【BLEACH×ロンパV3】キーボ 「砕かれた先にある世界」【前編】

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513 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/09/30(月) 14:15:50.72 ID:uI7ZOlQMO



真宮寺「……あァ、断っておくけど、夜長さんは、これまで死神から危害を加えられたことはないからネ?」

キーボ「……わかってます」

キーボ「キミがアンジーさんの前で死神の話をしていたことから考えるにーーーアンジーさんは、死神から感情のままに暴言を吐かれたりなど、危害を加えられたことはないのでしょう」

キーボ「そうでもなければ、キミは、アンジーさんの前で、死神の話をするだなんて、できなかったでしょうから」

真宮寺「………」

キーボ「それに、ボクらが再会したばかりの時、アンジーさんが外を出歩いていたことから考えてーーーアンジーさんの行動範囲に出向いている死神は、人格者ばかりなのでしょう」

キーボ「ただ、それでも、アンジーさんはクインシーであり、その事実は、アンジーさんの心に不満を生じさせてしまう」

キーボ「……瀞霊廷に住めないという、不満を」



真宮寺「………」



キーボ「……そういうこと、なのでしょう」


514 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/09/30(月) 14:18:25.04 ID:uI7ZOlQMO



真宮寺「……そうだネ」



真宮寺「夜長さんは、滅却師だった」

真宮寺「そしてそれは、死神の管理する尸魂界において、デメリットの塊だった」

真宮寺「この辺りでは、まともな扱いをされてはいるけれどーーーそれ以外の場所では、どう扱われるかわからない」



キーボ「………」



真宮寺「滅却師であることのメリット……特別な力を持っているということを活かし、その力を鍛えて自らを誇ることもできない」

真宮寺「それに加えて、霊力ある身でありながら、死神全体の感情の問題から、瀞霊廷に住むこともできない」



真宮寺「どんな力も、それを御しきれないのならば、本人にとっては何の意味もない」



真宮寺「夜長さんが置かれている状況は、その証明であるとも言える」

真宮寺「……たとえ、自分がどんなにすごい超能力を持っているかもしれなくても、実際に超能力を扱えなければ、その超能力はないも同然ーーー」



真宮寺「ーーーいや、夜長さんの場合、完全になかった方がまだメリットがある」



真宮寺「完全になければ、瀞霊廷に出入りするくらいは普通にできただろうからネ……」


515 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/09/30(月) 14:20:12.40 ID:uI7ZOlQMO



キーボ「……だからこそ、アンジーさんは、ああなってしまったわけですね」



真宮寺「……そうだネ」



真宮寺「滅却師という、自分にはよくわからないことを理由に、世界の管理者である死神から睨まれるという現実」

真宮寺「そのせいで、瀞霊廷に住めず、輪廻転生から逃れられないという現実」

真宮寺「神さまの声を生前のように聞くことが叶わず、才能を行使できないという現実」

真宮寺「そんな残酷な状況下で、いつ転生を迎えるかわからないという現実」

真宮寺「そうして、いずれ、今の自分が終わり、 “ 死 ” を迎えることになるという現実」



真宮寺「……それらの現実は、夜長さんにとって、あまりにあまりだった」


516 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/09/30(月) 14:21:39.65 ID:uI7ZOlQMO






キーボ「……故に、アンジーさんは、死の恐怖を抑えるために、深く繋がれる誰かを求めーーー」






キーボ「ーーーそれが叶わなくなったと感じ、ああなってしまった……」





517 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/09/30(月) 14:23:09.77 ID:uI7ZOlQMO



真宮寺「……解決し難い、根深い問題だヨ」

真宮寺「生前の……今までの常識が通用しない世界に突如として放り込まれ、上手く適応することができない……」

真宮寺「さらには、瀞霊廷という誰もが憧れる世界に住むことも叶わず……生まれ変わりを待って生きるしかない」



真宮寺「そうして、 “ 死 ” に、怯え続けることになる」



真宮寺「それも、生前に抱いていた信仰を揺るがされ、生前に最も信頼していた相手(神さま)と語らうこともできずに、ネ….…」



キーボ「………」


518 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/09/30(月) 14:24:39.17 ID:uI7ZOlQMO



真宮寺「……そうした一面を切り取ってみれば、程度の差はあれ、この尸魂界では当たり前のように起きていることでもあるけれどーーー」



真宮寺「ーーーだからこそ、解決の目処が立たない、根深い問題でもあるのサ」



真宮寺「決して、目を逸らしてはいけない程に、ネ」



キーボ「………」


519 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/09/30(月) 14:25:52.52 ID:uI7ZOlQMO



真宮寺「……ねェ、キーボ君?」



キーボ「………」



真宮寺「君はこの問題とーーー」









真宮寺「ーーー夜長さんと、どう向き合うつもりなんだい?」


520 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/09/30(月) 14:26:59.65 ID:uI7ZOlQMO



キーボ「………」



キーボ「…………」






キーボ「………………」









キーボ「……………………」



ーーーーーーーーーー


ーーーーーー


ーーーー


ーー


521 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/10/01(火) 21:46:18.41 ID:cZTh89m1O



これで前編は終了です。下記の次スレから後編に突入します。


【BLEACH×ロンパV3】キーボ 「砕かれた先にある世界」【後編】
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1569933726/


よろしければお読みください。



522 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/10/01(火) 21:52:48.00 ID:cZTh89m1O



真宮寺「……あァ、断っておくけど、夜長さんは、これまで死神から危害を加えられたことはないからネ?」

キーボ「……わかっています」

キーボ「キミがアンジーさんの前で死神の話をしていたことから考えるにーーーアンジーさんは、死神から感情のままに暴言を吐かれたりなど、危害を加えられたことはないのでしょう」

キーボ「そうでもなければ、キミは、アンジーさんの前で、死神の話をするだなんて、できなかったでしょうから」

真宮寺「………」

キーボ「それに、ボクらが再会したばかりの時、アンジーさんが外を出歩いていましたからね」

キーボ「そのことから考えて……アンジーさんの行動範囲に出向いている死神は、よほど負の感情を抑えるのに長けた人達かーーー」



キーボ「ーーーあるいは、アンジーさんと十年前のクインシーを完全に区別できる、そんなサッパリした人達ばかりなのでしょう」



真宮寺「………」



キーボ「ただ、それでも、アンジーさんはクインシーであり、その事実はアンジーさんの心に不安や不満を生じさせてしまう」



キーボ「……クインシーというイレギュラーな身の上で、死神の世界を生きるしかないという不安を」

キーボ「……霊力があるのに瀞霊廷に住むこと叶わず、いつ生まれ変わることになるか、わからないという不満を」



キーボ「生じさせて、しまう」



真宮寺「………」



キーボ「……そういうこと、なのでしょう」


523 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/10/01(火) 21:54:20.12 ID:cZTh89m1O



>>513>>522に差し替えます。


また、後で同じように、他の部分を差し替えるかもしれません。なので、このスレは埋め立てないようにお願いします。


それでは次スレで。



524 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/10/03(木) 18:07:57.46 ID:mG1LC3nJO



キーボ「……なんですか、それらは?」

真宮寺「まず、瀞霊壁についてだけどーーー瀞霊廷の外側を取り囲む巨大な壁のことサ」

真宮寺「その壁は、本来、霊王宮を取り囲んでいるんだけどーーー」

真宮寺「ーーー瀞霊廷への不法侵入を試みる者が現れた場合などに限り、地上まで降って瀞霊廷を囲み、侵入を防いでくれるんだ」

キーボ「!?」

真宮寺「……たとえ、空間転移を悪用して不法侵入を試みようとも、光の速度で不法侵入を試みようともーーー」

真宮寺「ーーー瀞霊壁はそれらを何らかの方法で察知し、自らを地上へと降り注がせるそうだ」

真宮寺「……不思議なことに、侵入が完了する前に地上に到達する」

真宮寺「そして、その壁の機能によって、瀞霊廷外部からの空間転移などは阻害されーーー超スピードなどによる侵入さえも不可能にしてくれるんだ」



キーボ「?!?!?」



真宮寺「……あァ、もちろん、不法侵入以外の場合でも、瀞霊壁は降り注ぐ」

真宮寺「瀞霊廷に危機が迫っている時ーーーあるいは、ここしばらくのように、瀞霊壁が地上でも機能するか、入念な定期チェックを行う場合などに限りーーー」

真宮寺「ーーー必ず降って、瀞霊廷を取り囲んでくれるんだヨ」



キーボ「…………ち、ちょ、ちょっと待ってください!?!」

キーボ「……た、確か、霊王宮の下には、七十二以上の障壁があるのではーーー」

真宮寺「大丈夫。瀞霊壁が降る場合、霊王様の御力で自動的に障壁などを透過するようになっているから」

キーボ「……!!?」

真宮寺「……もっとも、障壁を破壊することなく地上まで届けられるかは、体調次第らしいけどーーー」

真宮寺「ーーー現在、霊王様の体調が急激に悪化することはないらしくてネ。それ故に、どんな時もオートで可能とされている」

真宮寺「まァ、いくらか制限はあるようだけどーーーそれに引っかからなければ、万物を透過する力を一時的に付与するくらいは、可能らしい」


525 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/10/03(木) 18:11:18.46 ID:mG1LC3nJO
>>286>>524に差し替えます。


……もう、あまり差し替えはしたくないのですが、個人的にどうしても許容できない部分があったので。差し替えさせて頂きます。


すみません。
526 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/10/22(火) 23:11:42.44 ID:Lvdsr++LO



真宮寺「……いや、まァ、正確には、現世でも多かれ少なかれ超常現象は起こり得るんだけどネ。霊子は現世にもあるわけだからサ」

真宮寺「だけど、それらのものを、現世に生きる大多数が見て記憶することは “ 基本的に ” 無理だ」

真宮寺「霊子やそれによって引き起こされる超常現象を、認識しきれないのが現状なんだヨ」

アンジー「………」

真宮寺「……もちろん、【生前の時点から相応の霊力を持ち】【その影響で霊子などを】【ある程度知覚可能になっている】などといった状況にあれば話は別だ」

真宮寺「でも、そういうケースはとても少ないしーーー」



真宮寺「ーーーもしも、【なんらかの理由で】【本来霊力を持たない人達でも】【霊子などを知覚できる状況にあった】としても、それらを記憶し続けることはできないだろうネ」

キーボ「!?」

真宮寺「……死神が、混乱防止のため、別の記憶に書き換えてしまうだろうからサ」

真宮寺「記換神機(きかんしんき)と呼ばれる記憶操作技術を使って、ネ」

キーボ「………!」

真宮寺「だから、現世では、霊子やそれによる超常現象を、当たり前のものとされていない」

真宮寺「……もちろん、知らないもの、目に見えないものに対して、想像を働かせることはできるだろうけどーーー」



真宮寺「ーーー全容を知り、記憶する術を持たない以上、自分達の想像が実状と一致しているかどうか、死ぬまで確かめることはできない……」

真宮寺「……そう、実際に死を迎えて魂だけの状態になり、死の側の存在とならない限り、確かめることは不可能」

キーボ「………」

真宮寺「……多くの人達は、霊子やそれによる現象を、死ぬまで当たり前のものとして認識できない運命にあるのサ……」


527 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/10/22(火) 23:14:14.32 ID:Lvdsr++LO
>>251の内容を>>526の内容に修正します。
528 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/10/25(金) 16:54:05.57 ID:mgyLMstaO



キーボ「……もちろん、場合によっては、そうした行為に手を染めねばならない時もあるでしょう」

キーボ「……もしも現在、神さまの存在を盾に、誰かの人生を搾取したりーーー」

キーボ「ーーー人の首を集めまわる、とんでもない人物がいるのであれば、ボクは全身全霊を込めて破壊することでしょう……」



真宮寺「………」



キーボ「……しかし、アンジーさんは違う」

キーボ「アンジーさんが、それも過去と向き合い、生前のことを振り返ったアンジーさんが、神さまを盾に、とんでもないことをするはずがない」



キーボ「……仮に、それをしているのならば、あの空鶴さん達に気づかれないとは思えない」



キーボ「そして、空鶴さん達に気づかれているのなら、この家に、未だアンジーさんがいられるはずがない。既に罪人として、死神の管理する施設に拘束されているはずです」

キーボ「それらの事実を考慮すれば、今のアンジーさんは、何もしていない」

キーボ「ならば、ボクに、ボクらに、アンジーさんの神さまを全否定する権利などない」



キーボ「そうでしょう?」


529 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/10/25(金) 16:56:38.36 ID:mgyLMstaO
>>487>>528の内容に修正します。
530 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/11/03(日) 13:08:10.96 ID:D/3mEdeRO



真宮寺「……その通りだと思うヨ」

真宮寺「その言葉は、王馬君達の主張と同じだ」

真宮寺「彼らと同じことを話してくれて、僕は本当に嬉しいヨ」



キーボ「………」



真宮寺「……彼らは、たった一つしかないとされる真実が、どういった結末を生み出すか知っている」

真宮寺「それを知っている彼らが、神さまを全否定するはずがなかった」

真宮寺「……自分や他の誰かの命がかかっているような状況であれば、話も変わるだろうけどーーー少なくとも、現在はそうじゃない……」



真宮寺「……もちろん、個人の主義主張、心情的な理由などもあり、【神さまには従えない】【神さまに頼ることはできない】などと述べてはいたけどーーー」



キーボ「……っ、!!」



真宮寺「ーーーだけど、それでも、夜長さん本人を見守っている神さま……その存在を丸ごと否定することはなかったんだ」



真宮寺「……そんな彼らは、【キーボ君達がここに来たら】【自分達と同じように考え】【決して神さまを、全否定することはないだろう】とも言っていた」



キーボ「!」



真宮寺「彼らが、キーボ君に向けた信頼……やはりそれは間違いじゃなかった……」



真宮寺「君が彼らと同じで、夜長さんと向き合うに足る存在で……僕は本当に嬉しいヨ」


531 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/11/03(日) 13:10:10.98 ID:D/3mEdeRO
>>488>>530の内容に修正します。
532 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/11/03(日) 13:19:34.04 ID:D/3mEdeRO



キーボ「……そうは言っても、まだ、どうしてもわからないことが、二つ残っているんですけどね……」

真宮寺「……?」

キーボ「……まず、一つ目ですがーーーそれはキミの言動についてです」

真宮寺「!」

キーボ「……この世界でのキミの言動ーーーそれは、生前に暴露した “ あれ ” と比較して……信頼できるものではあります」

キーボ「ですが、それでも、思い返してみるとーーーいくらか無神経な部分が見受けられたように思います」

真宮寺「………」

キーボ「……いや、ボクもあまり、とやかく言えた身ではありませんがーーーそれでも、この世界でのキミの言動には、どこかおかしなところがあった」

キーボ「キミは当時のボクと違って、アンジーさんの精神が不安定な状態にあることを知っていたはずで……その理由も理解していたはずです」

キーボ「しかし、それにしては、言動にいくらか無神経な部分があったように思えるのですがーーー」



真宮寺「ーーーそれは、僕のミスだネ」



キーボ「………」



真宮寺「……それ以外に、答えようがない」



真宮寺「……どこがどういけなかったのか? 後で教えてくれると、助かるヨ……」



キーボ「…………わかりました。後でお教えします。これからは、ボクと一緒に、気をつけあっていきましょう」



真宮寺「………」



キーボ「……そして、最後、二つ目にわからない部分についてですがーーーー」


533 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/11/03(日) 13:22:31.99 ID:D/3mEdeRO
>>489>>532の内容に修正します。
534 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/11/06(水) 22:27:28.64 ID:MBqHbLacO



アンジー「……転子なら大丈夫だと思うよー?」



キーボ「……アンジーさん?」



アンジー「……転子は、すごい子だからねー」



アンジー「そんな転子なら……守りたい女の子のため、どんなことだってできちゃうよー!」


535 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/11/06(水) 22:28:11.27 ID:MBqHbLacO
>>334>>534の内容に修正します。
536 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/11/06(水) 22:49:17.33 ID:MBqHbLacO



キーボ「…………そう、でしたか…………」



アンジー(……あー、やっぱり、謝らないんだねー、キーボ。きのうやおととい、言ったこと……)


アンジー(……もう、神さまに頼る気はない。従う主がいないーーー)


アンジー(ーーーそうした言葉を……キーボは謝らない)



キーボ「………」



アンジー(……まあ、そうなるよねー……)


アンジー(…… “ キーボたちは ” 、アンジーの神さまに頼ってーーーそのために、アンジーを、止められなかった)


アンジー(……だから、アンジーは、こうしてーーー)


アンジー(ーーーそれを思えば、キーボは、もう神さまにーーー)


アンジー(ーーーその選択を、謝るなんて……キーボには、できなかったんだ……)


アンジー(……だって、そんなことをしたら、アンジーはーーー)



キーボ「………」



アンジー(ーーーうん、この話、これ以上はヤメだね。イヤな気持ちが、酷くなる)


アンジー(……それに、いまはもっと前向きでいかないとー……!)


アンジー(……そうだよ。せっかく、キーボがアンジーのところまで来てくれたんだからさー!)




アンジー(……だったら、アンジーは、もっともっと、キーボにーーー)




アンジー(ーーーアンジーの、気持ちをーーーー)


537 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/11/06(水) 22:50:53.68 ID:MBqHbLacO
>>411>>536の内容に修正します。
538 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/11/07(木) 20:26:00.81 ID:N3Dty6MdO



キーボ「……別の、神さまーーー」



キーボ「ーーーその存在を、ボクが頼りにすることは、ないでしょう……」



アンジー「………」



キーボ「……なぜなら、ボクはーーー」









キーボ「ーーー神さまに、頼ることが……できません、から……」


539 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/11/07(木) 20:26:47.61 ID:N3Dty6MdO
>>393>>538の内容に修正します。
540 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/11/07(木) 23:03:56.80 ID:N3Dty6MdO
ごめんなさい。>>530>>531はミスでした。なかったことにしてください。
541 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/11/07(木) 23:08:46.85 ID:N3Dty6MdO



真宮寺「……その通りだと思うヨ」

真宮寺「その言葉は、王馬君達の主張と同じだ」

真宮寺「彼らと同じことを話してくれて、僕は本当に嬉しいヨ」

キーボ「………」

真宮寺「……彼らは、たった一つしかないとされる真実が、どういった結末を生み出すか知っている」

真宮寺「それを知っている彼らが、神さまを全否定するはずがなかった」

真宮寺「……誰かの命がかかっている状況なら、話も変わるだろうけどーーー少なくとも、現在はそうじゃない……」



真宮寺「……無論、個人の主義主張……あるいは、経験上の…………理由によりーーー」



真宮寺「ーーー【神さまには従えない】【神さまに頼ることはできない】ーーー」



キーボ「!」



真宮寺「ーーー彼らもまた、そう述べざるを、得なかった…………」



キーボ「っ、!!」



真宮寺「……だけど、それでも、夜長さん本人を見守っている神さま……その存在を丸ごと否定することはなかったんだ」

真宮寺「……そんな彼らは、【キーボ君達がここに来たら】【自分達と同じように考え】【決して神さまを、全否定することはないだろう】とも言っていた」

キーボ「!!!」

真宮寺「彼らが、キーボ君に向けた信頼……やはりそれは間違いじゃなかった……」

真宮寺「君が彼らと同じで、夜長さんと向き合うに足る存在で……僕は本当に嬉しいヨ」


542 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/11/07(木) 23:11:07.38 ID:N3Dty6MdO
>>488の内容を>>541の内容に改めて修正します。

こっちが正しい修正内容です。>>530>>531はミスなので、なかったことにしてください。

本当に申し訳ありません。
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