【ポケモン】ライチ「リア充を殲滅するわ」

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30 : ◆FB93OpIG9w [sage]:2019/08/25(日) 19:31:00.74 ID:9PAith8DO
>>29
訂正
ライチ「………さ!今夜はヤケ酒よよー!ルガルガン!」

ライチ「………さ!今夜はヤケ酒よー!ルガルガン!」
31 : ◆FB93OpIG9w [saga]:2019/08/25(日) 19:40:08.78 ID:9PAith8DO
BBQ集合場所

ライチ「えーっと、確かマオのメモに書いてあった集合場所はここね?」

ルガルガン「ガルッ!」

ライチ「あー、ちょっと集合時間過ぎちゃったわね?みんなもう始めてるかな?……てか、BBQに来れるかな?」

ルガルガン「ガル……」

ライチ「……まぁ、いいわ!いつだって主役は遅れて登場するものよ!みんなー!お待た……」


アセロラ「うふふ…集合時間一時間も過ぎてるのに誰もこなーい」

ミミたん「キュー」

アセロラ「………せっかくおじさんからBBQセット借りてきたのに…」チラッ

BBQセット「」

アセロラ「………奮発してちょっと高いお肉も持ってきたのに…」グスッ

ミミたん「キュ……」

アセロラ「………ミミたん。アセロラ……みんなから嫌われてのかな……?アハハハハハ」グスグス

ミミたん「キュー」ナデナデ
32 : ◆FB93OpIG9w [saga]:2019/08/25(日) 20:23:49.08 ID:9PAith8DO
ウッ… ウゥ……

アセロラ「………え?」チラッ

ライチ「うぅ〜……!一人で辛かったのね〜?アセロラァ!!」グスッ

アセロラ「ら、ライチさん!?」ビクッ

ライチ「………でも、私が来たからにはもう大丈夫よ!!アセロラを一人にはさせないわ!」グスッ

アセロラ「あ、あの……何でライチさんが……」

ライチ「ふふっ、私もマオに今日のBBQ誘われたのよ!」

アセロラ「え?マオに……?あ、あのライチさん!マオに会ったんですか!?」

ライチ「ええ!昼間だけどね?」

アセロラ「そうなんですか……実はアセロラ……今日サトシやマオたちとBBQの約束してたんだけど……誰も来ないの。アセロラ…みんなに嫌われてるのかな……?」グスッ

ミミたん「キュー」

ライチ「安心してアセロラ!サトシたちはたまたま不幸な事故にあって遅れてるだけよ!アセロラのことが嫌いとかじゃないわ?」ニコッ

アセロラ「不幸な事故!?」ガタッ

アセロラ「た、大変だよミミたん!サトシたちのとこに行かなきゃ!」

ライチ「大丈夫大丈夫!それより、BBQ始めましょ?もうお腹がペコペコよ…」グーッ

アセロラ「で、でも……」

ライチ「ほらっ、差し入れも持ってきたのよ?ルガルガン!」

ルガルガン「ガルッ!」ドサッ

アセロラ「! こ、これは……」

お酒「」ズラーン

アセロラ(うわっ……お酒ばっかり……)

ミミたん「キュー……」

ライチ「さぁ!今日はのむわよアセロラー!!」ヤッホー

アセロラ「い、いや……アセロラ、まだ子どもだし、お酒はちょっと……」

ミミたん「キュー……」
33 : ◆FB93OpIG9w [saga]:2019/08/25(日) 20:52:00.43 ID:9PAith8DO
…………

ライチ「……少しくらいカレシがいるからって何が偉いってんだ!なぁ?アセロラァ〜?」ゲフー

アセロラ「え、えっと……(うわぁ…ライチさん酔ってるよ…)」

ライチ「たくよぉ…!!スイレンもマオもリーリエも………ガキのクセに一丁前にメス面しやがって……」ゲフッ

アセロラ「メス……面……?」

ライチ「あいつらよぉ……!!内心、男もいないで休日一人の私を見下してンのよ!!」シクシク

アセロラ「え、えっと……その、ライチさん」

ライチ「……あ?」ギロッ

アセロラ「そ、その……何があったかは知らないですけど、スイレンもマオもリーリエもそんな悪い子じゃないと思いますよ?」アハハ

ライチ「……んだぁ?アセロラ……お前、アイツらの味方する気かぁ〜?」ギロッ

アセロラ「い、いえ……味方とかじゃなくって……」

ライチ「……まさかお前もカレシ持ち……」

アセロラ「い、いませんよカレシなんて!アセロラにはまだ早いです!」

ライチ「う〜ん、そっかそっか。いないか〜」ニコニコ

アセロラ「ハハハ(よ、良かった…ライチさん、機嫌良くなったみたい……)」

ライチ「うーん……良く見たらアセロラ……私の若い頃に似てるわね〜?」ジーッ

アセロラ「ほ、ほんと〜?ウレシイナー」ハハハ

アセロラ(ライチさん、すっごくお酒くさいよ……)オエッ

ライチ「私が若い頃わね〜……」

アセロラ「……………」ジュージュー

アセロラ(ハァ……楽しみにしてたBBQが何でこんなことに……)ガクッ

ライチ「……そりゃあもう……恋にポケモンバトルに…」ウェー

アセロラ(ライチさん……酔ってアセロラに絡んでくるし、お酒くさいし……)ジュージュー

アセロラ(アセロラはさっきからずっとお肉焼く係だし……アセロラ、まだ一切れもお肉食べてないよ……)グー

ライチ「アセロラァ!!私の話聞いてんの!!?」

アセロラ「き、聞いてます!!」ビクッ

ライチ「そっかそっか、あっ!そのお肉ちょうだい」バッ

アセロラ「あっ……」

ライチ「う〜ん!おいしい♪」モグモグ

アセロラ「……………」

アセロラ(アセロラが育てたお肉だったのに……)ハァ

ライチ「……ん?もぅ酒がないわね?アセロラ、ちょっとコンビニ……」

アセロラ(ライチさん……普段は美人ですっごく優しい人なのに……お酒って怖いね……)スクッ

アセロラ「………はい、今行って……」スクッ

ミミたん「キュー!」

アセロラ「? どうしたのミミた…………えっ?」

「すまない、遅れた」ザッ

ライチ「…………あ〜ん?」チラッ

グラジオ「……ん?何でライチさんが……」

シルヴァディ「ヴァディ!」

アセロラ「……キミは…」

ミミたん「キュー!」
34 : ◆FB93OpIG9w [saga]:2019/08/25(日) 21:11:12.22 ID:9PAith8DO
ライチ「なんだグラジオ〜?私がいちゃ悪いのかぁ〜?」ゲフー

グラジオ「い、いや……そんなことは……(酒くさい……)」

アセロラ「ごめんね?今ライチさん……酔ってるの……」ヒソヒソ

ミミたん「キュー」

グラジオ「……だろうな……」

アセロラ「それよりグラジオ、どうしてここに……」

グラジオ「……今日みんなでBBQするから来いってリーリエがうるさくてな」

グラジオ「……で、来たはいいが…………リーリエやサトシの姿が見当たらないな」キョロキョロ

シルヴァディ「ヴァディ!」キョロキョロ

アセロラ「ライチさんが言うには……リーリエたち、色々あって遅れてるらしいの!」

グラジオ「色々?」

アセロラ「うーん……アセロラにもよくわかんないんだけどねー?」

ルガルガン「……………」

グラジオ「……そうなのか……だったら俺がいるのも……」

アセロラ「なーに言ってるのよ!ほらっ、こっち来て座って!一緒にBBQしようよ!」ニコッ

ミミたん「キュー!」

グラジオ「!」

グラジオ「……ああ!」フッ

ライチ「グラジオ〜!ほらっ!私の隣空いてるわよ?こっち来て座りなさ〜い!」ズイッ

グラジオ「え、えっと……」

シルヴァディ「ヴァディ……」
35 : ◆FB93OpIG9w [saga]:2019/08/25(日) 21:51:15.79 ID:9PAith8DO
ワイワイ

ライチ「私があんたらくらいの歳の頃は〜…」ゲフー

グラジオ「……………」

ライチ「……さっきから黙りでどうしたのよグラジオ〜?美人島クイーンのライチさんの隣で緊張してんのか〜?」ゲップ

グラジオ「い、いや……」

アセロラ「はいグラジオ!お肉焼けたよ」スッ

グラジオ「すまない」モグモグ

アセロラ「ふふっ」ニコニコ

グラジオ「……………ん?うまい…!」ゴックン

アセロラ「当然だよー!なんたってそのお肉、アセロラが今日の為に厳選に厳選を重ねて用意したお肉だからねー?」ドヤッ

ミミたん「キュー!」ドヤッ

グラジオ「……この肉お前が……」

アセロラ「"お前"じゃなくて"アセロラ"!」ジトー

ミミたん「キュー!」ジトー

グラジオ「! ………この肉はアセロラが持ってきたのか?」

アセロラ「うん、そうだよ!本当はみんなで食べたかったんだけどー……」

グラジオ「……そうか……悪いな。俺は今日何も持ってこなかったのに…この借りは……」

アセロラ「あ〜っ!もう!"借り"とか難しく考えてすぎだよグラジオー!」

グラジオ「……え?」

アセロラ「お友達と一緒に美味しいものを食べたいな!……そう思ってアセロラはこのお肉を持ってきただけだもん!」

アセロラ「借りとか……そんなのはお友達どうしなら関係ないよ!」ニコッ

ミミたん「キュー!」

グラジオ「友達……」

グラジオ「……ん?」チラッ

アセロラ「? どうしたの?」

グラジオ「おま……アセロラ。その皿……まだ肉を食べてないのか?」

アセロラ「……あー…えーと……」

ミミたん「キュー……」

グラジオ「……ほら」スッ

アセロラ「! お肉……」

グラジオ「……………アセロラも食べろ」

アセロラ「え?」

グラジオ「……アセロラが持ってきた肉なんだ。アセロラが食べるのは当然の権利……………いや…」

グラジオ「……と、友達………と…食べたくて持ってきたんだろ……」プイッ

アセロラ「……グラジオ……」

アセロラ「…………ふふっ、なんだかそのセリフ……グラジオが言うと似合わないね?」クスッ

グラジオ「……だ、黙って食べろ!////」カァーッ

アセロラ「うふふ♪……あっ!やっぱりおいしーね!このお肉!」モグモグ

ミミたん「キュー♪」

グラジオ「……………フッ」ニッ

シルヴァディ「ヴァディ!」ニコニコ

ワイワイ
36 : ◆FB93OpIG9w [saga]:2019/08/25(日) 22:47:26.87 ID:9PAith8DO
ライチ「……………」モグモグ

ルガルガン「ガル……」


アセロラ「グラジオー!楽しい時はもっと笑わなきゃねー!」ニコッ

グラジオ「……お節介な女だな」

アセロラ「グラジオはすぐそういうこと言うー!」ジトー

ミミたん「キュー」ジトー

グラジオ「……フッ」ニッ


ライチ「……………」モグモグ

ライチ(うんうん!あの二人……最初はどうなることかと思ったけど……案外相性がいいのね?仲良くやっててなによりだわ!)ウンウン

ルガルガン「ガルッ!」ニコニコ

ライチ「……………」モグモグ

ライチ(うぅー!ぢくじょー!!)ダンッ

ルガルガン「」ビクッ

ライチ(なによ……なんなのよアセロラァ!さっきカレシはまだ早いとか言ってたじゃん!それなのに……なによあの笑顔!私と話してた時はずっと愛想笑いだったじゃん!!)グスグス

ルガルガン「……ガル……」

ライチ(グラジオもグラジオよ!なにが"フッ"よ!カッコつけやがって!!)グスグス

ルガルガン「クゥーン……」

ライチ(……アセロラァ……!!アセロラなら私の気持ちをわかってくれると思ったのに……アンタも所詮はそっち側の人間なのね!!)ギリリ

ライチ「…………うぅ……!ぢくじょー……ぢくじょー……」グスッ


アセロラ「ね、ねぇ……何かライチさん、泣いてるみたいだけど……」ヒソヒソ

グラジオ「……泣き上戸か……?」


ライチ「……………」ガタッ

グラジオ、アセロラ「」ビクッ

アセロラ「あ、あの……ライチさん……どうしたんですか……?」アハハ

ライチ「……コンビニでお酒買ってくるだけよ」

グラジオ「……それなら俺が……」

ライチ「いいわ。自分で行ってくる。邪魔者は退散しますよーだ」ゲフッ

ルガルガン「ガル……」

グラジオ「邪魔者???」
37 : ◆FB93OpIG9w [saga]:2019/08/25(日) 22:57:34.68 ID:9PAith8DO
…………

グラジオ「……ライチさん…遅いな……」

アセロラ「うーん…かなり酔ってたみたいだし…ちょっと心配だよねー……」

ミミたん「キュー」

グラジオ「……やはり俺が行くべきだったか…」

アセロラ「でも…アセロラたち子どもだし…お酒売ってくれるかわかんないよ?」

グラジオ「……」スクッ

アセロラ「? どうしたのグラジオ?」

グラジオ「……ちょっと様子を見てくる。行くぞシルヴァディ」

シルヴァディ「ヴァディ!」

アセロラ「グラジ……」

ガシッ

アセロラ「!」

キャー!

グラジオ「! どうした!?」バッ

ゴローン「ゴローン!!」ガシッ

アセロラ「い、いたいよ!はなして……!」

ミミたん「キュー!!」

グラジオ「やせいのゴローン!?」
38 : ◆FB93OpIG9w [saga]:2019/08/25(日) 23:17:13.71 ID:9PAith8DO
アセロラ「うぅぅ……」

ゴローン「ゴローン!!」グググ

ミミたん「キュー!」

グラジオ「……くっ!」ジリッ

グラジオ(あのゴローンを倒すのは簡単だ……だが……あのゴローンの特性が"がんじょう"でだいばくはつを覚えていたら……?)

ゴローン「ゴローン!!」グググ

アセロラ「は、はなして!!」

グラジオ(……もし倒したとしても…ゴローンがアセロラの腕を掴んでいる以上……アセロラをだいばくはつに巻き込む可能性もある……)タラッ

グラジオ「……………」

グラジオ「おいアセロラ」

アセロラ「………え?」

グラジオ「……俺とシルヴァディを信じてくれ」

アセロラ「グラジオ………」

アセロラ「………うん…」ニコッ

グラジオ「……いくぞシルヴァディ!!」

シルヴァディ「ヴァディ!!」ダッ

ゴローン「ゴロ!?」ビクッ

シルヴァディ「ヴァディ!!」ブンッ

ゴローン「ゴロ!?」ドサッ

アセロラ「やった!ゴローンを倒した!」

ミミたん「キュー!」

ゴローン「」ピカー

アセロラ「………え?」

グラジオ(案の定"がんじょう"からのだいばくはつか……だが……)

グラジオ「……シルヴァディ!!アセロラを背中に乗せてできるだけ遠くにいけ!!」

シルヴァディ「ヴァディ」ヒョイッ

アセロラ「………え?」

シルヴァディ「ヴァディ!!」ダッ

アセロラ「ちょ、ちょっと待ってよシルヴァディ……!まだグラジオが……」

シルヴァディ「……………」タッタッタ


ピカーッ!!


グラジオ「……………」

アセロラ「グラジ……」


ドッカーン!!
39 : ◆FB93OpIG9w [saga]:2019/08/26(月) 00:05:23.84 ID:m3Xisk3QO
アセロラ「そ、そんな……」ガクッ

ミミたん「キュー……」

シルヴァディ「ヴァディ……」

アセロラ「なんで……なんでそんな時までカッコつけるのよ…」グスッ

アセロラ「………うぅ……!グラジオーーーー!!!」

グラジオ「なんだ?」ヒョコッ

アセロラ「うわぁぁぁ!?」ビクッ

グラジオ「……人の顔を見て驚くとは……失礼なやつだな」

アセロラ「そ、そりゃ驚くよ〜!でも………」

アセロラ「無事だったんだ…良かった」ホッ

ミミたん「キュー!」

シルヴァディ「ヴァディ!」ニコッ

グラジオ「……フッ」ニッ

アセロラ「あっ、そうだグラジオ!ありがとう、助けてくれて!」ニコッ

グラジオ「……別に、たいしたことじゃない」クルッ

アセロラ「………ふふっ、グラジオって……素直じゃないんだね〜?ミミたん?」

ミミたん「キュー!」

グラジオ「……調子が狂う女だな…」フッ

シルヴァディ「ヴァディ!」ニコニコ

アセロラ「グラジオ!ケガとかない?大丈夫?」

グラジオ「ない。お節介なやつだ」

アセロラ「ま〜たグラジオはそういうこと言うー!」プクー

ミミたん「キュー!」プンプン

グラジオ「……それより、ここを離れるぞ」

アセロラ「え?」

グラジオ(あのゴローンのだいばくはつ……人を傷つけないように威力がかなりセーブされていた……)

グラジオ(……やせいのゴローンにはとてもじゃないが出来る芸当じゃない……)

グラジオ(……何の目的かは知らないが……あのゴローンにだいばくはつの命令を出したトレーナーが近くにいるな……)キョロキョロ

アセロラ「グラジオ?」

ミミたん「キュー」

「おーい!!」

グラジオ、アセロラ「!」
40 : ◆FB93OpIG9w [saga]:2019/08/26(月) 20:23:55.59 ID:m3Xisk3QO
サトシ「おーい!」タッタッタ

ピカチュウ「ピカー!」タッタッタ

スイレン「やっと見つけた!アセロラ!」タッタッタ

ナギサ「イッブイ!」タッタッタ

グラジオ「サトシ!」

アセロラ「スイレン!?」

ミミたん「キュー」

サトシ「あっ!グラジオも一緒だったんだ!」

グラジオ「ああ、まぁな。それよりサトシ、ずいぶん遅かったな」

アセロラ「アセロラたち色々大変だったんだよ!」

サトシ「悪い悪い……それがさ……」ハハハ

スイレン「……私たちも色々あったの。ここに来るまで…」ハァ

ピカチュウ「ピカァ…」ハァ

グラジオ、アセロラ「?」

……………

………

41 : ◆FB93OpIG9w [saga]:2019/08/26(月) 20:52:22.33 ID:m3Xisk3QO
アセロラ「えぇー!?二人で公園のボートに乗って釣りしてたらやせいのゴローンにだいばくはつされたー!?」

グラジオ「…………」

サトシ「そうそう!いつの間にかゴローンが乗っててさー!」

スイレン「……邪魔された……サトシとの甘い一時!」ギリリ

サトシ「……え?甘い?」

スイレン「あっ、いや……その////」ポッ

アセロラ「……スイレンの妄想はともかく……」ウーン

スイレン「妄想!?」

アセロラ「実は……アセロラたちもさっきBBQしてたらやせいのゴローンに襲われたの!」

サトシ「え!?マジ?」

グラジオ「……お前たちと同じで何の前触れもなく突然襲われたんだ」

アセロラ「そうなんだよー!お陰で大変だったんだからー!」プンプン

ミミたん「キュー……」

サトシ「あー…それで集合場所に行ったら誰も居なかった上にメチャメチャ荒れてたのかー……」

ピカチュウ「ピカー」

スイレン「心配した!すっごく!」

アセロラ「スイレン……」

スイレン「……私はてっきり、アセロラが暴れたのかと思った!ヒステリーで」

アセロラ「……あのさー、スイレーン?」ポンッ

スイレン「……なに?」

グラジオ「おい、くだらないことでケンカしてる場合じゃないだろ」

スイレン、アセロラ「…………」

サトシ「でも……俺たちもグラジオたちも同じ日に違う場所でやせいのゴローンに襲われるなんてなー」

アセロラ「アローラ各地でやせいのゴローンが大量発生でもしてるのかな?」

グラジオ「…………」

スイレン「…あれ?そういえばまだ来てないの?マオちゃんとリーリエ!」

サトシ「あっ、そういえばカキやマーマネもいないな?」キョロキョロ

ピカチュウ「ピカー?」

アセロラ「え?」

グラジオ「お前たち……一緒じゃないのか?」

サトシ、スイレン「へ?」

ウー…… オモイ…

グラジオ「……ん?」

サトシ「この声……」
42 : ◆FB93OpIG9w [saga]:2019/08/26(月) 21:13:59.97 ID:m3Xisk3QO
カキ「くそっ!なんでマーマネはこおり状態なんだ!!」ズルズル

マーマネ「」カチコチコチ

マオ「カキー!もう一息だよー!」

リーリエ「カキ!がんばリーリエです!」

シロン「コーン!」

アマージョ「ッジョ!」

サトシ「カキ!マーマネ!」

スイレン「マオちゃん!」

グラジオ「リーリエ!」

カキ「……ん?お前ら、こんなとこにいたのか?」

マオ「遅れてごめんねー?BBQもう終わっちゃった?」

スイレン「大丈夫!私とサトシも今来たとこ!」

マオ「え?今??」

リーリエ「! お兄さま!ちゃんと来てくれたんですね?」パァァァ

グラジオ「……ま、まぁな////」プイッ

グラジオ「それよりリーリエ……」チラッ

マーマネ「」カチコチコチ

グラジオ「……何でそんなに服が汚れてるんだ!?何かあったのか!?」バッ

リーリエ「はい…実は……」

アセロラ「グラジオも結構シスコンだよね」

ミミたん「キュー」

サトシ「おわっ!?マーマネが氷ってる!?」

ピカチュウ「ピカー!」

スイレン「見事にカッチコチ」

マオ「そうなんだよー!お陰でここに来るまで大変だったんだからー!」

カキ「大変だったのは俺だけどな」ハァ

マオ「……なによーカキ?何か文句言いたげだけど……」ジトー

カキ「……別に」

スイレン「まぁまぁ、マオちゃん!カキ!落ち着いて。夫婦喧嘩はイワンコもくわない」ドードー

カキ、マオ「夫婦じゃない!!」

スイレン「うん、息ピッタリ!二人とも!」ニヤニヤ

ナギサ「イッブイ!」ニコニコ

ワイワイ

サトシ「おい!しっかりしろマーマネー!」

トゲデマル「マキュキュー!」

マーマネ「」カチコチコチ
43 : ◆FB93OpIG9w [saga]:2019/08/26(月) 22:36:32.49 ID:m3Xisk3QO
マーマネ「へっくち!こおりなおしありがとうアセロラ」

トゲデマル「マキュキュ!」

アセロラ「いえいえ」ニコッ

サトシ「えぇーっ!?カキたちもやせいのゴローンに襲われたの!?」

カキ「ああ。ショッピングモールの帰りに突然な」

マオ「もぅビックリだよー!至近距離でだいばくはつされちゃってさー!運良く誰もケガはしなかったんだけどー……」

スイレン「私たちも同じ!ケガはしなかった!でも…」

サトシ「ボートが沈んじゃって大変だったんだよ!」

ピカチュウ「ピカー!」

グラジオ「運良く……か…」

カキ「……で、トラブルのせいでBBQに間に合わなくなりそうだったから急いでウラウラに来た結果…」チラッ

リーリエ「私たちと合流したんです」

シロン「コーン!」

カキ「……お陰でこおり状態のマーマネを俺がここまで運ぶハメになった」ハァ

マオ「まだ言うー?」ジトー

アセロラ「まぁまぁ」

ミミたん「キュー」

リーリエ「でもビックリです……まさかカキたちだけではなく、お兄さまたちやスイレンたちまでゴローンに襲われていたなんて……」

スイレン「"も"ってことは……やっぱりリーリエたちも…」

ナギサ「ブイ?」

リーリエ「はい…私たちも突然やせいのゴローンに……」

サトシ「え?でもそれならさ?マーマネのこおり状態はどうしたの?アローラのゴローンってこおりタイプのワザ使えたっけ??」

リーリエ「そ、それは…」ギク

シロン「コ…」ギク

マーマネ「あー、僕のこおり状態はゴローンじゃなくてシロ……」

リーリエ「そ、その……!論理的結論から言いますと、どうやられいとうビームが使える特別なゴローンだったみたいでして……マーマネはそのゴローンのれいとうビームから私を庇ってこおり状態に……」

シロン「コーン!」

マーマネ「………え?」

サトシ「えーっ!?れいとうビームが使えるゴローン?すっげー!」キラキラ

スイレン「会ってみたい!特別なゴローン!」キラキラ

リーリエ「そ、そうですね……」アハハ

マーマネ(あれ?僕の記憶によると確かシロンの誤射で……)

リーリエ「ちなみにその後、案の定ゴローンにだいばくはつされましたが、こおり状態のマーマネが身を徹して私を守ってくれたお陰で、服が汚れただけで済みました。けっしてこおり状態のマーマネを盾にした訳ではありません!」キリッ

シロン「コン!」キリッ

マーマネ「あの……ちょ…リー……」

グラジオ「……おい」ガタッ

マーマネ「」ビクッ
44 : ◆FB93OpIG9w [saga]:2019/08/26(月) 23:00:18.56 ID:m3Xisk3QO
グラジオ「……リーリエを守ってくれたのか!ありがとうマーマネ」ガシッ

マーマネ「あ……いや…」

マオ「やるじゃんマーマネー!」

カキ「マーマネー!お前のその男気……俺は感動したぞ!!」ダーッ

マーマネ「えと……」

リーリエ「本当にありがとうございましたマーマネ」ニコッ

シロン「コーン!」

マーマネ「いやぁ……たいしたことないよ////」デレーン

マーマネ(ちょっと僕の記憶と違うけど……ま、いっか)

アセロラ(リーリエ、何か隠してそうだけど別にいっか)

ミミたん「キュー!」

マオ「あーっ!それよりさ!ライチさんって来てないの?」

グラジオ、アセロラ「!」

リーリエ「……そういえば、私たちがライチさんに会った時に…マオからBBQに誘われたって言ってましたね?」

サトシ「え?マオとリーリエもライチさんに会ったの?」

マーマネ「………え?てことは……サトシたちも?」

サトシ「うん!公園でな!」

スイレン「一人でブラブラしてた」

カキ「……やっぱり用事か何かあって来れなかったのか?」

マオ「え〜?そんなぁ!!」

グラジオ「…………」

アセロラ「ライチさんならさっきまでアセロラたちと一緒にBBQしてたよ」

サトシ、スイレン、カキ、マーマネ、リーリエ「え?」

マオ「ほ、本当!?アセロラ!!」

アセロラ「う、うん……酔ってアセロラとグラジオに絡んでたの!」

アセロラ「それで……さっきお酒がなくなったからってコンビニに……」

マオ「コンビニ?」

アセロラ「そういえばー……ライチさん…帰ってくるの遅いね……」

サトシ「アセロラ!それっていつ?」

アセロラ「え、えっと……アセロラたちがゴローンに襲われる前だから、もう1時間くらい前かなー……」

リーリエ「一時間もコンビニに……何かあったんでしょうか?」

マーマネ「途中で酔いつぶれちゃったか、お酒を選ぶのに時間がかかってるかー……」

カキ「……酔ってるから道に迷ったって可能性もあるな」

スイレン「どっちにせよ……ライチさんだって島クイーンとは言え女の人…」

マオ「こんな夜に……心配だよ!」

サトシ「ああ!ライチさんを探しに行こうぜ!」

グラジオ「…………」

グラジオ「……その前に…ちょと気になることが………」

「その必要はないわ!!」

全員「!」
45 : ◆FB93OpIG9w [saga]:2019/08/26(月) 23:16:42.31 ID:m3Xisk3QO
ライチ「私ならここにいるわ!!」ゲフー

ルガルガン「ガルッ!」ズルズル

サトシ「ライチさん!!」

カキ「無事だったんですね!!」

マオ「良かったぁ」ホッ

スイレン「そしてちゃっかりゲットしてきてる。袋いっぱいの大量のお酒」

ライチ「ふっふっふ」ニヤニヤ

マーマネ「ライチさん……なんで笑ってるの?」

リーリエ「……ライチさん、かなり酔ってるみたいですね……」

ライチ「そして……察しの通り…!ゴローンを使ってアンタたちをだいばくはつさせたのも私よ!!」ビシッ

グラジオ「……やはりか!!」

サトシ「えぇー!?」

ピカチュウ「ピカァ!?」

カキ「な、なんだって!?」

マオ「そ、そんな……ライチさんが……?なんで……」ガクッ

スイレン、マーマネ、リーリエ、アセロラ(あー、やっぱりか〜……ぶっちゃけそんな気はしてた)

グラジオ「……ライチさん。何でそんなことを……」

ライチ「……これは……試練なのよ…」ゲフッ

グラジオ「……試練……だと……?」

ライチ「そう……島クイーンとして……いや……」

ライチ「アローラ恋愛大臣としての私からアンタたちへの試練だったのよ!!」ドーン

ルガルガン「ワォーン!!」
46 : ◆FB93OpIG9w [saga]:2019/08/26(月) 23:32:28.67 ID:m3Xisk3QO
サトシ「アローラ恋愛大臣!?なんだそれ!?」キラキラ

カキ「さ、さぁな……聞いたことがない……だが、島クイーンのライチがついてる役職なんだ。きっとすごいものに……」ゴクリ

リーリエ「私も……そのような役職は本で読んだことがありません…」ウーン

マーマネ(えぇ!?あの恋愛マニュアルの本書いたのライチさんだったの!?)ガビーン

マオ「ライチさん……島クイーンの他にもすっごい役職に就いてるなんてやっぱりカッコいいな!!」キラキラ

スイレン「目をさましてマオちゃん」

ライチ「どーだ!!思い知ったか!!」ワッハッハ

ルガルガン「ガルッ!」

アセロラ「うわぁ……ライチさん…まだ酔ってるよー……」

グラジオ「……帰っていいか?」

リーリエ「ダメですお兄さま」

サトシ「ねぇライチさん!アローラ恋愛大臣ってどんな仕事!?」キラキラ

ピカチュウ「ピカァ!」

ライチ「ふっふっふ、知りたい?サトシ?」ニヤッ

サトシ「うん!」キラキラ

スイレン(え!?サトシもそういうことに興味が!?)ピクッ

リーリエ「スイレンも意外とわかりやすい反応しますよね」

シロン「コーン」

ライチ「……近頃のアローラの若者は腑抜けているわ…例えば…」ゲフー

サトシ、スイレン、カキ、マオ、リーリエ「」ゴクリ

グラジオ、アセロラ、マーマネ(うわぁ…長くなりそうだな…)

ルガルガン「ガル…」
47 : ◆FB93OpIG9w [saga]:2019/08/26(月) 23:57:54.02 ID:m3Xisk3QO
ライチ「私が休日に……一人で寂しくラブロマンス映画をみたり、お気に入りのラブソングライチスペシャル恋愛メドレーを聴いて恋愛気分に浸っている時にー……」

サトシ、スイレン、カキ、マオ、リーリエ「」ゴクリ

ライチ「……お前らはなんだァ!?」クワッ

スイレン、マオ、リーリエ、アセロラ「」ビクッ

ライチ「……ボーイフレンドと二人っきりでボートに乗って釣りとかいう甘ったるい時間を過ごしたり!!」ビシッ

スイレン「うぅ/////」カァー

ライチ「荷物持ちを口実にショッピングモールでデートしたり!!」ビシッ

マオ「そ、その…それは////」モジモジ

ライチ「二人だけの秘密の場所なんて物を作ったり!!」ビシッ

リーリエ「え、えっと……」

ライチ「……BBQでイケメンと楽しく談笑したり!!」ビシッ

アセロラ「ふふっ、イケメンだってさ!誰のことなんだろうねー?グラジオ」

グラジオ「さぁな」

ライチ「うぅ…私だって……私だってそんな青春を送りたかったわよ!!」ウオォーン

ルガルガン「ガル…」グスッ

スイレン、マオ、リーリエ、アセロラ(泣いた!?)ビクッ

サトシ「なぁ、何でライチさん泣いてんの?」ヒソヒソ

カキ「俺に聞くな」ヒソヒソ

マーマネ、グラジオ(帰りたい…)

ライチ「……私の……アローラ恋愛大臣の仕事はなァ!!そんな腑抜けたアローラの若者に守り神たちにかわって渇を入れることよ!!」

ライチ「オラァ!!わかったらさっさとかかってこい小娘ども!!こっからがアローラ恋愛大臣の大試練……ポケモンバトルよ!!ケツの青いお前らに人生の厳しさを教えてやるわァ!!!」チョイチョイ

ルガルガン「ガルッ!」

スイレン「……言ってることメチャメチャ…ライチさん、かなり酔ってる」ハァ

アセロラ「だねー」

マオ「よ、よくわかんないけど…ワイルドなライチさんもカッコいいかも!!」キラキラ

リーリエ「……目をさましてくださいマオ…」ハァ

アマージョ「………ッジョ…」
48 : ◆FB93OpIG9w [saga]:2019/08/27(火) 00:17:02.05 ID:OGVfY3/5O
サトシ「……へへへ、よくわかんないけどさ?」

スイレン「!」

サトシ「ライチさんとバトルできるんだろ?さいっこーに燃えるじゃん!!」メラメラメラ

ピカチュウ「ピカ!」

グラジオ「……待てサトシ!ライチさんとバトルなら俺が先だ!」

カキ「理由はどうあれ……島クイーンのライチさん直々のバトルのお誘いだ!こんなチャンス滅多にない!俺がやる!」

マーマネ「クワガノン!ゼンリョクで頑張ろうよ!」

クワガノン「クワッ!」

ライチ「……おーおー…モテモテで困っちゃうわ♪」グビグビ

ルガルガン「ガルッ!」

サトシ「へへっ!早い者勝ち……」

スイレン「……待ってサトシ」

サトシ「! スイレン……」

スイレン「……どうやら…」スッ

リーリエ「ライチさんのご指名は……」スッ

マオ「私たち……」スッ

アセロラ「みたいだからねー?」スッ

ライチ「…………」ニヤッ

スイレン「島クイーンライチさんとのバトル!燃えてきた!!最高に!!」メラメラメラ

アシレーヌ「シレーヌ!!」

アセロラ「待ってよスイレン!ライチさんとバトルするのはアセロラが先だよ!」

マオ「憧れのライチさんとバトルできるチャンスなんて滅多にないよ!私にやらせて!」

リーリエ「シロン!がんばリーリエです!」オー

シロン「コーン!」

ライチ「…………いい度胸じゃない?」フッ

スイレン、アセロラ、マオ、リーリエ「!」

ライチ「……誰が先?アローラ最強の女ナメてんじやないわよ小娘どもがァァァ!!」ゲフッ

ライチ「四人まとめてかかってこいやァァァァ!!」

ルガルガン「ワォォォォン!!」
49 : ◆FB93OpIG9w [saga]:2019/08/27(火) 00:48:47.98 ID:OGVfY3/5O
スイレン「……四人まとめて?」ピクッ

アセロラ「ライチさんこそアセロラたちを馬鹿にしすぎだよ!」

リーリエ「ライチさん……そんな酔った状態で私たち四人まとめてだなんて……いくらライチさんでも……」

マオ「そ、そうだよライチさん!私たち、そんなんでライチさんに勝っても……」

ライチ「……あ〜ん?」ピクッ

スイレン、アセロラ、マオ、リーリエ「!」

ライチ「……そんな状態で私に勝っても……?アンタたちこそ私のことちょとナメすぎじゃない?」ユラッ

マオ「ライチさん……」

スイレン「…………」

ライチ「……今日の私は……」

ライチ「優しくて美人でちょっとドジっ子で感受性豊かな乙女チック島クイーンライチさんじゃない……」

ライチ「アローラの腑抜けた若者に渇を入れる恋愛大臣ライチさんよ!!」ドーン

マオ「ライチさ……」

スイレン「アシレーヌ!」

アシレーヌ「シレーヌ!!」ヌッ

アセロラ「ラプー!いくよ!」ポイッ

ラプー「ゲーンガ!」ボンッ

マオ「スイレン……アセロラ……」

リーリエ「シロン!」

シロン「コン!」

マオ「リーリエまで……」

リーリエ「マオ!ライチさんに何か伝えたいのなら…クチではなく、バトルで伝えましょう!」

マオ「…………うん、そうだね…」

マオ「アマージョ!!」キッ

アマージョ「ッジョ!」グッ

ライチ「……いい目になってきたじゃない…」ユラー

ライチ「……ゼンリョクでかかってきなさい!!アローラリーグ・乙女の部開始よ!!」

ルガルガン「ワォォォォン!!」

スイレン、アセロラ、マオ、リーリエ「うらぁぁぁぁぁ!!!!」

アシレーヌ、ラプー、アマージョ、シロン「オオォォォォ!!」ドドドドド



ドカッ


バキッ
50 : ◆FB93OpIG9w [saga]:2019/08/27(火) 18:47:31.78 ID:xq8Nj/EMO
……………

………



ルガルガン「ガルッ!」ブンッ

アシレーヌ「シレ……」ドサッ

スイレン「アシレーヌ!!」ダッ

マーマネ「う、嘘でしょ!?いくらライチさんが島クイーンだからって……四人がかりだよ!?」

グラジオ「…………まさか…これほどとはな…」タラッ

アシレーヌ「」

アマージョ「」

シロン「」

ラプー「」

カキ「……マオたちだってアローラリーグの本戦に出れるほどのトレーナーなんだ…それが四人集まっても手も足も出ないとは…」タラッ

サトシ「これが…ライチさんのゼンリョク…」ゴクリ

ピカチュウ「ピカ…」ゴクリ
51 : ◆FB93OpIG9w [saga]:2019/08/27(火) 19:08:46.33 ID:xq8Nj/EMO
ライチ「ほらほらどうしたー!アローラガールズー!!アンタたちの実力はそんなモンなのー!?」ゲフー

スイレン、マオ、リーリエ、アセロラ「!」

ライチ「話になんないわねー!四人集まってもこの程度じゃ酔い醒ましにもなんないわよー!!」

ルガルガン「ガルッ!!」

スイレン、マオ、リーリエ、アセロラ「……………」

ライチ「私に勝つって意気込みはなんだったの!?クチだけかー!?恋する女の子はヴィクトリーだってとこを私に見せてみろー!!」

ライチ「……それとも………やっぱりライチさんは島クイーンだし勝てなくても仕方ないって自分に言い聞かせて男に泣きつくか?」ゲフッ

サトシ、カキ、マーマネ、グラジオ「……………」

マオ「……ライチさん…強すぎるよ…」ボソッ

リーリエ「マオ……」

マオ「……やっぱり私なんかが…ライチさんに追いつくなんて無理だったんだ…」

マオ「……身の程知らずってのはこのことなんだね…」グスッ

リーリエ「……………」

スイレン「……私…自惚れてた…」

アセロラ「!」

スイレン「……リーグの本戦に出場して……強い人たちといっぱいバトルして…」

スイレン「………もしかしたら、ライチさんともいいバトルができるかもって思ってた…」

アセロラ「………」

スイレン「……でも…ライチさんには全然歯が立たなくて……アローラリーグで自分はまだまだってわかってたハズなのに……それなのにっ!!」

スイレン「………悔しい…!!」

アシレーヌ「シレーヌ……」

アセロラ「スイレン……」グスッ

ライチ「…………」ゲフッ

ライチ「………あー、やめやめ。やる気のない相手とバトルしたところで時間の無駄だし」クルッ

ルガルガン「ガル」クルッ

ライチ「………さーて、気分なおしに飲みなお……」

サトシ「……スイレン!!」

ライチ「!」

スイレン「! サトシ……」
52 : ◆FB93OpIG9w [saga]:2019/08/27(火) 19:28:02.18 ID:xq8Nj/EMO
サトシ「なんだよスイレン!もう諦めんの?らしくないぜ?」

ピカチュウ「ピカー!」

スイレン「………私だって諦めたくない!でも……もうアシレーヌも限界」

アシレーヌ「シレ……」ヨロッ

サトシ「………」

スイレン「きっとこのままやってもライチさんには勝て……」

サトシ「そんなのやってみなきゃわかんないだろ?」

スイレン「!」

サトシ「……ライチさんのゼンリョクすっげーよな!こんなに強い人とバトルできるなんて、ワクワクしてこないか?」

スイレン「ワクワク……」

サトシ「そうだよ!ワクワク!こんな機会滅多にないんだしさ!ゼンリョクで楽しまなきゃ!」

ピカチュウ「ピカー!」

スイレン「楽しむ……」

スイレン「………アシレーヌ!」グッ

アシレーヌ「シレーヌ!」ヨロッ

サトシ「へへへ!」ニッ

サトシ「スイレーン!アシレーヌ!ゼンリョクで楽しんでこいよ!」グッ

ピカチュウ「ピカ!」

ナギサ「イッブイ!」

スイレン「うん!」ニコッ

スイレン「……いこうアシレーヌ!私たちのゼンリョクを出しきるまで……何度だって!」

スイレン「このバトル……めいっぱい楽しんで……そして………勝つ!!」メラメラメラ

アシレーヌ「シレーヌ!」メラメラメラ


マーマネ「リーリエ!ライチさんだって人間なんだ!四人同時相手にバトルなんて疲れないハズがないよ!」

リーリエ「マーマネ……」

マーマネ「だから……リーリエたち四人のゼンリョクを一気にライチさんにぶつけるんだ!!」

トゲデマル「マキュキュ!」

リーリエ「………はい!」スクッ

リーリエ「……いきますよシロン!もうひとふんばリーリエです!!」

シロン「コン!!」
53 : ◆FB93OpIG9w [saga]:2019/08/27(火) 19:41:24.27 ID:xq8Nj/EMO
マオ「スイレン……リーリエ……」

カキ「リーリエやスイレンはまだ諦めてないみたいだぞ」

マオ「!」

カキ「……どうしたマオ?こんなんで諦めてちゃ、いつまで経っても憧れのライチさんには近づけないぜ?」

マオ「……………ばっかじゃないの?」スクッ

カキ「!」

マオ「……近づくんじゃない……越えるんだよ!いくよアマージョ!」

アマージョ「ッジョ!」

カキ「……ああ!」

シェイミ「シェミィ!」


アセロラ「………」チラッ

グラジオ「!」

グラジオ「………まぁその………がんばれ」コホン

アセロラ「………ハァ〜……まったくグラジオは……もっと気のきいた応募してよ〜!」

グラジオ「……うっ…その……」

アセロラ「ラプー!これは何がなんでも…アセロラとラプーのすっごいとこ見せて……グラジオのむっつり顔をおくちあんぐりさせてあげなきゃね?」

ラプー「ゲーンガ!」

グラジオ「……フッ」ニッ

シルヴァディ「ヴァディ!」

ミミたん「キュキュー!」
54 : ◆FB93OpIG9w [saga]:2019/08/27(火) 19:49:17.64 ID:xq8Nj/EMO
ライチ「うんうん!泣かせるじゃない?青春ね〜」ウルウル

ルガルガン「ガルッ!」ウルウル

ライチ「……まぁでも……」ポイッ

マーマネ「! ライチさんが……」

グラジオ「酒を捨てた!?」

ライチ「それとバトルは別よ!!ウラァ!!ゼンリョクでかかってこい小娘ども!!」

ルガルガン「ガルッ!!」


ピカーッ!!


マーマネ「うわっ!眩しい!」チカチカ

グラジオ「……くっ!何て輝きだ!!」

カキ「これがライチさんのゼンリョクのZパワー……来るぞ!ライチさんのZワザ!」タラッ

サトシ「へへへ、でもさ?」チラッ

ピカチュウ「ピカー!」
55 : ◆FB93OpIG9w [saga]:2019/08/27(火) 19:56:41.03 ID:xq8Nj/EMO
スイレン「アシレーヌ!!」

アシレーヌ「シレーヌ!!」

リーリエ「シロン!!」

シロン「コーン!!」

マオ「アマージョ!!」

アマージョ「ッジョ!!」

アセロラ「ラプー!!」

ラプー「ゲーンガ!!」


ピカーッ!!


サトシ「スイレンたちだって負けてないぜ!」

ピカチュウ「ピカピカ!!」


ライチ「やるじゃない!!でも……いくわよルガルガン!」

ルガルガン「ガルッ!!」


カキ「来るか!?Zワザのぶつかり合い!!」


ライチ「オラァ!!リア充だいばくはつしろー!!」

スイレン、マオ、リーリエ、アセロラ「うらぁぁぁぁぁ!!!!」


ピカーッ!!



ドッカーン!!
56 : ◆FB93OpIG9w [saga]:2019/08/27(火) 20:05:19.79 ID:xq8Nj/EMO
…………

タケシ「……えーっと、ククイ博士から聞いたサトシたちがBBQしてる場所は……」キョロキョロ

カスミ「あー……もうこんな時間だし……さすがに終わってんじゃない?」

カスミ「……ハァ…タケシが寄り道ばっかりしてなきゃ今頃は私たちもBBQを…」グー

タケシ「お、俺のせいか!?……だったらカスミだってサプライズとか言わずに最初からサトシかスイレンに連絡を……」

ピカー ドッカーン

タケシ、カスミ「」ビクッ

タケシ「! な、なんだなんだ!?」

カスミ「……? 今一瞬、向こうの方からすっごい光と爆発音がしたような……」

タケシ「確か……向こうはサトシたちがBBQをしてる場所の方角だな?」

カスミ「……あいつら……花火でもしてんのかしらね?」

タケシ「花火かぁ……麗しいライチさんとも一緒に見たかったなー…」ポーッ

カスミ「はいはい」ヤレヤレ





57 : ◆FB93OpIG9w [saga]:2019/08/27(火) 20:18:25.29 ID:xq8Nj/EMO
>>53
訂正

アセロラ「………ハァ〜……まったくグラジオは……もっと気のきいた応募してよ〜!」

アセロラ「………ハァ〜……まったくグラジオは……もっと気のきいた応援してよ〜!」
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