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このスレッドは950レスを超えています。そろそろ次スレを建てないと書き込みができなくなりますよ。
【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」照月「その35!」【安価】
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445 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/22(火) 00:53:52.31 ID:uOAabKmTO
ぬ
446 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/22(火) 00:53:59.96 ID:cTFg13tuO
あ
447 :
◆0I2Ir6M9cc
[saga]:2019/10/22(火) 00:56:55.93 ID:gBIqG1CD0
今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
それではまた次回の更新でお会いしましょう。
448 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/22(火) 01:06:35.62 ID:m+7tWQVko
おつおつ
449 :
◆0I2Ir6M9cc
[saga]:2019/10/22(火) 17:31:01.54 ID:gBIqG1CD0
22:30〜23:30頃開始予定です。
450 :
◆0I2Ir6M9cc
[saga]:2019/10/22(火) 23:36:03.14 ID:gBIqG1CD0
始めます。
451 :
◆0I2Ir6M9cc
[saga]:2019/10/22(火) 23:44:19.03 ID:gBIqG1CD0
ショタ提督「……体調不良」
朝風「えぇ。姉さん達、朝から調子が悪いみたいで……」
ショタ提督「………」
ショタ提督(僕も、"それ"は感じていた……皆への影響も、強くなっている……)
朝風によると、今朝から体調を崩した艦娘達が何人か現れているらしい。
無論、提督もそれは気付いており、本日の出撃や遠征を休止したほどだ。
それだけでは無い。これがただの体調不良では無いことも、彼は既に"理解"している。
ショタ提督「……皆の様子は?」
朝風「凄く辛いという風では無かったけど、今も部屋で安静にしてるわ」
ショタ提督「了解。後で僕も、皆の部屋へお見舞いに行くよ」
朝風「………」
ショタ提督「………」
ショタ提督(……そう、か。このような状況であれば……)
朝風「……本当なら、司令官が1番休まなきゃいけないのよ?」
ショタ提督「………」
彼の予想……否、"確信"通り、彼女は姉妹や仲間のことだけで無く、彼のことも心配していた。
それもそのはず、艦娘でさえダウンする状況で……いつも働き詰めである彼が元気であると考える方がおかしいと言えるだろう。
ショタ提督「……僕なら大丈夫」
朝風「そうは言うけど、やっぱり不安なのよ。このまま無茶ばかりして、いつか過労で……」
ショタ提督「………」
ショタ提督(理由を話す訳にはいかない。けれど、朝風ちゃんが気にかけてくれる"想い"もしっかり伝わっている。僕は、どうすべきだろうか……)
提督の行動
直下
452 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/22(火) 23:45:48.42 ID:DuiwfpZuo
神風型姉妹を朝風と一緒に看病する
453 :
◆0I2Ir6M9cc
[saga]:2019/10/23(水) 00:10:32.05 ID:AdQd9yLH0
ショタ提督「………」
ショタ提督(朝風ちゃんには申し訳無いけど、ここは……)
ショタ提督「……やっぱり、今すぐ神風ちゃん達のお見舞いに行くよ」
朝風「え?」
彼はまず、体調を崩した艦娘達の見舞いに行くことにした。
自分のことを心配してくれる気持ちは嬉しいが、それ以上に……彼は彼女達が心配なのだ。
朝風「いや、私の話聞いてた?」
ショタ提督「もちろん。だけど、僕は本当に大丈夫だから。それより今は、体調が悪い皆のことを考えないと」
朝風「………」
朝風(中々強情ね、司令官……でも、姉さん達が心配なのは私も同じだし……)
朝風「……分かったわ。でも、無理だけはしないでよね?」
ショタ提督「………」コクリ
――神風型の部屋
神風「ごめんなさい、司令官……」
ショタ提督「良いんだ。今はゆっくり休んで?」
旗風「……ありがとうございます」
彼は冷たい水で濡らしたタオルを、神風達の額に乗せていく。
朝風の言う通り、酷く辛そうには見えないが……原因を"把握"している彼は、神風達の姿を見て険しい顔つきとなる。
松風「くっ……」
春風「うぅ……」
朝風「……風邪、かしら。でも、艦娘が人間の、それも風邪なんて軽い病気にかかることなんて……」
ショタ提督「………」
ショタ提督(全身から力が入らなくなるような倦怠感……間違い無い。これは……!)
朝風「……司令官?」
ショタ提督「………」
朝風(よっぽど姉さん達のことが心配なのかしら……でも、それにしては重く受け止め過ぎてるような……)
ショタ提督「………」
ショタ提督(……どうすれば良い?今すぐ神風ちゃん達を……でも、そうすると……)
反転コンマ判定:提督の行動は?
01〜49:このまま看病する
----との---上昇率:小 ×1.0
50〜98:少しだけ……
----との---上昇率:中 ×1.5
ゾロ目:リスクを承知で……!
----との---上昇率:大 ×2.0
直下
454 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/23(水) 00:10:55.01 ID:HcYO4zk40
あ
455 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/23(水) 00:13:49.37 ID:HPQjkqvwO
ほい
456 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/23(水) 00:15:51.75 ID:NcYLeYBiO
もうちょいでゾロだったのに妖怪いちおおいのせいで倍率低になるところが朝風らしいなって
457 :
◆0I2Ir6M9cc
[saga]:2019/10/23(水) 00:32:04.65 ID:AdQd9yLH0
《-- 10 --》……艦娘達には――
ショタ提督「………」
ショタ提督(いや、これは恐らく一時的なもの。皆なら……必ず……!)
彼は悩んだ末、このまま看病して神風達を支えると決めた。
体調不良の原因と同時に、彼女らのことを"よく知る"彼は……いずれ回復すると確信した。
だからこそ、今は提督として……人として、彼女達を癒すことにしたのだ。
ショタ提督「……食欲はある?」
松風「……少しは」
朝風「だったらお粥を作るわ。司令官、手伝ってくれる?」
ショタ提督「もちろん。少しだけ待っててね?」
春風「ご迷惑、おかけします……」
朝風「……そんなに心配なの?神風姉達のこと」
ショタ提督「……うん」
ショタ提督(だって、体調不良の原因は……)
言ってはならない。だが、その考えが彼の"心"を締め付ける。
そして、そうなると彼女らが……だからこそ彼は、すぐに思考を切り替える。
ショタ提督(……耐えろ。今は耐えるしか無い……いずれ、話せる時が来た時に……)
朝風「………」
朝風(……私達のことを考えてくれる、凄く良い子なのよね。だからこそ、子供らしさが無くて心配になるけど……)
----との--- コンマ一の位×1.0 上昇
直下
458 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/23(水) 00:32:30.79 ID:4SDH3SvIO
あ
459 :
◆0I2Ir6M9cc
[saga]:2019/10/23(水) 00:53:04.59 ID:AdQd9yLH0
9×1.0=9 9+3=12/--
あれから提督と朝風は神風型の看病をし、彼は同時に他の体調を崩した艦娘の所へも看病をしに行った。
その甲斐があったのか、あるいは"彼女達の力"か……次の日を迎えると、彼女達は回復の兆しを見せた。
――翌日
朝風「神風姉達、何とか鎮守府を歩き回れるまで回復したわ」
ショタ提督「……良かった」
ショタ提督(……僕の考えは、間違っていなかった。本当に、良かった……!)
朝風「他の皆も、同じくらい回復したみたいよ」
ショタ提督「………」ホッ…
朝風「……ふふっ、嬉しそうね」
ショタ提督「え……?」
朝風「今、凄く安心そうな顔したもの」
ショタ提督「………」
実際、彼は彼女達を心配し続けていた。もしこのまま回復しなければ、彼自身の手で治療することも視野に入れていた。
しかし、彼女達は自力で回復してみせたのだ。それを既に"知っていた"彼は、安心感が表情に現れていたらしい。
ショタ提督「……うん。皆が元気になってくれて、本当に嬉しい」ニコ…
ショタ提督(皆が元気と活力に満ち溢れている姿を見ているだけで、僕は……)
朝風「………」
朝風(本当に、良い司令官。この子の笑顔を見ていると……私まで、温かい気持ちになっちゃうもの……)クスッ
《-- 朝風と交流を深め、互いの----が-----したことにより……提督の------が少し強まった --》
460 :
◆0I2Ir6M9cc
[saga]:2019/10/23(水) 00:58:24.43 ID:AdQd9yLH0
今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
スランプが続いていて、投下速度が遅くて申し訳ありません。
ここからは日常パートのリクエストを募集したいと思います。
本来なら36周目同様、リクエスト募集は無しで進行しようと思いましたが、スランプで文章が中々思い浮かばない為、急遽募集することにしました。
ただ、今回はリクエストしていただいた内容を、こちらが組み立てた設定と矛盾が発生しないようアレンジすることが多くなるかと思います。
それではまた次回の更新でお会いしましょう。
461 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/23(水) 01:45:54.64 ID:CajZKg4AO
乙
462 :
◆0I2Ir6M9cc
[saga]:2019/10/25(金) 17:36:04.68 ID:KY4d68Pm0
22:30〜23:30頃開始予定です。
463 :
◆0I2Ir6M9cc
[saga]:2019/10/25(金) 23:14:43.78 ID:KY4d68Pm0
始めます。
464 :
◆0I2Ir6M9cc
[saga]:2019/10/25(金) 23:18:25.33 ID:KY4d68Pm0
《-- 10 --》
ショタ提督「………」
ヲ級(見守る会)「………」
レ級(見守る会)「………」
カ級(見守る会)「………」
提督の傍にいるのは、深海棲艦の中でも人類や艦娘と友好的な者達。
彼女ら自身は『ショタ提督を見守る会』と名乗っており、今回は彼を愛でようと50周目鎮守府を訪れた。
しかし、彼女らはいつも幼い少年提督達に抱く心情とは別の気持ちを抱いていた。
ヲ級(……どうしてかな)
レ級(50周目鎮守府に来てから……特に、50周目提督君と一緒にいると……)
カ級(……胸の奥が、温かくなって……どこか、安心する……)
ショタ提督「………」
ショタ提督(……やはり、奇跡としか言いようが無い)
"既に"彼女らの存在を"把握していた"彼は、改めて驚愕する。
人類と艦娘に殺意と憎悪を振り撒く深海棲艦に、彼女らのような者が存在することに。
ショタ提督「………」
ヲ級(でも、それ以上に……)
レ級(50周目提督君、さっきから無言で……)
カ級(この子も、やっぱり……何か、辛い過去を背負って……?)
彼女らは今まで数多くの少年提督と出会って来た。その中には、壮絶な人生を歩んで来た者もいる。
だからこそ、彼女らは心配する。彼もまた、そのような不幸を経験し続けてきたのだろうかと。
ショタ提督「………」
ショタ提督(……確かに"僕"は辛い思いをしたと言えるだろう。だけど、僕は……)
↓1朝風のコンマ ----との---:12/--
↓2U-511のコンマ ----との---:12/--
↓3名取のコンマ ----との---:25/--
↓4グレカーレのコンマ ----との---:14/--
反転コンマが最大の艦娘が提督と交流します
465 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/25(金) 23:19:40.95 ID:NHAc+mjo0
あ
466 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/25(金) 23:20:07.93 ID:sbnIz3gDO
はい
467 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/25(金) 23:20:35.96 ID:nn9PXAsy0
ほ
468 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/25(金) 23:20:58.44 ID:E5aeiyOPo
ん
469 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/25(金) 23:25:21.85 ID:I4vebh+IO
NTR次で30後半まで飛び抜けたりしたら笑う
470 :
◆0I2Ir6M9cc
[saga]:2019/10/25(金) 23:39:13.51 ID:KY4d68Pm0
ショタ提督「………」
ショタ提督(見守る会の人々は、鎮守府内の艦娘と話があると言っていたけれど……)
あれから彼女らは1度彼と別れ、艦娘と相談することにした。
内容はもちろん、彼についてだ。無論、彼も既に"把握"しているが。
ショタ提督「………」
ショタ提督(盗み聞きするつもり等無い。けれど、どうしても……分かってしまう)
――
ヲ級「50周目提督君……何か、悩みや不安を抱えてないかな……?」
名取「……やっぱり、分かりますか?」
レ級「見るからに訳ありって顔してたもん」
見守る会の者達は、彼をよく知る艦娘の内の1人……名取と相談していた。
そして同時に、名取も多くの少年提督達と出会って来た彼女らを……快く出迎えた。
名取「………」
カ級「でも、その様子だと……貴女も、知らない……?」
名取「……はい。提督、いつも大丈夫としか言いませんし……」
レ級「そっか……話したくないこと、なのかな」
名取「無理強いすることなんて出来ませんし……でも、それじゃ……提督は、ずっと険しい顔付きのままで……」
ヲ級「何とか、力になってあげたいけど……」
カ級「悩みが分からないとなると、迂闊な行動は……」
名取「………」
彼女らは皆、彼のことを思いやり……心配している。
彼の悩みや不安を解消してあげたいと、心から考えている。
――
ショタ提督「………」
そして、その"想い"は……彼にしっかりと"伝わっている"。
その"想い"が、そのまま彼に"注がれていく"。彼も確かに、それを体感していた。
ショタ提督(……名取さん。それに、見守る会の皆……)
提督or名取の行動
直下
※今回はどちらから行動を起こしてもOKです
471 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/25(金) 23:47:55.67 ID:YKDfZ+/ro
提督
見守る会の面々にお礼を言いに行く(理由は適当にごまかす)
472 :
◆0I2Ir6M9cc
[saga]:2019/10/26(土) 00:09:51.96 ID:v6KZZRql0
ショタ提督「………」スクッ
ショタ提督(……伝えなければ。感謝の気持ちを……)
彼は徐に立ち上がると、そのまま彼女らがいる部屋へと向かう。
例え直接聞いた訳では無かったとしても、感謝しているという想いを伝えなければならない。
特に彼は、そのようなことに人一倍敏感……否、重視するのだ。
ショタ提督「………」スタスタ…
ショタ提督(言葉の力は侮れない。ほんの些細なことだとしても……それをきっかけとして、大きな結果を生み出すことに繋がるから)
まるで、その過程を見てきたかのように彼は考える。その表情は、喜びとも寂しげとも言えるものだ。
そう。言葉は良くも悪くも、他者に影響を与えるものである。
時には、誰も予想だにしなかった結末となることさえある。彼は、それを誰よりも理解している。
ヲ級「36周目提督君も、最初は多くを語ろうとせずに……あっ」
名取「……?ヲ級さん、どうし……!」
ショタ提督「……名取さん。そして、見守る会の皆」
レ級「……50周目提督君」
カ級「……いつから、そこに?」
ショタ提督「……少し前から。皆の話し声が聞こえてきて……」
名取(……全部、筒抜けだったんだ)
ショタ提督「ごめんなさい。盗み聞きするつもりでは無かったんだ。でも、聞いてしまった以上は……しっかり、伝えないといけないと思って」
名取達「……?」
ショタ提督「……僕のことを心配してくれて、本当にありがとう。その気持ちだけでも、凄く嬉しくて……心が温かくなるんだ」ニコ…
名取達「……!」
ショタ提督(本当に、温かくて……溢れ出してくる……)ギュッ
名取「………」
反転コンマ判定:名取達の反応は?
01〜49:本当に悩みが無いのか、改めて提督に聞く
----との---上昇率:小 ×1.0
50〜98:お礼を受け取り、一先ずは提督の言葉を信じる
----との---上昇率:中 ×1.5
ゾロ目:名取達は↑の反応で、提督の様子が……
----との---上昇率:大 ×2.0
直下
473 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/26(土) 00:11:31.81 ID:AvUWOch10
あ
474 :
◆0I2Ir6M9cc
[saga]:2019/10/26(土) 00:27:08.87 ID:v6KZZRql0
《-- 18 --》――それでも心配
名取達「………」
ショタ提督「………」
ショタ提督(……僕の言葉は、名取さん達に伝わった。けれど……やはり、そうか……)
彼の言葉は確かに彼女らに届いていた。
彼女らは、彼から感謝の気持ちを伝えられ……そして、彼の笑顔を見て、胸の奥が温かくなった。
名取「……本当に、大丈夫ですか?」
ショタ提督「………」
しかし、それでも……彼を心配する気持ちが消えることは無かった。
確かに彼は優しい笑顔を向けていたが、その内側に秘められた心情を……彼女らは無意識ながら、見抜いていたのだ。
ヲ級「……無理、してない?」
レ級「私達に出来ることがあったら、何でも言って良いからね?」
カ級「力になるから……!」
ショタ提督「………」
ショタ提督(あぁ、温かい……その言葉、その気持ち……本当に……!だけど……だからこそ……!)
ショタ提督「……ありがとう。僕のことなら、心配いらないから」
名取達「………」
名取(提督……)
ヲ級(……言えない事情、なのかな)
レ級(それとも、私達の勘違い……いや、それだけは絶対に無いはず)
カ級(伊達に今まで、色々な男の子達と触れ合ってきていないから……)
ショタ提督「………」
----との--- コンマ一の位×1.0 上昇
直下
475 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/26(土) 00:29:32.48 ID:K1CghZCDO
はい
476 :
◆0I2Ir6M9cc
[saga]:2019/10/26(土) 00:44:23.29 ID:v6KZZRql0
8×1.0=8 8+25=33/--
――深海鎮守府
カ級「……おかしい」
レ級「何が?」
カ級「50周目提督君……どれだけ探しても、これまでの経歴が存在しない」
ヲ級「存在しないって……」
カ級「……文字通り、正体不明」
レ級「となると、過去に何かあったのは間違いないか」
カ級「うん……」
カ級(もしかして、9周目提督君みたいに……人間じゃない、のかな……?だとしても、データが一切存在しないなんて……)
ヲ級(……50周目提督君)
レ級(一体、どんな悩みを抱えて……)
――50周目鎮守府
名取「………」
名取(何となくだけど、あの時の提督の笑顔……少し、影があったかも……)
名取(上手く言えないし、根拠も無いけど……そう、感じて……)
名取「………」ギュッ
名取(……何とかしてあげたい。提督が困っているなら、絶対に何とかしてあげたい……!)
名取(今まで、お世話になってきてるから……恩返しとして……)
――
ショタ提督「………」
ショタ提督(ありがとう、名取さん、見守る会の皆……本当に、その気持ちだけで十分だよ)
ショタ提督(その温かい気持ちを与えてくれるだけで……僕は、立ち向かうことが出来る)
ショタ提督「………」グッ
ショタ提督(……させるものか。これは、僕が何とかしなければならないこと……)
ショタ提督("僕"のせいとも言えるから……だから、絶対に……皆を……!)
《-- 名取と交流を深め、互いの----が-----したことにより……提督の------が少し強まった --》
477 :
◆0I2Ir6M9cc
[saga]:2019/10/26(土) 00:45:03.51 ID:v6KZZRql0
今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
それではまた次回の更新でお会いしましょう。
478 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/26(土) 00:54:20.95 ID:fJ2nbg4tO
乙
30後半とはいかなかったけど安定の高コンマNTR
それはそれとして提督の正体が気になる
479 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/26(土) 00:59:41.73 ID:51wPRPLvo
おつおつ
480 :
◆0I2Ir6M9cc
[saga]:2019/10/29(火) 17:14:20.85 ID:5amkv4wg0
22:30〜23:30頃開始予定です。
481 :
◆0I2Ir6M9cc
[saga]:2019/10/29(火) 22:52:42.70 ID:5amkv4wg0
始めます。
482 :
◆0I2Ir6M9cc
[saga]:2019/10/29(火) 22:56:10.91 ID:5amkv4wg0
《-- 11 --》
――48周目鎮守府
ショタ提督「………」
神風(48周目)「ふふっ、凄いでしょ?ウチのシンボルなの」
ショタ提督「………」
48周目鎮守府の広場にそびえ立つ大木。かつてこの地で提督として活動していた48周目提督が植えた木だ。
30年間、この鎮守府に住む神風達が世話をし続けてきたお陰で……強く逞しい大木へと育った。
ショタ提督「………」スッ…
ショタ提督(……感じる。温かくて、優しい……それでいて、強い……)
彼は大木にそっと手を触れ、優しげな表情をする。
それは見る者全てを穏やかな気持ちにさせる、不思議な魅力があった。
神風「………」
神風(病気と闘っていた時の司令官も、あんな笑顔を……私に向けてくれたっけ……)
ショタ提督「………」
ショタ提督(それだけじゃない。この木"そのもの"からも……もっと生きようとする想いが伝わって……)
ファサッ…
ショタ提督「……!」
神風(あっ、風……まるで木が喜んでくれているみたい……)クスッ
ショタ提督「………」
少し強い風が吹き、大木に生い茂った葉っぱと枝が静かに揺れる。
耳に伝わるのは、生き生きとした葉っぱ達から奏でられる"生"の音。
ショタ提督「………」チラッ
漣(48周目)「……っ」グッ…
ショタ提督「………」
ショタ提督(込められているのは、温かい感情だけでは無い、か……)
↓1朝風のコンマ ----との---:12/--
↓2U-511のコンマ ----との---:12/--
↓3名取のコンマ ----との---:33/--
↓4グレカーレのコンマ ----との---:14/--
反転コンマが最大の艦娘が提督と交流します
483 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/29(火) 22:57:38.84 ID:jZDdpdo9O
あ
484 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/29(火) 22:57:47.22 ID:zuwwhtZ9o
ほい
485 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/29(火) 22:57:53.30 ID:jZDdpdo9O
えい
486 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/29(火) 22:58:52.67 ID:nFRRG4Fc0
あ
487 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/29(火) 22:59:58.03 ID:rdFyMUQOO
ぬ
488 :
◆0I2Ir6M9cc
[saga]:2019/10/29(火) 23:17:53.96 ID:5amkv4wg0
グレカーレ「う〜ん……」スタスタ…
グレカーレ(お菓子で元気付けるのはダメだとしたら……)
グレカーレは悩んでいた。この前、彼を甘味処間宮に連れて行ったものの、彼じゃ終始険しい顔つきのままだったからだ。
しかし事情を知らず、それでいて彼について何も"分からない"彼女は……どうすれば彼が元気になってくれるかが思い浮かばない。
グレカーレ(って、歩いてる内に鎮守府の外に出ちゃった……あれ?)
ショタ提督「………」
グレカーレ(提督……?あんなところで何してるんだろ……?)
彼は道端に咲いていたタンポポを眺めていた。
それも、ただ眺めているのでは無く……しゃがみ込み、手で優しくタンポポを撫でながら。
ショタ提督「………」
ショタ提督(あぁ、感じる……強く、逞しく……生き延びようとする想いを……)
グレカーレ「……!」
その表情は、いつもの険しいものでは無い。
親が子を見守るような、母性と父性を併せ持つかのような……慈悲に満ち溢れたものだ。
グレカーレ「………」
グレカーレ(提督、笑顔になってる……それも、凄く安心出来るような感じの……)
彼女も彼の笑顔を見たことが無い訳では無い。
しかし、あそこまで人に安らぎを与える程の笑顔を見せる彼は……今まで、1度も見たことが無い。
グレカーレ「………」
グレカーレの行動
直下
489 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/29(火) 23:22:07.58 ID:/qesONTOo
思わず見とれてしまいずっと眺める
490 :
◆0I2Ir6M9cc
[saga]:2019/10/29(火) 23:36:28.15 ID:5amkv4wg0
ショタ提督「………」ナデ…
グレカーレ「………」ジー
グレカーレ(綺麗……幼い男の子が見せる表情とは思えないよ……)
彼女は、彼の見る者全てを魅了するかのような笑顔に……見惚れてしまった。
先程まで悩んでいたことを忘れ、その場に立ち止まり……少し先にしゃがむ彼を見つめる。
ショタ提督「………」
ショタ提督(動物も、植物も……皆、一生懸命生きている。その気持ちや想いが、僕の……)
彼は彼で、神秘的とも言える笑顔を浮かべたまま……タンポポを優しく撫で続けている。
グレカーレ「………」ジー
ショタ提督「………」
ショタ提督(グレカーレちゃん……)
そして彼は、既に離れた位置から自身を見つめる彼女の存在に気がついている。
より正確に言えば、彼女が彼のことで悩んでいたことさえ"把握している"。
グレカーレ「……っ」ギュッ
グレカーレ(提督の笑顔を見ていると……何だか、胸の奥が……変な感じになっちゃう)
グレカーレ(だけど、嫌な感じじゃない……むしろ、凄く……安心出来るような……)
ショタ提督「………」
そして、彼女が今まさに抱いている心情も"知っている"。
だが、彼はそのことを話す訳にはいかない。そうすれば、おのずと全てを伝えることになってしまうからだ。
グレカーレ「………」ジー
ショタ提督「………」ナデ…
ショタ提督(……僕は、どうすべきなのだろうか)
反転コンマ判定:この後どうなる?
01〜49:提督、このまま鎮守府へ戻る
----との---上昇率:小 ×1.0
50〜98:提督から声をかける
----との---上昇率:中 ×1.5
ゾロ目:グレカーレが声をかける
----との---上昇率:大 ×2.0
直下
491 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/29(火) 23:37:26.24 ID:xyQx8/xv0
あ
492 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/29(火) 23:37:27.97 ID:zuwwhtZ9o
ほい
493 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/29(火) 23:41:02.33 ID:R/NwGHz2O
なんか今週全体的にゆっくり上がっていってるな。名取以外は
494 :
◆0I2Ir6M9cc
[saga]:2019/10/29(火) 23:51:11.07 ID:5amkv4wg0
《-- 42 --》――今はまだ、伝える訳にはいかない
ショタ提督「………」スッ…
グレカーレ「あっ……」
彼はタンポポを撫でることを止め、そのまま岐路につき始める。
その様子を、彼女は少し名残惜しそうに見つめていた。
グレカーレ「………」
グレカーレ(もうちょっとだけ、眺めていたかったな……)
ショタ提督「………」スタスタ…
ショタ提督(……ごめんなさい、グレカーレちゃん。だけど、今は……)
無論、彼も彼女の心情に気がついていないはずが無い。
だが、それでも彼は……今は話すべきでは無いと己に言い聞かせる。
グレカーレ「………」
グレカーレ(もしかして、提督……お花を見るのが好きだったりするのかな……?)
ショタ提督「………」スタスタ…
ショタ提督(……当たらずとも遠からず、と言えるか)
彼は花を眺めるのが好きという訳では無い。むしろ、趣味の範疇には留まらないと言って良いだろう。
しかし、現時点で彼女にそれを話す訳にはいかない。己の目的を果たすことが先なのだ。
ショタ提督「………」
ショタ提督(耐えろ、僕……!リスクを考えて行動しなければ……!)
----との--- コンマ一の位×1.0 上昇
直下
495 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/29(火) 23:56:32.65 ID:tDuY2yzbo
お
496 :
◆0I2Ir6M9cc
[saga]:2019/10/30(水) 00:06:03.89 ID:0KeNjTWW0
5×1.0=5 5+14=19/--
ショタ提督「………」カキカキ
グレカーレ「……あのさ、提督」
ショタ提督「……どうしたの?」カキカキ
ショタ提督(何を疑問に思い、何を聞こうとしているかは……既に分かっているけれど)カキカキ
グレカーレ「提督って……お鼻とか、好き?」
ショタ提督「……うん、好きだよ」カキカキ
ショタ提督(正確に言えば、花が好きと言うより……)カキカキ
グレカーレ「そっか……じゃあ、鎮守府で何か花を育ててみたらどうかな?」
ショタ提督「………」カキカキ
グレカーレ「その、お世話がめんどくさいなら私達が……」
ショタ提督「……ありがとう。その心遣いだけでも、凄く嬉しいよ」ニコ…
グレカーレ「あっ……」
ショタ提督「だけど、大丈夫。花なら、外に行けばいつでも眺められるし……少しでも、提督として頑張らないといけないからね」カキカキ
グレカーレ「………」
グレカーレ(今の笑顔も、一瞬だけ胸が騒めいたけど……さっきの笑顔と比べると、あんまり……)
ショタ提督「………」カキカキ
ショタ提督(気を遣ってくれているのに、こんな返答しか出来ずごめんなさい。だけど、いずれは話すから……それまでは……!)カキカキ
497 :
◆0I2Ir6M9cc
[saga]:2019/10/30(水) 00:07:58.58 ID:0KeNjTWW0
今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
それではまた次回の更新でお会いしましょう。
498 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/30(水) 01:08:21.05 ID:XCZ3pIfHO
おつ
499 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/30(水) 01:32:57.05 ID:0n2ledLzo
おつー
500 :
◆0I2Ir6M9cc
[saga]:2019/10/30(水) 17:24:49.47 ID:0KeNjTWW0
22:30〜23:30頃開始予定です。
501 :
◆0I2Ir6M9cc
[saga]:2019/10/30(水) 22:35:01.65 ID:0KeNjTWW0
始めます。
502 :
◆0I2Ir6M9cc
[saga]:2019/10/30(水) 22:36:59.42 ID:0KeNjTWW0
《-- 12 --》
初月「どうしてあそこで前に出たんだ!」
衣笠「それはこっちの台詞よ!貴女がもっと早く……」
先程行った演習で、初月と衣笠のそれぞれの行動が互いの足を引っ張る形となってしまった。
そのせいで、訓練終了後もこうして言い争いが止まることは無い。
秋月「あわわわ……!?」
青葉「ちょ、ちょっとガサ……!」
何とか宥めようとしている秋月と青葉も、この光景には驚きと困惑を隠せない。
妹が怒る場面を見たことがあっても、ここまで自分の非を認めず相手を責める姿は……今まで見たことが無い。
ショタ提督「………」
ショタ提督(……これも、"あの"影響が強くなって……だから、こうしたきっかけがあると……)
そして提督は、彼女らが言い争いを止めない本当の理由について……おおよその検討が付いている。
ここで真実を話す訳にはいかないが、このまま争いを続けて……彼女らが負の感情を溜め込んでしまうことは避けなければならない。
ショタ提督「……ごめんなさい」
初月衣笠「……!」
秋月青葉「あ……」
ショタ提督「僕がもっと的確な指示をしていれば、こんなことには……」
彼は頭を下げて謝罪する。実際に彼の指示に問題は一切無かったのだが、彼からすれば部下のミスは己のミスなのだ。
初月「い、いや、提督のせいじゃ……」
衣笠「う、うん。むしろ私達が勝手な行動を取ったせいで……」
そして彼女らは、彼の指揮を信頼している。すなわち、自分達が言い争っていたせいで、彼に責任を感じさせてしまったということになる。
ショタ提督「………」
初月「……悪かった、衣笠」
衣笠「……ううん。私こそごめんね」
秋月「………」ホッ
青葉(良かった……司令官が来てくれたら、すぐに喧嘩が収まりました……)ホッ
故に彼女らは、彼をこれ以上困らせない為にも……自分の非を認め、相手を許す選択を取った。
ショタ提督「………」
ショタ提督(これ以上、あんなことを……させるものか……!)
これも、彼が彼女らに間接的に干渉した結果なのだが、現時点でそれを知る者は……彼1人である。
↓1朝風のコンマ ----との---:12/--
↓2U-511のコンマ ----との---:12/--
↓3名取のコンマ ----との---:33/--
↓4グレカーレのコンマ ----との---:19/--
反転コンマが最大の艦娘が提督と交流します
503 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/30(水) 22:38:28.53 ID:C+U2q94No
あ
504 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/30(水) 22:47:33.23 ID:v7HdCSSy0
ぽい
505 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/30(水) 22:58:35.42 ID:qEkH8Nlw0
あ
506 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/30(水) 22:58:55.29 ID:nxo4scCDO
はい
507 :
◆0I2Ir6M9cc
[saga]:2019/10/30(水) 23:17:56.09 ID:0KeNjTWW0
グレカーレ「最近、艦娘同士の喧嘩が増えてきてるような気がする……」
ショタ提督「………」
グレカーレ「ちょっとしたことで、急に怒り出したり……どうしちゃったんだろう、皆……」
グレカーレは、ここ最近の艦娘達のおかしさに気がついていた。
彼女の姉妹や、その周りの艦娘らも……ふとしたことがきっかけで、言い争いにまで発展してしまうことが増えている。
ショタ提督「………」
しかし、彼女はあることを自覚していない。それに対し、彼は当然分かっている。
ショタ提督(……グレカーレちゃん達は、影響を受けていないのか……?)
そう。短気になりやすくなった艦娘達の中に、グレカーレ達"4人"は含まれていない。
彼女らはむしろ、些細なことで怒りを露わにする艦娘達に疑問を抱いているほどだ。
グレカーレ「深海棲艦達に中々勝てない時期があったから、それでピリピリしてるのかな……」
ショタ提督「………」
グレカーレ「………」
グレカーレ(あ、また思いつめた顔してる……)
ショタ提督(恐らく、以前のようなピンポイントでは無い……それこそ、無差別に……)
彼は原因を知っている。しかし、現時点でこの状況を打開する術を持っていない。
だからこそ、今の彼はこうして艦娘達を傍で支えることしか出来ない。
ショタ提督「……っ」グッ…
ショタ提督(本当に、卑怯な奴だ……"僕"は……!)
グレカーレ「………」
グレカーレの行動
直下
508 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/30(水) 23:49:05.41 ID:9eCZOCAjO
提督を励ます為にも姉妹を連れて外で遊ぶ
というか人少ないな
509 :
◆0I2Ir6M9cc
[saga]:2019/10/31(木) 00:14:08.50 ID:FrEB6nAc0
グレカーレ「………」
グレカーレ(きっと、また私達のことで悩んでくれてるんだろうけど……)
ショタ提督「………」
グレカーレ(このままじゃ、いつか提督がストレスで倒れちゃう。何とか提督の気分をリフレッシュしてあげられないかな……)
彼が己の目的についてを考え険しい表情をするのと同じように、彼女もまた、彼のことを考え不安そうな顔をする。
ショタ提督「……っ」
ショタ提督(グレカーレちゃん……ごめんなさい)
正に悪循環であるが、彼はこのことに気が付いている。しかし、それでも彼の懸念が消えることは無い。
グレカーレ「……そうだ!良いこと思いついた!」
ショタ提督「……!」
グレカーレ「提督、ちょっと来て!」グッ
ショタ提督「……どこに行くの?」
ショタ提督(既に"察している"けれど……)
グレカーレ「良いから早く!あっ、どうせなら姉さんとリベも誘おっと!」
ショタ提督「………」
――広場
リベッチオ「えーいっ!」ビュッ!
マエストラーレ「あうっ」ポコッ
グレカーレ「はい!次は姉さんが鬼ね!」
マエストラーレ「うぅ……やったなぁ〜!」
ショタ提督「………」
彼はグレカーレ達に連れられ、広場でボール遊びをすることになった。
とはいっても、この人数で出来ることは限られている。故に彼女はボール鬼ごっこを提案した。
ボールを当てられた人が鬼となり、他者を追いかけてボールを当てるというシンプルなルールだ。
グレカーレ「ほら!提督も逃げないと鬼にやられちゃうよー!」
グレカーレ(ずっと部屋に籠ってたり、仕事のことばかり考えてるからモヤモヤするのよ!だからこうして子供らしく外で遊べば……!)
ショタ提督「………」
反転コンマ判定:提督の反応は?
01〜49:遊ぶことは遊ぶが、やはり表情は暗いまま
----との---上昇率:小 ×1.0
50〜98:少し楽しそうになる
----との---上昇率:中 ×1.5
ゾロ目:歩みを止め……
----との---上昇率:大 ×2.0
直下
510 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/31(木) 00:17:15.13 ID:Rbg2YuDWO
a
511 :
◆0I2Ir6M9cc
[saga]:2019/10/31(木) 00:32:49.39 ID:FrEB6nAc0
《-- 31 --》――こいついつも暗い顔してんな
マエストラーレ「えーいっ!」ビュッ!
ショタ提督「………」ガシッ!
マエストラーレ「あっ、またキャッチされちゃいました……」
ショタ提督「………」
ショタ提督(グレカーレちゃんも、他の2人も……僕のことを心配して……)
彼女らの気持ちは彼にしっかりと"伝わっている"。
しかし、やはり彼はそのことに対し……罪悪感と申し訳無さを抱いてしまう。
マエストラーレ「こうなったらまたリベを!」
リベッチオ「ほらほら、こっちよ!鬼さんこちら〜!」
グレカーレ「………」チラッ
ショタ提督「………」
グレカーレ(これでも気分転換にならないなんて……)
遊んでいる間、ずっと暗い顔付きだった彼を見て……彼女はますます心配になる。
無理をしていないか、どれほど大きな悩みを抱えているのか……考え出せばきりが無い。
グレカーレ「………」
グレカーレ(本当なら、今すぐにでも聞きたいけど……無理強いして、返って提督がストレスを溜めてしまったら……)
ショタ提督「……っ」
ショタ提督(ごめんなさい……だけど、グレカーレちゃんの"気持ち"は……しっかりと、"受け止めている"から……!)
----との--- コンマ一の位×1.0 上昇
直下
512 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/31(木) 00:33:56.40 ID:nYZdKz4cO
グラさん
513 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/31(木) 00:35:04.88 ID:nYZdKz4cO
やったぜ👓
514 :
◆0I2Ir6M9cc
[saga]:2019/10/31(木) 00:42:05.84 ID:FrEB6nAc0
名取「いける……今度こそいけるかも……!」
グレカーレ「このまま勢いに乗れば……!」
朝風「あの2人ばっかりズルいじゃない!どうして私達はこんなところで躓いてるの!?」
U-511「落ち着いて……まだチャンスはあるから……」アセアセ
今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
自由安価を考えにくい展開が続いてしまい申し訳ありません。
試験的に、次回の更新では進行形式を少し変えてみようかと思います。
それではまた次回の更新でお会いしましょう。
515 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/31(木) 01:34:26.12 ID:Vc9eLrWMo
おつと
516 :
◆0I2Ir6M9cc
[saga]:2019/11/03(日) 17:08:48.25 ID:IIpz3YHC0
18:00〜19:00頃開始予定です。
517 :
◆0I2Ir6M9cc
[saga]:2019/11/03(日) 18:19:58.55 ID:IIpz3YHC0
始めます。
518 :
◆0I2Ir6M9cc
[saga]:2019/11/03(日) 18:21:56.61 ID:IIpz3YHC0
10×1.0=10 10+19=29/--
マエストラーレ「はぁはぁ……リベ、逃げ足速過ぎ……」
リベッチオ「や、やった……逃げ切ったぁ……!」グッ
ショタ提督「………」
グレカーレ「………」
グレカーレ(提督、結局あまりはしゃいで無かった……運動でもダメなら、一体どうすれば……)
ショタ提督「……っ」
彼は考える。空元気でも見せれば良かったのか、嘘を付かない方が良いのか……
もちろん、最適解は分かっている。だが、彼は可能な限り……彼女らに嘘を付きたくない。
現時点でさえ、重大なことを話していないのだ。そんな状況で、彼女らを必要以上に騙すようなことなど……
ショタ提督(……今の僕は"提督"なのに、グレカーレちゃん達を心配させているようでは……いけないのに……)
グレカーレ「………」
グレカーレ(あっ、また暗い顔してる……)
マエストラーレ「提督?あの、大丈夫ですか?」
リベッチオ「もしかして、疲れちゃった?」
ショタ提督「……ううん、大丈夫だよ。ありがとう、心配してくれて」
ショタ提督(あぁ、2人の優しさが……温かい気持ちが、"伝わってくる"……)ギュッ
グレカーレ「………」
《-- グレカーレと交流を深め、互いの----が-----したことにより……提督の------が少し強まった --》
519 :
◆0I2Ir6M9cc
[saga]:2019/11/03(日) 18:24:39.38 ID:IIpz3YHC0
《-- 13 --》
――いつもの喫茶店
22周目提督「最近、姉さん達がよく喧嘩するようになっちゃって……」
23周目提督「……君の所もか」
24周目提督「では、23周目提督さんの所も?」
19周目提督「う〜ん……この様子だと、どこの鎮守府もそんな感じっぽいな。俺んとこも姉ちゃん達が喧嘩ばっかしててさ〜、宥めるのに精一杯でセクハラも出来ないんだよ〜」
20周目提督(僕はセクハラなんて、しようとも思わないけどね……)
ショタ提督「………」
艦娘達の異変は50周目鎮守府だけで無く、やはり各地で起きている。
無論、提督は既に"知っていた"のだが、それでもあえて彼らと交流する。
人々との繋がり、あるいは心の繋がりは馬鹿に出来ない。彼はそれを熟知している。
21周目提督「僕の所は大丈夫だよ?」
26周目提督「それはお前が強過ぎるからだろ。下手に喧嘩して両成敗でボコられたらたまったもんじゃないだろうからな」
25周目提督「26周目提督さんの所は……どうなの?」
26周目提督「喧嘩してようが僕はスルー決め込んでるけど。鎮守府さえ壊さなけりゃ好きにしろって感じ。何より関わるのもめんどくさい」
27周目提督「………」
ショタ提督「………」
ショタ提督(……深海棲艦と人間の子供に、異星人……そして、あらゆる事象を実現し得る力……)
またもや彼は"改めて"驚愕する。本来、人類と深海棲艦が子を成すこと等、前例そのものが存在しなかったのだ。
しかし、21周目提督の両親はそれを実現した。無論、そうなった決定的な要因を、彼は"理解"しているが。
それだけでは無い。他者から気配を悟られない力に、万物を司る超能力……これらについても、彼は"知っている"。
ショタ提督「……っ」グッ
ショタ提督(だけど、それ以上に……)
かつて大本営の命令で瀕死の重傷を負った22周目提督、訪れた先の鎮守府で艦娘に失望された23周目提督……
彼は2人を見て、悲痛な表情を浮かべる。まるで何かを堪え、耐え忍ぶように……
ショタ提督(……ごめんなさい。僕が……"遅れた"ばかりに……)
27周目提督「………」
27周目提督(……こいつ、普通の人間では無いな。俺に宿っているであろう力が反応を示してる……一体、どういうことだ?)
↓1朝風のコンマ ----との---:12/--
↓2U-511のコンマ ----との---:12/--
↓3名取のコンマ ----との---:33/--
↓4グレカーレのコンマ ----との---:29/--
反転コンマが最大の艦娘が提督と交流します
520 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/03(日) 18:30:42.55 ID:h4CA6BAxO
はい
521 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/03(日) 18:31:32.03 ID:FwcS1o8c0
あ
522 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/03(日) 18:31:53.57 ID:tZebycoDO
はい
523 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/03(日) 18:34:37.98 ID:R+sn38VF0
あ
524 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/03(日) 18:34:49.83 ID:8tCiCtPA0
どうよ
525 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/03(日) 18:36:31.34 ID:8tCiCtPA0
グレちゃんの猛チャージ凄い
そしてチャージ受ける名取ェ
526 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/03(日) 18:37:46.05 ID:h4CA6BAxO
すぐ下の妹が手招きしてませんかこれ
527 :
◆0I2Ir6M9cc
[saga]:2019/11/03(日) 18:52:47.68 ID:IIpz3YHC0
ショタ提督「………」カキカキ
グレカーレ「………」
グレカーレ(やっぱり、相変わらず休憩もしないで仕事してる……ただでさえ艦娘達の揉め事を仲裁したりで忙しいはずなのに……)
他所の鎮守府に住む自分自身の話を聞く限り、各地で艦娘達がピリピリしているらしい。
そしてこの鎮守府の艦娘達も、日を追うごとに喧嘩が起こる頻度が増えつつある。
その度に彼が出向いて宥めているのだが、そのせいで彼がゆっくりしている所を彼女は見たことが無い。
グレカーレ(いつ見ても何かしているようで……だけど、何度聞いても『大丈夫』としか言わないし……)
ショタ提督「………」カキカキ
ショタ提督(……ごめんなさい、グレカーレちゃん)カキカキ
そして、彼は彼で彼女の存在と心情を"把握している"。
手は止まらずとも、彼女が自分を眺めていることに"気がついている"。
ショタ提督「……っ」カキカキ
ショタ提督(だけど、僕に疲労は存在しない……仮に疲労が蓄積したとしても、僕は休息を取っている場合では無いんだ……)カキカキ
グレカーレ「………」
グレカーレ(スイーツもダメ、運動もダメ……どうすれば提督が気を落ち着かせてくれるのかな……)
いくら彼自身に問題が無かったとしても、彼女は心配でたまらない。
彼女は何とかして、彼に休んで貰いたいのだ。しかし、その方法が分からない。
グレカーレ(う〜ん……何か良い案は……)
ショタ提督「………」カキカキ
ショタ提督(本当なら、グレカーレちゃん達に心配をかける訳にはいかない……けれど、ここで僕が気を緩めてしまう訳にも……)
反転コンマ判定:グレカーレの行動は?
01〜49:やはり言葉で伝えるしか無い
----との---上昇率:小 ×1.0
50〜98:頭を撫でる
----との---上昇率:中 ×1.5
ゾロ目:抱き締める
----との---上昇率:大 ×2.0
直下
※試験的にこのような形で進行致します。もし問題が無ければ、このままの形式で進行しようと思います。
528 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/03(日) 18:54:17.25 ID:s3nwQfDNo
こ
529 :
◆0I2Ir6M9cc
[saga]:2019/11/03(日) 19:06:55.31 ID:IIpz3YHC0
《-- 52 --》――良い子良い子
グレカーレ「……っ」グッ
グレカーレ(言葉だけじゃ、きっと今までと同じ……だったら……!)
ショタ提督「……!」カキカキ
ショタ提督(グレカーレちゃん……)カキカキ
今まで色々な方法で彼の疲れを癒そうとしてきた彼女だが、まだ試していないことがあった。
そう。子供が頑張っているのなら、良い子にしているのなら……年上の者が、つい子供にしてしまうであろう行為。
グレカーレ「……提督」ガチャ
ショタ提督「……グレカーレちゃん。どうしたの?」カキカキ
ショタ提督(……どうしたの、か。本当は、既に知っているのに……)カキカキ
彼は自分の行動に胸が痛くなっていた。彼女に対し、嘘を付かなければならないことを。
しかし、これも目的の為。そして、彼女達の為でもある。そう言い聞かせ、彼は平静を装う。
グレカーレ「………」スタスタ
ショタ提督「………」カキカキ
グレカーレ「……えい」ポフッ
ショタ提督「………」
グレカーレ「私達の為に頑張ってくれるのは、凄く嬉しいけど……無理しちゃダメだからね?」ナデナデ
ショタ提督「………」
頭を撫でる。単純だが、立派な子供に対して大人や年上の者がついやってしまう行為だ。
彼女は正に、努力している子供を褒め称えるかのような、優しい笑みを浮かべている。
そして、その笑みは……その表情と、撫でられる手に込められた"気持ち"は……
グレカーレ「………」ナデナデ
ショタ提督「………」
ショタ提督(……温かい。手と言葉を通じて……染み渡っていく)
確かに、彼に"届いていた"。彼女の、彼を優しく労わる"気持ち"が。
ショタ提督「………」
ショタ提督(懐かしいな……あの時も、こんなことが……)
グレカーレ「……!」
グレカーレ(あっ、提督の顔が少し嬉しそうになった!良かったぁ……まだちょっと表情が固いけど、それでも……少しでも、提督が気持ちを落ち着けてくれたみたいで……!)
----との--- コンマ一の位×1.5 上昇
直下
530 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/03(日) 19:09:32.28 ID:FwcS1o8c0
あ
531 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/03(日) 19:13:01.88 ID:uIx2IbPmO
ついにリーチか・・・リベ本気出してきたな
NTRさん早く追いつかんとやばいで?今回で最後なんやで?
532 :
◆0I2Ir6M9cc
[saga]:2019/11/03(日) 19:26:31.94 ID:IIpz3YHC0
8×1.5=12 12+29=41/-- 《-- リーチ --》
グレカーレ「………」ナデナデ
ショタ提督「………」
グレカーレ(ふふっ……提督、気持ち良さそう……あの時も、こんな顔してたっけ……)ナデナデ
ショタ提督「……!」
グレカーレ(……"あの時"?今、私……何を考えて……うっ!?)
――
『……何してるの?』
『えっとね?50周目提督、元気無かったから……こうすれば良いと思って!』
『………』
『……もしかして、嫌だった?』
『……ううん。凄く、温かい……もっと、してくれる……?』
『あっ……うんっ!えへへっ』
――
グレカーレ「……!?」
グレカーレ(な、何、今の……頭の奥に、変な……ううん、どことなく、見覚えのある光景が……)
ショタ提督「………」
ショタ提督(まさか……いや、違う。まだ、"完全には"……だけど、これは……!)
グレカーレ「………」
グレカーレ(この感覚……最初に、提督と会った時とほとんど同じ……おかしい。こんなこと、今まで無かったはずなのに……)
ショタ提督「………」
《-- グレカーレと交流を深め、互いの----が-----したことにより……提督の------が強まった --》
《-- ----の-----がより強くなったことで、グレカーレの----に刻まれた---が……蘇ろうとしている --》
533 :
◆0I2Ir6M9cc
[saga]:2019/11/03(日) 19:40:26.12 ID:IIpz3YHC0
《-- 14 --》
グレカーレ「………」
グレカーレ(一瞬だけ目の前をよぎった、あの光景は……)
覚えが無いはずなのに既視感を抱く、あのフラッシュバック。
彼女はそのことについて、ずっと考えていた。そのことだけを考え込んでいた。
翔鶴「……グレカーレちゃん?」
グレカーレ「……え?」
天津風「どうしたのよ?最近、ずっと考え事してるみたいだけど……」
グレカーレ「あっ、ううん、違うの。ちょっとね……」
グレカーレ(って、これじゃ提督みたいな返しね……もしかして、提督もこんな風に……?)
翔鶴「……悩みがあるならいつでも相談してね?」
天津風「私達相手に言いづらいことなら、提督やマエストラーレ達に……」
グレカーレ「大丈夫!悩みってほどじゃないから……」
グレカーレ(……分かんない。何なの、本当に……)
ショタ提督「………」カキカキ
ショタ提督(グレカーレちゃん、あの時……確かに、一瞬だけ……)カキカキ
一方、彼も彼女が抱いた既視感について考えを巡らせていた。
尤も、彼の場合は既視感の正体を知っている。だが、それを話す訳には……いかないと考えている。
以前のように断定では無いのも理由がある。ここまでくると、頑なに話さないと考える訳にもいかなくなってしまっているのだ。
ショタ提督「………」カキカキ
ショタ提督(……話すべき、なのだろうか。しかし、これがきっかけでグレカーレちゃんが混乱してしまったら……)カキカキ
↓1朝風のコンマ ----との---:12/--
↓2U-511のコンマ ----との---:12/--
↓3名取のコンマ ----との---:33/--
↓4グレカーレのコンマ ----との---:41/-- 《-- リーチ --》
反転コンマが最大の艦娘が提督と交流します
534 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/03(日) 19:41:30.86 ID:IjPQ5pts0
はあっ
535 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/03(日) 19:41:56.54 ID:FwcS1o8c0
あ
536 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/03(日) 19:42:37.09 ID:NGi/jEUE0
はい
537 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/03(日) 19:42:51.75 ID:JCC+3Wgq0
ん
538 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/03(日) 19:42:57.21 ID:tZebycoDO
はい
539 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/03(日) 19:45:55.51 ID:aUgCDpiRO
>>531
の焚き付けが功を奏したか?
540 :
◆0I2Ir6M9cc
[saga]:2019/11/03(日) 19:59:38.88 ID:IIpz3YHC0
名取「……グレカーレちゃん、何かあったんでしょうか」
ショタ提督「……!」カキカキ
名取「最近、悩んでるみたいで……いつもはもっと明るく、はきはきしていたはずなのに……」
ショタ提督「………」カキカキ
彼女はグレカーレのことを心配していた。それも、単なる艦娘同士や仲間としてでは無く……まるで昔ながらの幼馴染のように。
いつもの彼女であれば、心配こそすれども彼に相談することは無かっただろう。それこそ、話を持ち掛けるとすればグレカーレの姉妹達が自然と言える。
しかし、彼女は本気で心配しているかのような……それこそ姉妹艦よりも、彼女のことを気にかけているようだった。
ショタ提督「……どうしてそう思ったの?」カキカキ
名取「……いえ、その……どうしても、放っておけなくて……」
ショタ提督「………」カキカキ
ショタ提督(……自覚は無い、か。だけど、名取さんも……僅かに……)カキカキ
全てを知るからこそ、彼は悩んでいた。いきなり全てを打ち明ける訳にはいかない。
しかし、このままはぐらかす訳にもいかない。彼女が本気で心配しているという気持ちは、既に彼は"把握"している。
名取「何とかグレカーレちゃんに力になれないでしょうか……」
ショタ提督「………」カキカキ
名取「提督からも、グレカーレちゃんに声をかけてあげてくれませんか……?」
ショタ提督「……もちろんだよ。今度、何か悩みがあるのか聞いてみるね」カキカキ
名取「はい。お願いします……」
ショタ提督「………」カキカキ
彼女はやはり疑問に思っていない。"どうして自分がグレカーレにそこまで親しげな感情を抱いているのか"を。
しかし、それに気がつけば……恐らく彼女もまた、グレカーレと同様に考え込んでしまうことになるだろう。
ショタ提督(……僕は、どうすれば良いのだろうか)カキカキ
反転コンマ判定:この後どうなる?
01〜49:名取「って、私がそこまで重く受け止めていたら……返って、グレカーレちゃんに気を遣わせてしまうでしょうか……?」
----との---上昇率:小 ×1.0
50〜98:名取「後、提督も……無理、してませんか……?」
----との---上昇率:中 ×1.5
ゾロ目:名取「……何だか、自分でも不思議なんです」
----との---上昇率:大 ×2.0
直下
541 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/03(日) 20:00:09.07 ID:tZebycoDO
はい
542 :
◆0I2Ir6M9cc
[saga]:2019/11/03(日) 20:11:32.91 ID:IIpz3YHC0
《-- 70 --》――心配しているのは、グレカーレのことだけでは無い
名取「後、提督も……無理、してませんか……?
ショタ提督「………」カキカキ
ショタ提督(……分かっていた。名取さんが、グレカーレちゃんのことだけで無く……僕のことも、気にかけていたことは)カキカキ
彼女は、グレカーレのこと以上に……やはり、彼について心配していた。
日頃から常に仕事しており、彼が休んだり眠っている姿を見たことが無い。
これでは心配するなと言う方が無理がある話である。無論、彼も既に"把握"していたが。
ショタ提督「……心配してくれてありがとう。だけど、僕なら……」カキカキ
名取「……本当ですか?」
ショタ提督「……うん」カキカキ
名取「でも、今だって……私の話を聞きながらも、手が動いて……」
ショタ提督「こればかりは"提督"の仕事だからね。仕方無いよ」カキカキ
名取「………」
名取(提督……なら、その思い詰めた顔はどういうことですか……?やっぱり、無理をしてるんじゃ……)
ショタ提督「……っ」カキカキ
彼女に真実を隠し続けている罪悪感と、彼女から伝わる温かい気持ち……この両者が、彼を同時に襲う。
だが、それでも彼は……まだ全てを話すことは出来ないと結論付ける。
グレカーレのような状態となってしまえば話は変わるが、今の彼女には……伝えない方が良いだろう。
ショタ提督「……本当に大丈夫。だから名取さんは、グレカーレちゃんのことを気にかけてあげて?」カキカキ
ショタ提督(その優しい気持ちをくれるだけで……僕は頑張れるから)カキカキ
名取「……提督」
名取(確かに、グレカーレちゃんのことも心配だけど……提督、ずっと前からこの調子で……いつも、自分のことより私達のことを考えて……)
----との--- コンマ一の位×1.5 上昇
直下
543 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/03(日) 20:13:26.86 ID:JCC+3Wgq0
ん
544 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/03(日) 20:17:12.46 ID:RJl7qDZ8O
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