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【アイマス 】P「インフルエンザになってしまった…」
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102 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/10/10(木) 06:06:37.95 ID:hFtNkx/k0
P「事前のスケジュールから大幅に変更されていたからこんな時間になっちまったが…」ゼェゼェ
律子「もう…好きにはさせませんよ!?」ゼェゼェ
P「真美と…」
律子「亜美は…」
P律子「「死んでも俺(私)たちが守る!!」」
亜美「りっちゃん…兄ちゃん…」
真美「そんな…高熱が出てるのに、真美たちのことを…」
103 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/10/10(木) 06:07:06.71 ID:hFtNkx/k0
黒井「…よく覚えておけ、双海姉妹」
亜美真美「「?」」
黒井「これが、こいつらにあって私にないもの…貴様らへの『愛』だ」
亜美真美「「!?」」
104 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/10/10(木) 06:07:35.95 ID:hFtNkx/k0
黒井「見てみろ、この2人を。高熱で死にかけている人間とは思えん。今にも私を噛み殺しそうな面構えだ」
P律子 ギロッ
黒井「そこが、私とこいつらとの決定的な違いだよ…愛すればこそ、傷ついて欲しくない。愛すればこそ、辛い思いをさせたくない。奴らのプロデュースの原動力はそれなのだ。」
黒井(そう、辛い思いをさせたくないから無理ができない…だからこそ、私はそれを捨てたのだ…)
真美「兄ちゃん…」
亜美「りっちゃん…」
105 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/10/10(木) 06:08:17.33 ID:hFtNkx/k0
黒井「覚えておけ、これが最強のプロデュースだ。何しろ私に勝ったのはこの2人なのだからな…」スッ
P「ま、待て!どこへ行く!?」
黒井「私は暇ではないのだよ!次の仕事だ…アデュー!」
律子「待ちなさ…」ガクッ
亜美「りっちゃん!?無理だYO!これ以上無茶しないでぇ!」
真美「真美たちは大丈夫だからぁ!」
106 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/10/10(木) 06:08:47.70 ID:hFtNkx/k0
律子「ほ、本当に?」
P「無理矢理πタッチとかされてないか!?」
真美「それは兄ちゃんじゃ…」
亜美「大丈夫だよ、黒ちゃんが変なことしないように亜美たちが見張ってたんだから…」
律子「そう…なら安心ね…」ニコッ
P「安心…なのか?ダメだ…ボーッとする…」
107 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/10/10(木) 06:09:17.80 ID:hFtNkx/k0
真美「…ねぇ、兄ちゃん」
P「ん?どうした?真美?」
真美「…兄ちゃんが復活したらさ、真美たちにお勉強系のお仕事入れてよ」
P「…うん、やっぱり熱があるみたいだ…真美が『勉強』なんて単語使うわけない…」
真美「単語ごと否定された!?」
律子「そうですね…やっぱり私たち…相当酷いみたい…」
亜美「うあうあー!?りっちゃん、本当に亜美たちのこと愛ちてるのぉ!?」
108 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/10/10(木) 06:09:57.33 ID:hFtNkx/k0
ワイワイガヤガヤ
黒井「…おい、お前もインフルエンザだったんじゃないのか?」
高木「おやぁ?そうだったかなぁ…いやはや、この歳になると忘れっぽくていけないな」
黒井「とぼけるな!貴様…インフルエンザでないのならば私がやる必要など…」
高木「いやいや、必要なのだよ。私にはこのプロデュースはできないからね…」
黒井「ちっ…やはり貴様…わざと…」
109 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/10/10(木) 06:10:29.59 ID:hFtNkx/k0
高木「『苦手』とは何か、勉強になったよ」
黒井「高木…貴様…」
高木「しかし、最後だけが解せないね…」
黒井「…何だと?」
高木「…愛仕方が違うだけで、君もちゃんとアイドルを愛しているじゃないか」
黒井「くっ…くっ…くっ…くははははははは!愛している!?私が?やはり貴様の目は節穴だ!いや、ひょっとして本当にインフルエンザにかかっていたのか?私が愛だと!?バカバカしい!」
110 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/10/10(木) 06:10:55.82 ID:hFtNkx/k0
高木「ふむ…ではどうして彼女たちにわざとあんなプロデュースを?他ならぬ大嫌いな私からの頼みだ、失敗しろとは言わないが適当で良かったのではないか?」
黒井「…ふん、あの程度しか歳をとっていない小娘どもが自分の道を今から決めつけているのがムカついただけだ…」
高木(…自分たちの可能性を狭めているのを放ってはおけなかった…と言い換えたら怒るんだろうな)
高木「…全く、素直じゃないな」
111 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/10/10(木) 06:11:25.19 ID:hFtNkx/k0
黒井「それよりも、約束の件は大丈夫なんだろうな?」
高木「あぁ、うちと315プロとの合同ライブが決まったよ…お言葉だが、ジュピターならもう大丈夫ではないかね?」
黒井「ふん、うちを追い出されて困窮している様子を見たいだけだ」
高木(全く…何が私にはできないだよ…)
パーフェクトコミュニケーション
112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/10/10(木) 06:11:53.46 ID:hFtNkx/k0
黒井「まぁ次の仕事で今日は終わりだ…」
あず散歩収録現場
あずさ「よろしくお願いします〜」
スタッフA「三浦あずささん入られました〜!」
スタッフB「マイク着けます!」
スタッフC「照明当てます!」
スタッフD「迷子ひも着けます!」
黒井「待て待て待て待て!何だそれは!?」
113 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/10/10(木) 06:12:19.08 ID:hFtNkx/k0
スタッフD「え?迷子ひもですけど…」
黒井「そんなもの映り込んでみろ!?なんのプレイかと思われるぞ!」
あずさ「あらあら、大丈夫ですよ。カメラには映らないようにしますから〜」
黒井「余計に怪しいわ!?もういい、絶対に着けるな!」
114 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/10/10(木) 06:12:46.07 ID:hFtNkx/k0
スタッフA「し、しかし…」
黒井「いいから着けるな!成人女性に迷子ひもなど必要ないだろう!全く…」
スタッフC「た、大変です!?」
黒井「今度はどうした?」
スタッフC「あずささんが…消えました!」
黒井「は?」
115 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/10/10(木) 06:13:15.68 ID:hFtNkx/k0
スタッフA「探せぇぇぇぇえ!県…いや、せめて国を超える前に探すんだ!」
黒井「国!?何を言って…」
スタッフB「あずささんは次元を超えるレベルの方向音痴なんですよ!」
スタッフD「この間なんて迷子ひも外した隙にモスクワに居たんですから!」
黒井「逆になんで迷子ひもでどうにかなるんだそれは!?」
トゥルルル
スタッフA「電話!あずささんだ!」
116 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/10/10(木) 06:13:45.32 ID:hFtNkx/k0
スタッフB「もしもし!?あずささんですか?今何が見え…スフィンクス!?」
黒井「くっ…よし、わかった。待っていろ…」ポパピプペ
スタッフD「ど、どうしたんですか?」
黒井「今961プロのスタッフを向かわせた。これであんし…」
トゥルルルル
スタッフC「もしもし?えっ!?ビッグベンの時計塔が目の前に!?」
黒井「ちっ…移動したか…待っていろ…今別のスタッフを向かわせる!」
117 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/10/10(木) 06:14:16.33 ID:hFtNkx/k0
トゥルルルル
スタッフA「もしも…え?ガンジス川?」
黒井「インドだ!インドへも人員を送れ!」
トゥルルルル
スタッフD「もし…は?地球は青かった?いや、あずささん今どこに…」
黒井「月だ!ロケットで月へ行けぇぇぇえ!」
迷子ひもをつけなかったせいで次々にワープするあずささんを追いかけて、961プロの財源は枯渇寸前になった…
因みにあずささんは勝手に戻ってきた。
バッドコミュニケーション
終わり
118 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/10(木) 09:47:22.54 ID:ILiVyiMDO
やったぜ、あずささん
乙でした
119 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/11(金) 03:12:57.95 ID:L1e/5SfA0
乙
有能黒ちゃん好き
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[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
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