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【モバマス】乃々「異世界とか……むーりぃー……」【安価あり】
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590 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/17(日) 22:25:53.12 ID:x77te1TOo
輝子
1
3
2
0
3
3
0
591 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/17(日) 22:28:00.71 ID:Eyf3W1vA0
てるこ
HP:(+1)
攻撃:(+3)
防御:(+1)
命中:(+3)
敏捷:(+1)
知力:(+3)
精神:(+)
592 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/17(日) 22:31:19.42 ID:xT37GslDO
まゆ
HP:1
攻撃:1
防御:1
命中:1
敏捷:3
知力:3
精神:2
593 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/17(日) 22:39:04.90 ID:qaaQQg7L0
輝子の割り振りは
>>590
のレスを使わせていただきます
594 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/17(日) 23:47:21.44 ID:XDeBCDU7o
>>588
>称号がレベルアップするごとに
称号:Lv1 ヒューマン
みたいにLv数値も加筆出来ませんかね?
ヒューマンだのビーストだのだけだとチョット判り辛い気がするのだけど
595 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/17(日) 23:56:23.79 ID:qaaQQg7L0
乃々「輝子ちゃん、攻撃型ですね……まゆさんは魔法と素早さを……」
輝子「攻撃は最大の防御とも言うし……」
まゆ「得意なステータスは伸ばしたいから。魔法でみんなをサポートしますよぉ。まだ3回しか使えませんけど」
乃々「3回より増えることってあるんでしょうか」
ちひろ『増えますよ。称号がレベルアップごとに1回ずつ増えます』
乃々「そうなんですね……」
ちひろ『さて皆さん、それぞれのステータスの確認もしたことですし、これからどうするか考えては?』
輝子「確かに……」
まゆ「まゆたち、どこへ行けばいいのかとか、どうやれば草花を収集できるのかとか、全く分からなくて」
乃々「私も入手方法はざっくりとしか知らないんですけど……場所については、この街の今西長老さんに聞きました……」
まゆ「今西長老?」
乃々「この世界ではドワーフ族の長老になってます」
輝子「ちょっと見てみたいな……」
まゆ「身長低くなってたり?」
乃々「いえ……着てる服がファンタジーっぽいだけで、あとは普通の今西部長さんです……。もう夜ですし、今日はこの街に泊まって、明日挨拶に行きましょう……」
輝子「賛成だ……お腹も減ったし……」
まゆ「ぺこぺこですね。宿にはご飯がついてたりしますか?」
乃々「分かりません……宿で休憩したことはありますけど、泊まったこともご飯を食べたこともないので……」
まゆ「え? じゃあ、どこで寝泊まりしたんですか?」
乃々「ドワーフ族の若葉さんのお家です……今日もお世話になる予定だったんですけど……」
まゆ「あー……いきなりまゆたちが押しかけたら、迷惑になっちゃいますね」
乃々「優しいので、受け入れてくれると思います……でも宿に行きましょう……」
輝子「うん……お金は足りるのかな……? 4300G持ってるけど……」
乃々「結構持ってますね……」
まゆ「クエストの報酬で結構貰ったの。レベルアップもできたし、まさに一石二鳥♪」
乃々(クエスト……倒した魔物を直接収容所に持って行かなくても、そういう方法が……)
グー
輝子・まゆ「あ……」
乃々「ずっと話していては進まないですね……行動しましょうか……。まずは若葉さんのお家に……」
乃々(というか、お祭りの説明は終わったんでしょうか……不在だったらご飯を食べに行ってからでも……)
◇◇◇◇◇◇
乃々(在宅でした……)
若葉「そっか。でも私なら全然気にしないよ?」
乃々「いえ、だいぶお世話になったのにこれ以上は……」
若葉「お世話になったのはこっちも同じだよ〜。感謝してもしきれないのに」
乃々「こちらこそです……とにかく、宿屋に泊って明日の朝に出発するので……」
若葉「うん、分かった! 珠美ちゃんにも伝えてお見送りするね!」
乃々「ありがとうございます。それと、すみません……お祭りに参加できなくて」
596 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/18(月) 00:04:55.20 ID:makX53cc0
>>594
表記してないだけでキャラごとにレベルはあるんですけど、称号のレベルはないんです
ステータスの平均値が一定を越えると称号がクラスアップしていく感じなので
一応平均10越え、20越え、30越えというふうに設定してありますが、道のり長いでしょうか?
とりあえずキャラのレベルは書き足します
597 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/18(月) 00:46:20.06 ID:lJk+Tc+3o
>>596
なるほど
キャラレベルが明記される事はありがたいです
今後登場キャラ増えて来るでしょうしパッと見で「誰がどれ位成長してるんだっけ?」の判断がし易くなるかなと
現状「えーっと」と過去レスをスクロールして状態の確認とかしてる事が多いので
598 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/18(月) 01:58:54.89 ID:makX53cc0
若葉「謝ることないって! 乃々ちゃんたちの目的を最優先するべきだよ! というか、仲間になるって言ったのについて行けない私たちの方こそ謝らなきゃだよね。ごめんなさい」
乃々「そ、そんな……大切な行事なんですから、仕方ないですし……!」
若葉「お祭りが終わったら急いで追いかけるね!」
乃々「えっ……ついて来てくれるんですか……?」
若葉「今すぐは無理だけど、必ず追いつくから!」
乃々「はい……!」
若葉「あっ、宿屋についてだけどオススメを教えようか? 私の紹介でって言えば安くしてくれると思う」
乃々「本当ですか……それは嬉しいです……」
若葉「せめてものお詫び、ってわけじゃないけど。店の名前はね……――――」
◇◇◇◇◇◇
まゆ「若葉さん、現実と全く変わらないですね」
輝子「うん……優しかった……」
乃々「若葉さんだけでなく、他の人も性格から何まで瓜二つですからね……すごいとしか言いようが……」
輝子「あ……若葉さんの言ってた宿屋、あれか……?」
まゆ「あれですね。宿屋『シホ』」
乃々「名前からして、誰が経営してるか分かりますね……」
◇◇◇◇◇◇
志保「ご注文の品は以上でよろしかったですか?」
まゆ「はい、ありがとうございます♪」
志保「それではごゆっくり!」
輝子「……やっぱり志保さんだったな……」
乃々「背丈やスタイルも、全く同じですね……。料理、食べましょうか……」
まゆ「食べましょう♪ すごくいい匂い」クンクン
乃々・輝子・まゆ「いただきますっ」
まゆ「はむっ……これなんのお肉だろう? 美味しい♪」
輝子「柔らかくてジューシー……こんなの食べたことないぞ。さすが異世界……」
乃々「……ご飯、ついててよかったですね……」
まゆ「本当に。街をぶらぶらして探してみたい気持ちもあったけど、一日中戦って疲れちゃったし」
輝子「観光はまた今度の機会に……おおっ……! こ、これは、なんだ……!? み、見た目から香りまで、知らないキノコだ……!」
まゆ「キノコだって分かるの?」
輝子「分かる、直感で……キノコであることには違いない……! キミのことを、もっと知りたいから……食べる……!」パクッ
まゆ「まゆも食べてみよっと」パクッ
乃々(お2人とも楽しそうですね……かく言う私も、知らないものに対してワクワクしてますけど……)
輝子「こ、こいつは……最高に美味しい……!」モグモグ
まゆ「噛めば噛むほど、美味しいエキスがじゅわっと口の中に広がる!」モグモグ
乃々「……あの……食事を楽しんでるところ、申し訳ないんですけど……明日の予定についてお話してもいいでしょうか……」
599 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/18(月) 02:06:12.51 ID:I4qZ5n7A0
こんな夜更けに再開うれしい
600 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/18(月) 02:07:04.17 ID:makX53cc0
>>597
お手間をとらせてしまいましたね
輝子まゆ若葉珠美の他に6人増える予定なのでややこしくなりそうですしね
今日はここまでにします、安価協力ありがとうございます
601 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/18(月) 02:09:41.09 ID:makX53cc0
>>599
再開ではないです…すみません
もっと手が早ければ一気に安価出すところまで行きたいんですが
602 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/18(月) 02:15:34.42 ID:I4qZ5n7A0
おつおつ
最終的に10人の中から2ないし3人と同行する形になるのか…
安価一発の重要度がいや増すな
603 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/18(月) 02:21:34.90 ID:makX53cc0
>>602
いつもは固まって行動して、草花の情報を掴んだら、第一パーティー、第二パーティーみたいに別れて草花を取りにいく
みたいなことも考えてるんですけどね
そうすればそれぞれの出番も増やせますし
604 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/18(月) 02:25:45.78 ID:I4qZ5n7A0
パーティー分割か
一昔前のFFみたいで面白そう
605 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/19(火) 04:32:19.93 ID:4rwdRgSI0
まゆ「もちろん。明日はどこの街に行くの?」
乃々「まずは、最初の街に戻りたいと思います……ある人に会いたいので……。それから草花を収集しに行きたいんですけど……」
まゆ「最初の街って、人がすごく多いあの街ですね」
輝子「私たちは何も分かってないから、乃々ちゃんに従うぞ……」
乃々「あ、そうですね……私の知ってること、共有しましょう……」
◇◇◇◇◇◇
まゆ「大変でしたねぇ」
乃々「はい……」
輝子「シシラヌか……そんな花が現実にもあれば、色んな病気が治るのにな……」
まゆ「まゆの恋の病は治せないと思うけど。うふふ♪」
乃々「そもそも病気にカウントされないかと……」
輝子「それで……ドラゴンの食べる花か、海の底にある花か、美人の前でしか咲かない花か……どれを狙うんだ……?」
乃々「最初の街に着いてから決めましょう……正直どれも難しそうです……」
まゆ「そう? 美人の花なら、戦わなくてもいいから比較的楽に入手できるかも」
乃々「戦いよりも、お金の問題になってくるかと……。富豪の人から譲ってもらわなければいけませんから……」
輝子「私たちの持ち合わせで足りるかな……?」
乃々「さあ……私の所持金が8100Gで、輝子ちゃんは4300G……まゆさんはどれだけ持ってますか……?」
まゆ「輝子ちゃんと同じ金額だけど、乃々ちゃんそんなに持ってるの!?」
乃々「ええ……志希さんから貰った日給の分と、洞窟で手に入った素材で得たお金などを合わせると……そのくらいです……」
輝子「3人合計で16700G、か……どうなんだろうな……」
乃々「お金の問題じゃないかもしれません……その富豪の人、花を咲かせるため、毎日美人を集ってるらしいですし……」
まゆ「つまりそのくらい花が見たいってこと。花を見るまで手放さない可能性が高い」
輝子「実際に交渉してみるまでは、分からないけど……もしそうだったら、入手の難易度は跳ね上がるな……」
乃々・輝子・まゆ「……」
まゆ「まあ、これ以上話しても憶測しか出ないし、区切りをつけましょうか」
乃々「ですね……」
輝子「じゃあ、他の花はどうだ……。ドラゴンの食べる花と、海の底にある花……」
まゆ「ドラゴンの食べる花は、きっとドラゴンと遭遇しやすいから、万一を考えて倒せる力をつけたほうがいいんじゃないかな」
乃々「どのくらいで倒せるんでしょうか……」
まゆ「これも実際に戦ってみないと分からないですねぇ」
輝子「志希さんに聞いてみよう……色々知ってるんだろ……?」
606 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/19(火) 05:10:20.13 ID:4rwdRgSI0
乃々「知ってる、と思います……10万種の草花を発見して、名前をつけた人なので……」
まゆ「海の底にある花の入手方法も知ってますよね。発見した本人なんですから」
輝子「……結局、最初の街に行ってから……ということだな……」
まゆ「今まゆたちにできることは、しっかりと食べて、明日に備えて寝ることですね」
乃々「あ……料理、食べるの忘れてた……」
輝子「話に集中しすぎたな……はむっ、もぐもぐ……あれ? 冷めても美味しいな……」
まゆ「はむっ……本当だ! また一味違った美味しさ!」
乃々「わ、私も食べます……ぱくっ……。本当ですね……お肉は柔らかいままですけど、味や風味が変わってる……落ちたわけじゃなくて、別の美味しさに変化してます……」
輝子「異世界の食べ物は、つくづく不思議だ……」
◇◇◇◇◇◇
ちひろ(時は流れて明朝8時)
乃々「若葉さん、珠美さん、お見送りありがとうございます」ペコリ
珠美「当然のことです! お祭りが終わったら、ひとっ飛びで駆けつけますからね!」
乃々「はい……嬉しいです……っ」
若葉「乃々ちゃんのお友達も……輝子ちゃんとまゆちゃんだっけ。気をつけてね!」
輝子「ありがとうございます……」
まゆ「行ってきます♪」
今西長老「また街に戻ってくることがあれば歓迎するよ」
乃々「……長老さん……熱は下がったんですか……?」
芳乃「おかげさまですっかりー。ぎっくり腰と骨折はまだまだですがー」
輝子(そんな状態で外に出て、お見送りとは……)
まゆ(すごいですね)
今西長老「ははは……寝たままですまないね。草花の収集、応援してるよ」
乃々「頑張ります……それでは……」
◇◇◇◇◇◇
ワイワイ ガヤガヤ
乃々「この街は、朝も活気に溢れてますね……」
まゆ「朝といっても、もうお昼が近いけど」
輝子「志希さんは、どこにいるんだろう……」
乃々「ラボに行ってみましょうか……」
◇◇◇◇◇◇
乃々「お邪魔します……」ガチャ
輝子・まゆ「お邪魔します」
…………。
乃々「あれ……いない……?」
まゆ「外出してるんじゃ」
乃々「おそらくは……。仕方ないので、ここで待たせてもらいましょう……」
輝子「……本や紙で、すごい散らかってるな……」
まゆ「見たことのない植物もいっぱいある」
607 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/19(火) 05:16:34.70 ID:bnAsHZEZo
こんな時間に更新が
608 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/19(火) 06:07:42.30 ID:4rwdRgSI0
輝子「このホルマリン漬け……オレンジみたいな実が、いっぱい漬けてあるな……美味しそう……」
志希「触っちゃダメだよ!」
輝子「!?」ビクッ
乃々「し、志希さん……お邪魔してます……」
志希「乃々ちゃん久しぶりー♪ といっても昨日別れたばっかだけど。勝手に入られると困るなぁ」
まゆ「ごめんなさい! 何も触ってませんから!」
輝子「わ、私も……! 触る気は、なかった……!」
志希「ホントかなー? キミたちのためを思って言ってるんだよ? 乃々ちゃんの後ろにある赤い花を咲かせた植物は、触ると噛みつくし」
乃々「ひっ!?」ササッ
志希「ヒューマンの子の横にある植物は、髪の毛が好物だし」
まゆ「きゃっ!?」ササッ
志希「エルフのキミが触ろうとしてたホルマリン漬けは、ホルマリン漬けじゃなくてお酒だし」
輝子「!?」ササッ
輝子「……って、お酒……?」
志希「うん、お酒」
乃々「私たちとは違って、別に触ってもいいのでは……」
志希「まあね。ちょっぴり驚かせるためにウソついた。ビックリした?」
輝子「それはもう……」
志希「ふふふ、ドッキリ大成功♪ それで、なんであたしのラボに来たのかな。シシラヌゲットできたの?」
乃々「は、はい……」
◇◇◇◇◇◇
志希「ふーん、あの洞窟って今そんなふうになってたんだ」
乃々「志希さんが訪れた時って、どんな感じだったんですか……」
志希「封印なんかされてなかったし、魔素がたっぷり充満してて危ない魔物がいっぱいいたなぁ。シシラヌもそこら中に生えてた」
乃々「そうなんですね……」
志希「でも、そっか。スケルトンにオークなら運がよかったね」
乃々「え……」
志希「大したことないじゃん。乃々ちゃんくらいの力なら倒せるし。ヤバいやつはきっと、魔素を求めて奥に行ったんだねー」
乃々「……」
乃々(えっと……今西長老さんが、サキュバスを封印した頃の洞窟は、魔素が薄くて……。志希さんが戦った危険な魔物は、その時すでに洞窟の奥にいた……ということでしょうか……)
乃々(つまりあの洞窟の奥には……志希さんの言う危険な魔物と、今西長老さんが言う狂暴な魔物の2種類いる……? それとも同じ魔物……?)
まゆ「あの、志希さん……でいいでしょうか」
志希「好きに呼んでいいよ」
まゆ「それじゃあ志希さん。まゆたち、これから新たに草花を収集しに行こうと思ってるんです。手始めに、ドラゴンの食べる花、海の底にある花、美人の前でしか咲かない花を手に入れようと」
志希「ふむふむ」
輝子「今の私たちの力なら、どれが一番いいか聞きたい……」
609 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/19(火) 06:56:27.94 ID:4rwdRgSI0
志希「うーん、どれでもいいんじゃない?」
まゆ「へ?」
志希「ドラゴンの食べる花『ドラコニフス』、海の底に咲く花『海雪草』、美人に反応する花『美人花』。キミたちの力ならどれでもいけるよ」
乃々「いや、でも……ドラゴンとかはキツイですよね……」
志希「今のままじゃキツイね。ただ無理やり戦えばキミたちも慣れて、そのうち対等に戦えるようになるって」
輝子「む、無茶苦茶だ……」
まゆ「死んじゃうかもしれないですよ……」
志希「いい修行にもなると思うけどなー。嫌なら別のにしたら? 海雪草はたまにドラゴン並みのモンスター出てくるけど、基本は大したことないし」
乃々「志希さんの『大したことない』は信用できません……」
志希「なら美人花一択ってことになる。ここから東の方角にある街に住んでる富豪が持ってるから、なんとかして手に入れよう」
輝子「具体的な方法は……?」
志希「それは自分たちで考えてよ、志希ちゃんも分かんないもん」
乃々「そうですね……」
志希「あ、でも気をつけてね。その街に行く道を、強い魔物が塞いでるとか聞いたから」
輝子「……結局戦うことになりそうだな……」
まゆ「どうする? どの道も険しそうだけど」
輝子「比較的、美人花という草花が簡単かもしれない……」
乃々「ただ、道を塞ぐ強い魔物、というのが気になりますね……」
まゆ「まゆたちで倒せるんでしょうか」
志希「倒せる倒せないは別としてチャレンジしてみたらいいじゃん。相手が強いからって理由で迷ってちゃ、この先進めないよ」
乃々「ごもっともです……」
志希「ま、すぐに決めなくてもいいんじゃないかにゃ。お茶でも飲みながらゆっくり考えよう」
まゆ「淹れていただけるんですか?」
志希「コーヒーとか紅茶もあるけど、どうする?」
輝子「……あのお酒……」
志希「お、興味ある?」
まゆ「輝子ちゃん、未成年なんだからダメですよ」
輝子「この世界は12歳から飲めるから……少しだけ、飲んでみたい……」
まゆ「そういえばそうでした」
志希「アルコールもそんなに強くないし飲みやすいよ。注いであげるね♪」
乃々「輝子ちゃん……ちゃれんじゃーですね……」
輝子「や、やっぱりやめようかな……悪いことしてる感じがする……」
まゆ「現実だったら問題ですけどね。ここはゲームの中ですから、気楽にいきましょう」
610 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/19(火) 06:57:39.84 ID:balCY7VDo
お!こんな時間に更新されとる!
あと、志希ちゃんの所に戻って来たのでついでに
初期の頃にタイミング的に指摘しそびれた話なんですけど
>>26
の中の【乃々(水槽やゲージがたくさん…】の部分
「ゲ」ージじゃ無くて「ケ」ージの間違いだと思うの
611 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/19(火) 06:58:46.30 ID:4rwdRgSI0
ここまでにします、また夜に更新します
612 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/19(火) 07:00:38.39 ID:4rwdRgSI0
>>610
指摘感謝です、間違えてましたね
ゲージだと別の意味に…
613 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/19(火) 07:02:54.67 ID:balCY7VDo
更新おつでした
夜の再開楽しみにしてます
614 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/19(火) 07:04:06.89 ID:Nvq4EueDO
乙
アミメン聞いて中村先生のご結婚の話に興奮して寝られねえ
615 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/19(火) 07:13:04.64 ID:4rwdRgSI0
それと志希の「志希ちゃん」呼びも間違ってました、志希ちゃんでなく「シキちゃん」ですね
こういうミスは一番気をつけないと
>>614
今知りました、中村さんご結婚されたんですね
おめでたい日ですね
616 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/19(火) 22:10:47.07 ID:4rwdRgSI0
◇◇◇◇◇◇
輝子「……」ポー
乃々「輝子ちゃん、大丈夫ですか……」
輝子「うん……乃々ちゃんも飲まないか……?」
乃々「私は遠慮しておきます……」
輝子「そうか……志希さん、もっと飲ませてほしい……」
志希「一杯だけにしとこう。これからお出かけするんでしょ?」
まゆ「そうですよ輝子ちゃん。酔いつぶれて戦えなくなっちゃうかもしれないし」
輝子「そ、それはマズイな……でも、すごく美味しかった……。甘くて炭酸が入ってて……」
志希「シキちゃんのオリジナル酒、お気に召したようで何より♪ またこの街に戻って来たら飲ませてあげるね」
輝子「フヒ……楽しみが増えた……」
まゆ(よっぽど美味しいんですね。まゆもその時に飲んでみようかな)
乃々「皆さん、そろそろ本題のほうに……。どの草花を採取しに行きますか……?」
まゆ「ふと思ったんですけど、三択しかないんですか? 別の草花を集めにいくという方法もあるんじゃ……」
志希「その他の草花は、もっと強い魔物がいる場所にあるからねぇ。今より強くなってからじゃないと食べられるよ」
乃々「食べられる……!?」
輝子「そうなのか……」
まゆ「草花収集、思ってた以上に険しい道なんですね」
乃々「……私も昨日悟りました……」
乃々(目的はいつでも、自由に変更できるらしいですけど……草花収集でこれだと、どんな目的を設定しても辛そう……)
輝子「うーん……ドラゴン、海の底、強い魔物……どれにするか……」
まゆ「迷います」
乃々「……」
志希「いっそ運任せにしてみる?」
乃々「え……運任せ、ですか?」
志希「ちょっと待ってね。えーっと……あった! この六面サイコロを振って、1・2が出たらドラコニフス、3・4が出たら海雪草、5・6が出たら美人花ってことで」
まゆ「正真正銘の運任せですね」
輝子「このまま話していても、長引きそうだしな……サイコロで決めようか……」
乃々「そうですね……意を決して……。志希さん、お願いします……」
志希「オッケー! ぽいっと」ポイッ
コロコロコロ
↓1 南の方角(ドラコニフス・ビースト族関与)、西の方角(海雪草・エルフ族関与)、東の方角(美人花・ヒューマン族関与)のどこに行くか
617 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/19(火) 22:17:06.53 ID:2NxWcoQAO
西
618 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/19(火) 22:26:16.73 ID:1rdz3EXA0
>>1
の想定じゃないかもだが
1週間あまりレベル上げして合流を待つのも手かと思う…
619 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/19(火) 22:26:35.00 ID:ihiAA0a70
初日酒場のビーストルート、エルフルートが南と西かな?
620 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/20(水) 03:54:33.82 ID:w7zNVV6z0
また寝てしまった、体内時計なかなか直らない
こんな時間にですが更新します
>>618
パーティーを二分割する時の話でしょうか? レベル上げもいいですね
>>619
初日のルートですね、ただ少し内容が変わります
621 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/20(水) 04:23:06.26 ID:w7zNVV6z0
志希「3が出たよ」
乃々「ということは、海雪草ですか……」
まゆ「いいんじゃないでしょうか。どんな魔物が出てくるかとか、海の底へはどうやって行くのかとか、分からないことがいくつかあるけど」
志希「習うより慣れろって言うじゃん? 直接現地に行って確かめよう!」
乃々「そのくらいは教えていただけてもいいのでは……」
志希「あたしそろそろ出かけなきゃ行けないから。海の近くにエルフ族の街があるから、詳しいことはそこで聞くといいよ」
輝子「エルフ族か……」
志希「そ! あたしの故郷であり、キミの仲間がいっぱいいるところ。じゃね!」タタタタッ
乃々「あ、志希さん……」
パタン
まゆ「行っちゃった。志希さんはゲームでもあちこちに飛びまわってますね」
乃々「……とりあえず、出発しましょう……」
輝子「うん……」
ガチャ
志希「そうそう忘れてた! キミたち、もしよければあたしの実験に付き合ってくれない?」
まゆ「実験?」
志希「そこに液体の入ったビンが3つあるでしょ。誰がどれを飲んでもいいから、その後に起こる反応をアンケート用紙に書いてほしいな。お礼にお金出すから」
乃々(実験で思い出しましたけど、前に私が飲んだ薬……一体どういうものだったんでしょう。その後、変わったこともないですし……)
まゆ「変な薬じゃないですよね。飲んだ後に体が爆発するとか」
志希「にゃははは、さすがにそれは無いよ♪ 失敗したら10分くらいクシャミ止まらなくなるけど」
輝子「失敗とかあるのか……」
志希「ほぼ成功すると思うし安心していいよ。お金はここに置いとくから。今度こそ、じゃね!」
パタン
乃々「……飲みますか……?」
まゆ「お金はできるだけ増やしておきたいですし」
輝子「クシャミ10分なら、我慢できるレベルだしな……」
まゆ「でも本当にそれで終わるのか不安。もっと酷い結果になるかも」
乃々「こういうのは、やけくぼになるといいですよ……」
ゴクゴク
乃々「ぷはっ」
まゆ・輝子「!?」
乃々「さあ、皆さんも飲みましょう……」
輝子「……ぼ、ボノノちゃん……たくましくなったな……」
乃々「いえ……今言ったように、やけくぼになっただけです……」
622 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/20(水) 05:41:18.04 ID:w7zNVV6z0
まゆ「うう、怖いけど……」
輝子「一気にいくか……」
ゴクゴク
まゆ・輝子「ぷはっ」
輝子「……何も起きないな……」
まゆ「というか、何が起きたら成功か聞いてなかったですね」
乃々「何も起きないのが成功かも……」
輝子「え?」
乃々「こういうの、初めてじゃないので……10分くらい待ってみましょうか……」
◇◇◇◇◇◇
輝子「やっぱり何も起きなかったから……アンケートに結果を書いて、お金を受け取ったけど……これでいいのかな……」
乃々「いいと思います……。この先何か起きたら、またこの街に来たときに報告しましょう……」
まゆ「あ、見て見て2人とも! 向こうに大きな山が見える!」
乃々(まゆさん、楽しそうですね……せっかくの馬車の旅ですし、変わりゆく景色に興奮する気持ちも分かりますけど……。もりくぼは、いつ魔物と遭遇するか、不安で胸がいっぱいです……)
【馬車から目的地への移動について】
馬車から目的地へ移動する時に出現する魔物は、乃々たちよりずっと弱いので、手間を省くためオートで戦闘を行います。
こちら側で10回サイコロを振り、魔物が出た数の分だけ経験値とゴールドを獲得します。
レアモンスターも出ますが、今のパーティーには運が『いい』のキャラがいないので今回は出ません。
運の上がり下がりなどの要素については、次のクエストから開始&説明します。
輝子「……海の底、か……水圧とか大丈夫なのか……」
乃々「それを言うなら、呼吸できるかも不安ですし……」
輝子「うん……どのくらいの深さなんだろうな……。底っていうくらいだから、結構深いと思うけど……」
まゆ「生身の体じゃ絶対に無理ですね。水中でも苦しくならない魔法とかあるんじゃないかと」
乃々「それか、アイテムかもしれませんね……酸素と水圧の問題を解決するような、すごいアイテム……」
輝子「エルフの街に行けば、何とかなるのかな……?」
まゆ「何とかならなきゃ、どうしようもないもの。志希さんの言ったことを信じましょう」
623 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/20(水) 07:03:57.35 ID:w7zNVV6z0
◇◇◇◇◇◇
輝子「あ……海が見えてきた……!」
まゆ「綺麗……!」キラキラ
乃々(……ここに来るまで何回か戦いましたけど、前に見たことのある魔物ばかりでしたね……。どうやら、これ以上の強さの魔物は出ないようです……)
まゆ「乃々ちゃん、ほら! 海ですよぉ!」
乃々「はい、とっても素敵です……水面がキラキラと輝いていて……」
輝子「街も見えたぞ……あれがエルフの住む……」
乃々「当然ですけど、ドワーフの街とはまた違った建物ですね……未来的というか……」
まゆ「もっと近くで見てみたいっ。早く着かないかなぁ」
◇◇◇◇◇◇
≪乃々たちは経験値を獲得:370EXP≫
≪乃々たちは2200Gを手に入れた≫
輝子「倒した魔物を、直接収容所へ持って行けば……お金がもらえるんだな……」
まゆ「こういう方法もあるんですねぇ」
乃々「若葉さんと珠美さんから教わりました……2200G、どうやって分けますか……?」
輝子「ボノノちゃんが800G持っててくれ……私たちは700Gで……」
まゆ「まゆもそれがいいと思う」
乃々「そうですか……まあこれは私だけのお財布、というわけではないですし……足りなくなったら言ってください……」
輝子「うん、お互い助け合おう……」
ヒソヒソ ヒソヒソ
まゆ「……エルフ族の方って物静かですね。本を読んでいたり、声を上げずに話したり。佇まいが落ち着いてる」
輝子「種族の違いが出てるな……ドワーフ族は活発で賑やかだった……」
乃々「こういう雰囲気も、いいですね……静かだと落ち着きます……」
輝子「……それで、これからどうすればいいんだ……?」
まゆ「海雪草に関する情報を集めましょう。手当たり次第に聞き込みです」
乃々「酒場へ行くのはどうでしょう……情報集めといったら、そのイメージが強いですし……」
輝子「どこにあるんだろう……」
まゆ「ちょっと聞いてみますね。あの、すみません」
乃々「……酒場に行かなくても、こうやって道行くエルフの方に聞けばいいのでは……」
輝子「確かに……」
まゆ「ありがとうございます♪ 乃々ちゃん、輝子ちゃん、酒場の場所が分かりましたよ。ついて来てください」
624 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/20(水) 07:18:39.38 ID:w7zNVV6z0
ここまでにします、今日の夜に安価を出すところまでいきます
625 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/20(水) 20:28:28.01 ID:w7zNVV6z0
◇◇◇◇◇◇
まゆ「ありました!」
乃々「酒場の周りは、どの街も変わらない雰囲気ですね……賑やかです……」
輝子「エルフだけじゃなく、他の種族もいるしな……」
乃々「入ってみましょう……お邪魔します……」ガチャ
ワイワイ
輝子「おお……外よりもずっと、種族と種族が入り乱れてるぞ……」
まゆ「お昼からすごい熱気」
乃々「えっと、エルフの方は……」キョロキョロ
まゆ「いっぱいいますね。誰に声をかけますか?」
乃々「……誰にしましょう……」
輝子「優しそうな人にしよう……」
乃々「皆さん優しそうですけど……あれ?」
乃々(あのエルフの2人組、見たことが……)
↓1、2 346プロのアイドル2人
626 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/20(水) 20:31:47.23 ID:I8dj+cR2O
音葉
627 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/20(水) 20:35:03.91 ID:1wxnPPFxo
アーニャ
628 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/20(水) 21:33:37.28 ID:w7zNVV6z0
音葉「このカクテル……とても美味しいです。お酒同士が絶妙なバランスで合わさって、素敵なハーモニーを奏でていて……」
アーニャ「それはよかったです。私もこの間オススメされて、初めて飲みました。オーチン フクースナ……とっても美味しかったので、ぜひ音葉にも、と」
乃々(やっぱり、音葉さんとアナスタシアさんです。海雪草について、詳しく知ってるかは分かりませんけど……)
乃々「輝子ちゃん、まゆさん……あの2人組に聞きましょう……」
輝子「ん……? あれって……」
まゆ「音葉さんとアーニャちゃん!」
乃々「はい……エルフとして設定されてるようです……」
輝子「なんというか……ぴったりだな……」
まゆ「うん、2人ともエルフって感じがする。まゆたちの知りたいこと、知ってるといいけど」
音葉「そういえば、この前の話なのだけど……」
乃々「あの、すみません」
音葉・アーニャ「?」
音葉「私でしょうか……」
アーニャ「それとも、私ですか?」
乃々「お2人にです……実はお聞きしたいことがあって……」
◇◇◇◇◇◇
音葉「海雪草、ですか……」
まゆ「はい。採取したいと思ってるんですけど、どこにあって、どうやって採取すればいいのか分からないんです」
輝子「もし知っていたら、ぜひ教えてもらいたくて……」
音葉「知っていますよ」
乃々・輝子・まゆ「!!」
乃々「ほ、本当ですか……!?」
アーニャ「この街で生まれたエルフは、みんな知ってます。とても綺麗で、ここからそう遠くない場所にあるので」
まゆ「乃々ちゃん!」
乃々「はい……こんなに早く情報を入手できるとは……。あ、あの、詳しいお話を聞かせていただけないでしょうか……」
アーニャ「いいですよ」
乃々「ありがとうございますっ」ペコリ
音葉「でも、採取するのはかなり厳しいと思います……。ここ最近、魔物の動きが活発になっているので、海雪草へ辿り着くまでの道が非常に危険で……」
アーニャ「危険な魔物が出没したという噂も耳にしました。今では誰も海には入りたがりません」
629 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/21(木) 06:32:22.42 ID:H5yqnrHc0
ここ数日あまり更新できずすみません
明日は休みなので、いけるところまで書き進めます
630 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/22(金) 18:16:07.94 ID:cSBf7VlI0
乃々「危険な魔物……一体どんな……?」
アーニャ「詳しくは知りません。ただ、その魔物と遭遇してしまったら、恐ろしい目に遭うということだけ分かっています」
輝子「お……恐ろしい目に……」ゴクリ
乃々「……海雪草、後回しにしましょうか……」
まゆ「え!? せっかくここまで来たのに!」
乃々「そんな魔物がいるなら、まだ行かないほうがいいです……。別の草花を探して、時間を置いて……魔物がいなくなってから、また来れば……」
輝子「いついなくなるか、分からないぞ……」
まゆ「そうですよ。ずっといるかもしれないですよ」
乃々「うう……」
音葉「皆さん、なぜそこまでして海雪草が欲しいのですか」
乃々「えっと……詳しくは言えないですけど、世界中の草花を集めてるんです……。とっても大事なことで……」
アーニャ「クルータ! それはすごいですね。てっきり、想い人がいるのかと」
まゆ「想い人?」
音葉「海雪草は、恋を成就させる力を持つと言われているのです……。意中の方へ送ると、一生結ばれるとか……」
まゆ「乃々ちゃん輝子ちゃん、今すぐ出発しましょう」
乃々「まゆさんに火がついてしまいました……」
輝子「まだ海雪草の場所も、入手方法も分からないのに……」
まゆ「そういえば。ぜひ教えていただけないでしょうか」
アーニャ「恐ろしい目に遭うかもしれないんですよ? いいんですか?」
まゆ「今このビーストの娘が言いましたけど、草花を集めるのはとっても大事なことなんです。どんな危険が待ち受けていようと、私たちは必ず目的を果たします」
乃々(……一見すると、とても勇敢ですけど……私と、たぶん輝子ちゃんも分かっています……)
輝子(まゆさんは、プロデューサーと結ばれたいがために……)
まゆ「お願いしますっ」
音葉「……分かりました」
まゆ「!」
音葉「そこまで言われたら、教えないわけにはいきません」フフ
アーニャ「ですね」ニコッ
まゆ「ありがとうございます!」
音葉「そのかわり……条件があります」
輝子「条件……?」
音葉「はい。条件というよりは、お願いなのですが……」
アーニャ「音葉、もしかして」
音葉「これは私たちにとっても、良い機会かと……」
631 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/22(金) 19:54:23.05 ID:0ce9JL3A0
クエスト導入の空気感、イイネ
632 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/22(金) 20:21:55.06 ID:cSBf7VlI0
まゆ「お願いって、なんでしょう?」
音葉「私たちも同行させていただけませんか」
まゆ「えっ!」
アーニャ「実は近々、海雪草のある場所へ訪れようかと、計画していたところなんです」
輝子「危険なのに……?」
音葉「私たちにも、大事な目的があるんです。いかがでしょうか」
乃々「ぜ、ぜひお願いします……」
アーニャ「本当ですか?」
乃々「はい……危険な場所には、大勢で行ったほうがいいです……」
輝子「土地に詳しい仲間がいてくれると、助かるしな……」
音葉「ありがとうございます」ペコリ
まゆ「こちらこそありがとうございます、心強いです!」ペコリ
アーニャ「そうと決まれば、この酒場の2階に行きましょう」
乃々「2階って、なぜ……?」
アーニャ「恐ろしい目に遭ったという、噂のエルフがいるんです」
音葉「話を聞いて、真意を確かめることができれば……」
輝子「危険な魔物の対処とかできる……。そもそも、危険な魔物なんて、いないかもしれないな……」
乃々「!」
音葉「そうですね……魔物が活発になっている、というのは事実ですけど、危険な魔物に関しては噂の域を出ないですから」
まゆ「よかったですね乃々ちゃん!」
乃々「いえ、喜ぶのはまだ早いです……本人の口から直接『いない』と聞くまでは……」
乃々(と言いつつ、内心ほっとしてるもりくぼ……どうか幻でありますように……)
◇◇◇◇◇◇
千秋「いるわ」
乃々(幻じゃなかった)
ありす「あの魔物……海雪草を見に行こうとした私たちに、恐ろしいことを……!」プルプル
輝子「どんな魔物なんだ……?」
まゆ「恐ろしいこと、というのは?」
美波「口にも出したくないみたいなの……」
あい「彼女たちが帰ってきたとき、大きな怪我はしていなかったからね。酷いダメージを負わされた、というわけじゃなさそうだ」
633 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/22(金) 20:26:47.26 ID:0ce9JL3A0
くっころさん…(´・ω・`)
634 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/22(金) 20:36:53.34 ID:ak+dld/DO
オークだ。オークに違いない!
635 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/22(金) 21:07:55.40 ID:0ce9JL3A0
海にオークはwww
じゃあシャーク…でもないな、もみやでさんおらんしな
636 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/22(金) 21:22:07.82 ID:a/votWB/O
タコ
637 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/22(金) 21:24:23.17 ID:cSBf7VlI0
アーニャ「千秋、アリス、どうしても話せそうにないですか?」
音葉「魔物の姿や、特徴だけでもいいので……」
千秋「そうね……話すわ」
音葉「!」
ありす「魔物の姿と特徴、ですよね」
美波「大丈夫? 無理はしないでね」
ありす「だいぶ回復してきたので。お気遣いありがとうございます」
千秋「えっと……」
ありす「……」
千秋「……」
アーニャ「どうしましたか?」
千秋「……思い出せない……」
乃々「え?」
千秋「思い出せないのよ。魔物の姿も、特徴も」
ありす「というか、私たちって何をされたんでしたっけ」
まゆ「こ、これってどういうことですか」
輝子「ひょっとして……ショックで記憶が……?」
あい「自己防衛による記憶喪失なら、何かをされたということも忘れてしまうんじゃないかな。おそらく魔物の仕業だろう」
美波「そんなことできる魔物なんているんでしょうか」
アーニャ「本当に何も思い出せませんか? 魔物に関することだけ?」
ありす「はい……恐ろしいことをされた覚えはあるんですけど」
乃々「……私、怖くなってきました……」
輝子「わ、私も……今から、海雪草のある場所に、行かなきゃいけないのに……」
美波「ええ!? 海雪草のある場所に!?」
アーニャ「行きます。音葉と私、そしてここにいる3人で」
あい「やめたほうがいい。彼女たちの二の舞になる」
音葉「そうかもしれません……。ですが体は無事ですし、記憶が無いのは魔物に関することだけ」
アーニャ「魔物に何かされても、目的が達成できるなら、それで充分です」
乃々(確かに、私たちも目的は達成できそうですけど……訳の分からないことをされるのは……)
あい「そこまでしてあの場所へ行く理由……。まさか姫のため?」
アーニャ「はい」
あい「そうか……なるほど」
まゆ「姫って、この街、お姫様がいるんですか!」
美波「いますよ。お城もあります。街に隣接する海の中にあるから、地上からだと見えないけど」
乃々「そ、そうだったんですね……」
輝子「お姫様……会ってみたいな……」
638 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/22(金) 21:28:00.39 ID:0ce9JL3A0
姫もCoにスーパーひとしくん
639 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/22(金) 21:30:59.06 ID:Lm819m9G0
>>638
その場合、翠や
文香が候補かな?
640 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/22(金) 21:38:40.83 ID:/gLGkwL6O
そういやさらっとサキュバスじゃないサキュバスさん出てきてて草
641 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/22(金) 22:05:58.27 ID:ak+dld/DO
千秋がいるってことは、姫は雪美に違いない
まぁ、酔いどれ31歳かもしれんが
642 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/22(金) 22:40:57.18 ID:cSBf7VlI0
アーニャ「海から帰ってきたら、謁見しましょう」
音葉「お姫様も歓迎してくださると思います……」
まゆ「楽しみ♪」
乃々(……結局、海雪草は収集しに行くんですね……。どうか記憶を無くす魔物に出会いませんように……)
◇◇◇◇◇◇
音葉「そういえば、自己紹介がまだでした」
乃々(言われてみれば……私たちは名前を知ってるので、つい忘れてしまいます……)
音葉「私は音葉といいます。以後お見知りおきを……」
アーニャ「私はアナスタシアです。アーニャと呼んでください」
乃々「私は乃々です……こちらのエルフが輝子ちゃん、ヒューマンがまゆさんです……」
輝子・まゆ「よろしくお願いします」
アーニャ「あとで美波たちにも紹介しますね。あの場でできればよかったんですけど」
まゆ「それどころじゃなかったですし、仕方ないですよ」
輝子「……ところで、私たちはどこへ向かってるんだ……」
音葉「アイテムショップです。そのあと美波たちと合流して、海雪草へと繋がる浜へ向かいます」
まゆ「どうして美波さんたちと?」
音葉「ある魔法をかけるのに、協力していただけることになったのです」
乃々「ある魔法……?」
アーニャ「海の中へ入るのに必要な魔法です。水中でも呼吸ができるようになって、水圧の影響がなくなって、光が無くても周りが見渡せて、冷たさが平気になる、すごい魔法です」
輝子「ドラえもんの道具でそんなのあったな……」
まゆ「テキオー灯?」
輝子「それだ」
乃々「美波さんたちの協力が無くても、発動できたんですか……? 負担がすごそうですけど……」
音葉「日菜子さんという、名のある占い師の方にお願いするつもりでした……」
乃々「日菜子さん……エルフなんですね……」
輝子「妄想にふけるエルフ……」
まゆ「水晶玉で色んな未来を見て、そこから色々とイメージを膨らませてそう」
乃々「日菜子さんの幸せそうな顔が浮かびますね……」
643 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/22(金) 22:59:04.05 ID:cSBf7VlI0
早くて短いですが、今日はここまでで、ありがとうございます
明日は音葉とアーニャのステ決めやります
644 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/22(金) 23:11:14.49 ID:OVjHHUAMO
乙
645 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/23(土) 00:02:25.77 ID:GW/GoRaA0
乙乙
もしかして暫定5人パーティーなん?
これは…魔物が今までの倍強くなるな
646 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/23(土) 19:25:11.21 ID:VIXrD3c40
遅くなりました、始めていきます
>>645
5人行動で戦闘時は4人、という感じです
647 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/23(土) 19:35:26.44 ID:VIXrD3c40
乃々「……輝子ちゃん、まゆさん……」
輝子・まゆ「?」
乃々「アイテムショップへ到着する前に……音葉さんとアナスタシアさんのステータスを、確認しておきましょう……」
輝子「あ……そうだな……一緒に戦うことになるし……」
まゆ「2人とも、どんなステータスなんでしょうね」
輝子「まずは、音葉さんを除いてみよう……」
↓1〜4 音葉のステータス コンマ一桁目と二桁目の両方を使います(↓1がHP、↓2のコンマが攻撃・防御、↓3のコンマが命中・敏捷性、↓4のコンマが知力・精神)
648 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/23(土) 19:41:09.85 ID:GW/GoRaA0
特徴的になるかな?
HPは高いにこしたことないが
649 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/23(土) 19:41:41.88 ID:MPdFVH2iO
へえ
650 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/23(土) 19:42:36.06 ID:R+9E1cIeo
はい
651 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/23(土) 19:42:53.56 ID:waX3Meey0
やあっ
652 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/23(土) 19:51:08.33 ID:GW/GoRaA0
あとはスキルと成長ポイント次第か…
653 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/23(土) 20:17:19.86 ID:GW/GoRaA0
頼む、大変だろうとは思うが
今日中にエルフ2人ぶん全能力決定して
次の選択肢(パーティ前衛編成?)までは進んでくれさい…
654 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/23(土) 20:18:10.56 ID:VIXrD3c40
名前:音葉
Lv:10
種族&性別:エルフ♀
称号:エルフ
HP:85/85(+12)=97/97
攻撃:8(+5)=13
防御:8(+5)=13
命中:10(+15)=25
敏捷:6(+5)=11
知力:5(+15)=20
精神:6(+15)=21
運勢:???
まゆ「魔法系が強い。さすがエルフ」
輝子「ん……? 運勢が???って、どういうことだ……?」
乃々「それと、レベルが表記されてますね……」
まゆ「あ、本当だ。さらっと書いてある」
ちひろ『レベルを載せた方がいいかなと思ったので。皆さんのステータスにもしっかり書いてあるので、あとで確認してみてください』
まゆ「ちひろさん! 説明ありがとうございます」
輝子「自分がどれだけ強くなったか、見られるんだな……これからは、ステータスを開くのが、楽しみになるな……」
まゆ「分かる。レベルが上がってると達成感が出て、もっと頑張れますよね」
乃々「運勢については……?」
ちひろ『あとで説明します』
乃々「なぜ……」
ちひろ『今だとちょっと都合が悪いので。先に音葉さんとアーニャちゃんのステータスを確認してください』
まゆ「分かりました。ええっとアーニャちゃんは……」
↓1〜4 アーニャのステータス コンマ一桁目と二桁目の両方を使います(↓1がHP、↓2のコンマが攻撃・防御、↓3のコンマが命中・敏捷性、↓4のコンマが知力・精神)
655 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/23(土) 20:24:27.17 ID:GW/GoRaA0
ダー
656 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/23(土) 20:25:16.60 ID:ndyo7ebM0
スポット参戦キャラはどっちか虚弱体質になる運命なん?
657 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/23(土) 20:25:33.04 ID:R+9E1cIeo
HP低いのは辛い…
658 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/23(土) 20:25:39.17 ID:VIXrD3c40
>>653
なんとかそこまではいきたいです
このレスは安価に含みません
659 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/23(土) 20:26:46.13 ID:SDUN217LO
はい
660 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/23(土) 20:45:02.07 ID:VIXrD3c40
名前:アーニャ
Lv:10
種族&性別:エルフ♀
称号:エルフ
HP:17/17(+12)=29/29
攻撃:6(+5)=11
防御:10(+5)=15
命中:10(+15)=25
敏捷:4(+5)=9
知力:1(+15)=16
精神:3(+15)=18
運勢:???
乃々「命中が高いですね……」
輝子「その他の数値は、私と同じくらいか……でもHPが低いな……」
まゆ「不安ですけど、今後の成長でカバーできますよ」
乃々「今後と言っても、海雪草を入手するまでの間ですけど」
輝子「頼めば、旅に同行してくれるかも……」
乃々「……そうですね……海雪草の件が終わったら、頼んでみましょうか……」
まゆ「仲間は多いに越したことないですからね。さて、次は2人のスキルを確認しなきゃ」
↓1 音葉のスキル
↓2 アーニャのスキル (3ターン敏捷性20アップ、クエスト中経験値2倍など。よければスキル名も加えてください)
661 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/23(土) 20:51:57.41 ID:ndyo7ebM0
反響定位(エコー・ロケーション)
発動した戦闘中、味方の使用した魔法と同じ効果をターン終了時に発揮する(効果対象も同一、戦闘不能など存在しなくなった場合不発)
魔法道具は対象外
662 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/23(土) 21:11:54.56 ID:wIeXDmoU0
アイスジェイル
対象一人(敵味方どちらでも可)を氷で包み込む
攻撃(物理魔法問わず)を1回無効化するがそれまでその対象は行動できない
663 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/23(土) 21:23:55.41 ID:GW/GoRaA0
戦力的には選択の余地ない気が駿河
それでもメンバー選出は安価のスナイプ次第だな
664 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/23(土) 21:33:46.44 ID:VIXrD3c40
輝子「音葉さんのスキル、強力だな……魔法特化に成長させたら、ヤバいことになりそうだ……」
乃々「アナスタシアさんは、色んなことに応用できるスキルですね……。強い敵と戦ったとき、特に力を発揮しそうな予感……」
輝子「……残るは、成長ポイントの割り振り、か……」
まゆ「これってまゆたちが操作していいんでしょうか」
乃々「若葉さんと珠美さんのときは、ちひろさんがやりましたけど……」
ちひろ『私が絶対にやらなきゃいけない、というわけではないので、割り振りしたかったらぜひどうぞ』
輝子「そうなのか……じゃあ、やらせてもらおう……」
まゆ「やりましょうか。一緒に戦う仲間なんですし」
↓1 音葉の成長ポイント割り振り
↓2 アーニャの成長ポイント割り振り 12ポイントを好きに割り振ってください(最大で+3、今後も好きに変更することができます。念のため名前も添えてお願いします)
665 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/23(土) 21:37:50.94 ID:SDUN217LO
音葉
1
2
2
1
2
2
2
666 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/23(土) 21:38:06.15 ID:GW/GoRaA0
音葉
HP:(+)
攻撃:(+3)
防御:(+)
命中:(+3)
敏捷:(+3)
知力:(+3)
精神:(+)
667 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/23(土) 21:39:07.46 ID:GW/GoRaA0
いつも僅差で負けて笑う
668 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/23(土) 21:39:52.99 ID:R7NxO5yDO
HP:1
攻撃:1
防御:3
命中:1
敏捷:3
知力:1
精神:2
アナスタシア
669 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/23(土) 21:42:29.90 ID:R+9E1cIeo
出遅れたけどアーニャのHP伸ばさないのか…
3じゃないと微増しかしないぞ
670 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/23(土) 21:47:21.91 ID:GW/GoRaA0
これでもアーニャ前衛に選べるかあぁん?みたいな意思が見えなくもないwww
671 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/23(土) 21:50:47.16 ID:R7NxO5yDO
>>669
ピンチを演出するのも醍醐味の一つと……いざとなれば勇者の印と鋼鉄の魂とハロとファティマで(まってちがう)
念のため言うが、アーニャより雪美が好きだからとかは関係ないからね
672 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/23(土) 22:24:48.71 ID:VIXrD3c40
乃々「こんな感じでしょうか……」
ちひろ『音葉さんは万能型タイプ、アーニャちゃんは防御型タイプですか』
まゆ「はい、今はこういう上げ方でいきます」
ちひろ『分かりました。では運勢について説明しますね』
輝子「今が説明のタイミング……?」
ちひろ『説明のタイミングです。もうちょっとでアイテムショップに着いてしまうので、それまでには』
ちひろ『今までの運勢はふつーでしたけど、これからはクエストごとにランダムで決定されます。いい、ふつー、わるい、の3種類です』
ちひろ『まず運勢がいい場合は何が起こるかですけど、クエスト中にレアモンスターが出る、宝箱・アイテムを発見できる、トラップを回避しやすくなる、HPが0になったとき1残る、といったプラスの効果が得られます』
乃々「あれ……若葉さん、珠美さんと行動してたとき、宝箱やアイテムなんて出ませんでしたけど……トラップも……」
ちひろ『出さないようにしたんです。最初からバンバン出しちゃうと楽じゃないですか。これからは出るので安心してください』
乃々(バンバン出してもらったほうが、嬉しいのに……)
まゆ「逆に運勢が悪いと何が起きるんですか?」
ちひろ『敵から受ける攻撃が急所に当たりやすくなったり、強い魔物が出やすくなったりします』
輝子「急所に当たりやすいのは嫌だな……」
乃々「強い魔物も、できればやめてほしいですね……。運が悪くなったら、おしまいということですね……」
ちひろ『いやいや、おしまいじゃありませんよ。運を上げるアイテムがアイテムショップで売ってるので、それを買えば大丈夫です』
まゆ「なるほど! だからアイテムショップに着く前に説明したかったんですね!」
ちひろ『そういうことです』
乃々「やり方がインチキ商法みたいですけど……」
輝子「あなたに悪い気がついてるけど、これを買えば大丈夫、みたいなやつだな……」
ちひろ『人聞きの悪いこと言わないでください!』
乃々「ごめんなさい……。運勢がいいときと、わるいときの効果は分かりましたけど……ふつーのときは……?」
ちひろ『レアモンスターや宝箱も出ないし、急所に当たりやすくならない。何も起きません』
まゆ「言葉通り、ふつーですね」
ちひろ『はい。おっと、ショップがもう目の前まで来ましたよ。運勢はアイテムを購入するとき、金額と一緒に表示しますから参考にしてくださいね』
輝子「ありがとうございます……」
ちひろ『どういたしまして。それでは私はこれで』
音葉「皆さん、到着しました……ここで準備をしましょう……」
乃々「あ」
アーニャ「どうしました?」
乃々「そういえば私、アイテムをすでに2つ持ってるんですけど……これってどうすれば……」
輝子「そのまま、持っていればいいんじゃないか……?」
乃々「でも、これより良いアイテムがあったら……」
アーニャ「売るしかないですね。価格は元値の半分になってしまいますけど」
乃々「……半分……」
まゆ「取っておくか、売って違うアイテムを買うか。重要ですね」
乃々「はい……よく考えます……」
673 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/23(土) 22:35:54.75 ID:GW/GoRaA0
ちっひがらしくなってきた
妙な安堵感をおぼえる…
674 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/23(土) 22:41:39.30 ID:R7NxO5yDO
勇者の印と鋼鉄の魂で思い出したが、これから先に呪いの装備って出たりしたり、プラマイ系アイテム(鋼鉄の咆哮の謎の装置みたいなの)って出す予定とかあるのかなぁ?
作る側としてはめんどくさいでしょうがね
675 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/23(土) 22:58:41.39 ID:VIXrD3c40
◇◇◇アイテムショップ・アキハ◇◇◇
晶葉「いらっしゃい!」
乃々「……」
輝子「ボノノちゃん……晶葉ちゃんを見つめて、どうかしたのか……?」
乃々「いえ……」
乃々(ゲームですからね……各街に1人ずつ、晶葉さんがいたって不思議ではないです……)
晶葉「こんなに大勢で買い物とは、嬉しいぞ!」
まゆ「今後も幾度となくお世話になります」ペコリ
アーニャ「皆さん、何を買いますか?」
乃々「まず、どんな品揃えか見てみたいです……」
晶葉「いいぞ! どんどん見てくれ!」
◇◇◇回復アイテム◇◇◇
・ヒーリング薬(小):HP20%回復【300G】
・ヒーリング薬(中):HP60%回復【500G】
・ディスペル薬:状態異常を回復【500G】
◇◇◇魔法陣◇◇◇
・ファイアの魔法陣:敵一体に30ダメージ【800G】
・ウィンドの魔法陣:敵一体に30ダメージ【800G】
・ストーンの魔法陣:敵一体に30ダメージ【800G】
・ウォーターの魔法陣:敵一体に30ダメージ【800G】
◇◇◇ステータスUP◇◇◇
・ステータスアップの薬(H):HP+20【1000G】NEW
・ステータスアップの薬(攻):攻撃ステ+5【1000G】NEW
・ステータスアップの薬(防):防御ステ+5【1000G】NEW
・ステータスアップの薬(命):命中ステ+5【1000G】NEW
・ステータスアップの薬(敏):敏捷ステ+5【1000G】NEW
・ステータスアップの薬(知):知力ステ+5【1000G】NEW
・ステータスアップの薬(精):精神ステ+5【1000G】NEW
◇◇◇バトルサポート◇◇◇
・茄子のお守り:運勢を1つレベルアップ【1500G】NEW
・アタックアップ:その戦闘での自分の攻撃ステ+20【1000G】NEW
・マジックアップ:その戦闘での自分の知力ステ+20【1000G】NEW
◇◇◇魔法の書◇◇◇
・アタックアップの書:全ての味方の攻撃ステ・知力ステを+10(3ターン効果)【5000G】NEW
・ディフェンスアップの書:ての味方の防御ステ・精神ステを+10(3ターン効果)【5000G】NEW
・クリティカルアップの書:全ての味方の命中ステを+10(3ターン効果)【5000G】NEW
・スピードアップの書:全ての味方の敏捷ステを+10(3ターン効果)【5000G】NEW
・ヒールの書:全ての味方のHPを20%アップ【3000G】NEW
◇◇◇魔法の禁書◇◇◇
・頑張ります!の書:自分の全ステータスを+20(3ターン効果)【10000G】NEW
乃々「品揃え良すぎでは!?」
晶葉「そうか? いつもこんなものだぞ」
ちひろ『晶葉ちゃんの言うとおりです。これがいつもの品揃えなんですよ。乃々ちゃんが初めてショップに行ったときはお金も少なかったですし、一番最初ということもあったので表示しなかっただけで』
乃々「……そうですね……1000Gとか、高すぎです……5000Gとか、10000Gとかありますし……」
輝子「こ、こんなに高いんだな……」
まゆ「お金、結構もらえるなと思ったら……すぐ消えちゃいそうですね」
ちひろ『もしよければ、商品の説明を簡単にしますよ』
乃々「お願いします……」
676 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/23(土) 23:07:10.46 ID:GW/GoRaA0
禁書ワロタ
乃々はマジックアップ欲しいな
677 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/23(土) 23:14:40.40 ID:R7NxO5yDO
念のためヒールの書と、幾人かHP補正かな?
678 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/23(土) 23:15:10.08 ID:VIXrD3c40
>>674
呪いの装備いいですね、拾うアイテムが全部当たりなのもあれですし
クエストで一回進むごとにHPが減るとか
鋼鉄の咆哮の謎の装置というのを調べてみたんですが、よく分からなくて
一応ショップで、今書いたようなプラマイ系のアイテムは出すつもりです
679 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/23(土) 23:30:09.95 ID:R7NxO5yDO
>>678
鋼鉄の咆哮でなくウォーシップガンナーで検索されたし
簡単に言うと、HPとスピードが上がるが指揮が落ちたり(狙いが甘い)舵の効きが悪くなる(運動性が落ちる)など、いいも悪いも複合作用なアイテムです
680 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/23(土) 23:30:48.63 ID:ndyo7ebM0
防御力が無茶苦茶高いけど全属性弱点になる防具とか
使うと攻撃翌力が上がる代わりに毎ターンHPが減るドーピング薬とか
たぶんそういうアイテムじゃない?
681 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/23(土) 23:33:20.23 ID:GW/GoRaA0
なるほど、般若の面みたいなやつか
682 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/23(土) 23:48:07.28 ID:VIXrD3c40
ちひろ『といっても、大体は書いてあるとおりなんですけどね。私が説明するべきなのは、その場で消費されるアイテムについてです』
まゆ「その場で消費?」
ちひろ『この羅列でいうと、茄子のお守りやステータスアップの薬、魔法の書ですね。その場で使用できるのでアイテム枠は埋まりません』
輝子「そうなのか……じゃあ、お金さえあれば使い放題だな……」
ちひろ『そういうわけでもないんですよ。ステータスアップの薬は1クエストにつき、それぞれ1個ずつ。さらに1人2個だけ使用可なので、全部つぎ込む使い方はできません。魔法の書はご覧のように高いですからね』
乃々「えっと……すみません……ステータスアップの薬の使い方が、よく分からないです……」
ちひろ『例えば、今ここにあるのは7種類ですよね? それぞれ1つずつだけ購入できます。1人に使用できるのは、そのうち2つが限度です。クエストに行って帰ってきたら、また買えるようになります』
乃々「そういうことですか……ありがとうございます」
まゆ「魔法の書は、高いだけで使い放題なんですか?」
ちひろ『ええ、いくらでも購入できますよ。ただし1人が覚えられる魔法は、最大5つまで。そこからさらに新しい魔法を覚えたいなら、どれか1つを忘れなければいけません』
輝子「ポケモンみたいだな……」
まゆ「まゆはすでにファイアの魔法を覚えてるんですけど、これは1つにカウントされるんですか?」
ちひろ『されます。そして、ファイア、ウィンド、ストーン、ウォーターなどの属性魔法は忘れることができません。そのかわり、称号がレベルアップすると一段上の魔法に進化します』
まゆ「へー……ということは、覚えられる魔法は実質4つですか」
乃々「……ちひろさん……ひょっとして、私は……」
ちひろ『ああ、大丈夫ですよ。乃々ちゃんは4つの属性魔法をまとめて1つのカウントですから』
乃々「よ、よかった」
輝子「すごいな、それ……」
まゆ「4つの属性魔法に加えて、新しい魔法が4つですから、計8つも唱えられることになりますね」
輝子「頼りになるな、ボノノちゃん……」
乃々「あ……あまり期待はしないでいただけると……」
ちひろ『とまあ、説明はこんなものです。何か質問はありますか?』
まゆ「まゆは大丈夫です」
輝子「私も……」
乃々「また聞きたいことがあったら、ちひろさんを呼びます……」
ちひろ『了解です。ショッピング楽しんでくださいね!』
乃々(……並んでるのが絵本とかだったら、心から楽しめるんですけど……)
アーニャ「あの。さっきから、ひそひそ話してますけど、内緒の話ですか?」
まゆ「あっ、いえ! ちょっとお金の相談をしてたんです」
輝子「足りるかなって……」
乃々(実際、相談すべきことではありますね……)
音葉「お金、足りないのですか?」
乃々「足りないというわけでは……薬とか、最低限のものなら買えるんですけど……」
まゆ「ステータスアップとか、魔法の書とか気になるなぁって」
683 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/23(土) 23:51:13.01 ID:VIXrD3c40
>>679
>>680
ありがとうございます
そういう癖のあるアイテム、面白そうです
考えてみます
684 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/24(日) 00:16:26.04 ID:H+7fjBHA0
アーニャ「それに手を出すなら、悩みますね」
音葉「購入できれば、大きな力になることは間違いないのですが……」
乃々「……とりあえず、選んでみましょうか……」
輝子「うん……手に取りながら、考えよう……」
乃々(その前に運勢を確認しないと……)
≪乃々たちの今回の運勢≫
乃々:いい
輝子:ふつー
まゆ:わるい
音葉:わるい
アーニャ:いい
乃々「……ちひろさん」
ちひろ『はい』
乃々「同じパーティーに、運勢がいい人と、わるい人がいるんですけど……これは……」
ちひろ『こういうときはレアモンスターも宝箱・アイテムも出ます。運がいい人と悪い人によって、それぞれの影響があるだけです』
輝子「急所に当てられやすくなったり、HPが1残ったり……?」
ちひろ『はい。トラップも運がいい人は引っかからず、わるい人だけ引っかかる、といった感じです』
まゆ「なるほど」
乃々「ありがとうございます……」
乃々(今のを踏まえた上で……何をしましょう……)
◇◇◇乃々はどうする?◇◇◇
・アイテム購入
・アイテム売却(ヒーリング薬【小】×2)
↓1
685 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/24(日) 00:19:07.37 ID:eVPc1d5do
まずいくら持ってるか知りたいな
686 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/24(日) 00:21:16.76 ID:H+7fjBHA0
所持金書き忘れてました
687 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/24(日) 00:23:42.24 ID:H+7fjBHA0
>>684
を修正してもう一度アップします
688 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/24(日) 00:26:58.47 ID:H+7fjBHA0
アーニャ「それに手を出すなら、悩みますね」
音葉「購入できれば、大きな力になることは間違いないのですが……」
乃々「……とりあえず、選んでみましょうか……」
輝子「うん……手に取りながら、考えよう……」
乃々(その前に運勢を確認しないと……)
≪乃々たちの今回の運勢≫
乃々:いい
輝子:ふつー
まゆ:わるい
音葉:わるい
アーニャ:いい
乃々「……ちひろさん」
ちひろ『はい』
乃々「同じパーティーに、運勢がいい人と、わるい人がいるんですけど……これは……」
ちひろ『こういうときはレアモンスターも宝箱・アイテムも出ます。運がいい人と悪い人によって、それぞれの影響があるだけです』
輝子「急所に当てられやすくなったり、HPが1残ったり……?」
ちひろ『はい。トラップも運がいい人は引っかからず、わるい人だけ引っかかる、といった感じです』
まゆ「なるほど」
乃々「ありがとうございます……」
乃々(今のを踏まえた上で……何をしましょう……)
◇◇◇乃々たちの所持金◇◇◇
乃々:10900G
輝子:7900G
まゆ:7900G
音葉:5000G
アーニャ:5000G
◇◇◇乃々はどうする?◇◇◇
・アイテム購入
・アイテム売却(ヒーリング薬【小】売却額150G×2)
↓1
689 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/24(日) 00:31:30.17 ID:eVPc1d5do
これどっちか選択してそれから何をどうするか決めるでいい?
ならアイテム売却
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