー!!」
179 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/25(月) 22:37:36.99 ID:+kkJvEdb0
奈緒「……!」

ズドォー・・・・・・ン

奈緒「シャンデラ……!」

シャンデラ「デ……ラ……」

シャンデラ「デラッ……」ドサッ

恵磨『シャンデラ戦闘不能!』

恵磨『第二試合の勝者は……』

恵磨『きらり選手だぁぁーーー!!』

ワァァァァァァァァァァ
180 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/25(月) 22:38:44.36 ID:+kkJvEdb0
きらり「うきゃー☆ 勝ったにぃー☆」

ホエルオー「ホエ―☆」

未央「なおっち……負けちゃったかぁ」

卯月「でもいい勝負だったね! 奈緒ちゃん、あんなに強かったんだ」

晶葉「ということは、凛の次の相手はきらり、だな」

凛「うん……」
181 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/25(月) 22:39:19.90 ID:+kkJvEdb0
凛(きらり……強い……!)

凛(3匹も残した状態で奈緒を倒すなんて)

凛(でもこの試合できらりのクセや戦術が分かった。次の試合、しっかり対策していかないとね)

奈緒「……」

きらり「奈緒ちゃん、おっつおっつだにぃ!」

奈緒「お、おう……」

きらり「きらりんねー、とっても楽しかったにぃ!」

きらり「だって奈緒ちゃん、とってもとっても強いし……ポケモンが大好きなんだなあって、すっごい伝わってきた!」

奈緒「え……」
182 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/25(月) 22:39:54.63 ID:+kkJvEdb0
きらり「だからぁ、またバトルしようねぇ!」ギュッ

奈緒「あ、ああ、そうだな」

奈緒「今度は負けないからね……!」ギュッ

パチパチパチパチ

恵磨『白熱のバトルを見せてくれた二人に惜しみない拍手が送られています!』

恵磨『さあ、続いては第三試合です!』ワァァァァ
183 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/25(月) 22:40:36.23 ID:+kkJvEdb0


……………………


控室

杏「おおー、きらりが勝ったかぁ」

杏「ふふん、こりゃ杏も負けてられないね」

杏「相手は四天王らしいけど……カンケーないね」

杏「杏が……勝つんだからさ」
184 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/25(月) 22:41:22.02 ID:+kkJvEdb0

――別の控室


加蓮「奈緒……!」

奈緒「ああ、加蓮……」

奈緒「はは、コテンパンにされちゃったよ」

加蓮「奈緒……」

奈緒「あたし……」

奈緒「凛を倒すことだけを目標にして今までずっと頑張ってきた」

奈緒「でも、凛の前に倒さなきゃいけないトレーナーがいっぱいいたんだね」
185 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/25(月) 22:41:58.60 ID:+kkJvEdb0
奈緒「……加蓮、あたしの分まで絶対勝ってね」

加蓮「うん……!」

加蓮「あたし、奈緒の分まで頑張るから……!」グスッ

奈緒「はは、なんで泣きそうになってんだよ」クスッ

奈緒「……あたしも、こんなところで終わるつもりはないよ」

奈緒「凛にも、きらりにも勝つまでは……!」

……………………

186 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/25(月) 22:46:26.23 ID:+kkJvEdb0
短いですが今回はここまでです

ここで奈緒のパーティ解説
ノクタスとグランブルは奈緒のツンデレ要素から取りました
ポリゴン2はきせき持ちのポケモンを使ってみたかった
ゴチルゼルは加蓮と対になるポケモンが欲しかったんで採用しました ということは加蓮は…
そらをとぶ要因でもあるひこうタイプもピジョットなのは理由があるんですがそれはまた後のお話で

次回は金曜です、ありがとうございました
187 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/29(金) 22:43:51.26 ID:wUrbdyWf0
投下します
今回からのあにゃんVS杏です

遅れましたがデレマス8周年おめでとう!
188 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/29(金) 22:44:29.64 ID:wUrbdyWf0
ワァァァァァ

恵磨『さあ、続いては第三試合です!』

瑞樹『これもまた注目の一戦ね』

恵磨『さあ、まず入場したのは……』

恵磨『四天王が一角! のあ選手だぁぁーー!』

ワァァァァァ

のあ「……」

みく「のあにゃん、ファイトだにゃー!」

アナスタシア「ウダーチ……応援していますー」

のあ「……」キッ
189 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/29(金) 22:45:01.35 ID:wUrbdyWf0
茜「おお、あの方が四天王ののあさんですか!」

美玲「なんか怖そうな人だなあ」

志希「怖くないよー。ちょっと無口で無表情なだけ!」

輝子「それを怖いというのでは……」

乃々「あの……そういえば凛さんは?」

卯月「ああ、凛ちゃんはいったん宿舎に戻ったんだって」

卯月「『きらりの守りを打ち破るために研究する』って言ってたけど……未央ちゃんの試合も見ないのかなあ」
190 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/29(金) 22:45:33.75 ID:wUrbdyWf0
文香「……きっと凛さんなら、戻ってくるでしょう」

卯月「それもそっか」

こずえ「すぴー……」スヤァ

恵磨『対するは……』

恵磨『伝説の鳥ポケモンを従え、ここまで順調に勝ち上がってきました! 杏選手だーー!』

ワァァァァァ

杏「うう、すごい熱気だ……」

杏「いや熱気だけじゃない、相手からの圧力もすごい……無言の圧力が……」
191 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/29(金) 22:46:00.00 ID:wUrbdyWf0
のあ「……」

杏「ねえ、なんか喋らないのー? 応援してくれてる人いるよー」

のあ「……ええ、ちゃんと耳に入っている」

のあ「わざわざレスポンスする必要はないわ。私の為すべきことはただ一つ。目の前の壁をクリアしていくことだけなのだから」

杏「ふーん……なんかお堅い人だなあ」

のあ「……星の輝き」

杏「は?」

のあ「貴方から、観測されたわ。……今にも四天王すら越えそうな、眩い輝きが」

のあ「人には意志がある。受け継がれ、連なり続いていく、無限の意志が。それこそが、限界を超える星の輝き」
192 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/29(金) 22:46:26.38 ID:wUrbdyWf0
のあ「その輝きを……私に示して」

杏「は、はあ……意志ねえ」

杏「杏の意志といえば印税生活を目指して頑張ってるってことなのかなぁ」

杏「ま、いつも通りやらせてもらうよ!」

美玲「あの杏って奴、あたしらと同い年くらいなのにポケモンリーグに出てるのか。すごいなー」

卯月「み、美玲ちゃん、実はね……」

(杏の年齢を説明中……)

晶葉「人を見た目で判断してはいけない、ということだな」
193 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/29(金) 22:46:52.10 ID:wUrbdyWf0
恵磨『さあ、両者ともに準備ができたようです!』

恵磨『それでは第三回戦! スタートォォォ!!』

杏「いくよ、エルフーン!」ポン

エルフーン「エルー!」

エルフーン かぜかくれポケモン くさ/フェアリー
つむじ風と共に現れて民家に侵入し、部屋中を綿まみれにする
どんなに細い隙間でも風のように潜り抜けてしまう

のあ「……オンバーン」ポン

オンバーン「オンバー!」

オンバーン おんぱポケモン ひこう/ドラゴン
月明かりすらない闇夜を飛び、油断している獲物を襲う
耳から発する超音波は巨大な岩をも粉砕する
194 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/29(金) 22:47:23.99 ID:wUrbdyWf0
恵磨『まずはエルフーンとオンバーンが登場しました!』

瑞樹『エルフーンはフェアリータイプだから、ドラゴンタイプの多いのあちゃんのパーティーには相性が悪いわ』

瑞樹『ここは弱点を突けるオンバーンで先手を取っておきたい所ね』

杏「ふっふっふ……」

杏「このエルフーン、フトン代わりになると思って捕まえてたけど」

杏「戦ったらめっちゃ強いんだからな! まずはすりかえ!」

エルフーン「エル!」サッ

恵磨『エルフーン、目にも止まらぬスピードでオンバーンと持ち物を入れ替えました!』

瑞樹『オンバーンはオボンのみを持っていたようね。対してエルフーンが持っていたのは……』
195 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/29(金) 22:47:54.74 ID:wUrbdyWf0
オンバーン「オンバ……!?」ズシン

のあ「くろいてっきゅう……」

のあ「『いたずらごころ』で先制することで、枷となるはずのアイテムをオンバーンにパスさせたのね」

いたずらごころ
変化技を先制で出すことができる

のあ「それによってオンバーンの機動力を封じた、というわけ」

杏「そう。つまり、杏が一歩リードってこと!」

のあ「……」

のあ「交代よ」シュゥゥ
196 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/29(金) 22:48:21.01 ID:wUrbdyWf0
のあ「ドラミドロ」ポン

ドラミドロ「ドラー!」

ドラミドロ クサモドキポケモン どく/ドラゴン
海藻に紛れて獲物を待ち、金属を溶かすほどの毒液を吹きかける
ドラミドロが住む海域に迷い込んだ船は二度と生きて戻れないと言われている

恵磨『早くもオンバーンを引っ込めました!』

瑞樹『ドラミドロもまたエルフーンと相性のいいポケモンね』

のあ「ヘドロウェーブ」

ドラミドロ「ドラ!」ブシャー
197 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/29(金) 22:48:55.38 ID:wUrbdyWf0
杏「ふふん、エルフーンの恐ろしさはこれからだよ」

杏「みがわり!」

エルフーン「エル!」ポン

身代わり人形「」ドバァ

恵磨『エルフーン、みがわりで攻撃を躱した!』

幸子「なかなかすばしっこいですね」

晶葉「大柄なドラゴンタイプのポケモンだと、あの動きについていくのは難しそうだな」
198 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/29(金) 22:49:24.48 ID:wUrbdyWf0
杏「いばる!」

エルフーン「エル!」ドヤァ

ドラミドロ「ド、ドラ!!」カチーン

恵磨『ああっとドラミドロ、怒りのあまり混乱してしまったー!』

杏「ふっふっふっ、作戦通り!」

ドラミドロ「ドラー」ピヨピヨ

のあ「……見定めて、ドラミドロ」

のあ「ターゲットは目前よ」
199 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/29(金) 22:49:50.62 ID:wUrbdyWf0
ドラミドロ「ドラー……」バチン

恵磨『ドラミドロ、わけもわからず自分を攻撃してしまった!』

瑞樹『好き放題に弄ばれているわね』

杏「チャーンス」ニヤッ

杏「ムーンフォースだ!」

エルフーン「エルー!」

恵磨『エルフーン、ここで攻撃に転じる!』

エルフーン「エル!」パァァァァァ

ドラミドロ「ドラッ!」バシィ

晶葉「変化技で素早く有利な場を作り、相手を翻弄する。エルフーンならではの戦い方だな」
200 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/29(金) 22:50:27.99 ID:wUrbdyWf0
のあ「……ヘドロウェーブ」

ドラミドロ「ド……ドラ!」ブシャー

杏「無駄だよー、みがわり!」

エルフーン「エル!」ポン

恵磨『ドラミドロ、技がなかなか決まらなーい!』

杏「そしてムーンフォース!」

のあ「……ならば」
201 : ◆7P/ioTJZG. [saga]:2019/11/29(金) 22:51:12.91 ID:wUrbdyWf0
のあ「ドラミドロ、空中にヘドロウェーブ」

ドラミドロ「ド……ドラー!」ブシャー

恵磨『おおっと、空中にヘドロを噴射した!』

瑞樹『ヘドロウェーブは実は広範囲を攻撃できるのよね』

恵磨『大量のヘドロが空から降ってきます!』

杏「げげ、エルフーン!」

エルフーン「エルー……!」

ドバァッ
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