このスレッドは1000レスを超えています。もう書き込みはできません。次スレを建ててください

貴方「安価でヒロインを攻略するまどか☆マギカ?」

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

44 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/06(日) 01:12:13.97 ID:obyipl8W0

*「そういう役割も兼ねて入部してもいいよ!うちモデル役はいないからさ」

*「心配しなくてもほら、女子もいるよ?二年だと**さんとか。知ってる?他に部活はやってんの?掛け持ちしづらい?」

ほむら「えっ、えっと……」

貴方「質問攻めにしないでくださいよ。暁美さんも急に勧誘されても困るでしょ。今日はそういうつもりじゃないんだし」

貴方「えーと、どれ使おうかな……」


 カメラの置いてある棚を探る。その中には金曜落としたカメラもあった。本当によく無事にここまで戻ってきたものだ。

 ここにはフィルム式の本格的なのも置いてある。

 けど、自分の腕にそこまで自信はないから今日は撮ったらすぐ確認できるやつを使いたい。


貴方「じゃ、撮影いってきます」

ほむら「し、失礼しました……」


 カメラを一つ取って部室を後にする。

 放課後なら屋上に他の人はいないかな。廊下を歩き、上へと階段を進む。


貴方「いつも昼は屋上で美樹たちと食べてるんだよね」

ほむら「はい。鹿目さんが誘ってくれて……」

貴方「やっぱり鹿目さんかあ」


 傍目から見ても仲良さそうだもんな。来たばっかの時から。

45 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/06(日) 01:27:29.10 ID:obyipl8W0


 屋上の扉を開くと、ぶわっ――と風が一気に吹き込んできた。


貴方「うわっ」

ほむら「きゃっ」


 突風に足を止められた。暁美さんはスカートを押さえている。

 風が落ち着いてから屋上に出て青空を背にする。


 ……前に見た写真は絶妙に少し斜めの構図から撮られていた。

 今思うとあれは鹿目さん自身が背が低いからっていうのもあるかもしれない。

 あのイメージはあったけど、こんな日はローアングルはやめといたほうがいいかな。


貴方「風強いね……」

ほむら「そういえば、昼にも置いてたものがすぐ飛ばされて困ったりしてました……」

ほむら「撮りにくい、ですか?」

貴方「人物撮影なら風が吹いてたってそこまでブレることはないけど」

貴方「むしろ髪が乱れやすいとか、服が乱れやすいとか、ポーズが取りにくいとか、モデル側が最高の状態を保ちにくいってのはあるかな?」

ほむら「髪……! そうですね、せめてセットしなおしてきます。だらしないの撮られたら恥ずかしい、です」


 そう言うと暁美さんは一旦しゃがみこんでバッグを漁り、手鏡を出して身だしなみを整えはじめる。

 あの写真の自然さに惹かれたから俺としてはそこまで気張らないでいいけど、本人は撮られるならっていうのはあるんだろうな。


 そこでふと思いついた。

46 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/06(日) 18:52:23.65 ID:obyipl8W0


貴方「あえて髪をまとめないっていうのはどう?」

ほむら「でも余計に乱れちゃうんじゃ。私、毛量多くて……」

貴方「風で乱れやすいなら、それを利用して靡く髪を撮るってのも雰囲気あっていいと思うんだよ。暁美さん髪長いしさ」

ほむら「そ、そう言うなら……」


 『撮る』って身も心も準備整えたらもう鹿目さんの時とは違う。同じ写真は生まれないだろう。

 だったら違う雰囲気で対抗するしかない。


 しばらくこっちに背を向けて手鏡と向き合う暁美さん。そういう姿はあまり堂々と見せたくないらしい。

 後ろから白いうなじが見える。太めの三つ編みにまとめられていたロングの髪。

 リボンを外し、二つに編みこまれてまとめられていたロングの髪がほどけていく。そこに手櫛が通ると、黒い髪がふわりと風の中に散らばった。


ほむら「終わりました……」


 暁美さんが鞄を整理して立ち上がってこちらを向く。

 ――真面目な少女然とした、悪く言えば地味な印象を与えていた三つ編みがなくなると、少し大人びて、すっきりとした印象だった。

 一言でいうと似合っていた。なんだかあか抜けた……みたいな。


ほむら「あの……撮り、ますか?」


 少しの間言葉を失っていた俺に暁美さんは遠慮がちに聞いてくる。

 艶があってまっすぐに伸びた髪。よく見ると少しだけ左右に分けていたクセの名残も発見する。


貴方「あ、うん!撮ろう!」

ほむら「ポーズとかは……」

貴方「適当でいいよ。色々撮ってみるし。あまり硬くならないでほしいかな」


 もちろん今までだって見た目が悪いとは思ってなかった。むしろ顔立ちは整っているほうだとは思う。

 でも、こうして見ると誰がどう見ても正統派美少女だ。

 ……正直、もったいない。損してる気がする。

47 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/06(日) 20:06:27.45 ID:obyipl8W0


 まず屋上の中央で写真を撮って、それから柵のほうに移動してみる。

 柵に手をかけてもらってみたり、正面から撮ったり、横顔を写したり。

 恥らうような表情があの写真とはやっぱり違うけどどこか儚さを感じる。けど、俯き加減なことが多いのは少し困った。


貴方「……暁美さん、こっち」


 横に回って声をかけると、暁美さんはこっちを振り向いて目線が――レンズに合う。

 その瞬間を収めた。画面の中には、風が吹いて、靡く髪に手を添えて振り向いた姿が映っている。

 それから小さく疑問符のついた声が聞こえた。


貴方「ゴメン、すぐ下向いちゃうからさ。撮るって言うとどうしても表情が硬くなるし」

ほむら「あっ、すみません。……実は、昔からなんです。昔から、写真ってあんまり得意な思い出ないんですよ」

ほむら「せっかく撮ってもらっても一人だけ目をつむってたり、笑ってって言われても全然うまく笑えなかったり……」

ほむら「それに、【貴方】君はああ言ってくれてるけど、本当に私なんて撮っても価値があるのかなって不安になっちゃったりして……」


 カメラに写したのはそんな思いも浮かぶより前の一瞬。

 その一瞬が終わると、暁美さんはいつもの自信がなさげな様子に戻る。


貴方「そりゃ写真に自信のあるモデル向きの人はいるだろうけど、そうじゃなくてさ」

貴方「今日は暁美さんが撮りたかったんだ。だから、これでいいんだと思う」

貴方「そんなこと何も気にしないで撮ったって、十分綺麗なんだから」

ほむら「え……!?」


 最後の言葉は本心だった。――あれ、これじゃ軽薄なナンパ野郎の台詞みたいじゃんか。

 でも、これで暁美さんが少しでも自信をつけてくれるならいっか。

48 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/06(日) 20:11:19.71 ID:obyipl8W0


 ――――いくつか写真を撮って、風の強い屋上を後にした。

 屋上前の廊下で、暁美さんはまた髪を整えている。



ほむら「…………あの……、さっきのって」

貴方「あ、あぁ、えっと」

ほむら「な、なんでもないです!」


 『さっきの』って、やっぱあれのことだよな。

 さすがにもう一度聞かれると俺も言葉に詰まってた。



1髪、また結ぶの?
2さっきの言葉について
3自由安価

 下2レス
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/06(日) 20:13:17.13 ID:xF77mzoD0
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/06(日) 20:14:45.32 ID:lQANvW/n0
1+2
最後にまた写真を撮らせてと頼む
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/06(日) 20:14:57.02 ID:Av0wYdNl0
2
52 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/06(日) 21:00:23.54 ID:obyipl8W0


貴方「あー、いや、えーと……言葉通りに受け取っといてくれよ」

貴方「曲解とかしないでさ。暁美さんすぐ自分なんてって言うから。自信もっていいと思う」

ほむら「そ、それって……」

貴方「ていうか、髪また結ぶの? あ、下ろしてると邪魔か」

ほむら「えっと、それもあるけど……そうでもないです」

貴方「下ろしてるほうが似合ってるよ。今日はこのままで過ごしてみるのはどう?……まあ、もしよかったらだけど」


 そう言うと、暁美さんは少し迷った後、リボンを鞄の中に戻した。


ほむら「じゃあ、【貴方】くんがそう言うなら……今日はそうしてみます」


 カメラを使った後は返さなきゃいけない。

 部室に戻る間、その間に廊下を歩きながら二人で写真を確認していた。


貴方「自分で見てみてどう?」

ほむら「じ、自分じゃよくわからないです」


 俯いてたり、ちょっとぎこちない表情もこれはこれで暁美さんらしい雰囲気になってると思う。

 でもやっぱりあの最後に撮った写真が一番思い入れがあって、綺麗に見えた。

53 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/06(日) 21:36:52.79 ID:obyipl8W0


 部室に戻ると、カメラを返す前にパソコンにつないだ。

 パソコンの画面にさっきも見たデータが並ぶ。印刷ができるのはここだけだ。


貴方「いくつかデータ印刷しようか。暁美さんも記念にさ」

ほむら「なんだかでも、変な気がします。何の記念でもないのに、私だけ写ってて……」

貴方「まあそう言わずに」


 いくつか写真を印刷して渡してからカメラを返却する。


ほむら「あの……今日はありがとうございました。写真も記念に取っておくことにします」

貴方「ああ。付き合わせたのは俺だろ?こっちもありがとうな。モヤモヤしてた理想に近づけた気がする」

*「――――おー、戻ってきたか。って、ん?あれ?」


 すると、ちょうどどこかへ行っていた部長が帰ってきたようだ。

 視線は暁美さんのほうに注がれていた。


*「モデルやるって言ってた子だよね?髪ほどいたのか!へー、いいじゃん」

*「マジで入部しない?俺にも撮らせてよ。【貴方】より絶対上手く撮るからさ!あ、撮る側に回るのも大歓迎だから!」

貴方「だから今日はそういうつもりで来たわけじゃないって。暁美さんも知らない人に撮られるのは嫌だったりしない?」

ほむら「えーと………………ちょっとだけ、考えておきます」

*「よし!入部の紙は先生に言えばくれるからね」

貴方「マジで……っ!?」


 これは意外な展開だった。暁美さんが首を縦に振るとも思ってなかったし。

 自信がついた結果、なのか?


 でも、これでもし暁美さんが人気になってしまったら少し複雑な気持ちだ。最初に誘ったのは俺なのに。


貴方「暁美さん、俺にもまた写真撮らせてくれる?」

ほむら「……はい」



 そう答えてくれて、満足しながら部室を出て、校舎を後にした。


54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/06(日) 21:40:01.98 ID:or7eByN00
メガほむ、まさかの光画部入部?
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/06(日) 21:43:13.96 ID:zXVul9IPO
光画部って、あ〜るかよw
56 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/06(日) 21:56:10.43 ID:obyipl8W0

【貴方】 6日目終了

[知り合い]
・鹿目まどか・・・鹿目さん様様
・美樹さやか・・・可愛いとこもあるじゃん?
・志筑仁美・・・クラスメイト
・暁美ほむら・・・美人だったんだな
・佐倉杏子・・・みんなで一緒に遊んだ

[顔見知り]
・巻き毛の女子生徒・・・なんか色々すごそう

[攻略済]
なし
57 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/06(日) 22:25:36.07 ID:obyipl8W0
――――
7日目 教室



 自分の教室に入ると、周囲に向けて挨拶しながら鞄を置く。

 すると三人からも挨拶が返ってきた。


さやか「おはよ」

まどか「おはよう、【貴方】くん」

ほむら「おはようございます……」


 別になんともない朝だ。

 しかしそこで驚いたのが、いつもとは違う暁美さんの姿だった。


さやか「なーに見とれてんのよ」

まどか「えへへ、【貴方】くんもやっぱり驚いた?」

ほむら「…………」


 昨日学校の屋上で撮影をして別れた時と同じ。

 暁美さんの三つ編みはほどかれ、頭にカチューシャがついているだけだった。

 大分長い事二つに分けていたからなのか、昨日も見つけたクセは風が吹いていない今のほうがよくわかる。


 しかし暁美さんはやっぱり自信なさげにもじもじとしていた。



1いいね、と褒める
2本当に写真部に入部するの?
3自由安価

 下2レス
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/06(日) 22:32:54.48 ID:Av0wYdNl0
1+2で無理しなくてもいいんだよと言っておく
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/06(日) 22:34:33.71 ID:9ZyC/hKR0
改めて見てもやっぱりいいよ。すごくいい
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/06(日) 22:34:45.82 ID:or7eByN00
1
言う前に綺麗だと呟いてしまい更にその事を3人に聞かれてしまい大慌て
61 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/06(日) 23:11:32.23 ID:obyipl8W0


貴方「改めて見てもやっぱりいいよ。すごくいい」

ほむら「ほ、本当ですか?」

貴方「もちろん」

まどか「あれ?改めてってことは、見たことあるの?」

貴方「昨日ね。写真も撮ったんだ」

まどか「へー!見せてもらってもいい?」

ほむら「う、うん。うちにあるので……」

まどか「やった。今度ほむらちゃんち遊びに行くね」

さやか「ありゃー、これはただならぬ怪しい雰囲気……」


 何かを感じ取ったらしく美樹がつぶやく。

 最初はここだけで話をしていたが、周りの女子たちも集まってくる。男子勢もそわそわと見ている。


さやか「あたしも髪下ろしたらちやほやされるか?」

まどか「なに言ってるのさやかちゃん」

さやか「寝言は寝て言えみたいなマジな反応やめてくれる?あと、まどかはそれが一番似合ってると思うよ」




さやか「……伸ばしてみる、かな。ちょうどいい区切りだし」
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/06(日) 23:25:44.17 ID:or7eByN00
ロングのさやか、マギレコの変身シーンにあったなぁ
63 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/06(日) 23:29:19.70 ID:obyipl8W0



 ――――授業開始のチャイムが鳴る。


 正直言って1,2を争うほど退屈な授業。

 前で話す先生たちの後ろでは、まだ朝の暁美さんの話題がちらほらと続いていた。


 みんなの反応はもちろん芳しいものが多いが、髪型を変えてきたという『驚き』のほうが強かった。

 たしかにそうだろうな。昨日のことがなくていきなり髪を下ろしてきたら俺もまず驚く。


 ……当人は、かなり真面目にノートをとっているところだった。



授業中
1こっちも集中するか
2話しかける(クラスメイト指定)
3他の人を眺める(クラスメイト指定)
4自由安価

 下2レス
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/06(日) 23:30:52.42 ID:Av0wYdNl0
2仁美
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/06(日) 23:31:19.92 ID:or7eByN00
1するもほむらが気になって3
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/06(日) 23:32:03.40 ID:zXVul9IPO
1
67 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/07(月) 00:21:17.81 ID:ts47Y/3g0


貴方(こっちも集中するか)


 ボードに書き足される内容をノートにうつす。

 暁美さんは先生が話してただけの内容も書いてたっけな。

 ノートが一区切りついてペンを置くと、自然と暁美さんのほうに目がいっていた。


ほむら「……」


 やっぱ、綺麗になったよな。三つ編みが悪いとは言わないけど。

 これであと少し胸を張って堂々としていたらもっと魅力的になると思う。


ほむら「……!」


 見ていると、暁美さんもこっちに気づく。

 気付いた瞬間に、目を逸らされてしまった。こっちも居た堪れなくなってどこでもない場所に視線を移す。



 ……そんなことをいくらか繰り返していた。


――――
――――


*午前の授業は滞りなく終わりました。
1美樹たちに声をかけてみる
2購買に飯買いに行かなきゃ
3教室の外へ
4自由安価

 下2レス
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/07(月) 00:22:50.65 ID:eU6DNLOI0
眼鏡は掛けているのか?一度くらい眼鏡を外したところを見てみたいんだけどいいかなって言ってみたい
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/07(月) 00:35:17.85 ID:bebIg7jv0

ダメなら1
70 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/07(月) 00:46:33.02 ID:ts47Y/3g0
--------------------------------
今日はここまで
眼鏡はかけてます。
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/07(月) 01:10:20.30 ID:oBi8kM2u0
うーすおつー
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/09(水) 16:37:32.55 ID:e8aVNsM30
今はかわいいけど最終的に悪魔になっちゃうんだよな
73 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/09(水) 22:06:04.65 ID:Ddc561oN0
昼休み



 チャイムが鳴ると、教室全体がざわめきだす。

 美樹たちは今日も弁当袋を持って教室を出る準備をしている。

 しかし、今日は他の女子も一緒にいるようだった。


*「髪キレイー。手入れは?シャンプー何使ってるの?」

ほむら「特別なことはしてないと思うんですけど……」

*「なにそれうらやましーい!」

*「てか今日は一緒に食べない?いつも昼休み始まると三人でどっか行っちゃうじゃん」

さやか「ごめん、待ち合わせてる人いるからさ」


 暁美さんの髪をいじりながらそれを話題にした雑談。それと昼を誘ってるようだ。

 しかし返答はつれないものだった。


*「そっか。でも前は違う三人だったのにね」

*「あ、バカ。その話は……」

さやか「…………」


 女子二人が何かを言い合っている。二人が見ていたのは、前は美樹たちとよく一緒にいた志筑さんのほうだった。

 あまり一緒にいるのを見かけなくなったのは暁美さんが転入してきたくらいからだろうか。

 ちょうど入れ替わるように暁美さんがいる。


貴方(……喧嘩でもしたのか?)

74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/09(水) 22:42:21.59 ID:e8aVNsM30
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
75 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/09(水) 22:56:51.64 ID:Ddc561oN0


 結局いつものメンバーだけで屋上に行くみたいだ。


貴方「ねえ、暁美さん」

ほむら「え?」

貴方「暁美さんってやっぱり目が悪いの?」

ほむら「小学生くらいからこれがないと生活できないです……で、でもどうしたんですか?」

貴方「一度くらい眼鏡を外したところも見てみたいなって」

ほむら「お、面白いことはないと思います……」


 そう縮こまって言う暁美さんの背後に美樹が回る。


さやか「よっしゃーもらった!あたしも一回くらいかけてみたかったんだよねー」

ほむら「ひえっ、み、美樹さん?」


 珍しい眼鏡のない暁美さんだが、慌て顔だ。

 代わりに美樹の顔に赤縁の眼鏡がかかっている。


さやか「どうよ?」

貴方「びっくりしたよ。美樹がかけると驚くほど印象違うんだな」

さやか「え!どういう意味?」

貴方「全然まじめそうに見えない」

76 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/09(水) 23:09:04.21 ID:Ddc561oN0

さやか「もっと他に感想ないの?」

ほむら「このままじゃ行けないです……」

まどか「もういいよね?さやかちゃんも返してあげてくれないかな?」

さやか「しょーがないなぁー。なんか目悪くなりそうだし」


 美樹から眼鏡を返してもらうと暁美さんはいそいそと自分の顔にかける。

 視界が戻ってやっと落ち着いたようだ。


さやか「うーん、でもほむらは本当に目悪いんだなあ」

まどか「ほむらちゃんは入院中いっぱい本読んでたんだよね?」

ほむら「暇で暇で……。入院してるのに目まで悪くしちゃいけないですよね」

貴方「といっても、なっちゃったものはしょうがないだろ。こっちこそ無理なお願いして悪かったよ」


 あまり話してても先輩を待たせるか。

 こっちもあまり遅くならないうちに弁当を広げることにした。


――――
――――


*午後の授業が終わると待ちに待った放課後です。
1帰宅
2写真部
3部活を掛け持ちしてみる(部を指定)
4委員会
5寄り道
 ※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。

 下2レス
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/09(水) 23:12:32.09 ID:0jxj8zaO0
5 そういえば、帰りに買い物頼まれていたっけ
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/09(水) 23:13:04.96 ID:e8aVNsM30
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/09(水) 23:13:49.84 ID:B2IxopMw0
買い物がてらにカメラ屋を除いてみる
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/09(水) 23:19:34.42 ID:e8aVNsM30
委員会のメリットは何かあるのかな
81 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/09(水) 23:28:17.98 ID:Ddc561oN0
放課後



 ――――帰りのHRが終わってチャイムが鳴る。



 そういえば帰りに買い物を頼まれていたっけ。

 鞄の中からメモを取り出した。



 昨日昼食時に拾ってあげた紙を思い出す。

 正直、あれほど豪華なものは書かれていない。



・買い物リストの中身
下3レスまで
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/09(水) 23:35:59.21 ID:B2IxopMw0
今晩の夕飯の材料

秋刀魚、野菜など
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/09(水) 23:38:24.34 ID:aQPEFn6GO
ペットの餌
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/09(水) 23:42:33.14 ID:B2IxopMw0
LED電球
85 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/10(木) 00:04:52.81 ID:XXqsA/ax0


 ……食品とペットの餌とLED電球、だそうだ。


 スーパー寄ってからホームセンターにでもいくか。

 駅前に行けば揃うだろう。大体なんでも揃う。


 校舎を出ると足を進めて駅前の通りに着いた。



*遭遇
1ひとり暮らしって言ってたっけな、暁美さん
2今日の夕飯はなんだろう?買い物中の先輩
3同じくおつかい?鹿目さん
4同じくおつかい?美樹
5あの赤い髪は……

 下2レス
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/10(木) 00:06:53.42 ID:/tIA36olO
5
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/10(木) 00:07:15.54 ID:HEIC91CN0
1
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/10(木) 00:07:23.15 ID:+3gCh9LI0
2
こういう時しか会えないし
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/10(木) 00:11:22.29 ID:9+mZVe3F0
失敗して悲しい……
90 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/10(木) 00:16:51.75 ID:XXqsA/ax0
-----------------------
今日はここまで
委員会は会よっては誰かが所属してるかも
縦割り系で学年違いと関わる構想とかあったけど今からやると後出し感すごいなぁ
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/10(木) 00:26:15.71 ID:9+mZVe3F0
マミさんとの交流が難しい……
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/10(木) 00:26:22.26 ID:HEIC91CN0
乙です

委員会に関わってる生徒って誰かいるかな?
仁美はお稽古事とかで忙しそうだし無理くさいし
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/10(木) 00:30:11.33 ID:+3gCh9LI0
後出しでもいいから学校内の好きなキャラと交流できる便利なイベントだったらいいな
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/12(土) 17:36:11.83 ID:LQQHIFVW0
95 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/12(土) 22:25:36.98 ID:DN0AvvKnO


 ――まずは食料品だ。メモを片手にスーパーの中を練り歩く。

 野菜買おうとしてたんだっけな。まあなんか安売りの買っておけばいいだろう。

 それから鮮魚・精肉コーナーのほうに行くと知り合いと会った。


ほむら「あっ……」


 暁美さんだ。同じく制服のまま買い物かごをもってる。

 まったく気付かなかったけど、本当は同じようなタイミングでここまで来てたんだろう。


貴方「奇遇だね。あそっか、一人暮らしだからよく寄るの?」

ほむら「そ、そうですね……」


 何の気なしに籠の中を見てみる。総菜コーナーの弁当といくつかのレトルト食品が入っていた。

 昼にもいつも出来合いのものを買ってるらしい暁美さん。

 まあそりゃ自炊も楽じゃない。でも今は魚を見てたみたいだった。


貴方「ご飯自分で作ったりするの?」

ほむら「さ、魚焼くくらいならできますよ。……たぶん」


 ……多分、か。

 そういえばこの前の家庭科ではもっぱら俺たちと一緒に皿洗いに回ってたのを思い出す。



1料理興味あるの?
2料理上手な女性っていいな
3栄養のあるもの食べたほうがいいよ
4自由安価

 下2レス
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/12(土) 22:32:01.96 ID:LQQHIFVW0
安価下
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/12(土) 22:34:06.39 ID:P9oAngys0
1+3
魚の話題が出たので一緒に見て美味しそうなのをほむらに勧める
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/12(土) 22:36:14.02 ID:LQQHIFVW0
4金髪の先輩を発見する
99 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/12(土) 23:13:37.72 ID:DN0AvvKnO


貴方「料理興味あるの?」

ほむら「できたほうがいいとは思います。でもうちじゃキッチンも狭いし、道具も何も揃ってなくて」

貴方「あぁ、そっか……。ちなみに魚焼くグリルとかはあるの?」

ほむら「で、電子レンジじゃだめですか……?」

貴方「いいのかな……それはわかんない」

貴方「まあとにかく栄養あるもの食べたほうがいいよ。一緒に見てみよう」


 鮮魚コーナーに並ぶ魚たちを見る。

 焼き魚(?)にしやすそうなのがいいよな。ついでに生でも大丈夫そうなほうがいい?

 この時間だと値引きシールの貼ってあるものは少ない。まず自分が買おうとしていたさんまを取ってみる。

 さんまなら加熱すれば食べられるか?生だと寄生虫が心配?


貴方「……暁美さんはこれとかどう?最初から味付いてるし」

貴方「ちょっと手間かけるならムニエルとか家庭科でやっただろ。……あれ、その時暁美さんいなかったっけ?」

ほむら「鮭…………いいですね。これ、買ってみます」


 それぞれ買いたいものを買ってスーパーでの買い物を終える。

 次はホームセンターか。



*ホームセンター
1同じくおつかい?鹿目さん
2あの赤い髪は……
3次も暁美さんと一緒に行動

 下2レス
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/12(土) 23:17:53.09 ID:9LhU+cpzO
1
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/12(土) 23:18:08.34 ID:P9oAngys0
せっかくだから3
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/12(土) 23:18:56.33 ID:LQQHIFVW0
3
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/12(土) 23:21:15.93 ID:9LhU+cpzO
まどかと会う可能性があったのなら2人でいたところを見られたとか?
104 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/12(土) 23:52:05.74 ID:DN0AvvKnO


ほむら「も……もう、帰りますか?」

貴方「いや、俺はこれからホームセンター寄ってくけど。まだ買う物があるんだ。暁美さんは帰る?」

ほむら「い、いえ。それなら私も……」

貴方「ついてくる?」


 暁美さんはこくりと頷いた。ついてくるらしい。

 二人で駅前のデパートに入ってホームセンターの階まで上がる。

 クラスメイトとスーパーの買い物袋を持って歩くのも変な感じだな。


 暁美さんは何が見たいんだろうか。

 俺についてきながらも、色々なものを見回して目移りしてるように見えた。


貴方「暁美さんは何を見たいの?」

ほむら「私は……物が増えてきたので収納とかを見たいなって」

ほむら「あとは特に決まってないです。まだ部屋に不便なところはいっぱいあるのでいいものがあれば」


 ひとまず先に電球を売ってるコーナーを見つける。


貴方「あった」

ほむら「電球……ですか?」

貴方「ああ。古いのが切れたからこれを機にLEDに変えようと。あとはペットの餌」

ほむら「何を飼ってるんですか?」



生き物
・自由安価

 下2レス
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/12(土) 23:55:06.51 ID:Jvo9pEZP0
スタンダートに猫
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/12(土) 23:55:16.18 ID:9LhU+cpzO
猫ばかりだったのでたまには犬がいいかな
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/12(土) 23:55:20.14 ID:vpY7FdYgo
セキセイインコ
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/12(土) 23:55:38.25 ID:P9oAngys0
熱帯魚
109 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/13(日) 00:28:01.48 ID:WAr6rJeiO


貴方「犬がいるよ。暁美さんは動物好き?」

ほむら「え……まあその、可愛いのなら……。で、でも、吠えたり噛んだりしそうなのは怖い、かな」

ほむら「そういえば鹿目さんも言ってました。小さい頃に大きな犬に追いかけられたことがあるから苦手だって」

ほむら「でも小さくて大人しいのなら大丈夫みたいです。ふわふわした小動物が好きって、鹿目さんらしいですよね?」

貴方「お、おう」


 ……なんか急に饒舌になったな。鹿目さんは大型犬が苦手か。

 友達のことを話す暁美さんはいつもより明るく見えた。

 その様子は初めて親しい人ができた子供が母親に話すようで。ちょっとうらやましくも思えた。


ほむら「ペット用品のコーナー、こっちにありましたよ」

貴方「ああ。ドッグフードはここだな」


 棚に並ぶドッグフードの袋を一つ手にとる。

 その間、暁美さんは後ろのほうのコーナーを見ていた。シックな雰囲気に合いそうな、お洒落なインテリアだ。


貴方「いいインテリアだね」

ほむら「! ……は、はい。でもうち、あまり考えずにものを揃えちゃったから……こんなにお洒落なものが合うかどうか」

貴方「これから物を整理するならそういうのこだわってみてもいいのかもしれないね?せっかく自分が好き勝手出来る部屋なんだし」



1自慢できる部屋になったら見せてほしいな
2この後もどこか寄る?
3自由安価

 下2レス
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/13(日) 00:30:40.85 ID:6yok4H1x0
安価下
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/13(日) 00:31:41.21 ID:KwZ4JqxD0
1
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/13(日) 00:39:24.57 ID:qwRmhRnk0
このメガほむはエイミー飼ってるのかな?
113 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/13(日) 01:03:03.53 ID:WAr6rJeiO

貴方「自慢できる部屋になったら見せてほしいな」

ほむら「え……えーと…………はい、その」

ほむら「すぐには自慢なんてできないけど……あまり遅くならないように考えておきます」


 ……こういう時の暁美さんって軽いことは言わないんだろう。

 多分本当にいつか見せてくれる気でいる。


 その時を楽しみにしつつ、暁美さんと収納用の家具やインテリアを見て回ってから帰った。

 色々と買い込んでしまったから荷物が多くなってしまったようだ。


貴方「荷物多くなっちゃったね。家まで送るから半分持とうか?」

ほむら「え、でも悪いです……!」

貴方「本当気にしないでいいよ。なんか暁美さん見てると無理させたくなくてさ。ここから遠いの?」

ほむら「遠……くはない、かな。なので、心配しなくても……」

貴方「遠くないなら頼ってくれても大した負担にはならないよ。もしなんなら途中まででも。二人で持ったほうが楽になるから」


 暁美さんは『そう言うなら』と納得してくれた。

 それから案内してもらったが、暁美さんの家にたどり着くまでには本当にさほどかからなかった。

 このくらいなら本当に渋らなくてもよかったのに。……いや、このくらいだから渋ったのかな。

 なんにしても、暁美さんには頼ってほしかった。

114 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/13(日) 01:35:13.87 ID:WAr6rJeiO

ほむら「ここまでしていただいて、本当にありがとうございます」


 家の前に来ると、暁美さんはぺこりと頭を下げた。

 それから少しだけもじもじと何かを言いたそうにしているのを待って――。


ほむら「……あの! よかったら、お茶でも出しましょうか? 見せるの予定より早くなってなんにもしてないけど……」

貴方「気にしないでいいのに。でもまあ、そう言うのならせっかくだから甘えようかな。ちょうど喉渇いてたし」

ほむら「ちょっとだけ待っていてください。片づけてきます、ので」


 そんな提案すら勇気を出した言葉だったのかなと思う。

 その言葉の後に部屋に入って行った暁美さんを少し待ってからお邪魔させてもらった。

 暁美さんが出してくれたのはペットボトルのお茶だった。


ほむら「すみません、あまりこういう時に気の利いた出せるものがなくて」

貴方「いや、お茶出してくれだだけでも十分気が利いてると思うよ?ありがとう」

貴方「へー、これが一人暮らしの部屋か。秘密基地みたいでいいな!」


 正直に言うと思ってたよりも狭かった。家族誰も居なくて一人ならこんなものか。

 ……というか、家族がいないってことは今ふたりっきりなのか。



1一緒に買い物っていうのもいいね
2今度は遊びに行ってみる?
3今も悪くはない部屋だと思うけどな
4自由安価

 下2レス
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/13(日) 01:42:46.76 ID:H24sCtcE0
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/13(日) 01:45:38.72 ID:KwZ4JqxD0
4

今度は俺の部屋を見てくれよ、女の子の意見を聞いてみたい
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/13(日) 01:46:11.99 ID:qwRmhRnk0
1+3
追加で暁美さんはペット飼ったりしてないの?
うちの犬。興味あるなら今度連れて来ようか?
118 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/13(日) 02:21:16.65 ID:WAr6rJeiO

貴方「今度は俺の部屋を見てくれよ。女の子の意見を聞いてみたい」

ほむら「は、はい……今度。わんちゃんも見てみたいです」

貴方「うん。大丈夫、人を噛んだりはしないよ」


 暁美さんちでお茶をいただいてから帰宅した。


 これから部屋を整理するみたいだし、次来る時はどうなってるか楽しみだ。

 うちに来る時にも恥ずかしくないように片づけておこう。



▼ほむらの家を知りました。



【貴方】 7日目終了

[知り合い]
・鹿目まどか・・・鹿目さん様様
・美樹さやか・・・可愛いとこもあるじゃん?
・志筑仁美・・・クラスメイト
・暁美ほむら・・・家に上がった↑
・佐倉杏子・・・みんなで一緒に遊んだ

[顔見知り]
・巻き毛の女子生徒・・・なんか色々すごそう

[攻略済]
なし
119 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/13(日) 02:22:02.44 ID:WAr6rJeiO
-------------------
今回はここまで
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/13(日) 02:29:32.22 ID:6yok4H1x0
仁美も攻略対象なのか
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/13(日) 02:30:45.25 ID:6yok4H1x0
乙です
122 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/13(日) 19:41:21.67 ID:BxNYIaiD0
>仁美
基本的にメインではないです
いまのとこ設定的にNTLになっちゃうけど相手が上条だし
あまりにほったらかしてるとそれもありえるよなぁ、正直そうやって学んだほうがいいとは思うの
------------------------------------------------------------------------------------------


――――
8日目 教室



 自分の教室に入ると、周囲に向けて挨拶しながら鞄を置く。

 もう週の半ばだ。もう少し頑張れば休日がやってくる。


さやか「おはよ」

まどか「おはよう、【貴方】くん」

ほむら「おはようございます」


 今日はいつもの女子三人はいつもより少し遅くにやってきた。

 誰か寝坊したのかな。

 HR前は話せずにみんなすぐに席のほうに行ってしまい、話せたのはHR後だった。


話しにいく
1ほむら
2さやか
3まどか

 下2レス
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/13(日) 19:42:45.29 ID:seEVac0h0
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/13(日) 19:46:15.24 ID:H24sCtcE0
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/13(日) 19:47:02.26 ID:6yok4H1x0
2
126 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/13(日) 19:57:42.46 ID:BxNYIaiD0


貴方「今日は遅かったな。ギリギリだぞ」

さやか「いやー、それがねぇ……」

貴方「当ててみようか?寝坊した?」

さやか「誰が?」

貴方「って言ってる美樹だったりして」

さやか「なんでそう当ててくんのよ!……でも違うし。あたしは原因だけど寝坊したわけじゃないし」

貴方「へー?じゃあ……」

さやか「ここから先は当てられるかしらね」


 美樹が待ち合わせに遅れた理由?


1体調が悪かったから
2トラブルが起きたから
3人助けのため
4休みだと思ってたから
5やっぱり寝坊だろ

 下2レス
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/13(日) 19:59:41.21 ID:H24sCtcE0
5
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/13(日) 19:59:50.31 ID:6yok4H1x0

一番好感度が上がりそうな答えは3かな
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/13(日) 20:03:44.42 ID:H24sCtcE0
上がるとしたら1かと思ってた
130 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/13(日) 20:36:23.05 ID:BxNYIaiD0

貴方「人助けのためとか?」


 そう言うと美樹は驚いた表情をする。


さやか「正解だよ。道に迷ってるおばあちゃんがいて、案内してたんだ」

貴方「……マジで!?」


 自分で言っておいてなんだけどこっちも驚いていた。

 そんな漫画みたいな状況。


貴方「頼まれたのか?」

さやか「いや、地図持ってああでもないこうでもないってうろうろしてたらわかるっしょ」

さやか「おまけに不良みたいな奴に『邪魔だ』ってわざとぶつかられたりしててさ。見ておけなくなったんだ」

貴方「へえ……いやでもさ、朝だろ?普通見逃す人も多くないか?」


 正直自分なら頼まれたんだとしてもちょっとしんどい。

 でも、美樹って意外と正義感あるんだな。


さやか「まあ、フツーはそう思うだろうね。でもその時はなんかそういうのやってみようって気になったのよ。目覚めちゃったわけ!」

さやか「……それに、まどかでも多分ほっとけないと思うよ。あいつあたしなんかよりすげー優しいから」

さやか「でもそっかー、あたしはやっぱりそういうキャラに見られてるんだ?これはもう正義の味方ですな!」


 とりあえず美樹は嬉しそうだった。そして俺もちょっと美樹のことを見直すことにした。


――――
――――
131 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/13(日) 22:21:43.12 ID:BxNYIaiD0


 ――――授業開始のチャイムが鳴る。


 着替えて体育館に集まっていた。体育の授業だから周りには野郎共のみ。

 まあそれはそれで楽しいんだけど。


*「おー、いいね!」

*「あれって――さんか?キャップしてるから誰だかわかんなかった」

*「体型でわかるだろ!あぁでもキャップがなければもっとな」


 試合の合間、することがなくなるとみんな小窓のほうに集まっていた。

 理由は単純なことに、女子のプールの授業の風景が覗けるからだ。


*「なあなあ、【貴方】は誰がいいと思うよ?」



1(クラスメイトの誰か指名)
2あれってあっちのクラスは……
3自由安価

 下2レス
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/13(日) 22:24:54.54 ID:H24sCtcE0
2はなんだろう?
安価↓
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/13(日) 22:25:13.57 ID:VWqtOhMG0
ほむら
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/13(日) 22:25:14.46 ID:6yok4H1x0
2
2が気になるから
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/13(日) 22:29:52.50 ID:H24sCtcE0
あとで2がなんだったか教えてほしい
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/13(日) 22:37:28.79 ID:6yok4H1x0
中学でもう男女別になるのかプールは
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/13(日) 22:49:32.46 ID:h8qO4Ibu0
ラグビー見てたら出遅れた・・・
138 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/13(日) 22:51:10.32 ID:BxNYIaiD0


 キャップはしてるけどよく見れば遠くからでもわかる。背の低い鹿目さん。逆に高くて、隣で凸凹コンビみたいになってる美樹。

 あと、みんなが泳ぐ中一人で先生と水に顔を付けるとこからやってる人がいる。


貴方(……顔を上げた)


 暁美さん、か。

 泳げないんだろうか。そもそももともと入院してた暁美さんには、冷たいプールに浸かるのは心臓に負担がかかるのかもしれない。

 先生も気を使ってか、すぐにプールサイドで休みに入って泳ぐみんなを見ていた。


貴方「……暁美さんかな」


 みんなは体型だけを見て誰がいいかを聞いてたんだろう。

 でも今本当に目で追っていたのは暁美さんだった。いつにもましてはかなげな雰囲気が気になったんだ。


*「えー、暁美さん?」

*「昨日からイメチェンしたじゃん。あれはかなりイイと思うんだよな。でも……なぁ、あれじゃね?細くね?」

*「貧相?」

*「おいやめろよ、直球すぎるだろ」

*「そういうのが好みかよー」


 マジに答えてみると、思った通りからかってくる男子たち。
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/13(日) 22:52:53.55 ID:6yok4H1x0
体型だけならマミさんがぶっちぎりだな
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/13(日) 22:56:13.91 ID:h8qO4Ibu0
あとキリカもね
141 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/13(日) 22:59:22.93 ID:BxNYIaiD0


貴方「う、うるさいなっ。暁美さんは……仕方ないだろ。病弱だったんだし」

*「いや、マジに返されても困るし」

*「おっとー?これはー?まさかのー?」


 ……それからすぐに笛が鳴って試合に呼ばれたが、その後もちょっといじられてしまった。

 もっと適当に軽く答えときゃよかったか?

 スタイルがいい奴はいる。なんつうか、こうして見てみりゃ……美樹とかも結構いいほうかもな。

 でもなんか、最近結構話すからか、あんまり暁美さんが囃し立てられるのはちょっと聞いていられない気がしてた。


――――
――――


*午前の授業は滞りなく終わりました。
1美樹たちに声をかけてみる
2購買に飯買いに行かなきゃ
3教室の外へ
4自由安価

 下2レス
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/13(日) 23:01:18.91 ID:h8qO4Ibu0
2+ほむらに昨日の鮭はどうだったか聞いてみよう
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/13(日) 23:01:22.36 ID:H24sCtcE0
4たまには屋上
496.85 KB Speed:0.5   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む

スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)