【アズレン】指揮官「天城が再び病弱になってしまった」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/14(月) 19:49:31.36 ID:oOU7/b2Z0
パラガス博士!お許しください!ポチッ(投下)

偉大なるパクリスペクト元:http://elephant.2chblog.jp/archives/52035825.html
(元スレ見つからなくてまとめですみません)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1571050171
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/14(月) 19:50:28.61 ID:oOU7/b2Z0
またR送りか……
まあいいや
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/14(月) 19:51:41.33 ID:oOU7/b2Z0
天城「ねぇ、指揮官様、見てください。母港の近くに新しいショッピングモールができたようですよ」

天城「今日の職務終わりに、一緒に見て回りませんか」

指揮官「いやダメだろ。KAN-SENを任務以外で母港の外に出すなんて協定違反でしょ?」

指揮官「しかも人通りの多い新しいモールでなんて……パパラッチのいい標的になっちゃうじゃないか」

天城「大丈夫ですよ。あんな協定、とっくに形骸化してます。それに、装備を外したら……ほら、見た目上は普通の人間と変わらないではありませんか」

指揮官「まあ、KAN-SENたちの自由外出は最早黙認してるけど!それでも俺と一緒にいると勘づかれるかもっていうか……」

天城「考え過ぎですわ、指揮官様。 既にツイッターなるものでは、他港のKAN-SENたちによるデート報告が多数上がっております」

指揮官「マジかよ。上層部の監視ガバガバ過ぎだろ」

天城「それに……もしバレましても、私の方で情報は握りつぶしておきますわ」

指揮官「こえーよ……。いや、やっぱダメだ。俺の顔は割れてるし、いざってときに責任取れる奴が母港にいないとダメだろ」

指揮官「許可は出してやるから、一人で行って来い」

天城「…………」



天城「ブホォ!!!!」プッシャァ


指揮官「!?」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/14(月) 19:52:42.46 ID:oOU7/b2Z0
天城「が……はっ………ゲホォ!!」

指揮官「あ、天城!? だ、大丈夫か!?」

指揮官「血……血が………大量に………明石!! ヴェスタル!! ああ、そうだ買い出しでいないんだった!!」

指揮官「は、早く救護班を―――」

天城「し……指揮官様………」

指揮官「天城!! しっかりしろ!! 救護班呼ぶから!! 気をしっかり持っていてくれ!!」

天城「も、モールで………で、デート………」

指揮官「ああ、デートでもなんでもする! だから死なないでくれぇぇぇ!!!!」

天城「言質はとりましたよ?」ケロリ

指揮官「え」

5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/14(月) 19:53:13.02 ID:oOU7/b2Z0
天城「では……この勝利をどう利用するか……」

指揮官「あ………はい………」

指揮官「あ、あの……天城?」

天城「なんでしょう?」

指揮官「具合は………大丈夫なのか? さっき物凄い量の血を吐いたのに………」

天城「なんか治りました」

指揮官「なん………だと………!?」

天城「では、約束ですからね。ちゃんとデート、してくださいね?」

指揮官「は、はい………」

6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/14(月) 19:53:55.43 ID:oOU7/b2Z0
指揮官「休日だけどやることないし……今日は引き籠ってネットサーフィンでもやるか」

指揮官「ん、なんだ? しばらく見ないうちに新しいサイトが……」

指揮官「うほっ! こりゃなんと素晴らしい……早速俺のおかずフォルダに保存と♪」

指揮官「ふっふっふっ……いいぞぉ……俺の主砲がどんどん高まって来た!!」

指揮官「ふぁーふぁふぁふぁふぁふぁふぁふぁwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


ドンドン!


指揮官「ファ!?」



天城「指揮官様〜、いらっしゃいますか〜? 天城でございます」

指揮官「あ、天城!?」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/14(月) 19:54:34.42 ID:oOU7/b2Z0
指揮官「ど、どうしたんだ!?」

天城「私も休暇で暇だったので。遊びに来てしまいました♪」

指揮官「いやいやダメだろ! 仮にも女の子なんだから気軽に男の家に遊びに来ちゃ―――」

指揮官「というかなんで俺の家知ってるの?」

天城「明石をおd……、聞いたら答えてくれましたわ」

指揮官「いや、今“脅した”って言いかけたよね?え、なんなの?あの明石を脅せるってなんなの?」

天城「扉、開けますね」ガチャ

指揮官「ちょおま!? そしてなぜカギを開けられる!?」

8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/14(月) 19:55:05.70 ID:oOU7/b2Z0
天城「指揮官様、おはようございます☆」

指揮官「おぉ、おはよー………なんか語尾に☆がついてる天城とか違和感パない……じゃない!!」

指揮官「男の家に入るなんて!! 青葉ッチに見られたら絶好のフライデーメシウマコースだぞ! なにやってるんだ!!」

指揮官「ああ、なんかいい理由が思い浮かばない!改変の限界を感じる」

天城「まぁまぁいいではありませんか。指揮官様もお暇でしょう? どこか遊びに行きませんか?」

指揮官「お前な〜」

天城「―――おや、それはなんでしょう………?」

指揮官「え……あっ!!」

指揮官(しまった!! PCのおかずフォルダがそのままだった!!)
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/14(月) 19:57:46.94 ID:oOU7/b2Z0
天城「………なんですか、この春画の数々は………」

指揮官「いや……その……ほら、KAN-SENって可愛い女の子ばっかりじゃないか………だからいろいろと溜まるんだよ」

指揮官「そうした性欲の矛先をお前たちに向けないためだな……?」


天城「……消してください」

指揮官「へ?」

天城「そのフォルダの中身をPCから削除してほしいと申し上げました」

指揮官「」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/14(月) 19:58:20.81 ID:oOU7/b2Z0
指揮官「そ、それは勘弁してくれよ天城〜!」

指揮官「これがないと……その……色々困るというか………」

天城「消してください」

指揮官「いいじゃないか〜俺個人で使ってるだけなんだし〜」

天城「消してください」

指揮官「もう閉鎖されたサイトのもあるんだよ〜」

天城「消してください」

指揮官「た、頼むよぉ〜〜〜〜〜!」

天城「……………」



 バタリ

指揮官「!?(天城が急に倒れた!?)」

天城「う………あ………」

11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/14(月) 19:58:47.01 ID:oOU7/b2Z0
指揮官「天城――――ッ!! 大丈夫か!?」

ピタッ

指揮官「って熱ッ!! なんだこれ………手が火傷するぐらい熱いぞ!?」

天城「く、苦しい………」

指揮官「待ってろ!! 今病院に連れてって―――」

天城「………フォ……ルダ……」

指揮官「え?」

天城「春画………を………消し……て……」

指揮官「いや、今はそんな場合じゃ……」

天城「消して……早く……」

指揮官「いやいや。それとこれとは関係ないし」

天城「ああっ〜〜〜〜!!」カァァァァァァ

指揮官「いっ!? 更に熱くなっただと!?あっ、やべぇ床が焦げ臭くなってきた」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/14(月) 19:59:14.79 ID:oOU7/b2Z0
指揮官「わかったわかった!!」

カタカタカタカタカタ

指揮官「ほら、この通り全て消去したぞ!!」

天城「バック………アップ………」

指揮官「へ? なんだって?」

天城「バックアップも………消去してください………」

指揮官「そんなものはないよ! ほら、病院に―――」



天城「消して………三段目の引き出しの中にあるUSBの中のバックアップを……消して……」

指揮官「……………」





指揮官「………なんで知っているんだ!! ちくしょう〜〜〜!!」

 グシャ!←USBを踏み潰した

13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/14(月) 19:59:56.03 ID:oOU7/b2Z0
指揮官「こ、これでいいだろう……?」

天城「よろしい。では、どこかに遊びに行きましょうか?」ケロッ

指揮官「あ、あれ……?」

指揮官「あ、天城? 熱は?」

天城「なんか治りました」

指揮官「ええぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」

指揮官「あっ、本当だ。熱が下がってる………」ピタッ

天城「ほら、行きましょう♪」

指揮官「あ………うん………」



指揮官「その前に消火作業な!」

指揮官の家の床「アーwwチーwwチーwwアーwwチーwwwwwwww燃えてるんだwwwwww廊下wwwwwwwwwwww」メラメラ

天城「そっ、そうですね!」消火器プシュウウウウウウ
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/14(月) 20:00:47.42 ID:oOU7/b2Z0
指揮官「えっ、出張ですか!?」

元帥「うむ。急だけど、早速明日から行ってくれたまえ」

指揮官「しかも明日から!?」

元帥「確かに急すぎると思うが、大事な案件なのだ。頼むよ君ィ」

指揮官「いや………しかし……これは………」

元帥「どうしたのかね? なにか問題でも?」

指揮官「はい………ちょっと心配事が」

元帥「どんな心配事なのかね?」

指揮官「そうですね………下手したら死人が出るかもしれないようなやつです」

元帥「死人!?」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/14(月) 20:01:36.54 ID:oOU7/b2Z0
※KAN-SENは人間ではありませんが、指揮官は人として扱っているという解釈でナシャス!
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/14(月) 20:02:06.39 ID:oOU7/b2Z0
指揮官「天城………ちょっといいか?」

天城「どうかしましたか、指揮官様。この天城めに何かご用でしょうか?」

指揮官「ちょっと話があるのだが……………その前に、体調はどうだ?」

天城「ええ、この母港に来てから、大分よくなりましたわ。これも全て、日頃から大切に運用なさっている、指揮官様のお蔭です」

指揮官「そ、そうか………」(じゃあなんで最近急激に体調が悪くなるのおおおおお!!!!)

天城「それで、話とは?」

指揮官「え〜と……じ、実はな………なんというか………その………」

天城「歯切れが悪いですね。言いにくいことでしたらまた後日……」

指揮官「いや!今日じゃなきゃダメなんだ!……じゃあ言うぞ!」

天城「はい」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/14(月) 20:02:33.27 ID:oOU7/b2Z0
指揮官「実は明日から他港に出張に行くことになった」

天城「」

指揮官「期間は一か月!」

天城「」

指揮官「その間、ここの母港は別の指揮官が担当するから」

天城「」

指揮官「という訳なんだけど………大丈夫? OK?」

天城「」

指揮官「あ、天城…………?」

天城「」


加蓮「」



プシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ


指揮官「!?」

18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/14(月) 20:03:33.65 ID:oOU7/b2Z0
天城「あーあーあー」プシュウウウ

指揮官「ひぃぃぃぃ!? く、首から血が―――ッ!! 天城の首から血が噴き出てる―――ッ!!」

指揮官「いや、首じゃない! 頸動脈だ!! 天城の頸動脈から噴水みたいに血が噴き出てる―――ッ!?」

天城「指揮官様、私、何か……体が重いですわ……。それに眩暈もしてきました……」プシュウウウウ

指揮官「そりゃそうだ! 血がどんどんと抜けてきてんだから!!」

指揮官「首を押さえて止めないと!!」ギュウウウ


天城「うっぐぐぐぐぐぐ! ごぼぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

指揮官「な、なんだ!? さっきより苦しそうな表情になっただと!? 一体どうして……」

指揮官「そ、そうか! 頸動脈押さえてるせいで血が脳に回ってこないんだ!」

指揮官「このままでは気絶してしまう! は、離さないと」パッ

天城「うぇ――――」プシュウウウウウウウ

指揮官「ああぁぁ―――ッ! 離したからまた血が噴き出た――――ッ!!」

指揮官「どうすりゃいいんだ――――!!??」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/14(月) 20:04:07.29 ID:oOU7/b2Z0
指揮官「救護班―――ッ!! 救護班を――――ッ!!」

天城「あー指揮官様………」

指揮官「あ、天城! しっかりしろ!!」

天城「さきほどの話、聞こえなかったので、もう一回言ってくれませんか?」

指揮官「えっ、だから明日から出張で―――」

天城「」プシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ


指揮官「血の勢いが増した!?」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/14(月) 20:04:37.21 ID:oOU7/b2Z0
指揮官「あ、天城! 一か月なんてすぐだよ! あっという間さ! だから、そう深刻に考えるな!!」

天城「ちなみに……どこに行かれるのですか?」

指揮官「え〜と、ハワイです……」

天城「レジャー施設、金髪水着美女、現地妻―――」プシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ

指揮官「浮気しない!! 浮気しないからぁぁぁぁ!!!!」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/14(月) 20:05:27.62 ID:oOU7/b2Z0
指揮官「毎日スカ○プで会話するから!!」

指揮官「お土産も買って来るし!!」

指揮官「だから! なっ? なっ?」

天城「…………」

ピタッ

指揮官(血が止まった……? 納得してくれたのか?)

ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!

指揮官「ギャアアぁぁぁ!!?? 今度は手首から血が――――ッ!?」
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