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【イナイレ】FFIに参戦しよう!【安価】

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441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/10(火) 11:10:15.50 ID:XXayVGxA0
一之瀬『そういや秋は今何してるの?』

秋「私ね、今イナズマジャパンのマネージャーをやってる!」

一之瀬『イナズマジャパンのマネージャーか。そういうことなら、試合の招待は必要ないか』

秋「え?」

一之瀬『本戦で会おう。アメリカは必ず予選を勝ち上がるからさ』

秋「………わかった」

一之瀬『また会える日を楽しみにしてるよ』

ポロン…

そう言って一之瀬は通話を切った

秋「……早く会いたいな♪」
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/10(火) 11:11:17.14 ID:XXayVGxA0
朝はここまでにします
今日も2本立てです
後今更ですがイナズマジャパンのユニフォームは無印のものと思ってください
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/10(火) 12:03:49.21 ID:rAdopANzO
今更だが木戸川戦の時の貴志部って文句無くNo. 1だったか?
ちょっと違和感ある
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/10(火) 13:39:17.36 ID:bK4tlfyQ0
【ミーティングルーム】

趙金雲「初戦の相手は韓国代表ファイアードラゴン、メンバーは半分以上去年のFFIを経験しているという手強い相手です。特に警戒すべきは韓国の風と呼ばれる、ファイアードラゴンのキャプテン、リ・チュンユン選手」

趙金雲「彼はアジアでも1.2を争う俊足を持っており、加えて去年の経験、これらを兼ね備えてる中々にうるさい選手です。彼をどう黙らせるか、勝利の鍵はリ・チュンユン次第といったところでしょう」

円堂「韓国の風…」

壁山「お、俺…足遅いからちょっと不安ッス…」

半田(スピード自慢か。現時点で一番厄介なタイプといきなり当たるのか。こりゃキツいぜ…)

アフロディ「>>445
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/10(火) 14:29:52.10 ID:+pbUU7ku0
…彼の相手は、僕に任せてくれないかな?
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/10(火) 14:35:53.21 ID:bK4tlfyQ0
アフロディ「…彼の相手は、僕に任せてくれないかな?」

半田「信用できるとでも思ってるのか?」

アフロディ「心配いらないよ。彼のことはよく知っている。母国で有名だからね」

円堂「母国って、アフロディ韓国人だったのか!?」

半田「…だったら尚のこと信用出来ないな」

天馬「えっ!?どうして!?」

半田「>>447
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/10(火) 15:02:13.29 ID:YcVXOqGTo
これから対戦する韓国のスパイかもしれないからな
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/10(火) 15:30:06.63 ID:bK4tlfyQ0
半田「これから対戦する韓国のスパイかもしれないからな」

天馬「なっ!?そんな…」

壁山「な、なるほど…」

天馬「なるほどって、壁山まで何言ってるの!?」

半田「おい天馬、まさかこいつがやったことを忘れたとは言わないよな?神のアクアなんてもん使ってドーピングして、円堂の肩を破壊したような卑劣な奴だぞ!」

壁山「俺、アフロディ…さん、のこと、信用出来ないッス…」

天馬「そんな…」

半田「そういう訳だ。お前なんて居なくても俺達でも十分戦える」

アフロディ「……」

天馬「監督!監督からも何か言ってくださいよ!」

趙金雲「私は次の試合、口を挟むつもりはありません。1回戦は貴方達でどうにかして下さい」

天馬「>>449
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/10(火) 16:41:28.70 ID:2VC5cguPO
監督まで!?
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/10(火) 17:02:41.22 ID:bK4tlfyQ0
天馬「監督まで!?」

冴華「監督が1試合丸々責任を放棄するなんて、職務怠慢もいいとこじゃないですか!」

趙金雲「うおーっほっほ!まずは皆さんのお手並み拝見、といったところですよ」

半田「…そういうことなら、好きにやらせて貰います。守備は俺と円堂、壁山。攻撃は天馬と剣城、この5人で戦います!」

秋「は、半田君!?何言ってr剣城「断る」

半田「え?」

天馬「剣城!やっぱりお前なら、チームがバラバラで戦うのを反対してくれるって思ってたよ!」

剣城「…俺は試合に出るだけだ。プレーまでするつもりはない」

雷門勢「「「「!?」」」」

天馬「つ、剣城…?何言ってるんだよ?プレーするつもりがないって……」

アリーチェ「あれ?聞いてない?私達、別にサッカーがやりたくて日本代表になった訳じゃないんだよ?」

天馬「!?」

さくら「私達は、監督に雇われて代表入りしたんだよ」

半田「雇われただと!?」

趙金雲「はい。剣城君、野咲さん、御城さん、東さん、アリーチェさん、綱海君は私から何でも1つ欲しい物を与えるから代表入りしてくれと頼んで代表に入って貰ったんですよ」

円堂「>>451
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/10(火) 17:34:56.16 ID:M32qeFBBO
…(唖然として声も出ない)
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/10(火) 17:43:17.12 ID:bK4tlfyQ0
円堂「」

天馬「…俺、また剣城と一緒に、サッカーが出来るって……楽しみにしてたんだよ?嘘だよね。嘘だって言ってよ!!!」

剣城「すまない」

天馬「ッ!」タッタッタッ

ウィーーーーン

葵「あっ!?天馬!!」

半田「……最悪だ。なんなんだよこのチームはっ!!くそおおおおっ!!」ガンッ!!

衝撃の事実!イナズマジャパンの半分は雇われて代表入りしていた!

元より勝つ気がないメンバーを抱えながら、遂に世界大会の日を迎えてしまう…
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/10(火) 17:55:53.90 ID:bK4tlfyQ0
【FFスタジアム】

わあああああああああ!!!

角間王将『さあいよいよこの日がやって参りましたFFIアジア予選!趙金雲監督率いる日本代表、初陣の時!果たして日本代表は2年連続で本戦出場なるか!?』

半田「最悪の運、最悪のコンディション、最悪のメンバー、あらゆる面で最悪という言葉がこれほどに似合うイナズマジャパンになってしまったが、いつまでもウジウジしてたって仕方ない…とにかくこうなったら、やる気がある奴らだけで戦おう!」

円堂「……おう!」

壁山「は、はいッス!」

天馬「………」

半田(天馬はまだショック大きいか…攻めはどうする?)

冴華「あ、あの…キャプテン……」

半田「……なんだ?」

冴華「…確かに私は、監督に雇われて代表入りしました。でも私は、他の雇われた人達と違って…勝ちたいんです!」

冴華「……私が、監督に約束して貰ったのはFFI全試合フル出場の確約。私は女子だからこの大会が終わったら、次はいつ公式戦に出られるかわからない。またFFIに選ばれる保証もない、だから今しかないんです。私には、今しかないんです」

半田「>>454
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/10(火) 17:58:05.31 ID:M32qeFBBO
…わかった。
今出せる全力でやるぞ。最悪の出だしだけど、負けるつもりはないからな。
…お前も、ここで終わるなんて嫌だもんな。
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/10(火) 18:05:44.41 ID:bK4tlfyQ0
半田「…わかった。今出せる全力でやるぞ。最悪の出だしだけど、負けるつもりはないからな」

冴華「はい!」

円堂「おっ!冴華も俺達と一緒に戦ってくれるんだな!歓迎するぜ!」

壁山「この逆境を乗り越えるッス!」

冴華「はい!」

半田「…お前も、ここで終わるなんて嫌だと思ってくれたんだな。ありがとう」

半田「……おい!」

アフロディ「…もしかして、僕を呼んだのかな?」

半田「そうだよ。あー、えっとだな……」

アフロディ「散々要らないと言っておいて、まさか今更手を貸してとは言わないよね?」

半田「くっ……それは……」

アフロディ「なんてね、冗談だよ」

半田「………まだ信じたって訳じゃないからな?」

アフロディ「>>456
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/10(火) 18:16:36.83 ID:YcVXOqGTo
わかってる
信用はプレーで得るさ
457 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/10(火) 18:26:11.05 ID:bK4tlfyQ0
アフロディ「わかってる。信用はプレーで得るさ」

半田「…よし、じゃあ作戦を伝える。っても作戦って呼べるほどの策ではないが……」

半田「円堂は左サイドを、壁山は右サイドを重点的に守ってくれ。出来るだけ中に切り込まれないようにはして欲しい」

壁山「はいッス!」

半田「俺は基本正面を守るが、もし両サイド突破されたすぐフォローに入る」

円堂「コンバートしたばっかで足引っ張るかもしんねえけど、全力で喰らいつくよ」

半田「それで攻撃だが…各自の判断に任せる」

半田「……本当に今なんもないってくらい酷い作戦だが、ついて来てくれるな?」

冴華「はい」

円堂「勿論だ!」

半田「…新生イナズマジャパン!初陣を勝利で飾るぞ!!」

「「「「おおおおおっ!!!」」」」
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/10(火) 18:26:57.15 ID:bK4tlfyQ0
〜〜〜ファイアードラゴン〜〜〜

GK・・・・・・ドヒョン

DF・ウジン、ヨンジン、ジョンホ、シンジェ

MF・・・ミンソ、ジフン、ゴンウ

FW・ジュノ、【チュンユン】、ソヨン



〜〜〜イナズマジャパン〜〜〜

FW・・・・・・剣城、冴華

MF・・・・さくら、天馬、アフロディ

DF・・綱海、円堂、半田、壁山、アリーチェ

GK・・・・・・・・ひかり
459 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/10(火) 18:32:10.87 ID:bK4tlfyQ0
今回はここまで
果たして過去最悪のイナズマジャパンは逆境を乗り越えられるか!?
次回から試合が始まります
そして恒例のアンケート
試合前の練習、日常回ですがもう少し長くした方がいいですか?今くらいがちょうどいいですか?あるいは短くすべき?
意見を頂けるとありがたいです
460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/10(火) 18:36:01.98 ID:2VC5cguPO

特訓回はもう少し長くてもいいかな
461 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/10(火) 18:59:56.01 ID:YcVXOqGTo

もう少し長くて良いかな
特訓日常パートも試合パートと同じくらい大事よ
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/11(水) 09:01:00.86 ID:sF13Sw2Y0
【前半戦】

角間王将『FFIアジア予選、日本のボールからキックオフです!』

ピ-----

冴華「…松風!」バシュ

天馬「っと」ポスッ

半田「天馬、行けるか!?」

天馬「>>463
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 09:03:50.76 ID:qrh8pU/Go
やってみせます!
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/11(水) 09:21:21.02 ID:sF13Sw2Y0
天馬「やってみせます!」

半田「よし、頼んだ!」

天馬「…うおおおおおっ!!」

角間王将『イナズマジャパン、まずは松風のドリブルから攻め上がる!』

チュンユン「イナズマジャパンの力、見せて貰おう!」

天馬「っ!」

ギュオン!ギュオン!ギュオン!

ピーーーーーー

天馬「アグレッシブビート!!」

チュンユン「!」

角間王将『松風、アグレッシブビートで韓国の風、リ・チュンユンを抜き去った!』

天馬「っ!」クルッ

ジフン「あっ!?」

ゴンウ「ほう、日本にも俊足は居たか」

天馬「御城さん!」バシュ

冴華「任せて!」ポスッ

角間王将『ボールは松風から御城へと繋がった!イナズマジャパン、幸先の良いスタートを切れるか!?』

冴華「貰ったっ!」

ギュウウウン!

ジョンホ「…」

角間王将『御城!ペ・ジョンホを抜いた!キーパーと完全に1対1だ!!」

半田(…おかしい。やけにあっさりし過ぎじゃないか?)

冴華「行けええええっ!!」

半田「>>465
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 10:37:58.86 ID:OS+YeIrRO
(!いいシュートだ。けど正面過ぎる!)
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/11(水) 10:54:28.66 ID:sF13Sw2Y0
半田(いいシュートだ。けど正面過ぎる!)

ボオオオ

ドヒョン「だいばくはつはりて!」

パシーン!

ドヒョン「はっ!はっ!はっ!はっ!はっ!はっ!はいいいいっ!!」

ポーーーン

角間王将『あっと惜しい!韓国の守護神、ナム・ドヒョンに防がれた!イナズマジャパン、得点ならず!』

ジョンホ「ジフン!」バシュ

半田(お、おいちょっと待て!点を取れなかったばかりか、これって!)

ジフン「チュンユン!」バシュ

チュンユン「ふっ、今度はこちらの番だな」ニヤリ

角間王将『韓国代表ファイアードラゴン、巧みなパスワークで前線にボールを繋ぎます!』

チュンユン「はあああああっ!!」

ギュウウウウンン!!

半田「しまっ…!?」

冴華「は、速い!?」

角間王将『韓国の風、リ・チュンユンが快速を飛ばして半田を抜き去った!!』

チュンユン「>>467
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 11:44:49.26 ID:WbW188zWO
遅い遅い!止まって見えるぜイナズマジャパン!
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/11(水) 11:52:50.49 ID:sF13Sw2Y0
チュンユン「遅い遅い!止まって見えるぜイナズマジャパン!」

角間王将『韓国の風、リ・チュンユン。楽々イナズマジャパンのゴール前まで到達!先制点は韓国となるか!?』

ひかり(き、来た!)

チュンユン「ラピッド…ファイアー!」

ボオオオオ

角間王将『出たああああああっ!リ・チュンユンの必殺シュートだ!イナズマジャパンの守護神東、これを防ぐことが出来るか!?』

ひかり(む、無理…)

ズバーン!

角間王将『ゴール!先制したのは韓国代表ファイアードラゴン!キーパー東、リ・チュンユンの凄まじい必殺技に反応すら出来なかった!』

チュンユン「温いな。去年の方がまだマシだったぜ」

円堂「>>469
469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 12:05:54.90 ID:5MQvFa4h0
ひかり!大丈夫か!?
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 12:06:00.66 ID:qrh8pU/Go
・・・東、今止めようとしてくれたのか?
みんなみたいにプレーする気が無いってわけじゃないのか?
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/11(水) 12:14:47.64 ID:sF13Sw2Y0
円堂「ひかり!大丈夫か!?」

ひかり「…」コクッ

半田(韓国のカウンター戦法…頭になかった訳じゃないが、こんなに恐ろしい攻撃だったのか。正直、今の今まで世界のことを知らな過ぎたぜ。反省しないとな…)

冴華「すみません。私が考えなしにシュートを打ったせいで…」

半田「…御城は何も悪くねえよ。あそこでシュート打つのは普通のことだ。ただ、奴らは普通を遥かに凌いできた。それだけだ」

冴華「>>472
472 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 12:17:11.86 ID:qrh8pU/Go
…やっぱり私達だけで勝つなんて無理なんでしょうか…
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/11(水) 12:26:15.41 ID:sF13Sw2Y0
冴華「…やっぱり私達だけで勝つなんて無理なんでしょうか…」

半田「おい、何弱気になってんだ!一回シュート止められたくらいで不貞腐れんなよ」

冴華「ふ、不貞腐れてなんか…」

半田「不貞腐れてんだろ。まさか、自分のシュートは絶対に止められる筈がないなんて傲慢なこと考えてたりしたのか?」

冴華「そ、そんなことはありません!」

半田「だろ?なら一回失敗したくらいでテンション下げるな。特にお前はフォワードなんだから、落ち込む素振りは絶対見せんな。FWは勝利への鍵なんだ。そのFWが落ち込めば皆も不安になる。そうなったら、勝てるものも勝てなくなる。わかるか?」

冴華「あ…」

半田「わかったらさっさとポジション付け。同点にする為に何が出来るか、考えろ」

冴華「…はいっ!」

タッタッタッ

半田「…慣れねーことって本当疲れるな」ハァ

壁山「>>474
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 12:30:44.22 ID:fNhwHDBe0
何か円堂さんに似てきたッスね
475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/11(水) 13:05:23.89 ID:1EwLrCOe0
壁山「何か円堂さんに似てきたッスね」

半田「似てる……か?俺としてはただ説教しただけって感じだけど…」

半田「……って、お前も無駄口叩かずポジション付け!」

壁山「は、はいッスー!」ピュ---ン
476 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/11(水) 13:05:58.11 ID:1EwLrCOe0
角間王将『1点を取られたイナズマジャパン、ここからどう反撃するのでしょうか!?』

天馬「アグレッシブビート」

ギュオン!ギュオン!ギュオン!

ピーーーーーー

天馬「よっし!このまま一気に…!?」

ヨンジン「じばしりかえん」

ボオオオオ

天馬「あっ!?」ズルッ

角間王将『松風、ソン・ジフンを抜き去るもソ・ヨンジンにボールを奪われた!』

ヨンジン「チュンユン!」

バシュ

角間王将『ソ・ヨンジンからリ・チュンユンへのロングパス!韓国またしてもカウンターを…』

半田「うおおおっ!!」ポスッ

角間王将『おっとここで半田が空中でインターセプト!』

半田「同じ手が通じるかよ!アフロディ!」

バシュ

アフロディ「ッ!」ポスッ

ゴンウ「うおおおおおっ!」

アフロディ「……」スッ

ゴンウ「なんだ?」

アフロディ「ヘブンズ………!?」

アフロディはヘブンズタイムを使おうと右手を掲げた。しかし、指パッチンする直前に浮かんでしまった

…かつて神のアクアに溺れてしまった、愚かな自分の姿を

ゴンウ「…なんだかしらんが、貰った!」

アフロディ「あっ!?」

ゴンウ「ソヨン!」

ソヨン「っ!」ポスッ

壁山「通さないッス!だああああああっ!!」

ドーーーーーーン!!

壁山「ザ・マウンテン!!」ゴゴゴゴゴ

ソヨン「うわっ!」コケッ

審判「ッ!」ピッ!

円堂「いいディフェンスだったぞ!壁山!」

壁山「えっへへ…///」

アフロディ「>>477
477 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 13:26:17.36 ID:rrv+YU5Z0
…すまない。(なにをやっているんだ僕は!)
478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/11(水) 13:48:08.37 ID:1EwLrCOe0
アフロディ「…すまない」

半田「…」

円堂「気にすんなって!誰にでも失敗はあるんだ!次やり返せばいいんだよ」

アフロディ「…ありがとう」

壁山「…本当に、信用していいんスか?」

半田「わっかんねぇよ正直言って…」

アフロディ(なにをやっているんだ僕は!)















アフロディ「っ!」ポ--ン

角間王将『アフロディ、ボールを浮かせてヤン・ゴンウを抜き去った!』

円堂「いいぞアフロディ!」

アフロディ(よし!このままゴールまで持ち込む!)

シンジェ「じばしりかえん!」

ボオオオオ

アフロディ「うわっ!」ズルッ

角間王将『イナズマジャパン、シュートが打てない!果敢に攻めるも後一歩及ばない!!』

アフロディ(くそ!くそ!一体どうしたっていうんだ!)
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/11(水) 14:03:12.83 ID:1EwLrCOe0
ゴンウ「チュンユン!」バシュ

チュンユン「おう!」ポスッ

角間王将『ボールは再びリ・チュンユンに渡った!』

半田「行かせない!」

チュンユン「チッ、くそ…!」

角間王将『イナズマジャパンのキャプテン、半田!リ・チュンユンと必死で競り合っています!』

半田「スピードじゃ敵わねえけど、走る前に競り合いに持ち込めば俺だって!」

チュンユン「くそ、ふざけるな…」トン…トン…

リ・チュンユンはボールを取られまいと足元で必死にボールコントロールをしていた

半田「ここだ!」

ポーーーーン

チュンユン「なっ!?」

審判「ッ!」ピッ

角間王将『キャプテン対決は半田が制し、なんとかボールをクリアしました!』

半田「ハァ…そう何度もやられて堪るかよ」

序盤から試合が動いたことでシーソーゲームが期待されたが、両チームとも守備陣が活躍しゲームは膠着してしまった
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/11(水) 14:18:46.11 ID:1EwLrCOe0
ジュノ「うおおおおっ!」

バシューーーーーン

円堂「メガトンヘッドおおおおっ!」

ギュウウウウン!!

円堂「ちぇえええいっ!!」

ガキイイイイン!!

ジュノ「なにっ!?」

角間王将『円堂!ファン・ジュノのシュートをメガトンヘッドで打ち返しました!』

シュウウウウウウンン!!

ボオオオ

ドヒョン「だいばくはつはりて!」

パシーン!

ドヒョン「はっ!はっ!はっ!はっ!はっ!はっ!はいいいいっ!!」

ポーーーン

審判「ッ!」ピッ

円堂「やっぱ決まんねぇか…」

半田「シュート防いでくれただけ十分だ。サンキュー円堂」

円堂「おう!」

壁山「で、でも…いつまでもこんなこと続けてたら勝てないッスよ…」

半田「……もうすぐ前半が終わる。そしたら一度流れが切れる筈だ。そこまで持ち堪えてくれ」

壁山「………はいッス」

半田(やべえな。協力してくれない奴らの分動いてるせいで、壁山がいつも以上に消耗してる……)

円堂「ハァ………」

半田(円堂も、初めてのフィールドプレイヤーってことで相当体力奪われてんな。ヤバイ展開になる前に、早く前半終わってくれ…)












ミンソ「っ!」クルッ

円堂「あっ!?」

半田の祈りを嘲笑うかのように、イナズマジャパンにまたもピンチが降りかかった

角間王将『ピョン・ミンソ!円堂を抜き去り一気にゴール前へ!』

チュンユン「キーパーはザルだ!打ってしまえ!」

ミンソ「貰った!」

バシューーーーーン

ひかり「!?」

角間王将『ピョン・ミンソのシュートだ!!イナズマジャパン追加点を許してしまうのか!?』

円堂(嘘だろ!俺のせいで…ちくしょう…)
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/11(水) 14:38:40.62 ID:1EwLrCOe0
誰もがゴールに入ると思った、その時だった!

綱海「おおおおおおおおっ!!」

「「「「!?」」」」

ドオオオオオンン!!!

綱海「がっ!」ドサッ!!

審判「ッ!」ピッ!

角間王将『なんと綱海!身体を張ってシュートに喰らい付いた!!!』

円堂「綱海!大丈夫か!?」

綱海「へへっ、まあな…」

壁山「なんて無茶なプレーをするんスか…心配したッスよ…」

綱海「わりぃわりぃ…けど俺はこの通りピンピンしてるし、気にすんなよ!」

壁山「き、気にするなって…」

半田「…ピンチを救ってくれてありがとうな。けどなんで、急に協力してくれたんだ?」

綱海「なんでって言われると……そうだな、お前らが必死で戦ってるのを見てたらよ、なんかじっとしてられなくなったんだ」

円堂「そっか!じゃあつまり綱海はサッカーを好きになってくれたってことなんだな!」

綱海「え?そうなのか?」

円堂「そうだよ!サッカーが好きって気持ちが芽生えたからじっとしてられなかったんだよ!」

綱海「……そっか。俺、サッカーを好きになったんだな」

円堂「ああ!だからよ、俺達と一緒にサッカーやろうぜ!」

綱海「>>482
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 14:48:55.47 ID:rrv+YU5Z0
おう!海の男綱海条介、こっからサッカー始めさせてもらうぜ!
俺にもボール回してくれよ!
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/11(水) 15:00:34.66 ID:1EwLrCOe0
綱海「おう!海の男綱海条介、こっからサッカー始めさせてもらうぜ!俺にもボール回してくれよ!」

円堂「勿論だ!」

ピ----

角間王将『ここで前半終了のホイッスル!0-1、イナズマジャパン対ファイアードラゴンの一戦は前半終えて韓国リード!』






















趙金雲「うおーっほっほっほ!皆さんご苦労様でーす。水分をしっかりとって、後半も頑張ってくださいねー」

秋「はい」

円堂「ありがとな」

秋「どうぞ」

半田「サンキュー」

秋「>>484
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 15:07:36.10 ID:fNhwHDBeo
みんなお疲れ様、円堂君もDF初心者とは思えないほど良いプレーしてたし半田君も鬼道君に負けないゲームメイクだったよ!
後半はきっと逆転できるよ!
485 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/11(水) 15:17:59.30 ID:1EwLrCOe0
秋「みんなお疲れ様、円堂君もDF初心者とは思えないほど良いプレーしてたし半田君も鬼道君に負けないゲームメイクだったよ!後半はきっと逆転できるよ!」

円堂「ありがとう、秋!」

半田「きっと出来る、じゃない。絶対逆転する。チームは少しだけど良くなり始めたんだ。こんなところで終わらせて堪るかよ」

秋「!」

円堂「…半田の言う通りだな。絶対に逆転しないと」

趙金雲(今のところは、予定通りに成長してくれてますね。関心関心)

アフロディ「…」

趙金雲(しかし、大変なのはここからですよ…)ニヤリ
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/11(水) 15:21:24.05 ID:1EwLrCOe0
今回はここまで
特に主人公は決めてないけど、今のところ誰が1番主人公っぽく見えてるのかな?
ちょっと気になるところ…
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 18:10:56.15 ID:pWiI3PdpO
FF編は鬼道が主人公っぽかった
だから鬼道代表入りを期待したい
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 18:23:03.14 ID:DaDy1f5B0
半田がキャプテンとして頑張ってるのがヒシヒシと伝わる。イナイレっていうのはこういうのでいいんだよ
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 19:20:36.72 ID:vQCiXKk8o
半田は言うほど鬼道と司令塔コンビだったか?感がある
かといって鬼道レベルの司令塔やフィディオ並みに派手で華のあるプレーヤーになるのは半田らしくなくて違うと思うけど
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 19:29:16.77 ID:pWiI3PdpO
司令塔コンビにしなかったのは結果的にむしろ正解じゃないかな?
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/14(土) 13:44:40.36 ID:239RTS2j0
ピ----

角間王将『さあ、後半戦は韓国からのキックオフで試合が始まります!』

ソヨン「…」チョン

チュンユン「っ!」

ギュウウウウンン!!

冴華「全然スピードが落ちてない!?」

チュンユン「当然だ!貴様らとは鍛え方が違うからな!」

天馬「行かせない!」

チュンユン「ふっ!」

ジジジジジ

天馬「!?」

チュンユン「導火線」

ドカーーーーーン!!!!

天馬「うわああああっ!!」

角間王将『リ・チュンユン!後半に入って自慢のスピードがキレを増したように感じさせるプレーを披露しています!』

チュンユン「ふん、他愛もない…!?」

アフロディ「っ!」ザッ

角間王将『あっとアフロディがリ・チュンユンの前に立ち塞がります!』

チュンユン「この俺に追いつくとは大したスピードだな。それもドーピングのおかげか?」

アフロディ「!?」

チュンユン「図星か?」

アフロディ「ち、違う!僕は、神のアクアはもう…」

ジジジジジ

チュンユン「導火線」

アフロディ「しまっ…!?」

ドカーーーーーン!!!!

角間王将『韓国の風は止むことなく今尚吹き続けています!イナズマジャパン、これを止めることが出来るか!?』

チュンユン「愛国心溢れるプレーありがとう、アフロディ君」ニヤリ

半田「>>492
492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 13:47:44.44 ID:E7ZuAnqt0
!?!?
アフロディやっぱてめえ!!
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/14(土) 15:03:48.92 ID:239RTS2j0
半田「!?!? 」

半田「アフロディやっぱてめえ!!」

リ・チュンユンのお礼の言葉で半田は一瞬アフロディへと意識を向けてしまう

そしてその一瞬の隙を見逃すほど、リ・チュンユンは甘くはなかった

チュンユン「あばよ」

ギュウウウウンン!!

半田「なっ!?」

角間王将『リ・チュンユン半田も抜いた!リ・チュンユン!完全にフリーだ!!』

綱海「おいおいやべえって!」タッタッタッ

天馬「くそっ!!」ダダダダダ

壁山「やっぱりあいつ、スパイだったッスね!」ギロリ

天馬「何してるの壁山!早く戻らないと!」

壁山「>>494
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 15:05:15.96 ID:kRqU8Mqf0
分かってるッス!
495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/14(土) 15:13:38.48 ID:239RTS2j0
壁山「分かってるッス!」

チュンユン「もう慌てても無駄だ!これでとどめをさしてやる!」

チュンユン「ラピッド…ファイアー!」

ボオオオオ

角間王将『出たああああああっ!リ・チュンユンの必殺シュート!!ファイアードラゴン、追加点なるか!?』

円堂「させるか!」

天馬「円堂さんっ!」

円堂「メガトンヘッドおおおおっ!」

ギュウウウウン!!

円堂「ちぇえええいっ!!」

ガキイイイイン!!

円堂「ぐっ、くうううっ…!!」ジリッ…

ジュノ「押し込め!」

ミンソ「押し込んで!」

天馬「堪えて円堂さんっ!」

綱海「踏ん張れ円堂っ!」

円堂「>>496
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 15:15:37.60 ID:nyhhgWnWO
お前なんかに、絶対に負けない!俺は仲間を信じてる!
走れ、アフロディ!
497 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/14(土) 15:31:39.30 ID:239RTS2j0
円堂「お前なんかに、絶対に負けない!俺は仲間を信じてる!走れ、アフロディ!」

アフロディ「!」

円堂「っ、らああああっ!!」

ポーーーーーン

角間王将『激しい必殺技のぶつかり合いの末ボールが空高く打ち上がった!!!円堂の勝利です!!』

チュンユン「なんだと!?」

天馬「っ!」

ヒュウウウウン!

天馬「アフロディさんっ!」

バシューーーーーン

アフロディ「っ!」ポスッ

角間王将『ルーズボールをすぐさま拾った松風、アフロディにパスを繋ぎました!』

天馬「お願いします!」

円堂「行けえええええっ!」

綱海「決めちまえっ!」

アフロディ(ああ、そういうことか。今やっとわかった。なんであの試合僕が負けたのか。そして……)スッ

シンジェ「じばしり…」

アフロディ「ヘブンズタイム」パチン

シンジェ「」

アフロディ「…今やっと、本当の意味で悪夢から目覚めた。仲間との絆……これがサッカーの本当の姿なんだね」パチン

ビュオオオオオオ

シンジェ「な、なんだ!?ぐおおおおおっ!!」

「「「「!?」」」」

バサァァァァ

アフロディ「神は死んだ。だが、進化して蘇った!!」

角間王将『アフロディ!一瞬の内にゴール前まで到達していました!そして我々が気付いた時には既に必殺技の体勢だ!!!』

アフロディ「これが進化した神の姿だ!ゴッドノウズ!!改!」

ギューーーーーーン

ドヒョン「!?」

ズバーン!

審判「っ!」ピ----

角間王将『ゴール!イナズマジャパン、後半開始早々鮮やかなカウンターで同点に追いついた!』

アフロディ「>>498
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 15:33:56.89 ID:kRqU8Mqf0
(あぁ…今まで何度もゴールは決めたけど、こんなに気持ちの良いゴールは初めてだ)
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/14(土) 15:50:48.91 ID:239RTS2j0
アフロディ(あぁ…今まで何度もゴールは決めたけど、こんなに気持ちの良いゴールは初めてだ)

円堂「やったなアフロディ!いいシュートだったぞ!」

天馬「見せて貰いました!ゴッドノウズ改!」

綱海「やるじゃねえかお前!」パシパシ

アフロディ「ふふっ、まあね…」

半田・壁山「「・・・」」

円堂「ほら、お前達も」

壁山「……信用出来ないなんて言って、すみませんでした…」

半田「…疑って、悪かったよ」

アフロディ「いいさ。プレーで信用して貰うなんて大口叩いて、直前までだらしないプレーをしていた僕が悪いんだ。君達は間違ってない」

半田「…」













趙金雲(うーん、出来たらあそこは半田君自身の力で乗り越えて欲しかったのですが…まあ、これもいい経験になるでしょう)

半田(あんな安い挑発にまんまと乗せられて、チームをピンチにしちまった……本当なら俺が一番冷静に対処しなくちゃいけない場面だったのに……)

趙金雲(とまあ、そんなことを考えてる顔でしょう。私としても半田君があそこを対処できる確率は0に等しいと予想していた訳ですから、これは想定内です。そしてこの苦い経験は、必ず彼にとって大きな財産となる筈)

葵「同点!同点ですよ秋さん!」

秋「ええ!皆よく頑張ってるし、ここに来てアフロディ君もチームの一員になれた!このまま行ければ絶対に勝てるわ!」

趙金雲「うおーっほっほ!確かに、このまま行ければ勝ちは見えてきますね」

葵「>>500
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 16:12:59.68 ID:kfkj/5oP0
『このまま行けば』って…不穏な事言わないでくださいよ。
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/14(土) 16:38:30.35 ID:239RTS2j0
葵「『このまま行けば』って…不穏な事言わないでくださいよ」

趙金雲「勝負の世界は何が起こるかわかりませんからね。決して楽観視してばかりはいられないんですよ」

葵「そ、そうですよね。監督だから、そういうこと予想するのは当然ですよね…………」

葵(今日何もしてないけど…)




















角間王将『さあ、後半は残り半分を切りました!試合は1-1の同点!次の1点を取るのはイナズマジャパンか!?それともファイアードラゴンか!?』

ミンソ「ジュノ!」

バシューーーーーン

綱海「貰った!」ポスッ

ジュノ「なにっ!?」

角間王将『ミンソからジュノへのパスでしたが綱海、ここはいい反応で阻止しました!』

綱海「さくら!」バシュ

さくら「ええっ!?わ、私!?」ポスッ

角間王将『ボールは綱海から野咲へと繋がりました!』

さくら(えええっ!?ど、どうしよう!私、サッカーとかどうでもいいんだけど!?)アセアセ

さくら(ってか私はあくまでも新体操の留学が目的だし、試合が終われば条件は果たさせるから負けたって別に……)

構わない、そう思う直前、さくらはあることを思い出していた…

『さくら、お前は1番になれる存在なんだ』

『これを飾ってしまえば、上が居るということを認めてしまうことになるの。だからこれは飾りません。貴女はこれからも、1番を目指しなさい』

さくら(……留学だけ貰っても、勝たなきゃ何の意味もない!)キッ

ミンソ「貰った!」

さくら(新体操のボールだと思えば、これくらい!)

さくら「ええええいっ!!」

ヒュウウウウウウンン!

「「「「!?」」」」
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/14(土) 16:46:05.01 ID:239RTS2j0
角間王将『野咲、ボールを右足に乗せたまま空高く飛び上がった!』

冴華「凄い!必殺技も使わずになんて跳躍力!」

さくら(えっと確か、この後はパスかドリブルっていうのをやらなきゃいけないみたいだけど……ドリブルなんてやったことないしここは!)

さくら「剣城君!」バシュ

剣城「!」

さくらは剣城へのパスを選択した

自分の正面へ飛んでくるボールを見て剣城の取った行動は………

剣城「っ!」バシュ

トラップすることもなく直接蹴り返した

そして剣城がボールを蹴った先には……















天馬「っ!」ポスッ

角間王将『剣城、野咲からのパスをノールック、ダイレクトで松風へと渡しました!!』

天馬「>>503
503 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 18:13:58.19 ID:5esK49yVo
っ!!(剣城、ありがとう)
504 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/14(土) 18:33:28.71 ID:239RTS2j0
天馬「っ!!」

天馬(剣城、ありがとう)

ギュオン!ギュオン!ギュオン!

天馬「アグレッシブビート!!」

ピーーーーーー

ヨンジン「ぐわっ!」

角間王将『松風、ファイアードラゴンの最終ラインを破った!!決定的チャンスです!イナズマジャパン勝ち越しなるか!?』

天馬(見せてやる!FFが終わってからずっと、世界と戦う為に特訓して作り上げた俺だけの新必殺シュート!!)

ギュウウウン!!

天馬「ゴッドウィンド!!」

ギュオオオオオオオ

円堂「凄え!天馬のやつ、いつの間にあんな必殺技を!」

バシュン!

アリーチェ「うわ、すごい跳ね方!」

ボオオオ

ドヒョン「だいばくはつはりて!」

パシーン!

ドヒョン「はっ!はっ!はっ!はっ!はっ!はっ!はいっ!?」

ズバーン!!

審判「っ!」ピ----

角間王将『ゴール!イナズマジャパン!勝ち越し成功!!!松風の新たな必殺シュート!これが勝利を呼び込む一撃となるか!?』

壁山「流石天馬ッス!」

半田「やっぱここぞって時は頼りになるな!」

天馬「俺だけの力じゃないですよ。綱海さんが守って、野咲さんと剣城が繋いでくれたから、この1点が取れたんです」

さくら「え?私?」

天馬「はい!ありがとうございました!」

さくら「え…えっと、どういたしまして?」キョトン

天馬「……ありがとうね、剣城」

剣城「勘違いするな。適当に蹴ったらたまたまお前が居ただけだ」

天馬「うん。そのたまたまに凄く感謝してる」

剣城「…」スタスタ

アフロディ「>>505
505 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 18:41:52.00 ID:q2mQ62xZo
(勝ち越したとはいえこの2点は向こうの油断につけこんで得た2点だ・・・)
(間違いなくこれから韓国の本気の攻撃が始まる、それを凌ぎきるか攻めてもう一点突き放すか、どちらにせよ人数で劣るこちらにとっては不利)
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/14(土) 18:52:04.86 ID:239RTS2j0
アフロディ(勝ち越したとはいえこの2点は向こうの油断につけこんで得た2点だ・・・)

アフロディ(間違いなくこれから韓国の本気の攻撃が始まる、それを凌ぎきるか攻めてもう一点突き放すか、どちらにせよ人数で劣るこちらにとっては不利)

円堂「よし、この調子でどんどん攻めるぞ!」

壁山「はいッス!」

半田「…そうだな」

アフロディ(果たしてキャプテンは、どう判断したのかな?)













ピ-----

チュンユン「一度勝ち越したくらいでいい気になるな!」

ギュウウウウンン!!

冴華「あっ!?」

ジジジジジ

チュンユン「導火線」

ドカーーーーーン!!!!

天馬「うわああああっ!!」

アフロディ(やはり、彼を止めない限り僕達に勝ちはない!)

アフロディが危惧した通り、韓国はいよいよ本気になっていた

やはりもう1点取らなければ…

恐らく再び同点になる

次はどう攻める?

そんなことを考えながら…

しかし決着は突如、意外な形で訪れた
507 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/14(土) 19:07:17.79 ID:239RTS2j0
半田「円堂下がれっ!」

円堂「わかった!」タッタッタッ

チュンユン(馬鹿め。同じ手が通じるか。貴様と、そしてあのノコノコとゴール前まで下がっていった奴もドリブルで抜き去れば同点に…)

半田「クイックドロウ!」

バシュ

チュンユン「……は?」

角間王将『半田、リ・チュンユンからボールを奪いました!』

半田「俺だって必殺技くらい使えるんだよ!なめんな!」

バシュ---ン

天馬「半田さん!」ポスッ

壁山「天馬に続いて、キャプテンも新技を!!」

半田「俺の指示を聞いて、同点ゴールと同じ作戦で来ると思ったか?」

チュンユン「なに?」

半田「内心で俺のことを馬鹿だってほくそ笑んだか?残念だったな、馬鹿はお前の方だ!」

チュンユン「!?」

半田「格下だって見下してたろ?本気になればいつだって点を取れるって思ってたろ?そうやって油断なんてするから俺みたいな『格下』の不意打ちに対応出来なかったんだよ!!」

チュンユン「き、貴様ぁ!」

半田「>>508
508 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 19:20:49.69 ID:IjI6eZdqO
(これでいい。後は挑発に乗って勝手に自滅してくれ)
509 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 19:21:05.50 ID:kRqU8Mqf0
お前達のような相手をすぐ過小評価するような奴等に俺達は絶対に負けない!
俺が格下だってことは認めるけどさ、お前達ごときに超個性的なあいつらのプレーは予測出来ないだろうぜ(例えばGK時代の頃から積極的に前線に飛び出していくサッカーバカの動きとかな!)
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/14(土) 19:32:44.31 ID:239RTS2j0
半田(これでいい。後は挑発に乗って勝手に自滅してくれ)

リ・チュンユンは確かに格上だった

しかしその圧倒的な実力故の驕りを突かれた

頭に血が上った彼は既に今までのようにキレのある風ではなく、ただ暴走するだけの単調な選手へと成り下がった

そして、本来の実力さえ発揮していれば勝てていた試合に、屈辱的な敗北を突きつけられたのである

リ・チュンユンは、格下だと見下した相手に振り回されて敗北したのであった









ピッ!ピッ!ピ-----

角間王将『ここで試合終了のホイッスル!2-1!イナズマジャパン、初陣を逆転勝利で飾りました!!』

葵「やった!やった!勝ちましたよ秋さんっ!」ギュッ

秋「ええ。イナズマジャパン、まずは1勝よ」

趙金雲「うおーっほっほっほ!!」

壁山「つ、疲れたッス…」ドサッ

さくら「早くシャワー浴びたい…」ミギテパタパタ

半田「プレッシャー半端ねぇ……あんな化け物達毎回相手すんのか。たまんねぇよ……」ゲッソリ

秋「>>511
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 19:40:53.38 ID:s5a/vRg+o
はは、勝ったのにテンション低いなぁ
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/14(土) 19:54:03.57 ID:239RTS2j0
秋「はは、勝ったのにテンション低いなぁ」

天馬「そうですよ!勝ったんですから皆さんもっと喜びましょうよ!」

円堂「天馬の言う通りだぜ!喜べる時に喜んだ方が人生楽しいぞ!」

半田「…けどまあ、今日の勝利は相手が勝手に油断したおかげだからまだ、本当の勝利って感じはしねえんだよなぁ」

アフロディ「半田君の言う通りだね。それに、今日の試合は反省点の方が圧倒的に多いからね」

半田「ミーティングもちゃんとやんねーとな……」

円堂「……そうだな。勝って兜の緒を締めないとだよな!」

趙金雲「皆さーん。今日の試合お疲れ様でした。明日はオフにします。初の公式戦という人が何人か居るでしょうしまずは疲れを取ることを優先してください。そして明後日からは、いよいよ私が練習メニューを作ったりミーティングしたりしますよー!うおーっほっほ!!!」

半田(明後日って…今日のミーティングも選手任せかい)

趙金雲「半田君、後のことはお願いしますよ」

半田「ウイッス…」

こうしてイナズマジャパンは世界大会で記念すべき1勝を挙げた

しかしまだ戦いは始まったばかりだ

さらなる強敵が待ち構えるアジア予選、果たしてイナズマジャパンは本戦に進出することが出来るのだろうか!?
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/14(土) 19:56:43.97 ID:239RTS2j0
今回はここまで
半田の必殺技はクイックドロウに決まりました
そして半田、円堂、壁山の必殺技ですが…いつ出てくるのかは先のお楽しみ
因みに葵ちゃんの髪型はギャラクシーの髪型です
服装は秋ちゃんも葵ちゃんもカーディガンを着ています(夏なのにというツッコミはなしでお願いします)
514 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 20:06:18.85 ID:IjI6eZdqO

次の対戦相手何処かな?
515 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/15(日) 09:29:58.44 ID:ptSuPREv0
韓国戦が終わった日の夜、剣城を除く雷門の男子4人は試合の疲れを取るべく温泉に来ていた

壁山「まさか温泉まであるなんて、びっくりしたッス…」

円堂「本当なんでもかんでも揃ってるよな、ここ…」

半田「アマチュアでこれだからな。プロの合宿となるともっと凄いんじゃね?」

壁山「ひゃーーー!そ、想像も付かないッス…」

天馬「そういえば、こうして雷門サッカー部のメンバーでお風呂に入るのって初めてですよね」

半田「……お、言われてみりゃそうだな」

円堂「俺は風丸となら何度も一緒に風呂入ったことあるけどな」

半田「お、やっぱ幼馴染だとそういうことすんのな」

天馬「…」シュル…

ファサーーーーーー

壁山「…こうして見ると、天馬の髪って、結構長いッスね」

天馬「あー、まあね」

半田「結ぶだけならともかく…毎日ワックスまで付けてんだよな?」

天馬「はい!まあ、剣城みたいな揉み上げのゼンマイまでは作れないですけどね…」

半田「>>516
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 09:32:28.79 ID:Cx7uCGKMo
ぶっちゃけお前らの髪型ってどうやってセットしてんだ?
円堂は猫耳で壁山はアフロっぽくて天馬はチョココロネで
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/15(日) 09:39:35.98 ID:ptSuPREv0
半田「ぶっちゃけお前らの髪型ってどうやってセットしてんだ?円堂は猫耳で壁山はアフロっぽくて天馬はチョココロネで」

天馬「俺、天パだからコロネはほっといたら勝手に出来ちゃうんです」

円堂「これ実は単なる寝癖なんだ」

半田「マジか!?衝撃の事実だぜ…」

天馬「あ、コロネ以外はセットしてますよ!」

壁山「俺のこれも天パッス」

半田(天パばっか…そして円堂は毎日その寝癖ならどんだけ寝相悪いんだよ……)

この後めちゃくちゃお風呂を楽しみました
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/15(日) 09:50:15.86 ID:ptSuPREv0
【ミーティングルーム】

韓国戦から2日後…

趙金雲「皆さーん。2回戦の対戦相手が決まりましたよー」

円堂「本当ですか!」

天馬「相手は一体何処!?」

趙金雲「オーストラリア代表、ビッグウェイブスです」

綱海「ビッグウェイブ…直訳するとデカい波だけど、それで合ってるか?」

趙金雲「はい。合ってます」

綱海「ふーん……」

円堂「綱海?どうかしたのか?」

綱海「…いんや、なんでもねえ」

円堂「>>519
519 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 09:51:52.20 ID:34TXnb420
それでどんなチームなんですか?
520 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/15(日) 10:01:10.00 ID:ptSuPREv0
円堂「…まあいっか。それで、ビッグウェイブスってどんなチームなんですか?」

趙金雲「攻撃も守備も少々強引なところもあり、別名『海のギャング共』と呼ばれるチームです」

天馬「海のギャング…」

さくら「なんかこわーい…」

趙金雲「うおーっほっほ!そこで今日から、こわーいギャングに対抗する特訓を始めますよー」

円堂「おっ!どんな特訓をするのかな?楽しみだぜ!」

半田「…特訓の前に1つ質問が」

趙金雲「はい。なんですか?」

半田「……全員揃ってない中でミーティング始めたけど、監督は居ないメンバーの欠席理由について何か聞いてます?」

趙金雲「いいえ何も。1回戦が終わったら後は好きにしてもいいと約束してましたからね。私は、彼らが今何をしているかまでは介入していませんよ」

半田「>>521
521 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 10:04:35.01 ID:TlbFxy1W0
・・・分かりました(クソッ!また放任主義かよ…)(そりゃ俺や雷門のみんなだってやる気無かった時もあったけどさ、最初からやる気0のあいつらよりはまだマシだぜ)
522 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/15(日) 10:45:49.64 ID:ptSuPREv0
半田「・・・分かりました」

半田(クソッ!また放任主義かよ…そりゃ俺や雷門のみんなだってやる気無かった時もあったけどさ、最初からやる気0のあいつらよりはまだマシだぜ)

葵「キャプテン…」

趙金雲「では皆さんユニフォームに着替えてきてください。今日はホームエリアのグラウンドで練習しますよー」

円堂「お、何気に野外での初練習!」










半田「……んで、結局ミーティングに来なかった3人は当然練習にも来ないか」

壁山「あの2人はともかく、なんで剣城まで頑なにサボるんスかね?」

半田「さあな」

さくら「まあまあ、キャプテンも壁山君も落ち着いてくださいよ。こうなったらやる気のある人達だけでも特訓しましょう!」

半田「……まあ、野咲の言う通りか」

さくら「>>523
523 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 10:57:28.04 ID:D4ZBjOOeo
私サッカーのことよく分からないから色々教えてくださいね♪ニコッキャプテン♪(手握り)壁山君♪(手握り)
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/15(日) 11:25:00.69 ID:ptSuPREv0
さくら「私サッカーのことよく分からないから色々教えてくださいね♪」ニコッ

さくら「キャプテン♪」ギュッ♡

半田「!?」ドキッ////

さくら「壁山君も、頼りにしてるね♪」ギュッ♡

壁山「は、はははっ!はいッス!」ボッ/////

さくら(チョロいなこの人達)ニヤリ

趙金雲「それでは早速練習に入りますよ。まずは柔軟から」















趙金雲「はい皆さん身体を十分にほぐしましたね。では早速、ここからシーサイドスタジアムまで10周してください」

「「「「10っ!?」」」」

冴華「こ、ここからシーサイドスタジアムまで片道だけでも1キロ以上はあるんですよ!それを往復で10周…」

半田「駅伝だな…」

趙金雲「それが終わったら次はシュート、ドリブルの基礎訓練、そして次は短距離走、それから…」

半田「急にハードになったな…」

趙金雲「>>525
525 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 11:27:50.22 ID:34TXnb420
ハードな練習はお嫌いですか〜?喜んでる人達もいますけど
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/15(日) 11:44:19.07 ID:ptSuPREv0
趙金雲「ハードな練習はお嫌いですか〜?喜んでる人達もいますけど」

円堂「やっと本格的に練習できるのか!」キラキラ

アフロディ「これくらい出来なければ、世界なんて夢のまた夢だろうからね」

半田・冴華「「……」」

趙金雲「ハードな練習はお嫌いですか〜?」

半田「…ここまで放任だったのにいきなり練習量の多いメニュー用意してきて驚いただけですよ」

冴華「やりたくないとは言ってません」

趙金雲「結構結構。では空野さんか木野さんのどちらかにはシーサイドスタジアム前に居て貰います」

葵「あ、じゃあ私がシーサイドスタジアムまで行きます」

秋「え?いいの?」

葵「>>527
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 11:47:43.29 ID:z0O2MN5J0
こういうときは後輩が積極的に働かないといけませんからね♪
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/15(日) 12:33:19.63 ID:ptSuPREv0
葵「こういうときは後輩が積極的に働かないといけませんからね♪」

秋「そういうことなら、お言葉に甘えさせて貰うね」

趙金雲「では空野さん、このノートを渡しておきます。皆さんの周回を記録してくださいね」

葵「了解しました!」

趙金雲「それでは皆さん、10分後にスタートお願いします」

「「「「はいっ!」」」」

こうして趙金雲によるイナズマジャパンの特訓が始まった
















天馬「はっ!はっ!」タッタッタッタッ

葵「天馬10周目1着!ラストスパート頑張れ!」

天馬「ああ!」

アフロディ「ッ!」タッタッタッタッ

葵「アフロディさん2着目っと。どっちが勝つかな?」ドキドキ

初日は持久力と素早さを兼ね備えたこの2人が、ダントツでトップ争いを繰り広げました
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/15(日) 12:40:43.19 ID:ptSuPREv0
練習開始から約5時間後…

趙金雲「今日の練習はこれで終了です」

冴華「な、なんとか…乗り越えた……」ヒザツキ…

壁山「ハァ………」グテ-

さくら「も、もう動きたくない…」ペタン…

ほとんどのメンバーは立つことさえ疲れるくらいくたびれていた

趙金雲「ドリブル、シュート、持久力、今日の練習ではどれも天馬君とアフロディ君の2人が飛び抜けていましたね」

天馬「ありがとうございます!」

アフロディ「>>530
530 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 12:44:22.18 ID:Shly18uz0
僕も必死でしたからね
どうしても負けたくない男が一人いるので(円堂チラ見)
531 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/15(日) 12:58:39.75 ID:ptSuPREv0
アフロディ「僕も必死でしたからね。どうしても負けたくない男が一人いるので」

円堂「!」

秋「ライバルの存在が自分を高めてくれる。いいですねぇ。こういう化学反応」

趙金雲「ええ。そしてこういった化学反応は、これから特訓を続けていく内にどんどん他の人にも伝染してチームをより高いところに引き上げてくれるんですよ」

秋「>>532
532 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 13:00:53.41 ID:fK5FY1rj0
それは今はやる気がない人達にもいつか?
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/15(日) 13:05:25.09 ID:0vOqNmIf0
秋「それは今はやる気がない人達にもいつか?」

趙金雲「勿論です」

秋「…監督の言うこと信じますから」

趙金雲「うおーっほっほっほ!!」
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/15(日) 13:15:17.79 ID:0vOqNmIf0
【食堂】

シェフ「本日のメニューはチキンカレーとサラダでございます。いつも通りおかわりは自由ですので、好きなだけお食べください」

「「「「いただきまーす!」」」」

円堂「ッ!!!」ガツガツガツガツガツ

壁山「ッ!」バクッ!!バクッ!!

綱海「凄い減り方だな……」

円堂「ッ!」ゴックン!

円堂「いやーだって今日ハードな練習こなしたろ!たくさん練習した後ってどうしても腹減るもんだからさ!」

壁山「あの練習の後でよくそんなにガッつけるッスね、流石円堂さん…」

半田「お前も一緒くらい食ってるだろ…」














円堂「ゲップ!ごちそうさま!!!」

さくら「さ、30皿くらい積まれてる…」

円堂「美味かった!」

壁山「し、しんど過ぎてカレーとサラダのおかわり30回までしか出来なかったッス…」

冴華「いや単位おかしいから」

円堂「…あれ?そういや天馬は?」

半田「自分の分食い終わったらすぐ部屋に戻ったよ」

円堂「>>535
535 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 13:19:26.52 ID:rHiYwPUno
そっか、食後の特訓にでも誘おうと思ったのにな
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/15(日) 13:47:23.78 ID:0vOqNmIf0
円堂「そっか、食後の特訓にでも誘おうと思ったのにな」

さくら「えっ!?この後まだ特訓するんですか!?」

円堂「おう!世界一になる為にはもっともっと特訓しないとな!」

半田「けどまあ、食後すぐに動くのはなしだぞ。せっかく美味しいご飯を食べさせてもらってんだから、消化に良くない行為はしないように」

円堂「おう」
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/15(日) 13:56:40.08 ID:0vOqNmIf0
【宿舎】

ウィーーーーン

剣城「…天馬か」

天馬「優一さんのお見舞いに行ってたの?」

剣城「ああ」

天馬「……俺さ、一昨日の試合、剣城からパスを貰った時凄い嬉しかった。また、一緒にプレー出来たことが嬉しくて堪らなかった」

天馬「だから、次の試合も、その次も、次も次も……これからもっと、剣城と一緒にサッカーがしたい!剣城と一緒にボールが蹴りたいんだ!」

剣城「…」

天馬「でも剣城には、俺なんかより優先したい大切な人が居るんだよね?」

剣城「……ああ」

天馬「俺は待ってる!剣城がまたもう一度サッカーと向き合って!俺ともう一度本気でプレーしてくれるその日をずっと待ってるから!」

剣城「…」

天馬「………言いたいことはそれだけ。じゃあ、おやすみ」

剣城「天馬!」

天馬「!」

剣城「…ゴッドウィンド、よかったぞ」

天馬「……ありがとう。剣城にそう言って貰えて嬉しい」

剣城「フッ…」

宿舎の入り口でとりとめのない会話を交わした後、天馬と剣城はそれぞれ自室に戻った

天馬はまたいつか、2人で共にフィールドを駆け回る日を夢見て…
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/15(日) 13:58:57.67 ID:0vOqNmIf0
今回はここまで
特訓、日常回はもう少し長い方がいいと言われたので長めにする予定ですが、後2.3日くらい日常回でもいいでしょうかね?
539 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 14:05:17.65 ID:cWE35nx9o

OK
540 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 16:11:47.10 ID:QIGYCDXt0
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