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【戦艦少女R】赤城「RSRに行きたいんです!」アラスカ「え?」【RSR】
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/27(火) 19:33:06.56 ID:scSzffjT0
アラスカ「あー、今日もレベリング終わりぃーしんどー……」
アラスカ「今まで放置されてたと思ったら急にレベリングやるなんて言い出して、しかもずっと出撃しっぱなしなんて……」
アラスカ「ま、つまんない訓練よりかはマシかー」
赤城「うーん、この人も見たいですねぇ!あー多すぎて困っちゃいます!」
加賀「ふむ、わしとしてはこの辺りを見てみたいもんなんじゃけれど」
レキシントン「あら今イケイケの方達じゃないですか」
加賀「お、おっ、そ、そうなのか?」
レキシントン「はい!サラトガもこないだの時凄く喜んでましたよ」
加賀「ほほー、それはそれは」
赤城(もう何年も前から居る中堅どこっていうのは黙っておこう……)
アラスカ「おやおや〜ん?最強空母集団が何してんのさ?まさか、どっかにカチコミとか!」
赤城「へ?」
加賀「なんじゃ、おぬしは……」ジト…
レキシントン「ち、違いますよ!アラスカさん!ほら、加賀さんも落ち着いて、どうどう!」
加賀「ふん、命拾いしたのう」
アラスカ「いやぁ冗談だよぉ……あはは……(ほんとにカチコミなんじゃ……)」
アラスカ「で、どったのさ?」
レキシントン「それが、赤城さんがフェスに行きたいから一緒に行こうと言い出しまして」
赤城「生で見たいアーティストの方が居るんです!!折角なので作戦でも仲良くして下さるレキシントンさんとも、と」
レキシントン「私はあまり知らない方なんですけどね、でも妹が前に行ってたのを聴いて凄く楽しそうだったので……それに……」
加賀「ふん、わしは赤城の付き添いじゃ。まぁ面白そうじゃなぁとは思っておる」
赤城「まーたそんな興味無さそうな事言って。一緒に行く話を持ち出した夜は、酒も飲んでないのに有頂天だったじゃないですか」
加賀「まぁ、あの夜はなぁ……まさか誘われたのがこやつが先とは思わんかったが」
※戦艦少女RのSSです、提督は出ません。
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1566901986
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/27(火) 19:37:30.46 ID:scSzffjT0
赤城「だからぁ、普段作戦で一緒になる事が多いからって言ってるじゃないですか。だいたい話しかけたい時は酔ってて話にならないし……」
アラスカ「あっはっは!カガの不機嫌はジェラシー感じちゃってるわけだねぇ」
加賀「はっはぁああ!?な、訳ないでしょ!!……訳ないじゃろ!!」
アラスカ「ふふっ、キャラ作り忘れる程の焦りとか。まぁレックスは母性溢れてるからなぁ、アカギが惚れちゃうのも分からなくは無いかも?」
レキシントン「ぼ、母性って……」
赤城「ほ、惚れてはないですよ!!いつものお礼がしたいだけです!」
加賀「……やはりお目付が必要じゃの」
アラスカ「ま、カガ頑張りなよ〜。キミの言う敵はレックスだけじゃないからねぇ」
加賀「な、なんじゃと!」
アラスカ「フェスはナンパ小僧も多いからねぇ、まぁ軽く1杯ご馳走になるくらいなら良いし、楽しい話も聴けるけど、たまーにアレなヤツもいるからねぇ。カガも声掛けられたりして?」
加賀「ふぬぬぅ、やはりやめんか?期日も近いじゃろ?」
赤城「えええ!!それはダメです!あのXXXXさんの生の野外なんて次は私いつ聴けるかわかりません!」
アラスカ「あえ?」
レキシントン「あら?どうかしましたかアラスカさん」
アラスカ「ねぇアカギ、ひょっとして聴きたいって言ってるの夏冬の代名詞、XXXXさんのこと言ってるの?」
赤城「え、あ、はい。急に真顔になってどうしたんですか?」
アラスカ「なるほど聞き間違いじゃないと、つまりあなた達ライジング・サンに行くの?」
加賀「お、ライジング・サンってなんじゃ?わしらが行くのは『えぬあーるえすあーる』じゃぞ」
アラスカ「あぁ、深海のリセットで途切れたのと300回記念で今はNeo Rising Sun Rockフェスに名前変わったんだったね」
レキシントン「旧名はライジング・サンだったのね」
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/27(火) 19:38:30.59 ID:scSzffjT0
アラスカ「音楽好きは今でもそう呼んでるよ、それはそうともうアクセス手段は確保してるの?」
赤城「え、いやまだ、なんですけど」
加賀「まぁ飛行機じゃろ、クルマでも借りれば良い」
アラスカ「クルマ……?ひょっとしてまだチケット買ってない?」
レキシントン「いえ、まだひと月あるし席が決まってる訳じゃないなら大丈夫よね?」
アラスカ「」
赤城「あの、アラスカさん?」
加賀「どうした、さっきまでの元気はどこ行ったのじゃ」
アラスカ「この、おばさん空母共!!!!」
レキシントン「おばっ!?」
アラスカ「あんたら!!日の出の!エゾの!ロックンロールを全然分かってない!!!」キーーン
赤城「わ、分かってない?」ミミイタイ
加賀「ど、どういうことなんじゃ?」
レキシントン「まさかひょっとしてもう行けないって事ですか?」
アラスカ「ちょっと待って!!……まだ抽選受付中みたいね」
赤城「ほ、良かった……って抽選!?」
レキシントン「え、人数制限があるんですか!?」
アラスカ「当たり前でしょ、ライジング・サンは圧倒的な広さを誇るフェスだけど無限じゃ無いもの」
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/27(火) 19:39:41.92 ID:scSzffjT0
アラスカ「ふむ……うん、少し電話掛けるわ」
加賀「電話?」
ポポ…フッ
アラスカ「サラトガさん、来月の〜〜〜日にちなんだけど休み貰えない?」
サラトガ『……今レベリング中だってこと知っての話なのよね?司令の命令による』
アラスカ「……うん、知ってる。でも」
サラトガ『姉貴の付き添いでしょ?私も少し心配だったし行ってあげて、バカには私が言っとくから』
アラスカ「!……ありがとう……」
サラトガ『はぁー、私も行きたいなぁ……でも仕事溜まりまくってるなぁ。もし貴方が休み終わった次の日に、私の部屋に○○○○のグッズが無かったら貴方は次の日資材になってるかもなぁ』
アラスカ「ふふっ物騒な頼み方ね、ちゃんと買ってくるから」ピッ
レキシントン「今の電話って……」
アラスカ「追加1人……いい?」
赤城「え、いいんですか?」
アラスカ「あんたらだけだと心配なのよ、多分みんなフェス初参加でしょ?妹ちゃんにも任されたし」
レキシントン「あら、本当にいいのかしら?」
アラスカ「あたしも久々に観客として見てみたかったもの、まぁ妹さんには迷惑掛けちゃってごめんね。カガにもかな?」
加賀「な、そんな心の狭い女では無いぞ!見くびるでない!」
アラスカ「ふっふーん、後になって拒否んないでよ〜。とりあえずチケット抽選申し込んだわ、落選しないことを祈ってね」
加賀「も、もうなのか!?」
赤城「うぅ、私もやっぱりスマホにしようかしら……」
レキシントン「赤城さんはスマホ使えるの?私妹のを借りても全然分からなくて……」
赤城「使えたら乗り換えてますぅ……」
アラスカ「ま、まぁスマホも練習してればどうにかなるよ!…!」
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/27(火) 19:40:38.69 ID:scSzffjT0
アラスカ「それよりとりあえず行程を決めるための作戦を立てましょうよ!」
赤城「うん、そうですね……あ!」
アラスカ「アカギ、どうしたの?」
赤城「いえ、そのネオ・ライジングは2日間ありましたよね?チケットはどう取ったんでしょう?」
アラスカ「ん?2日間の通し券で取ったんだけど不味かった?」
赤城「あら、こうなると3人で色々話してた内容がなし崩しで解決しましたね……」
レキシントン「赤城さんが2日目を見たがってたので2日だけにしようとしていたんですが」
加賀「わしらとしては初日も捨て難くての」
アラスカ「あっはーん、御三方ともそもそも攻略を間違ってらっしゃるようだねぇ」
加賀「な、なんじゃと!」
アラスカ「フェスはフル参加してなんぼなのよ!チケットで、もうSOLDOUTしてるけど『○○テントサイト付き』っていうのがあるでしょ?」
赤城「そういえば」
レキシントン「これって休憩用のテントという事でしょうか。テントにいながらライブが聴けるといったような」
アラスカ「ちっちっちっ。テントからステージは遠すぎて殆ど迫力なんて消えてるよ、ステージ近くで聴くのが定石さ!」
アラスカ「このテントサイトっていうのは自分でテントが張れる場所、つまり当日はこの場所に宿泊出来るのさー!」
加賀「宿泊!?安全面は大丈夫なのか?」
アラスカ「あー、その点に関してはなんとも言い難いけど、少なくとも高いチケット代を払ってるんだもの。それなりにちゃんとした人達が来てるよ」
加賀「いや、人ではなく、北海道にはおるじゃろう!熊が!!」
アラスカ「えぇええ!?その心配はしなくても大丈夫だよ……会場は海沿いだから、係員が見張ってるはずだしね。それに危険な蜂なんかも駆除されてるよ」
加賀「なんじゃ、びっくりしたのう……となるとほう、中々それは楽しみじゃのう。中でびーびーきゅーなんぞもできるのか?」
アラスカ「BBQのこと?もちろんできるよ。今回はこのテントサイト、取れてないから出来ないけどね」
加賀「あぁ、残念じゃぁ……烏賊か椎茸でも焼きながら日本酒をくいっと、きゃんぷの中でやりたかったもんなんじゃがのぅ……」
赤城「あはは、流石にそんなことは出来ませんよ」
アラスカ「もちろん出来るよ!会場に持ってけないのはビンや缶ぐらいだもの、最近はペットボトル入のお酒もあるしね」
加賀「ぬぅ、尚更悔やまれるのぉ……」
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/27(火) 19:41:43.98 ID:scSzffjT0
アラスカ「まぁあたしとしてはライジング・サンでのテントサイト宿泊は今回の選択肢としてはどうかな?って所だね、物は試しのレベルってね」
赤城「テントサイトでの宿泊は選択肢ではないんですか?」
アラスカ「少なくともフェス初心者向けじゃ無いね、ライジング・サンに関して言えば」
レキシントン「ふむ、ライジング・サンは何か別な理由があるんですか?」
アラスカ「まず、初代ライジング・サンの会場はね、なーんもない草原を整地して作ったんだよね。だからヤツらに『リセット』された時も特にそこの地形は変わることなく残ったんだよ」
赤城「前時代のものが今でも使われているだなんて……凄いですね」
アラスカ「でね、音響技術やトイレ衛生面とかは今の技術でどうにかなってるんだけど、この石狩地方、お盆になると雨が降るんだよねー……」
赤城「ぇ」加賀「」レキシントン「まぁ」
アラスカ「ま、まぁ今年はどうなるか分からないんだけど……問題なのはこの土地、これだけの年月が経っても初代からずーっと水捌けが悪いんだよ」
赤城「つまり?」
アラスカ「どろっどろの沼地みたいになる……いやー、最高にRockでしょ!」
赤城「うわぁ……」
加賀「なるほど、それならばテントも泥が侵入してくる恐れがある、と」
レキシントン「それは避けたいですね、というかシャワーも準備しておきたいです……」
アラスカ「そうそう、会場内にも予約で使えるシャワーはあるんだけどー、初心者ならとりあえず付近に宿を取っちゃう方がいいね」
アラスカ「なんなら1日観光とか海の幸とか含めると札幌の方にホテル取るのもありだよ」
赤城「いいですね!札幌はジャズの街とも言われてますし!ジャズバーにも行ってみたいです!」
加賀「確かニッカのおじさんも居るんじゃったかな?」
アラスカ「ニッカのおじさんの方はよくわかんないけど、じゃあそういう風に組んでみる?」
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/27(火) 19:42:56.57 ID:scSzffjT0
レキシントン「あれ?アラスカさんが日程を組んでくれるんですか?」
アラスカ「いやいや、まだ聞くことが沢山あるからね。札幌で泊まるならJTBツアーという選択肢もあるからね」
レキシントン「JTB?」
赤城「ツアーがあるならそっちの方が便利ですかね?」
アラスカ「そそ、正直言って料金も今から個人で手配するよりは『安い』からね」
加賀「ふむ、しかしツアーだと自由度は減る、ということじゃな?」
アラスカ「そうそう、ホテルはツアー指定のだから最悪ビミョーな所になるかもしれないね」
アラスカ「あと、この時期からだと早い便が無い可能性もあるね〜、こちとら四人だしね」
加賀「なるほどのう、お主役に立つな!」
赤城「ちょっと加賀さん!」
アラスカ「ふふ、まだまだこんなもんじゃないよ。さてここまで話すと分かると思うけどツアーでなければ個人で取るパターンね」
レキシント「個人の場合はやっぱりお金の面の問題があるでしょうか?」
アラスカ「まぁ逆に言うとそれぐらいしかないけどね、1か月前だから飛行機やホテルはまぁまぁ空きがあると思う」
加賀「お主ならこの場合どうするんじゃ?」
アラスカ「そうだねぇ、前日にすすきの入りして地下鉄で基幹駅に向かって、そこからシャトルバスで会場入り!が手っ取り早いかな」
加賀「うん?車は使わんのか?」
アラスカ「使わないと言うより使えないんだよね、駐車場がもう今だと売り切れになってるから、2週間前ぐらいからリセールしだすからそれを抽選で勝ち取れたらいいんだけど」
赤城「ひええ……」
加賀「思った以上にフェスへの参加は過酷なんじゃな……」
アラスカ「アタシらが札幌に住んでるなら話は変わるけど、道外からだとどうしてもね。まぁ今回お目当てなのはXXXXさんだから仕方ないんだろうけど……他にも近くだとフジロックとか、それこそもう終わってるけどグリーンルームとかめちゃ近だったじゃんか」
赤城「フジロック?グリーンルーム?」
レキシントン「ああそれです、フジロック。それにサラトガとヨークタウンの子達が行ってきたらしいですね」
アラスカ「へぇそうなんだ。グリーンルームもフェスの一つだよ、横浜で五月くらいにやってるからね」
赤城「なんと、なら鉄道でもいけそうですね……そういうのもあったんですね……」
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/27(火) 19:43:50.67 ID:scSzffjT0
アラスカ「まぁそれにはXXXXさん参戦してないから、というわけで現状取れる手段についてはもう説明したけどどうする?」
赤城「アラスカさんはどっちがオススメですか?」
アラスカ「どっちかというととある事情からツアーを推すね」
レキシントン「とある事情?」
加賀「またどうせ雨関連とかじゃろ?」
アラスカ「当たらずとも遠からずって感じだね。まぁ駐車場取れたら話変わるからそれもまたって感じだけど」
レキシントン「駐車場が取れたら……つまり帰りの足がツアーでないと確定しないということかしら」
赤城「うーん、じゃぁやっぱりツアーでしょうか……」
加賀「しかし早い便はもうツアーでは取れんかもしれんのじゃろう?赤城、おぬし初日に行くならかなり早い時間のが見たいと言っておったではないか」
赤城「でも、皆さんにめいわ…」
アラスカ「アカギ、今回行こうって誘ったのはあなたなんでしょ?」
赤城「は、はい!」
アラスカ「じゃあもう遠慮なんてする必要ないじゃないの」
赤城「!あ」
レキシントン「自分たちで行くっていうのも旅の醍醐味ですよね」
加賀「ふん、言いたいことを奪いよって……なぁになんなら多少強引にでも駐車場を奪ってしま…」
赤城レキシントンアラスカ「それはダメ(です)」
加賀「あい」
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/27(火) 19:44:50.30 ID:scSzffjT0
after three days
フッド「今日のパンツ掘りノルマは終わりましたね」
ティルピッツ「よし帰ろう」
U47「ダメだよ、ピッツちゃん。まだウォースパイトのウの字も見えてないんだから」ゴゴゴゴ
アルバコア「ティルピッツさんはこの海域の要なんだもん、抜けられたら困るよ」ゴゴゴゴ
ティルピッツ「足元からのプレッシャーがやばい」
ブルーゴースト「こ、この程度の出撃数で根をあげるなんて、これじゃ何も守れなくて当然ね」
ティルピッツ「あれれ?実はここには敵しかいなかったり??」
レキシントン「あのー」
フッド「レックス、どうかしましたか?」
レキシントン「私もここで終わりにしたいなぁって、あはあはは……(今日はホテル決める日だもの早めに切り上げたい)」
ティルピッツ「同士!!」
ブルーゴースト「せ、先代!?……なら私も今日はこれで暇乞いを」
ティルピッツ「これで半々、神はわたしを見放さなかった」
U47「……(このままだと私達はファンタあたりと組まされて事故だらけの掘りに行かされてしまう……)」
アルバコア「……(まさかレックスのやつが降りるとは、くそうくそう)」
フッド「ふむ、でしたらレックスのみ帰っていただいて大丈夫ですよ。この中で一人だけ経験値入りませんし」
ティルピッツ「はぁああ?この猫Padマジで言ってんの?」
フッド「……ふむ、代わりに瑞鶴さんを呼ぼうと思っていたのですが、どうやら『おひとり』で出撃したいみたいですね」
ティルピッツ「……い、いイ、イキってすいません……瑞鶴呼んでください……」
ブルーゴースト「あの、わた」
フッド「もちろんダメです、あなたはまだまだ実戦経験が足りてませんからね」
ブルーゴースト「もうレベル100超えてるのに……」
フッド「6-1Aの甘い環境と一緒にされては困ります。それではレックス、明日は早抜け許しませんからね♪」ニコォ…
レキシントン「ふ、フッドさんのお気遣いに陳謝しますわ……」シャババババ
U47「さぁ、皆さん張り切っていきますよ。目指せパンツ50枚」
アルバコア「500隻制限がノルマですからね」
ティルピッツ「拝啓、にゃん姉様。わたしはもうダメかもしれない。そして憐れなずっちーに勇気を。敬具」
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/27(火) 19:46:58.14 ID:scSzffjT0
in their harbor
レキシントン「お待たせしてごめんなさい!」
加賀「ほんとだ…むぐっ!」
赤城「いえいえ〜!待ってませんよ〜」
アラスカ「ごめんよ、あたしのレベリング今日位しか早く切り上げられる日なくてさ」
レキシントン「それはお気になさらずに、むしろお互い様ですよ。それで決まったんですか?」
アラスカ「まぁとりま地下鉄沿いってことと」
赤城「希望もありまして」
加賀「すすきのじゃ!」
レキシントン「あぁBAR巡りになりそうですね……」
加賀「それのどこが嫌なんじゃ……」
アラスカ「カガもそこまでの元気があるかねぇ……」
加賀「元気?」
アラスカ「まぁそれは当日のお楽しみだよね」
レキシントン「ところでホテルの名前はなんて言うのでしょう?」
赤城「メルカリーホテルっていう所です」
レキシントン「なんだかフリーマーケットでもやってそうなところですね」
アラスカ「割といいホテルだよ、設備もいいし部屋も綺麗だから」
レキシントン「おいくらになるんでしょうか……」
赤城「Bookingo.comで取ったんですけど一泊一人9500円の予定だったんですけど……」
アラスカ「Gum & AsukaのAsukaですって言って、サイン書くことにしたら一泊一室9500円になったよ」
レキシントン「価格崩壊してるじゃないですか」
アラスカ「なにせ部屋に書くからね。今後の利益考えたらってことでしょ?ニシシ」
赤城「自分で言うんですね……」
レキシントン「さすが元世界的アイドルミュージシャン……」
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/27(火) 19:48:35.89 ID:scSzffjT0
アラスカ「こう言うのは利用してなんぼでしょ、なにせ時間も少ないしね」
赤城「こう言ってはなんですが他の方はそんなに前から準備しているものなんですか?」
アラスカ「そりゃそうよ、フェス明けてから次の日には来年の予定日が出るもの。毎年行くような人は職場も理解してくれるよ」
加賀「むぅ……こと日本においては理解のある職場というのも少ないと思うが……」
レキシントン「……(かく言うここも休暇取るの難しいわよね……)」
アラスカ「まぁ、その辺は各々うまく立ち回ってるんでしょ、とにかくこれで三日間の緊急待避所が出来たね」
赤城「な、なんだか物々しい言い回しですね」
アラスカ「ぶっちゃけ最終日は泊まらないからね、天気次第では文字通りになるよ」
赤城「すっかり忘れてました……うわぁ嫌だぁー……」
加賀「今のうちに照る照る坊主でも沢山吊るしておくかの……」
アラスカ「あはは……悪いね、こんなときに思い出させちゃって。さて今度は切り替えて現地で楽しむための準備をしていくよ、ほらこのプリント1枚ずつ貰ってって」ペラ、ペラ
レキシントン「ありがとうございます」
加賀「ふむ、必須の用品とな。防水性のバッグ、Tシャツ、パンツ、あんだー?、防寒具……」
赤城「帽子、タオル、日焼け止め、虫除けスプレー、雨具……これで全部ですか?」
レキシントン「なんだかハイキングに行くみたいですね」
アラスカ「そう、それで一先ずは大丈夫だよ。さて逐一説明するのもめんどいし質問あるなら受付けるよ!」
加賀「じゃあまずわしから、あんだー?とはなんじゃ?」
赤城「それは下着の事ですよ」
加賀「!?パンツが下着なのでは無いのか!」
赤城「加賀さん!私たち女の子なんです!!下着はパンツだけじゃ……ってまさか加賀さん、子供の頃のまんまで、付けてないなんてこと言わないですよね?!」
加賀「なんじゃ、つける、つけてないとは」
レキシントン「え」
赤城「加賀さん、失礼しますね」モニュ
加賀「!?な、なにするの!?」バッ
アラスカ「結果は?」
赤城「晒しでした」
レキシントン「ふぅ……心配しました」
加賀「こんな所で触らないでよ!!!」
アラスカ「はぁ……ならカガのには『サラシ』も追加しといてよ。ちなみに書いてあるパンツのことは所謂ズボンの事ね」
加賀「なら、ズボンと書けば良いじゃない!」
アラスカ「アメリカ人がフランス語使うのおかしいでしょ」
レキシントン「今喋ってるのは日本語ですけどね」
赤城「ふふ、冷静なツッコミ、くふふ」
アラスカ「しかも流暢」
レキシントン「実は私日本語分からないんですけれども」
アラスカ「分からない言葉でも流暢」
赤城「お二人共、笑わせないでください!ふふふ……」
加賀「ふーっ、ふーっ!むぅそろそろ落ち着いたから先に進めて貰って構わんぞ」フンフン
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/27(火) 19:50:09.17 ID:scSzffjT0
アラスカ「ジェラってるねぇ、というか質問タイムだったんだけど」
レキシントン「そう言えばそうでしたね、では夏なのにどうして防寒具が要るのでしょう?」
アラスカ「場所が前にも言ったけど北海道だからね、特に雨が降ったらとてもTシャツでは過ごせないレベルで冷え込むよ」
レキシントン「なるほど……まだ少し舐めてたかもしれませんね」
アラスカ「フェスと言えば本当はTシャツ1枚、ホットパンツ1枚、サンダル!で充分なんだけど……ライジングは違うから」
赤城「日除け対策のグッズもあるからなんだか混乱しちゃいますね」
加賀「それに加えて聞いていた通りの雨対策か……む、長靴はさすがに持っておらんぞ」
アラスカ「あれ、みんな持ってない?」
レキシントン「ブーツならありますけど、雨用じゃありませんし……」
赤城「雨靴となると難しいですね……それに着る服も難しそうです……」
アラスカ「うーん、それならカガに買いに行ってもらいましょ」
加賀「な、なんでわしが!」
アラスカ「これからしばらくウチら全員で集まる機会殆ど無いでしょ?今カガが1番暇じゃん」←レベリングの真っ最中
赤城「いい加減掘りは嫌です……」←掘り時旗艦
レキシントン「赤城さんはまだいい方ですよ……あの人とは絶対同じ艦隊にならないですし……」←空母強力バフ&Lv110
加賀「ぐぬぬ、わしにも改造が来ればのう……」←改造なしLv100
アラスカ「まぁまぁ埋め合わせもするからさ、任されてくれる?」
加賀「吝かではないが、暇人等と思われるのは…」
赤城「お願いします、加賀さん」ウルウル
加賀「なんでも頼むが良い!!会場一面を防水カーペットで包むか?!」
アラスカ「このちょろさ、あたしちょっと心配になってきたよ。それじゃあ1枚めくってくれる?」
レキシントン「ふむ、『結構重要なアイテム』ですか」
加賀「防水性のある小さいバッグ、現金、ケータイの防水ケース、軽い椅子、レジャーシート……椅子も持っていくのか?」
アラスカ「会場には自由に座れる椅子なんて無いからね、離れる時はレジャーシートに畳んで置いとけばいいから」
加賀「椅子に座るタイミングがあるのか?」
赤城「あー、全員の興味のないグループしか居ない時間だったらそうなるかもですね」
アラスカ「まぁそれもあるんだけど、あると無いとで2日目のしんどさが変わるからね」
レキシントン「しんどいのは前提なんですね……」
赤城「なんだか徐々にネオアールエスへのイメージが変わってきました……本当に大丈夫なんでしょうか……」
アラスカ「行くまでが大変なだけだけ、楽しい音楽聴いてればどんな人でも最後まで騒げるからさ」
レキシントン「サンフランシスコも?」
アラスカ「サンフランシスコもげらげら笑いながら踊り出すよ」
赤城「それ、逆の意味で心配になってきましたよ!!」
アラスカ「はてさて、他に質問は無いかな?」
加賀「もう一点わしからあるぞ、防水性のある小さいバッグとはどういうことじゃ」
アラスカ「会場には人が沢山いるからおっきいバッグは邪魔になるでしょ、特にアタシらは普段カバン大きいの持っちゃうこと多いしね」
加賀「?わしらにはあるじゃろう?普段艤装仕舞っとる『船倉』が、そこに仕舞えばいいじゃろう」
アラスカ「ん?」レキシントン「え?」
赤城「加賀さん、それだといちいち艤装出さなきゃいけな…」
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/27(火) 19:51:50.86 ID:scSzffjT0
加賀「は?ほらいつもこうして酒瓶を出しとるじゃろ」スッ
アラスカレキシントン赤城「」
加賀「なんじゃおぬしら出来んのか」
アラスカ「はぁ!?初めて聞いたんだけど!」
レキシントン「教習所でもそんな使い方聞いてませんよ!」
赤城「プリンスさんでも出来ないのになんで出来るんですか!?」
加賀「こんなもの練習すれば……ああしかし半年は掛かるかものう……」
アラスカ「はい、解散。元の話に戻すよ」
加賀「もう少し興味を持て!」
アラスカ「今はそんな暇じゃないし、それに仕舞うのはせいぜい財布とケータイとティッシュぐらいだから」
加賀「瑞鶴は1週間で出来たぞ」
レキシントン「幸運艦の上に天才肌の人じゃないですか」
赤城「正直ビジョンが湧きませんし、空中から取り出すのもなんか怖いですね」
加賀「うぐぅ、赤城まで……それでそのバッグはどんなのがいいんじゃ?」
アラスカ「あー、えーっと、例えばウェストポーチとかだね
ttp://www.goldwin.co.jp/tnf/ec/srDispCategoryTreeLink/doSearchCategory/120Q0400000/04-05/3/2
」
加賀「ふむ、これか」
アラスカ「見たことあるでしょーこれなら水も持ち歩けるね」
アラスカ「あとは万年人気のサコッシュかな、これのことttps://www.gregory.jp/item/detail/CLASSICSACOCHEM_E83_1/0511」
赤城「可愛い!欲しいです」
アラスカ「でしょでしょー!アタシも持ってるんだ」
レキシントン「あの、そのサイズの似たような形のバッグ持ってるんだけど」
アラスカ「?あの革製のやつのこと?それじゃあダメだよ。雨にズタズタにされるからね」
レキシントン「やっぱり……私も買わなきゃだわ」
アラスカ「よしじゃあこれもカガに頼もう。あ、私のはいいからね」
加賀「はぁ、了解じゃ……」
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/27(火) 19:52:24.24 ID:scSzffjT0
レキシントン「ちょっと待ってください、小さめとはいえカバンに、長靴に椅子なんてちょっと任せすぎです。選ぶ時のポイントも教えて欲しいですし、何とか予定を合わせてみんなでいけませんか?」
アラスカ「カガのセンスが怖いの?」
レキシントン「いえ、それは無いですけど荷物多いですし」
アラスカ「カガならさっきの意味不収納術があるじゃん」
加賀「意味不て」
レキシントン「うーん……あら、着信?もしもし」ピピピピ、ピッ
サラトガ『お姉ちゃん、一航戦とアラスカいる?』
レキシントン「え、えぇ居るわよ」
サラトガ『ふむ、瑞鶴の出撃レポートがあったのはそういう事ね……貴方達4人、今週末の日曜日にフル休ね』
レキシントン「え?」
サラトガ『準備とか色々あるでしょ、あと司令のアホは最近戦術人形にかまけてるからお灸だよ』
レキシントン「本当にお休みでいいの?」
赤城「え?」加賀「ぬ?」
サラトガ『むしろこんな直近の1日で悪いねーんじゃ』ツーツー
レキシントン「あ、ちょっと……あの子のありがとう言わせないスタイルは誰に似たのよ、ほんとに……」
アラスカ「えーっとどういう?」
レキシントン「ご丁寧に週末私たちはお休みです」
赤城「ウソ!ネオアールエスの休日取るのにめちゃくちゃごねたのに!」
加賀「お主が何か回したのか?」
アラスカ「そんな、そんな!あたしもこれ以上休み取れると思ってなかったもん。気が変わったっていうレベルじゃない、これ何かあるよ」
レキシントン「ちょっとヒトの妹に何言うのよ……まぁ、何かあるわね……」
アラスカ「……考えてもしょうがないか、よしじゃあ週末は駅ビル下のミ〇ド集合ね」
赤城「釈然としませんが了解です」
アラスカ「みんな私服で来てね」
加賀「いや駅なんじゃから当たり前じゃろ?」
アラスカ「ジャージで来ないでって言ってるの……」
加賀「ぎくっ」
赤城「そう言えば最近ジャージ以外の加賀さん見ないですね」
アラスカ「素が綺麗でも限界はあるんだよ」
加賀「ジャージ楽なのに……」
アラスカ「店に入りづらいんだもん、なめられるし」
加賀「それにまともな服と言われると……」
赤城「最悪一緒にここに入る時に間違えて買ったスーツでもいいんですよ」
レキシントン「あの、服貸しましょうか?」
加賀「おぬしの方が身長が高いではないか……うーむ、探してくるとするか」
アラスカ「じゃあみんなカガをよろしく」
加賀「おぬしは本当に勝手じゃの!!」
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/27(火) 19:53:18.62 ID:scSzffjT0
in weekend
レキシントン「この○スドね、店内に誰かいるかしら」
加賀「おう、おぬしは早いな」
レキシントン「おはようございま、って加賀さんですか!?」
加賀「ほほう、さてはおぬしも赤城のようにわしが遅刻すると思っておったんじゃろう?」
レキシントン「い、いえ、その、はい……正直言って意外でした」
加賀「ふふん、わしは呑まないと早起きなんじゃ!」
レキシントン「はべぁ!?昨日お酒を抜かれたんですか!?!?」
加賀「そこに驚くな!わしだって常に呑まねばしんでしまうようなやつではないわ!」
レキシントン「す、すいません、ついいつものイメージで……それにしても思ったより若い格好してますね」
加賀「ジャージの次に楽な格好と言えばこれじゃろ(前日に重巡の子らが捨てとった雑誌を片っ端から読んだのはナイショじゃ)」
レキシントン「もうちょっと落ち着いたスタイルの方がいいと思ったりもするんですが……似合ってますね……」
加賀「おぬしのような服装もいいのう、どこのなんじゃ?」
レキシントン「え?今日のはユニクロなんですけど……」
加賀「な、なんじゃと!着るやつが着ると全然気付かないのう」
レキシントン「そ、そうですかね?お、お世辞でも嬉しいです……」
加賀「世辞など誰がいうか、本心で言っておるのじゃ」
レキシントン「ありが…」
アラスカ「なるほど、本心で『お前にはユニクロがお似合いだ』って言ってるわけね」
赤城「加賀さん……」
加賀「ぬわぁぁ!!」
レキシントン「いつからいらしたんですか?」
アラスカ「あたしは30分前に一度来てたんだけど」
赤城「その、地下のもう一店舗と勘違いしまして」
アラスカ「ちゃんと指定しなかったあたしも悪いよ。ということで回収しに行ってたわけ」
加賀「なんでわしに頼らなかったんじゃ……」
赤城「むしろ一緒に行こうっていう約束なんで忘れたんですか……」
加賀「あ」
レキシントン「ま、まぁまぁ、責めるのもそれくらいにしましょうよ」
赤城「ずっと一緒の約束って大抵持ちかけた側が守りませんよね……」
アラスカ「はい、ストップ〜。朝イチからこれ以上のネガはしんどいからやめてね〜。ほらカガ謝りなよ、二人に」
加賀「ぬぅ、すまない。赤城、それにレキシントン……」
レキシントン「いえいえ!!私は全然気にしてないですから!アラスカさんもからかうのや…」
赤城「ポンデマルンとDbop8個入りで手を打ちます」
加賀「あかぎぃ……」
アラスカ「あははは!せっかくだから軽くジャブ打っとこうか」
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/27(火) 19:55:22.24 ID:scSzffjT0
赤城「満足です」
加賀「くぅ……しばらくはビッグマン生活じゃ……」
レキシントン「私の分までは良かったんですよ……」
アラスカ「むしろそんなになっても酒はやめないんだね」
加賀「明日を生きる希望じゃよ。改造が来たらやめるはずじゃ」
赤城「ほんとですかぁ?」
加賀「ぜ、絶対とは言い切れないのう……」
アラスカ「とりあえずこのアウトドアショップでボディバッグ、サコッシュを買うよ」
店員「いらっしゃいませ〜」スー
赤城「挨拶だけしてどっかに行っちゃいましたね」
アラスカ「ここは接客そんなに真剣じゃないからね〜、一応聞けば試着とか在庫調べてくれるけど」
アラスカ「ふぅむ、やはり出遅れたかー。品揃え微妙だね」
加賀「?これとかどうなんじゃ?(これは雑誌で見たやつじゃ!)」
レキシントン「あ、これ私も気になってました」
加賀「な、おぬしもか」
アラスカ「あー、たしかにこれは定番のやつだね。2人はこれでいいの?」
レキシントン「えぇ」加賀「うむ」
アラスカ「じゃぁ試着してみなよ。当日の服装想像しつつね。あー加賀はまんまかもね」
加賀「ふむ、どうじゃろう?」
赤城「無難ですね」レキシントン「いいと思います!」
加賀「あかぎぃ」
赤城「どうせだからこのピンクのにしたらどうですか?」
アラスカ「おや、それだと当日あたしと色被りだね」
加賀「ぐぬぬ、いくら赤城の勧めでもこやつとの被りは嫌じゃ」
アラスカ「そこまで嫌われる言われはないと思うんだけどなぁ……」
赤城「加賀さん?」
アラスカ「なぁんてね、あたしのは活動してた時にブランドコラボで作らせたやつだから、多分気づかないと思うよ!」
赤城「加賀さん、この人急に差を見せて来ましたよ」
加賀「今日の服装からして見せつけて来おると思っておったわ」
レキシントン「変わり身早いですね」
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/27(火) 19:55:54.27 ID:scSzffjT0
アラスカ「ふふふん、やるでしょ?とまぁせっかく相方が勧めたわけなんだから、カガ、それも試着したら」
加賀「……どうじゃろう?」
アラスカ「思ってたより悪くないじゃん」ドウイウイミジャ!
赤城「すごくフェスっぽいです!」
レキシントン「なんだか珍しい感じですね」
加賀「ふむ、ならわしはこれにするか」
レキシントン「なら私は最初のモノの加賀さんチョイス色で」
赤城「……」
アラスカ「……まぁその色が一番定番だからねぇ、アカギはどうする?」
赤城「!いえ、私はもう少し考えます」
アラスカ「そっか、もう何店舗か回るからその中でも探してみようね」
加賀「それじゃぁもうここには用はないのか?」
赤城「加賀さん、言い方」
アラスカ「いやいや、ここはアウトドア系では駅ビル内で一番だからね。ここで椅子とか雨具も買うよ」
加賀「なるほど、椅子もオススメはあるのか?」
アラスカ「サコッシュの時に聞かれなかったと思うんだけど……椅子ならこのタイプだねttps://www.helinox.co.jp/product/tactical/chair/detail/226/」
加賀「ほほー、すたいりっしゅじゃのう」
アラスカ「ふふ、なんかバカにしてない?これのいい所は携帯性ね。店員さーん」
店員「どうされましたか?」
アラスカ「これ、畳んで見たいんだけどいいかな?」
店員「はい、どうぞ。お客様こちらはお持ちでしょうか?」
アラスカ「はい、今日は友達の三人にオススメをと……よっと」
レキシントン「まぁこんなにコンパクトになるなんて」
店員「こんなに早く畳める方初めて見ました……あ、どうぞ他のお客様もお持ちになっていただいて大丈夫ですよ」
赤城「では……うわ、軽い!軽いですよ加賀さん!」
加賀「どれどれ……おお、確かに軽いのう。しかしこの軽さだと座り心地が気になってしまうな」
店員「でしたらこちらにお座りいただいても大丈夫ですよ」
加賀「なんと、では失礼して……これはこれは悪くないのう」
赤城「ちょっと加賀さん、店員さんの前でそんな言い方は……」
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/27(火) 20:00:35.81 ID:scSzffjT0
加賀「うちらの部屋と縁側の椅子、全部これに変えんか?」
赤城「そこまで気に入りました!?」
店員「あはは、結構驚かれる方多いんです」
レキシントン「いいですね、私これにします」
赤城「他に色は何があるんですか?」
店員「店頭にないものですと、他にピンクとボーダー、インディゴがありますよ。ピンクのみ確か在庫がないですね、後ほど確認しますね」
赤城「なるほど、ありがとうございます。どうします」
アラスカ「このブランドは他社ブランドとの別注もいくつか出てるよ、少し形変わるけど」
レキシントン「私はこの暖かそうなカーキのにします」
加賀「うーむ……」
赤城「?加賀さんどうしました?」
加賀「いやの、雨でドロドロなとこにこれ置くんじゃろ。今後のことを考えたら濃いめの方がいいのかのうと思ってな」
レキシントン「……盲点でした」
赤城「さすがです加賀さん」
加賀「じゃろ、わしは黒にしよう」
赤城「じゃぁ私は藍色で」
アラスカ「決まった?じゃぁ店員さん今言った色のイスと、このサコッシュ会計お願いします」
店員「かしこま……」
赤城「待ってください!雨具は?」
アラスカ「あー、確かあの辺にポンチョあるからテキトーに選んできなよ。それとレインシューズはもう決まってるから」
赤城「?」
アラスカ「店員さん、ハ○ター見たいんだけど」
店員「はい、そちらまでご案内しますね。先ほどの商品はレジにてお預かりいたしましょうか?」
アラスカ「ありがとうございます、お願いします」
店員「ではご案内します」
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