ゼロから始める奴隷商人【安価コンマ】

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71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/22(火) 22:56:33.39 ID:jdY4kVIF0
>>70、高級品なのが10000くらいです
安いのはとにかく安い パン一つ分で数十人買えるレベルには安い奴隷もいます
最高級だと10万とか行きます 踏んでたら安価下
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/22(火) 23:18:39.32 ID:m+7tWQVko
2キュラ
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/22(火) 23:21:19.71 ID:jdY4kVIF0
「またトンチキなこと教えるの?」

「トンチキとはなんだトンチキとは」

そろそろ、厳しく当たる必要があるかもしれないな。

どちらが上か、今自分がどんな状況か。

それを身に沁み込ませないと、良からぬことが起きるやもしれん。

…まぁ、それは今考えることじゃないか。
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/22(火) 23:21:50.40 ID:jdY4kVIF0
↓1 どんな調教をするか
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/22(火) 23:42:05.10 ID:q0XxhkzXO
小間使いの仕事として料理を教える。
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/22(火) 23:48:55.28 ID:jdY4kVIF0
「ハヤシライス…?作り方知らない…」

「作り方はこのメモに従えば良い。味見は俺がするが、処理するのはお前だからな」

「…自分のご飯なら、手は抜けない」

「俺のなら抜くんだな」

「…たぶん抜かない」

あからさまに嘘の雰囲気が漂っているが、スルーを決め込む。

調理工程を見ているが…おい、野菜を全部適当に切って入れるな。

目分量で調味料入れるな!

初っ端から強火でバーニングさせんなゴラァ!!!

「………」

「不味い」

「だろうな!!!人参のヘタがそのまま入った飯とか初めて食ったわ!!!」

貧相な食事には慣れっこだが、これはヤバい。

後日、俺は腹痛で寝込みました。
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/22(火) 23:50:04.41 ID:jdY4kVIF0
↓2でキャラ名と選択肢を
価値が上がるのは2と3
次回イベント(魔王城or王都訪問)まで残り3ターン


1:売却(所有している奴隷を売り飛ばす)
2:調教(芸や知識を教え込む)
3:交流(奴隷と交流する)
4:調達(新しい奴隷を調達してくる)
5:雇用(今いる奴隷を部下にしたり、外部の人を雇う)
6:処分(必要無い奴隷を処分する)


ラミア・シェフィールド ¥1910

ラム・ダオ ¥2060

キュラ ¥1340 信用度 2/100
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/22(火) 23:51:50.13 ID:m+7tWQVko
かそくした
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/22(火) 23:57:17.85 ID:PjxayKxAo
4
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/23(水) 00:03:45.96 ID:qafi6VZ/0
↓2 調達手段を選択


1:近くの拠点に赴いて購入or誘拐
2:輸送中のキャラバンor賊のアジトから強奪
3:近くの拠点を襲撃
4:その他(方法を記入)
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/23(水) 00:04:39.04 ID:kIPssux50
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/23(水) 00:09:10.48 ID:3rTJ4oN4O
2
どちらか任意で選択ですか?
賊のアジトから
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/23(水) 00:21:51.34 ID:qafi6VZ/0
です ↓1 アジトの規模をコンマ判定


01〜30:ゴミ
31〜70:それなり
71〜99:かなりの規模
00:もはや要塞
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/23(水) 00:22:44.49 ID:03e7pO1Vo
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/23(水) 00:33:00.77 ID:qafi6VZ/0
「さて、と。お仕事を始めさせていただきましょうかね」

今回の犠牲になってもらうアジトは、とある鉱山の開発時に利用された廃村だ。

数世紀前に打ち捨てられたため、利用価値は無くなっている。

そのため、こういう輩が拠点として利用する場合があるのだ。

「建物は専ら石造り。俺の剣だと、切断する時に音が出そうだな」

奴隷が保管されているとすれば、数十人程度か。

殆ど売り払うとして…二人くらい手に入れば御の字かね。

…ふう。

今から虐殺パーティーが始まるとなれば、気分が高揚するな。

正義のヒーローを気取るつもりはないが、世間の印象的にはこういう調達手段の方が好感度が上がるだろう。

商売って信用とか印象が命だから、しょうがないんですよ。
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/23(水) 00:35:13.55 ID:qafi6VZ/0
↓1 アジトを攻略する手段と同時にコンマ判定


01〜10:やらかして奴隷も全員お陀仏
11〜70:奴隷だけは何とかなった
71〜99:賊の保有していた戦利品も回収
00:王様とかに恩が売れそうなお宝発見

87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/23(水) 00:38:52.88 ID:kIPssux50
ラムがどれくらい戦えるか突っ込ませてみる
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/23(水) 00:42:58.62 ID:qafi6VZ/0
ゾロ目なので追加判定 ↓1 合計で100を超えたら00判定に書き換えます
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/23(水) 00:45:09.07 ID:w+tkJK0DO
はい
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/23(水) 00:46:06.61 ID:QdCOFzyzo
さすラム
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/23(水) 00:52:02.07 ID:qafi6VZ/0
「襲撃?」

「ああ。今から封魔の剣を抜く。そうしたら、お前は魔力をまた使えるようになる」

「その力を上手く使って、賊だけを殲滅しろ。奴隷は駄目だ。OK?」

「解った」

「自爆魔法は絶対に使うなよ。簡単な魔法なら許す。炎魔法とかそういうやつな?」

「うん」

愛用の剣を一本取り出し、ラムに持たせる。

そして、敵陣深くに突っ込ませた。

「俺もヤバい時は援護してやる。だから、その価値を示せよ?」

二本の剣柄を繋ぎ合わせ、弓に変える。

それを片手に、俺は小高い丘から眺めていた。
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/23(水) 00:57:34.53 ID:qafi6VZ/0
「ぐぅぅぅぅ………」

右腕から溢れ出す魔力が、自分の身体を作り変える。

混沌に呑まれた腕から憎悪が形を成し、右腕と剣を包む。

ぐちゅり、ぐちゅりと音を立て、歪な大剣が作られた。

丘から飛び上がり、アジトの中心に降り立った私は、その剣を横に一薙ぎする。

命令を果たすため、ただそのためだけに、賊を殺す。

眼前で惚けていた男の頭部が弾け、上半身が吹き飛ぶ。

後ろにあった建物にヒビが入り、風に吹かれるように消し飛んだ。

その一瞬の光景は、恐怖を伝染させる。

自分の命だけはと逃げる賊を捕捉し、一人一人、丁寧に大剣で潰し、斬り裂き、刎ねる。

数分もしたら、命が消えていた。
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/23(水) 01:04:49.75 ID:qafi6VZ/0
「…何だこれは。流石の俺でも、ちょっとはたまげたなぁ」

昔戦った魔王…程ではないが、四天王とかその辺りに匹敵する実力は垣間見えた。

今回は目立った負傷をしていないが、資料の情報が確かなら、尋常ではない継戦能力と回復能力を持っているわけだ。

「…こりゃ、俺でも殺すのはちと苦労するな」

丘から飛翔し、更地寸前のアジトに向かう。

賊はいねぇがぁ、奴隷はいねぇがぁと徘徊するラムがいた、怖いわ。

「あ。命令、遂行した」

「あー、お疲れ。左手に矢が刺さってんぞ。ほれ」

「本当だ。いつの間に攻撃されたのか不明…」

矢を引き抜くと、肉が蠢いて穴を塞いだ。

この再生能力なら、魔力が尽きるまでお相手する必要がありそうだ。

「主、この建物」

「ひっ…」

「奴隷と…おぉ!色々金になりそうな物があるな!」

結構良い収入になりそうだ。

ラムさんありあとあす!
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/23(水) 01:06:25.44 ID:qafi6VZ/0
↓1、2 入手した戦利品 ↓1のコンマ×50が奴隷を売って得た金
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/23(水) 01:06:55.77 ID:QdCOFzyzo
名前:メーヤ・イリオス
性別:女
種族:バロメッツ
概要:辺境の森に自生していたが王都の開発により住み処を追われた。
跳ね返りが強い性格だが非力。食いしん坊で少しだらしない体型をしている。
身体からは上質の綿が採れる。
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/23(水) 01:13:18.74 ID:qafi6VZ/0
奴隷は別で安価を出します(小声)
今回の安価は道具とかの方です
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/23(水) 01:18:32.44 ID:kIPssux50
亡国の指輪

魔王軍との戦争中に滅びたとある国の王家の象徴たる指輪
正統なる王族の血筋の者が身に着けることで何かがあるらしい
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/23(水) 01:54:43.96 ID:qafi6VZ/0
この時間だとまだ当分来なさそうなので先に出す予定の安価全部出しておきます
金額ゾロ目ボーナスの戦利品と新しい奴隷二つの安価です
合計で戦利品二つと奴隷二つが残っております 女王様とか如何にも珍しい感じのはゆるして
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/23(水) 07:24:45.22 ID:o4MmDV+RO
名前:ジーン・リーナス
性別:男
種族:ホビット
概要:
32歳。小柄で華奢な体格。ぼさぼさの黒髪と眠そうな目付きが特徴。
童顔で一見すると子供のように見えるが、実際は成人しており常識も持ち合わせている。
器用で弓と罠の扱いに長け、奴隷になる前は狩人をしていた。
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/23(水) 07:30:00.40 ID:kIPssux50
商売許可証 
一部の商人に発行される許可証で各国の関所や検問をほとんどフリーパスで通過できたり
都市内で商売できる 
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/23(水) 10:02:08.90 ID:K8HhKEwbO
なかなか来ないので今回に限り連投可です
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/23(水) 13:45:32.15 ID:5E043ZRmO
それなりの量の宝石類
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/23(水) 14:24:19.72 ID:3FF6N+nt0
名前:アンセル・ネイガー
性別:男
種族:獣人
概要:茶髪で短髪。頭に犬の耳が付いている。細身だが筋肉質。しっぽがあるのが特徴。クールな性格で常識人。奴隷の前は冒険者の戦士をしていたが仲間に裏切られて今にいたる。戦士だった時にバトルアックスを使っていて、主に重い武器(ハンマー、アックスなど)が得意。
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/23(水) 18:40:40.01 ID:K8HhKEwbO
賊の頭領が利用していたと思しき部屋を隈なくチェックする。

頑丈に守られた宝箱が、床下の隠し部屋から出てきた。

「ほれチョッキン」

剣で錠前をぶった斬り、乱暴に蓋を蹴り上げる。

キラッ☆と宝箱の蓋は空に消えた。

「偉い豪奢な装飾がされた指輪だな。どっかの王族の物か…」

指輪の記憶を辿っていくと、昔勇者として行動していた際に立ち寄った小国の光景が映った。

「………っ。あの、滅んだ国の宝具か…」

世話になった国の遺物と知れば、ほんの少しは感傷に浸る。

狂っていようが、心は在る。

痛みを感じないとは限らないんだ…。

「…と、これは商売許可証か。たぶん獲物になった商人のやつだな」

「まぁ、俺も持ってるんだけどな。予備に持っておこう」

私、勇者時代のコネや権力を利用する強かさは持っております。

そうでないと、こんな商売やっておりませんわ。

「さっき見た限りだと、使えそうな奴隷は二人、か。檻もそろそろ満員だな」

よし、残りはいつもの奴に売り付けるか。
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/23(水) 18:44:23.52 ID:K8HhKEwbO
「ひい…ふう…みい…。こんなに貰って良いのか?あんなショボい奴らで」

「構いませんよ。なんせ、今回頂いた奴隷の中に、お得意様の好みがいたらしくて」

「その人からの御礼もこちらに。今後とも宜しく、との言伝も預かっております」

「おぉ…」

麻袋いっぱいに詰まった宝石。

これ貰って良いの?良いのか。

「あいよ、んじゃ俺はこれで。いつもの場所に置いてるから、拾ってってくれ」

「いつも助かります」
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/23(水) 18:55:05.46 ID:K8HhKEwbO
「二名様ごあんなーい」

「ごあんなーい」

俺の真似をするように言ったからか、ラムは可愛らしい声で調達した奴隷を放り投げる。

無表情なのは減点だぞ。

「助けられたと思ったら、また奴隷か」

「良心の欠片も無い奴だ…!」

良心が欠片でも残ってりゃ、こんな仕事しねぇだろうに。

…どっちも男か。

女ほど高くは売れないが、刺さる奴にはとことん刺さる。

男の調教とか面倒くさいんだけど、やるしかねぇか。
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/23(水) 19:02:03.77 ID:K8HhKEwbO
↓2でキャラ名と選択肢を
価値が上がるのは2と3
次回イベント(魔王城or王都訪問)まで残り2ターン

所有財産 ¥23850


1:売却(所有している奴隷を売り飛ばす)
2:調教(芸や知識を教え込む)
3:交流(奴隷と交流する)
4:調達(新しい奴隷を調達してくる)
5:雇用(今いる奴隷を部下にしたり、外部の人を雇う)
6:購入(必要な機材を購入したり、拠点の設備をアップグレードする)
7:処分(必要無い奴隷を処分する)

所有アイテム一覧

衣服(女物)
亡国の指輪
商売許可証
宝石類(¥3000)

奴隷一覧


ラミア・シェフィールド ¥1910 10/100

ラム・ダオ ¥3010 信用度 10/100

キュラ ¥1340 信用度 12/100

ジーン・リーナス ¥500

アンセル・ネイガー ¥300
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/23(水) 19:06:22.09 ID:kIPssux50
そういや今更だけど主人公はラムの事情をどこまで把握してるの?
安価下
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/23(水) 19:08:10.14 ID:+t/JKeQC0
3 キュラ
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/23(水) 19:09:14.28 ID:K8HhKEwbO
>>108、『人間と魔族のハーフ』、『自爆魔法と回復魔法を使う戦略兵器』、『命令に従順』、『勇者を殺すように命令されてる』の四点だけです
細かい背景は全く知りません 踏んでたら安価下
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/23(水) 19:12:50.35 ID:K8HhKEwbO
「ご飯、もっと欲しい…」

「死なない程度には食わせてるんだから、文句言わないでもらえますかね?」

「むー…」

パタパタと足を動かし、抗議の視線をぶつけるキュラ。

全然怖くないです…。

「…ご奉仕するって言ったら、増やしてくれる?」

「お前に価値があるって分かれば、その時は相応の待遇を受けられるぞ」

「………」

睨んだって何も出ないからな。
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/23(水) 19:13:39.08 ID:K8HhKEwbO
↓1 キュラと何をするか
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/23(水) 19:46:06.47 ID:3FF6N+nt0
会話する
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/23(水) 19:59:28.98 ID:K8HhKEwbO
↓2まで 話題をクレメンス… お任せなら勝手に話題決めます
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/23(水) 20:06:23.62 ID:03e7pO1Vo
なんで羽根とか無いの?
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/23(水) 20:09:22.71 ID:487qXNQFo
これからどんなことを学びたいか
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/23(水) 20:09:30.48 ID:+t/JKeQC0
好きな衣服は?
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/23(水) 20:41:52.54 ID:K8HhKEwbO
「お前、なんで羽根とか無いんだ?理由はなんとなく分かるが、一応な」

「…それを答えたら、良いことある?」

「飯が増えるかもしれない」

「…なら、答える」

そう呟き、キュラは徐ろに服を脱いだ。

ガリッガリのペッタペタでやんの…。

露出された背中と尾?骨付近には、醜い縫合痕があった。

「…悪魔の身体は、薬になる。そんな噂」

「知ってるよ。なんかいかがわしい儀式にも使われるのもな。そのために売られたってわけか」

「…ん。痛かった」

「そりゃ、奴隷に麻酔なんて金の掛かることはしないだろ。死んでないだけ運が良いと思え」

「必要な分剥ぎ取ったら、そのまま殺す業者だっているんだ。それに比べれば、まだマシな方だ」

「…物知りね」

「…こう見えて、この商売をする前は世界中を飛び回ってたんだ。闇の部分も良く知ってますよ」

いつだって、人間が愚かなのは変わらないんだよな。
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/23(水) 20:48:40.99 ID:K8HhKEwbO
尾てい骨って漢字で打てないんかい


「ほれ、回答したご褒美のジャーキー」

「………!」

手のひらサイズの乾燥肉を手元に投げつけると、一心不乱に食らいつく。

以前より食生活はマシのはずなのに、どんだけ腹減ってたんだ。

「…ご馳走さま」

「じゃあ次の質問な。何でも学べるとしたら、何を学びたい」

「どうでもいい。…生きられればそれでいい」

「欲の無い女だ」

「…悪魔が皆、強欲なわけじゃないの」

「さいですか」
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/23(水) 20:49:57.27 ID:K8HhKEwbO
↓2でキャラ名と選択肢を
価値が上がるのは2と3
次回イベント(魔王城or王都訪問)まで残り1ターン

所有財産 ¥23850


1:売却(所有している奴隷を売り飛ばす)
2:調教(芸や知識を教え込む)
3:交流(奴隷と交流する)
4:調達(新しい奴隷を調達してくる)
5:雇用(今いる奴隷を部下にしたり、外部の人を雇う)
6:購入(必要な機材を購入したり、拠点の設備をアップグレードする)
7:処分(必要無い奴隷を処分する)

所有アイテム一覧

衣服(女物)
亡国の指輪
商売許可証
宝石類(¥3000)

奴隷一覧


ラミア・シェフィールド ¥1910 10/100

ラム・ダオ ¥3010 信用度 10/100

キュラ ¥1410 信用度 19/100

ジーン・リーナス ¥500

アンセル・ネイガー ¥300
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/23(水) 20:51:16.63 ID:+t/JKeQC0
5 ラム
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/23(水) 20:56:33.31 ID:o4MmDV+RO
2ラミア

そういえばジーンのほうが少し高いのは何でだろう?
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/23(水) 21:05:46.42 ID:K8HhKEwbO
>>122、合法ショタでホビットなのでショタコンケモナーにぶっ刺さるため、割高です
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/23(水) 21:08:38.54 ID:K8HhKEwbO
「ご飯ー!美味しいご飯いっぱいくださーい!」

「あるじゃん。お前の両腕とか」

「流石に自分の身体は食べないよっ!???」

なんだ、食わないのか…。

「そんな露骨にがっかりしないでも…」

「一度ドラゴンが延命のために尻尾食うとこ見たからな。まぁ、お前の肉がどんな味だとかは心底どうでもいいし、さっきのも演技だ」

「性格悪いよね!!!」

「うっせ」

今更なこと言うなし。
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/23(水) 21:09:13.50 ID:K8HhKEwbO
↓1 どんな調教をするか
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/23(水) 21:13:04.33 ID:+t/JKeQC0
楽器演奏
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/23(水) 21:43:34.12 ID:K8HhKEwbO
ゾロ目なので追加で(勝手に)覚えます ↓1 何を覚えるか
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/23(水) 21:45:46.30 ID:w+tkJK0DO
バイオリン
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/23(水) 21:59:00.16 ID:K8HhKEwbO
「楽器なんて弾けないよぉ…!」

「見てこの手!こんなので持てるとお思いですかー!!?」

「つべこべ言わずにやるんだよ。嫌なら飯はキュラお手製の物にしてやる」

「わぁぁぁぁん!!!凄い虐められるー!!!」

喧しい女だなクソ。

「…分かりました。やりますので、ヤバいご飯は勘弁してください!!」

結果で判断するから頑張ろうな。
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/23(水) 22:02:21.53 ID:K8HhKEwbO
「やっぱり無理〜…」

「チャレンジ精神は大したものだが、技術の方は別問題か…」

「それ以前の問題!!!」

フルートとバイオリンを片付けながら、ラミアはピーピー文句を言う。

喧しいって言ってるでしょうが。

「とりあえず駄賃な」

「………」

「…お肉!?良いのっ!?」

「さっさと食え。そして感謝して崇めろ」

「ありがとうございます神様!!!」

…やっぱ馬鹿だな、こいつ。
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/23(水) 22:07:58.60 ID:K8HhKEwbO
「主、手紙」

逃走の意思が見られないラムの鎖を外し、拠点内でのみ行動を自由にさせた。

すると、簡単な雑務を勝手にこなしてくれる。

そこまで命令してないんですけど…。

「手紙か…。あぁ、王都と魔都から来たやつだな」

「…パーティーか。しかもダブルブッキング。日程調整はそっちでやれっつの…」

あー面倒くさい…でも行かないといけない。

…どうしようかな。
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/23(水) 22:08:50.87 ID:K8HhKEwbO
↓2 王都と魔都どちらに向かうか 向かわないのも○
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/23(水) 22:12:35.82 ID:kIPssux50
魔都
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/23(水) 22:15:06.50 ID:5E043ZRmO
勇者だってバレるとラムが自爆してくるだろうし行ったらまずいのでは
というか勇者殺害命令って撤回できないの?
安価なら魔都
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/23(水) 22:20:24.40 ID:K8HhKEwbO
>>134、最初期に実行された命令なので、かなり強制力が働いてます
勇者の能力は物体の記憶を辿る能力ですので、改竄は不可能です
その手の能力に長けた人や、なんでも出来る完璧魔王様に頼むのが吉です

↓3まで 魔王とその他魔王組キャラを募集
魔王は王様と対を成す存在なので女性固定です
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/23(水) 22:46:02.83 ID:kIPssux50
名前:ミス.コントラファ
性別:女
種族:魔族
概要:深紅の髪と褐色の肌を持つ絶世の美女
  音と言霊を操る力を持ち、彼女の声を聴いたあらゆるモノは生物無生物を問わず心を打ち震えさせ虜となり
  彼女の口が綴る言の葉は須らく真実となり、彼女と交わした契約は口約束であろうとも決して破ることができない
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/23(水) 22:49:23.52 ID:YzWBr7lC0
名前:ユリアーナ
性別:女
種族:魔族
概要:黒髪ロングの長身で綺麗な青い瞳をもった女性 膨大な魔翌力量を持っているが性格は気弱で引っ込み思案
本来は争いごとを好まないが実は二重人格の持ち主で時々残虐な性格に切り替わる。(その時は白髪の赤目になる)
魔王でも魔王組でもお好みで
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/23(水) 22:58:13.48 ID:5E043ZRmO
名前:クリストファー
性別:男
種族:リッチ
概要:元人間の死霊術師
色々あってリッチになり魔族側についた
奴隷やペットを買い漁っては骨の髄まで弄くり回し
死んだあとも捨てずに骨が擦りきれるまで使役するもったいないお化け
珍しい生き物に眼がない物理的にも
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/23(水) 22:59:48.60 ID:o4MmDV+RO
名前:ジェイル・アストレア
性別:女
種族:吸血鬼
概要:
長身。長い金髪に白い肌。切れ長な目付き。胸は無い。
宰相として魔王を補佐する吸血鬼。日光を克服しており、日夜職務に励んでいる。
普段は堅物としてふるまっているが、相当な苦労人であり後継者を欲しがっている。
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/24(木) 00:05:15.74 ID:tfobirTiO
「あー!なんかおめかししてるー!?」

「………」

「武器があれば抜けられるのに…」

「枷を付けられたら、どうしようもないさ」

「主、お供」

「三者三様に喧しいこった」

パーティーに普段のだらしのない服装で出席するわけにゃあいかねぇ。

こういう時のために、大枚叩いてスーツを購入しておいて良かったわ。

「いーなー!美味しいご飯食べ放題なんだろうなぁ!!!」

「ご飯…」

うるさい言うとるやろがい。
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/24(木) 00:06:02.09 ID:tfobirTiO
↓1 誰か一人だけを連れて行けます 連れて行かないのも○
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/24(木) 00:10:04.73 ID:bB/xqJM90
あえてのラム・ダオ
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/24(木) 00:26:25.00 ID:tfobirTiO
「ラム・ダオ、後ろに乗れ。…ああ、あの剣は突き刺しとくから、そこは宜しく」

「了解、主」

「お土産お願いします!!!」

「毒キノコ大量に持ち帰ってやる」

俺の言葉を聞いたラミアは硬直し、口笛を吹き始める。

…全く吹けてないぞ。

ラムのお召し物は奴隷用のショボい服だけだがまぁ、良いだろう。

立場上俺は着飾ったが、奴隷のこいつが着飾る必要なんてないからな。

もし、会場で喧嘩を売る馬鹿がいたなら、その時は総出でいてこますだけだ。
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/24(木) 00:41:44.47 ID:tfobirTiO
隣町まで馬を走らせ、待ち合わせ場所で待機する。

数分後、骸骨がチャラい感じでやって来た。

その関節には、一枚のメモが挟まっている。

「なになに…『リッターマン八号の再召喚を利用して魔王城まで送りますので、捕まってください』と…」

「カタカタカタ」

「毎回毎回変な方法で送るのな」

「あう」

剣の鍔を引っ掛け、ラムを猫を抱えるように浮かばせる。

そのまま片手で服を掴み、骸骨の頭蓋を鷲掴みする。

「ほれほれさっさと送らんかい。ここで待つのも暇なんだよ」

指で叩いて催促すると、視界が真っ暗になった。
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/24(木) 00:49:01.65 ID:tfobirTiO
「ノータイムで転送するなクリストファー!骨全部粉に変えて植物栽培に利用するぞ!?」

「連れてけって言ったのあなたじゃないですか」

「ワンクッション置けよ!!!」

「相変わらず我儘な人だ。…いや、元はあんなに真面目君だったのに…」

「昔話はやめろ」

煎餅をバリボリ食べながら、やれやれとクリストファーは首を振る。

ローブを羽織った骸骨にしか見えないが、これでも割とやる男だ。

…男?

「ところで、その奴隷はお幾らで売ってるんですか?」

「まだ決めてない」

「ほうほう。10000イェンで買いますけどどうですか?」

「…ちょっと考えさせて」

そんな高値で買うの?

…そんな価値あんの?
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/24(木) 00:57:55.40 ID:tfobirTiO
「ほっ…ほほほほほ本日はっ…魔王主催パーティーにお越しいただき…あああありがとうございましゅっ!!」

「ま、またやっちゃったぁ〜…」

「何噛んでるんだよ」

「ひゃー!?どうして来たんですかー!?」

「お前が呼んだんだろ魔王様がよぉ!!?」

あたふたしてるビビりウーマンが、魔族を統べる王『ユリアーナ』。

こんなナリして半端じゃないほど強いのだが、髪が黒色なところを鑑みるに、まだヤバい方は寝ているようだ。

「今宵の宴は、心置きなく楽しむ場だ。存分に語らい、飲み明かし、親交を深めていくと良い」

頼りない魔王様をフォローするのは、我らが歌姫『ミス・コントラファ』。

こいつの歌声はむず痒くて苦手だが、まぁいい女だとは思う。

すぐ操ろうとしてくるから関わりたくないけどな!!!

…何人か見知った顔がいないな。

仕事にでも出掛けたのか?
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/24(木) 00:58:45.62 ID:tfobirTiO
魔王城パーティー残り時間 3ターン
↓2 誰とどんな会話をするか
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/24(木) 01:01:24.04 ID:bB/xqJM90
10000イェンてどれくらいなんだ
1イェン=1000円くらい?
安価下
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/24(木) 01:06:19.32 ID:GHEmTovtO
クリストファーとさっきの話の続き
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/24(木) 01:26:05.87 ID:tfobirTiO
>>148、1イェン=100円くらいです
1イェンでパン一個分とかそれくらいの価値で、最底辺の奴隷は1イェンあれば数十人買えます 更新はおしまいです
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/24(木) 10:00:44.53 ID:tfobirTiO
「で、なんでこいつをそんな高値で買おうとすんの?」

「ふわふわ」

横腹を貫通する剣を見やり、クリストファーは咳払いをする。

「そりゃ、彼女が希少品だからとしか言えませんね。利用価値があるなぁと思っただけです」

「10000イェンとか馬鹿みたいな値段を付ける理由としたら、ちと不十分な答えだぜ」

「困ったなぁ。私は彼女の実力を評価してるんですよ。我らの拠点を幾つも消し飛ばした化け物を、ね」

「戦争にも投入されてたのか。…まぁ、資料には数年前から取引されてることが記載されてたんだ。おかしいことじゃねぇか」

「パーフェクトゾンビを作りたいんですよねぇ」

「お前のゾンビ、塩とかニンニク食わせたらお陀仏じゃん」

「それを克服させたいんですよ。これの魔法を応用して」

「なるほど」
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/24(木) 10:01:41.11 ID:tfobirTiO
↓2 ラム・ダオを売るかどうか 取引をこちらから持ち掛けるのも○
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/24(木) 10:04:39.49 ID:Ys27zm3ro
かそくした
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/24(木) 12:03:35.50 ID:eofWv3gP0
売る
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/24(木) 12:28:03.76 ID:tfobirTiO
「じゃあ、取引成立としよう。俺の付けてた値段の三倍以上で売れるなら願ったりだ」

「…そんな安かったんですね。やっぱ値下げお願いします」

「もう取引成立してるんで無理」

鞄から書類を取り出し、双方のサインを記入する。

これで、商談は成立した。

「これが手錠の鍵。この封魔の剣は俺の持ち物だから回収する。丁重に扱えよ」

「こっちも、売った商品が問題を起こすのは困るんでね」

「解ってますとも。次会う時には死体になってるでしょうが」

「どう使おうが気にしない。所詮売り物だ」

「主?」

「次から持ち主はこの骸骨だ。そういうことで」

「うん。よろしく」

「よろしくお願いします」
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/24(木) 12:28:32.63 ID:tfobirTiO
魔王城パーティー残り時間 2ターン
↓2 誰とどんな会話をするか
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/24(木) 12:31:33.69 ID:UJsi/A+DO
ユリアーナ
貴女は奴隷を持っていないのか?
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/24(木) 12:32:12.65 ID:avDrmZdM0
ユリアーナ 魔王は普段どんな生活をしているのか
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/24(木) 12:47:04.91 ID:tfobirTiO
料理を片手にぶらついていると、魔王様は玉座にちょこんと座っていた。

お前主役のくせに何縮こまってんだ、もっと堂々としろや。

「ゆゆ勇しもがっ」

「俺の名前は呼ぶな。ここが更地になってほしくないならな…」

「は、はひ…」

口を塞いでいた手を離し、ハンカチで拭う。

「…お前さ、そんなビビりなくせに良く王様やれるよな」

「…い、一番強かったので…」

最強なら王様になれるのか…俺もエントリーしときゃ良かった。

「ユリアーナ、普段は何してんだ?」

「ふ、普通にお仕事してるだけですよぅ…」

「例えば?」

「支配地域の収支報告の確認と税金の調整、獣害対策の遠征の先導、諸外国との外交、輸送ルートの構築、輸出入品の監査とかそれくらいしかやってません…」

「…そういうのって、王様がやることだっけ」

「脳筋しかいないから、私が頑張るしかないんですぅ…」

大変なんすね。
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/24(木) 12:47:40.81 ID:tfobirTiO
魔王城パーティー残り時間 1ターン
↓2 誰とどんな会話をするか
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/24(木) 13:07:30.23 ID:bB/xqJM90
kskst
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/24(木) 14:08:56.05 ID:+aGeBroE0
ラム・ダオ
別れの挨拶
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/24(木) 21:35:29.76 ID:tfobirTiO
「さて、宴もたけなわでそろそろさよならするわけだが…」

「だが…」

「………」

「………?どうしました?」

「ヤベェ、言う言葉が見つからねぇ」

今まで、別れを言う時は死別する時だけだった。

襲撃された故郷の人々や、俺の腕の中で死んだ聖女。

皆、皆、死んでいった。

今生の別ればかり、経験した。

「うぅ…ん…」

だから、解らない。
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/24(木) 21:35:57.31 ID:tfobirTiO
↓2まで 何か言うことがあれば
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/24(木) 21:57:55.77 ID:U5Kwvmh9O
加速
安価なら、「奴隷になってまた会うのは勘弁な」というニュアンスの発言
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/24(木) 22:05:12.85 ID:w9j9NlvDo
>>165
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/24(木) 22:13:14.18 ID:tfobirTiO
↓2までだからどちらも言うんやで
10分待ってこなかったら進めます
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/24(木) 22:16:36.82 ID:bB/xqJM90
戦うこと以外も少しは覚えろよ的な意味の
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/24(木) 22:30:04.08 ID:tfobirTiO
「…あー…」

後頭部を掻き、視線を逸らす。

今から言うものが俺らしくないことを、俺が一番知ってるからな。

「…その、何だ。これから生活も結構変わるだろうが、戦うこと以外にも楽しいこととか見出せよ?」

「楽しいこと?は分からない…」

「うぐ。…また俺の商品になったりは勘弁してくれよ。面倒見れねえ」

「うん。今までありがとうございました」

にっこりと微笑み、ラム・ダオは礼をした。

初めて、彼女が自分の意思で行動した。

…初めて、自発的な笑顔を見た。

ちゃんと笑えるんだな、お前…。

「…あのー。遠回しに私に牽制球投げるのやめてくれません?」

「…いい雰囲気を壊すなよ」

「それは申し訳ない」
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/24(木) 22:40:35.81 ID:tfobirTiO
「…おい。帰りは徒歩になるのか?これ」

「あっ。私としたことが、帰宅手段をど忘れしてました」

「クリストファーのやり方だと、復路はどうしようもないことは解ってたよクソが…!」

「痛い痛い痛い!!頭蓋骨粉砕しようとしないでください!」

魔王城の正門前で、取っ組み合いを始める。

ここからだと数日掛かるんだよ!!!

「…あのぅ。わ、私なら一瞬で送迎出来ますよ…?」

「魔王様、いくら彼が相手だからって態々動く必要はありません」

「原因はクリストファー…ですよね…」

「はい。私はやっぱり引き止めません」

「くくく。王自らが動かずとも、妾が送るから問題無い」

「絶対襲ってくるからお前に住所教えたくない」

「…うー。妾の誘いをどうして断るのだ!?絶世の美女の婿になれるのだぞ!!」

「…傀儡にされるのは御免です」

「しーなーいー!いくら妾でも、想い人にそんな鬼畜なことしないわ!」

「とにかく嫌です。ユリアーナ、頼んだ」

「は、はいぃ。住所をお願いします…」

「ぴにゃこらぴにゃこら」

「ホムホムホラホラ…分かりました」

ユリアーナは頷き、手を地面に翳す。

「いっせーの!」

弱々しい叫びの直後、景色が毎日見ていたものに変わった。

「じゃあ、私はこれで…」

その後、顔を隠したユリアーナは姿を消す。

…その魔法俺に教えてよ。
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